カテゴリ:料理
バスで宮古駅に着くと小一時間時間がある。
駅から歩いて10分ほど先にある『魚菜市場』へと向かう。 魚だけでなく惣菜やお菓子色々なものが並んでいる。 地元の人がよく利用しているとわかる。 魚はとても安くて新鮮。近くにこんな市場があったら幸せだろうな。 その中で直径20センチほどの山田せんべいという生せんべいが気になり購入。 普通のせんべいの一枚の厚さもないし400円とかなり高い。が、重い。 実際は10枚入っているのだ。 『山田せんべい』には焼と生と餅があるらしい。 噛めば噛むほど香ばしいゴマの味が口の中に広がる。 このせんべいには次のような由来がある。 藩政時代末期、毎年のように凶作が続いていたある日、同町・関口地区の老婆の枕元に不動様が立った。不動様は米の粉、胡麻、胡桃、きな粉でを作り、飢饉に備えよと託宣。老婆はさっそくお告げに従い、作ったを天日で乾かして煎餅にしたという。これが山田せんべいの始まりで、後に釜石製鉄所溶鉱炉で働く人々、遠洋漁業従事者など不動明王を信仰する人々から胡麻を使った真っ黒い色も不動様の身体の色と同じだと評判を集め、以来、山田名物となったのだという。 後日家に戻ってから焼いて食べてみた。 パリパリとおせんべいの食感。これもこれで美味しい。 市場には、『紅葉煎餅』も売られていた。 昨年岩手で買い、美味しくてとまらなくなった味だ。 幾つか種類があったが、前回と同じ黒糖をチョイス。 これも薄くてパリパリとした食感、黒糖がたまりません。 やめられないとまらないです。 新幹線に乗って帰る間際、お土産やさんで崩れた紅葉煎餅が安く売っていた。 また買いた~い、と思ったが、6日後には友人の結婚式。 それ用の洋服が皆、パッツン、ぱっつんなので帰ってから 食事を節制しなくてはならない。 それまで取って置く、と言う事が出来ないのは私だけではなく二人とも。 なので買わずに帰ってきました(泣)。 また、先日いただいた長崎の『かんころ餅』 ずっしりとしていて紫芋が沢山入っていて滅茶苦茶美味しい! 素朴な味といいますが、紫芋なんてリッチ以外の何者でもありません。 こちらもそのままと焼いた時の味わいが違って二度楽しめます。 デパートの物産展なんかで売ってないかなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/07/03 11:34:11 AM
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