彼の存在 彼の夢
講習があったり、学校の授業参観や送別会があったり、ここ数日間はかなりの人と接した。幹事だったから、来れない人ともメールのやり取り、電話のやり取りなど気疲れしてしまった。そんなときすごく思った・・・彼と話したいなあって・・・彼と話すときの私は一番素の私だから・・・いや それ以上の私かもしれない・・・こんなとき最近の様子をうんうんと聞いてくれて、ホーッとやすらぎをくれる彼に、思わず「ありがとう」ってつぶやいたら、なんとなく涙が出てきちゃった。彼がいなかったら私・・・一人ぼっちだな・・・って思った。昨日何気に、「これからの夢はなあに?」って聞いたの。「明るく楽しい老後」だって。こんな日本だし、シビアな現実はあるかもしれないけど、彼の鬱はもうすっかりどこかへ飛んでいった気がした。昨年の今頃は、「どうして自分は生きているんだろう」とか「先が見えない不安」を彼はすごく訴えていた。これからの生活に私が加わることで、そのような夢を見てもらえるなんて、「好き」を何回言われるよりもうれしいことだなあって思った。