いやあ愉快痛快。
そりゃ1回からアクセルぶっ放して相手を圧倒する勝ち方が一番ストレスがないのはいうまでもないが、相手あることだからそうそう毎回うまくいくわけがない。事実、今日のライアン君は非常によかった。しかし、水曜日に続いて相手のストロングポイントを打ち破った。実に痛快である。まあね、これだから「つなぐ野球」なんて無力なんだよね。それを秋山が示してくれたというべきかもしれない。あの場面は、もう秋山にとって求められる仕事は長打しかなかった。もちろん同点にするための。カウント3-1から、浮いてきた変化球を完璧にしばき上げたホームラン。こんなカタルシス、今年に入ってどれくらいあっただろうか。これこそがまさに、秋山翔吾のraison d'êtreなのである。そして小園。それまでの3打席の内容は悪かったが、マクガフのスプリットを見事に捕らえた特大アーチ。なぜか小園を腐さないと気が済まない一部自称カープファンもいるようだが、これだけの仕事ができるショートストップが今のカープにいるかい?といって差し上げたい。それが理解できないなら、目の玉ほじくって味噌汁で洗って、ついでに脳みその代わりに市販の味噌でも詰めとけばいい。それにつられたかどうかは知らないが、松山のダメ押しホームランもまた美しかった。もはや松山は単打職人になるのかと思っていたが、あれだけの当たりを打てるんだったら、代打に甘んじることはあるまい。大瀬良も今日は及第点だろう。今日はよく粘ったといっていい。惜しむらくは初回からと思うが、これも野球である。ただ、エースの看板を再び背負いたいのであれば、やはり立ち上がりは無難に滑り出して欲しかったとも思う。これで、対スワローズ戦の連敗を9で止めた。でもそれで喜んでもらっちゃ困る。これを恥ずかしいと思って絶対にこの後やり返したいと思うならば、最低でもこのカードスウィープ、残り試合全部勝つ勢いでいってもらわなきゃ困る。もちろんこれからは一戦必勝の戦いが続くのだが、ことこのカードは敗北は死であると思って戦ってほしい。てゆーか、ここまで好き放題されて、悔しくないかい?そう、やられたらやり返す、しかも何倍にして返すのが、勝負の掟。別に逆転優勝しろとはいわないけれども、それに迫る勢いを見せてみろ。いや、できるはずだ。広島東洋カープランキングBlogPeopleSIGMA People