アカショウビン
GWを利用して宮崎でキャンプ。美しい森・池・海に囲まれて、リラックスしたひとときを過ごすことができた。雨の中ではあったけれど、アカショウビンのペアも約1時間にわたって、姿をみせてくれた。その時の写真がこれ・・。フィールドスコープをもっていってなかったので、デジスコができずにデジカメの光学ズームでしか撮れなかったので、画像が荒いのが残念だけれど「火の鳥」といわれるほど、真っ赤な美しい姿にしばし感動。彼らの棲む森をでるときは、しばらく僕をseeing offしてくれるかのように「ピロロロロロ~」と最後までさえずりながら別れを告げてくれた。【ネコが野生動物に与える影響】 ところで、昨日、家の近所で、巣立ちしたばかりのスズメの幼鳥が近所のネコにやられる光景をみた。まだほとんど飛べない幼鳥が親鳥に巣立ちをうながされながら巣の周りを飛び跳ねている光景をほほえましくみていると、塀の上で狙っていたネコがあっという間に幼鳥をガブリ!とくわえ、連れ去った。親鳥2羽も瞬間、必死でネコを追いかけるもあとの祭りで、ネコはどこかに隠れていってしまった。僕もネコを追跡したが見失ってしまった。食う食われるは、自然界では当然のことで、かわいそうと単に同情するのではないが(確かにスズメの幼鳥は、かわいかったので、ネコの口からダラーんと下がった幼鳥の頭と足をみて、かわいそうで忍びないとはおもったが)この場合、これも自然の摂理と簡単に片付ける訳にはいかない。 実際、僕が学んだオーストラリアでは、野生化したネコが野生動物に対して深刻な影響を与えているため、野生化ネコ撲滅のキャンペーンさえ行われていた。国立公園内でカンガルーの個体数調査をした時も野生化ネコを何度も目撃したし、野生のインコ類などを捕食するシーンも確認した。ある推算によるとビクトリア州だけでも年間2億1,100万匹の野生動物がネコ(飼猫も含む)によって捕食されている。日本ではあまり問題視されていないネコの捕食圧だが、沖縄のヤンバルでは、絶滅危惧種のヤンバルクイナなどがネコによって捕食され、その影響が懸念されている地域もある。 昨日のスズメが襲われるシーンは、僕に、このネコ問題を再び思い出させたので、ちょっとコラム的に書いてみた。そこで、ネコの管理に関して、いくつか提案・・・1.ネコを外に出さないようにする。特に夜は、家の中に入れておくこと。2.ネコを散歩させる時は、犬と同様首輪と紐を付けること。 首輪が着いていないネコが野外で発見されたら保健所へ届ける。 3.繁殖ができないように去勢すること。 4.ネコが野生生物を食べないようしつけること。5.マイクロチップによる個体管理。これらの提案をみて、実際は、どうかな・・??と思われるかもしれないが、ネコに罪はない。僕ら人間が少しの自覚と責任をもって、ライフスタイルを変えていくしかない。地球をシェアしている同じ仲間のためにも!ペットは責任もって管理しましょう。