クマのPooh(2)
翌日(8/2)、今日はさらに山奥「四国カルスト」へ行くことにした。高知県との県境付近、標高1,400mの高台である。夏草に覆われたなだらかな高台に牛が放牧されている、美しいところと聞いていた。 さて地図を見ると、そこへ行くには国道33号線を高知方面に向かい、途中で国道440号線を行く。え・・440号線? まただ。400番台の国道は「酷道」に違いない・・・。 予想は的中した。しかもこの日は愛媛側は普通の天気なのに、高知側は所によって大雨、洪水警報まで発令されていた。果たして、四国カルストの一端「姫鶴平」に着いた時は、ものすごい濃霧だったのだ。おそらく大量に降った雨が蒸発しているのだろう。どれくらいすごいかと言うと、2車線の幅の道路を挟んで反対側が見えないほどなのだ。視界が数m。ヘッドライトも役に立たず、立ち往生してしまった。霧の中を良く見ると、確かに周囲は牧場だったが、ほとんど何も見えない。何のために苦労してここまで来たのか・・・。 待っていても霧が晴れる様子はなく、雨もひどくなって、引き返すことにした。下りてくると霧は無くなったが、雨のほうはまさに「ゲリラ豪雨」という感じで、ところどころひどく降っていた。途中、「合格駅」という名前の駅(駅と言ってもバス停なのだが・・)があった。受験生に人気の駅らしいが、こんな日は誰もいなかった。。。 その後、道の駅「美川」でお土産物や野菜を買って、久万高原美術館に寄って、帰路に着いた。もう酷道はコリゴリなので、国道33号線から松山高速道を通って実家へ帰った。しかし、僕はさらに尼崎まで帰らなければならない。1時間ほど実家で休憩して、また帰路に着いた。 その帰り道。高速にのって、徳島道を通るのだけど、この日は徳島地方も「ところによって大雨、洪水警報」だった。愛媛が晴れているというのに、トンネルを抜けて徳島県池田町に出た途端、滝のような雨が降っていたのだ。雨と前の車や自分の車の水しぶきで、前が見えない。少し前を走っていた軽トラがスリップして横転していた。その横を抜けて、僅か10分ほど走ると、何事もなかったように雨すらふっていなかった。しかし、電光掲示板には「川之江東~池田間、豪雨通行止め」の文字が・・・。今しがた自分が通ったところだった。おーコワ・・・。 結局、3日間で850kmほど、それも酷道ばかりのドライブだった。今週は8/3,4,5の3日間だけの出勤だったけど、疲労が完全には抜けてなくて、苦しかった。日記を書くことも面倒で、今日になってしまったのだった。