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おすすめブルーチーズ(ロックフォール)の国による値段差、バンコクで買うならここ！

(2)

テーマ：チーズ・チーズ・チーズ(238)

カテゴリ：食べ物

ブルーチーズが大好きです

ところが日本で食べようとすると輸送費や

29.8%の関税によって、かなり高額に

なってしまいます。

先日のEPA交渉により関税は減るものの、

段階的に11年もかけて50%ダウンさせる・・・

随分とゆっくりなランディングです。

体感できないと思われます

仕事柄、欧州(ここ4年ほど行ってませんが)、

バンコクに行くので、そのたびに現地でお安く

ブルーチーズを食べています。

その際、撮りためた写真を見つけたので、

味の記憶とともに価格の差などをご紹介します。

冒頭触れたようにちょっと高くなるのですが、

ほとんどの品は国内でも入手できます

！ご注意：

ブルーチーズは本当に好きじゃないと、

厳しい臭い、厳しい塩分、青カビの舌触りが

あります

初めて食べて、最初から「美味しい！」とは

なりにくい気がします・・・。

下手すると吐くレベルです。

自分も初めて食べた(25年ほど前)ときは、

不味くて泣きそうでした。

（今思うと、不味いというか、それまでの

人生で食べたことのない類の味を不味いと

体内で定義していただけなのかも知れません）

例えば、ウニが大好き、とかシングルモルトは

アイラ系が好き(それもArdbegやLaphroaig）

というようなコアな嗜好の人にはとてもマッチ

すると思います

味や香りのコア度としては、

カマンベール＜＜フルムダンベール＜ゴルゴンゾーラ

という感じだと自分は思います。

カマンベールはブルーでは無いのですが、比較の

出発点として書きました。

※イングランドのスティルトンは今回載せていませんが、

　ゴルゴンゾーラより少しきつめです。

なお、ロックフォールに関しては

ゴルゴンゾーラ＜＜ロックフォールです。

いずれにしても、初めての人には想像の付きにくい味

なので、どんなに少量入っていても気になってしまう

可能性が高いです。

そのため、はじめはハードなものを避け、

フルムダンベールなど青カビ攻撃力が穏やかな

チーズにする方が良いと思います

ちなみに自分はパクチーがどうしても苦手で、

ほんのひと切れ入っていただけで、感づいて

しまいます

前置きが相当長くなったのですが、それでは説明に

入りたいと思います。

なお、色々書いた割には結局自分が好きなものを

紹介する内容になっていまして、初めから

ハードなロックフォールばかりを紹介しています・・・

Gabriel COULET(ガブリエルクーレ)

Roquefort(ロックフォール：羊乳)

1872年創業で創業時はワインセラーでした。

のちに創業者クーレの息子ガブリエルが継いだ際、

今の社名になりました。

バンコク価格

184バーツ(約663円)/100グラム

グラム単価　6.63円

国内価格

1,200円前後/100グラムで流通して

いますが、流通量は多く無いです。

グラム単価　12.0円

フランス大使館御用達のチーズとして知名度は

あるのですが、ブルーっぽくないえぐみがあるので

最初の一口は小さめの方が良いかなと思います。

青カビのざらつきも良く、ハムに合うと思います。

自分の個人評価としては80点です。

Papillon(パピヨン)

Roquefort(ロックフォール：羊乳)

1906年創業でベーカリー、オリーブオイル製造も

行ってます。

ベーカリーはパン屋を営んでいるわけでは無く、

ブルーチーズ用の菌を育てるためです。

バンコク価格

155バーツ(約558円)/100グラム

グラム単価　5.58円

国内価格

1,000円前後/125グラムで流通しています。

グラム単価　8.00円

本場フランス価格

カルフールで5.38ユーロ(約665円)/300グラム！

グラム単価　2.22円

と驚異的な安さで売られていました。

パピヨン社はライ麦パンを焼き、その中で青カビ菌を

育てる超伝統的な方法を守り抜いています。

羊独特の香り、コクと甘み、青カビのピリピリ感が

素晴らしいです

自分はパピヨンを食べるとき、ほとんどの場合、

単独で食べます。

ため息が出るほど美味しいのです。

自分の個人評価としては95点です

Papillon(パピヨン) Le BIO

Roquefort(ロックフォール：羊乳)

