おぎゃりん☆の 元氣に活きる通信！

[環境] カテゴリの記事

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  【まず自分から！】

  今日のタイトルは、 心友でありアニキ分との合言葉になっています＾＾気候変動問題が深刻化されてから久しいですが・・暑い！　寒い！　雨が降らない！　雨が降りすぎ！いったいどうなってしまったんだ！そんな声が聞こえてきそうです。確かに、自然災害や気候変動によるあらゆる地球への影響は、その起きてしまってる『力』に対してはどうしようもない人間の微力さを感じます。しかし！考えてもみれば、このような地球にしてしまう過程には、豊かな先進国を中心とした我々人間の手がかかっていたという事実です。人間がしてしまったことは、人間がなんとかしなければいけません。 嘆くことなかれ！ 一人ひとりが 心がければいいだけなのです。もう、遅い！　なんて言わないで下さい！それでは！　　一体何をどうしたらいいのか！？それは、 この本を読んでください！ そして！まず自分から！坂村真民春夏秋冬四季折々の　　花が咲き四季折々の　　鳥が鳴き四季折々の　　食べものがあり四季折々の　　着物を着春夏秋冬の　　声を聞くこんな国が　　どこにあろう不平を言うな　　みんなでもっと良い国にしよう明るい住み良い　　国にしようどうも近頃　　変な国になり川を見ては　　嘆くことが多くなった川よ　　この国を救ってくれ 『天風成功金言・至言１００選』 ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ 『日常の心得』 ～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～～ 『珠玉のことば５０選』

  2006.07.28

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  【 恐竜モニュメント 】

  【巣立ち】と【自然を満喫】に続き、３本目です♪ ここは福井県和泉村というところで岐阜県との県境です。 道の駅にて・・ 恐竜モニュメント ☆以下、ガイドブック抜粋☆ 平成８年に和泉村内で発見された肉食恐竜ティラノサウルスの歯の化石は世界最古級と認定されています。恐竜エキスポふくい和泉会場のシンボルモニュメントとして現代に蘇ったティラノサウルスの親子が雄叫びをあげて、お客様をお迎えします。

  2005.06.16

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  【 自然を満喫 】

  昨日から福井に出張だったのですが、山に海に自然が体感でき、仕事とはいえとても楽しんでまいりました。常に喜び、楽しみながら、過ごしたいなぁって素直にそう思いました。この写真は、北陸自動車道の敦賀ＩＣ付近のサービスエリアから、敦賀湾を望みました。昨日の朝、７時前です。もやがかかり、見づらいでしょうが、雰囲気だけでも・・＾＾ よくありますね♪こういうの＾＾ 次にアップする写真は必見！？＾＾v

  2005.06.16

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• 【 バリアフリー 】

  皆さま、おはようございます。今日のタイトルの【バリアフリー】、ごくごく一般的に見ますと「身障者や高齢者の方々への配慮」とイメージされる方がほとんどだと思います。さて、私たちはどれほどこのバリアフリーを理解しているのでしょうか。公共の施設や交通機関、街中に至るまで、今や様々なところで考慮されてきているわけです。かといって、ここで一つ一つ取り上げて指摘や問題提起をするものではありません。交通機関にしましても、都市部を中心にステップバスの配置や、駅の構内にしましても身障者や高齢者への配慮は大分されてきていると思います。いろいろな専門家の方が設計をしたり、考えられているわけですから、私などの素人が口を挟むべきことではないのかも知れません。しかし、あえて申しますれば、表面上だけの「バリアフリー」対策も意外に多いのです。例えば、健常者から見て、どの程度まで足の不自由な方の状況を把握できますでしょうか。全盲の方、妊婦の方、手足の筋肉が衰えている高齢者の方・・・恐らく、一人ひとり意見を聞いたら、千差万別の答えが返ってくると思います。そうなんです。人によっては、良かれと思ったバリアフリーがかえってバリアになる場合もあるということです。私は、住宅の温熱環境や空気環境に係わる仕事をしております。最近の住宅を見ますと、段差をなくしたり、廊下の幅を拡げたり、階段の勾配をゆるくしたり、トイレ、お風呂場などに手すりを設置したりと、一般的に見たバリアフリーが充実してきたように見えます。それでも、盲目の方からすれば、杖が引っかかるプラスアルファの段差はかえってあったほうがいいという意見も聞かれます。細かく言いますと、手すりの高さ、太さ、設置位置なども、相手によっては様々なのです。以前、仕事がらみで老人ホームに行ったことがあり、いろんなお年寄りと接する機会がありました。多くのお年寄りの手を握り会話をしました。その時に、「はっ！？」っとしたのですが、手の大きさや握力の差が、微妙に違うのです。「ああ、このちっちゃな手では、この手すりは太すぎるなぁ・・・」とか「ああ、トイレのこの位置に手すりがあっても、腕の力がないから、立つのがしんどいだろうなぁ・・・」などなど・・少しの時間でしたが、色々な気づきがあったことを今でも覚えております。また、住居内においても、温度差や空気質など「目には見えないバリア」の対策も日本の住宅のレベルは、認知度も含めまだまだです。また、日本ではハウスメーカーさんなど、「バリアフリー仕様」とか「ユニバーサル仕様」とか宣伝しております。ドイツなどの、環境先進国では当たり前のことなので、わざわざ口に出して言う必要もありません。本当の意味でのバリアフリー人のこころも同じですね・・自ら深く心を閉ざし、見えないバリアをもたれる方・・気づかずに、ごめんなさいね・・それでも・・　少しでも分かち合うことによってその、見えないバリアも外すことができるのだと思っております。どうぞ、そのバリアを外すお手伝いをさせてください。世の中のすべてのものがバリアフリーになることを願ってやみません。今日もありがとうございます。感謝！「合掌」ブログランキング　クリック！　お願いいたします♪

