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カテゴリ:アメリカの食材
ゴーヤーチャンプルー(苦瓜炒め)は、アメリカに来て間もなく恋しくなった一品であるが、アメリカのスーパーで苦瓜を初めて発見した時には涙が出るほど嬉しがったものだ。
私が今までに見た苦瓜の大きさは大体15センチから40センチくらいのものまでと様々で、色は黄緑に近い色である。 沖縄で見たものに比べるとやや白っぽい。 また、苦瓜独特のぎざぎざ表面も、アメリカで一般的に売られている種類の苦瓜には見られず、ボコボコとした突起があるけれど丸みを帯びているといった具合だ。 アメリカに一般的に売られている種類は店の人も定かではないようだったが、インターネットに掲載されている写真と照らし合わせてみると。Hybrid Jumbo TH(ハイブリッド ジャンボ ティー・エイチ)かLarge Top(ラージトップ)という種類の苦瓜に何となく似ているような気がする。 味は、沖縄で食べたものと比べて苦味が余りないか同じくらいかのどちらかで、比較的食べやすいようにも思えた。 アメリカでは、日系スーパーなどのオリエンタルスーパーで手に入れる事が出来るが、最近では幾つかの普通のスーパーでも手に入れる事が可能になった。 普通のスーパーではオリエンタル野菜セクションもしくはインターナショナル野菜セクションなどに置かれている事が多く、スーパーで働いている人によれば、インド、フィリピン、中国、タイなどの国々から来た人々が苦瓜を買っていく主な買い物客だそうだ。 ちなみに苦瓜は英語で『Bitter melon(ビター メロン)』、、、。 他に、Bitter gourd(ビター ゴード)、Balsam pear(バルサム ピアー)など10種類近くの別名で呼ばれる事もあるらしいが、Bitter melonの方が一般的に使われるのだそうだ。 後記: 苦瓜は、瓜科モモルディカ属のつる性の1年草だそうです。 学名はMomordica charantia (モモルディカ カランティア)という名前だそうですが、このモモルディカと言うのは、ラテン語で『To bite(噛む)』という意味があるのだとか、、、。 外間(ほかま)ゆき・松本嘉代子著の『食品と料理 おきなわの味』によれば、『種子の周縁が歯でかんだ後のようなぎざぎざの形になっていることに由来(p.96, l.2)』しているのだそうです。 アメリカでは最近、糖尿病対策、そして癌やエイズ治療に対する効果の面で苦瓜が注目されており、苦瓜サプリメントやエキスなどが市場に出回っています。 参考HP: *Oriental Vegetable Seeds- Evergreen Seeds(こちらに色々な苦瓜の写真が載っています。中にはアメリカで見かける苦瓜もあります。) http://www.evergreenseeds.com/evergreenseeds/bitgourbitme.html 参考資料: 外間ゆき、松本嘉代子 著『食品と料理 おきなわの本』ニライ社 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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