久しぶりに 元局アナ&現ライターチックに、気になる言葉・・・について。
つまり「間違った丁寧語」ですね。
それは、「させていただきます」と「さ入り」l言葉。
「ら抜き」言葉が気になっていたのも今や昔。
もう・・・しょうがないのかなぁ~と諦めムードとなっております(←何様…)
※でもやっぱり ×「食べれる」 →○「食べられる」
×「着れる」 →×「着られる」
とか、正しく使える人は使ってほしいけどなぁ。
テレビの字幕も、インタビューの人にだんだん合わせるようになってきてて
悲しい、今日この頃です。
さてさて、そんな昨今ではありますが、
「させ」言葉、「さ入り」言葉はまだまだイケマセン。
まずは
○○させていただく・・・という言葉。
使い方が間違っている…という方が多いんですよね。
そして、
使い方は間違っていないんだけど、
そこまでへりくだらなくてもいいじゃん?ってな場合にも使いたがる。
電車のドアを「閉めさせていただきます」これも へりくだりすぎですよね・・・。
ちょっと前・・・だと、 選挙。
「このたび ○○院選挙に立候補させていただきました・・・△▽です。」
別に… 立候補いたしました・・・でいいじゃんね。
□□に選ばさせていただきました・・・
とか
◇◇に入らさせていただきました
なんでしょ・・・丁寧語だと思っているんでしょうかねぇ。
使い過ぎです。気になると、ま~~~テレビの方々よく使いますよ!
また重要な役や立場に置かれたとき、
「○○をやらさせていただきます」
と、堂々と言っちゃう大人もいますね。
やらせていただきます・・・ですよ~!大人さん。
新聞協会放送分科会編の敬語の使い方の本によると、
「『~させていただく』は、謙譲表現として文法的には誤りではないが、
相手から特別な許可を得る、恩恵を受ける、
許しをもらうなどの場合に使って謙譲の意味を表す言葉なので、
多用は避ける」
とあります。
最近の若者芸能人が使う言葉・・・に、
ご一緒させていただいて、
共演させていただいて、
拝見させていただいて、
とあるますが・・・。
敬っているつもりなんでしょうけど違和感を感じるんですよね。
決して間違いじゃないけれど、多用はいかがなものかと。
先日読んだ 太田直子著 「字幕屋は銀幕の片隅で日本語が変だと叫ぶ」
でも「さ入り」言葉に触れていました。
それも5人組のグループがやってる番組での一コマを。
「当○○○○は、メニューはございません。
お好きなものを言っていただければ・・・ 作らさせていただきます」
これが変だと。
“お好きなものを作らせていただきます”でいいんじゃないかと。
確かに。
これこそ、「さ入り」言葉の象徴ですね。
でも!最近この番組を見て気づいたんです。
「あ・・・言わなくなってるじゃん」と。
彼はいつものセリフ「当○○には・・」で始まる一文のあと、
「お好きな料理をおっしゃってください」
で止めてる・・・ではありませんか。
いやはや 太田氏の本の指摘のせいじゃないだろうし、
誰かからの投書があったのでもないでしょう。
ただ、「作らせていただきます」と言えないのなら、
言わない・・という選択もありだったのだなと。
ま、外部からの勝手な想像なので、確かではありませぬが、
ここのところの番組を見るたびに、
正しい日本語をちゃんとしゃべろうとしている姿に好感をもったのでした。
先日、あるお店の前に貼ってある・・・紙に
「本日 休まさせていただきます」とあり、ガックリ。
これも、「本日、休ませていただきます」です。
× ~を書かさせていただきます →○ ~を書かせていただきます。
× ~を読まさせていただきます →○ ~を読ませていただきます。
異様なへりくだりの「させていただきます」現象。
間違った使い方の「さ入り言葉」。
ちょっと気にしてみてください・・・ませ。
正しい日本語・・・できるとやっぱり格好いいですよ!