奏 文 SOUBUN
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3度目の夏、我が家の寝室の6畳にようやくエアコンがついた。1歳になった娘の背中のあせもをみての一大決心。(本当はエコポイントにつられたかも・・・)これが付くまでがまた一騒動だった。一度取り付け業者にきてもらったのだが、選んだ機種だといろいろな制限があって取り付けられないことが判明し、あえなく機種変更。変更後のエアコンは富士通ゼネラルの nocria室内機・室外機とも業界で最小のもの。それから大工さんに本体と壁の間に下地作ってもらい、庭師さんに北庭の苔の移動と室外機の下に置く石盤を手配してもらい、再びエアコン取り付け業者さんにきてもらった。これだけの障害を乗り越え、ようやくついたエアコン。なんだか有り難くって実はまだ使ってません(笑)
2009.07.29
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今年も記録的な暖冬だそう。この冬も、我が家は6畳用の石油ストーブ1台でしのいだ。この家が完成して丸2年。冬の寒さ対策。それはズバリ移動生活だ!寝場所を1階の和室から2階に移動する。吹抜けを伝って2階に溜まる日中の温もりや、ストーブの暖かさを利用する訳だ。もうすぐ春が来る。庭の玄海ツツジの白い花が膨らみ始めた。
2009.03.12
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「父が 体力 精神力を総動員して 書きました 出来はどうであれ 心がこもってます」という妻のメールには、「表札」の写真が添付されていた。ヒノキの板に私の名字がしっかりと書かれている・・・家つくりの中でも最も悩んだのが表札だ。表札はその家の名札みたいなもの。こだわりの家だからこそ表札にもこだわりたかった。表札は、家が完成してから夫婦で考えた末、義父に書いてもらうことにし、ヒノキの板を調達して送ってあった。それから2年半・・・義父は孫のために書いてくれたのかもしれない。その字は、清廉潔白な義父の人柄を表しているようで、見ているとなんだか身が引き締まる。自分の家は、思うがままにゆっくりと完成させていけばいい。物には、人の思いが宿って「もの」になる。そんな「もの」たちに囲まれて暮らしたい。
2008.08.14
固定資産税の納税通知書がきた。この時期は自動車の税もあるので非常に痛い。約110平米の家屋に対して、税額が66,200円だった。(3年間、半額が減額されている。)さらに土地の税金が15,800円プラスされる。(平成20年までは評価額が1/6の額になっている。)市街化調整区域なので都市計画税はなし。また、土地の評価額が低いのがせめてもの救いか。
2008.05.08
昨日、久しぶりに我が家の設計監理と木工事を担当した「都幾川木建」を訪ねた。敷地内にある工場では、4月からの着工を目指し我が家の次に手がける家の木材の刻みが行われていた。次の家も伝統構法の家だそうで、それを聞いてなんだかホッとした。やっぱりいいものは残ってほしいから。それにしても、我が家の完成から1年2ヶ月にしてようやく次の家の着工。このペースで生業が成立しているのだから不思議だ。それでも、数年先まで仕事が決まっているのは、伝統構法を求めるユーザーがいるからだろう。並外れた大工の知識や技術と、惜しみなく職人の手間ひまが注がれる伝統構法の家は、施主の心意気を糧として、現在の商用ベースから外れたところでひっそりと生き残っていく。100年経っても色あせない価値観をまとって。
2008.03.23
昨日の職人慰労会で、職方のみなさんが新築祝いをくださった。それは実に意外でありがたいもの。ときがわ町の骨董ギャラリー「四万十」のお買物券だ!普通の品物では満足できないだろうと考えてくださったものらしい。そんな職方の気持ちと、この企画に乗ってくださった四万十のおかみさんの心意気を感じ、嬉しくって嬉しくって心でおいおい泣いた。趣味と実益を兼ねたこの贈り物。週末、四万十へ行くのが楽しみだ。
2007.11.26
念願だった職方の慰労会を開いた。集まった職人さんは13名。天候にも恵まれて、風もなく、穏やかな一日。座敷の仕切り、南側の雪見障子を外し、ガラス戸を開け放った。紅葉は今一歩だったけれど、この家の最大の特徴である座敷から濡れ縁、庭へと続く開放感を体感してもらいたかったから。「完成したお宅へ呼ばれることはほとんどないからね」「自分が関わった家は、やっぱり気になるんだよね」「つくった建具がどうなってるか心配で」「これじゃどこにも出かけたくなくなるでしょ」素晴らしい職方さんたちに囲まれて、幸せな時間を過ごすことができた。こうして大好きな家に住めるのも、すべてこの方たちの力あってこそ。本当に感謝だ。また、分離発注方式だからこそ、職人さんたちとお近づきになれたのだと思う。写真は我が家の職方たち。「長年、職人やってるけど、こんなの初めてだなぁ」みなさん、照れながら写真に収まった。そして、最後は高山建設社長の「木遣りうた」で宴が閉められた。この方々と知り合えたこと。これが僕の「誇り」です。