豆かんで口をふさぐ
金曜日の日記で、母の日を前倒しでやったとしても「実際日曜日になれば『ああ、今日って母の日よね』って、絶対に言うんだぜ」と、予言していた私である。うれしいのか、うれしくないのか、見事的中。 でも、今年は搦め手から攻めてきた。「今朝の新聞で母の日の特集があってね、なんだかみんなとっても親孝行なのよ(しみじみ)……」ああ、そうでしょうとも、ハイハイハイ。もう、トボケるのも、トボケられるのも白々しいので、サッサと出す。あんみつ みはしのあんみつと豆かんね。うちのままりん、この豆かんとか豆大福とか、赤えんどう系に目がない。どうだ、ごらぁ。ままりんの大好物であるがゆえ、「豆かん」って、ごくありふれた食べ物だと思っていたら、わりとマイナーなのね。もしかしてご存知ない方のために説明しておくと、豆かんはそのものずばり豆と寒天のみ。これに黒みつをドドッとかけて食べる。非常にシンプルかつディープなスイーツだ。なんといっても、素材が3つしかないから、どれがマズくても旨くなくなる。ごまかしがきかないのだ。うちはふだん紀の善(豆と寒天の食感が秀逸)梅園(たっぷり入っていて幸せな気分になれる。もちろんおいしい)で買うことが多くて、みはしで買うのは初めてだ。「どうだろう?」と思っていたら。「あら、おいしいわね。コレ、敬老の日にも買ってきてね」……だと。とりあえず9月まではクリアってことで。↓みはしのショップカードはこんなにキュートで、私は自分用に買ってきたみつまめを食べた。もう寒天の固さから、あんずの酸味、みかんのプリプリ感に至るまでパーフェクト! 普段は「どうでもいいや」と思っているギュウヒまで「あ、おいし♪」と思って食べてしまった。