[旅]の記事一覧 | オジさんの戯言

北野天満宮

最近、と言うか、ここ何年も不運が多い。自業自得もあるけれど。今年、ワシと同い年の女性は本厄の年。ワシは男なだけに厄年ではないはずなんですが、性別を越えて厄年並の不運に見舞われているような気がします。最近本気で、厄払いにでも行って来なあかんなと思いましたが、ここで思いが巡りました。神社なんて何年も行ってないのに、思いつきで行って神様は助けてくれるんやろか？神社にお参りって、最近いつ行ったんやろ？去年、会社の加盟する組合の団体旅行で豊川稲荷に寄ったけど、自分の意志じゃないしな。その前は？2003年に社員旅行で厳島神社に行ったな。でも、これも自分の意志じゃないな。その前・・・。2001年に初詣で八坂神社に行った。その前・・・。なんて、いろいろ考えていたら、思い当たるフシがひとつ。1993年、受験で京都に来た時、北野天満宮にお参りしたのを思い出しました。「合格しますように！」と天神様お願いして、絵馬まで奉納して。実力か御利益か、何とか大学に合格。が。よく考えたら、お礼参りしてない！！！これか！道真様のお怒りか！？厄が静まるかどうかは別として、せめて自分を納得させるためだけでもと、小雨の中、焦りに焦って行ってきました。京都に5年住んで、数え切れない程この前を通ったし、25日の縁日にも何度か行ったけど、よう考えたら、本殿までは入らなかったなぁ。雪が降って天満宮が雪化粧をしていた入試前日、ここで絵馬を書いて、ここに奉納しました。さすがに、お参りの列には中学生が多い。その中にいい年のオッサンが一人混じって並び、「遅くなってすみませんでした」「その節はありがとうございました」「これからは風当たりを弱めてください」・・・と、お礼とお願いをして参りました。溺れる者は、藁をも縋る。藁と言っては失礼ですが、お守りも買ってしまいました。

維新の道

長らく行ってみたいと思っていたところに、ようやく行ってきました。京都、霊山歴史館。実はワシ、幕末フェチです。思い起こせば20年前（もうそんなに経つのか！）、小学校の修学旅行で会津若松に行きました。会津若松。戊辰戦争の悲劇の舞台です。鶴ヶ城と白虎隊の眠る飯盛山を巡った記憶は今も印象に残っています。折しも、当時は年の瀬には幕末ドラマが恒例でして（日テレやったかな）、奇しくもワシらが会津に行った1986年のドラマが「白虎隊」でした。藩主・松平容保が風間杜夫、筆頭家老・西郷頼母が里見浩太郎、白虎隊士の生き残り・飯沼貞吉が宮川一郎太だったかな。ビデオに録って、擦り切れる程見たなぁ・・・。修学旅行のテーマに素直にハマるワシって、なんて優等生なんでしょう！！きっかけは修学旅行。そこから幕末に興味を持ちました。でも、しばらくは興味がある程度で燻り続けて、高校に入ってからは地理を選択した関係で、歴史は世界史も日本史も一切勉強せず（！）。大学4回生になって、遅まきながら司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読んでからというもの、再び"幕末マイブーム"が到来！司馬遼太郎の幕末モノは大抵読みましたね。坂本竜馬の墓が、当時自分の住んでいる京都にあると知って驚きました。てっきり高知にあると思い込んでたからね。こりゃ、一回行ってみなアカンと思いつつ、それから10年が経過。その、竜馬の墓がある霊山に歴史博物館があると知って、ますます行ってみたくなりましたが、行動には移せず。そして、一昨年のNHK大河ドラマ「新選組！」。こりゃ絶対に行かなアカンと焦ったものの、それから早くも2年。近くにあって、いつでも行けると思うとなかなか足が向きませんな。が、近くにいるうちに行っておかないとアカン状況になってきまして、切羽詰まってようやく念願の霊山歴史館に行ってきました。祇園・八坂神社の少し南、東大路から霊山に向かう道は「維新の道」と呼ばれていまして、これがまた結構キツい上り坂。1週間続いた雨がやっと上がりましたが、久々に照りつける太陽と京都独特の蒸し暑さの中、この坂を上っていくのは相当キツい！期待通り、ワシには面白いところでした。140～150年ぐらい前の時代という、「リアリティのある昔」というのが男のロマンを擽りますな。こりゃ、リピーターになりますわ。近いうちにまた行ってこよう。そして、霊山歴史館の隣、霊山護国神社の中に「旧霊山官修墳墓」という坂本竜馬、中岡慎太郎をはじめ、明治維新に尽くした1356人の志士を祀った史跡があります。興ざめのする自動改札ゲートを抜けて階段を上っていくと、とうとう10年越しで竜馬と慎太郎の墓碑に辿り着きました。池田屋騒動で新選組に斬られた志士たちの墓。木戸孝允（桂小五郎）の墓。そして、霊山から見た京都の街。歴史に触れに行くのって、思っていた以上に面白いですな。また行こう！