  2005.05.24

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  【週末も、完全お仕事モード・・】

  皆さま、おはようございます。実は、今日と明日の2日間、東京へ会議があり今から出かけます。皆さまへのご訪問＆書き込みへのお返事、そして明日土曜日の日記更新は明日、土曜日の夜にいたします。よろしく、お願いいたします。え～と・・・、ということで　今から出かける訳なんですがちょっと　手抜きを　させてください私が尊敬する　楽天のお仲間の　いいこと探検家さん　の昨日の日記【これからの環境ビジネス・私の講演録】への　私のコメントを以下へ貼り付けます以前、「健康住宅サミット」というシンポジウムに参加した折､主宰の先生の公演の中にこんな節がありました。「健康に配慮した建築物を造る皆さん方は、すなわち、予防医学を推奨されてる訳です。ですから、皆さま地域の工務店さんは町医者と同じなんです。」名言だと思い、メモしました。もう数年前のお話ですが、今でも私の勉強会などで時々このお話をご紹介しております。次に「エコハウス」とか「環境共生住宅」という振れ込みチラシや看板、主旨をよく理解されておらず、時の流行のように宣伝されている業者さんも沢山おるのが現状です。（財）建築環境･省エネルギー機構が取り仕切る、「環境共生住宅推進協議会」なる組織がありますが、全国の主要ハウスメーカー・地場ビルダー・工務店が会員に、関連する建材、住設メーカー等が賛助会員になっております。《環境共生住宅の三つの定義》（地球環境を保全する）LOW　IMPACTエネルギーの消費削減と有効利用を図ります。自然･未利用エネルギーを有効に利用します。資源を有効に利用します。廃棄物を削減します。（周辺環境に親しむ）HIGH　CONTACT生物的豊かさと循環性に配慮します。建物内外の連関性に配慮します。地域社会･文化との調和を図ります。住み手の共生的活動を支援します。（健康で快適な居住環境）HEALTH　＆　AMENITY自然の恩恵を享受できるように配慮します。安全かつ健康で快適な室内環境を実現します。美しく調和したデザインとします。豊かな集住性が生まれ育つように配慮します。この三つの目標を満たすことが求められます。また、京都の町屋や数奇屋造りの再研究や、古民家を断熱改修などして復活させるなど、各地で頑張られている業者さんも沢山おります。また、１９８０年に旧建設省が打ち出した、「スクラップ＆ビルド」の打開が、ここ近年は住宅業界にも広まりつつあるところです。（まだまだですが・・）また、ライフスタイルに順応する未完成住宅（私共はそう呼んでおります）、すなわち、施主も積極的に家造りに参加する「セルフビルド」の提案も必要ですね。今日もありがとうございました。感謝！「合掌」追伸 いいこと探険家さん　プロフィール ～一人ひとりの意識が明るい未来を創る～ あなたの成長が地球環境を変える！ ブログランキング　クリック！　お願いいたします♪