設計・大工:都幾川木建築(ときがわ町西平843/0493-67-0868)家の基礎・駐車場のコンクリ打ち(有)高山建設(川越市鯨井1413/049-231-0580)外壁・駐車場の洗い出し仕上げ(有)和田左官工業(川越市山田2029-8/049-224-2650)瓦瓦工事 柳沢(川島町上伊草1527-16/049-297-7760)給排水(有)弘祐設備工事(毛呂山町旭台154-8/049-294-2405)電気(株)鶴ヶ島電気(鶴ヶ島市上広谷16-1/049-285-0494)板金島田板金(越生町上野646-1/0429-92-4343)木製建具第一産業(ときがわ町西平2119/0493-67-0706)畳(株)岡田本店(川越市三光町3-2/049-222-2141)玄関の御影石貼り新井タイル工業(ときがわ町五明782/0493-65-1570)クロス間々田装飾(ときがわ町瀬戸元下363-6/0493-65-1489)埋炭・造園季節舎(日高市高岡21-4/0429-85-7392)
2007.11.25
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我が家の懸案事項だったのが洗濯物。どこに干すか、ということだった。入居からずーっと、とりあえずのつもりでつけたビニールひもに、洗濯物を吊るしてきたのだった。訪れる人、そして妻にも評判が悪かったのは言うまでもない。私だってそうしていたい訳じゃなかった。当初からホスクリーンを付けるつもりで、適当な場所を見極めていたのだ。(単なる言い訳)そして、ついに9ヶ月を要したホスクリーン構想が実現した!脱衣所、2階のキャットウォーク、濡れ縁の3ヶ所に設置してみた。晴れの日は、脱衣所で干し→濡れ縁雨の日は、脱衣所で干し→キャットウォークこれで万全である。
2007.11.21
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ブログを始めてちょうど1年。家に対する想いを綴った独りよがりなこのブログ。興味を持ち、共感してくださった方々、これまでお付き合いいただき、ありがとうございました。想いを受け止めてくださる方がいるということは、本当に嬉しいことですね。感謝しています。これからもよろしくお願いします。さて、一般に家を建てようと思ったら、住宅展示場のHMや地域の工務店を選んで・・・これが一般的かと思う。私は、高橋さんに建ててもらうことを10年ほど前から決めていた。香春(かわら)さんにしても、庭師としてよりも、舞踏家のカワラさんとの付き合いの方がはるかに長い。私の家つくりは、彼らとのお付き合いの末に始まった。お互いの人となりを、ある程度知っている状態から始められたことが、最大のラッキーだったと思う。また、彼らの仕事のパートナーたちも、気持ちのいい方々ばかりだった。まさに「類は友を呼ぶ」を地で行っていた。今、こうして彼らとの恊働の結晶である空間に身を置いてみると、本当に家と庭(外構)は「一体」のものであると感じる。あるいは旅先で立ち寄る「気持ちがいい」と感じる空間には、きまっていい庭がある。これから家をつくる方は、是非、家と庭を一体として考えることをおすすめしたい。ところで、念願だった職人さんたちへの慰労会を、今月末の日曜日に開くことにした。2月の入居以来、バタバタしていて、皆さんにお礼をしていないことが唯一の心残りだった。瓦屋さんは今でも時々眺めにくるという。職人さんは自分のパートを仕上げるだけなので、関係した家がどうなったか気にはなっても、なかなか見る機会がないらしい。昨今、朝晩の冷え込みが厳しいから、慰労会の時分にはモミジが見頃になるに違いない。
2007.11.03
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我が家は古民家の代表的プランである「田の字型」を基本とし、部屋はすべて引き戸で仕切られる。ダイニングとキッチンもしかり。ダイニングがコンサート会場になったり、骨董スペースになった時を想定し、キッチンを隠すことができるよう配慮した。が、水場との仕切りになるため、板戸の中格子部分の素材を何にするか結論が出ずにそのままになっている。現実にも仕切る機会がまだない。まぁいいか。ゆっくりと素材を吟味すれば、などと考えている。ちなみに、開放するとこんな感じだ。それにしても骨董品が増えてきたなぁ(笑)
2007.10.11
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完成から半年あまり、家の中にいくつかの不都合な部位が出てきていた。・キッチンの蛇口の根元のゆるみ・南側のガラス戸の鍵の破損・2階建具に開けにくい箇所がある・水屋タンスのガラスが外れやすい振替休日をとった今日、我が家の設計・監理と木工事を担当した都幾川木建の高橋さんに見にきてもらった。高橋さんは設計家であり、大工の親方でもある。すぐに段取りが組まれ、夕方までにすべてが解決してしまった。これは、営業と現場などと役割が細分されていない、言い換えれば小規模経営が持つ強みだと思う。こちらにとっても迅速な対応ができるホームドクターがいることは本当に心強い。「いい家になったねー」という設備の親方。なるほど途中に入る職人さんは、完成した家を見る機会がないのかもしれない。こっちは、久しぶりに親方の顔がみれてうれしい。「メンテナンスも建築費用に含まれているので」といって費用を請求しない高橋さんは、いつ接しても実に気持ちのいい方だ。この家が持つ気持ちよさは、高橋さんが手がけた家だからかもしれない。