帰途

9日間に渡るゴールデンウィークも明日で終わる。ぼちぼち大阪へ帰らねば。夕方、会社とバンドのメンバーに渡すお土産を駅に買いに行く。ちなみに、ワシの「お土産論」は、「その土地でしか買えないもの」「その土地のアイデンティティーを持つもの」を選びたい。せっかく買うのだから、何処にでもあるようなものをやっつけ仕事的に買うのは好きではない。『～に行ってきました』というクッキーを買ってくる奴がいるが、あんなもん貰ってもありがたくも何ともないやんけ。ワシだけ先に晩飯を食べて、帰り支度。これからまた12時間運転するのかと思うと気が遠くなるが、クルマで来てしまった以上、置いて帰るわけにも行かないし。帰りは来た道をそのまま帰るだけなので、いちいち書きません。19:23に実家を出て、翌日の7:46に茨木に着いた。大雨の中走ったので、往路より遙かに疲れた・・・。秋田県内で迂回路を通らなかったので、往路よりは15km少ないけど、それでも865.9km。TRIP Aの「245.8」は2回り後の数字。行って帰って2245.8kmも走ってしまった・・・。どんだけ遠いねん！

桜と菜の花

朝起きて、独り暮らしの日常では食べない朝飯を食べて、親から「早く出る支度をしろ」と言われ、ワケも分からず父親の車に乗せられた。ある意味、拉致されたような格好だが、後部座席でうたた寝をして目が覚めたらここだった！桜と菜の花が大潟村のだだっ広い大地の、直線道路の両脇に延々と咲き誇っていた。こりゃ、すげー！！今年は、見事なまでに花の咲くタイミングとゴールデンウィークがドンピシャやったね。帰りは再び男鹿海鮮市場でつぶ貝を調達。今日は甘エビがなく、代わりにその場で生ウニを1つ買って食べた。普段は廻る寿司でしか手が出ない生ウニちゃんだが、もう全く比べモンにならん！比べること自体が失礼やね。味の濃さが全くの別モン！！またもや美味さに悶絶し、お陰でその写真を撮り忘れました。帰ってからの晩飯にはもちろん、鮮度抜群、歯応え最高のつぶ貝ちゃん！

