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カテゴリ:アメリカの食材
あれは確か給料日直後の日曜日だっただろうか、、、。
その日は、『お金があるうちに食料を買い込もう!』と言わんばかりにレジの前にはずらっと買い物客が並んでいた。 20分待ってもなかなか前に進まず、段々待つのにも飽きてきた頃、私のすぐ後ろに並んでいた女性が『すぐ戻ってくるから私のカートを見ててくれるかしら?』と頼んできた。 私が『いいですよ。』と答えると、その女性はすぐさま冷凍コーナーへ走っていき、冷凍野菜5袋くらい両腕に抱えて戻ってきた。 『どうも有難う。これ安かったから買い溜めしておこうと思ってね。』と言った彼女の手からカートに落とされた冷凍野菜は全てCollardであった。 私はその時に初めてCollardの冷凍版がある事を知ったのだが、人懐っこい彼女の笑顔に釣られて『どうやって調理するか、聞いてもいいですか?』といつのまにか質問をし始めていた。 ~Collard greensの作り方~ まず、約11カップの水にHam hock(ハムホック:豚足(関節の部分)を皮付きのまま薫製にしたもの)約550gを入れ、沸騰させる。 沸騰しても10分くらい火加減は強火のままにし、浮いてきたあくを取り出す。その後は弱火にし蓋を閉め、3~4時間ほど煮込む。 スープが1杯半~2杯程度になった所で一旦火を止め、Ham hockを取り出して少し冷めた頃で手で骨から肉をはずし裂く。 火をやや弱めの中火にし、冷凍Collard 1lb.(約454g)を加え、骨からはずした肉を再び戻し入れて、約30分ほど煮込む。 出来上がったら好みに合わせて、タバスコかお酢、またはレモン汁をかけて食べると一層美味しくなるのだそう、、、。 ちなみに、私はタバスコの方が美味しく感じたが、タバスコをあらかじめ入れて煮込む方法を使った、ももさんの美味しそう~なCollard greensも今度是非挑戦してみたいと思っている所だ。 “もものたらふくキッチン”~ももさん(Collard greensとHam hockの画像付き。作り方も詳しく分かりやすく解説されています☆) http://cookpad.com/momo_tarahukukitchen/index.cfm?Page=recipe&RecipeID=93216&Mode=full 家庭によって味も作り方も微妙に違ってくるのがまた面白いのだが、Ham hockの代わりにSalt Pork(ソルトポーク:塩漬けされた豚肉)やベーコンを使う場合も、またももさんが仰るようにNeck bone(ネックボーン)で代用する事もあるのだそうだ。 さて今回はかなり妥協して、レトルトのダーティーライスとフライドチキンを出した時にCollard greensを添えては「なんちゃってアメリカ南部料理」を作ってみたのだが、Pot likker (ポットリッカー)と呼ばれるCollard greensの汁は何となく懐かしい味がした程自分好みの味に仕上がったように思う。 次回は、本格的にコーンブレッドをPot likker につけながら食べるという食し方も試してみたいものである。 、、、Special thanks to ももさん! and スーパーで出会ったMamaさん! 後記: スープを作っている時の、部屋中に漂う香りに、飼い犬共々鼻をくんくんさせておりました。^^ 同じ豚肉だからでしょうか、、、。 ふいに、ソーキ(豚の骨付きあばら肉、いわゆるスペアリブ)を茹でてスープを作る母のキッチンを思い出しては、郷愁にかられたものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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