ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

[今日のカープ] カテゴリの記事

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  てんで話になりゃしない。

  たかが練習試合ではある。しかも，開幕がさらに延期される見通しとなったとあって，なおのことこの試合にかかるウェイトというのは下がっていることは間違いない。しかし，それにしても，酷い試合だった。正直，試合を見て，あるいは文字列で接して，本当にぶち切れそうになった。練習試合でよかったねとは，とても言えないのである。とにかく今日は野手陣の不出来さに尽きる。9回裏二死からの攻撃だけはまあよかったが，それまでは本当に落第点である。話にならない。全くもってクズとしか言いようがない。よくこんなもんで攻撃面は大丈夫と胸を張れるもんだと思う。特に呆れたのは安部と野間に対してである。ほんとうに見ていて腹が立った。もう顔も見たくないから明日からタマスタ筑後へ送るべきだ。心の中に自分はレギュラー確約，とまでいかなくても一軍確約という慢心があるのではないか。論外である。自分のせいで負けたと思えるまで塩漬けにしておけばよい。もうひとり挙げるなら広輔だ。正直心底失望した。明らかにパフォーマンスが上がっていない。もし彼に自分は1番ショートが確約されているという思いがあるのだったら，とんでもない了見違いだと言いたい。これだったら小園がもがき苦しんでいるのを見る方がましだ。いや，今だったら経験値以外小園を上回っているものはないのではないか。もう明日からショート小園固定でよいと思う。さらにたたみ込むなら，今日のオーダー，何の意図がありやと思う。練習試合とはいえ一種の開幕だから形を重んじたのかどうかは知らないが，先日のホームでのホークス戦など見たらこの形じゃだめだというところもあるはずだ。むしろ，今ならどの形がベストかというのを試さねばならぬ時期ではあるまいかとも思える。もしこの形が一つの完成形と思っているのであれば，これまたとんだ了見違いだと言わざるを得ない。ここまで書いて思うことは，やっぱり佐々岡じゃだめかなと言うことである。少なくとも戦術面には全く佐々岡カラーというものが感じられない。特に攻撃の差配は高に丸投げだろうと思えるのである。そうなると，昨年失敗した形に固執しているようにみえることも分かるのである。もっとも，オープン戦緒戦の戦果で手応えありと勘違いしていた選手に冷や水が浴びせられたとしたら，これもいい薬だ。その薬の効き目には個人差があるから，明日からは薬の効いていない，そもそも薬の効かない面子を外して戦えばいいだけではないか。こんなんじゃだめだ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/03/20

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  ある鯉党のたはごと2020その２；練習試合であるからこそ

  しつこいようだが，本来なら私は今頃機上の人になっていたはずであって，そもそも今日は仕事すら放り投げてまだ見ぬ地への期待に胸膨らませているはずだった。だから，今日普通に仕事をして今こうしてここにいることが本当に忌々しくてならない。そうして日常の雑事に縛り付けられながらも明日からプロ野球開幕というならばまだ気も紛れるところであるが，それすら叶えられないのが二重に忌々しい。もちろんこれはひとり日本だけの話ではなくて全世界のプロスポーツが延期に追い込まれているところであるのでやむを得ないところでもあるが，本当に件のウィルスを拡散したところや拡散を食い止められなかった者に対する怒りが湧き出てくるところである。話がずいぶんと逸れたが，要は明日から練習試合が始まるところである。しょうじき，この練習試合もいつまで続くものかは今のところ分からないし，もちろん無観客で行われるから，モチベイションというてんで問題になる可能性は確かにある。しかし，練習試合だから勝負度外視でよいという話にはならない。むしろ練習試合だからこそ勝負に拘れといいたい。理由はいろいろと挙げられるが，ことカープについて言うならば，まずオープン戦「仕上げ」の段階の内容が非常に悪かったことが挙げられる。特にホークス三連戦は下の下だ。こんなので開幕に突入したらまた去年と同じように開幕ダッシュに失敗してしまう。そのためにはいつ開幕しても問題ないように仕上げる必要がある。それに要する時間は，思った以上に短い。もちろん，その間にいろいろ試さなければならないこともあるだろうから，ガチガチの「主力」メンバーで戦うばっかりでは意味がないのだが，要はいかなるフォーメーションであろうと勝ちに行くことが大事なのである。この時期に一番大事なことは勝ちきる練習なのである。だから，勝たなければならない。内容のある勝利ならばなおよいが，内容に欠ける勝利と内容十分の敗戦を比較したら前者に軍配を上げなければならないのだ。いや，この時期においては勝ちきることがすべてと言って過言ではないのである。それを緩めるときは，ウィルス禍が収束せず開幕の日程が不明になったときでよいのだ。先日も書いたが，無観客だから気合が入らないなんて論外の外だ。映像の，音声の，そして文字列の向こうには幾万ものファンが見つめているのだ。それに思いが至らないような者は消えてなくなればよい。さあ，戦え。徹底的に勝ちにいけ。たかが練習試合ではない。むしろこれこそ大事な殲滅戦でもあるのだ。そのパワーを見せつけてやれ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/03/19

