長男の口輪
長男がなぜかうつむいている。なんだ?どうした?と聞いても首を振る。長女がおかしそうに「言っても良い?」と長男に聞いている。何よ、言いなさい!「長男、さっき瓶を口にあてて吸ってたら取れなくなって、やっと取ったらほら。」バカ長男、どこかの野良犬みたいに口の周りが黒い。取れなくなったって・・・息を吹き込めばいいじゃない。「取れないから焦って引っ張ってとった。」あぁ。。。次の日、学校にいつものように行く長男。帰ってから顔を見たらなお一層口の周りが黒くなっている。笑われたでしょ。「うん」先生、どんな顔して長男の顔を見て授業をしたんだろう・・・・さっき、こども達を連れて病院に爺様の見舞いに行った。長男の顔を見て「ばかもの、笑わすな」と傷を抱えてひいひい言っている。もっと長男を前に出す。「あっち向け!」爺様、とうとう板見に耐えきれずタオルを顔に当てている。馬鹿な長男も役に立つ!