ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

[今日のカープ] カテゴリの記事

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  これでいいんだよ。

  今日の試合は，最初はスポーツジムで見ていて，あるいは文字列で経過を追っていて，その後所用を済ませてから帰宅している間文字列で追っていたのだが，まあ九分九厘負けると思っていた。そのくらい流れが悪かったのである。正直言って相手先発のピープルズは内容がいいとは思えなかったのだが，打線の繋がりがあまりにもバラバラだったゆえに点にならなかった。実はこういう展開が一番まずい。そのままずるずるずるとということに往々にしてなるのである。事実，そうなりかけた。もしそのまま負けていたら，ピープルズにカープ与し易しという印象を抱かせるし，万一リリーフ投手が崩れでもしようものならその後の対ベイスターズ戦の戦い方にまで響いてくるところだった。それを免れた理由は，正直よく分からない。ただ，継投の困難さという古典的な難問にベイスターズがはまったというほかない。まあ何でもいい，勝ちさえすれば。まして開幕シリーズなどというただでさえ難しいカードだけに，結果が出ればそれでよいのである。とにかく，結果論でいうならば，やはり打ち勝つことが大正義であるという私の主張通りである。いや，点を積み重ねていくことがもっとも正しい勝つための方法論なのだ。これが証明されたといってよい。それ以上でも以下でもないのではないか。だいいち，三連覇当時はそういう野球が出来ていたではないか。それを曲げる必要などありはしないのだ。敢えて意地悪いことをいうならば，７回の追加点の基点は大樹であり，８回の逆転タイムリーは長野さん，ついでにいえば堂林が４安打。見事なまでに，緒方くんに干された選手が活躍した。それが勝利に結びついたのは野球の神様の啓示ではないかと思うのだが，佐々岡がどう思っているかは知らない。それでも気がかりなことはあるのであって，菊池と田中の打撃内容が悪すぎる。菊池は２試合ノーヒット，田中は昨日こそ２安打打って点に絡んだが，今日は淡泊なバッティングに終始してあたかも魔法が解けたかのようだった。特に菊池は練習試合終盤から内容が非常に悪い。場合によってはピレラセカンドのオプションを発動してもよいのではないだろうか。それでレフト野間なら意味がないが。さて，明日の予告先発は森下暢仁。内容はともあれ白星を付けてあげたい。その意味では，今日以上に打って打って打ちまくらなければならないだろう。一方のベイスターズも今日以上に牙を剥いてくるだろうから，なおのことだ。繰り返すようだが，継投は難しい。それを回避するひとつの手は，点を取ること，打ち勝つことだ。今のうちは内容は不問だ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/06/20

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  これならいいよ。よくやった。

  ただでさえオープニングゲームというのは異様な雰囲気があって，なかなか思うとおりの野球をやることが難しいものだ。しかも3か月遅れ，無観客。いろいろなものを背負った中での試合だったと思うが，とにかくよく勝ったと思う。今日はこれでよいと思う。とにかく大瀬良だ。投げてもほとんど隙がなかったし，打っても先制タイムリーに駄目押しのホームラン。これでこそ赤ヘルのエースである。特に最初の４イニングの攻撃があまりにもじれったかったし，ひょっとしたらそのままするすると相手に逃げられるのではないかと思っていたから，自ら打ったタイムリーは大きかった。やはり赤ヘルのエースたるもの，オフェンスが打てなければ自分で打って打開しなければならないのである。その延長上に，9回の駄目押しホームランがあるといってよいだろう。まあ，オフェンスが機能したとは言えなかったし，ほんとうに大瀨良様々といっていいような試合だったけれども，とにかく相手を打ちのめして勝ったからよしとしたい。今日の勝利で明日は繋がりが出ることだろう。ピレラが猛打賞，来日初本塁打というのもよい。往々にして外国人選手はそれまでどんなに打っていてもいざ公式戦で結果が出ないと思うとおりの結果が出ないことがあるから，これでピレラはすんなりとNPBの野球に入っていけるだろう。ただし，今日の試合，ひと言で言うなら，ベイスターズに舐められていたんだよ。とにかく頭ごなしに打ち込んでけりを付けるという意図が見え見えだったからね。その意味では，大瀬良の方が少しだけ利口だったというだけかもしれぬ。だから，明日が大事だろう。ベイスターズというのは器用な野球が出来ないチームだし，それが出来るくらいならとっくに優勝しているだろうが，とにかくラミレスが明日どんな野球を仕込んでくるか。どちらにせよ，カープ的にはより隙のない攻撃を徹底した上で，相手を打ちのめすしかない。思えば昨年もオープニングゲームは100点満点だったが，2戦目3戦目となるにつれて内容がぼろぼろになっていったから，今日勝ったからといって安心はできない。特に今日は監督の采配がなくても勝てた試合だったから余計にそう思う。特に継投という要素が入ってくるとなおさらだ。それだけに，まずはオフェンスから整えていくべきだ。しつこいようだが，ガツガツと点を取り続けていけば，今のカープが負ける要素というのはそうはないと思う。最後にひとつだけ。８回の三好のビッグプレイ。まさに千金の価値ありだ。ちゃんと試合に入って準備をしていた証だろう。こういう選手は，きっと伸びると思う。とにかく勝利あるのみ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/06/19

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  さあ今こそ力を見せつけてやれ。

  ようやく，プロ野球も開幕を迎えることとなった。待たされること３か月，ようやくカープの闘いの火蓋が切って落とされることとなる。ならば弊ブログでも3か月分の思いを込めて煽りたてを，と言いたいところであるが，まず発表された今日の一軍登録メンバーで，半分予想されたこととはいえ，何か出鼻をくじかれてしまったような気がする。なんか，新味がない。それに，まあはっきり言って｢忖度枠」としか言えないような選手も数名いる。なんのためにベンチに入れとくの？というか。だから，せっかくの開幕へ向けての気持ちが，どうも高ぶらない。こんなんで戦えるんかという気もする。佐々岡のやりたい野球が全くもってよく分からないし，仮に分かったとしてもそんなんじゃ勝てませんぜとしかいえないのである。しかし，そんなことは言ってられない。何でもいいから勝てばいいのだ。そしてその方法論は，とにかくたくさん点を取る，すなわち「打ち勝つ」でなければならない。点を取ることへの執念なくして栄冠なしと言ってよい。どうもまだカープファンの中には正体不明の「守り勝つ野球」への信仰を捨てないものがいるが，情けない限りである。何度も言う。たとえ明日の相手先発が哲人今永であろうと，勝ちたければ点を取らねばならぬ。たとえ大瀬良が9回無失点に抑えようが，こちらが今永から点取れなきゃよくて引き分けである。そんな面白くない野球を指向して楽しいかい？というところだ。野球のダイナミクスに背を向けて，ちまちまとMasturbationのような野球をやっても，見てて面白くないし，きっと勝てない。さあ，赤ヘル戦士諸君。君たちの攻撃力は他の5球団には引けを取らない，いや勝っているといっていい。ならばそれを前面に押し出そう。たくさん点を取るという野球の基本に戻ろう。「守り勝つ」などという面白くない野球をやってそのうえたいして勝てないなどつまらないものはあるまい。みんな「子どものころからエースで四番」だろ？ならば楽しい野球をやろうではないか。それこそが，勝利への近道だよ。さあ，夢に見てたこの場所に立ってる今日，見せつけてやれ　Blast! Blast! Blast! Blast!誰かの物差しで自分を測ってたんじゃ，ロマンが足りないんじゃないか？。BlogPeopleSIGMA People

  2020/06/18

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  オプションは持っておかないといけないはずだが。

  練習試合11試合，4勝7敗と言う数字は，はっきり言ってよろしくない。そして，何度も言うようだがそのうち3敗が走者を2塁へも送れない完封負けというのはなおいけない。当然開幕へ向けて反省すべき点は多いだろう。それはやはり，得点力不足が如実に表れたという点に求めなければならないのである。もちろんたかだか11試合だし，長いシーズン中にそういうことはありうるのでそうそう深刻に考える必要はないのだが，やはり同じように負けることが続くということはよろしくない。オーダーもいろいろ試行錯誤しているようなのであるが，どうやらピレラ菊池西川誠也メヒアと上位打線を並べてそこから會澤堂林田中と並べるのが有力となっているようだ。しかし，不安は會澤のバッティング内容が悪いのと田中が攻守にまったく効いていないところである。ここを看過したままオーダーを固めることには，些か不安がある。會澤についていうならば，はっきり言って打てなきゃ存在価値は半減するというところがある。ディフェンスだけで銭が取れるキャッチャーではないだろう。ならば，あまりにもオフェンス面での強みが消えてしまった場合にどうするかという論点は残る。もちろん既に書いたとおり坂倉との併用を考えるべきと言うところに落ち着くはずだ。もちろん石原慶幸を前面に押し出すのは愚策中の愚策であるが。そして田中。もう今の田中だったらショートレギュラー確定なんて悪い冗談としか言いようがない。オフェンス以上にディフェンスが問題だ。あの弱肩は見てられない。普通に考えたら，小園起用にシフトすべきところである。いや，今の田中が小園を凌駕するような打撃を見せるとも思えない。しかし，そういうオプションが検討されている節は，全くない。普通に考えたら，菊池を休ませるためにピレラセカンドと言うオプションを試してもよかったはずなのだが，それもなかった。安部で賄う？あるいは小窪？上本？まさか。なぜそんなことになるのか，まあそれは二度にわたって書いたところだから繰り返さない。ただひとつはっきりと言うならば，一軍枠にそんな忖度枠があるようなチームは，間違いなく弱い。その意味では，今のカープ，ほんとうに全てを失う瀬戸際なんだよ。それが分かってない向きが，ほんとうに多すぎる。そうか，それを糊塗するための方便が「守り勝つ野球」なんだな，きっと。とにかく，こんなんじゃだめだ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/06/16

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  店主謹白　本日休業

  昨日は，日曜日には珍しく夜更かしをした。とはいっても，日にちが15日に変わった24：00を過ぎて就寝しただけではあるが，できるだけ規則正しい生活を心掛けているだけに，珍しい「破戒」なのである。とはいえ，たいしたことをしていたわけではない。西浦達雄さんのストリーミングライヴを2セット，20：00からと23：00から聴いていただけなのであるが，ライヴ映像で見ていた午後の対ホークス練習試合のせいでイライラが噴出していた心を休めるには十分だった。いや，このところ20：00からのストリーミングライヴを聴くのを日課にしているのだが，非常に心安まってよいのである。これを書いている今もそれを聴いているのだが，まさにくだらない仕事の憂いを吹き飛ばしてくれる。まして今はカープファン的には練習試合と公式戦の合間の，いわばやすらぎの時なのであって，それを壊すようなことはしたくないと言うこともある。と，いうこともあって，今日は練習試合の総括とか公式戦をどのように戦うかなどということを書こうという気にならない。ついでにいうと，もう少ししたら本業の方で非常に神経をピリピリと張り詰めさせなければいけないよなものが持ち込まれそうな気配である。それに備えて，休めるときは休んでおきたいというのもある。と，いうわけで，今日はそうそうに看板を裏返すこととしたい。ひとつだけカープに関することを触れておくと，今日，公式戦の全日程が発表になった。それを見るに，カープにとってはチャンスだといっていい。確かに，入りの9試合がアウェイというのは厳しいところがあるし，こんなの新型コロナ対策に名を借りた在京球団への忖度じゃねえかとしかいいようがないところがある。しかし，何度も書いているとおり，先攻には1回表に相手をガツンと叩けるというアドバンテージがあるのだ。ましてや，今シーズンは打高に流れるのではないかという予測もなされているところである。そうなると，俗に言われる後攻の利というのは必ずしも当てはまらないだろう。かつて故蔦文也さんがじゃんけんで勝ったら必ず先攻を取らせたという故事を引くだけで十分だろう。そして，優勝を争うとなると胸突き八丁となる終盤戦にホームゲームが増える。しかも，その頃にはおそらくお客さんを入れて開催ができるだろう。そうなると，ホームの利が出て来るのである。何と言っても最後ジャイアンツとホーム4連戦である。ここが勝負を決める決戦になる，かもね。♪たかなる，このお～もい～BlogPeopleSIGMA People

  2020/06/15

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  てんで話にならねえんだよ。

  試合終了後，いや試合途中から，やり場のない怒りがふつふつと沸き上がってきた。そのくらい今日の試合は酷い。話にならない。森下は決して悪くなかった。しかし，それをぶち壊したのは給料の高い選手の不献身ぶりである。ほんとうに一生懸命やってたのはピレラだけのようなものだ。あとはみんな，駄目。点数をつければ零点だ。来週には開幕シリーズというのによくこんなクソみたいな試合できるなと呆れるのが精一杯の反応だ。いや，そうしておかないと，全て怒りに転化してしまう。敢えて名指しするなら，昨日も書いたが田中である。もう，開幕ショートスタメンはなしでいい。彼にそんなもの確約していたらほかの選手が腐ってしまう。ほんとうに，肩弱すぎだ。あれだったら左方向狙われたらみんな内野安打になる。思えば先週もしょうもないエラーで森下の足を引っ張ったのだから，論外である。これだったら，小園の方がいい。少々不安定さがあっても。もうひとり，今日のスターターに安部の名前が入っていたことで唖然としたのだが，それに違わない不献身ぶりは怒りに油を注ぐに十分である。佐々岡もそのくらい理解出来ないほどのあほうではないと信じているのだが，きっと「党中央」から安部を使えという指示が出たのだろう。安部が出れば負ける，今はそう言い切ってもいい。6点ビハインドがついてから焼け石に水のヒットを打ってドヤ顔をされても困るのである。いや，この二人はまだよい。いくらでも替えが効くから。ひとつ不安なのは會澤である。攻守に全く精彩がない。今日の試合，石原慶幸がマスクをかぶったら試合が落ち着いたことは，今の會澤を心配する傍証に十分だといえるだろう。今は練習試合だからいろいろ試してるのかもしれないし，そうだとは信じたいのだが，特にこの3連戦，先発投手のエスコートにことごとく失敗しているのが不安なのである。場合によっては，大瀬良＝會澤，KJ＝石原だけは固定して，そのほかは坂倉の併用を真剣に考えた方がよい。数少ない今日の成果は，樹也，塹江，そして薮田が危なげなく抑えたことだろう。こう言う場面でのイニングイータとしては使えることが判明しただけでもよい。要するに彼等はまだ競った場面では不安がある（樹也と塹江は経験値が，薮田は修正途上である故に）というだけなのだろう。力はつけている，あるいは戻しているといってよいだろう。まあ今日の試合，敢えて言うならば佐々岡のいう「試す」試合だったというべきなのだろう。それである程度勝敗は度外視しましたという言い訳を立てるのかもしれないし，それはそれで成り立つのかもしれないから，まあよしとしてもよい。もっとも，個人的にはそんな言い訳は許されない状況であろうと思うのだが。Indeed, shame on you!BlogPeopleSIGMA People

  2020/06/14

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  結局点取りゃ勝てるんだよ。

  今日も正直，3回表に入るところまでは負けだと思ったし，ほんとうにノーヒットノーランでも喰らうのではないかというほど攻撃の内容が悪かった。それでもピレラのホームランが出たがこれも焼け石に水と思ったほどである。まあ何とか5回に和田を捕らえて4点取ったから勝てたのだが，これだって少々ギアの掛かりが遅いんでないかいと言いたくなったくらいである。スタミナに不安があるピッチャーとかそもそも投げるスタミナのないピッチャーだったらこれでよいが，エース格のピッチャーだったらこれでは捕まらないし，そのスタミナを1イニングに集中してくるようなピッチャーだったらなおさらだ。そういう意味では昨日のカスみたいな負け方と野球自体はあまり径庭がないとさえ言えるのである。でも，負けるよりはよい。オープン戦でのホークス戦の中身はほんとうにクズみたいなものだったから，ひとつくらい勝っておくことは大事である。なんで点を取れたかというと結局打線が繋がったからなのであるが，それをもたらしたものはパワーである。1番ピレラ，4番誠也，5番メヒア，これが機能したらこれだけのことができるという証左といってよい。さらに長野さんがいて會澤と繋がるわけだから，息が抜けないだろう。やっぱりこうでなくてはいけない。大砲ばかりを並べても野球にならないが，単打製造機を並べてもやっぱり怖くはないのだ。結局，野球は火力なのである。今日の試合を見て非常に不安なのは，ショートである。要するに田中広輔だ。攻撃ではまったく冴えがないし，もっと不安なのは守備だ。ファーストへのスローが弱くて見ていられない。ホークスの今宮と比べたらもう比較にならない。これだったらよほど打ってくれないと割に合わないのだが，その限りではない。田中を下位打線の核にしたいとの思いはわかるのだが，そうなっていないのだ。これだったら，小園のほうがいい。というより，田中の存在意義がよく分からなくなっている。もちろん，田中は絶対に必要な駒である。しかし，調子が上がらない一方懸案の肩の弱さばかり目立つようではまずかろう。敢えて言うなら，衰えが見えているのだ。ショートとしては。今のところで見るならばショート田中というのはオプションのひとつに過ぎないと言って過言ではないのではないか。もうひとつ。どうやら今シーズンは外国人枠の拡大がなされるとのことであるが，それを考えるとやはりバッターとピッチャーをひとりずつ補強しておきたい。今のままではメヒアとピレラの調子が落ちたときに苦しいし，ピッチャーもDJジョンソンが明らかに不安なだけに調子が落ちたときに苦しい。ピッチャーならば昨年リリースしたヘルウェグがリリースされたみたいだから，もう一度オファーすべきだろう。ハジメにその気があるかは分からないし，たぶんないだろうが。何でもいいから点取れば勝つ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/06/13

