テーマ:懐かしい昔の話(548)
カテゴリ:父の麦わら帽子
一年で一番寒い今、朝起きると、マッチでストーブの火をつける。
マッチを使うのは、ストーブに火をつける時だけ。 今から65年以上前、岡山で暮らしていた子ども時代には、家の中にはマッチが数か所に置いてあった。 台所のクド(かまど)の前、風呂のクドの前、畳の部屋・・・。 マッチには「大箱マッチ」、「小箱マッチ」の2種類があった。 うちに置いてあったのは、「大箱マッチ」と呼ばれるもので、小箱マッチよりも数倍も大きいものだった。 「小箱マッチ」は携帯用で、タバコを吸う大人が持っていて家にはなかった。 当時、マッチはよく使うのであったけれど不用意に使うことはなかった。 タバコを吸う大人も自分のマッチを使わず、焚火から小枝を拾い、タバコに火をつけていた。 火鉢の燃える炭から火をつけることもあったし、 休憩する時は、タバコを吸っている人のタバコから自分のタバコに火を貰っていた。 年末に餅を搗いて隣に持っていくと、 「おつり」と言って、マッチをひとつかみ重箱に入れてくれたのも懐かしい思い出だ。■おつりはマッチ■ ■お返しは小燐寸一つ餅配■池田世津子 ☟■老前整理整理:マッチ2016■ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2023.01.26 00:08:38
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