あんどーなつ 第二話
こんにちは。クッチーです。昨晩、TBSの夜八時のナショナル劇場で放送された「あんどーなつ」の第二回目を観ました。実は先週の第一回目、見逃してしまったんです・・・・TT月曜8時はコタロウが「まるみえ」を見ているので録画して後で観ようと思ったらばうっかり予約し忘れてしまいました・・・・体調が悪いと記憶力も大幅減するようです・・・(号泣)月の前半はどうしても絶不調になってしまうこのごろ。更年期障害でしょか~~~ううう。 「あんどーなつ」は漫画原作で和菓子職人を目指す「職人の卵」なっちゃんの修行物語です。ヒロインは「ちりとてちん」の主人公喜代美ちゃんを演じた貫地谷しほりさん。厳しい師匠を演じるのは「芋たこなんきん」のカモカのおっちゃんこと國村隼さん。朝ドラファンなクッチーには、とっても魅力的なキャストですうちは原作はまだ未読で、新鮮な気持ちで楽しむことができました♪第2話のテーマは「ほおずき」・・・ 舞台は浅草、江戸時代から続く和菓子の老舗「満月堂」。職人梅吉の饅頭を作る姿に打たれたヒロイン、安藤奈津が弟子入りし、修行が始まって数日。 町では夏の恒例行事「ほおずき市」が近日開かれるというのでご近所さんは皆ウキウキ。そんな中、「満月堂」に『ほおずき』という名の生和菓子を買い求めにきた女性客がいた。しかし「満月堂」では、先代店主が子供を授かるためにかけた願掛けのために『ほおずき』を作るのを永らく封印してしまっていた・・・。(*ほおずきは、妊婦には毒といわれる。江戸時代には堕胎剤に使われていたらしい)「余命わずかの父に、思い出の『ほおずき』を食べさせたい・・・・」女性客の切ない願いを知って、なんとかしてあげたい奈津。閉店後、彼女は自分ひとりでこっそり、見よう見まねの『ほおずき』を作り店の名入りの包装で包もうとするが、師匠である梅吉に見つかり、厳しく叱責される・・・・ 筋立てはシンプルなのですが、とても暖かくて、優しい物語でした。小朝さんの味のあるナレのおかげか、浅草を散策するような気分も味わえてよかったです。 さすがは黄門様の番組枠、なっちゃんは一途で真面目なバリバリの正統派ヒロイン。一人突っ走ってちょとムチャな行動をしてしまうところは、連ドラヒロインを彷彿とさせます。しほりさんの演技力はやはり素晴らしく・・・・なっちゃんがお客さんの父親と自分の父の死とを重ね合わせ、涙をにじませる表情が、とても綺麗で感情がこもっていて、思わず、ぐっときてしまいました。劇中からは、お客さんのためになんとかしてあげたい、という優しい思い、ちょと頑固とも思える真面目さがよく伝わってきました。 自分の力量以上のものを無理に作り(それはやはり売り物にはならないレベルでした)、勝手にお店の包装を使おうとしたなっちゃんに対する師匠・梅吉さんの断固とした態度は怖かったですがかっこよく、その厳しさの中に見え隠れする人情は、とてもとても深く・・・おかみさん(吹雪風吹ジュンさん)とのやりとりの中で、その魅力がしっとりかつ渋~く描かれていました。 「俺が作ったんじゃない。満月堂の暖簾が作らせてくれたんだ」 (梅吉) 事情を知った師匠がおかみさんに「一度だけ」と頼み込んで、女性客のために作った『ほおずき』は、つるんとつややかで照り輝く太陽のよう・・・ 美しいものを愛でる心、伝統をしっかり教え伝えようとする心、なによりヒロインや師匠の、人の思いに応えようとする真摯な姿勢に、観ていて心地よくなりました。とても丁寧に作られているなぁと感じるドラマです。 来週もぜひ見たいと思いました~♪ 原作も読みたくなりました~ ☆☆☆☆☆ あんどーなつ 第2話 破門?最初の試練 ☆☆☆☆☆