Birdman's Blog

[Field Note] カテゴリの記事

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  台風16号接近

  予定していたキャンプが台風で中止となったので、海へ。去年は思うように海に入れなかったので、今年は一大奮起して仕事がない日で波があるときは、波を優先しようと決意（遊びじゃねーかと言わないで下さい笑）。早朝５時に起きて西のポイントを見に行くもイマイチで、途中、港で魚の観察。カワハギ（写真）、イシダイなどの幼魚に加え、ルリスズメダイも見れた。フナムシを誘き餌にしてイシダイを狙ったが、タモが届かない涙！でも、カワハギをゲット！かわいい！！そうこうしているときに友人からの連絡で「東がいいよー！」という情報で東に移動。結局、早朝に起きたにも関わらず波のりは昼からに。サイズは小さくパワー不足の感もあったが（やはり宮崎に比べるとホレてないなーとあらためて実感）、そこそこ楽しめたし満足満足！でもバックサイドのテイクオフでパーリングを何度かし、課題を残してしまった。まだまだ修行不足ー！この日は夕焼けがとてもきれいで、思わずどこまでも続くオーストラリアの空に浮かぶ雲とその大地に沈む夕日を見ていた頃を懐かしむ。夏の終わりを象徴するかのようなサンセットだった。

  2004.08.29

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  海の生活体験＆自然体験

  25－27日夏休み最後のイベントで町主催の小学生向けの海のキャンプに講師として参加。ビーチコーミングや海水浴、夜はウミホタル＆スナガニ観察会を実施しました。ウミホタルは自分達で仕掛けを作っていざ、ビーチへ！ウミホタルをみるには波が少々あり、残念ながら観察できませんでしたが、スナガニをたくさんゲット！波内際でスナガニ捕まえてみんなで盛り上がりました。お遊び用のサーフボードをもっていって、子供たちにもやらしてみると男の子達は興味津々。波を追いかけてパドリングする子もいて、意外にうけてました。こどもたちのふりかえりで、海とゴミ問題の話がでてきたりと環境問題を考えるきっかけにもなったみたいです。子供たちには夏休み最後のよい思い出になったかな？

  2004.08.27

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  リバーツーリング

  21－22日とカヌーでのリバーツーリング教室の手伝いで宮崎へ。北川・小川を下る。北川は生物調査で過去に何度かいったことがあるが、あらためてきれいだなと実感。とくに小川は素晴らしい。水の透明度がよく底までくっきり見える。恐らくこのくらいの水量がある川では九州で一番ではないかと思う。北川との合流点では２本の川の水の色が全然違い、ダムのある川とない川ではここまで違うのかと驚くほど。北川も初めて訪れたころは、河畔林がジャングルのように茂り、かなり透明度が高かったが、河畔植生の伐採（多自然型川づくりの一環だということだが果たしてどうなのか？？）などで、ここ数年濁りが目に見えて増しているような気がする。近年、全国的に川の水質が向上していると言われているが、恐らくそれは、下水道の整備が寄与するところが大きく、現場でみる限り、川の自然度が回復したから水質がよくなったとはまだまだいえない気がする。最近では行政なども自然豊かな川づくりを指針の１つに入れているが、一方で首を傾げたくなるほどの開発をおこなっているのも事実。社会に矛盾はつきものだが、開発のための隠れ蓑ではなく、豊かな自然創造自体を本来の目的として本気で取り組めば、自然はよみがえるはず。僕らが生きている時間内においても十分可能な作業なのだが。想像してみよう：福岡市内を流れる川が現在のコンクリートでなく、木々に覆われた姿を。水が透き通っており、その周りの街にも木漏れ陽のさす木陰があり、市民の憩いの場となっている姿を。少々、蚊には刺されるだろうが、排気ガスや雑然とした喧騒だけの今の姿より、ましではないかな～？？余談：夜、酒を飲みながら地元でリバーツーリング主催されているS氏の冒険話大変面白く聞かせてもらいました。自分では「社会からドロップアウトした人間だが、ドロップアウトした者がドロップアウトしたなりに何かできることがあるのではないか」と始められたみたいです。なんだか同じ匂いを感じてしまいました。Sさん、ドロップアウトという言葉は適切ではないのかもしれないですよ。ドロップアウトという言葉を多様性と置き換えるならば、むしろ、ドロップアウト（多様性）を受け入ることができなかった今までの社会が落伍者なのかもしれないですね。

  2004.08.22

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  海人

  8/6-11自然体験活動の手伝いとプログラム運営の勉強も兼ねて夏の沖縄へ。船内活動、シーカヤック、沢のぼり、エコツアーなどをこなす。ちなみに海では、事務局はシュノーケリング禁止と言われていたが、ここまできて海に潜らない手はない。安全管理の一環と称して笑、“特別に”沖でカヤックと一緒に待機しながら、潜った笑。また地元の人などと語り合いながら、泡盛を飲んでしまって寝不足の日々。。。青い空と海。やはり、沖縄はいいさー。プライベートで、また、ゆっくり来たい。

  2004.08.06

• 屋久島実習

  久しぶりの日記。７月前半はほとんど休みもなく、がんばったので日記を書くのもおぼつかなかった。ということで屋久島。７月16～23日まで専門学校の実習の講師として屋久島入り。僕自身、この実習に参加するのは今年で２回目。去年は山を担当したが、今年は川のワークショップを担当し、下見も兼ねるとほぼ連日カヌーに乗っていた。おかげで真っ黒くろすけ！朝は６時におきて毎朝朝潜りで、熱帯魚を観察できたし、最後には縄文杉アタックもやって（しかも僕だけ１日滞在を延期してウミガメの産卵まで見に行って）、すっかり堪能してきた。今年は上級生の代表が講師とともに先発隊として屋久島入りして、ワークショップの間アシスタントとして大活躍。おかげでだいぶ楽ができた。いや、実に彼・彼女らはよく動いてくれし、段取りも昨年に比べると雲泥の差だった。これなら、さらに経験を積めば実際の職場でも実力を発揮できるはず。日程的には結構ハードで体力精神力ともに疲れ果てたが充実した実習となった。夜は学生とも語り合えたし（進路のことや恋？のことなど）。いわゆる見学だけではない体験学習として中身のともなった実習、そして人と人、人と自然の関係を改めて見つめなおす機会があることは学生はもちろん、講師にとってもとても勉強になるし、大切なことである。このような機会をプロデュースし誘ってくれたＫ先生および学校関係者に感謝。この屋久島実習は、学生が胸をはって参加できる意義深い体験学習の場であるし、今後とも続けていけることを切に願う。ある夜の講師ミーティングでＫ先生がいった言葉「今年の２年生には思い入れが大きくなりそうですね。。。」。僕も同感だった。早いもので上級生は卒業まであと半年たらずだが、この経験を活かして自分の夢に向かって、自分に負けずにがんばれー！

  2004.07.27

• ベニツチカメムシ大発生!?

