岡山県・津山:森蘭丸の弟の造った衆楽園
津山は城下町。衆楽園(しゅうらくえん)は、旧津山藩別邸庭園。津山藩二代目藩主、森長継が作ったと言われている。津山藩は、他家、他藩の使者が来ても、防衛上、城には入れなかったそうだ。そのため、使いの人は、ここでもてなしたので「御対面所」とよばれる。衆楽園の建物は、「迎賓館」だったのだ。森家は、本能寺の変で果敢に戦った、眉目秀麗にして秀才肌で信長の大のお気に入りだった、森蘭丸の弟の家系だそうだ。本能寺で、蘭丸や他の兄弟は死んだが末弟は、ここで大名として暮らしていたというのは、衆楽園に来る前に、調べてはじめて知った。■衆楽園■小堀遠州流の造園師を招いて築庭させた池泉回遊式の大名庭園で、京都の仙洞御所を模したものである。森家は途中で絶え、改易によって松平氏(越前松平家)が支配するようになり、同庭園は津山藩のご対面所などとして用いられた。その当時の敷地面積は約74,700平方メートル(東西約256m、南北292m)で、現在の3倍近くあった。なお、衆楽園の命名は明治3年で、それまでは特に名前は決まっていなかった。 庭園の大半を南北に長い池が占め、四つの島が施されている。北の中国山地を借景とし、北の池は東と北の築山に迫られるように置かれ、東側には全長210メートルの曲水が設けられている。その中には老松が茂り森閑たる様相を見せる。対して南側は、海に見立てられた池が雄大な景観を醸し出している。その周りに余芳閣、迎賓館、風月軒、清涼軒といった建築が復元されているが、庭石や灯籠といった人工物は少なく、あくまで自然と一体化させているのが同庭園の特色である。 ■衆楽園■ ■場所 津山市山北628(津山市役所前)■料金 入園無料■開園時間 4月から10月/午前7時から午後8時、11月から3月/午前7時から午後5時■定休日 なし■交通アクセス JR津山駅より 徒歩20分、 バス10分(衆楽園前下車)、駐車場有り※ペットの持込みはご遠慮ください※この公園は国有地で津山市へ無償貸付されているものです 7月15日(火)~17日(木)まで、夫とふたりで旅行。行った先は、岡山県・津山市、広島市、岡山県・吉備路(総社市)。■7月15日(火)■岡山県・津山市。*津山藩主の庭園、「衆楽園」*吉井川の源流にある滝*城西浪漫館*吉井川■7月16日(水)■広島市*広島平和公園をガイド氏の説明を聞きながら歩く。*広島は川の街、川を楽しむ。*平和記念資料館■7月17日(木)■岡山県・吉備路(総社市)*備中国分寺*鬼ノ城*備中高松城*吉備津神社・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・