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  午後11時のモノローグ　その108

  本来なら，今日をもって仕事を一区切り，さあ花の洋行へとなるはずだったし，明後日のプロ野球開幕へ向けてひと檄入れて，という日だったのだが，忌まわしき新型コロナウィルスとそれをめぐるあわれなるスラップスティックのおかげで全部潰れてしまった。本当に残念な限りである。というか，責任者を目の前に呼び出して横っ面ひっぱたいてやりたくなるような感傷に駆られる。前者はまあ行き先もまた様相が怪しくなってきたので涙を呑んでやむなしとして，後者については開幕延期という選択肢が本当に正しいのかどうか疑問を持っているところである。いや，それならそうとはっきりと何が恐ろしくてそうなるのか言えといいたいところなのであるが，それを伏せてひたすら自粛自粛自粛というのが納得いかないところである。これぞ愚かなる日本人特有の「自粛しなくちゃ死んじゃう病」そのものと言わずして，何というか。中には本当に頭が弱い向きがいて，今回の新型コロナウィルスは新型だから故に何も分からないからエビデンスも何もないと曰って憚らないのがいるが，噴飯物である。彼らは科学というものを知らないに違いない。科学というのは未知なるものの解明が使命である。未知なるものであるからこそそれに近づくためにエビデンスを積み重ねていくものなのである。まあ，漢字も読めないあほうを掲げる反知性主義，反教養主義の塊のような者に何を説いても無理というものか。あーあ。嫌事はさておき。プロ野球界は，取りあえず公式戦で予定されていた日程をベースに練習試合が組まれ，映像でも流されるようである。果たしてこの練習試合がいつまで続くものなのかは知らないが，開幕が遅れてなお実戦練習が積めることをよしとしなければならない。少なくとも，調整が遅れていた投手陣にとっては朗報であるし，国外移籍市場が活発化してNPBにフィットしそうな選手が動くことも考えられる。あらゆる手を使って開幕にフルスロットルになるようにしなければならないのだ。のんべんだらりと練習試合だけ続けることが一番いけない。一つだけいえることは，より一層暑い時期の成績がペナントを分けることになるだろうと言うことである。そうなると，夏男を抱えるカープには有利に運ぶ可能性もある。投手のフランスア，そして打者の長野さん。彼らを夏へ向けてどのように高めていくかが鍵となるかもしれない。そして，従来通りの開幕であれば間違いなく間に合わなかった中崎も間に合う可能性が出て来た。彼もまた夏のほうが本領を発揮する男である。開幕延期というのは事象としてはあまりにも残念極まりないことだし。，今もって正しい判断だったとは思えないのだが，プロフェッショナルである以上それを全てプラスに変えなければならないのである。そうなるかどうかを中心に，練習試合を見ていきたいと思う。要するに勝つしかない。BlogPeopleSIGMA People

  2020/03/18

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  論外の外。

  オープン戦というのはある意味負けるのも練習のうちというところもあるので，少々の負けは別に構わないという側面がある。要するに負けてもそれで課題をあぶり出してそ次に繋げればよいのであって，あまりむやみに勝ち続けると怖いと言うことも確かにいえるのだ。ただし，それも程度問題なのであって，一昨日昨日の内容はちょっといかがなものかと思っていたところなのであるが，今日は本当に酷い。怒りを通り越して強い憤りを感じる。森下が打たれたのはまあやむを得ない。もちろん打たれることも勉強であるからではあるが，そもそも論としてまだ彼はルーキーである。当然打たれること，プロの壁に当たることも想定しておかなければならないのだ。まさか今シーズンの森下に15勝3敗くらいの成績を皮算用している向きはいるまい。だから，別にこれでよい。むしろそれを受けた塹江，樹也，皓哉，タモツさんはよく頑張った。ほぼ満点を付けてもよいくらいである。問題は，野手陣どもである。1安打，しかも先頭打者の1本だけとは何事か。話にもならない。プロ失格と言われても仕方ないんじゃないかな，本当に。特に情けないというか，目も当てられないのは，ある程度開幕を想定したオーダーで挑んで手も足も出なかったということだろう。しかも相手はバリバリのローテーション投手ではないのだ。昨日もそうだし今日もそうだが，ローテーション争い，あるいは一二軍争いの当落線上の投手である。彼らに完璧に抑えられたと言うことを少しは恥じた方がよい。要するに君たちは主力選手未満なんだよと言うことである。なかには開幕が延期になってその時期が見えないからモチベイションの維持が難しいという抗弁を提示する向きもいるかもしれないが，噴飯物である。オープン戦だって立派な興行だ。無観客とはいえ映像の先にたくさんのファンが見ているのである。その一期一会の試合に集中力が出せないような選手は，消えてなくなればいい。今日の試合を，佐々岡がどう総括しているかは知らない。しかし，彼我の差があまりにも甚だしいということを理解してもらわなければいけないだろう。今後やるべきことは，一二軍の積極的な入れ替えだろう。ハンチクのくせにレギュラー確約とばかりに気合の入らないプレイを見せた者は容赦なく教育リーグに送ればいい。これから始まるであろう一軍の練習試合にファームで活躍した選手を呼べばよいと思う。まあ，佐々岡にはできないだろうな。話にならぬ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/03/15

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  続・よかったね，開幕が延期になって。

  負けなかっただけ昨日よりはましだが，内容は薄い。とても今日の内容と結果をポジティヴに捉えることは出来ない。来週開幕だったらと思うと，ぞっとする。昨日の試合があまりにも酷かったかどうかは知らないが，今日はオーダーを相当入れ替えた。これまで使われなかったことが不思議だった選手の起用に踏み切った。もちろんそこには開幕が延期になって見通し不明という現状に鑑みて主力選手の再調整に踏み切ったということがあるのだろう。誠也，會澤，西川，そしてタナキク。もっとも田中はなかなか調子が上がらないのに加えて昨日の不始末に対する懲罰の意味合いもあったかもしれぬ。菊池は，さすがに今日は出られまい。残念だったのはそのかわりに起用された選手のパフォーマンスがよくなかったことだろう。いや，よくなかったというよりは一度崩れかけたものを立て直すことは難しいということなのかもしれない。大樹の生活感あふれるバッティングは見事だったし，坂倉の同点アーチはチャンスで二度凡退したのを取り返そうとする意地を感じたのではあるが。投手陣は，さすがに気合が入ったか今日はそれなりによかった。床田も5回2失点ながら内容はよかったし，皓哉の出来もよかった。DJとスコットも，とにかく無失点という結果を出した。ただしDJは先頭打者3-2からの微妙な球をストライクと言ってくれたから乗ったというところもあるだろう。それでも今日は過去の試合と比べて内容は格段によかったが，どうも立ち上がりに難のあるタイプかもしれない。そうなると使いにくいということも言えるだろう。まあ昨日のカスみたいな内容を少しは取り返したことだけはよかったと言うべきであるが，だからといってよかったともいえない。しかし，ある意味今もがいた中から這い上がってきた選手はきっと強くなれるだろう。そう思うしかない。明日で一応オープン戦は打ち上げとなる。とにかく，最後くらい勝て。骨のある相手に勝ちきる練習をしなければだめだ。明日の内容と結果は，今後の成績を左右する試金石になると思う。今日は相手も一軍枠を争う選手が多く出場していたが，パフォーマンスの差は歴然だったのが哀しい。というより，必死さが違うよ。カープの競争とやらは，やっぱり甘い。こんなんじゃセントラルでさえ勝ち抜けないよ。全くダメダメだ。今ひとこと言えるとしたら，やっぱり，「闘志なき者は去れ」，かな。佐々岡の差配もやっぱり気に入らない。BlogPeopleSIGMA People