  今日は七夕。あいにくの曇空で夜半より雨。七夕には何の関係もないが、７月６～７日で九州のとある山の中にて調査。山中を歩いていると赤いカメムシの幼虫がたくさん。何カメムシだろうと思っていると、斜面を下っている最中に同行人がカシの木の葉の裏に集団でみっちりついている赤い虫を発見。近づいて見ると大量のベニツチカメムシ成虫だった。なるほど、さきほどの幼虫はベニツチカメムシだったのかと納得。そういえば、ここの山中には餌となるボロボロノキもたくさんあるし、生息環境としてはよさそうである。ずいぶん前に佐賀でベニツチカメムシの発生時期に合わせて調査に入って、さんざん探してやっと数匹見つけた程度だったのに今回は、昆虫調査ではないのに偶然、見つけて、しかも、かなりの数だったのでちょっと興奮。というか、自然って、こんなものだよな。その気になって探してる時には見つからず、偶然、発見したことに、おっと驚くことの方が多い気がする。【参考】ベニツチカメムシ　Parastrachia japonensis （カメムシ目　ツチカメムシ科 Cydnidae）・準絶滅危惧（福岡県カテゴリー）・本州～九州，奄美大島，沖縄本島・脊振山～把木町以南に分布し，集団で亜社会生活をする大型種で，幼虫は地面でボロボロノキの核果で育　つ。ボロボロノキの分布北限が九州北部であるために，本種も九州北部が分布の北限とされている。出典：福岡県の希少野生生物－福岡県レッドデータブック２００１－

  2004.07.07

• ウミガメサポート隊

  津屋崎でウミガメサポート隊の活動の一環として、海辺の観察会を行うことに。Ｙさんよりサポート隊隊長（といっても名ばかりだが）の任命をうけ、「自然観察の第一歩としてなんかやってくださ～い」といわれ、頭を悩ますも、、、どうにかこうにか、海でのワークショップを開催。室内でのレクチャーと野外での磯の観察。大人から幼児まで幅広い人たちが参加されて、最後はみなさん「楽しかった～♪」という声が聞けてほっと一息。最後はみんなでアミノサプリをごくごくいっき飲みして祝杯！暑い中お疲れ様でした～！こういうのって子供たちには楽しい夏の思い出になるよね。あー、夏はやはり海。

  2004.07.03

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  自然学校経営マネジメントセミナー

  6月10日　晴6月11日雨～曇一時晴国立阿蘇青年の家にて、NPO・自然学校のための経営マネジメントセミナーに参加。自然学校経営のための課題整理やマネジメントのノウハウ等のKJ法でのグループワークやケーススタディなどによる学習会。せっかく阿蘇まで来たので、帰りに一人で、少し寄り道して野鳥観察。コジュリンなどの営巣を確認。台風４号それる（熱帯低気圧に変わってしぼむ。。。）涙。もっと、がんばって北部九州にBIG SWELLを運んでこい～！Field note阿蘇一ノ宮町キジ、カッコウ（Song）、ホトトギス（Song）、ヒバリ＋＋＋（Song）、、コヨシキリ（Song）、ウグイス（Song）、セッカ（Song）、ホオジロ（巣材運び）、コジュリン（Song）、ホオアカ、ツバメ、カワラヒワ。

  2004.06.11

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  大島キャンプ

  ６月６－７日で筑前大島にてキャンプ（C.I.講習会　PART2）。大島を知り尽くしたO先生とK先生のおかげで、湧水を飲んだり、島内をハイキングしたり、海で自然観察、温泉に入ったりと充実したプログラムだった。一日目は学生と一緒に結構な距離をまともに歩いたので正直ばてた。今回、大島は３回目（１回目はもうかなり前に某専門学校の引率で大荒れの天気でまともに動けず、２回目は去年だったが、えっ、、、せっかくこれだけのフィールドなのにこれで終わり？？？？って感じの自然体験活動）だったが、まともに島内を歩き回ったのは初。灯台元暗し、じゃないが、身近にこんなエクセレントなフィールドがあるとは！！という感じだった。離島好きな僕としては、大島かなり気にいってしまったわけで。こりゃあ、夏はプライベートでもキャンプしにいくべし！！と堅く心に誓ったね。追伸：O先生＆K先生、最後におおぼけこいてご迷惑おかけしてすいませんでした～！

  2004.06.07

• カタクチイワシ

  晴。恋の浦海岸でカタクチイワシの群れが数百匹ほどタイドプールに閉じ込められていた。潮が引いてくるとそのうち、多くが干からびて死んでしまった。これも自然の成り行きと思いあえて救助はせず（こんなことなら、もって帰って佃煮にでもして食べればよかったがクーラーをもっていってなかったため断念＆残念）。当日の水温は18℃。カタクチイワシの産卵は水温15℃以上で始まるということだから、産卵には申し分ない水温。夜間に沿岸部に産卵にきた群れがそのまま取り残されてしまったのだろうか？少し沖で潜ってみるとマアジの群れが、カタクチイワシを狙うように泳いでいた。普段シラスやアンチョビー漬けなどとして僕ら人間もお世話になっているカタクチイワシだが、マアジやマサバなど主要魚種の重要な餌生物として、海の生態系の中で重要な位置を占めている魚でもある。Mm, 身近な魚であるイワシといってもあなどれない！field note ナベカ、マアジ、カタクチイワシ＋＋＋、アメフラシ（幼体）、ヒライソガニ、ベンケイガニ、イトマキヒトデ、イボニシ、ヨロイイソギンチャク、ミドリイソギンチャク、タテジマイソギンチャク、ニシキウズガイの１種など

