高いところから失礼します
高いといえば日本でこれ以上高いところはない!富士山に登ってまいりましたその顛末を書いていきます事の始まりは職場の友人との「富士山て一度登ってみたいよね~」というたわいもない話からでした冗談とも本気ともつかない言葉があれよあれよという間に現実となり、計五人(内二人はご夫婦)のグループで挑戦することになりました行くからには装備もきちんとしなければということで、夏のボーナスでザックやらトレッキングシューズやらを買い揃え、7月某日、早朝に車で出発し一路南へ。幸い渋滞に巻き込まれることもなく、目指すは富士山須走口!予定より早めに着き、新五合目のお土産屋さんで腹ごしらえ。長丁場にはやはり炭水化物ということで、きのこうどんを食します普段よりも遥かに高いところ(須走口新五合目1980m)なので、人によって程度の差こそあれ、何らかの形で影響が出てきます高度順応のため着替えや食事などしながら1時間半程過ごし、いよいよ登頂開始です須走ルートは始め林の中を歩きます 人が少ないのでゆっくり登れます歳のわりに異様なほど新陳代謝が良い(ようするに汗かき)な私、息を吐くことを意識しながら歩くので有酸素運動効果が出たのか、しばらくすると額から滝のような汗が…2時間程歩いて新六合目山小屋で小休止。ガリガリ君がなんと200円!富士山価格です次は六合目までまた1時間歩きます ここで氷イチゴ300円(下界なら100円のもの)、高度が上がるにつれて着実に価格も上がります。電気は自家発電、荷物を運ぶのはブルドーザーだよりの富士山なので仕方ありません…トイレだって有料(200円)ですからでも冷たいものを口にしたかったので結局氷イチゴを食べました高山病対策のためゆっくり登りましたが、ほぼ予定通り新七合目の山小屋に到着。この日はここに宿泊です4時半頃に夕食。ハンバーグなどのおかずにお代わり自由のあったかいご飯と豚汁!水が貴重な山小屋ではものすごいごちそうですここには若かりし頃の皇太子殿下や、菅直人首相も立ち寄ったそうで写真が飾ってありました山小屋では余計なことはできないので6時半には自分のスペース(畳一畳弱)で横になりました夜になって激しい雷と雹!トタン屋根に穴が開きそうな勢いです!横に走る雷を初めて見ましたあまりにも他人と近い空間(男女相部屋)で、しかも夕方4時半に夕食を食べたのでお腹が空き、まんじりともせず一夜を過ごしました4時過ぎに朝食。山小屋の外で御来光を待ちました ここは東斜面なので頂上まで行かなくても御来光が見られるのです支度を整え待つことしばし、一面の雲海がほんのりと紅くなりはじめ、4時45分頃雲の切れ間から一条の光が差して、いよいよ御来光の瞬間です!まさに神々しいの一言に尽きます。写真をとりながら自然と手を合わせましたあっという間に太陽が上がって明るくなった5時ちょっと過ぎに頂上目指して出発しました(続きは後日)