  2005.03.31

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• 【京都議定書・発効】

  今日はこの話題が多いことと思います。1997年京都にて開催された第三回国連気候変動枠組み条約締約国会議（京都議定書）は、今日の午後に8年の年月を経て発効されました。今後、各分野において地球温暖化の原因とされている、温室効果ガスを削減していくためにさらなる努力が必要となっております。私は住宅関連の仕事をしておりますのでが以下、再度ごらんください。やれることから、コツコツと。 （2005 1 27 おぎゃりんブログ 【家庭で出来る地球温暖化対策】 抜粋）下記に、家庭で出来るCO2削減と家計の節約について記述いたしますので、参考になさってください。1.風呂の残り湯を洗濯に使う 17ｷﾛｸﾞﾗﾑ･CO2／年削減 約5,000円／年節約2.冷房の温度を1℃高く、暖房の温度を1℃低く設定する　　31ｷﾛｸﾞﾗﾑ・CO2／年削減　約2,000円／年節約3.テレビをつける時間を1時間減らす　　13ｷﾛｸﾞﾗﾑ・CO2／年削減　約1,000円／年節約4.待機電力を90%削減する 87ｷﾛｸﾞﾗﾑ・CO2／年削減　約6,000円／年節約5.蛍光ランプ(15W)を1日1時間短縮する　2ｷﾛｸﾞﾗﾑ・CO2／年削減　約130円／年節約6.冷蔵庫の物の出し入れを工夫する　6ｷﾛｸﾞﾗﾑ･CO2／年削減　約360円／年節約7.冷蔵庫には詰め込みすぎないようにし、季節に合わせて温度を調節する　25ｷﾛｸﾞﾗﾑ・CO2／年削減　約1,750円／年節約8.ガス給湯器の設定温度を40℃から38℃にする　28ｷﾛｸﾞﾗﾑ・CO2　約1,910円／年節約9.ｼｬﾜｰを1日1分、家族全員が減らす　約65ｷﾛｸﾞﾗﾑ・CO2　　　約4,000円.／年節約10.電気カーペットの使い方を工夫する　30ｷﾛｸﾞﾗﾑ・CO2　　約2,070円／年節約11.ふたをしめた場合と、開けっ放しの場合の違い　18ｷﾛｸﾞﾗﾑ・CO２　約1,120円／年節約ポットやジャーの保温を止める　31ｷﾛｸﾞﾗﾑ・CO2約2,000円／年節約（参考：「ライフスタイルチェック25」財団法人省エネルギーセンター／「一人ひとりの地球温暖化対策」環境省） 以下の方のページは是非、必見です！私のお気に入り日記リンクより、どうぞ。積極仲間の輪 ☆ つぼんち１６さん ☆ 環境問題関連 フリーページ必見！積極仲間の輪 ☆ いいこと探検家さん ☆ ４冊目の著書 「あなたの成長が地球環境を変える」が総合法令から出版されました！積極仲間の輪 ☆ しば1100さん ☆ 日々のブログは必見！積極仲間の輪 ☆ きたさん1958さん ☆ 我が同志！ 日々のブログと私とのコメントのやり取りに注目！ 同志募る 最後に、実はこれが現実! 今日は詳しく記述しませんが、CO2排出の権利をお金で買う国、売る国があるという現状があり、「エコビジネス」なるものが出現してきているのも事実です　　