  2004.06.03

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  ＰＷ講習会

  O先生＆K先生と共同で学生向けに「ProjectWild Educator講習会」を行う。会場の海の中道海浜公園は晴天に恵まれ汗ばむ陽気。午前中は貸切状態だった。自然観察を兼ねた園内散策後、PWのプログラム進行。ほぼ定番のアクティビティだったが、O先生の担当分はアレンジが加っており、面白いなーと思って観察させてもらった。僕は去年、失敗したアクティビティを今年はどうにか滞りなく終えほっと一安心。午前中のプログラムがおしてしまいK先生担当のアクティビティが時間に余裕がなくなってしまったのは申し訳なかったが、、。17:00に終了。アシスタントの学生がよく動いてくれて撤収も早い。その他今回はアシスタントの学生が記録など大変がんばってくれたのが印象的だった。終了後、講師陣と地元では有名なうどん屋でふりかえり。大盛りうどんが洗面器ぐらいの量があって完食するも苦しかった。。。まだ課題は残るものの今年は去年より進化した形となり、個人的には満足いく講習会であった。みなさんお疲れさまでした！すっかり疲れ果てていたが別の仕事の打ち合わせで夜少しでかける。さすがに、このころにはもう集中力が薄れて帰宅後とっとと就寝。22:23またもホトトギス飛翔通過。

  2004.05.24

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  サギ類のコロニー

  晴学生をつれて愛宕山へサギ類のコロニー（集団繁殖場）観察。今年もアオサギ、ゴイサギ、アマサギ、チュウサギ、コサギ、ダイサギが繁殖。コサギはまだ抱卵中であったのに対し、アオサギが繁殖時期が最も早いようで、大きいものではほぼ親と変わらないぐらいの大きさのものがいた（約４週間目）。ここで、もっとも数が多いアオサギは、雛＆幼鳥がざっと数えて40羽＋といったところか（実際は隠れて見えない部分があり、実習中だったため正確にはカウントできなかったが）。学生達もこんな都会の真ん中に「野生動物のコロニーがあるなんて！」や「かわいい！！」といった感想。「動物園より面白かろー？」との問いかけに「面白い！」との答えで思いのほか楽しんだようだった。やはり「ワイルド」に限るね。

  2004.05.21

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  あってよかった寝袋

  17-18日と九州某所でコウモリ調査。夜間調査だったので昼夜が逆転し結構つらい。19日もほぼつぶれてしまったし、、、。最近は暖かかったのでちょっとなめており、あまり着る物をもっていっていなかったが、夜中の山は、さすがに寒く、あわててザックにはいっていた寝袋を取り出し、寝袋をダウンジャケットがわりに体に巻いて、コーヒーで暖をとりながら調査。夜間だったのでコウモリ類以外にもいろいろな動物が顔をだした。シカ３（うち１頭は鳴声のみ）テン１（ロードキル）カワネズミ１フクロウ（鳴声）シュレーゲル（鳴声）ホトトギス（鳴声:今シーズン初認）

  2004.05.18

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  雨の干潟調査

  雨の中、津屋崎で干潟調査。雨の中にも、めげず学生達は、がんばった（それ以上に講師もがんばったが。。。）。雨のためさぼった学生も多かった中、休まずにきた学生達は、いっぱしのフィールドワーカーとして、なかなかいい顔になってきた。それにしても最近休みがないのでバテ気味。。。といいつつも、忙しいことはいいことではあるので感謝。

  2004.05.13

• cave,cave and cave!! bat man's expedition

  晴　26℃前後コウモリ類の調査で九州某所へ。１日目の日中は昨日の疲れで眠くて仕方なかったが、洞窟の中を探検隊のようにたまに匍匐前進もしながら、突き進む。第二次大戦中の日本兵ってこんなんだったんだろうな。。とか考えながら調査（でも、敵にあったら生きるか死ぬかなので考えただけでも恐ろしい）。その日は調査を終えて早々と就寝。２日目は疲れもすっかりとれ、元気はつらつで洞窟探検開始。２日目の洞窟ルートは前日に比べ楽であったが、地点にいくまでが結構険しい山肌を行ったりきたりで、途中ロープがないところで滑ってそのまま谷へ落ちそうになりひやひや。。。。洞窟の中はひんやりとし外気温より10℃ほど低い。石灰岩の坑内は地球の歴史を感じるには十分すぎるほどで仕事を忘れてしまいそうだった。肝心のコウモリ類はキクガシラなど数種類を確認。洞窟の地表には点々とグアノ（コウモリ類の糞）があり、そのグアノが分解された土壌に生息する生物も。光が差さない（植物が生育しない）洞窟の中でも、コウモリ類を中心に生物が独自の進化を遂げ、生態系が成り立っていることに感銘。夕方までみっちり調査して、疲労困憊で22時頃帰宅。もう、明日の授業の準備をする元気もない（大枠はすでにできていたので）ので、早起きして準備することにして簡単にシャワーを浴びて就寝。

  2004.05.12

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  Learning by doing

  雨時々曇9-10日で社会教育センターにて専門学校のO先生、K先生、M先生と共にキャンプ・インストラクター講習会（PART１）。火おこし、野外料理、自然観察、野外ゲームなどを行う。僕は主に自然観察を担当。雨をテーマにカエルの鳴き声、シーボルトミミズ、ヒバカリ、地層、土壌、野鳥、木本類、ピットフォールトラップによる地表性の昆虫、コウベモグラの坑道などを観察。雨とキャンプサイト一部工事のためテントは屋内設置。夜は講師陣でふりかえりや雑談で盛り上がる（アルコール少々）。雨で多少のプログラムの変更はあったものの、全般的にまずまずこなせて、最後の夜はK先生のスライドショーで次回へのつなぎもできた。学生からのふりかえりでプログラムが充実していて良かったということで一安心。悪天候にもめげず学生達は元気に取り組んでくれた。最初にO先生がオリエンテ－ションで「Learning by doing」という言葉を用いて全体の意識を引き締めてくれた効果があったようだ。僕自身も組織キャンプはまだまだ修行中なのでLearning by doing である。全体の動きなど大変勉強になる。ゆっくり振り返りしたかったが、明日からの仕事のため、疲れた体に鞭打ち、高速を飛ばして、そのまま移動。

