サルビア歳時記:4月の季語
<うららか>は、やわらかな日射しの下、のどかな様子をあらわす言葉です。明るくて暖かい時間をじゅうぶん享受できる<日永>な4月は、桜の花が咲いてはじまり、はじまり。桜、そして桜を愛でるお花見を題材にした季語は<花巡り><花の酔い>などなど数多くあります。遠くから見た満開の桜の花の眺めをいう<花の雲>は、とりわけファンタジック、言い得て妙。桜は、花びらが散りはじめてからも美しいもの。最後に残った蘂(しべ)も落ちる<桜蘂(しべ)降る>ときが、春の終わりの合図です。「サルビア歳時記」木村衣有子・・・・・・・・・・花冷え、桜前線、花いかだ、花曇・・・。桜を愛でる日本人の作った、美しい言葉。自然に敏感な日本人の一番好きな桜なの季節。本来、桜は4月に開花する花だったが、温暖化の影響で、3月下旬に開花が早まった。将来は、季語も変わってくるのか・・・。桜貝。桜海老。桜東風。桜草。桜鯛。桜餅。桜湯。桜飯。姥桜になっても「恋」をしたいと思っています。追伸・・・そういえば、遠山の金さんの背中って「桜吹雪」でしたね。「おしゃれ手紙」 「サルビア歳時記」 木村衣有子乙女な切り口から見た京都の本など、私は、木村衣有子さんの本が大好き。その大好きな、木村衣有子さんの「サルビア歳時記」という本を買ったのは、数年前。場所は、京都の乙女な本屋さん、「恵文社」。乙女と歳時記。これが、「サルビア歳時記」のキーワード。・・・・・・・・・・・・・・ ◎自然と人間が仲良く暮らしていたころの話です。★3月30日*追悼、久世光彦:昭和は遠く・・・。/洪水から柳ごうり *UP・・・・・・・・・・・・・