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  まったく恥ずかしくないのかねえ。

  練習試合であるので勝ち負けの結果についてはさておくとして，今日の試合内容，0点，いやマイナスだ。こんなんじゃ来週の開幕が非常に不安だ。大瀬良は不出来な部類だったのだろうが，まあ6回3失点だから責められない。敢えて言うならば大瀬良くらいの格になったら先に点を取られたらだめなのだ。点を取れなかったらこちらも先に点をやらないという位のものを見せて欲しかったと思う。それがエースというものだ。ペイさんを筆頭とする赤ヘル黄金時代のエースの系譜に連なる投手はみんなそうだったし，味方が打てなきゃ自分がヒットを打って鼓舞するくらいのものを見せていたのである。で，オフェンスである。ほんとうに酷かった。しかし，9試合練習試合をやって2塁も踏めない完封負けが3試合目というのはやっぱりおかしい。これまではオーダーが妙なのかなと思っていたのだが，今日は9人野球だったのを抜きにしてもオーダーはまともだったから，根本的にカープのオフェンスが狂っているというべきなのだろう。一昨日まではそれなりに打てていたし，今日もそんなにすごいピッチャーが出てたわけでもないのだが，からっきしだめだったのはどういうわけなのだろうか。思うに，意地でも勝つ，点を取るという意識が稀薄，いや，はっきり言うならばないのだとしかいいようがない。どうも昨年あたりから，明らかにカープのオフェンスがおかしくなっているような気がしてならない。攻撃力が落ちているとは思わないのだが，点が取れないときはさっぱり取れないのである。今に至っては点を取るためのプロセスすら踏めないのであるから，何をか言わんやである。いいときは爆発するが悪いときはさっぱりというのは，弱いチームの典型的な症状である。それは昨年いやというほど味わったはずであるのだが，またそれと同じ轍を踏もうというのが信じられない。やっぱり，これは緒方政権の負の副産物というべきなのだろうか。攻撃というものを蔑ろにした，点を取るということに対する意識が稀薄だったツケが今来ていると言っても過言ではないのではないか。ほんとうに緒方くんは何をやりたかったのかと今さら言っても仕方がないのだけれども。とにかく，もっと点を取るということに真剣にならねばならないと思う。塁に出る。走者を進める，ランナーを帰す，それを追求すべきだろう。そうでないと，ほんとうに今シーズンやばいよ。幸いにして練習試合はあと2試合残っている。明日こそは，必死に攻撃する姿が見たい。打って打って打ちまくるチームが栄冠を握るのである。BlogPeopleSIGMA People

  2020/06/12

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  何があっても打ち勝つしかない。

  今日は朝から本降りの雨。それが昼間で降り続いていたから，とてもじゃないが試合の開催は無理だった。ところがその後雨は止み，もしナイトゲームだったら試合ができたのだが，それはまあ仕方がない。それだからこそ，昨日の勝ちぶりは大きかったのである。やっぱりいい勝ち方をして休めるのはよいことなのだ。というわけで，明日からはPayPayドームである。いわずとしれたホークス戦。オープン戦では全くさっぱりの内容だっただけに，意地でも勝ちたいところだ。いや，勝てなければとてもじゃないが優勝だとか日本一だとかいうことは覚束ない。力のある相手と真っ向勝負で勝てなきゃならないのだ。ホークスだから別に負けてもいいなどと思っている向きがいたら，敗北主義の塊であって有害だ。もちろん，ホークスは打線も活発だ。だからそう言う相手に対して投手力で抑え込もうとするのは下策である。打ちまくる相手にはそれに負けないだけ打ちまくって対峙しなければいけないのだ。これは勝負の鉄則である。今のカープは，それができるはずではないか。思うに，カープ黄金時代の野球は，徹底的に打って勝つ野球だった。1979年1980年の連続日本一のときもそうだが，1984年の日本一のときも，派手に打ちまくったドラゴンズ恐竜打線相手に一歩も引かず，打力で対等に立ち向かって夏場からのデッドヒートを制した。少なくとも古葉さんの辞書に「守り勝つ」などという言葉はなかった。そりゃ当たり前だ。そんな理にかなわないことを言の端に乗せるような「名将」はいない。特に今年は，新形コロナ禍で打撃優位の野球になるのではないかといわれている。もちろん真偽のほどは分からないが，少なくとも6月の練習試合の傾向を見たらそうだ。そんな中で「守り勝つ野球」なるものを唱道して実行するのは，いわば嵐の中に窓を開け放つようなものだ。要するに筋としておかしい。せっかく今のカープは他球団に負けないような打力を持っているのだから，それを前面に押し出さないとだめだ。ほんとうにしつこいようだが，残念ながら今でも「守り勝つ野球」への信仰を捨てない向きが多いので敢えて言わせてもらう。そんなのは間違いだ。強いチームは打ち勝つのである。打って打って打ちまくるチームが栄冠を握るのである。BlogPeopleSIGMA People

  2020/06/11

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  やっぱり点取りゃ勝てるんだよ。

  今日の試合は，完勝といってよいだろう。何と言っても点の取り方がよい。序盤にグランドスラム2発で息の根を止め，中盤は逆に連打で締め上げるという展開は非常に好ましいものである。惜しむらくは5回にしろ6回にしろもう一押しできただろうと思うくらいだが，まあそれができたら25点は入っていたに違いない。こう言う野球は，精神衛生上にもよい。15点というのはまあ出来過ぎの部類に入るだろうが，ガツガツと点を取っていけば楽に勝てるのである。こう言う野球を目標にしなければいけないのであって，正体不明の「守り勝つ野球」なんて願い下げである。そもそもカープの黄金時代にあっては，そんな謎のワードは出てこなかった。これはきっとミムさんの作った発明品だと思うのだが，無意味である。それはさておき，今日はオーダーもよかった。昨日のオーダーはもうほとんど｢党中央」の意地と言ってもいいくらいの謎オーダーだったのだが，今日は頑張ったものが報われるというものであって，これが得点が入る流れにしたのかもしれぬ。グラウンドの上で必死さを出せない選手ほど見ていてしらけるものもないが，今日のオーダーはそれがなかった。やはりこうでなければならぬ。もしセントラルが今季指名打者制を採用しないなら，今日のオーダーがひとつの形になるだろうと思うが，これが嵌まれば少なくとも攻撃では引けを取らないだろうと思う。もちろん完成形ではないだろう。その模索は大事である。しかし，今よりも火力を落とすことは絶対にまかりならぬことである。まして試合当初から守備重視で固めたオーダーなんて面白くもなんともないし，そんなオーダーは弱い。これで西宮の恨みを広島で返すくらいの結果は残しただろう。ただ，このチームに勝ったくらいで喜ぶのは早いのである。少なくとも次のPayPayドームで今日と同じくらいの大暴れをしないことには始まらない。とにかく，点を取ることである。ホークスに負けないくらい火力をふんだんに使うことである。明日の広島地方は降水確率80パーセント以上の大雨である。したがってさすがに明日の練習試合は難しいだろう。その意味でも，今日の勝ちぶりはやはり大きかったのである。今日は収穫いっぱいじゃないかな。BlogPeopleSIGMA People

  2020/06/10

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  とりあえず勝ちゃいーんだけれど。

  今日の試合についても，残念ながらライヴ映像に接していないので，見てきたようなことを言うわけにはいかないが，とりあえず勝ったからよい。文字列を横目で眺めていても，まあいい試合だったような気がする。できればもっと早いイニングから攻め手を見せればよかったし，青柳を4イニングも楽逃げさせたのはよくないが，5回できっちり捕らえたからよしとしよう。しかし，なんともすっきりしないところがある。弊ブログの中身を｢党中央｣が読んでいるのかどうかは知る由もないが，どうもそれを逆なでするような選手起用だといわざるを得ない。とりあえず1番・ピレラを試してある程度さまになってきたのでオプションとして試すのかなと思っていたら，今日はいきなり1番に野間である。ここまで来たらこの徹底ぶりを笑うしかないのだろうかと思う。よほどこのチームのトップは野間が好きで好きでたまらないらしい。いや，もっとたくさん「党中央」好みの選手がいるのだろうけれども。まあ今日はなんやかんや言って勝ったからいいけれども，「党中央」マターというべき選手はことごとく働かなかった。もっと筋のいい起用をしていたら今日は相手を逆さに振っても鼻血も出ないほどの完勝だったに違いない。また，西宮でやられたことに鑑みるならば，そのくらいの仕返しをしなければいけないはずだったし，事実出来ただろうとも思う。話を野間に戻すと，バファローズ戦の結果を見る限りは1番起用なんてあり得ないと思ったのだが，能見が出てきたら代打を出されたというところで現状この程度と言ってもいいだろう。だいいち，カープのリードオフマンとして君臨したければ能見のようなタイプと勝負できないようじゃだめだ。しかし，そこで代打に出て来たのが小窪という時点で，なんともねえ。と，いうわけで，録画で見返したいような内容でもなかったし（そもそも録画もしてないけど），これでいいんだと胸を張って讃美するような内容でもなさそうだし，要するに勝ったからよかったという域を出ないのかなというのが感想だ。明日明後日と，今日よりいい内容で完全殲滅したらいいのだが，敵は雨である。買った勢いを持って休めるというのは通常ではいいことなのだが，実践勘に欠けるままと言うのが些か不安ではある。とりあえず大樹に打席が与えられたのが収穫。BlogPeopleSIGMA People

  2020/06/09

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  午後11時のモノローグ　その112

  別に今日だけではなく，このところ楽天ライヴでの西浦逹雄さんのストリーミングライヴを聴くのが習いになっているのだが，今日はそれを聴いているとくだらないことを書く気などすっかりなくなってしまう。なので，今日はおしまい，で看板を裏返そうかと思ったが，それも愛想がないので，少しだけ雑談を書くこととする。まあ，昨日の話の延長線上ではある。このところの試合を見ていると，不憫でならない選手がいる。その名は，高橋大樹。なぜか，と言う問いかけすら野暮というものかも知れぬ。あれだけ結果を出しながら首脳陣に起用されない選手も他にあるまい。2月のナゴヤドームで2打席連発を見せたときは，これで開幕スターターもあるかと思ったし，6月の練習試合初戦でも初打席でホームランという一発回答を出したにもかかわらず，この6月練習試合にスターター起用がない。誠也を動かすわけにはいかないだろうし，西川はある程度固定して使いたいという意図は分からなくはないので，後はレフトか指名打者かというところになるのはやむなしとは言えるけれども，1試合くらい起用があってもよかろうと思う。しかし，それすらない。昨日などその極みともいえるのであって，あんなカスみたいな試合展開で，起用されたのはもう打順が回らない誠也の後のライトの守備。要するに捨て駒である。もちろん誰かが務めなければならないポジションではあるが，打撃で結果を出している選手の処遇ポストではない。これは普通に考えてもおかしい。私は人を育てるというポジションに立っているわけではないが，育成という観点からすれば下策である。変な言い方だが，そんなに大樹が結果を出すことを忌避しているのだろうか。外野のポジションを争う選手が減ることがそんなにいいことなのだろうか。はっきり言う。カープ球団的には野間を外野のレギュラーにしたくて仕方ないのだろう。だからそのライバルになりそうな選手に辛く当たっているに違いない。これで「育成のカープ」なんてどの口がいうんやと言うところである。これについて書けば，もっと長く書けるが，今日はそんな気分ではないのでそうしない。しかし，これは一度まとめてみたいと思っている。「失われた二十余年」のひとつの原因であったとも思うのである。繰り返すようだが，カープの人材育成なんて下手くその極みであると断ぜざるを得ないのだ。育成球団なんてどの口が言うんだか。BlogPeopleSIGMA People

  2020/06/08

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  選手起用の決定権を握っているのは誰だ。

  今日は，スターターを見た時点で観念した。そして，そのとおりとなった。相手先発が山本由伸という時点で，昨日以上にガツガツ点を取らねばならないことは必至であったのだが，意味不明の選手の入れ替えをしてきた。捕手に會澤，そして指名打者に安部，ショートに田中を入れてきたのだが，これが間違いのもとであったといわざるを得ない。昨日のあれだけ打順が繋がった，そして点が取れたのは畢竟オーダーが適切であったと見るべきである。だから，特に必要がない限り変える必要はないし，そのうえ今日のオーダー変更を正当化させるべきもの何もなかったというべきだ。しかし佐々岡はその摂理に逆らった。今日の結果はそれに対するしっぺ返しというべきである。まあ會澤についていうならばある程度已むなしといってもよいのであるが。安部と田中の起用についていうならば，はっきり言ってこの二人はカープが6月の練習試合で無様に負け続けた負の象徴とさえいってよいよと思う。それ相応の実力を持っているから必ず結果を出すと思うのはコンピューターゲームのやり過ぎである。そうでないから野球は難しいし，用兵の妙というものが生じうるのである。事実，今日の試合で一番足を引っ張ったのはいうまでもなく田中だ。追撃のタイムリーを打ったって？それ以外の打撃の内容がお話にならないし，肝心の守備で足を引っ張ったのでは輪をかけて話にならないのである。ついでに付け加えれば，結果が出せないのになぜか使われている選手と結果を出してもなぜか冷遇されている選手が混在しているのがいけない。こういうことをしていたら，絶対に選手はしらけるのであって，本来の力を出せずに敗退する元になるのだ。正直，今のカープには，そういう一種のしらけムードすら感じるのである。前者には共通点があって，何かにつけて在広プレスで持ち上げてもらえるというところがある。安部然り，田中然り，そしてついでに名指しするなら野間もそうだ。このことはかつて弊ブログでも指摘したところである。一方後者の代表は大樹だろう。少々打ったくらいではほとんど取り上げてもらえない。小園だって本来持っているスター性と才能を正当に評価されているとはいいがたいところがある。大樹の受けている冷遇よりはましだが。これははっきり言って前任者の時からそうだったのだが，佐々岡に代わってからも同じなのである。こうなると，指揮官の，あるいは首脳陣の特殊な寵愛を受けているから使われるという理屈は成り立たないだろう。一部のカープファンは前任者が野間を寵愛していたと信じているようだが，ほんとうに寵愛していたらベンチ裏で直接ぶん殴ったりしないし，その後露骨に干したりもしないはずだ。それに，佐々岡に変わったからと言って，特に状況が変わったということも見受けられない。もうはっきり言わせてもらうが，彼等を寵愛している主は実はハジメなんじゃあるまいか。そう考えると，全て合点がいくのである。そもそも会社の中では箸の上げ下げまで口を出さないと済まないようだから，その延長線上で現場に容喙してもおかしくはないし，実際にやった男である。そう考えると，やっぱりカープの最大の敵は身内にありということは，「失われた二十余年」から変わっていないと言うことになる。やっぱり，これじゃあいかんと思うがねえ。これじゃあチームは空中分解するよ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/06/07