  2004.05.10

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  和白干潟観察

  晴。25.5℃和白で干潟の観察。和白は福岡市内に位置するが、一部に自然海岸が残っており、福岡近郊では今津、曽根などに匹敵するほどの干潟である。が、かの悪名高き人工島で有名な場所である。あいにく満潮時に重なってしまい潮が悪かったが、学校の授業時間は決まっているので仕方がない。軽いアイスブレイクのあと、干潟自体はまたくるということでヨシ原から後背地のマツ林を観察。面積的には狭いものの、後背地は、ちょっとした冒険気分が味わえる。ベンケイガニの巣穴観察などを行う。まだ入りたての１年生の授業だったので、学生からは「こんなとこにこんなでかいカニがいるなんて知らんかった～！」とか「もう、こんな藪の中いやー」とか様々な声。内心「まだまだこんなに序の口バイ。２年になったらもっといろいろ体験させるからなー」と思いながら、「そうかそうか、うんうん」と笑顔で対応。とにかく、多様な反応があるということはみんなそれぞれ「何か」を感じてくれた証拠。よしよし。来週は、じっくりふりかえりしよう。その後、午後の授業で急いで学校に帰り、昼飯食べる暇がなく、昼抜きで環境教育の授業。本日は来週の講義に繋げるため野生生物を題材にしたシュミレーション・ゲームを行う。この子たちは環境専攻ではないが、意外に盛り上がって「野生生物の気持ちがわかったかい？」と聞くとうんうんとうなずく学生が半数ぐらいいて、好レスポンスだった。

  2004.05.07

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  ツバメ？？　ん？？　よーく考えよ～♪

  小雨ツバメチドリという鳥をご存知だろうか？形や飛ぶ姿はツバメににているが、ツバメよりふたまわりくらい大きく、色彩きれいで、きりりとした目元が愛らしい鳥である。日本には春と秋の渡りの時期に通過する鳥であるが、福岡県の筑後川では毎年繁殖が確認されている（繁殖地保護のため、ここではあえて場所を限定していない。詳細は日本野鳥の会筑後支部木原直人さんの観察記録あり）。繁殖地は局地的で毎年繁殖が確認されているのは福岡県内では筑後川だけのようだ。今日は中津江村の帰りにちょっとだけ遠回りして筑後川に、このツバメチドリの観察へいく。いつもの繁殖場所で20羽前後を確認。前日からの雨で繁殖地の中州が冠水していないか心配だったが、そこまで増水はしていなかったみたいである。今年もコアジサシとともに中流域の中州で繁殖。ついたのが夕方近くであったが、盛んにクリリッ、クリリッと鳴きながら、飛び回り採餌をしていた。ツバメチドリの繁殖に適した場所は、ある程度の広い面積をもつこと、年に１～２回水をかぶる程度の多少の増水では冠水しないこと、周囲を水に囲まれ外敵が侵入しにくいこと、草がまばらにはえている程度の砂礫地であること、周りに餌となる昆虫類が豊富であることなどの条件を満たす場所である。ここ筑後川の繁殖場所は、まさにこれらの条件を満たしているわけだが、ここではツバメチドリの他、コアジサシ、コチドリ、イカルチドリなど砂礫地で繁殖する鳥をみることができる。これらの鳥類は埋立地などでも繁殖するがもともとは、砂浜や河川の砂礫州などで繁殖していた鳥達である。近年、海では海岸埋め立て、川では、河川やダム工事などでこれらの鳥達の自然の繁殖地が減少している。人間生活は、古代文明をみても明らかなように河川などの流域で栄えてきた。もちろん、それは水など非生物的環境以外にも、そこに棲む生物を含めた自然の恩恵に支えられてきたことはいうまでもない。であるならば、これからの人間の生息の必須条件として、水辺の自然が豊かなこと、そこに棲む動植物が豊かなことを１つ加える必要があるのではないだろうか。 【ツバメチドリについて】・分類チドリ目　ツバメチドリ科・特徴ツバメよりふたまわりくらい大きく、色彩もまったく違うが雰囲気はツバメと似ている。雌雄同色の鳥で、目の下から喉を囲むようにのびた黒い線が特徴。冬はその黒線がはっきりしなくなり、クチバシの赤味もなくなる。・分布本州・四国・九州・伊豆諸島に旅鳥として渡来。本州の静岡県・愛知県・鳥取県と九州の福岡県・宮崎県では局所的に繁殖しているとされていたが、北海道でも記録がみられるようになった。全国的には旅鳥であるが繁殖地では夏鳥。・生息場所干潟・埋立地等やまばらな裸地のある草丈の低い草原などひらけた場所にすむ。繁殖期は小コロニーをつくる。巣は地上に浅いくぼみをつくり小石、貝殻、枯れ草、木片などをわずかに敷く。１クラッチの卵数は、２～３個。卵は淡黄褐色で暗褐色の斑がでる。抱卵は雌雄交代で行い抱卵日数は約18日。餌は飛んでいる昆虫を飛びながら捕らえるが地上でも採餌。小さな群で見られることが多い。・生息地の条件干潟・埋立地・飛行場や牧草地の中の裸地のある草丈の低い草原、農地造成及び耕転した後の農耕地などひらけた場所。・学術的意義・評価アジアの温帯から熱帯で繁殖し、確認される範囲は東南アジア、インド、中国、海南島、台灣、大スンダ諸島、フィリピン、ニューギニア、オーストラリアなど分布域は広い。東洋区系の要素を持つ鳥類である。本種は亜種がいない。数は少ないながら毎年のように日本に渡来し、局所的ではあるが繁殖している地域がある。・生存に対する脅威本来砂地や岩石の多い荒れ地に生息する種であるため、埋立地や農耕地など繁殖期の生息地となる地域は人為的に開かれた場所が多い。したがって、その利用は一時的で継続的ではないため繁殖地として不安定である。また本来の繁殖場所である自然の川原や砂州などは河川工事のため減少している。外来種やペットの野生化の問題としては、育雛期における繁殖地域内の野生化したイヌやネコも脅威となりうる。・保全カテゴリー環境省レッドデータブック絶滅危惧II類・参考文献B.　F.　King　and　E.　C.　Dickinson,　1975.　A　Field　Guide　to　the　Birds　of　South-East　Asia, Houghton　Mifflin　Company,　Boston.J.　Mackinnon　and　K.　Phillipps,　1993.　A　Field　Guide　to　the　Birds　of　Borneo,　Sumatora, Java,　and　Bali,　Oxford　University　Press,　Oxford.Mark　A.　Brazil,　1991.　The　Birds　of　Japan,　Christopher　Helm　and　A　&　C　Black,　London.環境庁編,　1991.　日本の絶滅のおそれのある野生生物－レッドデータブック－　脊椎動物編,　(財)自然環境研究センター,　東京.国土交通省筑後川河川事務所編, 2000. 筑後川の鳥類－河川水辺の国勢調査結果まとめ－, 国土交通省筑後川河川事務所.小林桂助,　1984.　原色日本鳥類図鑑,　保育社,　大阪.久貝勝盛・山本晃,　1981.　宮古群島の鳥類目録.　沖生教研会誌,　14:15-29.　沖縄生物教育研究会,　那覇.黒田長久編,　1984.　決定版生物大図鑑.　鳥類,　世界文化社,　東京.日本鳥学会編,　1974.　日本鳥類目録,　学習研究社,　東京.