バンコク価格

185バーツ(約666円)/100グラム

グラム単価　6.66円

国内価格

1,350円前後/100グラムで流通していますが

流通量は少ないです。

グラム単価　13.5円

本場フランス価格

カルフールで4ユーロ(約483円)/130グラム

グラム単価　3.72円

パピヨンでも、こちらのオーガニック品は

味が全然異なります。

いい感じにオイリーで、さぞかし濃密な味が

するのかと期待してしまいますが、非常に淡白で

牛のミルク？と思ってしまうほどでした・・。

自分の個人評価としては75点です。

MONOPRIX(モノプリ)

Roquefort(ロックフォール：羊乳)

これは日本でいうと紀伊国屋ブランドのチーズ

という類で、モノプリは街のスーパーです。

バンコク価格

169バーツ(約609円)/150グラム

グラム単価　4.06円

国内では見たことが無いです。

本場フランス価格

モノプリで2ユーロ(約242円)/150グラム

グラム単価　1.61円

味は優等生です。

少し酸味が強い感じがしますので、熟成が若いの

かもしれません。

少なくともロックフォールAOCマークが

ちゃんと入っていますので由緒正しき

チーズなのは間違いないですが、あえてこれを

選ぶ決定的な要因が無いです。

自分の個人評価としては75点です。

GALBANI(ガルバニ)

Gorgonzola(ゴルゴンゾーラ：牛乳)

1882年にイタリアで創業し、イタリアナンバーワン

ブランドのみならず、世界50か国に進出しています。

バンコク価格

225バーツ(約810円)/150グラム

グラム単価　5.4円

国内価格

6,804円/1500グラムでしたので

グラム単価　4.54円

まさかの逆転です。

サイズ差によるボリュームコストメリット

かなと思います。

ほどよくクリーミー、青カビの攻撃力は穏やかで

ピリピリしませんし、ざらつきも感じません。

日本人が一番好きな味だと聞くのも納得です。

ドライアプリコット、いちじく、ナッツと相性が良く

スナックとして食べられますし、程よい香りも

大人びていて良いものだと思います。

但し、ここではあくまで自分が食べたいと思う

「ブルーチーズ」の評価なので、自分の個人評価

としては70点です。

Saint Agur(サンタギュール)

1956年創業のフランスBongrain Cheese社が

1988年にリリースしたブルーチーズ(牛乳)です。

(2015年にSavencia Fromage＆Dairyへと

社名変更しています)

バンコク価格

254バーツ(約915円)/125グラム

グラム単価　7.32円

国内価格

1,566円/125グラムでしたので

グラム単価　12.5円

本国フランス価格

カルフールでは2ユーロ(約247円)/125グラム

グラム単価は1.98円でした。

ずいぶんと価格に開きがありますが、

サンタギュール自体、あまり他国では有名な

チーズでは無く流通量が少ないと思います。

青カビの入り方はまずまず良いのですが、

ずいぶんとまろやかな味わいと、バターの

ようなしっとりした舌ざわりです。

牛乳のため独特の臭みも弱く、チーズ単独で

楽しむものでは無いようです。

蜂蜜と合わせてトーストに乗せる感じでしょうか。

値段も高く、パッケージも重厚感があったので

期待していましたが、肩透かしを食らいました。

個人評価としては50点です。

メーカー不明

Fourme d'Ambert(フルムダンベール：牛乳)

フルムダンベールはフランスでAOCを取得して

いますので、これを名乗るということは

フランス産ということになるはず・・です。

バンコク価格

180バーツ(約648円)/150グラム

グラム単価　4.32円

国内価格

980円/150グラム

グラム単価　6.53円

弾力が非常にあり、青カビによる味香り舌触り

ともに淡く、牛乳由来の味が感じられます。

最初のブルーチーズにはとても良いと思います。

トマトや葉野菜などと一緒にオリーブオイルを

かけて食べると、凄く美味しく食べられます。

個人評価としてチーズ単体では70点ですが、

朝とか、たまに食べたくなる味と触感なんです。