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  点取りゃ勝てるんだよ。

  昨日までの4試合を見て，佐々岡というのはなんと鈍感な男かと思っていたが，その佐々岡をして，さすがに今日は必死になって勝たねばならないことくらい理解はしていたとおぼしい。要するに，必死になって点を取りに行けば勝てるのである。どんな不細工な試合内容であっても。そりゃ，試合内容的には決して褒められたものではない。特に1回表。ほんとうに勝てないチームの証明と言ってもよいくらいの流れだった。そして6回裏。正直佐々岡が監督であることを呪った。はっきり言うならば，きれいに勝てるくらいなら対外試合13連敗したりしない。それができない流れに落ち込んでしまったから今の結果があるのだ。しかし，佐々岡は昨日の試合までまだきれいに勝とうとしていた。それがいけないのだ。今日の試合で何がよかったかというと，オーダーだ。とにかく打ち負かすことを主眼としたものだった。その点では8番三好というのは些か疑問だったが，まあよい。やはりこうでなくてはいけないのだ。何度も言うが野球は点取りゲームであって，強いチームはえげつないほど点を取る。今日のオーダーがベストかどうかは分からないが，少なくともこれまでのものよりはましと言うことだろう。だから攻撃がうまく流れたという点があるのかもしれない。裏返して言うと，昨日までのオーダーは，どこかに「守り勝つ」なる正体不明のワードが頭をかすめていた証拠だと言っていい。今日みたいにガツガツ点を取れば内容不問で勝てるのである。しかし，どこかに「守り勝つ」などという邪な心があるから，こんな大連敗をしたりしてしまうのだ。要するに，打ち勝つ野球こそ大正義，「守り勝つ」野球などハナクソ以下なのである。それ以上でも以下でもない。まあ，これで憑き物は落ちただろう。明日からは，とにかくこれまで負けた分を取り返すべく勝ちに行かなければならぬ。特に火曜日からのホームゲーム，当然三連勝厳命だ。そうでなきゃ許せない。今日はホームランも4本出たが，6月の練習試合5試合目にして初めてタイムリーヒットも出た。実に足かけ44イニングスである。そして得点に結実しなかったが1回表にランナーをスコアリングポジションに進めたのが実に21イニングスぶり。ほんとうに恥ずかしい数字が並んでいる。これでよく点を取ることにシフトしなかったなと，佐々岡の鈍感さには怒りを覚えるのである。しかし，メヒアの2本のホームランもすごかったが，やはり今日の白眉は誠也の逆転スリーランホームランだっただろう。飛距離も半端じゃなかったが，ダイヤモンドを回る誠也の目は怒っていた。きっと1回表，無死満塁での見逃し三振が納得いかなかったのだろう。いや，4連敗中の打撃内容全てが納得いかなかったに違いない。さすが誠也だと思ったし，ほかの選手にいい意味で伝染してくれることを祈る。野球は点取りゲームです。BlogPeopleSIGMA People

  2020/06/06

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  ほんとうに，佐々岡が指揮官でいいの？

  昨日の試合内容は，まあ救いようがないくらい酷かった。で，対外試合12連敗。さすがに今日という今日は少しはまともな野球をすると思っていた。まさか，それに輪をかけて酷い野球をするとは思わなかった。1安打1四球，2塁も踏めず。さらに言えば芯を食った打球もほとんどなし。山岡泰輔に完全に遊ばれていた。これで20イニングス無得点，それだけでなく2塁にすらランナーを進められていないのであって，要するに得点の匂いをこれだけ醸し出すこともなく野球ごっこができることの方が信じられないのである。ちょっと，これは酷い。酷すぎる。一応無観客ではあるが，映像の向こうにCSやCATVにお金を払って試合を見ているファンがいるのであって，そういうファンに対する重大な背信行為と言うべきだろう。厳しいようだが，これではプロとして野球の興行やる資格なしといっていい。その意味では，ほんとうに佐々岡という人が指揮官でいいのといわざるを得ないのである。単に練習試合4連敗と言うだけならまだ1年通してみればありがちなエピソードに過ぎない。だからどうだっていいのだが，ここまで対外試合に勝てない状況が続いて，連敗を続けて，しかも内容もない不細工な試合を続けて，なお手も打たず，手をこまねいてみているだけというのが信じられないのである。もうひとつ言えば，これはあくまでも今日の試合を見ただけの感想に過ぎないのだが，今のカープは，とんでもないぬるま湯状態になっているのではないかと危惧している。ひと言で言うと，必死さが見えないのである。木戸銭取って見せる野球ではないのである。もうはっきり言って，この期に及んで何を試すというのか。ひとつの白星というものを取るために必死になれない選手など願い下げである。勝利という結果を取ることに命がけの一生懸命さを出せない選手をいくら試しても無駄だ。残念ながら，今のカープ，そんな選手ばかりになってはいまいか。三連覇という結果も，壊れるときは一瞬である。ほんとうに，今はその瀬戸際だと思う。ほんとうに情けないにもほどがある。BlogPeopleSIGMA People

  2020/06/05

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  なんともはや，だめだこりゃ。

  一昨日昨日の試合結果があって，今日のこの内容と結果である。残念を通り越して，あきれ果てている。今日は結局シャットアウト，記憶が正しければ二塁も踏めない惨敗である。これをどう評価しろというのかと小一時間くらい問い詰めたい気分である。昨日私は，ほんとうに一縷の望みからこのように書いた。＞昨日今日で、ほぼ帯同させている選手は使っただろう。ならば、テストはこれまでだ。＞明日という明日は、真剣に勝ちに行かねばならぬ。そうでないと、本当にこの監督ではだめだという判断にならざるを得ない。＞勝敗に鈍感な指揮官じゃ、やっぱりだめだ。残念ながら，この言葉のとおりであると言わざるを得ない。もう佐々岡という人は勝敗に鈍感すぎるんじゃないかと思うのである。大瀬良が投げてライオンズに勝った試合以降対外試合2分け11敗で迎えた今日。ここまで負け続けたら普通は少しネジを巻くはずなのだが，全く今日の試合もそんな気配すらなかった。その結果がこの惨敗。いったい何を考えてるのかと思わざるを得ない。ほんとうにこの3連戦，ただ3試合消化しただけだった。収穫は何もない。在広プレスは昨日はKJとメヒア，今日はメヒアと九里のみフォーカスして試合内容のなさを糊塗しようとしていたが，明日はどうするつもりなんだろう。きっと遠藤を前面に押し出すんだろうな。それ以外に何もないしね。というより，ひとつ共通しているのは，佐々岡のコメントがなかったことである。試合内容については触れてはならないという「党中央」からのお達しに違いあるまい。明日からは京セラドームである。パシフィック相手ということで，とてもじゃないけど勝てそうな気がしない。ひとつ言うならば，明日はナイトゲーム，すなわちライヴ映像を見ることができる。まあ今日までの試合を見ていたら見る価値のない試合になる可能性は高いが，少なくとも先発は大瀬良床田森下が予想される。少なくとも互角に組み合うことくらいはできるかもしれない。それだけを期待しよう。もし少しでも勝とうという気があるのであれば，今日のようなオーダーじゃだめだと思う。ファームと入れ替えをして給料の安い選手を使った方がいいのかもしれない。きっと目の色変えて必死で野球をやる姿が見られるだろう。どうせ負けるならその方が好ましいのである。え？開幕？知るかい。どうするつもりかは佐々岡に聞いてくれ。情けないにもほどがある。BlogPeopleSIGMA People

  2020/06/04

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  佐々岡の考えが理解できない。

  昨日が本当に腸が煮えくり返る思いだとしたら、今日はもうそんなの通り越して笑うしかなかったというのが本当のところである。昨日もいい加減どうしょうもない試合だったか、今日も評価不能の酷さである。しつこいようだが、ホームでのライオンズ戦以来カープは他流試合で勝っていないのだ。それを考えたら、そろそろ勝ちに行かないとまずいという価値判断になるように思えるのだが、佐々岡は違うようだ。そうでないと、2-0の直後からあれだけ出来の悪いピッチャー投げさして試合をぶち壊すわけがない。あくまでこの試合はテストなんだ、勝敗は度外視なんだという強い信念がないとできないだろう。問題はその価値判断が妥当かどうかであって、どう考えても正当性はないと思われるのだが、誰か止める人はいなかったのだろうか。もう一つ言うなら、野手の選手起用も不可解である。というより、やっぱり佐々岡じゃだめだと思う。なんで昨日安部とか野間が重用されたのか不可思議である。まして指名打者安部とかありえない。指名打者にはそれ相応の格の選手が入るべきであるのに。この２戦、メヒアだけが収穫である。他には何もない。給料の高い選手は軒並みだめだ。一番がっかりさせられたのはタナキクである。特に田中広輔のオフェンスの劣化が目立ってならない。これだったら小園で行くべきだ。まあ小園も今のところいいところなしではあるが。それと菊池。彼は下位で自由に打たせるのが向いているのではないか。2番にパワーヒッターを置くオプションを試すべきだと思う。で、ないと、本当にやばいよ。このままじゃ。練習試合とはいえ、いくらでも負けていいものではないはずだ。いわば今は総仕上げの時期であって、真剣に勝ち切る練習をしなければいけない時期である。それができていないチームは、たいがい勝てない。昨日今日で、ほぼ帯同させている選手は使っただろう。ならば、テストはこれまでだ。明日という明日は、真剣に勝ちに行かねばならぬ。そうでないと、本当にこの監督ではだめだという判断にならざるを得ない。勝敗に鈍感な指揮官じゃ、やっぱりだめだ。本当はもっと書きたいところなのだが、弊ブログの大家である楽天ブログがけしからぬことに落ちてしまっていて、今はスマホでの更新である。ちまちまとスマホで長文を書くことが苦手なので、今日はこのくらいにしておきたい。その後復旧したので形式を整えた。BlogPeopleSIGMA People

  2020/06/03

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  何とも情けないねえ。

  もちろん今日の試合はライヴで見ることはできなかったし，特に録画もしなかったのだが，見なくてよかったと思っている。文字列だけでもう腹一杯だ。要するにこれ以上追及すると腸が煮えくりかえりそうなのである。言い方は悪いかもしれないが，6回までの野球はクズに等しい。正直どこを評価していいのかさえも分からない。これが年俸の安い選手ばっかりだったらやむなしとも思えるが，そうではない。むしろ「レギュラー」と銘打たそうとしている選手のオールスターキャストだった。それであの内容である。何とも哀しい。7回以降はまあまあだったが，それでも野球は流れのスポーツである。6回までの負の流れに完全に呑み込まれてしまったといっていい。ソロホームラン2本のみの2点では勝てまい。それでも2-3で終わったのは，よく頑張ったからではなく，相手もその程度だったからである。間違っても守りあいでは負けなかったなどと思わないことである。3点しか取られなかったのなら，4点取らねばならなかったのである。それが野球である。今日の試合はまあ悪いところばっかりが出たと思いたいし，これで選手にも喝が入ると思いたいのだが，それにしても今日の試合は内容悪すぎである。繰り返すようだが，年俸の高い選手が働かなかったというのが非常にまずい。敢えて名指しすればタナキク。果たしてこの1，2番でいいのかという疑念すら感じてしまった。もうひとつ言うと，打たれた相手が悪い。これが福留や糸井だったらああそうですむのだが，ボーアというのがいけない。まだ練習試合だからよかったとも言えるし，ひょっとしたら餌をまいただけなのかもしれないからなんとも言えないが，できればこういうバッターは眠らせておくに如かずなのである。その意味では明日は気合を入れて抑えなければならないだろう。負けたことについてだけどうこう言うつもりはないのだが，やはり3月のライオンズ戦以来他流試合を勝てていないという事実は重い。負け癖というのは簡単に伝播する。そろそろ，勝たないといけないし，ガツガツと勝ちに行く姿勢を見せないといけないと思う。でないと，ほんとうに「６・１９」に力が出ないよ。とにかく勝つしかないんだよ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/06/02

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  負けられない戦いが始まる。

  いよいよ，明日から練習試合が始まる。3月末の練習試合はいつ開幕できるか分からない中の手探りであった点は否めないが，今回は違う。間違いなく開幕，「６・１９」と言うものを見据えてのものになるのである。となると，当然結果というものに拘らなければならない。個々の選手が抑える，打つというのはもちろんだが，やはり組織として，チームとして勝たなければならないことは，論を俟たないだろう。そもそも論として，カープは3月中旬のホームでのライオンズ戦以来他流試合では勝っていないのだ。その流れを断ち切るためには，なおのこと勝ちに拘らないと嘘だろう。「負け癖」というのは，ほんとうに簡単に連鎖するのだ。対戦する相手は，ホークス，バファローズ，タイガースとなる。ホークス相手だから別に負けてもいいと思うのは敗北主義の極みである。少なくともパシフィックの覇権を争うようなチームに勝てないと日本一になれないのだ。それを考えたら，ホークスだろうと本気で負かしに行かないと話にならないことは言うまでもあるまい。バファローズは，一時期交流戦で9連勝したが，今は6連敗中である。今年は公式戦では対戦がないが，その悪しき流れを止める必要があるだろう。それに，アダム・ジョーンスや吉田正尚といった大砲との対戦がある。こう言う相手を封じ込める，あるいはそれを上回るだけの攻撃力を見せることが大事であると思うのである。そしてタイガース。直接ペナントを争う敵だから負けてはならないというだけではない。昨年の甲子園のTD最終戦，あんな試合を見せられて腹が立たないか？それを雪ぐためには，どうすればいいか。徹底的に叩きのめすしかない，そうだろう？と，いうわけで，この12試合，負けていい試合などない。だから，どの試合も本気で相手を負かしに行かなければならない。ゲームだからその過程で及ばず負けることもあるだろうが，相手を負かす気の薄い試合だけはして欲しくない。はっきり言って，「失われた二十余年」のカープは，そんな野球ばっかりだったから腹立たしかったのだ。まずは明日，何でもいいから勝たねばならない。ここで躓くと，結構後に引くよ。と，いうわけで，ひさびさに今日の一冊。​英文解釈教室〈新装版〉この本にお世話になった方は多いだろうが，旧版はとにかく難しかった。しかし，今の版はずいぶんわかりやすくなったと思う。なんやかんや言って英文解釈を真摯に考えればこれに行き着くのかなという気がする。​すなわち「第一志望はゆずれない」。BlogPeopleSIGMA People

  2020/06/01

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  改めて開幕オーダーを考察する　その５

  今日は既に天使さんと悪魔さんがひさびさのご登場となったわけであるが，明日忙しくなるかもしれないこともあって，なんとなく今日のうちにもう一本書いておきたくなった。と，いうわけで，連休中でもないにもかかわらず連投してみたい。今日はサードについて書いてみたい。これについては，ひとつの最適解が存在する。すなわち，ピレラで固まればそれにこしたことはないのである。ここまで少なくとも打棒では非常にいいところを見せているし，練習試合とはいえアーチをかけた。素人目ではあるが日本で苦労するタイプではないように思う。根がアーチストでないことは確かだが，今のNPBでは必ずしも根っからのアーチストがアーチを重ねるとも限らないことから，かえって馴染むような気がする。問題は，すべて「サードでの」ディフェンスである。もともと守備で崩れる選手ではないはずだが，なぜかMLBからサードの守備は苦手にしているようだ。これは通算のサードでの守備率が物語っている。かつてカープに在籍していたエディ・ディアスはセカンドとショートで堅実な守備を見せていたが，なぜかサードはだめだった。理由は分からない。そういえば木村拓也もジャイアンツ移籍後はサードをときに無難に務めていたが，カープ在籍時はほとんどサードを守らなかったし，守っていても危なっかしかった。やはりサードもまた本来は専門職なのかもしれない。確かに廣岡達朗翁は「サードなんてプロ野球選手なら誰でもできる」と曰ったが，それはきっと長嶋茂雄という人への当てこすりであっただろう。で，オープン戦で少し見た限りだが，ハンドリングには問題はないと思う。問題は全てスローイングだ。どうも紅白戦でもあまり改善はされていなかったようなのが些か引っかかる。開幕まで3週間を切った今，できることは守備練習しかないのだろうが，開幕直後にミスを連発するとそれが打撃への影響を及ぼすおそれもなきにしもあらずである。これに対する処方箋は，案外少ない。ひとつはサードを諦めてレフト，もしくはファーストで起用することだが，強打者ポジションであるサードを誰が務めるかという論点が残る。安部はやっぱりオプションの域を出ないと思う。メヒアがフィットしてくれればよいのだが，その場合は外国人枠との相談となるのが辛いところである。もうひとつの選択肢は，もうある程度開き直って気持ちよく打たせることだろう。サードを守る強打者にはそれはある程度許されることでもある。あんまりエラーが続くようなら考えものだが，時に出るくらいならご愛敬とみるだけの鷹揚さを持ってもいいのかもしれない。私は杞憂のようにも思えてならないのだが。さあ，オーダーの論点はこのくらいにしようと思う。練習試合になれば見えてくるものもあるだろう。このシリーズの時は「今日の一冊」はお休み。BlogPeopleSIGMA People