  2020/03/14

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  よかったね，開幕が延期になって。

  都合により文字列でしかチェックできなかったのだが，本当に酷い試合だった。負けたという以前に内容が悪すぎて救いようがない。こんなんじゃ，話にならない。見てきたようなことを言うことはできないし，思い出して書くのもバカバカしくて腹が立ちそうなのでもう書かないこととするが，本当に選手たちは，ここ3試合ヘボみたいな試合をやって勝てなかったということを理解出来てるのだろうかと思うと情けなかった。これで開幕一週間前だったらどうしようもないところだったが，本当に開幕が延期になったのが救いであるとしか，言いようがない。いや，ある意味開幕が延期になったことが悪い影響を及ぼしている選手もいるのかもしれない。なんか，3月20日という目標が切れて，今やそのめどすら見えなくなったことでモチベイションが切れたとおぼしき選手もいるし，単純に調子が上がっていない選手もいる。もっと言えば，佐々岡の差配のまずさで腐りかけている選手もいるのではないか。なんせ結果を出した次の試合で決まって起用が途切れている選手が多い。前任者や前々任者に見られた悪しきパターンが，ここでも見えるのだ。今日の試合を佐々岡がどのように捉えているかは知らないが，投手陣に責任をなすりつけるようなら下の下である。野手陣も5点取ったとは言えよく活躍したといえるのはピレラだけである。え？野間？誰それ。2安打打ったと言っても売りの走塁で相変わらずやらかしているようじゃ話にならぬ。野球に対する取り組み方が根本的に甘いんじゃないだろうか。明日は，幸いなことにテレビ観戦ができる。今日の試合を大反省して，明日は死に物狂いで勝ちに行く姿勢を見せることを願う。いや，たぶん一番反省しなければいけないのは佐々岡だけどね。というより，やっぱり佐々岡に少しの夢を見たのが間違いだったのだろうか。闘志なき者は去れ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/03/13

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  やっぱり，これではいかんだろう。

  昨日の試合は，ノーゲームにこそなれど非常によい入りの試合だったと思うのだが，今日は一転ダメダメだった。ちょっと残念だ。もちろん今日の試合，リアルタイムで映像を見ているわけではないのであまり見てきたようなことを書くことは控えたいのだが，やはり9安打で1点しか取れないというのはいかんだろう。何が悪かったかと言えば，要するに散発だったということになるのだろうが，まあ反省すべきポイントであることには違いあるまい。もちろんたまたまこんな日もあると言うだけかもしれないし，今は状態が底であることは否めないし，要するに開幕が延期になった今となってはあまりしゃかりきになることもないのだが，成立した試合ベースで言えば先だってのライオンズ戦といい，ちょっと内容の悪い試合が続いているのは気になる。ひとつだけ，敢えて不安要素を挙げるとするならば，あれだけ競争が喧伝された野手のポジション争い，本当に公平な競争だったのかという疑念があるのだ。オープン戦序盤で活躍した選手を特に押し出すこともなかったし，結局使われる選手は決まってるんじゃないかと思わずにはいられないのである。これではモチベイションも上がるまい。もちろんその「決まった選手」が額面通りの活躍をしていればいいのだろうが，現状はそうとも言えない。もちろん誠也と菊池はよほどのことがない限りポジション確約，會澤もそれに次ぐのは当たり前のことなのだが，それに及ばない選手がもう起用確約となっているかのような現象が見られる。そしてそういう選手に限って，非常に不出来だ。今日もそうだった。選手起用の差配について佐々岡イズムというものが感じられないというのは先日も書いたところであるが，こうなるとやっぱり佐々岡は指揮官としては疑問符がつくのかと思わざるを得ない。一つだけ話を戻すと，先発の遠藤。内容も結果も悪かったようだが，もうしばらくチャンスを与えればよいと思う。一軍での先発調整は初めてなんだから，初期不良が出て当たり前だ。彼もまた前任者の無定見な起用で回り道している節もあるし，そもそも今年は先発ローテーションを守って然るべくイニングイートをしてくれれば十分だろう。と，いうわけで，オープン戦も次の対ホークス3連戦で一応終わりとなる。まあまともに勝てるとは思わないが，そろそろ骨のある相手に勝ちに行くという仕上げをせねばなるまい。そのためには，やっぱり今日のような攻守を見せてるようじゃ，だめだろう。今日は結果に拘ってほしかった。BlogPeopleSIGMA People

  2020/03/11

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  今日はめずらしく粛々と。

  まずは御挨拶から。本日，弊ブログが開設以来5000日を経過した。確たる意図もなく始めて，気がつけばまあよくぞここまで続いたものだという思いがする。客観的に見ればアホらしいことであるのだが，ここまで来るとアホらしさも極まって襟を正したくなる思いにも駆られる。こうなったら次は6000日，7000日，どうせならどーんと10000日目指して，いや，まずは次の5001日目をきちんと書こうと思う。と，いうわけで。今日くらいは記念日だから，まああまり嫌事を書くまいと思う。本当なら昨日の筋の続きで思いっきり思いの丈をぶつけたいとも思ったのだが，やめる。書くのを引っ込めたわけではない。明後日くらいに狙いを付けて，文を練りたいと考えている。今日のカープは，本来ならそういう筋で書きたかったのだが，さすがに雨には勝てない。1回表の先制パンチは非常によかったし，先発の薮田も非常にいい内容だったようだが，ノーゲームになってしまった。まあ，オープン戦でよかったというべきである。勝敗や個人成績という結果よりも内容重視の時期でもある。薮田は2イニングスの内容と結果をポジティヴに捉えてくれればと思うし，長野さんピレラの1，2番の速攻は素晴らしかった。こう言う野球もオプションにあるというところを見せつけられたのもまあいいのではないか。なんせ，日曜日の内容が非常に悪かったから，2イニングスとはいえそれなりの内容が出たのはよろしきことである。あとは，明日その継続ができるかどうかだろう。先発予定は遠藤淳志との情報が入っているが，ある程度のイニングスを投げると言うより1イニングをしっかり投げるという積み重ねが好結果を産むのではないかと思っている。相手先発は上茶谷大河らしい。ペナントレースを勝ち抜くならば打っておかなければいけない相手だろう。さあ，来たるべき弊ブログの5001日目，どのような筋で書くことになるだろうか。今後ともよろしくお願いします。BlogPeopleSIGMA People