2007.10.10
油断していた。こんなに暑くなるなんて。昨日から日中は真夏のような暑さだ。今朝、2階への階段を上っていくと、天窓に爽やかな青空が広がっていた。大屋根の我が家は、2階の採光のために東側に天窓をつけた。反対に、西は西日の暑さを考えて付けなかった。結果的に、これが正解だったように思う。天窓は採光の他に、通風の役目も大きい。南北だけでなく、東西の風の流れもつくってくれて、2階の隅々に風を送ってくれる。それに、居ながらにして、外との一体感が味わえる。雨の強弱を感じたり、星や月が見えたり。上を向いている分、窓にはない魅力がある。
2007.09.16
人が使った物にこだわらない我が家には、リサイクル品を始め、中古品や骨董品が実用品として使われている。で、今日はこの書架ワゴンをご紹介~い。もとは古本屋さんの書棚だった物で、半分に切って背中合わせにして、下にキャスターを、横に取っ手を付けてワゴンにした。同じタイプが全部で5台あり、結構な収納力がある。両端の天井が低い2階でも使えるようにと考えた苦肉の策だ。棚の高さが固定されているので、入れるものを選ぶのはご愛嬌だが、移動が自由なので使い勝手がいい。我が家の設計と木工事を担当した都幾川木建の親方・高橋さんが、「しっかりしたものだから」と提供してくださった。
2007.09.06
全国の140ヶ所あまりの最高気温の記録を塗替えた今夏。すぐ近くで40.9度の最高記録が出た猛暑の今夏。2、3日くらい前から夜はかなり涼しくなった。エアコンもなく、南側には網戸もない状態で過ごした今夏。なんとなく乗り切ったのだろうか?ということで、仕事の区切りもついたことも加わり、馴染みのお寿司屋で戦友(妻)と慰労会。さんまの棒寿司、太巻き、トロ、ホッキ貝、ウニ・・・おまけにテレビでパプアニューギニアの番組も見れたし、大満足で~す。自分を褒めてやりたい
2007.08.31
思えばちょうど一年前の今日。我が家は上棟式を向かえていた。当日はあいにく雨が降ったりやんだりしていた。上棟では3ヶ月かかって、大工さんが刻んだ木が次々と組上げられた。そうして組み上がった家の骨格は、重厚で、このままスケルトンでもいいと思うくらい美しかった。これだけの仕事をしてくれた男たちに、ご祝儀やら宴やらは当然のことだと思った。ただ一つの後悔していることがある。 それは昼食のうな丼がしょぼかったこと。今でも我が家の建築の唯一の失敗だと思っている。力仕事をしている男たちにスタミナをつけてもらうという狙いはよかったと思うのだが、うな丼に乗っていたうなぎの身はほんの一切れとうてい午後の活力にもならないと思われた。実は秋にそのリベンジをしようかと思っている。モミジが色づいた頃、職人さんたちの慰労会を計画しているのだ。
2007.08.30
今日は我が家の建築担当、都幾川木建の高橋さんから家の模型をいただいてきた。この模型は昨年の5月頃に製作されたもので、図面を基に正確に木組みを再現したものだ。木を刻む際も、上棟の時もこの模型が現場にあり、立体設計図(?)みたいな役目をしていた。あらためて見てみると、使われている柱の量が半端じゃない。柱一本は、一升瓶一本分の水分を吸収できるというし、和紙(壁紙)も調湿効果があるというから、家の中がシケない理由はここにあるのかもしれない。大きさは本物の1/300。この家の構造を伺い知ることのできる貴重な資料だ。「図面から模型をおこし、木を刻み、家をつくる」そして、その家に今、自分が住んでいる。紙の上のことが現実のものになっている。大工さんて凄い仕事だなぁとあらためて感心。「家には、子育てとその終了期など、その時々の住まい手の環境の変化によって何通りもの使い方がある。みんじゃさんの家が、これからどんな風に変化していくのか楽しみです。」そう、家つくりは終わったんじゃなく今も進行中。制作の主体が大工さんから家主に移っただけなのだ。そうして家は、私たちの心と体の一部となって私たちとともに時を刻んでいく。やっぱり高橋さんは凄い人だなぁ。この模型をながめると、この家のできるまでのこと、かかわってくれた職人さんのこと、とにかくとにかく、たくさんのことを思い出す。「僕の宝物」なのです。
2007.07.14
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家にかかる税金について、役所の固定資産税調査時の話しをおさらい。◯固定資産税・調整区域は都市計画税はかからず、 固定資産税がかかる。・固定資産税は不動産の価格(評価額)×1.4%・3年度間税額が半額になる (平成20年度まで。50平米以上280平米以下)・土地は住宅が建っていれば1/3 (200平米以下の部分は1/6)◯不動産取得税(住宅)・不動産の価格(評価額)×3%・床面積50平米以上240平米以下の新築は、 住宅の価格から1200万の控除あり。担当は家屋の評価について、1平米あたり10万超えるかどうかが目安といっていた。我が家はそこにいくかいかないか、といっていたので、評価額を仮に110平米×10万=1100万とすると、不動産取得税は1100万-1200万(控除額)=ゼロ固定資産税は1100万×1.4%=154000円+土地分げっ!意外と高いじゃな~い!