  2004.05.04

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  キャンプインストラクター講習会

  5/2-4で大分県は中津江村（ワールドカップのカメルーンのキャンプ地で有名になった所）にキャンプインストラクター講習会にいく。坂本村長の講演、「明日のキャンプ」をテーマとしたシンポジウム、野外ゲーム、野外料理、クラフト、キャンプファイヤーなど盛りだくさんの内容。２日目以降は、あいにくの雨であったが、「雨の講習会はいい指導者が育つぞー！」という言葉。雨の日はどう指導するかということか、なるほど、ふむふむと妙に納得。大分県キャンプ協会の立ち上げを兼ねた第一回目講習会ということで、各地からユニークな講師が参加されていて、話を聞くだけでもいい勉強になる。個人的には０先生の指導法に感銘。やっぱり、０先生はすごい。自然体で流れるように指導するところが、豊かな経験と思考のたまもの。問いと答え、諸注意が諸注意でなくなるようにするにはどうしたらよいか、などなど、たくさんのキー・ワードがでた講習会で、僕自身、良いリーダーはどうあるべきかについて様々なことを考えさせられた３日間であった。また、たくさんの人との出会いもあり（０先生の事前紹介で向こうがこちらの名前をご存知だったのには恐縮してしまった）、人とのつながりの中でいろんなことを勉強させてもらった。みなさんお世話になりました！今回学んだことをじっくり振り返りたいが、なかなか余裕がないのが世の常。帰ったらあわただしい現実が待っている。あとは、身の丈で自分自身の問いと答えを探求しながら、実践の中で自分しかできない野外教育を構築していこうと考えながら帰福。

  2004.05.02

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  フィールド下見:海・干潟編

  晴　22℃。海洋系のフィールドは外から眺めただけで、実際に海の中を見ていなかったため、津屋崎までフィールド（干潟と磯）の下見へ。プライベートの時間をさいてまでも下見にいくなんて我ながら偉いぞ！可愛そうな彼女はせっかくの休みだったが、デート？？と称して一緒に僕の現地踏査に付き合わされた模様（実は彼女は水産学部出身で海洋生物にたいへん精通している→最近こんなのが多いが、、果たして彼女は喜んでいるのか？？。デートといえば、２人して野外活動みたいなことばかりやってる。こんな僕に付き合ってくれるなんて、なんて稀な人なのだろう。頭が上がらない。。。まあ、彼女も野外系だが、たまには、オシャレして街にもでたかろうに。。。。感謝してます）。丁度、年に一度、地元で開かれる「よっちゃん祭（さい）→寄っていきなよという意味」が開催されており、地元の店で昔なつかしい駄菓子を買って少し見学した後、海へ。ちなみに昭和20年代には、津屋崎といえば福岡県下随一の打ち上げ貝の種類が豊富なところで、町の中心部の海岸約1kmは微小貝が多く、この近辺で採集される貝は400種を数えたということである（岡本正豊 1983：「昔ここに貝ありき」 九州の貝 第19・20 合併号）。最初は干潟へ。干潟では潮干狩りにきていた家族連れの姿がちらほら。干潟ではむしろ彼女の方が精力的でヨシ原を分け入り、転石を裏返し、カニ類をうれしそうに手づかみする姿がたくましい（いいぞ、いいぞ！）。干潟の調査地点と大まかな調査方法を決め、今日の目的の80％は終えて、どうにか一安心。未舗装の海へ続く道を入り、海岸へ。ビーチからちょっと離れた岩場沿いにスノーケリングで海中観察。ホンダワラ類の繁茂する様子はまさに海中の森林で、その中を恐らく産卵のために来ていたと思われる40センチほどのアオリイカ（通称ミズイカ）が目の前を横切る。しかし、まだまだ、水温は低く（16℃位）５mmのフルスーツ着ていても寒い！水中散歩を切り上げた後は、タイドプールを見て、磯のフィールドの大まかな観察ポイントと危険箇所のチェック終了。すっかり、空腹になったので、帰り際に旧３号線沿いのチャンポン屋へ。ここの長崎波佐見風海鮮チャンポンとチャーシューメンがなかなかの絶品で冷え切った体に染み渡った。【本日のフィールド・ノート】25/April/2004 晴　Air temp.22℃ H2O temp.16℃岩礁域メバル、マアジ、ボラ、カサゴ、ウミタナゴ、キュウセン、ホンベラ、ギンポ、クサフグ、コチの仲間、ヨロイイソギンチャク、アメフラシ、ミズヒキゴカイ、カメノテ、ウノアシガイ、イボニシ、カサガイ、イシダタミガイ、タマキビガイ、マツバガイ、ヒザラガイ、クロアワビ、カズラガイ、ヘソアキクボガイ、Cymatiidae sp.、Mytilidae sp.、イトマキヒトデ、ヒライソガニ、カニダマシ、ヤドカリ類など。干潟域チゴガニ（＋＋＋）、ヤマトオサガニ、ケフサイソガニ、アシハラガニ（＋＋）、ベンケイガニ（＋＋）、ハマガニ（福岡県準絶滅危惧）、ヒメアシハラガニ ？（福岡県準絶滅危惧）、Grapsidae sp.、ヒメハマトビムシ、ウズラタマキビ、タマキビガイ、カワザンショウガイ類（クリイロカワザンショウガイ？）、ウミニナ（＋＋＋）、イシマキガイ、フトヘナタリ（福岡県準絶滅危惧）、チュウシャクシギ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、コシアカツバメ、ツバメ、ツリスガラなど

