神崎川百景 1
不快な臭いを放つ都会の川は「どうしたらこんな色になるのか」と思うような水が流れている。直線で刻まれた空を映す川面轟音を残して低空をゆくジェット機人を癒すものは何一つないはずなのに人々はここに憩いを求めて集まって来る。水の色や景色は変わっても川は太古と同じように、悠々と誇り高く流れる。 青春の熱き想いかも知れないが幼稚な行為と稚拙な文字は感動ではなく、嘲笑を呼ぶ。が、正直言って少しだけほほえましいが・・・ 神社境内の御神木を見上げる時と同じ眼差しでこんな鐵塊を私は眺めてみたりする。