2007.06.23
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家ができあがると不思議なくらいできる前の記憶がなくなる。写真は上棟時のもの。何もない状態から一日でここまで組み上がった。その姿があまりに美しかったから、このまま骨組みのままでいいとさえ思った。そして、伝統構法を選んで良かったと心から喜んだ。どうして伝統構法なのか。今思うとそれが「理に叶う」とか「本物だから」ということにつきるのかもしれない。私は、ここ十数年、オセアニア地域の人々がつくる造形物にかかわってきた。それら物や人に触れ、自分の中の価値観が大きく変わったように思う。彼らの自然や精霊に祈る生活の中から生まれた文化には、本物にしか出せない圧倒的な迫力がある。それらに触れて以来、彼らの文化を映す鏡としての自文化、日本人としての自分の存在を強烈に意識するようになった。彼らは森から調達してきた木や葉を使って家をつくる。かつての日本の民家も裏山からひかれた木でつくられていた。田舎に行けばほんの50年くらい前の話しだ。「おらぁの家はどこそこの◯◯って大工がつくってよ。いまだに狂いもねぇ。てぃしたもんだ。」作り手(職人)さえもご近所にいた。近所にいたから余計にいい加減な仕事はできなかったろう。かつては当たり前にみられた材料も人も「顔」の見える家つくり。それが一番理に叶った家つくりに思える。
2007.05.11
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家のメンテナンスをしていると徐々に道具が揃っていく。まず、庭のメンテナンス用にスコップ(曲がらないやつ)と根切りを購入。(ちなみに最初買った100円ショップのスコップは曲がって折れてしまった)次に、スギナ退治用に穴開用スコップを購入。これはハサミの用な形になっていて掘った土を挟んでかき出せる優れもの。そして本日、玄関とデッキ掃除用にデッキブラシと、土ならし用の平鍬を購入した。ここまで揃えてはたと思った。道具がだんだんマニアックになっていく・・・まぁいいか。明日は我が家の見学会。口コミでどれだけの人が集まるか楽しみだ。
2007.05.03
我が家の給湯器はノーリツのECOジョーズだ。オール電化にどうも抵抗があったのと、その導入コストの高さを考慮して選んだ。ECOジョーズは、従来捨てていた燃焼ガスを、再利用できるようにして熱効率を向上させたものだ。意外に知られていないが、購入設置費用に対して「住宅・建築物高効率エネルギーシステム導入促進事業費補助金」という補助金が最大で26000円得られる。毎年4月から受付を始め、枠一杯になれば閉め切ってしまう。毎年、夏には枠がなくなるという。ただし、申請を出して受付だけしてもらえば、設置時期が遅くても構わない。施主支給に積極的なネットで購入し、地元のガス屋さんを通じて申請してもらった。ところで、建築中の方は、どのくらいの価格で給湯器を入れているのだろうか。プロパンガス仕様でポピュラーなタイプの給湯器であれば、実際はおそらくタダだ。恒常的に自分のガスを使ってもらうことを条件に購入と設置料は無料のガス屋さんが多いからだ。にもかかわらず見積もりに価格が乗っているのであれば、ボラれているのをあなたが知らないだけか、建築会社が知らないだけです。
2007.02.23
家作りでこだわったのが出格子だ。サッシメーカーの出窓でなく、大工仕事で作ってもらった。このデザインは長野県松本市ある旧家「馬場家住宅」、飛騨高山日下部家などの格子を模したものだ。格子の上部を間引いて、内から道路が見えるようにしたもので「親子格子」と呼ばれる。視覚的に内側から外がよく見えて、外からは見えにくい。工具が発達した室町末から桃山時代に繊細な格子が作られるようになったという。
この家に住み始め一週間が経った。「木の家は暖かい」実際に住まってみての感想だ。いくら暖冬とはいえ、朝晩などは氷点下まで気温が下がる。にもかかわらず、家の中は暖かい。昼間晴れた日はとくに暖かい。我が家はリビングと座敷を合わせ16畳分の吹き抜けがあるため、激しい寒さを危惧していた。だから、これは本当にありがたい。木の持つ断熱効果と、直に触れた時に感じる温もりの恩恵だろう。無垢の床は素足でも極端な冷さを感じることはない。アパートのフローリングとは質感がまったく別のものだ。また、日中に暖められた空気が逃げず、あるいは冷めずに留まり続けるのだろう。障子の効果も大きい。窓からの冷気を通さない。カーテンよりも密閉性は高い。エアコンなしには生活できなかったアパートとは雲泥の差だ。