  2020/03/10

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  こんなんじゃ話にならない。

  結果は引き分けだけれども，内容はオープン戦8試合の中で最低だと言っていいと思う。こんな試合やってたら，優勝なんて覚束ないよ。ましてや日本一なんて，どの口が寝言言うてるんやと言われても仕方がない。もちろん全てが悪かったわけじゃない。森下の内容はすばらしかった。それにつられてかどうかはしらないが，攻撃も前半はうまく繋がった。しかし，6回以降は全く無内容だ。攻撃もさっぱりだしピッチャーもダメ。わずかにスコットにNPBへの順応が見られたと言っていいくらいだ。本当に攻守ともこのオープン戦最低の出来と言って差し支えない。ピッチャーで言うなら，やはりDJジョンソンだろう。あのストレートの威力では正直使えまい。どうやら彼の投球スタイルはそれを高めに放って三振を取るもののようだったらしいが，AAAでは通用してもNPBでは難しいのではないか。もちろんフランスアのように夏場以降になって威力を増すタイプかもしれないからなんとも言えないし，持ち球もあるようだから組み立て次第だと思うのだが，本当にあれしか芸がないようなら緊急補強しかあるまい。もっと心配なのは，後半に出てきた選手たちである。何とも覇気がない。攻守においてもたもたもたもたしていて何を考えてるのかといいたいくらいである。これだったら，ファームとの抜本的な入れ替えをした方がいいのかもしれない。しかし，単にそれで済まないのではないかという気もするのだ。沖縄とナゴヤドームの計5試合と，この3連戦との決定的な違いは，選手起用に融通性がなくなったことであると言っていい。なんというか，この3連戦ではスターターに起用する選手はこうですよというベンチの指針が出ていたような気がする。もちろん菊池に誠也あたりは何があっても変わらないだろうからいいとしても，それ以外の選手に内定切符を出すのは違うだろうと思うのだが，どうやら出している気配である。言い方をかえれば，やっぱり佐々岡の掲げていた競争は偽物だったということだ。そう思うと，なんともあぢきなきことだ。せっかくフラットな競争がと期待していたのに，実際はそうでありませんでしたとなると，そりゃ選手の気持ちが切れるのも理解出来なくはない。これは仮説だが，やはり新米指揮官である佐々岡は今投手陣の差配のことで頭がいっぱいなのだろう。それで野手陣のやりくりまで頭が回っていないのかもしれぬ。そしてそれについては高信二に丸投げ状態となり，彼のイニシアティヴで野手の起用がされている，と考えると，何か腑に落ちるものがあるのだ。まあ，これについては，今は深入りしない。繰り返すようだが，今日の試合内容は赤点だ。それを佐々岡がどう原因を見極めて差配するかにかかってくるといってよい。次は関東2連戦。いろいろな意味で負けられない相手なのであるが，さあどうなるだろう。要するにこんなんじゃだめだ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/03/08

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  負けたことはともかくとして。

  オープン戦は，なにもアホみたいに勝ちまくればいいというわけではないというのが難しいところだ。悪い内容の試合をすれば，それなりの結果が出たほうが今後のためになるという側面もある。その意味では今日の試合など，負けるべくして負けたから，あまり心配はいらない。結果だけなら。KJの大荒れが足を引っ張ったわけだが，これは想定の範囲内である。天気も微妙でしかも寒いという中では彼は力を出さないのは織り込み済みだ。よって公式戦に入ったらデーゲームかドーム球場でしばらく投げさせればよいだけのことである。扱いが難しい？そのかわりそうすれば然るべく誠実な結果を出してくれるのだから，よいではないか。これを理解していない間抜けなファンがいることをKJとともに残念に思う。むしろ今日は完全にKOされるかと思ったところ，攻撃陣がこれまでオープン戦無失点できていた松本航をつるべ打ちにして4点取ったことを評価すべきだろう。公式戦であれば，それが絶対に生きるはずだ。左のリリーバー枠に入ってほしい塹江と樹也もよく投げた。必ずしも悲観すべき内容ではないのだ。むしろ今後のことを考えて不安があり得るとしたら，タモツさんとDJジョンソンがつるべ打ちにあったことだろう。単に雨の中で球が走っていなかったというだけならよいのだが，検証が必要だろう。この二人はある程度リリーバーのコアになってほしいピッチャーなのだから。もっとも，DJジョンソンについていうなら，今無双である必要はないというか，NPBにフィットするためにはどういう配球をしなければならないかということを覚える必要があると思うので，この結果も已むなしと考えている。なんせ昨年のレグナルトの例もあるし。もうひとつ，昨日今日のオープン戦からは佐々岡イズムが見えなかったというか，なんか前任者の亡霊が乗り移ったかのような人遣いや差配だったような気がする。結果を出している選手を使うと言うよりは，なんとなく起用が約束された選手優先のシフトに見えてならないのである。これはやっぱり，新米指揮官を担ぐ参謀が変わっていないことによるのだろうか。そうなると，ちょっとこれからのオープン戦の選手起用法を注視する必要があるのかもしれない。ところで，明日の試合の先発は森下暢仁と松坂大輔が予定されているという。これは楽しみだ。赤ヘルのブリリアント・ルーキー対平成の怪物。オープン戦とはいえわくわくさせられる。これが興行として行われないことが非常に残念だ。雨が降るならもっと早いうちからでもよかったんだけどねえ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/03/07