  2020/05/31

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  晴れ時々pridegreen　#122

  天使：それにしても久し振りねえ。まあ，カープもサンフレッチェもなかったから仕方ないのかもしれないんだけどねえ。悪魔：それもこれも全てあの忌まわしき新型コロナウィルスのせいや。とてもじゃないがあれだけはやってられんで，ほんまに。天使：その割には管理人は真面目に書いていたんじゃない？悪魔：まあ，新形コロナウィルスで跋扈する有象無象が面白すぎてネタになりやすいというのもあったのかもしれんが，まあベースにあるのはやっぱり怒りやと言うてる。天使：そんな中でもようやく野球界も蹴球界も動き出したわね。やっぱり，こうじゃなきゃいけないわ。いつまでもあんなウィルスには負けてられないわ。悪魔：見解はいろいろあるやろうけれども，人類はこのウィルスと共存共栄していかなあかんことは間違いない。ならば，やれることはやるのが大事やと思う。いつまでも自粛自粛やったら，人類は滅亡してまうで。天使：その割にはいまだに自粛マニアみたいな人が跳梁跋扈してるんでしょ？ほんと，バッカじゃない？こういうのをかたづけるのはあなたの仕事でしょ？悪魔：その気持ちは分かるけどな，わしかてあんまり越権行為はできんのや。あくまでそれは閻魔さんの領分と言うことで。天使：うまいこと逃げるわよねえ。それはさておき，今年のカープはどうなるのかしら。ずいぶん実戦から間が空いてしまったみたいだけど。悪魔：今のところ吉とでそうやな。なんせオープン戦終盤から練習試合の内容はぼろぼろやったから，そのまま開幕してたら目も当てられん結果やった気がする。その間に水向きも何もかも変わったやろうからな。天使：ピレラさんは通常開幕なら間に合わなかったし，野村さんだってそうよね。ピレラさんはさっそく紅白戦で結果を出してるようだから，期待できそうよね。悪魔：あとはほんとうに他流試合の結果如何やと思う。とにかく日本一を目指すならホークスと互角以上，バファローズには普通に勝ち越してタイガースは徹底的に叩きのめすに限る。天使：さっそく6月2日から始まるわよね。1カードを除いてアウェイなのよね。悪魔：ええこっちゃ。どうせ開幕しても最初の方は関東でのアウェイ戦ばっかしなのは目に見えてるから，その予行演習になるで。天使：一番いいのは夏場とか終盤にホームゲームが続くことであるわよね。お客さんが入ってからのホームゲームが多いに越したことはないわよね。悪魔：まあ，それは鈴木清明君のネゴシエイション如何になってくるな。いっつもコストカットしかしてないんやから，たまにはチームにプラスになる方に働けと言ってやりたいところや。天使：後は佐々岡さんの人の使い方になってくるのかしら。それが一抹の不安ではあるわよね。なんせ120試合ということで開幕前に想定したことと変わってくることもあるし。悪魔：これだけは始まってみないと分からんで。まあ前任者や前々任者よりはましと思おう。少なくともあれらより悪いことはないと信じたいんやが。天使：ほんとよねえ。あの人達の得意だったのは焦土作戦じゃないのかしら。悪魔：うまいこというよな。だからこそ佐々岡にはしっかりした参謀が欲しかったんやけどな。まあ，これだけは今さらどうしよもないか。あーあ。（TENSHI and AKUMA will be back soon......）さて，水無月から戦闘モードに入るかな。BlogPeopleSIGMA People

  2020/05/31

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  改めて開幕オーダーを考察する　その4

  既に紅白戦は始まっているようであって，迫ではある程度佐々岡の考えというのが出てきているのかどうかはまだ分からない。そこで，今日も運用論ベースで書く。お題はセンターだ。それこそ西川龍馬で決まりだろうという声が出て来そうだし，それで固まればいいのだが，ひとつだけ解決しておかねばならない論点がある。それは，彼が不動のレギュラーとしてはまだ2年目にすぎないということである。事実，昨年も夏場過ぎの一時期ぴたりと打てなくなったときがあった。それがもし開幕直後に来たらどうするか。それを考え得ると，やはりスペアを考えておく必要があるだろう。正直なところ，彼もまだ余人を以て変えがたい存在までは到達していないのだ。とはいえ，これもある種のカープファンの中には最適解と称するものを振り回す向きがある。曰く，野間で決まりだと。しかし，私はその見解は取らない。蓋し，昨年に見せた走塁での怠慢プレイをやってるうちはレギュラーなんてまだまだ。そもそも主力面するなんて百年早いと思う。むしろ，足が売りの選手が商売道具を疎かに使っているようでは，もうだめだといわざるを得ない。彼がレギュラーになりたければ，まず野球に真摯に取り組む姿勢を見せなければならないだろう。それではその代わりをどうするか。やはり手っ取り早いのは長野さんだろう。大樹という手もある。春先の結果は上々だったが，今度は来週火曜から始まる他流試合でどれだけの結果を残すかだろう。面白いのはやはり宇草か。足と守備範囲だけならトップクラスなのだが，スローイングが改善されているかどうかが見ものである。少なくともこのくらいのオプションを準備しておけば万全といってよいのではないか。そこで話を戻すのだが，やはり野間の潜在能力というのは捨てがたいところもあるのは確かだ。本来なら，今頃外野の一角を取っていてもおかしくないだけの才能はある。ただ，彼は前任者のでたらめな起用法で間違った方向で固まりかけているような気がする。それとやはり精神的に弱い面があるのだろう。そこで，スクラップアンドビルドをしてみたらよいのではないかと思う。なに，思い切ってバットを強く振る方向にシフトしたらいいのだ。とにかく，今大事なのはしつこいようだが競争だ。今のカープで余人を持って変えがたい域に達しているのは誠也くらいのものである。そうでない場合はやはり常に競争に晒すというのが強いチームのタクティクスである。私はそれで成功した例ならたくさん見ているが，それで失敗した例というのは寡聞にして知らない。逆に，極端なレギュラー絶対主義をとったチームは必ず殆しといっていいくらいである。なに，「失われた二十余年」のカープがそうだったからね。このシリーズの時は「今日の一冊」はお休み。BlogPeopleSIGMA People

  2020/05/30

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  改めて開幕オーダーを考察する　その３

  昨日は着座したのが21:30になったし，いい加減昼間疲れたこともあって更新をやめた。まあ，開幕までは時間もあるのでゆっくりと書いていくつもりだが，きょうはキャッチャーの運用である。そんなの會澤とKJの時には石原慶幸で決まりだろうという声が聞こえそうだし，きっとそういう運用になるに違いないのだが，要は赤ヘル百年の計に鑑みてそれだけでいいかということである。すなわちこれは立法論，もとい運用論としてお読みいただきたい。まあ端的に言うと，せっかく捕手にもタレントが揃っているのにそれを使いこなさなくていいのかということである。もちろん，現状の運用で會澤を外すことは考えづらい。しかしそれは，會澤のディフェンスというよりはオフェンスの強さが欠かせないということではないだろうか。もちろん會澤のディフェンスやインサイドワークが落ちるというわけではないのだが，なら捕手として余人をもって変えがたい域にまで達しているかといわれればそうではないような気がするのだ。さて，捕手が帯に短し襷に長しというチームとは違い，カープは捕手にも人が揃っている。しかし，使わなければ宝の持ち腐れとなり，正捕手の衰えとともに次の捕手の育成に四苦八苦，というのが多くの「名捕手」を産んだチームがたどった末路である。そうならないためには，実は正捕手がしゃんとしているうちに育てにかからなければいけないのだ。とすると，実は今坂倉を使わない手はないのである。そうするとそのように運用すればよいか。前回の論点とも絡むのだが，會澤を一塁でと言う運用を考えてよいだろうと思うのだ。これも練習が必要だろうからすぐにできるかは分からないのだが，とにかく検討すべき論点であると思われるのだ。もちろん，一番いいのは坂倉が會澤に匹敵するだけの打棒を見せることであるが。この運用がうまくいくと，それと同じ方法論で奨成や石原貴規を育成することができる。かつて書いたがゆくゆくは坂倉と奨成を同時にラインアップに並べることもできるだろう。夢は膨らむ，はずだ。捕手というのは，特殊なポジションであるが故に，何かがあったときにすぐに替わりをというわけにはいかない。常に代替えの選手はおいておかねばならないし，代替わりもスムーズにしなければならない。その準備をしておくには，今年は決して早くないと思う。このシリーズの時は「今日の一冊」はお休み。BlogPeopleSIGMA People

  2020/05/29

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  改めて開幕オーダーを考察する　その2

  さて，以前も書いたところであるが，今のカープの編成上の弱点はファーストとサードという強打者ポジションに人を欠いていることである。今日はファーストについて考察してみたい。通例であれば，ここは松山で固いといいたいところであるが，またしても離脱，三軍調整である。こうなると当分の間あてにできない。もちろん夏場過ぎて胸突き八丁となったら戦力として期待したいところなのであるが，とりあえず開幕には間に合わないものと考えなければならない。それより今年だけで開幕もしてないのに二度の離脱というのはどういうわけだといいたいところではあるが，それはさておき。となると，今期待できるのは堂林ということになるだろう。彼には散々裏切られてきたので現時点で100パーセントの信頼は置けないのであるが，今年こそ彼は期するものがあるだろうし，練習試合までの打撃内容は非常によかった。もう一度過去には目をつぶって騙されてみてもよいかないと思うのである。堂林についていうならば，そもそも出だしの頃に根がスラッガーでもないのにホームランバッターとして固められようとしたから迷いの淵に入ったのだろうと思っている。きっと堂林は根が中距離打者，タイプ的には長野さんに近いものがあるのだろうと思っているし，前任者には思いっきり近親憎悪？から干されていただけなので，そのような使い方をしたらきっと伸びると，最後の期待をしたい。もちろんオプションとしては多い方がいいので，その筆頭はやはり安部になるだろうか。もちろん本人はサードでレギュラーを狙っているようであるが，どちらかというとオプションで持っておきたい選手だし，その方がチームは強くなるかもしれぬ。オープン戦のPayPayドームで打ったホームランは見事だった。ここではもうひとつオプションを挙げたいのだが，別論点と絡むので今日は書かないこととしておく。最後に，夏場以降に飛躍を期待したい選手を挙げて終わりにしたい。その名は，林晃汰。将来的にはサードで期待したいところであるが，まずは打撃で伸ばしたい。彼が出てきたら，ひさびさにカープの打線も迫力が出て来ると思うのである。このシリーズの時は「今日の一冊」はお休み。BlogPeopleSIGMA People

  2020/05/27

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  改めて開幕オーダーを考察する　その１

  昨日はふらっと開幕オーダーについて書いてみたが，そうするとやっぱり論点はいろいろあるんじゃないかと思うに至った。幸いに開幕本番まではまだ日にちもあるので，これについてじっくりと書いてみたいと思う。今日は，「1番・ショート」である。そこで，ここで最初から敢えて暴論をものすることとする。赤ヘル百年の計に鑑みるならば，小園海斗で決まりだ。田中広輔はどうなんだという向きもあるだろう。もちろん，田中が完璧なパフォーマンスを見せれば現状の小園よりも上だ。しかし，今は病み上がりだ。完璧なパフォーマンスが出る保証はないし，少なくともオープン戦後半の攻守ではちょっと辛いのではないか。ただ，あれから2か月弱経過したわけで，その間に一度フィジカルもリセットされただろうから期待はしたいのだが，過去の田中の最高値を超えるだけのものが小園には見えるのだ。だから，最初は小園を使っていいのではないかと思うのだ。前田智徳の高卒2年目がそうだった。そして開幕戦で初球先頭打者ホームランを打ってスターダムにのし上がったのである。もちろん，小園が一気に赤ヘルのショートストップとして遜色ない結果を残せる保証も，まだない。きっと胸突き八丁のと頃では壁にぶち当たると思う。しかし，そういうときこそ田中広輔の出番である。いわば若い小園と経験のある田中が入れ替わり立ち替わり瞬間最大風速を出せばよいのだ。せっかくこれだけの才能を持っているのだから，それを使わない手はないではないか。いうまでもなく田中広輔には，昨年はともかくとしても三連覇の間カープのショートを支えたというプライドもあるだろう。そうじゃないと嘘だ。それを飼い慣らすのは，首脳陣の仕事だ。それができるかどうか。佐々岡は，いやおそらく野手陣を差配するであろう高信二はどうだろうか。些か不安なのである。いうまでもないが，カードゲームやコンピュータゲームをやっているのではないので，選手は単なる駒ではない。生身の人間だ。まあ，実際どうなるかは，練習試合を見てみないと分からない。田中はコンディションが上がっているか，小園は打撃に安定性が出るかが鍵になるだろう。まあ，佐々岡がどちらを使うか迷うくらいになれば，一番よいけれどもね。このシリーズの時は「今日の一冊」はお休み。BlogPeopleSIGMA People

  2020/05/26

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  さあ開幕の光が見えた。

  昨日記したとおり，NPBは今日6月19日開幕へ向けて動き出す旨発表した。ようやく，2020年ペナントレースが始まることとなる。となると，当然開幕へ向けて戦うべき態勢を取らなければならない。もちろんこれから練習試合でブラッシュアップしていくのだろうが，とりあえずの形は今から決めておかなければならないだろう。それについて今日は考えてみたい。まずは野手陣。既に昨日書いたとおり，今年はより一層打ち勝つ野球にシフトすべきである。そうなると，必然的にオーダーは打力重視になるべきだろう。その点で考えてみると，捕手　會澤，場合により坂倉（その場合は會澤を一塁？）一塁　堂林，安部，メヒア二塁　菊池三塁　ピレラ，小園，安部遊撃　広輔，小園左翼　長野さん，ピレラ中堅　龍馬右翼　誠也という並びになるだろうか。これも以前書いたところだがどうにも一塁と三塁が見劣りするところである。まあピレラはある程度やってくれそうなのだが，問題は使いどころだろう。本来ならここに入るべき松山はまたしても三軍調整になったようであるので，敢えて名前を入れなかった。もうひとつ言うならば遊撃である。赤ヘル百年の計に鑑みるなら断然小園だ。はっきりいって，小園がまともに打てるようになればそれで決まりだとさえ思っているが，もちろんこれはまだ未知数のところがある。しかし，広輔がどれだけコンディションが上がるかというのもまた未知数といわざるを得ない。事実，オープン戦終盤や練習試合での広輔のパフォーマンスは高くなかったから，それを見極める必要があるだろう。投手陣については，まだまだ不確定要素が多いので，他流試合での戦い振りを見てから考えることとしたい。もちろん大瀬良，KJ，森下の先発は確実だろうが，その後の先発やリリーフの手駒がいまひとつよく分からないからだ。もちろん，もうひとつ鍵になるのは佐々岡がどんな野球を指向するかだろう。オープン戦などを見る限りではガチガチの「守り勝つ野球」を指向していないと信じたいところであるが，これまたやってみないと分からない。いずれにせよ，また野球が見られるのは楽しみである。あとはほんとうに，Jinmping＝Shinzo　Virusがこれ以上のいたずらをしないことである。と，いうわけで，相変わらず今日の一冊。​眠れないほど面白い野球の見方​野球本はとにかくくだらない本が多いのだが，これはまあ安心してお勧めできる。やはり自分で考えて書いた本は面白いということだろう。さあいよいよ面白くなってくる。BlogPeopleSIGMA People

  2020/05/25

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  いざたたかひがはじまらむや。

  残された非常事態宣言もどうやら明日解除の発表がありそうな気配なのであって，いろいろと世の中が動き出すことになると思われる。ひょっとしたらこれを目途に広島から日本を揺るがす大事件が起こるかもしれないのだが，それはまあ私のあずかり知らぬことだからさておくとして。どうやらプロ野球界もこの宣言解除をひとつのスタートラインとして動き出すようである。既にフライング発表されていた6月19日開幕に向けて，一気に状況が加速してくるらしい。ただ，やはり忌まわしきJinmping＝Shinzo Virusの蔓延下であることには変わりないので，当然通常のアグリーメントの元での開催にはならないことは，容易に想像がつく。これについては現在のところいろいろと情報が飛び交っているのであって，何を言っても憶測でしかないから詳細な分析はしないが，おそらくカープとしては開幕当初はホームゲームが少なくなる可能性が高いことと，シーズン通しておそらく延長戦に時間制限が設けられることは，十分あり得べきこととして想定しておかねばならないだろう。そうなると，カープとしてはどのように対応すればよいだろうか。何でも言うようだが，結論はひとつである。打ち勝つ野球を前面に押し出そう。より多くの点を取ることを考えよう。これだ。開幕当初にアウェイゲームでの連戦を余儀なくされるということは，逆に言えば先攻での試合になるということである。野球というスポーツは後攻有利とよく言われるが，1回表にガツンと然るべき点を取ってしまえば，完全に先攻有利になるのである。幸いにして今のカープは攻撃力が弱いチームではない。ならば，それを前面に押し出せばいいだけのことである。簡単なことだ。さらにいえば，延長戦の時間制限が加わるということは，それだけ9回までに片を付ける必要が高いということである。となると，より多くの点を取って有利に進めることがそれだけ大事なのだ。これは前にも書いたことだが，今年に関していえばアウェイゲームの負担というのはばかにならないだろう。ただでさえ家庭を離れるという要素があるのに，緊急事態宣言が解除になったとはいえなかなか夜の街に繰り出してという訳にもいかない可能性がある。ならば，野球というスポーツをできるだけ簡単に考えて，点取りゲームに徹することが賢明なのではないか。私もいい加減長く野球を見てきたが，ほんとうに強いチームというのは点を取る技術に長けていて，その上で余計な点をやらないことにも優れているのである。その逆は真ならずである。なぜかカープファンはその点を誤解しているのではないかと思われるのである。まあ，野村謙二郎とか緒方孝市とか戦術を理解していない釣鐘監督が10年も指揮していたからやむを得ないところがあるのだが，この非常時においてそういう妄説は断ち切らねばならない。さあ，赤ヘル戦士よ。今年はとにかく打って打って打ちまくろう。そうすれば，セントラルの5球団に負けることはそうそうはないはずだ。聞いてるかい？佐々岡君。と，いいうわけで，しつこく今日の一冊。​孫子・三十六計​いうまでもなく兵法の古典である。ただ兵法というだけでなく，まさに「戦い抜くための生きる智恵」の書と言ってもいい。岩波文庫版もよいが，こちら↑の方が解説も詳しくてお得であると思う。いよいよ面白くなってくる。BlogPeopleSIGMA People

