乱射事件
先日アメリカのヴァージニア工科大学で銃の乱射事件がありました この事件を知った時どんぐりんはブログで書こうかどうしようか迷っていたのですけれど 昨日どんぐりんがいつもお邪魔しているアメリカ在住のチワワのハナちゃんのママEMIさんのブログで事件のことから銃の規制についてお友達と話題になったと言うことでしたので勇気を出して書くことにしました ちょっと暗い話になってしまうことをお許しください どんぐりんの伯母はアメリカ人と結婚をし40年程アメリカに住んでいました(昨年他界) 最初はノースダコダにいましたが持病のリュウマチのために30年以上前に湿気の少ないラスベガスに引越しました 5年前その一人息子が無差別の銃に撃たれ亡くなったのです 犯人は不良グループの一人で遊びでライフルを撃ち従弟はその的になりました 仕事の途中か何かで車で走行中でした その場所は危険でもなんでもないごく普通のショッピングモールへ通じる道です 頭部を一撃で即死車は大破したそうです 従弟と知って狙われたわけではありません犯人がたまたま狙いを定めたのが従弟の車だったそれだけのことです 全く知らない少年の犯行です 目撃者がいるそうですが報復が恐く証言をしないので未だに犯人は捕まっていないそうです こんなことがあって良いのでしょうか!本当にショックでした 二ユースや映画の中のような事がまさか自分の身近で起こるなんて思いもよらないことでした 息子を溺愛していた伯父はお酒の量が増え怒りっぽくなりました 元々口数の少ない人でしたが人生に希望が持てなくなったかのように静まり返って 黙々と一人暮らしをしていた息子の家の後片付けをしている姿は痛々しくてどう声をかけていいのかもわかりませんでした 気丈な伯母も70才を過ぎても1本もなかったはずの白髪が多くなりもう帰ってこない息子のことは必死に諦めようとしているようでした 事件が起こったとき私はヨーロッパに行っていたので帰国して事件を知りすぐに母に付き添って伯母の所に行きました 事件の2週間後位でした 伯母は気丈な人なので私達に涙を見せることも悔しさをぶつけることもしなかったのでそれが余計に痛々しかったです 銃規制は今、アメリカでも問題になっているようです 銃を持っているからといって自己防衛ができるとは思えません従弟のように無抵抗のまま被害者になってしまうことの方が多いのではないでしょうか 銃規制をすることはもちろんですが もっと根本的なことから言うと日本も含めて心を病んでいる人の多いことが大きな問題ではないでしょうか 家庭の問題学校の問題会社の問題 数々の心の問題を解決するにはいいえ解決と言うよりそういう病んだ人を作らないような社会にするためには人と人との対話平和を願う気持ち人として生きていく上での思いやりや礼儀、優しさそんな根本的なことをそれぞれが持っていかない限りどんなに法律や規制を作ろうとも変わってはいかないと思います せめて自分の周りだけでも思い合えるような環境を作っていくことも大事なのではないでしょうか 自分の事だけではなく人のことを思える気持ち家族を大切にする気持ち 学校や社会の責任だけではなく家庭レベルで考えていかなければいけないことこれも大切だと思うのです学校や社会に文句を言う前に大切なことは何かを折りあるごとに話し合い考えていくことも大事なのではないでしょうか そしてもっと大事なのは子供は親や周囲の大人の言動を結構冷静に見て感じているということなのです 人のために尽くせる人の子はやっぱり思いやりや優しさを持つことができます 人を見下す親を持つ人はやっぱり人を小ばかにする人が多いのです 子供はいないけれど背中に優しさを持っている人になりたいとどんぐりんは常々思っています (今日はケルビンお休みさせていただきます)