  2004.04.25

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  Field work & Interpretation

  晴　27℃専門学校の野外実習で津屋崎へ。栗原先生との合同授業。学生にとっては今年度初の野外だったため、route findingしながら野山歩き。途中、ハプニングで軽い藪こぎ（本当はもっとバリバリ藪こぎさせたかったが、初回だし）。地形図の読み方、コンパス・ナビゲーション、高度計の使い方、コドラートの作り方など軽めに実習。午前中のペースがゆっくり目だったので、予定していた項目をすべて網羅とまではいかなかったが、、、。本当はもっとハードに歩かせるつもりだったが、まあ初回にしては上出来。実体験は何よりも勝る。学生も実際にフィールドにでて、経験することで室内講義のときより、より真剣味が増していた様子。一生懸命メモをとっていた。よしよし。今年は時間もたっぷり使えるし、フィールドも良い。昨年よりも面白くなりそうだ。何より学生が本物体験できることが一番！

  2004.04.22

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  繁殖の季節（Ecological response for rain ver.）

  晴（朝のうち曇り）26℃自宅からさほど遠くない山へ出向く。朝は冷え込むが日中日差しも照りつけ暖かい。昨日の雨の跡を物語るように道路上には産卵期を迎えたアカハライモリのロードキルが目立つ。雨に乗じて繁殖相手を探し求めて夜間さまよった個体が無残にも事を成し遂げる前に車にひかれてしまった様子。少し数えただけでもわずか100ｍほどの区間に13の轢死体。傍らの草地では、アマガエルを１匹発見。ふと、気がつくと、こちらも繁殖期を迎えたアマガエルのオス達のラブコールが周りから一斉に聞こえてきた。一般にカエルは雨が近づくと鳴き出すと言われているが、今日は昨夜の雨の残りの湿度を感じてか？いずれにしても、アカハライモリ同様、雨へのエコロジカル・レスポンスであろう。外的環境に対する生物達のレスポンスは見事なものである。蛇足だが、人間も動物であるがゆえに、しっかりエコロジカル・レスポンスを行う。人間の場合、一般に気圧が下がると気分が落ち込み、気圧が上がると晴れやかな気分になる傾向にある（らしい）。これは、大気の重さに関係しており、気圧が１hpa変化すると人体にとっては約25kgの圧力の変化となる（台風接近時は40～50hpaも変化する）。この変化が血液に影響を与え、低気圧が近づくと体内の組織が膨張し、血圧があがり心臓に負担がかかり、体調もすぐれないという仕組みである（まあ、あまり気にしてもしょうがないが）。ということは、日本海側のうねりがなくなる、この時期、台風が近づくとウキウキする福岡のサーファー達は、ある意味特殊な人種なのかもしれない。。。とにかく、両生類にとっては、繁殖のための恵みの雨も人間には気分がすぐれない要素になってしまうことあるが、最近、水不足気味の福岡地方では、そろそろ恵みの雨が欲しいところか（雨で実習が流れるのは考えものだが、生きていくためには仕方がない）。