  2020/05/24

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  ひかりさすあしたこそなおあらまほし

  二言目にはやれ三密回避だの自粛だのというプチ独裁者どもによる虚しきスローガンが流れていた今日このごろであるが，ようやく一筋の灯りが見えてきた。広島においては先に緊急事態宣言が解除されたところであって，一定程度制限やら自粛やらが緩んだところであるが，今日全ての休業要請の解除が決まったとのことである。ようやく，まっとうな社会生活が送れるのかもしれない。ほんとうに，息苦しいことこの上なかったから。感染予防という趣旨は分かるのだが，だからといって人が集まればすなわちそこにウィルスが発生するわけではないはずだ。だからその限りで感染拡大の防止を呼びかければよかったと思うのだが，莫迦な日本人はそうなるとつい思考が「贅沢は敵だ」｢欲しがりません勝つまでは」になってしまうのだろう。だから自粛マニアどもが跋扈して自警団を気取って犯罪行為を起こすのだ。そしてそれをプチ独裁者どもが巧妙に利用しているという構図が見えてならなかった。ほんとうにバカバカしい。しかし，それからもようやく解放されるだろう。「だろう」としか言えないのは既得権益を持ってしまったあほうどもが簡単にそれを手放さないのではないかという危惧があるからであって，陰に陽に自警団が跋扈するのではないかと今の段階でも思っている。ほんとうに，あんな連中死ねばいいのにと思う。まあそれはさておき。ということは，おそらく広島球界にも球音が響く日も近いと言うことである。当分の間は無観客開催もやむを得ないことと思うが，いずれはそれも元に戻るだろう。いや，仮に無観客でもそれが映像で，音声で流れれば，健全な娯楽として世のため人のためになることは言うまでもない。そうなると，何が三密だくそ食らえとばかりに思いっきり呑み上げたい。些か気温が高すぎる時期にはなってくるが，和装で出かけてカープを肴に呑み明かしたい。そう言えば今年はとうかさんも中止になったが，浴衣で出るには絶好の季節でもある。とはいえ，自分で主催するばかりでは些か面白くない。だれか呑みに誘ってくれないかねえ。と，いうわけで，今日の一冊。日本男子よ 着物を着よう!私の和装の教科書の一冊。これを読んで気分が高揚すれば，すぐにでも和装の世界に入りたくなる，はず。せいかつようしききめられたくなし。BlogPeopleSIGMA People

  2020/05/22

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  ほんとうに，BBM社なんてくたばっちまえ。

  今朝パラパラとWEBを流し読みしていたら，ベースボール・マガジン社（以下「BBM社」と略す）から「広島東洋カープ70年史」というムック本が来る5月18日に発売されるというのを見た。現時点ではあくまでも表紙とWEBに載っている目次しか見ようがないわけだが，なんかそれを見るだけでも食指が動かない。なんせこの出版社，「ベースボールマガジン」で「近鉄バファローズ熱い心の野球」「南海ホークス大阪慕情」とかつてのファンに訴求するような作りの雑誌を出しながら，これがまあことごとく内容に乏しく資料的価値も薄いという残念な仕上がりでしかないという状態である。こう言う文句を言うのも，もちろん買ったからなのだが，まあ騙された方も悪いのかなという気がしている。もちろん，今回のムックはそれなりの分量があるものと信じたいのだが（お値段も先の雑誌より500円高い），この私，BBM社だけはもう信じられないのである。というわけで，そぼ降る雨の夜，思いっきりその悪行を吐き出したいと思う。というより，BBM社などカープ本を出すなと言いたいくらいである。カープがジャイアンツと歴史に残るデッドヒートを演じて競り勝った1986年，優勝が決まる直前の「週刊ベースボール」には，「どちらが優勝してもカラー版の特大号をお届けいたします」と銘打っていた。ところが，実際に出てきたカープ優勝記念号，全く薄っぺらい上にカラー写真がほとんど使われていないという代物だった。これが意味することはおわかりだろう。最初からカープ優勝記念号なんて念頭に置いていなかったのである。急ごしらえでかっこつけたのが見え見えだったのである。それでもこの年はまだ出しただけましと言わずにはいられなかったのが1991年。この年は，完全にカープの優勝は抹殺された。そのくせ，ライオンズの優勝記念号は出したのである。本当に腹立たしいと思わずにはいられなかった。時は流れて2008年，広島市民球場惜別記念と銘打って「Forever　広島市民球場」という冊子が出たのだが，これがまあ本当に初歩的なミスというのかカープのことなんか何も知らんあほうが作ってるやろうというのが見え見えなものを表に出してしまうという体たらく（詳細はこちら）。やっぱりええ加減な仕事してますねえと言わずにはいられなかったのである。と，いうわけで，私はBBM社のやることなすこと信用していない。というより，もう看板を外したほうがよろしいと言わずにはいられないのである。なので，今回のムックには飛びつかない。だいたい目次を見たらどうでも良さそうな中身であることは容易に想像がつく。なので，現物を見て資料的価値があると判断すれば買うこととしたい。でもきっと，Jinmping＝Shinzo Virusのおかげで飢餓状態になっているカープファンは飛びつくんだろうな。まあ，BBM社も昔と違ってカープファンを敵に回したら怖いことは理解していると思われるが，まあ信用しない方がいいと思うよ。業務妨害じゃないよ。これは批評だから。BlogPeopleSIGMA People

  2020/05/15

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  とにかく，打って打って打ちまくれ。

  昨日も書いたとおり，果たしてペナントレースがいつ開幕できるかは極めて不透明である。開幕したとして，従来通りのホームアンドアウェイで行えるかどうかもまた微妙である。少なくとも，開幕当初は市民球場での試合はできないと考えておいた方がよさそうだ。もちろんホームで行えないと言っても当分は無観客だろうから，どこでやっても一緒と言うことも考えられるが，やはり自宅から通えるのとそうでないのとは選手に与える肉体的精神的負担も違うだろう。私だって一晩の当直勤務とか数日の出張だけでも，かなり疲れるのだ。まして数か月の間家を空けて真剣勝負をしなければならないというのは相当辛いはずである。それを踏まえて，どういう戦い方をするべきかということが問題となるが，まあ結論は昨日書いたとおりである。徹底的に打ち勝つ野球，打力重視の野球，点を取って勝つ野球，これしかない。今のところどういう日程になるかは分からないが，下手をすれば十数連戦，しかもダブルヘッダー込みなどという恐ろしい事態が待っていることは想像に難くない。しかも酷暑の中で。こんな中で，投手のやりくりも大変だし，ただでさえ夏場は打力優位になりがちなところ，少ない点を守って勝つなどというのはファンタジーに他ならないのだ。最初から間違いなんだけど。だから，「守り勝つ野球」なんてのは下の下，零点答案である。そもそも，他のチームだって投手陣が盤石だとか絶対的エースを数枚抱えているなんてところは，ない。だから，この点については条件は平等である。ならば，打ち勝つ，点をたくさん取って勝つという方が，なおのこと道理にかなうのである。そもそも，相手よりたくさん点を取るというのは，野球というゲームの基本なのであって，それを忠実に守る方がいいに決まっている。それに，前述したとおり開幕してはしばらくはホームゲームができないとなると，なおのこと少しでも選手にストレスフリーの野球をやることが求められると言ってよい。ガチガチと守りだけを固めてやっている方も見ている方も胃が痛くなるような野球をやったら，選手に与えるダメージは相当のものになるだろう。それは避けなければならないし，そんなことをしていたら，勝てない。佐々岡がどんな野球を指向しているのかはオープン戦と練習試合を見ただけでは定かではないが，こと今シーズンに関していえば，いかなる野球をやりたいか言うよりもといかにして勝つかということを重視してもらいたいと思う。少ない点を守って勝つというのが理想であることは分かるのだが，それを今シーズン押し通すことはまさしく空虚なファンタジーにほかならないというべきなのである。名を捨てよ，実を取れ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/05/12

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  球界の復興へ向けて。

  今日NPBは，今シーズンのオールスターゲーム，フレッシュオールスターゲームの中止を発表した。これはやむを得まい。何と言っても通常の興行が消化できるかどうかの瀬戸際に追い詰められているのだ。オールスターブレイクなど取っている暇がないというのが本当だろう。当然の措置であると思う。その一方で，一足先にスポーツ新聞では「6月19日開幕」という記事が踊ったのだが，それについての明確な言及はなされなかった。だとすればこれは何だったんだというところであるが，きっとでたらめで出た与太記事ではないだろう。おそらくはスポーツ新聞を使っての観測気球だったと見るのが正当ではないかと考えるのであるが，それにしてもかなり難しい問題があると言うことは想像に難くない。果たしてそれは何か。コミッショナーの斉藤君は明言しなかったが，それはきっと表に出せないものに違いあるまい。普通に考えたら，12球団とも野球会社なんだから早く野球をやりたいに決まっている。いや，むしろやらない方がいろいろと問題が生ずるのである。このままだと査定もできないし編成もできない。そしてなにより，収入がないところに選手の年俸だけは払わなければならないのである。普通に考えたらあり得ない。それを阻止しているのは，一部オーナーの思惑に過ぎないと思っている。まさしく火事場泥棒的に球界の縮小再編を目論んでいるあほうどもが足を引っ張っているとのではあるまいか。体力に欠ける一部球団を疲弊させて，あわよくば破綻に追い込みたいという思惑があると考える。それだけは，絶対に許してはならない。自称プロ野球ファンの中には，それにほいほいと乗ってしまう向きがいるのだが，くたばっちまえとしか言いようがない。だから当分一部腹黒いオーナー連中の言動には要注意なのだが，今日はまあさておくとして。仮に6月中旬もしくは下旬に開幕したとして，これで120試合を消化するというのは非常に厳しい話だ。下手をするとダブルヘッダー込みの9連戦などと言うのは必至な情勢である。それを乗り切るためには，今年だけでもアグリーメントを見直さなければならないだろう。既にMLBは，今季限りで両リーグともDH制の採用，ベンチ入りメンバーの入れ替えの緩和に踏み出したようである。これも当然のことだろう。NPBもこれに習うべきだと思う。今年に限り10日間の抹消期間をなくし，一・二軍の入れ替えの流動化を可能にすること，そして投手の負担を減らすためのDH制の採用は不可避だろう。というより，これしかない。こういうのを非常事態立法というのである。当然カープも，今から対応していかねばならない。特に投手陣。佐々岡がどれほど分かっているかは知らないが，エース格でゴリゴリと押していく投手起用をやっていたら持たない。たとえ大瀬良やKJといえども休ませるときは休ませる，ファームで少しでもいい芽が出てきたら即一軍で使ってみる，などの差配が求められる。おそらく，今シーズンはどのチームも投手のやりくりには苦労するだろう。となると，勝つために必要なことは，なおさら打ち勝つ野球になる。少なくとも今年だけは，「守り勝つ野球」などという寝言を佐々岡が言わなくなれば，栄冠は近いかもしれない。とにかく健全な娯楽を待っている。BlogPeopleSIGMA People

  2020/05/11

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  今こそ補強の準備をしよう。

  ここしばらくくだらないこととか昔話とかを書いたりしているので，まともにカープの現在地について語るのはひと月ぶりくらいかもしれないが，まあ思い立ったので書いてみたい。さて，カープは全く勝てなくなってオープン戦や練習試合を終えてしまったところである。しかし，あれから1か月以上経過したのであって，その間あの忌まわしきJinmping＝Shinzo virusのおかげで各球団とも動きが止まっている。少なくとも，当たるところ敵なし絶好調などというチームがないことは，確かなのである。これは，カープにとって吉兆である。もし予定通り開幕していたら，あるいは1か月遅れくらいの開幕であったら，悲惨な闘いを繰り広げていたかもしれない。その意味では，もう一度仕切り直しというのはいいのだが，だからといってそのままでよいかというと違うだろうと思う。当たり前だが，どのチームも3月20日には間に合わなかった戦力が出て来ることは平等なのである。カープで言えば，野村祐輔や中崎が間に合ってきたり，オープン戦途中に故障したピレラが間に合ったりするだろうが，それは決定的なアドヴァンテージではないのである。だとしたらどうするか。結論はひとつ，補強である。今のカープの弱いところは，一部で言われているようなブルペンではない。ファースト，サードという打力重視のポジションに人が決まらないことである。松山？試合もやってないのに脱落するような選手になにが期待できる。安部？いつも肝心なところで結果が出ないんじゃね。幸いに日にちがあいたということもあるし，おそらく開幕まではあとふた月は少なくともかかるだろうということに鑑みると，サードはピレラの守備を鍛えるという方向でいいと思う。しかし，ファーストをどうするか。あるいはピレラがフィットしきれなかったときにどうするか。やはり，外国人打者の補強しかないと思う。何度も言うようだが獲得自体にインパクトがある選手がほしい。なに，ファーストでいいというならいくらでも浮いているはずだ。もちろん，投手も調査しておくにこしたことはない。正直，DJジョンソンはもちろんテイラーにも不安材料はある。まさかモンティージャの大化けに期待すればよいと考える向きはいるまい。投手だけはいすぎて悪いことはないのだ。言うまでもなく今年のペナントレースは，短期圧縮型になる可能性が強い。そうなると，一気に調子を上げるとその勢いで大勝ちができる可能性がある一方，開幕直後に躓きでもしようのなら目も当てられない結果になる可能性も高い。とにかく，開幕直後からフルスロットル，一気に敵を殲滅する態勢を整えておくことが求められるといえる。こういうときだからこそ，金を使え，知恵を使え。聞いてるか？「党中央」さん。強いカープが見たいんや。BlogPeopleSIGMA People

  2020/05/08

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  外国人「助っ人」の光と影；補遺

  先日の記事の続きと言うことで，個々の外国人選手に光を当ててみたい。ただし，活躍した選手の銘々伝なんて誰にでも書けるので，ちょっと脇道に逸れた私小説的分類をしてみたい。私にとっての赤ヘルの「助っ人」といえば，ジム・ライトルとヘンリー・アドリアン・ギャレットの強力コンビだった。そして「開幕戦レーザービーム&サヨナラ本塁打」のマイク・デュプリー，「ホームベース踏み忘れホームラン取り消し」のアート・ガードナーと続くが，ここで取り上げてみたいのはレスリー・フィルキンスである。何と言ってもフィーバーさんが打たれてきた外国人の中では初めてと言っていい大外れだったイメージが強いだろうが，彼もまた開幕前までは「実戦向き」として評価が高かったのである。彼が残した爪痕と言えば，打ったホームランが2本ともアンダースローのピッチャーだったことだろう。まあ，俊足強肩攻守ではあったが。その後に来たのがリチャード・ランスとランディ・グレン・ジョンソン。ジョンソンは非常にいい選手だった。打ってよし，守ってよし，野球頭もよし。ただ，いかんせん怪我が多かった。特に2年目はここぞというところですぐ故障では，途中で契約解除となってもやむを得ないところではあった。で，これに続くのはウェイド・ロードンとロデリック・アレン。この二人はフィルキンスとは逆に開幕まで「外れ」確定と呼ばれていたのだ。ところが，開幕前の近鉄とのオープン戦で彼等を見た中西太翁が「いいよ，絶対打つよ」とのご託宣。それが聞いたかどうかは分からないが，その後の活躍は御承知のとおり。ちなみに，ロードンの来日初本塁打は，この目で見た。1991年に鳴り物入りで入ってきたのがライオンズから移籍のタイラー・リー・バン・バークレオ。しかし，全然駄目だった。ただ，1991年8月26日の対スワローズ戦，延長13回表に広澤克己に勝ち越しツーランを打たれた後，カープが1点返してツーアウトから同点タイムリーを打った，唯一の大仕事がある。1992年からドミニカ・カープアカデミーから選抜された選手が入ってくるようになる。その1期生の一人が言うまでもなくロビンソン・ペレス・チェコとフェリックス・ペルドモなのだが，私はあえてここでマリオ・サンギルベルトを挙げたい。なぜかと言えば，彼こそドミニカンの来日初勝利（ウェスタンだけどね）を挙げた投手であって，その試合を私も見ているからである。それからは外国人枠拡大と言うこともあって入れ替わり立ち替わりいろんな選手が入り，出て行った。これから先はほとんど私の受けたImpressionだけで書いてみることとする。ドミニカンの走りでは，荒削りだったが強打と鉄砲肩の持ち主だったアレッファンドロ・ケサダ。あんな馬鹿げた人買いに捕まらなかったらきっと日本でいい成績を残してもっと言い契約を掴めただろうと思うと残念だ。インパクトと言えば，強打の投手，クリス・ブロックだろうか。投手成績もまあまだが，2003年に残した.318，2本塁打，6二塁打，1盗塁は素晴らしい。同年7月10日のタイガース戦では代打で起用された。矢野燿大の謀略でジェフ・ウィリアムスから死球を喰らっている。ちょっとだけ夢を見られたと言えば，ナックルボーラー，ジャレッド・フェルナンデスを挙げたい。少なくとも，ある一時あのスタイルが嵌まったことは間違いないのである。まあ，彼に全幅の信頼を置かねばならないいチーム状態だったのが辛かったということだろう。さて，近年の傾向として，途中入団の外国人がよく機能しているということが挙げられる。その筆頭はニック・スタビノアの故障，契約解除により入ってきたブラッド・エルドレッドである。そのほかにもジム・ブラウワー，スコット・マクレーン，アンディ・フィリップス，ブライアン・バーデン，キラ・カアイフエ，デュアンテ・ヒース，などなど。昨年限りとなったジョニー・ヘルウェグも，監督が緒方でなければもっといい成績を残していただろう。裏を返して言えば，シーズン当初に入ってきた外国人が案外というケースが多いこともあるのだが。最後に，私小説的分類としては外せない選手を挙げておきたい。それは，スコット・シーボル。そう，「殿」である。長く弊ブログを御愛顧の方であればその名の由来はお分かりいただけるだろう。まあ，それだけでなく，2008年9月19日，市民球場でのドラゴンズ戦で打ったアーチや2009年東京ドームでの開幕戦での大活躍とか，印象に残る一打を打ってくれた。補遺にしては長くなった。BlogPeopleSIGMA People