2007.02.17
まさに怒涛の2日間だった。せっかくの三連休にもかかわらず、仕事を抱えての引っ越しだったからだ。とにかく両親と妻が本当によく働いてくれた。この場を借りて感謝します。アパートと比べ巨大なキッチン。だだっ広いトイレ…今は戸惑いも大きいが、そのうち慣れるでしょう。とりあえず引っ越したものの、建物はまだ完成した訳ではない。お勝手のシンク反対側のカウンターやげた箱の取り付けなどがまだだ。明日からは出来上がりを楽しみに家に帰ることにしよう。
2007.02.11
現場では週末の引き渡しに向け作業が佳境をむかえている。大工さんが柱や梁に付いた汚れや傷を磨く。杉は照明に照らされ銀色に光る。赤松の木目には表現し難い美しさがある。建具の長年燻された飴色もいい味だ。歳のせいだろうか、そんなことにやけに感動を覚える。ここに移った後も、毎日いろいろな発見があるだろう。無垢の木の柱や梁土佐漆喰の外壁土佐和紙の内装御影石の土間古建具骨董の照明本物にこだわり集めたものたちが、時とともにどんな表情を見せて行くのか、今からとても楽しみだ。
2007.02.08
洗礼を受けた。何がって、障子はがしの。うちは全て障子だからはがす量も膨大だ。一昨日夜から始めて今朝までかかった。おかげで肩、腰が痛い。これだからカーテンが増えたのだろう、と妙に納得。でも、障子から差し込む柔らかい光は捨てがたい。これから毎年頑張らせて頂きます。今日は風呂場の窓に格子が付いた。我が家は、建具も窓もとにかく格子にこだわっている。カッコイいい。
2007.02.07
週末の引き渡しに向けて、作業は夜まで続く。建具の修正が予想外に難しく、なかなか進まないのだ。歪んだ家に合わせるために、わざと歪ませて調整してあるもの。曲がりが激しいもの・・・帰り際、フッと振り返ってハッとする。大屋根が月に照らされて美しい。この月をパプアの友も見ているだろうか。
2007.01.29
玄関土間に御影石が貼られた。渋い。白、灰、黒灰、黒と色選びに悩んだが、黒灰にしてよかった。明日はポーチにも貼られ、玄関まわりが完了。その後、いよいよ蔵戸がそなえ付けられる。
仕事が終わった後現場に行くと、設備屋さんが残っていた。水道に配管をつなぐとお風呂の水とお湯の配線がつながっていなかったらしく、基礎の下に水が溢れてしまったという。ユニットバスはノーリツの代理店が施工したものだが、配線をつなぎ忘れたらしい。ペナルティものだと、設備の親方は怒っていた。若い職人が点検口から狭い床下に潜り込み、水をかき出しながら結線する。親方の機転で、とりあえずペット用のドライシートを敷き込み今日の作業は終了した。点検口から出てきた彼は、背中まで水で濡れていた。風邪などひかなければいいが・・・ユニットバスの施工も同じ設備屋さんにお願いすれば、このような事故は起こらなかったかもしれないと、ちょっとブルーになった。
2007.01.28
今日は朝9時に現場へ。駐車場の素材について打合せした後、お昼を挟んでかれこれ2時頃までリビングの床など木部の塗装作業を行う。日曜日だというのに、大工さん、設備屋さん、左官屋さん大変、お疲れさまです。2階をどう使うか?トイレのタオル掛けをどこに?まだまだ決めることだらけだ。写真は玄関前から軒を見上げたもの。こだわりのつる首ブラケットがいい感じ。でも足下はまだ石貼りの途中・・・「間に合うのかよ?」という左官屋の親方にドキッとしたりして。
現場が終わった後、1階の床の塗装を行った。掃除機でゴミを取った後、固く絞った雑巾で床を拭く。乾いた頃オイルを染み込ませた雑巾ですり込むように拭くのだ。今までシートなどで覆われていた床に初めて触れる瞬間だ。能登ヒバはヒバの、桧は桧の香りがする。気付けば4時間。今、肩、腰が痛い。明日は残りのリビング8畳を塗る。
2007.01.27
足場が取れたので家の裏側に回り易くなった。北側は兜屋根になっている。隣の塀までの2メートルを活かしてアジサイでも植えようかと思案中。
2階と1階の一部に壁紙が貼られた。大きなサンプルを参考にして選んだとはいえ、壁に貼られるまでイメージがわかなかった。選んだ土佐和紙は最も色の濃いものだったが、貼られてみると意外と濃く感じない。「サンプルより一段明るくなる」というアドバイスは間違いないようだ。明かりが当たると繊維がキラキラと光って見える質感もいい。
2007.01.25