  2005.02.16

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• 【家庭で出来る地球温暖化対策】

  まず、地球温暖化とは？地球の表面には窒素や酸素などの大気が取り巻いています。地球に届いた太陽光は地表での反射や輻射熱として最終的に宇宙に放出されますが、大気が存在するので、急激な気温の変化が緩和されています。とりわけ大気中の二酸化炭素は0.03%とわずかですが、地球の平均気温を摂氏15度程度に保つ大きな役割を演じています。こうした気体は温室効果ガスと呼ばれます。18世紀後半頃から、産業の発展に伴い人類は石炭や石油などを大量に消費するようになり、大気中の二酸化炭素の量は200年前と比べ30％程増加しました。これからも人類が同じような活動を続けるとすれば、21世紀末には二酸化炭素濃度は現在の2倍以上になり、この結果、地球の平均気温は今より1.4度以上上昇すると予測されています。 温室効果ガスには、二酸化炭素のほかメタンやフロンなどがありますが、とりわけ、フロンなどの人工の化学物質は二酸化炭素より温室効果が強く、微量でもその影響が懸念されています。地球の温暖化は二酸化炭素やフロンなどが原因であり、これは人為的な活動に起因することは疑いの余地はありません。 京都議定書(第三回国連気候変動枠組み条約締約国会議／1997年に京都にて開催)（ポイント）○先進国の温室効果ガス排出量について、法的拘束力のある数値目標を各国毎に設定。○国際的に協調して、目標を達成するための仕組みを導入（排出量取引、クリーン開発メカニズム、共同実施など）○途上国に対しては、数値目標などの新たな義務は導入せず。○数値目標対象ガス ： 二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、HFC、PFC、SF6吸 収 源 ： 森林等の吸収源による温室効果ガス吸収量を算入基 準 年 ： １９９０年　(HFC､PFC､SF6 は、1995年としてもよい）目標期間 ： ２００８年から２０１２年目　 　 標 ： 各国毎の目標→日本△６％、米国△７％、ＥＵ△８％等。 　先進国全体で少なくとも５％削減を目指す。上記は、来月にようやく交付されます。2008～2012年の平均温室効果ガスの排出量を1990年時と比較して、日本は６％削減を義務付けられておりますが、現在のわが国の現状は減らすどころか増える一方で、既に23%程度増えているとされています。取分け家庭からの燃焼ガス（CO2）の増加が目立ちます。各人における意識改革が重要にも思います。下記に、家庭で出来るCO2削減と家計の節約について記述いたしますので、参考になさってください。1.風呂の残り湯を洗濯に使う　　17ｷﾛｸﾞﾗﾑ･CO2／年削減　　　約5,000円／年節約2.冷房の温度を1℃高く、暖房の温度を1℃低く設定する　　31ｷﾛｸﾞﾗﾑ・CO2／年削減　　　約2,000円／年節約3.テレビをつける時間を1時間減らす　　13ｷﾛｸﾞﾗﾑ・CO2／年削減　　　約1,000円／年節約4.待機電力を90%削減する　　87ｷﾛｸﾞﾗﾑ・CO2／年削減　　　約6,000円／年節約5.蛍光ランプ(15W)を1日1時間短縮する　　2ｷﾛｸﾞﾗﾑ・CO2／年削減　　　約130円／年節約6.冷蔵庫の物の出し入れを工夫する　　6ｷﾛｸﾞﾗﾑ･CO2／年削減　　　約360円／年節約7.冷蔵庫には詰め込みすぎないようにし、季節に合わせて温度を調節する　　25ｷﾛｸﾞﾗﾑ・CO2／年削減　　　約1,750円／年節約8.ガス給湯器の設定温度を40℃から38℃にする　　28ｷﾛｸﾞﾗﾑ・CO2　　　約1,910円／年節約9.ｼｬﾜｰを1日1分、家族全員が減らす　　約65ｷﾛｸﾞﾗﾑ・CO2　　　約4,000円.／年節約10.電気カーペットの使い方を工夫する　　30ｷﾛｸﾞﾗﾑ・CO2　　　約2,070円／年節約11.ふたをしめた場合と、開けっ放しの場合の違い　　18ｷﾛｸﾞﾗﾑ・CO２　　　約1,120円／年節約ポットやジャーの保温を止める　　31ｷﾛｸﾞﾗﾑ・CO2　　　約２，０００円／年節約（参考：「ライフスタイルチェック25」財団法人省エネルギーセンター／「一人ひとりの地球温暖化対策」環境省）

  2005.01.27

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• 【住まいの中の危険地帯】

  日本人の45歳以降の傷病別の通院者率で一番高い数値を示しているのは高血圧症です。心疾患と脳血管疾患は、三大死因のうち二つを占めています。この疾病原因の全てがそうとは限りませんが、住宅内における部屋間の温度差も一要因であることは間違いありません。夏場に冷やされた部屋や、冬に暖房された部屋から全く冷暖房されていない場所へ出たとき、普段、血圧が120～180位の健康な人でも、急激に150～210位に上がってしまいます。また、1日の内で血圧が最も低くなるのは、就寝後の1～2時間だと言われており、寝ている状態から急に立ち上がっただけでも血圧は10ポイント以上上昇します。高血圧症の人やお年寄りなどは、就眠中に尿意を催してトイレに立とうとするだけでも危険です。これは人間の体機能の一つに血圧を上昇させることにより、体を温める温度調整機能が働くため30ポイント位上昇しますが、反対に血管は寒さのため縮んでしまいます。これがヒートショックまたはコールドショックと呼ばれている現象です。人間は、衣類を身につけ始めてから皮膚が弱くなっていると言われています。衣類無しでは生きていられないほどです。人間が家の中で最も無防備になり軽装になる場所は、トイレ・脱衣室・浴室などです。従来、これらの場所は日本の建築の常識から見ても、北側の最も条件の悪い位置に計画されてきました。リビングなどの人が集う場所を「居室」と称しここをクリーンゾーン、トイレ・脱衣場・浴室側をダーティーゾーンと位置づけてきました。計画換気の一環から見れば、この考えに問題はありません。しかし温熱環境で見た場合は、部屋間で温度差を出すということには問題ですし、ダーティーゾーンと位置づけるエリアにおいても居室側の環境と同様でなければいけません。ここ近年は、「次世代省エネルギー基準」など断熱化、気密化を必須とする仕様も標準化されつつあり、昔ながらの家と比べれば部屋間の温度差もだいぶ緩和されたと思います。また、トイレも和式から洋式の便器に移行されてきたことにより、しゃがんで立つ動作やいきむことも少なくなりました。(多少温度差があっても昔よりはマシ?)今後は、住宅の長寿命化に伴い、付加価値のある住宅建築が重要になります。ましてや世界一の長寿命国の日本では、ますますの高齢化が進むわけです。単純に手すりを付けるとか段差をなくすなどの目に見える部分だけではなく、「目に見えないバリアー」も無くしていかなければならないと思います。