  2020/05/06

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  立夏のひとりごと

  暦の上ではもう夏にはいったこどもの日の今日，というより皐月五月を期して一気に夏日が続いている今日このごろ。四月下旬まで朝晩冷え込む日があったのを考えると，気温の変動が激しすぎると言わざるを得ない。こういうのは，私にとっては，些か辛いのである。まあ，とはいえゴールデンウィークに6連休を取っている私にとってはまあどうでもいいことなのであって，せっかくの休みがあと1日しかないことの方が残念でならない。今日も朝からゆっくり読書をしながら思索にふけり，昼は若干のSiestaのあとまた読書と実に充実した生活を送っている。本業なんていかに心身にもよくない営みかということがよく分かるのであって，本当に昨年の11連休が懐かしいくらいである。もちろん昨年のような行動の自由はないのであるが。そう，とにかく今はステイホームだ自粛だとかまびすしいが，ふざけるなと言いたいくらいである。そりゃあの忌まわしき新型コロナ，Jinmping＝Shinzo Virusを軽視するものではないが，どうも今の情勢を見るとはっきり言って上には火事場泥棒，下には昭和ファシズムに加担したのと同じような民度の低いあほうどもの跳梁跋扈ばかりが目立つのであって，こちらの方が忌々しいと言わずにはいられない。そんな今だからこそ知的欲求を研ぎ澄ましたいと思っているところなのであって，書棚に眠っていた本をいろいろ引っ張り出してきているとことなのであるが，昨日から読み始めたのが岩波文庫版の​｢孫子」である。「孫子」のエッセンス本は​とにかく山ほど出ているところであって，これまた玉石混淆のところであるけれども，やはり古典の原典に当たらなければその意は通じないと言うべきだ。幸いにこの岩波文庫版は白文，書き下し文，和訳の三段構えになっているのでよい。もちろん白文の素読が一番いいのかもしれないが，和訳だけ読んでも十分だろうと思う。これを読むと，今の日本国の指揮官やその座を狙っている有象無象なんて将としてはダメダメだということがよく分かる。況や赤ヘル軍団の前任や前々任の指揮官をや。善用兵者，修道而保法，故能爲勝敗之政治。前任者も前々任者も，この孫武先生の言葉からは遠い人だったような気がしてならないのである。特に「道を修めて」というところは全然駄目だ。それでも前任者が結果を出せたのは，その点を黒田さんと新井さんが担っていたからとも言えるかもしれない。え？佐々岡がどうかって？まだどうこう言えるところではないが，この二人と同じように「守り勝つ野球」を口にしているところからすると，どうかな。やっぱり疲れたときは古典だね。BlogPeopleSIGMA People

  2020/05/05

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  外国人「助っ人」の光と影

  カープ球団史に残る外国人選手の先駆けは銭村健四，平山智の両氏を筆頭とする日系人選手なのであるが，いわゆる「助っ人外国人」のはじめは1972年のソイロ・ベルサイエス，トニー・ゴンザレスの両選手である。それから48年，私が知るだけでも多くの外国人選手がカープに在籍しているところである。今日は，カープにおける外国人選手事情について，例によって緩く語ってみたいと思う。さて，カープに在籍した外国人選手，全部が全部とは言えないにせよ，割合的には総じて「当たり」が多い，少なくとも大枚をドブに捨てたような極端な大外れはないといってよいだろう。そもそも外国人がNPBで活躍することはそうそう簡単ではないし，多くの外国人は「助っ人」としての立場が与えられている以上NPBにアジャストするための時間がないというところもある。そういう点から見えても，カープのスカウティングは優秀であるということは誇ってよいと思われる。そしてそれは，長くカープの外国人スカウティングに主導的な役割を果たした（過去形にしちゃいけないか。御年90の今も嘱託スカウトではある）フィ－バーこと平山智さん，そしてカープ在籍後に駐米スカウトに転じたエリック・シュールストロム，スコット・マクレーンの両氏によるところ大だろう。もちろん今年から駐米スカウトに加わったブラッド・エルドレッドにも，活躍が期待されるところである。しかし，時系列で選手の銘々伝を並べて，私の記憶を喚起させると，あることに気がつく。それはすなわち，間違いなくある世代に，箸にも棒にもかからない外国人選手が多いということである。それはいうまでもなく，あの忌まわしき「失われた二十余年」とぴたりと一致するのである。私は当初，これはフィーバーさんの目が曇ってきたからという仮説を立てていた。前述のとおり外国人選手がフィットするのは難しいにせよ，1980年代に在籍した外国人選手にそんな大外れはなかった（レスリー・フィルキンスとデビッド・レーシッチは些か微妙だが）一方で，2000年前後から明らかに大外れが増えるのである。と，最初は構成するつもりでいた。ところが，よくよく考えると，シューリーが駐米スカウトになったのが2003年だが，その後もまあ何でこんなのを掴まされたというレベルの選手がいなかったとはいえない。その仮説は真ならずと気付いたのである。それでは，その要因は何か。よくよく考えたらフィーバーさんにせよシューリーにせよマックにせよ，推薦するだけで決裁権を持っているわけではない。そしてカープの場合，誰がその決裁権を持っているか落ちうことを考えたら，この命題はやはり自明であるだろう。そう，やはり｢党中央」の責任を追及せずには解決し得ないのである。そして単なるコストカッターにしか過ぎない球団本部長。今の鈴木清明君はまだましだが，その前の上土井勝利は本当に酷かった。だから，値段がお安いだけの選手が跋扈したのである。そう考えるべきだろう。もちろん，値段が高ければ，メジャー実績があればよいわけではないから難しいところである。2015年在籍のヘスス・グスマンなどは高いだけで大外れだったし，逆に同年入団のクリス・ジョンソンはメジャー実績はおろかAAA実績もさほどのものはない。しかし，ある意味外国人選手には現状打破が求められるのであって，十人並みでは獲得する意味がないともいえるのだ。現に，先に挙げたソイロ・ベルサイエスなどはおそらくメジャー実績だけなら球団史上ナンバーワンだろう（カープからメジャーに行ったアルフォンソ・ソリアーノは別として）。もちろんフィーバーさんやシューリーやマックがどのような選手を推薦しているのかは，契約後の結果しか見えないからなんとも言えないのだが，いわばフィーバーさんもまた被害者だったのかなという気がする。あの悪名高い上土井に査定されるのは，さぞ辛かっただろうと思う。本当は個別の選手の銘々伝にも入りたかったのだが，あまりにも長くなったのでやめる。これは機会を改めたい。やっぱり不正には声をあげないといけないんだな。BlogPeopleSIGMA People

  2020/05/02

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  今こそ敢えて「小早川毅彦」を論ずる。

  1431試合出場，1093安打171本塁打626打点，生涯打率.273。これがスワローズ在籍時を含めた小早川毅彦のレコードである。1000本以上ヒットを打っている（ちなみにカープ在籍時の安打数はジャスト1000本）のであるから立派な成績なのだが，この数字を見て，特に彼を同時代で見てこられた方はどのような感想を持つだろうか。おそらく多くは，そんなもんだったのかという感想を持たれるに違いない。数字だけなら，コージさんやキヌさんはおろか，金本や新井さんにも及ばないのである。とにかく小早川についてしまったイメージ，特に御代が平成に変わってからで言うなら，チャンスに弱い，肝心なところで打てないということに尽きるだろう。あの鮮烈なデビューを飾った1984年でさえ，ドラゴンズとデッドヒートを繰り広げていた9月以降の数字はさっぱりだったというのもあるし，何か小早川の打棒でチームが救われたというイメージが薄いというのもあるのかもしれない。数字だけで言うと1987年，4番に定着した年に最多勝利打点のタイトルを獲得しているのだが。しかし，逆説的に言えば，それだけ小早川毅彦という存在は，カープファンにとって大きかったのだろうと思う。カープファンに夢を見させてその夢に少しだけ手が届きかけた，そう言う存在だったのだろう。だからこそ期待に添わなかったイメージがかえってついてしまったとも言える。何と言っても1984年という年に入団したのが大きい。この頃のカープはチームを挙げてポストコージ，ポストサチの育成が急務であったのだ。そこに入ってきた地元のヒーロー。アマチュア実績は申し分なし。多くのカープファンは，小早川にポストコージ・サチの赤ヘルの主砲たるべきと見たのである。そしてルーキーイヤーの活躍。それだけでカープファンをわくわくさせるには十分だったのである。それが多くのファンが思ったほどの数字に結実しなかったのは，一説に（真偽のほどは明らかではないが）根がのんびりとした性格だったいわれていて，それによるものでもあったのもしれない。しかし，小早川は，カープの歴史でも稀有な真性のホームランアーチストだった。これだけは強調しておかなければならない。何と言ってもプロ初本塁打は後楽園球場のライトスタンド最上段にあっという間に飛び込んだ特大の一発だったうえに，その弾道も美しかった。私は旧市民球場で右中間スタンドやや上段に座った頭の上をきれいな放物線で越していったホームランを目撃しているし，あの「江川を引退に追い込んだサヨナラホームラン」もそうだった。なのにシーズン20本塁打をクリアしたのが1シーズンしかないしかないのが不思議なくらいである。思えばコージさんはホームランバッターとしてはアスリート型だったし，キヌさんや新井さんはタイプは少々違うがパワー型である。いわゆる「アーチスト」ではない。その意味では小早川毅彦の才能はまさに優れたものといわざるを得ないのである。カープの歴史の中でもまず小早川以外にはいないのではないかとも思われる。そんな小早川毅彦だが，一つだけ間違いなく言えるのは，歌はうまくなかった。かつてはスポーツ界のスター選手ならレコードを吹き込むのがステイタスだった時代があり，彼もルーキーイヤーの活躍でお呼びがかかったらしいのだが，1年遅れてしかも本職とのデュエットという形になったのは，きっとそのせいだろう。お聞きになりたい方は，アナログプレイヤー持参で私の元に来ていただければ，秘蔵版として取っている↑これをお聞かせすることは，可能である。夢を見させてくれたスタアであったことは確かだ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/04/29

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  いまだからこそ緩くカープの話をしよう。

  ほんとうに，忌まわしきJinmping＝Shinzo Virusのせいで，世情はギスギスとした話題ばかりとなっている。これはこと野球の話になっても同じなのであって，とにかく正論と正論のぶつかり合いが多いのであって，全くやりきれないところがある。と，いうわけで，今こそ昔話をなどして，緩く物語などしてみたいと思う。およそ私がカープというチームを愛するようになった経緯を語ればそれだけで長編小説が書けそうなのであるが，なぜ子ども心にカープが好ましく見えたかというと，要は格好良かったのである。もっと言えばスマートだったのである。その代表は何と言っても高橋慶彦なのであるが，コージさんもキヌさんも現役時代は実にスマートだった。見た目の格好良さ，これはライトなファンに訴求するには一番強いのである。私が初めてカープの試合をスタジアムで見たのは1979年8月28日，甲子園球場でのタイガース戦だったのだが，正直2－0というスコアと池谷公二郞が先発して勝ったという以上の記憶はない。1回表に2点取ったと記憶しているのだが，緊迫の投手戦だったかといえばそうでもない。タイガース先発は江本孟紀だったのだが，理由は分からないが早々と降板している。その意味ではむしろじりじりとしてつまらない試合だったのかもしれない。しかし，そのような記憶はなぜかない。むしろ，赤ヘル戦士の活き活きとした躍動がインパクトとして残っているのである。理由は分からない。それはただ単に，カープが優勝へ向けてひた走っていた勢いによるものだったのかもしれない。なんせ7月末から8月上旬にかけて3連敗して以降，優勝が決した10月6日まで連敗していないのである。しかも当該試合は前日の試合から引き続いて3試合連続完封の中日であって結果的に9連勝した勢いのあった中だったから，そりゃ何をやっても当たるべからざる勢いというものがあったに違いない。だからである。これから演繹すると，プロフェッショナルたる者，勝たねばならないのである。勝利こそ正義なのである。いや，それくらいは誰でも分かる。言いたいことはまだある。野球は打ち勝つのが正義。「守り勝つ野球」とやらはお呼びでない。とにかくあのころのカープ，打ってよし，守ってよし，まさに自在だったが，その赤ヘル野球の格好良さを支えていたのは攻撃力である。いや，いかにヨシヒコやコージさんやキヌさんが颯爽として格好良かったとしても，1点取るのに汲々としている野球だったらきっと格好良くは見えなかっただろう。そう，赤ヘル野球の源泉は，打ち勝つ野球だったのである。さあ，赤ヘル戦士よ。昨年の失態で離れかけたファンの心を掴みたければ，徹底的に打ち勝つ野球をやろう。幸いにというかなんというか，あの頃の赤ヘル戦士と比べて今の赤ヘル戦士は実にスマートで男前だ。だったら，それを訴求するような野球をやらないと損ではないか。ファンに訴求する野球をやろうよ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/04/28

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  敢えてコロナ禍のもと暴論をものす。

  プロ野球界は，まさにJinmping＝Shinzo Virusのおかげで，開幕ができるかどうかなどと議論しているようであるが，まだそんなくだらないことをやっているのかと言わざるを得ない。私見については既に述べたとおりであって，お客さんを入れての通常興行は困難であるにせよ，無観客あるいはそれに近い方法での開催は時期を見てすべきであるという見解は変わらない。そりゃゴールデンウィーク明けにすぐというわけにはいかないことくらいは理解しているが，このままずるずると「議論」していても小田原評定になるのが落ちだ。こういうときには，ある程度の蛮勇も必要だろう。きっと今のコミッショナーにそんなこと期待してもいけないのだろうが，しなければならない時が来ているのだと思う。その意味では，赤ヘル戦士は練習を続けていると言うが，よいことである。もちろん集団でミニキャンプというわけにはいかないにせよ，ある程度統制の取れた練習は必要だろうし，しなければならない。あれはプロ野球選手のraison d'êtreにかけて当然のことなのである。こういうと，他の球団と比べて不公平だという「正論」が出て来る。確かに，オーナー直々に活動休止を支持しているチームもあるようなのだが，そんなものは糞食らえである。そう言う声が出れば出るほどどんどん練習すべきである。けっしてかかる意見は正論ではない。むしろ唾棄すべき縮小緊縮讃美論の走狗なのであって，断固として廃棄されるべきである。そう，NPBのお偉方を悩ませているであろう魔物こそ，この縮小緊縮讃美論なのである。この時局だからペナントレース自体を中止すべきではないかという議論の源泉だが，排斥されるべきである。それは選手の活躍の場を奪い，ファンの健全な娯楽を奪うだけであって，極めて非生産的な愚論としか言いようがないのだ。そして，その縮小緊縮讃美論の裏で，またそぞろ「球界再編」なる悪魔のワードが湧いて出て来るのは当然のことである。あの忌まわしき宮内義彦が隙あらば仕掛けようとしている1リーグ10球団制という亡霊がまた復活しようとしているのである。こんなものこそ，鼻息で吹き飛ばすように排除しなければならない。多くの「自称野球ファン」達は美しき言辞に弱いから，これにまんまと乗ってしまうきらいがあって，その一例が2004年の騒動なのであるが，二度とあれを繰り返してはならないのである。それを理解出来ないあほうたちの，なんと多いことよ。不謹慎だが，おまえらこそJinmping＝Shinzo Virusにかかってくたばっちまえと言ってやりたい。本当に，コロナ禍の今こそ，いかにものを考えるべきかということが試されるといってよい。それには，やはり真摯に歴史と向き合うことが大事だろうと信ずる。政治も，スポーツも。今こそ思考力が大事なんだよ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/04/27