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  内容はよかったんじゃないかな。

  もちろん今日の試合は見ることはできなかったが，あくまで文字列をチェックしただけではあるが，まあ内容よしと言っていいのではないか。少なくとも，崩されてはいないし，崩れてもいない。2-1とはいえ勝ったからなおよい。これまで好調だった打棒は振るわなかったけれども，やっぱり骨のあるチームのそれなりのピッチャーが出てきたらそうたやすく点は取れない。その意味では良くワンチャンスで2点取ったと言うことでいいのではないか。本当なら点を取った4回はもっとたたみ込んでいかなければいけなかったけれども，まあオープン戦だからある程度のトライアルアンドエラーは仕方ないということだろう。でも少なくとも野間はあの場面なら100パーセント盗塁を成功させないといけないよ。君の売りはそれしかないんだから。先発の大瀬良は，文句なしと言っていいだろう。あとは来週のPayPayドームで何イニングどんな内容で投げるかだけ見ればよい。ライオンズのような骨のある打線を封じたのはよいのではないか。不安を敢えて挙げるとするならば，やはりピレラだろう。死球で退いたのはあくまでも寒い中無理をさせないという趣旨であればよいのだが。万一のことがあったとするなら，緊急補強も考えないといけないだろう。その穴は若手の伸びしろで埋まると考えていたら，きっと足下を掬われる。それとフランスア。どうも佐々岡はまだ開幕からのクローザー起用に拘っているようだが，やめたほうがいい。彼はきっと夏場の暑い時期にならないと球の力が出ないタイプなのだと思う。ある意味一芸タイプなのだろう。春先はDJジョンソンとスコットでやりくりすべきかもしれぬ。それともモンティージャとメナに二匹目の泥鰌の夢を見る？まさか。その意味ではこれからの佐々岡の差配に要注目というところなのであるが，どうも気のせいかこのところの一二軍の入れ替えはあまり筋はよろしくない。松山と正随の入れ替えはやむを得ないとも思われるところだが，攻撃で結果を出していた宇草をファームに落としたのはいかがなものか。もちろん彼の場合は守備に問題があることは明白なのだが，それを分かって獲得したのではないか。ならば，一軍でそれを磨くべきであったと思う。ファームで試合に出す云々は，オープン戦が終わってからでよい。それと，はっきり言うなら，今日起用された選手の中に何で一軍にいるの？と思わなければならない選手がいることも確かだ。今日の途中からの二遊間なんてその典型だと思う。さて，天気が心配された明日の試合だが，今の予報だとどうやらできそうだ。結果はともあれ締まった試合を期待したいと思う。ただ，残念ながら明日のテレビ中継はNHKの広島局のみ。けしからんことにJ-SPORTSの中継がない。これは同じJ-SPORTS1のカープ戦中継が在広テレビ局の放送をそのまま流しているからであって，J-SPORTSオリジナルの中継が少ないことによる（ちなみに公式戦ならば今回のパターンでもJ-SPORTSの中継はあるはず）。まったくけしからぬことだ。これはまさしく癒着である。だから在広テレビ局はカープ一方的讃美の報道しかしないのである。やはりこれは「大マツダ報道報国会」と言わざるを得ない。明日はKJかな。BlogPeopleSIGMA People

  2020/03/06

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  あめにうたえば。

  ひと雨ごとに暖かくなると言われる今日このごろではあるが，今週末は冷えるとのことであるので，まだ油断はならない。今日の当地は午前中で雨は上がったが，週末土曜日にはまた雨が降るとのことだ。天気ぐずつきやすい時候とはいえ，あまり続くのはあじけないものだ。今日の甲子園でのタイガース戦は予定通り中止になった。これはやむを得ない。オープン戦を雨の中で強行する筋合いはないし，だいいち故障の元だ。まあそれに，相手先発が藤浪晋太郎とのことで，雨で指先狂わせて引っかけた球投げられたらたまらないというのもあった。なんでも相手は例によって正体不明の秘密兵器が出てきてくれるということだったので，試合を見てみたかったというのもあるのだが。甲子園と言えば，選抜高校野球が無観客開催か中止になる方向で検討されるとのことである。これまたあぢきなきことなのだが，まあやむを得ないところでもある。オープン戦や大相撲は娯楽以上でも以下でもないが，高校野球は建前上部活動だ。高校が休校，部活動も自粛という中で通常での開催というのは筋が通らない。ここでは「興行」という側面は一歩後退せざるを得ないだろう。あくまで筋論では。しかし，たかが興行でそこまで「筋｣を通す必要って，あるのかねえ。だいたいこの国のトップが筋の通らない人の典型ではないか。それなのに下々のものが堅苦しく筋を通す必要などないのではないかと，拗ね者は思うのである。ただでさえ自粛自粛とバカバカしい限りなのである。そうやっていれば一段徳が高い人間だと勘違いしているのだろうか。ヒロシマ球界だって然り。筋を通すどころか，悪い意味での無責任の百花繚乱ではないか。そもそも球団のやることなすこと無責任の極みだ。そんなのを見せられて，なんで一介のファンが肩肘張らなきゃいけないのか。人生で大事なことは，タイミングにＣ調に無責任，と植木等翁も歌っているではないか。そう，まさに我々は筋のいい無責任で行かねばならないのだ。今日もなにやら訳が分からなくなってきたが，昨日と同様朝からバタバタさせられて夜までバタバタさせられたから，頭が回らないのだ。でも憎まれ口だけは消えない。よってこんな仕儀になったのである。本来ならもっと叫びたいことがあるのだが，その気力も体力もないというところなのである。明日になれば，明日になればと思うのだが，実は明日も忙しいからきっと同じことになるかもしれぬ。でも，これ以上だと体が続かないから，適当に力を抜いてサボるかな。だいたい，どうして朝から混雑した電車に乗せられて，一日中濃厚接触の危険と隣り合わせでなきゃいけないのだ。バカバカしいったらありゃしない。こつこつやるやつぁごくろうさん。BlogPeopleSIGMA People