  2005.01.23

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• 【住環境に関わる熱の話】

  今日は住環境を含めた身の回りの熱について勉強していきたいと思います。まず「顕熱」と「潜熱」のお話です。顕熱とは、直接に温度を測ることができる熱です。すなわち、直接肌に熱を感じることができます。太陽光や焚き火の熱、ガスコンロや石油ストーブなどの熱が顕熱といわれるものです。潜熱とは、一口で言うと目に見えない熱です。私たちが体感するものでは、乾燥感や蒸し暑さとして感じられる空気中の湿気に含む熱のことです。小中学校の理科的に言うと、0℃の水の温度を100℃まで上げるための熱を「顕熱」、蒸発のために必要な熱量のことを「潜熱」といいます。潜熱の別名として、例えば「水から水蒸気」に変化する熱は、蒸発熱または気化熱と呼ばれます。また「水蒸気から水」に変化するときは凝縮熱、「氷から水」に変化するときには溶解熱、「水から氷」に変化するときに凝固熱とそれぞれ呼ばれます。この顕熱と潜熱の性質から見る体感のお話しですが、同じ30℃を超える温度条件でも南の島国では直射日光さえさえぎれば意外と涼しく感じます。ところが日本ではそうはいきません。理由は湿度に関係してきます。日本のように70～80%前後の夏は蒸し暑く感じますが、前述したような島国で木陰で昼寝できるのは、同じ30℃以上の温度でも湿度が50%以下だからです。日本の寝苦しい夏の日の夜は温度も高ければ湿度も高いです。ところが80%前後の湿度を60%以下まで除湿してあげれば、同じ温度でも涼しく感じます。あとは少し気流を与えてあげればかなり快適になるはずです。逆に今のような冬の時期はまったく相反します。「冷房」と「暖房」は全く逆のことをしてあげればよいのです。太陽からの直射は輻射熱です。夏は防ぐ工夫が必要ですし、冬は採り入れる工夫が必要です。これは分かりきったことですし、当たり前のことです。前述した話しで、真夏は「潜熱」すなわち湿度の多い少ないが快適に過ごす対策のポイントだということが分かりました。冬場は「顕熱」が体感温度に影響を及ぼします。簡単な体感温度を表す式として、(*エンベロップの表面温度の平均＋室温)÷２となります。(*エンベロップ;床、壁、天井、開口部などを指します)例えば、床の表面が10℃・天井の表面が23℃・壁の表面が15℃・窓ｶﾞﾗｽor窓枠の表面が5℃・そして室温が20℃とします。この場合、エンベロップの平均表面温度が約13℃となり(13+20)÷2=約16.6となりますので、室温が20℃でも体感温度は16.6℃ということになります。しかし、実際にはこれだけではありません。新陳代謝にも年代や個人別があります。家の中でも動き回る奥様やお子さんは自らも熱を発します。あくまで平均的な話しですが、じっとしておられるお年寄りは新陳代謝も乏しくなります。また表面温度が低い面からは「冷輻射」を感じますので、そこに体の熱が奪われてしまいます。掃きだし窓のような大きな開口部面や、北側に面した回り階段の途中にある窓などからは下降冷気流を感じることがあります。このことをコールドドラフト現象またはダウンドラフト現象と呼んでいます。さらに熱の伝導、すなわち住宅でいうと外壁を伝わり室内と室外との熱伝導による影響、また水道管やガス管などや構造材に使われる金物などからの冷熱橋など様々な条件が重なりあいます。このように、冬でも夏でも快適に過ごす住環境対策は熱のコントロールが絶対条件だということがご理解いただけるかと思います。