  2004.04.20

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  沖縄フィールド・ノート

  いろいろあって琉球にトリップ。ヤンバルにて自然の音だけしか聞こえない場所で泡盛片手にリュウキュウコノハズクやアオバズクの声を聞きながら夜風に吹かれたときの心地よさと青く澄んだ慶良間の海に潜った時の改めて感じた地球の美しさと多様多種な生き物の営みに感動。奇跡の惑星「地球」。誰がこれを伝えるのか、誰が守るのか。自問自答。【Date】 1/April/2004-8/April/2004【Trip schedule】 那覇-渡嘉敷島-名護-国頭村-那覇【Weather】 曇-雨-晴-雨-曇【Air Temperature（Maximum)】　23℃【Water Temperature（Maximum)】　24℃【List of some organisms found】Plants コモウセンゴケ,ヒカゲノカズラ,ヒカゲヘゴ,コシダ,ホシダ,シロヤマゼンマイ,シマオオタニワタリ,リュウキュウマツ,モクマオウ,アカシア科の１種,アオノクマタケラン,イタジイ,アデク,サキシマスオウノキ,コバナヒメハギ,ホウロクイチゴ,メヒルギ,オヒルギ,ヤエヤマヒルギなど Invertebrates シュリマイマイ,ヤンバルヤマナメクジ,キムラグモ,キセルガイの1種,ヤスデの1種,アオヒトデ,ルソンヒトデ,マンジュウヒトデ,ウデフリクモヒトデ,イソクズガニ,ナマコマルガザミ,ジャノメアメフラシ,ムカデミノウミウシ,ゾウゲイロウミウシ,ニセクロナマコなど Fishes ネムリブカ,コバンザメ,フウライチョウチョウウオ,ツノダシ,ヘラヤガラ,ハタ科の１種,アカヒメジ,ウケクチイットウダイ,スカシテンジクダイ,ハマフエフキ,ダンダラトラギス,アカメハゼ,クマノミ,ハマクマノミ,キンメモドキ,アマミスズメダイ,ミスジリュウキュウスズメダイ,オヤビッチャ,ソラスズメダイ,ヒレナガスズメダイ（幼魚）,レモンスズメダイ,キホシスズメダイ,ヤマブキベラ,モンガラカワハギ,クレナイニセウミスズメ,ハリセンボンなど Reptiles オキナワキノボリトカゲ,ホオグロヤモリ,タシロヤモリ？,シリケンイモリ,オキナワトカゲ,リュウキュウアオヘビ,イイジマウミヘビ Amphibians ハナサキガエル, Birds ｸﾛｻｷﾞ,ｱﾏｻｷﾞ,ｻｼﾊﾞ,ﾁｮｹﾞﾝﾎﾞｳ,ﾔﾝﾊﾞﾙｸｲﾅ,ｷｼﾞﾊﾞﾄ,ﾘｭｳｷｭｳｺﾉﾊｽﾞｸ,ｱｵﾊﾞｽﾞｸ,ﾉｸﾞﾁｹﾞﾗ,ｺｹﾞﾗ,ﾂﾊﾞﾒ,ﾘｭｳｷｭｳｻﾝｼｮｳｸｲ,ｼﾛｶﾞｼﾗ,ﾋﾖﾄﾞﾘ,ｼﾛﾊﾗ,ｱｶﾋｹﾞ,ｳｸﾞｲｽ,ｾｯｶ,ｼｼﾞｭｳｶﾗ,ﾒｼﾞﾛ,ﾊｼﾎﾞｿｶﾞﾗｽ,ﾊｼﾌﾞﾄｶﾞﾗｽなど Mammals ザトウクジラ,リュウキュウイノシシ,オリイオオコウモリ

  2004.04.18

• お花見

  晴。環境設計事務所のTさん達とF川の生物相の概要を調査。意外に早く終わって弁当食べている時、Tさんが「天気がいいから午後からお花見でもしようか」と提案。帰宅後、急いで今日の調査資料をまとめ。その足で春日公園でTさん達とお花見。僕は調査資料をまとめていたのでちょっと遅れて参加するとすでに結構いい気分の地質調査のMさんが仕事について熱く語っていた。その後、みんなでほろよい気分で多自然型川づくりやビオトープ、地域づくり、住民参加、環境再生事業におけるハード面とソフト面のバランスなどなどについて語り合い有意義な時間を過ごす。日が暮れるとさすがに冷え込んだので、Tさんのおごりで近くの飲み屋で一杯。Tさんご馳走様でした！

  2004.03.31

• フィールド下見

  同じ専門学校で講師をしている栗原さんと津屋崎でフィールドの下見。４月からはField work （野外調査）＆Interpretationと題して、２人で講義と野外実習をおこなうことになり、津屋崎は交通の便もよく、海、干潟、山とフィールドがそろっているので、ここに決めた。役場の方（うみがめ課）も協力的なので助かる。使えそうなフィールドをみた後、１年間の大体のアウトラインを栗原さんと相談して作る。基本は座学もやるが、野外体験の少ない学生に対してとにかく外に出そうということ。季節ごとにテーマを決め、生物学を基に野外調査基礎技術から調査実習→インタープリテーションに繋げていこうという方向性で落ち着く。さてさてどうなることやら。楽しみである。

  2004.03.26

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  Oh Deer ! 　あー、シカ！

  先日、福岡県内の山中でシカの頭、皮、肉のみをそがれた骨を見つけました。明らかに人の手によってやられたものです。ここでかわいそうだとか、そういう論議をするつもりはありません。個人的にもシカ肉は大好きだし。人間にとって利用できるものは、利用したほうがいい。そちらの方がかえって野生動物保護につながるとおもっているから。ここで問題なのは利用の仕方が賢く行なわれているかどうかということです。日本では、野生動物関連の法規として有名なので鳥獣保護法がありますが、これが果たして適切な野生動物の利用と保護に貢献しているかといえば疑問です。というのも基本的にこの法規は狩猟を規制するものですが、その狩猟の許可の根拠としての科学的データが不足していると思う（というか狩猟許可を出す際に科学的データを根拠にしているかどうかさえ疑問）。よく害獣駆除という名目で狩猟の許可がだされているが、それが果たしてどれだけの影響＆効果をもたらすのか、わかっていないのが現状ではないかと思う。より健全な人と自然の共生のために野生動物およびその生息地の管理・保全を含めた包括的な法規が確立されればよいと思うのだが。。今日はまだ頭回っていないので、この辺で。。。シカの頭部（刃物のようなもので胴体とは切り離されていた） シカの皮 周辺にあった新しいシカの糞 周辺にあった新しいシカの足跡

  2004.02.29

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  別府のザトウクジラ

  いってきました別府！ザトウクジラいましたよ～！学生にクジラ見に行こうよーと声かけたら、藤田君＆豊里君がいくと言ったので今朝３人で福岡から車を飛ばして、別府までいってきました。最初は10号線沿いに５人ぐらいの人がいたので、「これじゃねぇ？」といって車止めて海の方を見ていると500ｍぐらい沖にブローを発見。やったね！と思っているとそのうち、人だかりができ、みるみる間にギャラリーで一杯に。しばらく、みていたんですが、ちょっと距離があったので、迫力不足でこれは船からみるしかない！！ということになり、港へ向かって、漁師さんに交渉するも乗せてもらえず、、仕方ないので、しばらく釣りをして（自称トラウトマスターの藤田君はボウズでした！）、あまり釣れないから、高崎山にサルでも見に行くべーといっていた時に漁師のおじさんが「ホエール・ウオッチングしてきた」と話しているのを聞いて、再び交渉。でも「今いってきたばかりやけんの～」とか言われ断られるも、それを聞いていた別のおじさんが「わしが連れてってやらあ」ということで親切な漁師さんの船をかり、沖に出てみると、、、。もう、いない。。あれっ？もう今日はだめかーとあきらめかけていた頃に双眼鏡の中で遠くにブローが見えた！！「あー、あそこにいるー！」と船で近づいてみると、いきなり目の前でジャンプが見れて一同興奮気味でした。結局、ジャンプしたのは、一度きりだったけど、しばらく船を止めていると船のすぐ脇でいきなり「ブオーッ」っとブローして出てきたりそのたびごとに一同「おおー」っと歓声を上げて堪能しました。全長は10ｍあるかないか位のやや小さめの個体でしたが、さすがにクジラは存在感あって、かっこよかったです。ビデオもとったのでクジラ専門のＭ先生にも見てもらおう。