温泉と文化財

朝、6時過ぎに起床してまず風呂。昨日の夕方は薄曇りだったが、今朝は快晴。目の前の山肌には1m以上もの雪が残り、ブナの林から射し込む朝日を浴びて入る露天風呂。最高に気持ちいい。湯加減も昨日とは打って変わってちょうどいい。朝食後にもう一回風呂。9時前、チェックアウト。それから、大釜温泉周辺を散策。すぐ隣の温泉旅館、「妙の湯」を見て、上流の「孫六温泉」を目指すが、しばらく歩かないと行けないようなので一旦引き返す。※父ちゃん（右）と母ちゃん。父ちゃんの指さす先に孫六温泉がある今度はクルマで「黒湯」へ。ここは凄い！まず硫黄泉の堪らない香り！駐車場から残雪の回廊になっている急斜面を下りると、そこは歴史を感じさせる、まさに「湯治場」。古めかしい建物には、小さい囲炉裏のある畳敷きの小部屋が集まっている。すぐ脇には湯気と共に源泉が湧き出ていて、川からの水と源泉を風呂に引いている模様。こりゃ、凄い。日帰り入浴もできたが、次回のお楽しみにとっておく。次は絶対にここに来て、たっぷり堪能したるぞ！ここから少し山道を下ると、さっき途中まで行った「孫六温泉」へと続いていた。先達川という川沿いで山の谷間にある、これまたいい雰囲気の温泉宿。ここで1週間ぐらいかけて温泉巡りしたら極楽でしょうな・・・。これにて乳頭温泉郷から帰途につく。が、来た道を帰るのも面白くない。祝日なので、さすがに今日は角館が大渋滞しているに違いない。と、いうことで昨年同様、北回りで帰る。そうなりゃ、新玉川温泉に寄らない手はない！1年ぶりの新玉川温泉に寄り道。ちょっと入っただけでも泉質の違いが体で分かる。何せ、強酸性（pH1.2！）のお湯である。ほんの僅かでも目にお湯が入ろうものなら、シャンプーが入るよりも痛い！去年も思ったが、ここに1週間でも逗留できたら、体調がよくなるに違いない。別に体調が悪いわけではないけど。※Wikipedia参照玉川温泉も、少しの時間ながら満喫して、国道341号をひたすら北上。小坂町にある「康楽館」という日本最古の芝居小屋を見に行こう、ということに。両親は一度行ったことがあるらしい。康楽館もさることながら、まずはその隣にある「小坂鉱山事務所」を見て驚いた。まぁ、詳しく知りたい方は公式HPを見て頂くほうが手っ取り早いんですが、今からちょうど100年前の明治の終わり頃、この辺境が鉱山開発で繁栄していた証というわけ。しかも、つい10年前まで現役の鉱山事務所として使われていた建築物を重要文化財として現在の地に移築したものらしい。中を見学（有料）すると、別の見学客にボランティアのガイドのおっちゃんが、この建物にまつわる歴史や時代背景を熱っぽく語ってくれている。我らが家族も、便乗してガイドさんの説明を聞いて館内を巡る。当時は鉱山開発で莫大な利益を上げていたお陰で、このような建物を建て、この町は企業城下町として発展していたという。県や町といった自治体ではなく、民間の鉱山会社が自社で開発している小坂鉱山を中心に発電設備を持ち、電気を供給し、上下水道と暖房まで完備した社宅を整備し、公式規格の野球場、運動場、そして福利厚生施設としての芝居小屋をまで建てた。その芝居小屋が隣にある「康楽館」なのだという。これらの設備が関係者には全てタダ！鉱山労働という過酷な労働の対価として、鉱山関係者やその家族への福利厚生は現代から見ても目を見張るものがあったという。この時代にこんな会社と社会資本があったなんて、今の今まで知らなかった。学校の郷土学習でも一切出てこなかった。それに加えて、鉱山が閉山後の今は見る影もなく、こうして文化財だけが歴史の事実を物語っているだけなので、そのギャップに驚きと関心が一気に湧いた。また何かでいろいろと調べてみよう。・・・とまぁ、シリアスな感動に浸りつつも。ここは明治時代に建てられた洋館なので、女性の希望者には当時の鹿鳴館チックなドレスをレンタルして、記念撮影できるというサービスをしているようだ。一番最初に正面のベランダで見たおねーちゃんは、ドレスも似合っててかなりおキレイだった。が。ガイドさんについて見学中、遠目に別のドレスを着た人たちが異彩を放っているのに気が付く。・・・どう見てもオバちゃん達。着るのは自由だが、着る勇気と、来て人前に立つ胆力に畏れ入った。・・・ってか、勇気があるんじゃなくて、羞恥心が老化と共に消失したのか。そんなこんなで、想定外の寄り道。1時間半かけてたっぷり見てしまった。ここ、小坂町から実家までは3時間！・・・と言っても、今日はほとんどの行程を父親に運転させてました(^^ゞ父ちゃん、ありがとう。

桜と温泉

誰が言ったか知らないが、言われてみれば確かに聞こえる・・・もとい。住んでる時には分からんが、離れてみれば秘かによいとこ。それが我が故郷、秋田なのかもしれない。ここ数年、帰省の度に親と温泉に行く。過去、駒ヶ岳の麓にある「水沢温泉」と、意外に全国区の「玉川温泉」へ行った。実家からクルマで片道2～3時間。近くはないが、日帰り入浴を満喫できる。が、今回の帰省に際しては、前々から「日帰り入浴じゃなしに、泊まりで温泉に入りたい！」と、いい歳ブッこいて親にダダをこねて、とうとう実現！乳頭温泉、1泊2日！10時、実家を出発。一般的に、目的地の乳頭温泉へ行くには、角館（旧・角館町、現・仙北市）を通る。角館は城下町。『枝垂れ桜』の咲く武家屋敷の町並みで有名。「大渋滞にハマって動けなくなるのでは！？」という懸念があり、父親が助手席でしばらく悩んでいたが、「平日だから、もしかしたらさほど混んでねぇかも」と、大胆にも角館経由を選択。父親の勘は見事的中！渋滞らしい渋滞もなく角館に入り、途中下車。嬉しい想定外だったが、もう一つ想定外が。ワシのデジカメが壊れて撮れなくなった。以降、ずっとケータイのカメラで取らざるを得なくなった。いや～、有名なのは知っていたけど、こんなに凄いとは思わなかった。桧木内川の土手沿いに咲くソメイヨシノ。武家屋敷の町並みに咲く枝垂れ桜。日本に生まれ、桜の咲く春を迎えられるのは、実に幸せなことだ。こりゃ、来年もまた見に来たい。桜を堪能した後は、いよいよ温泉へと向かうが、途中、旧・西木村にある「カタクリ群生地」に寄る。カタクリと言われても、片栗粉しか知らんので、どんなのかと思ったら、コレ！栗の林の一面に、紫色の可憐な花が大群生！偶然にも最盛期のタイミングに見られた模様。田沢湖畔に出て、田沢湖の9時の位置から時計回りに半周。駒ヶ岳の山麓を登って、目的地・『大釜温泉』に到着！乳頭温泉郷には6つの温泉があるが、全て成分と効能が違うらしい。早速、浴衣に着替えて浴場へ。お湯に入ると、硫黄泉ではない模様。お湯は緑色でヒノキの香り。露天風呂には2つの湯船があったが、一つはかなりぬるく、もう一つはかなり熱い。目の前はブナの森。ぬるい方にじっくり浸かる。最高！極楽！！しかし、お湯から上がってから頭痛がしてきた。標高が高いので、微妙ながらも気圧が低くて頭が痛くなった模様。夕食までの間、寝る。夕食の後、もう一度風呂に入るつもりが、頭痛が取れずに断念。でも、まぁ、夢の温泉宿。そのまま夢の中へ・・・。

