レ・ヴァン・フランセ(感想)
東京へは~もう何度も行きましたね~♪・・・でも、さすがに平日夜の7時からの演奏会に、しかも日帰りで行ったのは初めてです(汗)私の何処にこんな行動力があったのか?やはりそれはパユ様にお会いしたい!の一念でしょうね~おっと、今回はパユ様だけではありません。世界最高の木管アンサンブル「レ・ヴァン・フランセ」の皆様の超絶技巧&美しい響きを聴くのです~レ・ヴァン・フランセフルート エマニュエル・パユ(ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団首席)クラリネット ポール・メイエオーボエ フランソワ・ルルーホルン ラドヴァン・ヴラトコヴィチバソン ジルベール・オダン(パリ・オペラ座管弦楽団首席)ピアノ エリック・ル・サージュジョン・ケージ :管楽器のための音楽(木管五重奏) ハイドン :ロンドン・トリオ ト長調 Hob.IV:2 & Hob.IV:3(フルート・オーボエ・バソン) ティエリー・エスケシュ :レ・ヴァン・フランセのために書かれた新作(六重奏曲・日本初演) ベートーヴェン :五重奏曲 変ホ長調 op.16(オーボエ・クラリネット・ホルン・バソン・ピアノ) プーランク :六重奏曲 ジョン・ケージで幕を開けた今回のリサイタル、最初からエンジン全開飛ばします~正直言うと、私は不協和音とか効果音が苦手なんですよね・・・現代音楽の良さってものが分からないのですよ~でも、そこは超絶技巧のレ・ヴァン・フランセ!楽器を限界まで鳴らして吹きまくるスゴイ迫力!ハイドンは、パユ様、オダン、ルルーのトリオで。ここで、ルルーさん、うっかり楽譜を忘れて袖に取りに戻りました。その時の仕草が何とも可愛らしくて??決して焦らず、ゆったりと手を振りながら。仕切り直して演奏。やっぱり落ち着きますね~パユ様の輝くような音色、素晴らしい~ああ、天上の音楽再び・・・バソンはファゴットより音色がやわらかい気がしますね。かなりコントロールしにくい楽器だと言いますが、バソンの第一人者だけあって音程は完璧!のだめにも書いてありましたが、元々フランスではバソンが一般的でしたが、やはりコントロールのしにくさもあって、近年はオーケストラ奏者も次々とファゴットに換えているそうです。そんな中でバソンを吹き続けているオダンさん、まさにフランスのエスプリを体現していらっしゃるのですね!!パユ様が元気いっぱいノリノリなのはいつもどおりですが、ルルーさんがまた楽しそう~♪に吹くのですよ~つま先立ちになったり、もう今にも踊り出しそう!お二人はコンセルヴァトワールの同級生(入学はルルーさんのほうが早いらしい)。いたずらっ子みたいにふざけ合う二人を、ちょっと大人のオダンさんが「よしよし」と見守るみたいな??絶妙なトリオでした。レ・ヴァン・フランセのための新作。ピアノのル・サージュが加わります。ル・サージュは良いですよ~今回は彼のCDも買いました。ル・サージュ/ナゼールの夜会~プーランク:ピアノ作品集プーランクの協奏曲CDもあったんですけど・・・こっちも買えばよかった~聴きたいな~♪これまた現代音楽なので、感想は難しいデスね・・・フルートはフラッターとかキイだけを鳴らしたりとか、実験的な感じの音楽でした。ホルンのヴラトコヴィチさん、ダイナミクスが見事です。クラのメイエさんのハリのある音も印象的でした~休憩。この間にサイン会の場所とそこへのルートを確認。帰りの電車は気になりますが、サインは必ずもらわなければ!!ベートーヴェンの五重奏ではパユ様がお休み。モーツァルトの五重奏曲から曲想を得ていると言われているそうですが、うん、そうかな~と思わせる感じはありますね♪フルート入ってないし(笑)古典派の美しさとロマン派の情熱を併せ持つ若々しい曲です。ピアノを中心に織りなすハーモニーとそれぞれの技巧を生かした演奏はさすが~♪聴き入ってしまいました。やっぱりル・サージュは良いな~自分の出るトコと管楽器のサポートをするトコのバランスが絶妙デス!プーランクの六重奏曲は彼らにとっては十八番。信頼感によって結ばれた6人が、それぞれの音楽を尊重しつつ、さらに奥深いものにしています。ツーと言えばカー、まさにあうんの呼吸での絶妙なアンサンブル。色彩感豊かなプーランクで、音と戯れる6人。何度聴いても良いデスね~ライブはさらに倍!私的に「フランスの風」はラヴェンダーの香りでしゅね~ああ~ステキステキ・・・アンコール一曲のあと、昨日の日記にあるとおり自分でもビックリするくらいの素早さでサイン会の列に並びました。今日は楽器も持参。皆様ひとりひとりにパンフへサインをいただきました~おバカな私、楽器ケースにサインしていただこうとして、思わず「パユ様、楽器にもお願いします~!」と口走ってしまったよ~(大汗)バレンタインが近かったので、チョコレートも持って行きました。ピエール・マルコリーニ!と言いたいトコですが、忙しかったのでセブンで800円・・・(涙)でも、私ったら舞い上がってて、パユ様の分しか用意してなかったのです皆様一列に並んでいるのにパユ様だけに差し上げるのは何だか皆様に失礼(いや、それ以前に800円のチョコなのは・・・)なので、出さずに持ち帰りました。サインをいただいたあとは、小雨の降る中を一目散に蒲田駅へ。な~んか蒲田って飲み屋さんが多いのですね。客引きのお兄さんがあちこちに立ってました。急いだおかげで、予定していたのより一本前のフレッシュひたちに乗れました。しかも座れた~もう時間を気にしなくて良いんだ・・・と安心し、パユ様にあげるつもりだったチョコをかじりつつ今更ながら演奏会の余韻に浸りました。平日の夕方からでも何とかなるんだわ、という妙な自信がついてしまった私。これからちょっと行動範囲が広がりそう??車を水戸に置いとけば、とりあえず水戸まで来る電車はかなり遅くまであるし。ま、一年に一度くらいしかできないでしょうけどね♪