  2005.01.22

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• 【湿気と結露、ダニ・カビの話】

  昨日は住居内における結露のお話をしました。今日はちょっと踏み込んで、結露の原因にもなる余分な水分(湿気)とダニ・カビに関する話をします。地域差は若干ありますが、各ご家庭では洗濯物を屋外で干すことができず室内に干す場合があると思います。それは梅雨時であったり、雪の降る地方は冬期間もそうです。ちなみに洗濯物からの湿気発生量として、衣類の種類と発生水分量の関係は次の通りとなります。長袖Tシャツ／105ｇ・パジャマ／230ｇ・靴下(綿製)／30ｇ・ハンカチ(小)／10ｇ・タオル／40ｇ・ズボン／145ｇ・ワンピース／95ｇ・下着／20～50ｇ(出典:松下精工・気調システム資料)洗濯物から出る水分が余分な湿気とは言いませんが、室内にそれがある場合は結露の原因にもなりうるというわけです。また部屋の大きさと含み得る湿気量は次の通りです。冬場／室温18℃の場合（4.5畳間312ｇ）（6畳間416ｇ）（8畳間555ｇ）、室温20℃の場合（4.5畳351ｇ）（6畳間469ｇ）（8畳間624ｇ）夏場／室温22℃の場合（4.5畳間394ｇ）（6畳間526ｇ）（8畳間701ｇ）、室温25℃の場合（4.5畳間468ｇ）（6畳間624ｇ）（8畳間832ｇ）(出典:気積による計算値)特に畳は水分を含みやすいので、条件によってはダニの格好の住処と化してしまいます。昨日、アレルゲンはダニ・ダニの死骸・ダニのフン・カビの胞子がメインというお話と喘息患者の主要アレルゲンの約50%が室内の塵だというお話しをしました。そこで、住宅の代表的なダニのご紹介？をします。まず、生育条件は20~30℃・相対湿度80%前後です。次に種類ですが、チリダニ(体長:0.3～0.5ﾐﾘ／餌:人間のフケ、チリ)・コナダニ(体長:0.3～0.4ﾐﾘ／主に食品に発生、カビも餌。イヌ、ネコにも寄生)・ツメダニ(体長:0.5～0.8ﾐﾘ／餌:チリダニ、コナダニ類)・イエダニ(ネズミに寄生、人間の血も吸う)となります。またダニの一生は2～3ヶ月で、生涯で一匹あたり約500個のフンをします。ダニのフンの直径は10～40μ(ﾐｸﾛﾝ)*1μ=1000分の1ﾐﾘで、生きているダニそのものよりも死骸やフンの方が強いアレルゲンになっています。カビの好発生条件は温度20～28℃相対湿度65～95%です。主な発生場所は、食べ物、畳、木材、紙、ガラス、タイル目地等で、空気中1立方ﾒｰﾄﾙあたり約300個のカビの胞子が浮遊すると言われています。結露やハウスダストから家や人を守るためには、住居内において極端な温度差をなくすことや高温多湿の環境をつくらないということです。そして換気対策を計画的に行うことです。またお掃除も重要です。和室のお掃除は特に丁寧に、畳1枚につき約1分間掃除機をかけると良いそうです。勿論、カーペットやじゅうたんも同じです。お掃除は小まめに行いましょう。

  2005.01.21

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• 【住宅における結露について】

  今日は大寒です。温暖化の影響もあり真冬とはいえ昔ほど冷え込まなくなりましたが、やはり冬の外は寒いですね。住宅内においても、この季節に悩まされる一つとして窓ガラスなどの「結露」があります。一口に結露と言いましても、ここでお話しをするのは「表面結露」(目に見える結露)です。今日は詳しく記述しませんが、住宅内でもっと怖い結露が「内部結露」です。これは壁の中など普段は見えないところで起きている結露で、断熱材の欠損や構造の隙間、防湿処理がされていないなどの原因によるもので、場合によっては木を腐らせてしまうそれこそ住宅の耐久性にまで影響を及ぼすものです。小中学校の理科の時間を思い出す話ですが、そもそも結露の原因となる湿気は通常、水蒸気となって空気中に含まれています。空気には温度が高いほどたくさんの水蒸気が含むことができ、また温度が低い空気は少ない水蒸気しか含めない性質があります。当たり前の話ですが、空気の中に含まれる水蒸気量は、温度によって限界があります。この限界値のことを飽和水蒸気量といい、限界値まで水蒸気を含んだ状態を飽和状態と言います。暖かい場所から冷たい場所へ空気は移動していきますので、飽和状態を越すと含みきれなくなった水蒸気が水滴となり外に出ます。この現象を結露といい、結露に達する温度を「露点温度」と言います。実は結露の解決策は単純明快で、原因となるのは温度が不足しているか(温度差が激しい)換気(除湿)が不足しているかのどちらかです。温度と*相対湿度による空気の露点温度は次の通りとなります。(*空気が含むことの出来る水分量が限界に達した場合を100%とし、全然含まれない場合を0%として、含まれている水分量を百分率で表したものが相対湿度です)空気温度20℃、相対湿度60%の場合は露点温度が約12℃となり、これ以下に温度が低ければ結露を起こします。ちなみに、２０℃／50%の場合の露点温度は約9.3℃、20℃／40%の場合は約6℃が露点温度となります。身近に置き換えてみます。仮に室内の温度が20℃、相対湿度が60%とします。今日のように寒い朝、窓枠やガラスの表面の温度が12℃より下がっていれば結露の条件が成立します。よく奥様方が寒いのを我慢して、窓ガラスの結露水を取り除くために窓を開け放つ光景を目にします。しばらくしますと結露は治まってきます。これは当たり前の話で、ガラスの表面温度が外気温度と変わらなくなるからです。しかし次に窓を閉めた瞬間、これまで以上に冷えきった窓枠やガラスの表面めがけて、暖かい場所の空気に含まれる水蒸気が大移動してきて大結露を起こしてしまいます。これはよく考えれば当たり前の原理です。以前にある大手ハウスメーカーさんの住宅展示場に一般客として見に行ったとき、「結露したときはどうするの？」という私の質問に対し、対応した営業マンは胸を張って「そのときは、窓を開けて換気をしてください！」と応えられました。けして間違ってはいませんが、プロとしてはどうかと思いました。ところで、皆さんは自動車の運転をされますか？フロントガラスが結露で曇ったときはどうされますか？たぶん、普通に窓ガラスの表面温度を上げようとヒーターの吹き出し口を「デフ」にされると思います。中には、ガラスを手で拭きながら寒い思いをして窓を開けている方もいらっしゃいます。また、助手席や後部座席にも人が乗車したときに、横のガラスが曇ったりする光景も良く見られます。これは、人間から出る水蒸気も余分な湿気として結露の原因を作っています。窓を開けずに簡単に済む方法は、A/Cのボタンを押すだけです。除湿効果がありますので、窓を開けて換気するのと同じ効果が得られます。住宅の居室内においても、生活の中から出る余分な湿気はあります。この時期ですと「開放型のストーブ」すなわち一般的な灯油を入れるカートリッジ式のファンヒーターなどです。これは燃焼した分、室内に水蒸気として放出されます。また気密性が悪く隙間風による自然換気などが原因で起こる過乾燥を防止するため、わざわざ加湿器を回し室内に放出します。その他、調理や室内に干した洗濯物などからも水蒸気は出ます。家の中のあちこちに温度差が生じる場所が発生しますと、それらの水蒸気は暖かい空気とともに大移動をすることになります。以上、また長くなりましたので今日はこの辺りにいたします。次回のテーマは、住居内の湿気発生量の話からカビ・ダニのお話し、または体感温度に関してなど、予定いたしております。