家の周りでは給排水設備の工事が進む。雨水を雨水升へ引き込む工事。水道を庭の2ヶ所へ持って行く工事。浄化槽周りのコンクリ打ち等々。それにしても設備関係は電気関係と同様に工期が長い。初期の頃の浄化槽と汚水管の埋設からはじまり、床下の給排水設備の工事、そして今回と、他の行程に合わせて施工する必要があるからだ。この後、トイレや洗面台、外水道の取り付けへと進む。
2007.01.23
2月4日の引き渡しに向けて現場は急ピッチで進む。昨日は午後から休暇を取り現場にいくと足場が取れていた。なんだか敷地が広く感じられる一方、家がやけに小さく感じる。設計の高橋さんと造園の薮内さんと外構をつめる。思えば西側の庭、玄関、駐車場の取り合いにずーっと頭を悩ませてきた。前日の家族会議で「ヒンプン」をなくなくあきらめることに・・・その存在が、玄関へのアプローチと駐車場との取り合いを難しくしていたからだ。高橋さんはある建具屋さんが廃業する折、安く譲り受けた総桧の「門」を持参してくれていた。これまで出番なく倉庫の奥に眠っていたものだという。試しに庭と駐車場の境に置いてみる。あまりにも素朴な造りが、意外なほどにマッチ!皆がこの門を使うことに賛成し、その後はトントン拍子で打合せが進む。懸案の外構の構想がほぼ固まった。「それにしても不思議な物が集まってきますね◯◯さんの家は」
トイレの手洗い鉢を乗せるカウンターの材料が運び込まれた。300年ものの木曽桧。上の法の材なので節が多い。この木の下の方は、もしかしたらどこかの寺社仏閣に使われているかもしれない。キッチンのカウンターといい、その材の来歴を知ることができるのはとてもありがたい。それだけでも愛着がわく。今日は2階の床の塗装作業を行った。塗料はドイツ製の天然のもので、材に浸透し艶と強度を持たせる。なにしろ初めてのことなので、ところどころ色ムラが出てしまった。そう、床の傷や色むらもこの家の味なのです。
2007.01.21
南側の軒下にデッキを付ける作業が進んでいる。夜な夜なこの上で月を愛でたい、との思いで我が家では「月見台」と呼んでいる。この上でコンサートをしたり、踊ったりできるようとにかく頑丈に作ってもらった。材料は桧で、大工のSさんが担当している。あたりにはほのかな桧の香りが漂う。 ← ランキングに参加してます。ポチッとしちゃってください。
2007.01.19
キャットウォークの床が届いた。我が家の2階の南側半分は吹き抜けのため、北側から南側まで行くため、キャットウォークを付けた。この建具は、ときがわの建具屋さんに発注していたもの。その建具屋さんは全国に5人しかいないマイスターに認定されているらしい。 ← ランキングに参加してます。ポチッとしちゃってください。
2007.01.18
念願だった御影石を購入した。色は黒灰(チャイナインパラ)で、ジェットバーナー仕上げだ。中国の山東省からやってきた。玄関ポーチと土間に使う予定。土間の材質については、三和土、コンクリート洗い出しなどとさんざ悩んだ末、手入れのし易さから御影石に決定した。ネットにてたまたま近所の入間市に安価で取り扱うお店を発見。2度の下見をし、4ヶ月悩んだ末購入に至った。1枚9キロもあるのでトラックから降ろすのに一苦労。大工さんも総出で荷下ろしをした。はたしてどんな感じになるのだろうか。 ← ランキングに参加してます。ポチッとしちゃってください。
2007.01.17
システムキッチンの居間側にはカウンターが取り付けられる。樹齢200年の吉野杉の1枚板だ。なんと江戸時代に植えられたもの。途方もない時間を超えて我が家の一部になる。まだまだひよっ子の私たち。先輩に囲まれて住まわせてもらう、そんな謙虚な気持ちになった。ちなみに写真のものはベニヤ板。あくまでも設置のイメージということでご勘弁を。 ← ランキングに参加してます。ポチッとしちゃってください。
2007.01.15
和室は6畳の寝室と8畳の座敷の2部屋。畳とその縁(ふち)を選ばなければならない。普段まったく意識したことのないものだが、こんな時はさすがに意識せざるをえない。まじまじと見るといろいろな種類があるものだ。畳は通常のびんご表、目の積んだ目積表、琉球表から選ぶ。値段は琉球、目積、びんごの順に高い。さらに縁なしにすると25%ほど値段がアップする。寝室は通常のびんご表の縁ありで決まっているが、座敷は悩み中だ。似合わないという妻の一言で、琉球表が消え、縁なしの目積にするか、通常のびんご縁ありにするか。縁も何十という種類と色がある。無地にするか柄にするか、何色にするか・・・悩むのもまた楽し。 ← ランキングに参加してます。ポチッとしちゃってください。
