なんで持っているのか自分でもよくわからないCD/モノクロームセット
いま、夜をやり過ごすためにかけているCDがモノクロームセットの『Volume,Contrast,Brilliance…』というベスト盤である。知っている人はけっこうなロック通ではなかろうか。アズテック・カメラ、オレンジジュースといったネオアコと当時呼ばれていたジャンルだ。79年にラフ・トレードレーベル創成期にデビューしている、その道でのオーソリティだ。日本においてはフリッパーズ・ギターが多大な影響を受けている。つうかフリッパーズはマンマ、モノクロームみたいだな。記憶をたどれば90年代初頭は私はネオアコースティックサウンドにはまっていた。ずいぶんマニアックなアルバムを購入していたものだ。私は基本的にはメジャーな音楽しか聴かないのだが。当時の私はかなり入れ込んでいた様子である。20代前半のおぎーのは、ロキノンを欠かさず購読する、UKロックヲタクであったようなのだ。CDラックが検索においてうまく機能していなくて、ちょっとアレを聴いてみたいと思ってもなかなか見つからずにあきらめることがよくある。皆さんはどうやって管理しているのでしょう。パッケージと中身が違っていたり、どう考えても引越しのどさくさで紛失していたりと、管理のずさんさに我ながらうんざりすることもある。iPodに全部保存しておこうかと思うこともあるが、所有する枚数が多すぎる。パッケージも重要な要素だし。CDってパッケージがあって始めて音楽が成立すると思うのだ。Cabosで落とすこともあるが、所詮、MP3だ。私はいわゆるP2Pで視聴してみて、改めてCDを購入することも多い。50枚くらいのCDをジャンルわけもせずに適当ににラックに突っ込んでいくと、その場で手にするCDは偶然の賜物なのだ。(imihumeina,bunnshouda)このいいかげんなチョイスな選択が好きだ。ハプニングでしょ。人生、ハプニングを楽しむことは生活に潤いを持たせると思う。iPodシャフルのような偶然性に実を預ける音楽の聴き方は楽しいもの。これからも、なんで所有しているのか今ひとつ自分でもわからないCDにスポットを当ててみようと思う次第である。(yuubeha,daibu,yotteitarasii)