久々のウクレレde歓迎会
最近、ウクレレ・ライブの機会がめっきり減ってしまったのだが、ひさしぶりに、同僚の集まりでウクレレを弾いた。場所は、都内某所で、最近オープンしたばかりのイタリアン。ディナーはとっても美味しかった。お肉もやわらかかったし、季節の食材、栗をつかったリゾットなど創作料理もあって、とってもよかった。インテリアもすっきりしていながら、イタリアンでオレンジっぽい壁に、ちょっと隠れ家的な雰囲気も。今夜は、仕事のグループにあたらしく仲間になった二人をむかえての歓迎会。いろいろ選曲を考えていたのだけれども、今回は全曲とも、本邦初公開。シャンペンで乾杯して、白ワインで食事が進んでいる途中で、まずは、1曲。同席している先輩が、前に紹介してくれたジャズのCDに入っている曲で、「Till There Was You」(このジャズのCDは今度、紹介します)ぼくは、この曲はビートルズの曲だと思っていましたが、オリジナルは1957年のミュージカルで歌われた曲だそうです。楽譜は、別の先輩がNYで買って来た楽譜に入っていたもののコピーをもらったのですが、その先輩も、最初は、ビートルズの曲だと思っていたみたいで、楽譜を見て驚いたそうです。今回は、ソロ弾きでゆっくりと弾きました。まあ、前にも一回練習していたことがあるので、何とかそれらしくなりましたが、本当にひとに聴いてもらうには、もうちょっと練習しないとだめですね。しかし、メロディが、とくに高音に上がっていくところが、いかにもポール・マッカートニーらしいな、と思っていたのに、オリジナルは別の人だったとは驚きです。さて、ちょっと雰囲気が出てきたので、2曲目は「Over The Rainbow」これは弾き語りでやりました。この曲は、最近いろんなひとがカヴァーしているスタンダード曲ですが、実は、ぼくはオリジナルに近い形で誰かが歌ったCDを持っていないのです。ハワイのIZという、わかくしてなくなった太っちょいミュージシャンが歌っているのですが、それはそれは素晴しい声で歌っていて聴きほれちゃうくらいなのですが、メロディはかなりアレンジしていて参考にはなりません。クラプトンがステージで歌っていた映像を思い出しても、オリジナルの正確なメロディがわかりません。しかし、コードをたよりに、歌に気持ちをこめて歌いました。ウクレレは伴奏というよりは、ほんとうのぽろん、ぽろん、というアクセントを少し入れる感じです。ですが、これが逆によかったようで、結構みんなちゃんと聴いてくれました。歌詞も、「虹」のことは良く知っていましたが、青い鳥のことを歌っているなんて、今回、弾き語りをするので歌詞を調べるまで、実はよく知りませんでした。♪Someday over the rainbow, blue birds fly♪なかなかいい歌詞です。最近、この歌がいろんな人に歌われるのは、やっぱり「希望」「Hope」のようなことを歌っているからでしょうか。ここで、ちょっと演奏は休憩。さっきいったやわらかいお肉が出てきて、グラスも丸くおおきなグラスにかわり、赤ワインが注がれます。みんなで、おしゃべりをしながら、そろそろかなあと思って、3曲目の弾き語りをはじめました。ビートルズの「Hey Jude」です。これは、ポール・マッカートニーが、ジョン・レノンの最初の奥さんとの息子、ジュリアン・レノンへささげた曲といわれていますが、歌詞をみると、 ♪Don’t carry the world upon your shoulders♪(世界中の(困難なことや苦しみを)全部自分の肩に背負っているようなきもちにならないで)とあるように、一聴すると、ラブ・ソング、彼女のことで悩んでいる男性を励ましているように聞こえる歌詞も、もっと普遍的なテーマをも歌っているようでもあります。ポールが、いろんなチャリティ・イベントでこの曲を良く歌うのも、こういった「励まし」「勇気づけ」の歌であるからかもしれません。もっとも、♪The minute you let her under your skin♪(彼女を君の肌のしたによこたえた瞬間)ってどういう瞬間??とおもうくらい、きわどい歌詞が実は含まれていたりもするのですが。この曲は、「Over the Rainbow」とは、うってかわって、大きな声で歌いウクレレをかき鳴らしました。最後のパートで♪Then you begin to make it better, Better, better, better, better, better, oh_________♪で絶叫し、エンディングの♪Na_____, nana, na na na na,_______Na na na na.___________Hey Jude♪のところでは繰り返しながら、♪_______Hey Jude♪ で、また繰り返しの最初に戻るところで、ポールのように、♪ジュッジュ_____ビ、ジュビジュビ♪とアドリブを入れて、そのあと、何回もその場所で♪Seven, seven♪(イエロー・サブマリン)♪Smoke on the water♪(ディープ・パープル)♪ゲロンパ、ゲロンロン!♪(ジェームス・ブラウン)と、その場の同僚がどこまでわかっているかはともかくアドリブを入れて、次に、♪_______Hey Jude♪ で、また繰り返しに戻るところで今回仲間に加わったふたりの名前をそれぞれ、歌い、♪_______Hey Jude♪ ♪Welcome to the ○○○○_♪もう一回繰り返して、リットして段々ゆっくりになり、最後にジャカジャカジャyカジャカジャカとコードをかき鳴らし、ハーモニクスを一発きめて、終わりました。う~ん、今回は、なかなかみんなの反応が良かったかもしれない。終わってから、みんながぼくのウクレレを手に持ってみて、「小さいね、かわいいね。私もやってみた~~い」などといっていたので、まあ、人知れず、毎日練習していたかいがありました。ウクレレって、手軽に仲間とコミュニケーションできる楽器なので、ほんとうにいいですね。