2007.01.13
外壁の残りの部分、南側と東側に土佐漆喰が塗られた。いつもの左官屋さんの他に2名の職人さんが応援に駆けつけていた。風の影響を避けるためにブルーシートで外側を覆っての作業だ。塗られる土佐漆喰の総量は100袋(1袋20キロ)にも及ぶ。それにしてもこんなに緑かかった黄土色が白に変わるというのだから不思議だ。 ← ランキングも少しずつ上がってきてます。ポチッとしちゃってください。
2007.01.12
お正月といえば年賀状。今年の年賀状には、建築中の家の前で二人で撮った写真を使った。お返しの年賀状には、「素敵なログハウスですね」「ログハウスみたいな家だなぁ」という感想が多く、・・・なんか複雑だ。 ← ランキングに参加してます。ポチッとしちゃってください。
2007.01.11
今日は北側と西側に待望の土佐漆喰が塗られた。寒さのため作業が一日先送りされていたのだ。残りの東側と南側は一日空けて明後日に塗られる予定。塗られた壁は養生シートで覆われているため、暗闇で見ることができなかった。写真は前日試し塗りされた壁を写したもの。左側の灰色の部分が中塗りで、右側はその上に土佐漆喰が塗られたもの。この黄土色が時間とともに乾いて白くなっていく。 ← ランキングに参加してます。ポチッとしちゃってください。
2007.01.10
明日から土佐漆喰が塗られる。年末に中塗りまで終わっているから、いよいよ外壁の仕上げにかかる。5度から25度までが漆喰を塗る最適な気温とされているため、明日からはできるだけ暖かいとありがたい。左官の親方は「左官」を「しゃかん」という。親方の話しはとても興味深い。近年、サイディングの普及から左官屋が激減しているいう。サイディングはバブルの前あたりから主流になった。が、デザインが限られるため、5年ほど前から再びモルタルが増えてきているという。しかし仕事が途切れなくある訳ではなく、厳しい状況は変わらないらしい。親方は、しゃかんの仕事は一生勉強だという。いい壁が塗れるかどうかは、あらゆる状況下での経験がものをいう。なるほど、地域、天気、温度、湿度、風、一度として同じ状況はない。現場からの帰り道、妻がいった。「うちは職人さんが腕を発揮できるからうれしいだろうね」やっぱり妻はあなどれない。ちゃんとわかっちょる。 ← ランキングに参加してます。ポチッとしちゃってください。
2007.01.08
今日は職人さんたちの仕事納めの日だった。左官屋さんがモルタルの上に中塗りをし、壁が灰色から薄い緑色になった。この後、もう一度中塗りを経て土佐漆喰を塗る。ここのところ寒い日が続いている。漆喰は気温が5度以下だとうまく施工できない。年明けは暖かいといいなぁ。夜、これまでの感謝の気持ちを込めて、都幾川木建の大工さんたち3人と故意にしている日本料理屋でささやかな宴を持った。「建て主の自画像を作る手伝いをしていると思っている。」「自分の仕事は、関わる人の思いを結集させて、それをどれだけこの家に込められるかだと思っている。」などなど、親方高橋さんはいつも熱い人だ。私からは感謝の気持ちを込めてそれぞれの大工さんに仕事姿の写真をわたした。といっても家を写す際に偶然写ったものを集めたものだが。何もないところからここまでこれたこと、大きな事故も無くここまでこれたこと、本当に感謝します。明日からゆっくり休んでいただき、新年、またよろしくお願いします。 ← ランキングに参加してます。ポチッとしちゃってください。
2006.12.29
現場ではキッチンが組み立てられ、据え付けられつつある。これまで取り付けなんて見たことはなかったから、材質や仕組みがみられて興味深い。定価に対する原価(なぜ値引きできるのか)が分った気がする。商品の価格には、宣伝や営業などの経費も加わる。これは大手ハウスメーカーによる家の価格も同じ。買いたいと思わせるために莫大な広告費をつかい、格好いい、あるいはしゃれなイメージを作る。ときには流行そのものを作り出してしまう。誰でもかけたお金に見合うものがほしい。そんなささやかな願いさえ叶わない時代なのかもしれない。 ← ランキングに参加してます。ポチッとしちゃってください。
2006.12.28