  2020/03/04

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  頭の中に書きたいことはぐるぐる回れど

  月曜日というのは比較的忙しいことが多いのだが，今日もその例に違わずということで，結構遅くまでバタバタさせられた。そんな中帰ってようやくゆっくりできたのではあるが，どうにも頭の中の整理がつかない。これで明日はゆっくりできるというのであればいいのだが，新型コロナウィルスがどこにいるのか分からないという御時世に敢えて濃厚接触の中に突っ込まされるという不条理があるおかげで，要するに明日も忙しい。そうなると今日くらい早く寝るかという気にもなるのであって，結局のところ書く気が起こらない。もうほとんど日本語が支離滅裂になってきつつあるのでこのくらいで打ち止めにした方がいいのではないかと思うのだが，何故か書きたいことが中途半端に頭の中で存在感を示すおかげでこうやって疲れ切った頭と体をPCの前に向かわせてしまうのである。かといってこれをまとめるだけの気力もないというのが困ったものなのであって，要するに今日は限界なのである。書きたいことと言うのは，相も変わらず醜態をさらしているカープ球団のチケット販売のことと，シャビの契約解除のことである。一見結びつかないように見えるこの２つを結びつけるとするならば，球団の無為無策，はっきり言ってしまえば無責任極まりない所業の果てと言うことになるだろうか。無責任と言って語弊があるならでたらめと言えばいいか。え？どっちも変わらないって？いいの，わざとだから。この２つについては，明日ゆっくりと書くことにしたい。どちらにせよ書かずはいられないことなのである。まあひとことだけ書いておくとすれば，シャビ，ありがとう。無責任なファンが何と言おうと，これまでの功績が否定される筋合いはない。君の打球には夢があったよ。明日は明日でまた忙しいんだよな。BlogPeopleSIGMA People

  2020/03/02

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  とにかく勝ってよかった。

  いくらオープン戦とはいえ，同じ相手に連敗するのはあまりよいことではない。ましてや，それが相手の本拠地で，しかも過去何度も煮え湯を飲まされるような経験をしたようなところだったらなおのことである。その意味では，今日勝ったのはよかったと思う。しかも内容はほとんど完勝と言ってよいから，なおよい。1回裏の失点の仕方はよろしくなかったが，それをすぐ取り返してすぐに突き放したのはよかった。ここは何と言っても小園である。2回無死2塁では大野雄大からきっちり進塁打を放ち，3回は2死1，3塁で梅津から完璧に引っ張って2点2塁打。非常に内容がよいのだ。その後はまあヒットこそ出なかったが，箸にも棒にもかからない凡退がない。正直今出ている野手の中では一番内容のよい打撃をしていると言って過言ではない。同じ左では安部の内容の悪い打撃が目についただけに，これで開幕三塁は確定的といってよいのではないか。ターンオーバーした後のヒーローはもちろん大樹である。1本目のホームランはまあ相手も格落ちだからと思っていたが，2本目のホームランは見事のひとことである。いくらあっぷあっぷの状態だった藤嶋からだったとはいえ，捉えた当たりは完璧だった。ましてや2打席連続なんて伊達や酔狂でできるものではない。もうこれで大樹を使わない手はないといってよいだろう。長野さんやピレラの仕上がり次第では開幕レフトだってありうるのではないか。投げてはジョンソンのピッチングもよかったが，今日は断然森下である。正直4回までの試合展開は波乱含みだったのだが，森下が5回裏を完璧に切り取ったことによって空気が変わったといってよい。しかもまだ100パーセント本気は出してませんよという余裕すら感じたのである。惜しむらくはスコットの立ち上がりがあまりよくなかったことだが，失点は野間が悪い。取りあえずナゴヤドームの2連戦は1勝1敗ということになったが，試合内容は沖縄での3連戦と比べて格段によい。もちろんいいことばかりではなくて反省すべき点も出たのだが，それはそれで修正していけばよいから心配するに能わない。もうひとつ言えば，今後使えそうな選手とそうでない選手が明らかになりつつある。まだ5試合の段階ではあるが，そろそろ入れ替えをちらつかせていくべき時期である。またそうでないと，カープファンが無邪気に信じる「若手の伸びしろ」というものは出てこない。この後は3日に甲子園でタイガース戦，6日からホームでのライオンズ三連戦が控えている。おそらくこの4試合が当落線上の選手にはラストチャンスとなるに違いない。内野のユーティリティ枠を争う三好，曽根，上本，右の代打競争に食い込みたい正随，外野手争いに食い込みたい宇草がどんなアピールをするかが見物である。いや，いずれ松山が戻ってくれば安部か堂林がはじき出される可能性もあるし，ピレラとて安泰ではない。そう，明日以降，シャビの出場停止が明ける。もちろん再契約するかどうかは不透明だが，シャビが入ってくると外国人野手枠は激しい競争に晒されるのだ。その意味では，この4試合，彼らのアピール合戦が楽しみだ。それが分かっていない選手は，容赦なくはじき飛ばされるだろう。と同時に，佐々岡が本当に彼らをフラットな状態で競争させているかどうかも問われるのである。もっとも火曜日は相手を徹底的に叩きのめせ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/03/01

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  結果はまあともかくとして。

  オープン戦だから一つや二つ負けると言うことは別にどうでもよい。負けてほしくはない相手だったところであるが，それはやむを得ないだろう。全く無内容だったら問題だが，今日くらいの試合なら別によい。ちゃんと反省してくれさえすれば。結果的に3失点だが，点の取られ方はあながち悪くない。大瀬良の打たれたソロホームランは落ちないフォークを狙われたという大失投だし，DJジョンソンの打たれたソロホームランも単なる出会い頭だから，正直どうでもよい。むしろ，決勝点となった2点目の方が問題だろう。引き金となったのは小窪の拙守によって併殺が取れなかったことである。こういう点の取られ方は公式戦では非常に後を引く。救いは小窪のセカンドなんて非常時以外に想定できないと言うことであるが，一方で菊池が1年間万全であるという保証はない。当然セカンドのバックアップは考えておかねばならないところである。それを誰にするかというのは今シーズンの論点になり得るところなのであるが，少なくとも小窪がそれに及ばないことが分かったことは間違いあるまい。というより，二軍で何を考えて鍛錬していたのかと思うと些か残念だ。もっとも今日の試合，相手がガチガチで勝ちに来たのに対して，カープはどちらかといえばテストの意味合いが強いオーダーだった。そもそも1番に長野さん，2番にピレラをおいて5番以降會澤，菊池，田中を並べたり，途中から二遊間を小窪と上本にして小園をサードで起用したりした点に表れているというべきだろう。その意味では今日の試合の結果はあまり重要視しなくてよいと思う。攻撃陣は1得点と言うことで結果が出なかったようにもみえるが，要するにまともなピッチャーや調子のよいピッチャーをこの時期に並べられたら簡単に点が取れないという当たり前の結果が出ただけだろう。その意味では明日の試合ぶりは要注目といってよいだろう。予想先発は森下暢仁。そしてKJの登板も予定されているという。当然彼らの出す内容と結果をチェックする必要がある。そして佐々岡が明日どういうオーダーを並べてくるか。今日のような実験的意味合いが強いオーダーなのか，それとも開幕を想定したオーダーなのか。途中からの選手の起用法はどうか。佐々岡イズムというものが現れてくるのではないか。ひとつだけ今日の試合で佐々岡イズムが現れたとするならば，9回表ワンアウト1塁で野間に代打正随を送ったことだろう。今日の野間は2安打とはいえ，内容は悪かったし，ましてサウスポー相手には打てそうな気がしなかった。適切な判断であると思うが，前任者だったらそのまま打たせただろうしね。明日はある程度結果を出さなきゃね。BlogPeopleSIGMA People

