新春浅草歌舞伎 第1部
昨日、新春浅草歌舞伎第1部へ行ってきました。新春浅草歌舞伎えらく早起きしてしまったので、朝っぱらからカツ丼作ってお弁当に。しかも会場には20分も早く着いてしまった。席は3階最後列だったんだけど、最前列の席よりは見やすくてよかったです。3階最前列は手すりが邪魔でとっても見にくいんです。演目は『三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)』『猿翁十種の内 独楽(こま)』の2つですが、始まる前に『お年玉』といわれる出演俳優による年始ご挨拶があって、浅草はこれも楽しみのひとつです。この挨拶を誰がやるかチケット発売時にはわかってないので、自分が行く日に誰が登場するのだろう?というドキドキ感があるのです(公演前に発表にはなりますが)。昨日は愛之助。海老蔵騒動で一躍脚光を浴びて名前も広く知られるようになりました。舞台に登場すると正座しての型どおりの挨拶がありまして、でもすぐにマイクを持って客席へ。お客さんに質問をどうぞってかんじでマイクを向けます。「舞台に出るときになにか縁起を担ぐことはありますか?」との質問に、「塩をまくくらいでしょうか」とのこと。そしてだいぶ以前、勧進帳の富樫の太刀持ちで舞台に出るとき、富樫役の俳優が相撲取りかってくらい大量に塩をまいていてそれを被ったことがあります。なんて話をして会場を沸かせていました。こうしたお客さんとのやりとりは台本にないものなので、役者本人の素の部分が見えてよいですね。もっとあとに第2部に行きますが、そのときは亀治郎なんです。ぐふふ、楽しみだわ~。『三人吉三巴白浪』は歌舞伎座で何度か見ましたが、今回のがいちばんしっくりきました。そもそも江戸時代の不良少年たちのお話なので登場人物が10代の若者なんです。今回は役者が全員若くて達者。お嬢吉三の七之助はひたすら美しく、お坊吉三の亀治郎は抑えた上品さがあり、和尚吉三の愛之助はただただたくましく頼りがいがある。3人のコンビネーションがとてもよかったです。3人に絡む畜生腹の、おとせ=坂東新悟と十三郎=中村亀鶴もこの世でめでたく結ばれない儚さがありました。新悟はお顔がとがっていて未来の日本人みたいな顔なんだけど、お化粧がうまくなったのか見るたびにキレイになりますね。『独楽』は、亀治郎のひとり舞踊。もう文句なく上手いですよね。途中独楽の曲芸があると聞いていて、踊りだけでも大変なのに曲芸までって驚いたのですが、実際はマギー司郎の手品みたいなやつで、でもおおいに笑わせてくれました。歌舞伎や文楽の公演時にはイヤホンガイドがありまして、私は節約のため(?)最近はめったに借りることはないんですが、浅草は別。開演前や休憩時間に俳優たちのおしゃべりがあるからです。Q&Aでファンからの質問にひとりずつ答えるというものです。もしこれから行かれる方はぜひ借りてみてください。今からでも平日ならチケットは取れそうですよ。チケットWeb松竹お目汚しで昨日のわたくし。久しぶりにジョアンナ・ホーのセーター。昔コズモラマで買ったんだけど、そういえば今は取り扱いないですね。コズモもまにゃまにゃも取り扱いブランドがずいぶん変わったなぁ。インに着てるのはEVERWARMのカットソーです。毛玉が激しいけどものすごく暖かいので気に入ってます。いかにも下着なヒートテックより好き。ヒートテックも着ますけどね、完全インナーです。速乾性と保温性に優れたカットソーです。とても伸縮性がありますEVERWARM エバーウォーム ク...価格:3,990円(税込、送料別)