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  風冷たきThursdayに嘯く。

  忌まわしき新型コロナウィルスは，私はその忌ま忌ましさを現すためにJinping＝Shinzo virusと勝手に名付けているのだが，強力なMordvirusとも言えない代わりに感染力の強さと悪化したときの足の速さだけはすさまじいようだ。志村けん翁の死が与えたインパクトは大きかったが，その後もこれにより命を落とす人の報が続き，今日は岡江久美子さんの死が伝えられた。いうまでもなくウィルスは完全な治療法がない限りかかるリスクは平等だし，ましてや忖度もしてくれない。それを考えて行動するのみである。さて，東京はおろか大阪からも福岡からも孤立している広島であるが，緊急事態宣言がどのくらいの緊張感を持って迎えられるかと思ってみていたところ，街中も相当人は減っているらしい。まあ，デパートを始めめぼしい店は全部休業だからやむを得ないのだが，確かに行きと帰りの満員電車だったところが確実に座れるようになったし，見たところ混雑具合は50～60パーセントくらい減っていると思われる。その意味では十分に薬が効いていると思われるのだが，単に東京の真似ばかりしている広島人の感性に訴えるものがあるからかは，知らない。それはまあさておき。今日になって，NPBが動き出した。どうやら当面の間無観客での開催を決めたようである。何度も書いているが，これは極めて適切な措置であると思われる。確かに，満員のお客さんを入れての通常興行は無理だろう。だからといって，新型コロナウィルスの収束を待ってといっていたら，何年先の話になるか分からない。無観客というのは経営的にはいろいろ問題が起こりうるところであるが，かといって何もないところから金は生まれない。動けば金が動くチャンスができるのだ。これがアマチュアスポーツであれば別の問題が起こりうるのだが，プロスポーツ選手はその技量を見せることがraison d'êtreである。新型コロナウィルスで暗くなった世情を打開するという大義名分を持ちうるのだから，それを使わない手はないだろうと思うのである。だから，胸張って野球をやればいい。確かに無観客落ちウノはモチベイション的には難しいところもあるだろうが，映像として放送されている先にいるたくさんのファンの顔を想像してプレイしてほしいと思う。もちろん，経営面についてはいろいろと知恵を絞らなきゃいけないだろう。ある程度野球会社というのは日銭で動いているところもあるようだから，球場を使って野球をやって金が動かないというのは辛いところもあるだろう。テレビ放映権の一括管理という方法もあるだろうし，今季に限りWEB配信をコミッショナー直轄にして全試合同一媒体での配信を可能にするという手だってある。とにかくこれこそ聖域なく考えなければいけないと思う。なあ湯崎君，聖域なくってこういうときに使うんだよ。知ってるか？話が逸れたが，逸れついでにもうひとつ最後に。おい，縮景園の側に住んでる金の亡者の狸ジジイさん。こういうときくらいみんなで儲けることを考えたらどないや。だいいちあんたは真水をジャブジャブに貯め込んで悠々自適やないか。明るい光も見たいんや。BlogPeopleSIGMA People

  2020/04/23

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  Was sagt er?

  昨日日刊スポーツ紙上でお披露目されたところであるが，カープの前監督，緒方孝市くんが同紙の専属評論家に就任することが決まったようである。同紙のカープ向け評論をしていたのは南海OBの広瀬叔功翁だから，広島向けの販路拡大の梃子入れではないかともいえる。まあ緒方くんと言えば，弊ブログでは散々標的にさせていただいたが，もちろん緒方孝市という人となりは全く存じ上げていないので好きとも嫌いとも言いようがない。選手としての緒方孝市はレジェンドとして尊敬しているし，むしり好きな選手のひとりだったといっていい。まあ評論家に収まってくれたことで，ようやく価値中立的に見ることができるようになったのかもしれない。で，おそらくは然るべく今季が開幕した後，在広局で，あるいはJSPORTS1で，ゲスト解説者として登場するであろうことも予想できるのだが，そうなったときに，いったい彼はどのような語り口で，なにを語るだろうか，非常に興味がある。達川光男ほど弁が立たず，かといって野村謙二郎ほどくどくどと自説を述べるタイプでもなさそうなので，いかにしゃべりで自分を出せるかというのが見ものであろうと思われる。ひょっとしたらしゃべりは自分の任にあらずと辞退する可能性もあるのであくまで今はもしもの世界でしかないのだが，案外大下剛史翁のようなアナウンサー泣かせ，下手くそなアナウンサーが振ったら怒って黙ってしまうような解説になるんじゃないかとひそかに考えている。なんせ頑固一徹の佐賀んもんで，口で説くより手のほうが早いというのは実証されてしまったからであるが，はたして。まあそれはさておき，ペンでの評論にせよマイクの前でしゃべるにせよ，自分の世界を出せるかというところは些か不安ではないかと思っている。もちろん緒方くんを三連覇の大名将様と崇める向きにはいいのかもしれないが，そうでない向きを納得させるだけのことを出せるかとなると，少なくとも監督としての5年間で見せたところを見る限りでは，よく分からない。その意味では説得力があろうとなかろうと自分の世界で嵌めてしまう達川光男や野村謙二郎は強いのである。ただ，指揮官としての器量と評論家としての能力は一致しない。古葉さんは東海ラジオで解説をされていたときは案外だったし，逆に評論家としての的確さを買われて指揮官になったらだめだったという例は枚挙に暇がない。その意味では，まあ緒方くんらしくやればいいんじゃないかとも思うところである。指揮官時代のSpokesman振りからみると，ちょっと不安なのだが。「言霊」を発してほしい。BlogPeopleSIGMA People

  2020/04/14

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  頑迷なる鯉党に蔓延る迷信を廃す

  標題だけなら近代文語文で書きたいところであるが，まあそれはやめておく。そうなると考えることが増えてしまうので，たをやかに書けなくなってしまう。何度も弊ブログで論難してきたところであるが，カープファンの一部には「守り勝つ野球」なる文言をことあるごとに唱道する向きがいる。今日はこれがいかに誤りであるかを論じてみたいと思う。ひょっとしたら既に書いたところと軌を一にするかもしれないが，その総集編ということでお読みいただければと思う。ところで「守り勝つ野球」，スローガンとしては誤りではない。というよりむしろ正しい。そりゃ当然だ。0点に抑えれば絶対に負けない。なんせ1点取れば勝ちだ。確かにそういう野球が嵌まれば実に美しい。水沼翁も先日「1-0で勝つのが野球選手の理想」と仰っていたが，それもある意味当然である。しかし，それをStrategyとして適切かというと，また別の話である。結論から言えば，それはまさに下の下，もっとも下等なるものと言わざるを得ないのである。考えてみられたい。打高傾向にある近年，チーム防御率はどんなに頑張っても3点台だ。失点ベースで考えるならば4点の失点は所与のものとして考えなければならないということになる。これを1点ずつ刻んで減らしていくというのは，実に困難な作業である。それに，思考回路が内向きにならざるを得ない。野球というスポーツを難しく難しくしていくものであって，本来採用し得ない作戦であると言うべきなのだ。この内向的な作戦は，一方でマイナス思考を生むといってもよい。そりゃそうだ。失点を減らすというのはいきおい「ネバナラヌ」思考になるものだ。そもそも野球自体が引き算でなり立つものであるから，そうなっても仕方あるまい。そしてそのことは，勝つべきところで勝てない，短期決戦でもろさを見せるなどと言う結果に繋がりうるのである。やはり，野球というスポーツはそもそもが点取りゲームなのであるから，そこに流れるべき思考はプラス思考でなければならない。そうすれば，自ずと「打ち勝つ野球」が正着手であるという結論に達する。得点の積み重ねを持って是とするのであるから，思考もプラス思考，「スレバヨイ」思考を生むといってよいのだ。どちらの野球が，選手にとってやりやすいかというのは，もう明々白々だろう。はっきり言うなら，「投手を中心にした守り」というのは，打力の強いチームのアドバンテージのようなものだ。確かにあまりにも守りが弱くて黄金時代を作ったチームもない。しかし，ディフェンス至上主義で王座に君臨したチームもまたないのである。こういうと，1986年の，あるいは1991年のカープはどうだったんだという反論もあるだろう。しかし，これは私に言わせれば両年とも特殊要因があったからであると考える。1986年は「新ストライクゾーン」と（おそらくは）前年の反省によりボールの反撥係数が変わったことによって相対的に投手力優位になったこと，1991年はセントラル自体がジャイアンツの急激な戦力の落ち込みで混戦傾向が強まったことが原因であると見なければいけない。さあ，赤ヘル戦士よ，つまらない拘りを捨てて打って打って打ちまくればよい。そしてカープファンも，その足を引っ張るような言説は厳に慎むべきだろうと思う。要するに9回終了までに相手よりたくさん点を取ればよいのだから。BlogPeopleSIGMA People

  2020/04/11

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  緊急事態宣言発出せらる日の夜空に呟く。

  緊急事態宣言ということで，いろいろと世の中に影響は出るだろうと思うが，それを先回りして考えることもまあ疲れることだし，あんまり意味もない。ただ，今回については言いたいことはあるけれども，その思いは昨日半分くらい吐き出した。だから敢えて屋上屋を架さないこととする。いうまでもなく球界に影響を及ぼすこと大だと思われるし，NPBもJリーグも日程の完全なまき直しを余儀なくされ，きっと予定された全試合の消化は不可能とも思われるところである。しかし，それについて今日は敢えて書かない。それはきっと今後いろいろと話が進んでいく上で情勢が二転三転することは目に見えているからである。だから，今分かったようなことを書いても意味がない。むしろ，今だからこそ書いておきたいことを書くことがはるかに健全な知的営みだろうと考える。現状はまさに危機的状態であるが，しかしたとえばNPBも何度も危機的状況を乗り越えてここまで来ているのである。それに比べれば，今回の危機が乗り越えられない危機とは思えない。むしろ，その危機に乗じて現れる本当の悪魔を祓い飛ばすことが重要であると思うのである。話をNPBに絞ると，直近の危機というのはいうまでもなく2004年だろう。これについて書いていれば記事何本分にもなるので省略するが，大阪近鉄バファローズの経営危機に乗じて忌まわしき宮内義彦が球界支配を画策して「1リーグ10球団」を仕掛けたものの，最終的に失敗に終わった，あの騒動である。この事件，本丸は実はダイエーの破綻処理だったのであって，孫正義が肩代わりしなければ本当に最悪のシナリオになっていてもおかしくなかったのである。まあ，新型コロナウィルス騒動で直ちに経営が傾く球団があるかどうかは分からないが，もし仮にあったとしたらまた宮内が亡霊を呼び覚まそうとしてくるかもしれぬ。それが可能なのは，遺憾ながら自称野球ファンの中にその考えを支持する向きがあるからであって，そちらの方が忌々しいのである。何度も言うが，この考え方は完全な誤りである。敢えて言う。球界をさらに発展させたければ，結論は一つ，拡大あるのみだ。だから1949年の2リーグ分立（心あるファンならば決して「分裂」と言ってはならない。）は，その限りで正しかったし，MLBがたびたびexpansionをやっているのはある意味当然なのである。最近では王貞治翁が16球団構想を掲げているが，近年の球界の情勢に鑑みてまことに適切な考えというべきだ。たぶん賢明なる弊ブログの読者の御方々であればこれ以上の説明はまさしく屋上屋を架す者と思料するが，残念ながら頑なな縮小均衡至上主義者も存在する。私に言わせればあっち行け，シッシッくらいでしかない。まあ縁なき衆生は度し難しの一言で片付けたい。今回の新型コロナウィルスが各球団にどれほどの影響を及ぼすかは分からない。しかし，仮に経営に影響を及ぼしたとしても，絶対に縮小均衡至上主義者の戯れ言に耳を貸してはならない。むしろやらねばならないことは拡大，expansion，Erweiterungなのである。ちなみに，カープの経営は全く左右しないだろう。これも残念なことだが相変わらずカープには金がないという神話にすがりついている向きが多いのだが，これまた糞食らえである。金ならある。ただハジメが私的に貯め込んでいるだけだ。それに，球場での試合数が仮に減ったとしても，信者がたくさんグッズという形でお布施をしてくれるでしょ。これまで訳の分からない飢餓感煽り商法をやっていたのを改めれば，減収分はすぐ埋まるんじゃない？数量限定販売をやめてほしい人に売れるだけ売れば。あ，ひょっとしてそれを手に入れるのが一つのPrivilegeになってて，カープファンの中にHierarchyを作ろうとするハジメの統治政策の肝だったのか。あーあ。われながらうまく落ちにこじつけられたと思う。BlogPeopleSIGMA People

  2020/04/07

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  負けてもいいなんて，言えない。

  新型コロナウィルス禍により，NPBが当初目論んでいた4月24日開幕は極めて厳しい情勢になってきたといわざるを得ない。ゴールデンウィークという書き入れ時に開催できないのは辛いところであるが，現在の状況に鑑みたらやむを得まい。その意味では，今はもう一度オープン戦前夜頃に巻き戻されたようなものである。ならば，もう一度気分一新，煽り立ててみよう。打ちひしがれてばかりはいられないし，やがて新型コロナウィルスと人類が折り合いを付けられるときが来ると信じているから。公式戦140試合あまり，全勝で勝ち抜けることは，客観的にみて不可能に近い。歴史上どんなに強かったチームでもシーズン100勝を達成していないくらいだから，やることなすことことごとくうまくいって100勝40敗が限度と言える。だから，ある程度負けることは仕方ないとみなければならないのは事実である。しかし，それはあくまで結果が全て出た後の振り返りである。およそプロたる者，目の前の1試合1試合は全て勝つべき者という思いで挑んでもらわなければならないのだ。それがまさにプロ野球選手のProfessionalitätというものである。考えてみればいい。野球はまずピッチャーが投げないと始まらないが，そのピッチャーは，毎日投げるわけではないうえに，勝ち負けがそのまま査定に現れる因果なポジションである。すると，その日投げるピッチャーのことを慮ると，軽々に負けてもいいとか負けたけど仕方がないねとは言えないはずだ。一方のバッター。やはり一打席一打席が勝負であることには変わりがない。打席で結果が出ずに負けることが続くとそれはすなわち自らの査定に響くことは，やはり同じなのだ。さらに。プロ野球は興行であるからスタジアムのお客さんを入れる商売であるが，そのお客さんにとってもその試合はまさに一期一会だ。今やカープのチケットはプラチナものでめったと手に入らないし，中にはその観戦が人生に一度のものになるお客さんだっているかもしれぬ。だから，そもそも負けてもいいなんて試合はあってはいけない。ならば，アントニオ猪木ではないが，およそ試合に入る前から負けるなどということを考えることは論外だし，負けてもいいと言うことを軽々にいうことはできないという結論に辿り着く。そのくらいの想像力は，賢明なる弊ブログの読者の御方々であれば，自明のことだろう。ところが，分からないのがいるんだよね。まあ，これ以上は言うまい。縁なき衆生は度しがたしでよかろう。さあ，カープに強くなってほしいと思うならば，どんどん尻を叩こう。もちろん，私はこれまでのスタンスを変えずに行くよ。これぞ「職業野球」ではあるまいか。BlogPeopleSIGMA People

  2020/04/01

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  赤ヘル戦士よ，真のProfessionalitätを持たん。

