テーマ:懐かしい昔の話(548)
カテゴリ:父の麦わら帽子
私が岡山県の田舎で子ども時代を過ごしたのは、今から65年以上前のことだ。
その頃の夏は、クーラーはもちろんのこと、扇風機もなく、団扇と打ち水が頼りの暑い夏を過ごした。 子どもは水浴びに川で過ごしていたが、それが出来ない乳幼児は、あせもが出来ていた。 そんな時、うちの前の家に桃の木のある家があった。 その家の奥さんは、■ふうちゃん■という名前のおばさんだった。 ふうちゃんは、あせもの赤ちゃんを見かけると、 「うちの桃の葉を持って帰って風呂に入る時、いれてみ。 よーなるから」といって、桃の葉を勧めていた。 「ひなた水」といって、朝のうちにたらいに水を張って温かい湯にするが、その中に、桃の葉を入れているのを見たことがある。 岡山は桃で有名だが、どのうちにもあるというわけではない。 だから、そういわれた人は、ありがたく、嬉しかったに違いない。 改めて桃の葉のことを調べたらいろんな効能があることが分かった。 そういえば、冬、大人たちは、あかぎれが痛む時、「桃の花」というクリームをつけていたなと思い出した。 そんなことを思い出しながら、今が旬の桃を食べている。 にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2021.07.26 00:25:31
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