外壁にモルタルの下地が塗られて灰色の建物になった。左官の親方が魅力的な方で、いろいろな話しを聞かせてもらった。漆喰の壁の施工は、適度に湿度がある春か秋、気温が5度から25度の間が適すこと。職人は力を入れて均等に伸ばす技術が要求されるから、タライに水をはり、力を入れても波立たないよう表面を小手でなでる練習をすること。改心の出来といえるのは100軒のうち3軒くらいで、そのくらい諸処の条件に左右される仕事だということ。最近の外壁材は製品のバラツキはなくなったが、反面のりの混ぜ方によって乾き方に差をつけるとかいう調整はできないこと。時間を忘れてつい話し込んでしまった。まったく職人さんの話しは面白い。これだから現場通いは止められない。ところで、親方は右手を包帯で吊っている。職業病で腕が上がらなくなってしまったとのこと。直すには最悪、足の筋肉を肩に移植する手術が必要になるらしい。この親方に是非、土佐漆喰を施工してもらいたかった。 ← ランキングに参加してます。ポチッとしちゃってください。
2006.12.27
今日から入る予定だった左官仕事が明日に延期された。左官屋さんにお願いするのは土間まわりと外壁で、いずれも仕上げは土佐漆喰だ。といっても、下地、中塗りを経て本塗りになるため、漆喰を塗るのは年明けになる。ところで、先日骨董ギャラリー「四万十」でお会いした素敵な骨董好き夫婦の話し。奥様が雑誌で見つけた建築家に自宅を建ててもらったが、高い割には満足できるものができなかったという。間取りの変更をしようにも「素人に何が分る」といわれ、建築家の思うまま建てられてしまい、大変に使いづらい家になってしまったとのこと。さらに、そんな家のローンを支払い続けるのは「辛い」という。なんたることだ。確かに建築家の作品には違いないが、住むのは建築家ではない。人のお金で自分のやりたいようにやって、依頼主が住みにくい家になっては本末転倒ではないか。家の建て方は様々だし、住み手の要求も様々だ。せっかく高いお金を払って作るのだから手法も、価格もお互いに納得のいくものを作りたい。そんなプロセスの中にいることが今、幸せに思える。写真はある日の我が家。無垢の木が夕日をあびて黄金色に輝いている。そういえばその昔、紙と木の家に日の光があたっている様を見て、「黄金の国ジパング」と呼んだ外国人がいたような・・・それにしても、積◯ハウスで建てた超モダンな裏の家との対比が面白いなぁ。方向性がまるで対照的だ。 ← ランキングに参加してます。ポチッとしちゃってください。
2006.12.26
それにしてもこの家は出っ張りが多い。うちの建築工事を見ているとしみじみとそう思う。外側は露出した木があって一気には壁塗りができない。木が雨に濡れないよう軒の出を深くらなきゃならない。それでも雨に濡れる木の切断面には板金加工を施す。「本当に手間ひまかけて家が出来上がる。」合理性と経済性が優先される現代の家つくりの中で、消えていった部分だろう。一つ一つのちょっとした部分をしっかりと作る。それが集合体となって現れると、とても美しい。これが伝統構法の良さであり、魅力でもある。大きなものを成し遂げようとする時ほど、実は目の前の小さなことがとても大切なのかもしれない。 ← お手数ですが、ポチッとお願いします。
2006.12.21
都幾川木建へ設計の相談をし始めたのは2年前のこと。それから1年半もの間、間取りや仕様を話し合い、4ヶ月ほど前に建築に着手した。来年1月末の完成まで、全部で2年1ヶ月に及ぶ大プロジェクトになった。といえばちょっと大げさだが、この間ずっと素人に付き合ってくださった高橋さんには頭が下がる。ところで、設計や監理を行う設計家の必要性の有無は、人によって当然異なる。我が家の場合、古建具や照明に合わせた設計や、伝統構法の木組みを考える技量が必要なため、高橋さんの存在が必要不可欠だ。実は、私にも一通りHMをまわった経験がある。そこで感じたのは、いい意味でも悪い意味でも「営業、設計、建築が分業化されすぎている」ことだった。構造や間取りの話しに「設計の者に確認してお返事します」という返事が返ってきたり、請負い工務店を教えてもらえなかったり、私にはそれがストレスに感じた。私は今も時間が許す限り現場に赴く。ほぼ毎日だ。そこには設計家であり、大工の親方でもある高橋さんがいて、どんな小さな質問にも誠実に答えてくれる。今日も土佐和紙のロールを見本として取っておいてくれた。そんな行為の繰り返しを通じて、自分も「家つくりに参加しているのだ」という実感が湧いてくる。都幾川木建からあがってきた詳細な設計図、各業者の見積書や自らの調達による種々の設備等々・・・この家が「かけた手間やお金に見合った家になる」という自信がある。 ← お手数ですが、ポチッとお願いします。
2006.12.20