  今のところNPBは4月24日開幕を捨てていないのかどうかは分からないが，客観的な情勢は極めて厳しいといわざるを得ない。そもそも首都圏はovershoot寸前だし，関西圏もそれに近いようだし，人を集める興行をやれるのかというところから問い直さなければならないだろう。広島だって，今のところ表だっては罹患者はさほど出ていないようだが，その実は分からない。情報の確度が分からないのでなんとも言えないが，それと相反する情報も得ているところである。そもそも野球だけでなく興行そのものがなり立たないように思われるだけに，選手も果たしていつ野球が出来るのか，今何をやったらいいのか分からないという空気が流れるかもしれない。実際，そのような話も耳にするところである。正直，プロ野球の開幕はいつにすべきかという議論を軽々に外野の人間がしてはならないのかなと思う。たぶん新型コロナウィルスとの闘いがすぐに終わるという保証はないだろう。そうなると，何らかの形で彼奴と付き合っていかなければならないという可能性すらある。まさか永遠に世界中の人間がSTAY HOMEというわけにも行くまい。確かにとんでもないMordvirusかもしれないが，それに屈服したらそれはすなわち人類の滅亡と言ってもよいだろう。そうなると，プロ野球をやってていいだろうかなどという思いは，素朴な感情ではあるが，一方でとんだ戯言ともいえる。我々がこのような中でも日々の仕事に全力を尽くすのと同様に，プロ野球選手はいつ開幕になってもいいように準備をしておく義務があると言うべきなのである。もちろん，集団での練習を避けることは件のウィルスの特性に鑑みたらやむを得ないだろう。しかし，野球の練習は集団でしかできないわけではあるまい。今回の新型コロナウィルス禍を承けて，すでにチームとしての活動休止を打ち出している球団もあるようだ。カープは今のところその限りでないようだが，たぶん何が正しいというものはないような気がするから，他球団に右にならえする必要はない。ちゃんと対外的に説明できるようにする必要はあるだろうが。要は，選手がちゃんとプロ意識を持って練習すればいいだけのことである。だから，今年のペナントレースは，プロのプロたらんとする意識の高い球団が栄冠を掴むだろうと思う。今こそ，真の必死さが問われるといって過言ではないのである。残念ながら，開幕延期が報じられた以降，モチベイションを欠いているように見受けられる選手がいたことは確かだ。だから11戦勝ちなしなどという醜態をさらすのだ。もうひとつ言うならば佐々岡の差配も問題と言うべきだが，指揮官としての当事者能力がないようだし，それを期待してはいけないのかもしれぬ。さあ，赤ヘル戦士諸君。当たり前の光景が消えた今だからこそ，「職業としての野球」の意識を強く持とうではないか。そうすれば，栄冠は近づくだろう。佐々岡が下手な差配をしない限り。命がけの必死さを持とう。BlogPeopleSIGMA People

  2020/03/31

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  午後11時のモノローグ　その109

  今日は土曜日。満員の電車という最強のクラスター要因の中にいることを強いられることもなく，もちろん不特定多数の人と接する仕事をすることもなく，新型コロナウィルスの危険性から避けられる安息日である。そういうこともあって，必要な日常の買い物を済ませたほかは，家でのんびりと過ごした。で，18:00からシンゾー君の茶番リサイタルがあると聞いたので，ひょっとしたら緊急事態宣言を発するかと思ってテレビをつけたのだが，例によって何の意味もないポエムの朗読だった。まあ分かりきっていたことではあるし，そこまで短期間に腹を括れるはずもないと思っていたが，なんとも哀しいことだ。顔つき見たら，もう当事者能力喪失してるんだよね。むしろ，小池百合子のほうが危険だと感じた。それはさておき，首都圏の感染拡大はのっぴきならないところまで達しているのであって，このままでは球界が模索している4月24日開幕が可能なのかというところに来ている。おそらく4月24日という数字はせめてゴールデンウィークは何とかやって収益を確保したいということによるものは見え見えなのであるが，一方で広島のフラワーフェスティバルが中止，博多どんたくもパレードの中止が決まったところである。これと比較して，狭いところに3万から5万の人が集まる興行が成り立つのかと言われれば，些か苦しいのではないかと思う。まあそれも措くとして，仮に4月24日開幕としても4週間後の話だ。この間を選手が，球団がどのように対応するかがペナントを分けると言っても過言ではあるまい。一方で，本来であれば間に合わなかった選手が合流できるということも考えられる。まさに運命の分かれ道，である。カープファンの立場で言うならば，正直もう少し遅れてもいいような気がする。中崎，野村，恭平が間に合う可能性もあるし，それだけでなく投手陣は調子が上がっていない選手のオンパレードである。開幕までに再調整期間ができたならば，一度心身ともにリフレッシュできるのではないかと思う。野手陣は好調と言われていたが，練習試合の不始末を見ると今はそうでもないので，やはり一度疲労を取ってリフレッシュできるいい機会かもしれない。いずれにせよ，新型コロナウィルスによる変則日程のせいで力が発揮できませんでしたというのは下の下である。本当に強いチームは，いかなる状況においてもベストを尽くす調整ができるものなのである。なので，この期間はまさに神様が与えてくれた休養期間と思ってリフレッシュすればよいのである。もっとも，オープン戦期間中に開幕延期というニュースが流れた後，明らかに目標を見失って迷走したり，やる気に欠けるプレイを見せたりしていた選手が見受けられたから，心配ではある。後は球団フロント。当然外国人市場の緊急補強が必要でしょ。え？モンティージャとメナがいるから大丈夫って？まさか。要するに今こそ気合を入れ直そう。BlogPeopleSIGMA People

  2020/03/28

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  それ見たことが。

  残念ながら，私の読みは悪いことになると哀しいくらい当たる。それはいかにカープの「失われた二十余年」を直視して私心なくこのチームを見ていたかと言うことだろうとも思うのだが，そんな読みは当たってくれない方がいいに決まっている。しかし，今日の試合に見せた醜態について言えば残念ながら読み通りである。今日の敗北を九里の3失点と同点とした直後の中田廉の失点に原因を求めることはたやすいが，誤りである。3点しか取れなかったことが理由と言うべきである。いや，はっきり言うならば，1回裏の攻撃の不始末が全てである。おい，野間，もうてめえの面なんか見たくもない。とっとと消え失せろ。本当に肝心なところでボーンヘッドをやりやがって。野間の走塁ミスがなかったら，確実に1点入っていた。結果的にそれが重い１点となってしまった。それでもその後に打撃で取り返す姿を見せたならば救われるのだが，それすらなかった。これが野間の一番いけないところだ。いや，これが初めてではない。昨年も二度まで怠慢走塁を見せて前任者の殴打事件を引き起こしたことを忘れてはならないだろう。そしてもうひとり。おい，安部，なにかてめえは勘違いしてないか？肝心なところではさっぱり打てないくせに。今の安部の立場ならば，もっと結果というものに貪欲に拘ってもらわなければならないのだ。それなのに，過日彼の出したコメントからは，結果と言うよりは自分のフィーリングがよければいいとでも言いたげな態度が見受けられたので非常に違和感を持ったのだが，その正念が間違っていたと言うべきだろう。はっきり言わせてもらうが，彼らが主力扱いされたら，そりゃチームのモラールも下がるというもんだよ。大連敗の負のスパイラルを打破するよう力が湧き出てくるはずなどないよ。だから，彼らこそ厳しい競争におかなければいけないのだが，現実はそうじゃない。だから淋しい。今日のオーダーなどターンオーバーと言うよりは試したいことがあるから負けたっていいとでも言いたげなものだったが，それでもフェアな競争を信じて頑張っている選手は結果を出していた。一軍枠を賭けて争っている投手陣も頑張って結果を出していた。それだけに，あの二人の不出来不始末が腹立たしいのである。やっぱり，佐々岡じゃ抜本的な改革はできないよ。佐々岡じゃ勝てないよ。人がいいって？それだけで指揮官に擬せられた人って，歴史上大概失敗してるからね。同じ轍を踏むこと，請け合いだ。まあ，悔しかったら，勝ってみろ。勝たせてみろ。とにかく勝利以外は不必要。BlogPeopleSIGMA People

  2020/03/25

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  だから言わんこっちゃない。

  あれだけ言ってるのに。今のフランスアは使えないって。これを聞かなかった佐々岡のせいだよ。この敗北は。間が空いていたとはいえ，8戦2分け6敗という数字は重たい。いくらオープン戦だ練習試合だとはいえ，これだけ勝てないとチームの勢いは減殺されるし，勝てるものも勝てなくなることくらい，自明の理だ。いくら頭の悪いカープファンでも昨年にいやというほど思い知らされたはずではないか。ならば，今こそそれを断ち切るために，意地でも勝ちに行かなければならなかったし，今日などはそういう采配を見せなければならなかった。選手は，必死さを見せていたと思う。というより，競争がいかに大事かと言うことなんだろう。全員が全員というわけではないが，箸にも棒にもかからない打撃は少なかったように思う。しかし，それでも得点に繋がることが少なかったのは，偏に長期連敗中という流れの悪さ故だったと理解すべきである。それなのに，佐々岡の采配は非常にまずかったと言わざるを得ない。どうしてフランスアに固執したのか。確かにあの一昨年の豪速球を見せられたらすがりたい気持ちも理解出来なくはないのだが，明らかに不出来だし，明らかに調子が悪いし，要するにクローザーやセットアッパーが務まりそうにないのだ。ならば，今フランスアに必要なのは休養と再調整だ。今フランスアの起用に拘って壊してしまったらどうするつもりなんだ。どうやら，今年もカープは「監督リスク」で苦しめられそうだ。野手陣の起用にも新味がないし，まあいわば高信二の傀儡に近いといっていいところであるが，唯一の売りの投手起用の差配で足を引っ張ったら，何も売りがないではないか。幸いにというならば，まだ開幕まで一応1か月はあるし，ひょっとしたらまだ延びるかもしれない。チームの流れを切り替えるチャンスはまだ残っている。しかし，佐々岡の差配ではそれも期待薄だ。きっと去年までと同じ頑なな選手起用と人遣いに終始することは目に見えている。この段では，明日もきっと負けるだろう。そうすると，また次の練習試合まで間が空いてしまう。この悪い空気を引きずってしまうとなると，そこから脱却することは難しい。さて，どうするつもりなのかねえ。だから，前任者の更迭時に私は言ったんだよ。今カープに必要なのは勝てる指揮官なんだって。いくら佐々岡が人間的に優れてるからといって，それは監督としての適性とは全く関係ないことなんだからね。まあ，悔しかったら勝ってみろ，勝たせてみろ，だね。本当に勝利こそが正義なんだからね。BlogPeopleSIGMA People

  2020/03/24

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  ああヒロシマよ君を泣く。その12

  とにかく先の練習試合3連戦は最低の内容の野球をやったことはいうまでもないし，それ以外の論評は論外の外である。いや，オープン戦最後のホークス3連戦から内容は下の下だから，都合6試合カスみたいな試合をやらかしたことになる。もちろん結果も5敗1分け。普通なら，何かが間違っているということに思いをいたさなければ，嘘だ。しかし，多くのカープファンはそれをスルーしている。むしろ論ずること自体がアンタッチャブルになっているのではないかと思えるくらいだ。もちろん，大本営発表垂れ流しの在広プレスもまた同じである。確かに，投手陣の立て直しがうまくいっていないことは大きい。ただ，正直かみ合わせがうまくいっていないことと，明らかにDJジョンソンが不出来なことと，フランスアの調子が上がっていないことに尽きるのではないか。私に言わせればどれもこれも計算しておくべきリスクが顕在化しているだけなのであって，それを読めなかった球団側が悪いという結論となる。ついでにいうと，佐々岡がやけにフランスアの通年クローザー起用に拘っているものの，それは誤りであることは先日書いたとおりである。むしろ，私には野手陣の出来の悪さのほうが目につくのである。もっとはっきり言えば，佐々岡がこのオーダーで開幕を戦おうとしているのが見える選手の不出来があまりにも目に余るといわざるを得ない。さらに言うならば，その選手は前任者の体制で調子が悪かろうが何だろうが優先的に起用されていた選手たちである。ひと言で言い切るなら，甘やかされているというのか，選手が勘違いしているというのか。昨日の試合などある種その典型だったのであって，ターンオーバーでスターターに起用された選手がよく頑張り，途中から出て来た自称主力選手は誠也を除きことごとく足を引っ張った。明日もまた練習試合があるようだが，本来なら昨日ベースのオーダーのスターターにならないといけないだろうが，きっと出来の悪い自称主力選手が並んで相変わらず不出来なパフォーマンスを見せるであろうこと，請け合いだ。ここまで来ると，カープの自称主力選手を批判するのは御法度というコンセンサスが在広プレスにあるのではないかという推測が成り立つ。今日の中国新聞など，相も変わらぬ負け戦の進軍ラッパと背信のフランスアを非難する記事だったのであって，攻守にブレーキとなった野間の「の」の字も出てこない。思えば，前任者の更迭後，体制一新の要求を抹殺して佐々岡を強引に据えたのもまた球団マターでのことだったから，球団的にはよほど佐々岡を批判されたくないというのもあるかもしれない。そうなると，結局のところ今の不成績はやはりこの球団に内在する問題点が噴出しているだけとも言える。しかし，それをみんなよってたかって庇おうとしているからおかしなことになるということだ。この段で行ったら，本当に最下位になるよ。伊達に私も四十数年野球見てきたわけじゃない。今のカープには，チームが崩壊していく予兆のようなものが見えるのだ。それが球団と一部カープファンの共犯関係によって創り出されているから，余計に腹が立つのだ。まあ，前任者は自らの不徳のいたすところによりわずかの名声すら泥を塗って退場させられたが，その原因は有り体に言えば球団の任命者責任に帰することは言うまでもない。それを「党中央」はことのほか理解しているに違いない。いわば逆風の中で無理やり佐々岡を据えたわけであって，意地でも守りたい気持ちは分からないではない。しかし，そんな忖度をファンがする必要はない。それをやっている連中はカープをだめにするシロアリのようなものだ。そんなもの，駆除するに如かずである。心あるファンならば，私心なく野球を見よう。おかしいものはおかしいと言おう。それが畢竟チームのためなのである。要するに勝利こそ正義なのである。BlogPeopleSIGMA People

  2020/03/23

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  まったくもって，論外の外。

  話にならない。以上。あえて言うとしたら一昨日昨日今日の標題のとおりで，それ以上でも以下でもない。これで他流試合8戦勝ちなしの6連敗。恥を知れと言いたい。もちろん，今日はその中ではまあまあ試合内容はよかった部類に入るだろう。それはむしろ今一番必死に野球やっている選手がスターターで出ていたからであって，そうでない選手が出始めたらとたんに内容ぐだぐだになったことと，こう言う試合を勝ちきれなかったこと，否，勝ちきろうとしなかったという采配に極めて大きな疑問を呈さなければなるまい。だから結果としては内容は最低なのである。今日のスターターがミスはありながらもよく結果を出したということは，逆説的に言えば昨日今日のオーダーはなんだったのかということである。調子が上がっていなかったのか，それとも公式戦開始のめどが立たないこともあって気合が乗らないのか。いずれにせよ論外至極である。だから今日のオーダーを組んだ差配は相当だったと言わざるを得ないのだが，問題はその理由である。きっと天気予報が悪かったので「主力」を休ませようとしたに違いないと読んでいる。そうだとしたらこれまた論外至極である。それはさておくとして，佐々岡は今日の試合をあくまでテストの延長と位置づけていたのか，ある程度勝負に拘るつもりだったのか，全く分からないのである。ひと言で言えば鵺のような態度を取っている。うまくいかなかったらテストだからということでお茶を濁そうとしているのかもしれないが，これまた論外至極である。君は所詮新米指揮官なんだから，勝ちに行く采配をすることも練習の一環であるはずだ。少しは退路を断って采配を振るったらいかがか。ほんとうに，今日を含めたこの3連戦はカープの自称主力選手の情けなさだけが目立った。こんなんじゃだめだ。火曜日からはホームで対スワローズ2連戦となるが，スターターは今日のスターターをベースにして，ファームで結果を出している若手を加えるくらいでいいだろう。少なくともろくな結果を出していないくせに主力面している選手は消えてなくなればいい。おい野間，聞いてるか。君のような選手のことを言ってるんだよ。ほんとどうしようもない野球しやがってからに。BlogPeopleSIGMA People

  2020/03/22

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• やる気がないならやめちまえ。

  今日明日と、京都一泊二日の旅に出ているところだ。もちろん今日の試合の映像は見ていないから、あたかも見てきたよーなことを書くわけにもいかないし、そもそも論として気分高揚しているときに嫌事など書きたくない。 よって、今日書けるのは結果論だけ。それは端的に言えば、標題のとおり。てゆーか、他になんと言いようがある。 DJが箸にも棒にもかからない崩れ方をしたことだけきっと注目されるだろうが、野手陣とて10安打1点とは何事か。話にもならない。こんな必死さのかけらのない野球やっといて何がV奪回、日本一奪取か。冗談は顔だけにせいといいたい。 こんなことをやってたら、だめだ。それ以前に、佐々岡の差配もだめだ。何を考えてオーダーを組んでるのだろうか。きっとなにも考えてないのだろうな。高に丸投げなんだろう。だいたい昨日の今日で１番野間なんてあり得ない。 要するにこのチームは組織ぐるみでまるでこのところの不始末を反省していないことがよくわかった。本当にこのままじゃ落ちるところまで落ちるよ。まあ練習試合で良かったねというだけであるが、それにしても他流試合で2週間以上買っていないという事実は残る。本当に、何やってんねんこのスカポンタン、である。 昨日今日の内容からしたら、きっと明日も負けるだろう。勝てる要素がない。あると主張するならエビデンスを添えられたい。まあ、神憑りの期待しかないだろうけどね。

  2020/03/21

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