2年半ぶりの開通
2004年10月23日に起こった新潟県中越地震のときに、大規模な土砂崩れが起こり、県道を車で走っていた親子三人が生き埋めになった事故から約2年半。その県道がとうとう開通したそうです。残念ながらお母さんと3歳の娘さんは助かりませんでしたが、3日以上車の中に取り残されていた2歳の男の子が奇跡的に救出されたときはホントに涙涙でした。ウチの息子も当時2歳、とても他人事とは思えませんでした。さまざまな偶然が重なった結果でしょうけど、あの年齢だったから生き残れた、ということもあるのかな。体も小さいし、幼いから、パニックにならずに済んだのでしょうね。あれがある程度モノが分かる年齢だったら、たとえ体に外傷がなくても生き埋めになったことの精神的なショックが大きすぎて命はなかったかもしれません。でも、いくら幼いとはいえ、真っ暗な中で3日以上も閉じ込められていたのですから、トラウマがないとは言い切れません。今日ニュースで見た様子では、元気そうにローラースケートか何かやってましたが、亡くなったお母さんやお姉ちゃんの分まで健やかに育ってほしいものですね・・・県道はきれいに舗装されて開通しましたが、3人が乗っていたワゴン車はいまだに土砂や岩の中にあるそうです。土砂や岩が取りきれなくて、道路も少しずらして作ったのかな。自治体は、震災の悲劇を後世に伝えるために、ここに災害メモリアルを作るそうです。