松山観光港で見る旅客船・フェリー 定期航路は激減
松山には定期船が発着する港が複数ある。規模が大きいのは松山観光港である。伊予鉄道高浜線の終点、高浜から連絡バスで数分のところにある。かつては大阪、神戸と結ぶ関西汽船やダイヤモンドフェリーも発着していたが、廃止されている。 今年、松山を訪問して帰りに呉港までフェリーを利用したが、同港を発着する航路は松山~呉~広島の高速船とフェリーと松山~小倉の航路だけだった。 高速船「スーパージェット」は運賃が高い(松山~広島6900円、松山~呉5400円)が、速い。広島まで約1時間である。フェリーの場合松山~広島3500円、松山~呉2600円だが時間がかかる。松山~広島で2時間40分、松山~呉1時間55分だ。 「スーパージェット」には10年位前1回乗ったことがあるが、高かった。天気のいい日だったが、揺れは新幹線並みと説明すれば分かりやすいだろう。松山~呉~広島 高速船 石崎汽船 「瑞光」 posted by (C)喜多山栄松山~呉~広島 高速船 瀬戸内海汽船「道後」 posted by (C)喜多山栄小倉~松山フェリー 「フェリーはやとも2」 posted by (C)喜多山栄 沖合いには同市内の三津浜港や高浜港を発着し、近隣の島を結ぶフェリーの姿もあった。高浜~興居島 「あいらんど」 posted by (C)喜多山栄 私たちが乗った船は石崎汽船の「翔洋丸」。いす席とカーペット敷きの座敷がある。ほとんど揺れなかった。松山~呉~広島 フェリー 石崎汽船 「翔洋丸」 posted by (C)喜多山栄海上でフェリーを追い抜く高速船「瑞光」 posted by (C)喜多山栄 海上で高速船に追い抜かれるシーンを見ることもできた。 呉港到着前に狭い水路を通過する音戸の瀬戸は見ものである。音戸の瀬戸1 posted by (C)喜多山栄音戸の瀬戸2 posted by (C)喜多山栄 本四架橋が3ルートもできているため、瀬戸内航路は激減している。時代の流れとはいえ、寂しいものである。