川遊び・・・花咲く、合歓(ねむ)の木の下で
jinennjyo7月14日に合歓の木(ねむのき)の記事を見て、一月早いなと思った。私の思い出の中で、合歓の木は、夏休みの川の中に咲く8月の花です。子どもの頃、毎日毎日、明けても暮れても川で泳いでいました。泳ぐというより、川で遊ぶ・・・。場所は、何箇所かあって、人数、子どもの年齢、持ち時間に合わせて選んでいました。お気に入りの一つは、山の真下に川が流れる、合歓の木のある淵。胸までの深さで、ゴツゴツした岩場が無く、のんびり泳げます。水の中で、魚を追いかけたり、ジャンケンや鬼ごっこ・・・。遊び疲れると、あお向けに川の中に漂います。目に映るのは、薄紅色の花と優しげな葉っぱ、花咲く合歓の木・・・。~我妹子(わぎもこ)を聞き都賀野辺(つがのへ)の しなひ合歓木(ねぶ) 我(あ)は忍び得ず 間なくし思へば~<現代語訳>いとしい、あなたの声を聞きつぐといえば、都賀野のあたりにしなう合歓の木。しなうといえば、隠そうたってムリムリ。いつも思ってるんだもん・・・。●合歓の木(ねむのき)●<万葉名>ねぶマメ科の落葉高木。夏、小枝の先にうす紅色の花が咲きます。花が化粧用の刷毛のような姿に見えるのは実は、オシベ。うっそうと茂る葉がすべて夕方から閉じたれる。眠りの木の意から合歓の木。一つの花と見えるのは10~20の小花の集合。葉は線香に使うそうです。