884.0km・・・その2

日付が変わったのとほぼ同時に北陸道へ。深夜走行は疲れるので、巡航速度は120km/h前後にセーブ。北陸道は毎度ながら渋滞とは無縁の交通量。未だかつて、渋滞にハマったことがない。7～8年前、朝日IC～上越ICまでのトンネル連続区間が対面通行だった頃、工事で片側交互通行に出くわしてちょっと足止めを食らったことがあったぐらいしか渋滞の記憶がない。 0:43（184.5km）　南条SA（福井県）で10分休憩 1:56（315.1km）　小矢部川SA（富山県）で20分休憩 3:29（459.1km）　名立谷浜SA（新潟県）で90分休憩いい加減眠くなってきたので、30分ぐらい寝るつもりが1時間半寝ていた。レカロは倒しても寝にくいので、後部座席に縮こまって横たわる。目が覚めると、うっすら明るくなっていた。5:05、出発。 6:33（634.1km）　中条IC（新潟県）高速はここまで。1時間半の睡眠を除くと、ほぼ6時間でここまで来た。で、通常12000円以上する高速代が、深夜割引で8700円！この差はデカい！！中条ICを下りてすぐのセブンイレブンに寄ると、筋子のおにぎり発見！コンビニものなれど、1年ぶりの筋子に感涙！あとはひたすら下道。県道3号から国道345号を北上、笹川流れを通過。新潟県の北部は、ようやく桜が散り始めたぐらいでまだまだ花は残っている。天気もよくて、車窓も抜群！ 7:45（696.1km）　勝木交差点（新潟県）ここからは国道7号を北上。 8:03（714.5km）　鶴岡市由良（山形県）のコンビニで10分休憩海岸沿いの県道と国道112号で更に北上。 9:00　酒田市街（山形県）を通過 9:30（788.7km）　にかほ市象潟（秋田県）で給油鳥海山の麓。意外にも秋田県に入ったら、ガソリンがリッター当たり7～8円安い。ここまで引っ張って正解！燃費は12.8km/L。行程の8割を、3500～4000r/minで回しっぱなしにしてこの燃費。恐るべし、K20A！それにしても、沿道にも離れた山々にも桜が咲き誇っていて、実にいい風景。今年は咲くのが遅れたお陰で、この連休中は随分と桜を楽しめそうだ。いつも遅い車や渋滞に引っ掛かる仁賀保、西目の回避ルートを去年開拓したので、仁賀保の手前で国道7号を外れる。内陸を迂回するので距離的には遠回りだが、遅い車にブロックされない分、非常に快適。県道43号から国道108号に抜けて、本荘市内をかすめる。10:15　本荘市街（秋田県）を通過あとは国道105号で内陸に入り、県道9号、61号で秋田空港方面へ。この道を使うのは今回で3回目。中・高速カーブの連続で、密かなお気に入りルート。運転していて実に楽しい。ワシの拙いテクでもクルマの性能を発揮できる最高のコースだ。11:20（884.0km）　実家に到着夜中に走ると安く上がって、しかも若干早い。しかし。交通費と疲れは反比例する！改めて痛感・・・。

884.0km・・・その1

1年ぶりの帰省道中記。去年の10月にETCの車載器を付けた。ETC搭載車は夜中に走ると高速代が安くなるので、これまでは早朝出→夜着で走ったが、今回は夜出→昼着にチャレンジ。「車で帰る」「だいたい12時間かかる」と言うと、時としてバカ扱いされるが、ヒコーキは異常に高いし、電車も負けず劣らず高い。時間はかかるが、車で帰るのが一番安くつくのだ。そりゃもちろん、相応にしんどいけど。でも、背に腹は替えられんのだ。22:55　茨木発名神・茨木ICから京滋バイパス回りで東へ。ジャスト1時間で米原JCT通過。ここで日付が変わったので、翌日へ・・・。

オジさんの戯言

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