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テーマ:■ムービー所感■(484)
カテゴリ:チェコ(スロバキア)映画
人形アニメの名手トルンカによる、シェイクスピアの傑作喜劇の人形アニメ化。 幾度も映画化されているシェイクスピアの戯曲。 内容は幻想的でとても美しく、劇中劇の愛の物語は「ロミオとジュリエット」のよう。 人形の動作ひとつひとつが、可憐でメルヘンチックで、吹き替えなら子どもでも楽しめるような作品でした。 人形劇はとても好きです。表情は変わらずに、その動きひとつで感情を表す。 命があると思えるくらいの迫を感ることがあります。 子どもの頃は「三国志」が大好きで、毎週欠かさず楽しみにしていました。 あの番組は本当に素晴らしかったですね~ また観たい。 終わりの歌はまだ歌えます。 とにかくファンタジックな本作。台詞はナレーターのみでした。 アニメーションと一体になった映像は重層的な世界で、クラシック音楽がぴったりです。 全部が創作されたからこそ出せるであろう、色のトーンがあまりに美しくて物語より映像に目をとられていました。 青を基調とした中に独特な赤や緑が鮮やか。 その青もなかなか見つけられないような青という感じで、こだわりをいっぱい見つけることができました。 監督 イエジー・トルンカ カラー人形劇アニメ(109分) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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