  2004.02.08

• 南の風に吹かれて

  鹿児島より返ってきました。風が強かったけど、快晴に恵まれ良かった、良かった（＾＾）。例年より寒いとはいえ、まずまず過ごしやすかったし。福岡に帰ってくると、白いものがちらほらしていて、さすがに太平洋側気候との違いを思い知らされた。個人的に鹿児島は大好きです。九州では１番か２番目に好きです。何故かというと、鹿児島県は東西300km南北600kmと南北に長いため、温帯から亜熱帯の動物相の区切りである「渡瀬ライン」をまたいでおり、動物種の多様性に富み、特殊な動物相の宝庫だからです。離島も多く、甑島、屋久島、種子島、トカラ列島、奄美大島、喜界島、与論島など名前を聞いただけでもワクワクする島々がありますね～。自然以外では、食べ物もうまいですね。サツマラーメン、さつま揚げ・キビナゴなどの郷土料理。幕末から明治にかけての歴史もおもしろいし。離島には離島の歴史・文化があるし。う～ん、深い。鹿児島は興味つきることないですね。まだまだ探索したい場所もたくさんあるし。鹿児島については、機会があれば、体験などもまじえ、HP上で紹介できればと思ってます。今回は仕事だったので、いろいろ回ったりはしなかったけど、ただ鹿児島など南国系の空気に触れるだけで、妙な懐かしさや心地よさを覚えるんですね。なんでだろ？基本的に南国系が好きだからね（自然、生活風習などなど、女性の好みも笑？？）。僕自身は大陸系の顔で弥生人に間違いないんですが（はれぼったいまぶたとか寒冷地への適応だし。でも父方は大陸系の顔だけど、母方は目ぱっちりで彫り深い人多いからもしかしたら縄文人の血が濃いのかも？？）、縄文文化の方が興味あったりもするし。南国いくと「初めての場所でも、あれ、ここ以前来たことある気がする」みたいなデジャヴ現象感じるし。前世はポリネシア人だったりするのかな笑？ところで、今日テレビ見ていたら、別府湾でザトウクジラ（若い個体）で体長は10ｍぐらいが迷い込んでるそうです。テレビ見ながら思わずスゲーって言ってしまった。タマちゃんなんかよりずっとエキサイティング（余談ですがタマちゃんはマスコミが捻じ曲げて取り上げすぎ。ペットじゃないんやし。もっと生態的な観点からなぜこのような事が起こったとか解説やったり、掘り下げたり、もっと意味ある取り上げ方できるのに。「タマちゃーーん」って、珍獣ペットのように扱われている事がこの国の野生動物保護に対するレベルの低さを物語っているようで、この辺の意識が問題だなと思っていた）。でも、ある意味かわいそうだけど、、。座礁したりして死ななければいいが。今後の動向に注目したいです。

  2004.02.04

• 福岡の西（糸島半島）

  最近、日記など更新してなくてすいません。ちょっと、仕事などに追われたり、いろいろ、考えることが多くて。。。。。また、明日からしばらくいませんが、落ち着いたら、もっと充実させなくちゃ！！今日は気晴らしも兼ねて、久々に糸島半島へいってきました。海きれいだったから、タイドプールで泳ぎたかったけど、そんなつもりできてないから、装備をもっていってなくて。。波なかったからサーファーはゼロ。でも、アメフラシがいてかわいかったよ。さわると紫の液体を背中からピューとだして。生物って不思議です。インクのようなあんな物質をどうやって体内で合成してるんだろう？？海上には、ハジロカイツブリの40羽ぐらいの群れが大口海岸沖にいました。ガンガン潜水してました。その他、いろいろ面白発見あったし。地鶏もうまかった。東の志賀島～岡垣の海岸線もいいけど、福岡の西のスポットもお勧めですよ。やっぱり、海はいいよ。そろそろ、体なまってきたから、海にでもいって運動しないと！そういえば、波のり仲間で新年会やるとかいってまだ実現してないよ。やばいよ。。ずるちゃん、カミカワさん＆ｍｏｒｅ、ごめんね～！！そのうち企画しますから。。＾＾；。

  2004.02.01

• 冬の朝

  寒い！寒い！ここ数日、寒い日が続いている。寒いのが苦手な僕にとっては、とてもつらい日々！今朝は朝からせっせと山手の方に車を飛ばす。車を運転しながら半分ぐらいは寝ていたような気がするが．．。山地だと、福岡でも夜明け前の気温-2℃（個人的には激寒）！車道にはうっすらと氷が張って気をつけないとスリップしそう。目的地につきホットコーヒーを飲みながら、うっすらと明けてきた川面にカワガラスやヤマセミの姿を追う。雪の残っている場所には、テンの足跡と糞。早速、棒でつついてみるとカラスウリの種子などをたっぷり食べたみたいで、たくさんの果実のタネで一杯だった。いつの間にか晴れ上がった空には、ノスリが舞っている。100万都市福岡にも、まだ、こんな自然があると感じた朝。でも、眠くて寒いのは辛いが．．．。夜、明日の授業の準備。あさっては和白干潟で実習予定だが、天候が心配。もう何度となく、振られているから今度こそは晴れてくれよー！

  2004.01.14

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