  2005.01.20

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• 【住宅内における空気環境について】

  今日は、皆さんにも身近な住宅内の空気環境に関するお話をしたいと思います。これは、大変に深い話しですのでほんのさわりだけです。実は2月3日に私(小社)主催にて「シックハウス新法・その後の現状／課題と対策を探る」というテーマで勉強会を実施する予定です。(建築業者が対象です)今日、会社でいままでに勉強会にて使用した資料を1時間30分用に作成したのですが、まとめているうちに「そうだ！今日のブログのテーマにして皆さんに伝えよう！」と思い立った次第です。まず、「シックハウス症候群」という言葉をご存知でしょうか？これは住宅内において化学物質を放散する建材、内装材、家具などより、居住者が様々な体調不良を生じてしまう症状のことを言います。主に新築、改築後の入居直後に起きる現象です。代表される化学物質にホルムアルデヒド、スチレン、トルエン、キシレン、クロルピリホス、パラジクロロベンゼン、アセトアルデヒドなどがあげられます。特にホルムアルデヒドは、接着剤などに多く含まれますが、タンスやカラーボックスなどからも鼻にツ～ンとくる臭いがしたことがあるなど、皆さんも身近で体感されたこともあろうかと思います。一般的なシックハウス症候群の症状として、目がチカチカして涙が出る、鼻水が出る、くしゃみが出るなどの比較的軽い症状から、激しい頭痛、嘔吐、湿疹、めまいなどの重い症状まで色々なものが複合して表れるのが特徴です。また、その症状が更年期障害や風邪の症状などにも類似しているという特徴もあります。それが原因で、少量の化学物質にも反応してしまい、もうクリーンルームでしか暮らせないなどの重い症状になってしまうことを「化学物質過敏症」といいます。元々は、鉄筋コンクリートの建物のような非常に気密性の高い空間でそのような症状が起きてきました。シックビルディングやシックスクールと言われるものです。この主な原因は、省エネ目的で安易に空調の換気量を抑えたなどの原因から換気不足になり、起きてしまったものと言われています。一方で、一般の木造戸建住宅においても、意図しないままに気密化が進み室内の換気対策が不十分になったことや新建材の目まぐるしい発展により化学物質が垂れ流しにされてきた、言わば建築業者側の認知の甘さから起きたともいえるのがシックハウスと言われるものです。平成15年7月1日より、建築基準法が一部改正になり「シックハウス対策新法」なるものが施行されました。対策として「内装仕上げ材の使用量制限」「24時間連続運転の機械換気設備の設置」「天井裏などの制限」と三つからなるものです。新しい法律が施行されてから早一年半が経とうとしていますが、これで全てが解決したわけでもなく、まだまだ課題は多く残されているのが現状です。さて、話は飛びますが人間が一生涯でその体内に摂取する物質の割合はいかほどだと思われますか？千葉工業大学建築学科・小峯裕己教授の調査データによりますと、室内空気がダントツの５７％、次いで公共施設の空気１２％・産業排気９％・外気５％・飲料８％・食物７％・その他２％となっています。また、喘息患者の主要アレルゲン(アレルギーの原因物質でダニの死骸やフン、カビの胞子など)として、室内塵49.1％・ブタクサ花粉20.5％・絹15.4％とつづき、これからシーズンとなるスギ花粉は6.4％という割合になっています。(数年前のアレルギー臨床研究所調べ)さらに、人体、燃焼器具から発生する二酸化炭素・燃焼器具、タバコから発生する一酸化炭素や窒素酸化物・その他掃除や一般生活などから出る粉塵・臭気などなど、いかに住宅居室内の空気環境の対策が必要かということがご理解いただけるかと思います。特に、室内で多くの時間を過ごす主婦の方、お子さん、お年寄りなどは、対策いかんでは危険地帯で生活していると言っても過言ではありません。これ以上、いきますとすごく長くなりそうな気配になってきましたので、今日はこの辺りでやめにしておきます。またの機会があれば．．．．