  2020/02/29

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  今こそトップの器量が問われる。

  既に猛威をふるっている新型コロナウィルスは多方面への影響を及ぼしているところであるが，それについて書くのは私の本分ではないのでやらない。ただひとこと言えるのは，こういうときにトップの器量が問われるということなのであって，少なくとも日本国のトップはどうしようもないアンポンタンであるということである。しかし，それを排除ないし無力化したところで，ウィルスは待ってくれない。ウィルスは忖度もしないし恫喝にも屈しないというのはWEBからの拾いものだが，蓋し名言である。だからこそ，我々は日々の生活やらなんやらを考えなければいけないところであるが，一方でプロ野球をはじめとする興業主も目先の興業の可否を考えなければならない。既に今日Jリーグは２月２７日のルヴァンカップの中止，そして３月１５日までの全公式戦の中止と矢継ぎ早に発表したところである。それを受けてかどうかは知らないが，日本相撲協会も大相撲三月場所の開催について３月１日に協議すること，そしてNPBも取りあえずオープン戦の開催の可否について明日協議することが発表されたところである。あくまで個人的見解だが，現状様々なイベントが中止になっているのは過剰反応，というよりは何かイベントごとは非常時には自粛すべきだという１９８８年下半期に見られた極めてDomesticな心情が元になっているのではないかと睨んでいる。正直，Jリーグについていうならば確かに選手同士が長時間濃厚接触するというプレイスタイルからやむを得ないかと思う一方，なにか忠実に国策に従った姿を見せようとしているのではないかという意地の悪い見方もしたくなるのだ。だからこれが直ちに相撲協会やNPBに波及するかかどうかは，冷ややかな目で見ているところだ。議論をNPBに絞ると，確かに他のスポーツに比べて選手同士の濃厚接触の危険性というのは少ないだろう。一方で，オープン戦レベルでも１万人程度，公式戦ならば３万人から５万人の人が狭いところに集まるというところは配慮しなければなるまい。ドーム球場となると極めて閉鎖的空間だし，東京ドームはなおいけない。その意味ではだからNPBは違うんだと直ちにいえないところではある。それではいかなる結論が望ましいか。これについては，私は持論はあるがここでは言わない。なぜならそれが正しいかどうかの自信が持てないから”sollen”で語れないからである。敢えて言うならば，Jリーグの判断は勇み足だと思うのだが。さらに言うならば，個別具体的な事情をもとに判断すべきであると考える。ジャイアンツが今週末の東京ドームでのオープン戦を無観客試合とする旨発表したのは妥当な措置だと思う。取りあえず明日の１２球団代表者会議で今後については決まるという。ここではまさにもろに生の利害が対立することは目に見えている。オープン戦なんて経費がかかるだけでどうでもいいと思っている球団もあるかもしれない。あるいは調整のために必要だけれどもやはり不測の事態が怖いと言う球団もあるだろう。どういう結果になるかは，ただ見守るしかない。もっとも，心あるファンはそこでの議論にトップとしての鼎の軽重を見ていることだけは忘れないでほしいと思う。ところで，赤い帽子の野球チームはどういう意思表示をするだろうか。なに，オープン戦の前売り券も手持ち現金としてあてにしているだろうし，福山でのライオンズ戦は前売りで全席完売と言うから，きっと見苦しい姿をさらけ出すに違いないよ。こういうときだからこそ言いたいことを言わせてもらうよ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/02/25

