オバマ氏支援Music Video!
ブラック・アイド・ピーズのウィル・アイ・アム(will.i.am)が、オバマ氏を支援するミュージックビデオ「Yes, We Can」を制作した。2月2日に自分のHPとYouTubeにアップロードしたというから、もうすでに観た人も多いかもしれない。いろんなひとが、それをまたYouTubeなどの動画サイトに投稿したり、アメリカのニューズ番組で、ウィル・アイ・アム(will.i.am)がインタビューを受けた映像が、また動画サイトにアップされるなど、すでに数百万人が見たと思われる。まだのひとは、とにかく下記をクリックしてみてみてください。オバマ支援ミュージック・ビデオ(こっちのほうが画像が大きい)オバマ Yes We Can ミュージック・ビデオ(こっちではアクセス数が分かる)素晴らしい、音楽と映像だと思いませんか。Hip-hop/ソウル系の音に乗せて、オバマ氏のスピーチをメロディにのせたもの。オバマ氏の「Yes We Can」という言葉、スローガンが非常に効果的に使われている。これは、ニュー・ハンプシャー州予備選でのオバマ氏の変革を唱えるスピーチに感銘を受けたウィル・アイ・アムが自主的に制作したもので、オバマ陣営から頼まれたり、選挙キャンペーンの一環ではないと言っている。ニューハンプシャーの予備選では、オバマがヒラリーに敗れた後のスピーチだ。後で、その一部を紹介するが、勝利のスピーチではないのに、その演説は本当に感動的だ。実際、ウィル・アイ・アム(will.i.am)は、「それほど政治に関心がある人間ではない自分が、マーティン・ルーサー・キング、ケネディ、リンカーン大統領の“ポジティヴな改革の時代”を思い出した。自分たちでも“出来ること”をこの機会に呼びかけたい」と思い制作したらしい。「自分の友達、またその友達へと輪が広がり、短期間で非常に多くの人たちが参加に名乗りをあげてくれた。通常はレコード会社がからむと何カ月もかかるところを、自分たちだけでたった2日でこの曲とビデオを作ることができた」と言っている。ミュージシャン、俳優・女優、NBAなどのスポーツ選手が30数名出てくる。全部のひとをぼくは知っているわけではないが、白人、黒人、アジア人、男性、女性、あらゆるタイプの人が出てくる。そして、オバマ氏と一緒に、“Yes, We Can”のフレーズを繰り返している。有名なところでは、ウィル・アイ・アム(will.i.am)自身や、ジョン・レジェンド(R&B/ソウル・シンガー)ハービー・ハンコック(ジャズ・ピアノの巨匠。ビデオ後半でピアノの演奏姿が何回か出てくる)女優のスカーレット・ヨハンソン(『ロスト・イン・トランスレーション』、『真珠の耳飾りの少女』『ママの遺したラヴソング』などの映画に出演)などが出演している。ビデオの撮影監督は、ボブ・ディランの息子、ジェシー・ディラン。音楽、ミュージック・ビデオとしての出来も非常にいいが、歌詞になっている、もともとのオバマ氏の演説は、感動的だ。自分で日本語に訳そうと思ったが、すでに訳した記事があったので、引用する。===========================================-(gooニュース 加藤祐子)より引用「Yes, we can.それは、この国の運命を宣言した建国の文書に書き込まれた信念だ。Yes, we can.それは、真暗な闇夜を抜けて自由への道を切り開いた奴隷や、奴隷廃止活動家たちがささやいた言葉だ。 Yes, we can.それは、遠い岸辺を出発した移民たちや、容赦ない未開の地を西へ西へと進んだ開拓者たちが、歌った歌。 Yes, we can.それは、組合を作った労働者たちの合い言葉。選挙権を求めた女性たちの合い言葉。われわれの新しいフロンティアに月を選んだ大統領のかけ声。そして山の頂きへとわれわれを導き、約束の土地を指し示してくれたキングの言葉だ。Yes, we can. 私たちにはできる。正義と平等を、と。Yes, we can. 私たちにはできる。機会と繁栄を。Yes, we can. 私たちにはできる。この国を癒し。Yes, we can. 私たちにはできる。この世界を修復することを。Yes, we can. 私たちにはできる。アメリカで何かが起きている。私たちはそれを忘れない。政治が言うほど、私たちは分断していないと。私たちはひとつの国民、ひとつの国なのだと。アメリカの歴史の新しい偉大な一章を、私たちは一緒にはじめる。その最初の言葉は、三つの言葉だ。この三つの言葉が、海岸から海岸まで、ひとつの海からもうひとつの光り輝く海まで、国中に響き渡るのだ。Yes, we can 」「これから長い戦いが続く。それは分かっている。けれども忘れないで欲しい。どんな障害が行く手を阻もうとも、変化を求める何百万と言う人々の声の力に抵抗できるものなど、何もない。そんなことできないと、皮肉な声が聞こえる。皮肉な疑いの声はこれからどんどん大きく響き渡るだろう。もっと現実的になるよう言われている。この国の人々に偽りの期待を与えるなと、そう警告されてきた。しかしアメリカというこの予想外の物語において、希望が偽りだったことなど、一度もないのだ」(引用終わり)ポジティブなメッセージ、変革 CHANGE と希望 HOPEそして、なにより、みんなと一緒にやっていこう、と変革への運動の参加のよびかけ。正直、ぼくもかなり感動した。こうした、ミュージシャン・アーティスト自らの意思で、オバマ支援ビデオを作ってしまうところ、やっぱり、凄いな、と思う。これは、やっぱり草の根選挙なのかもしれない。