  2005.01.19

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• 【プラスチックと環境問題】

  今日は環境の話をしたいと思います。内容は工業調査会が出す本から勉強したものを一部ご紹介します。現在、プラスチックが貴重な石油を浪費しているという批判がありますが、プラスチックなどの化学用の原料として使用している石油は全石油消費量の１０％程度とのことです。在来材料である紙や金属の生産にもエネルギーは使われるため、これに代替すれば石油資源の節約になるという単純な考え方はできません。ちなみに、わが国のスーパーなどで配られる買い物袋は１０μm(100分の1mm)と世界で最も薄いと言われています。単純に薄いというだけではなく、独自な原料と成形技術により強度も充分あります。これは大きな省資源に貢献しているとのことです。仮に「環境保全に役立つ」からと紙製のスーパーバックに変えようと考えても、原木からつくるときに必要なエネルギーと比べると、前述したプラスチックのほうがエネルギー消費量が少ないとのこと。また、昔はガラスビンをリサイクルして繰り返し使われていました。現在はジュースの容器に代表されるようにプラスチックが主流になっています。これが環境負荷の軽減につながっているというのです。ビンと比べるとプラスチックはその形状や重量を考慮できるため、物流エネルギーの削減や流通費用の削減にも役立っています。また、かつて小売店で計り売りしていた味噌や醤油も今ではプラスチック容器が普通になりました。これは衛生上で食中毒などの自己が大幅に減少したばかりでなく、輸送経費削減にも寄与したと言われています。ただ環境的に見て槍玉に上がっているものの一つに使い捨て容器の問題があります。しかし、再利用のための膨大な洗浄水や消毒の費用を考えると、資源的にも使い捨てが有利になるとか。以上のようなことからも、プラスチックは流通革命を成功させた包装資材といえると思います。また容器ではありませんが、注射器は現在プラスチック製で使い捨てです。これはエイズ問題以来、衛生上からも考慮された結果と言えます。次にゴミ問題ですが、ゴミ全体の中でプラスチックの占める割合は大都市では１０％を超えると言われています。確かにプラスチックゴミは軽いし場所も取ります。都会の狭い収集所のスペース的な問題にもなっています。しかし、前述したように省資源に寄与してきた部分があることは紛れもない事実です。廃棄プラスチックのリサイクルは「収集」「選別」「精製」のトータルコストで採算がとれないと永続しません。他のゴミと混ざってしまうと再資源化が大変困難なことから、徹底した分別回収が必須条件とのことですが、実際はボランティアに頼っている部分も多いらしく回収ゴミの過半数はリサイクルされていない現状だとか。ちょっと興味がある話をしますと、現在の都市ゴミの焼却エネルギーが１ｇで約２０００ｶﾛﾘｰとマキの半分程度のエネルギーが得られるとのことです。ある行政では、ゴミ発電による廃熱利用の新しい施設などの試みもあるとのことですが、実際には大変な投資が必要との話しで現実的にはまだ遠い話しかも知れません。最後に地球温暖化問題に触れますが、CO2排出の削減は石炭や石油のような化石燃料の消費を減らすということが最大のテーマとなっております。プラスチックは石油製品ですが、これに限らず使用量を削減していくことが省エネ効果を生むことになっていくと思います。省資源の手法は、削減(Reduce)・再利用(Re-use)・再資源化(Recycle)の３Rです。使用量の削減が最も効果が大きいことは、私たち生活者が「不要なものは買わない」「使えるものは捨てない」という地道な心がけが必要だということだと思います。

  2005.01.18

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