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カテゴリ:ザルツブルグ
ザルツブルグで最初に住んだ場所は、この薄黄色の建物の3階です。 この黄色を時に テレジアンイエロー と言います。 オーストリアの国母、マリア・テレジアが好んだことに因んだ色名で、 ウィーンのシェーンブルン宮殿外装もこの色が使われています。 さて、この住居では、管理人のおばあさんと最上階のお兄さん、中庭の眺めくらいが よい思い出で、後は不愉快なことばかりでしたね。 その不愉快なネタだけで、本が1冊、堂々と書けるくらい。 もっとも、そういうことに使う時間は、ありませんけれど。 でも、真実を全て書いたら、読者は、ザルツブルグもオーストリアも国そして人、 なんてひどい と憤慨することになるでしょう・・・ 本当に、日本は豊かで恵まれた国です。 私の愛国心は、ここで生まれたのだと思います。 などと言いつつも、外国に暮らす日本人同士は難しい、ということも この頃に直面した問題です。 あれは、日本の悪しき縮図のようなもの。 同じ日本人だとは到底思いたくない なんてこともありました。 自分の生まれた国、自分の住んでいる国、 その良いところ、悪いところを正直に見据えること。 これはとても大事なことだと思います。 ねじ曲げて美化しても、気に入らない部分の悪口を愚痴ってもダメ。 そこから何を学び、どういう人間で自分がありたいかを 構築したいものですね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年01月31日 06時48分26秒
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