犬王★平家の怨霊
■犬王■見届けようぜ。室町の京の都、猿楽の一座に生まれた異形の子、犬王。周囲に疎まれ、その顔は瓢箪の面で隠された。ある日犬王は、平家の呪いで盲目になった琵琶法師の少年・友魚(ともな)と出会う。名よりも先に、歌と舞を交わす二人。友魚(ともな)は琵琶の弦を弾き、犬王は足を踏み鳴らす。一瞬にして拡がる、二人だけの呼吸、二人だけの世界。「ここから始まるんだ俺たちは!」壮絶な運命すら楽しみ、力強い舞で自らの人生を切り拓く犬王。呪いの真相を求め、琵琶を掻き鳴らし異界と共振する友魚(ともな)。乱世を生き抜くためのバディとなった二人は、お互いの才能を開花させ、唯一無二のエンターテイナーとして人々を熱狂させていく。頂点を極めた二人を待ち受けるものとは――?歴史に隠された実在の能楽師=ポップスター・犬王と友魚(ともな)から生まれた、時を超えた友情の物語。楽しみにしていたアニメ。★さっそく見に行ったが、「犬王」って実在の人物だったんだということを知らなかった!!名のある猿楽(能)の家に生まれながら、その異形の姿に、面をかぶって暮らすと言う設定。実在といっても、生まれながらの、怪物のような姿だったかどうかは、?だろうけど。犬王の声にアヴちゃんという、これまた全く知らない名前だったが、声に特徴があって、上手い♪★犬王の相棒となる、友魚。「友魚」と書いて「ともな」と読む。昔は魚のことを「な」とよんだそうで、大坂をなにわとよぶのは、「魚の庭」というところからだという。友魚の生まれ故郷は、壇ノ浦で、代々、昔々に壇ノ浦の海に沈んだ平家のお宝を探して暮らしていた。そのせいで、友魚の父は死に、友魚は失明。父が死んだのも、友魚が失明したのも、平家のたたり。旅先で知り合った琵琶法師に琵琶を習い成長する。 この二人が、偶然橋の上で出会った。醜さゆえに、人に嫌われる犬王を友魚は嫌わない。目が見えないから・・・。 友魚のかき鳴らす琵琶は、まるでギターのよう。特大の琵琶をコントラバスのように弾くメンバー。コール&レスポンス、するか?あの当時??でも、盆踊りでも合いの手があるくらいだから、あるかも♪犬王たちの舞台は、鴨川の橋だった。近世の庶民芸能はほとんどが河原で育てられた。京都・四条河原で行われた出雲(いずも)の阿国(おくに)の歌舞伎(かぶき)踊りはもっとも有名。二人のポップスターが600年を駆ける、狂騒のミュージカル・アニメーション。歴史に隠された実在の能楽師・犬王と、琵琶法師・友魚から生まれた時を超えた友情の物語。友魚の琵琶と犬王の踊りの素晴らしさよ!!期待以上に面白かった♪ ■動画:犬王■■【犬王】観る前に知ってると楽しさ100倍!ヤバいアニメ映画『犬王』を語る【女王蜂, アヴちゃん, 森山未來, 日本史】■・・・・・・・・・・・・・・・・ にほんブログ村・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・