ホールに響くパイプオルガンの音色(国家大劇院 開幕2周年)
★今日は昨日の日記でお伝えしていた通り無料開放日の国家大劇院を見学してきた。 夕闇に染まる国家大劇院 まるで水中に浮かぶ宇宙船のよう!でも出かける前につまらないことで夫とケンカ。お互い微妙に不機嫌なままいまいちな気分のまま国家大劇院へ向かう。本日の無料開放は午前の部と午後の部に分かれているため見学が終わって帰ってくる人もちらほらいる。通常なら人工湖周辺のお散歩道は通れるはずなのに今日は封鎖されていたので大回りして入り口へ。(私はてっきり 無料開放のためかと思ってたけど どうやらフランスの大統領が来ていたらしいので そのためかも)気分を持ち直して入り口をくぐったら意外とたくさんの人がいてちょっとびっくり。人がたかっているところをのぞきに行ったら本日の無料演奏会の予定表があった。 急いで写真を撮ったので曲がっちゃった...いくつか演奏会があったのでいちおう夫にも聞いて時間的に一番早い「管風琴音楽会」を聴きに行くことに。エスカレーターを上がりドキドキしながら入った音楽廳(yin1yue4ting1:コンサートホール)はシルバーホワイトを基調としてまだとても新しく非常にピカピカしていた。ステージを360度ぐるっと囲む形の観覧席は全部で3階建てになっており私達は1階席の前から2列目の真ん中に座る。ステージにはオルガンのような楽器とその周りにオーケストラ用の椅子とパーカッションが鎮座していた。 全体的にはこんな感じ みんな1階に集中~それにしても管風琴ってなんだろうと思いながらステージに登場した管風琴の演奏者の話を聴いていたらなんとパイプオルガンのことだった!ああ、それで管風琴(guan3feng1qin2)!納得したと同時に感激~まさか北京で中国でパイプオルガンに出会えるとは!なんてうれしいサプライズ!! じゃんじゃじゃ~ん 足鍵盤をズームイン ステージには2台のパイプオルガンが パイプオルガンのコンサートには日本で過去2回行った事がある。パイプオルガン独特の音色の豊富さ音域の広大さ音色の多重感と立体感が好きで星屑みたいなキラキラした高音と地響きみたいな低音が同時に聞けるところ魅力だと思う。ボタンを押すと鳥の声が流れてきたりするのも面白いし。演奏家の先生の話によると6,500本のパイプを持つこのパイプオルガンは約3千万元とか。さすが国家の大劇場だけあるな~と夫は感心することしきり。 たくさんのパイプ 相当太さのある巨大なパイプ一通りパイプオルガンの説明が終わった後ようやく待望の演奏が始まる。パイプから発せられるオルガン独特の温かみのある音色と多彩な和音にうっとり目を閉じれば雪降るヨーロッパの教会でクリスマスのミサに参加しているよう。プログラムもどこかで一度は聞いたことがある有名な曲ばかりだったし途中でフルート演奏者とのコラボや小さいパイプオルガンでの演奏もあったりして聴衆を空きさせない工夫をしておりまたバッハなどの教会音楽やクリスマスの曲が多くすごい楽しかった。小さいオルガンと大きいオルガンはそれぞれ音色が違っていて面白い。演奏する人はすっごい大変そうだけど聴いているこちらは1時間なんてあっと言う間~! 大きいオルガンでの演奏 小さいオルガンでの演奏時間的にちょうど良かったから何の楽器か(琴、とあったので鍵盤楽器かとは思ったけど)よくわからずにこの演奏会を選んだけど偶然にもパイプオルガンでそのステキな演奏が聴けてすっごいラッキーだった。もしかして神様からのクリスマスプレゼントかな一人ノリノリで聴き入ってた私。名残惜しい気持ちでコンサートホールを後にし他へ見学しに急いだ。国家大劇院内部の見学の様子は明日の日記に続きます。☆国家大劇院 住所:北京市西城区西長安街2号 電話:010-6655-0000 交通:地下鉄1号線 天安門西C出口 バス1,4,10,20,37,52,726, 628,802路線 天安門西バス停下車 ☆本日の最高気温6度 最低気温-9度 北風だったせいかすごい寒い一日だった 大劇院の中は暖かいんだけどもっと北京情報を知りたい方はこちらへどうぞ ↓にほんブログ村