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カテゴリ:アメリカの食材
Collard(コラード)、Yucca(ユッカ:イトラン)、beet(ビート:カエンサイ)、Rutabaga(ルタバガ:カブハボタン), Parsnip(パースニップ:アメリカボウフウ)などなど、アメリカには日本では滅多にお目にかかれない野菜も揃っていて、私は以前から興味を持っていたのだが、どう調理をしていいか検討がつかずにスーパーで見かけても結局通り過ぎるだけということが多い。
ところがある日、ひょんなことがきっかけでスーパーで出会った方からレシピを習い、気になっていた野菜の一つ、Collard(コラード)を使って料理をすることが出来たのである。 ~Collardはキャベツの仲間~ 日本語ではコラード、カラードなどと表記されるが、英語ではCollard、またはCollard greenなどと呼ばれており、アブラナ科でキャベツの仲間なのだそうだ。 とは言え、キャベツのように葉が結球状になっているわけではなく、葉野菜のような大きな緑色の葉が特徴的である。 炒め物に使うには独特のコリコリ感が残りすぎるので、予め茹でてから使った方がいいと思うのだが、実際、「茹でる」という調理方法が一般的に使われるようである。 Collardが特に浸透しているのはアメリカ南部だそうで、アメリカ南部料理とCollardは切っても切り離せない関係だと言われるほど、、、。 そういえば、南部料理には良くCollardがサイドディッシュとしてテーブルにお目にかかるが、それでも、Collardは南部のみに限らず、生野菜としても冷凍野菜としても全国的に広く手に入りやすい野菜である。 ~Collardの言い伝え~ 大晦日の日にCollardなどの緑色の葉野菜を食べると、翌年は金運がもたらされるという言い伝えがあるのだそうだ。 そして、『What's Cooking America(ワッツ クッキング アメリカ)』の著者Linda Stradley(リンダ・ストラドリー)氏によれば、black-eyed peas(ブラック・アイド ピーズ:ササゲ豆)とhog jowl(ホッグ ジャウル:豚のあご肉)とともに正月にCollardを食べると、その年は幸運が訪れ、金運がもたらされるという言い伝えもあるのだとか、、、。 また、調理前の新鮮なCollardをドアに飾っておくと悪霊払いになるという言い伝えもあるらしいが、Collardと金運の関連は、どうやらGreen(グリーン)=“ドル紙幣の俗語”から来ているようだが、野菜にまつわる言い伝えなんていうのも実に面白いものである。 参考HP: *Epicurious.com food dictionary “Collard” http://eat.epicurious.com/dictionary/food/index.ssf?DEF_ID=1123 *What’s cooking America “Collard Greens” by Linda Stradley http://whatscookingamerica.net/Vegetables/CollardGreens.htm お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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