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  晴れ時々pridegreen　#121

  天使：今年は幸先がいいんじゃない。サンフレッチェもカープも。悪魔：特にサンフレッチェなあ。このままうまくいけば「識者」とやらの顔に泥を塗ってションベン引っかける結果が出せるんとちゃうかな。天使：特にドグさんとペレさんが2試合連続アベックゴールでしょ？すごいわねえ。悪魔：ドウグラス・ヴィエイラをトップ下に置くというコペルニクス的転回が見事に嵌まったな。あのコンビは，相手にとって危険すぎるで。天使：単に前で点取るだけじゃないのよね。前線での守備からのカウンターを点に結びつけているところがいいわよねえ。新たなサンフレの戦術になりそうね。悪魔：点取るだけじゃなくて，2試合無失点やからな。これは次の試合以降も楽しみやで。天使：昨日だってアントラーズのシュートが2本連続ポストを叩いたというツキもあったけれども，ツキも実力のうちだから。最後に残るのは３-０という数字だけだしね。悪魔：リーグ戦のオープニングゲームという非常に何かと難しい試合を完勝で勝ちきったということを評価すればええやろ。次のリーグ戦はアウェイでレッズか。まあ，どういうサッカーができるか見物やな。ところで，赤い帽子の野球チームも元気らしいな。天使：オープン戦３連勝よね。でも，内容はなんか微妙な感じがするんだけれど。今日だって楽勝できたはずじゃない？普通なら。悪魔：ピッチャーがな。大瀬良，KJ，床田，森下にDJジョンソン，スコット，タモツさんはええんやが，そのほかがいまいちやな。初戦の薮田，そして今日の矢崎，アドゥワ，岡田。ちょっとこのままじゃ厳しいといわざるをえんで。天使：なんかブルペンの整備とかなんとかいってたら先発の頭数も足らなくなった感じね。一体どうするつもりなのかしら，佐々岡さんは。悪魔：おそらくは今週末の名古屋遠征が彼らにとっては最後のチャンスになるやろう。それを彼らがどれほど理解出来てるかとちゃうかな。ここで今日までみたいな結果しか出せんかったら，教育リーグと入れ替えも考えられる。天使：攻撃もねえ，打ってるといえば打ってるけど，格落ちや調整途上のピッチャーばっかりのような気がするわ。まだまだ手放しでは喜べないわ。悪魔：然り。一昨日高梨に手も足も出ず，昨日もガンケルを崩せなかったからな。まあ，出来の悪いピッチャーを血祭りに上げられるだけましという見方もできるが。天使：ただ，競争が激しくなったのは事実ね。結果を出せば使ってもらえるというコンセンサスができてるような気がするわ。悪魔：去年までは緒方くんが頑なな実績最優先の起用をしてそれがチームのモラールを下げたのは明々白々なだけに，佐々岡もその点は心を砕いてるのと違うか。まあ誰とはいわんがオープン戦になったらヘラヘラ笑いが減ったような気がするで。天使：あー，３７番さんね。去年はスター気取りだったのに今年はそれ相応の起用しかされてないもんね。昨日はそれで必死になって走攻守で結果を出したのかしら。悪魔：それでも今日は丸出だめ夫君やったけどな。打つ方では話にならなかった。今のままじゃ宇草に負けるで。天使：その意味では小園君の成長曲線はすごいわよねえ。今日だってチームの打線の勢いがしぼんでから決定的な仕事したじゃない。やっぱりものが違うのかしら。悪魔：違いすぎるで。一昨日や昨日は少し力んでるような感じがしたけど，今日は完璧や。ディフェンスの兼ね合いはあるけど，一軍で使わないという選択肢はないやろ。二軍で鍛える？そんなことを言う奴は野球を知らんあほうや。天使：しかし，ここまでずいぶん真面目に語ったじゃないの。だいたい途中でおちゃらけるのに。このままじゃ落ちがないわよ。悪魔：そりゃなんといってもこれから国公立入試二次試験や公立高校の入試が始まるから。「落ち」はないほうがええんや。（TENSHI and AKUMA will be back soon......）今年こそW日本一を祈願して。BlogPeopleSIGMA People

  2020/02/24

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  醜悪な，あまりにも醜悪なReturns　その８

  サンフレッチェ快勝，カープもオープン戦連勝という日にこのシリーズを持ち込むのはいかがなものかと思ったのだが，やはりこれは今日書かずにはいられないと思ったので，敢えて今日認めることとする。サンフレとカープについては，明日天使さんと悪魔さんがまとめて解説をしてくれることになったので，それを乞うご期待ということにして。既に報じられているとおり，今日はカープ球団が性懲りもなくチケット対策の一環として「抽選券」を配付したところである。こんなバカバカしいことをやる球団は本当に吐き気，いや怒りを覚えるところである。なんでも今年は20万枚以上準備しているから一度に来ないでねというアナウンスをしたとかで，昨年のようなバカバカしい狂騒曲はなかったようだが，それでも朝一番で1000人近くの人が詰めかけて，結局配布開始時間を前倒ししたらしい。なんでもかんでも現体制を狂信的に支持する向きの見解をいちいちチェックするほど私も暇ではないので，そういう向きがこれについて何と言っているかは分からない。今年は球団の対策がうまくいったから混乱が起こらなかったんだなどともし嘯いているとしたら，本当に死んだ方がよいと思う。それはさておき。今回の一連の報道で，もはや在広プレスは滅びた方がよいことがよく分かった。彼らはもはやプレスではない。カープ球団の広報でしかない。要するに存在価値を失ったということである。彼らは，明らかにカープ球団の間違った運営の結果であるこの問題を，新型コロナウイルス対応の問題にすり変えた。まことに恥ずべきことである。そんなところが論点ではないのだ。カープ球団のチケットの売り捌き方や如何というのが本来の筋ではないか。それを追及するのが在広のファンに対する使命といってよいと思う。しかし，彼らはそれに対しては口を噤んでいる。だったらもうプレスとしての使命を終えたということだ。単なる球団広報だ。そもそも，在広プレスなんて広島においては唾棄すべき利権屋に他ならない。「市民球場であるべき地」におけるイベント利権のために低脳らっきょ頭と連み，サンフレッチェのスタジアム構想を妨害し続けた下手人でもある。だから，カープ球団に不利益になるようなことなど書いたり報じたりできるわけがない。単なる宦官集団でしかないのだ。今回の問題，いやカープ球団の抱えている問題の根っこにあるのは，畢竟カープ球団はハジメの私利私欲を満たすだけの存在でしかないということである。そのために都合に悪いものは暴力を使ってでも排除するというハジメの姿勢が全てなのである。だったら，ハジメをさも素晴らしいオーナーであるかのように祭り上げること自体悪質なプロパガンダといわざるを得ない。要するに，これに対する批判的な視線を持てないようなカープファンサークルって，単なるカルトということなんだよね。狂信者の存在だけでも疎ましいのだが，それをプレスという権威で裏打ちするのは，犯罪的と言うべきではないか。言いたいことは言わせてもらうよ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/02/23

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  ある鯉党のたはごと2020その１；いまこそたたかはめ。

  いうまでもなく明日からオープン戦が始まるのである。と，いうこともあって，いかに文章を紡ごうかとしていた今日，歴史と伝統のシリーズを持ってくることとした（←そんなたいそうなものか）。まあ，要は書きたいことが絞れないというだけなのだが。３月２０日と例年と比べて約１週間早い開幕なのであって，当然早めに仕上げなければならないことはいうまでもない。それだけならサルでも分かるのだが，もうひとつのポイントは７月２１日から８月１３日までのインターバルである。いわば事実上の前後期制のようなものだ。その｢前期｣，すなわち３月２０日から７月１８日の間には当然交流戦があるから，その間も大きく３ステージに分けられるのである。いわば，前後期制の上に前半は短期決戦×３といってよいのである。そうなると，ただ単に早仕上げというだけでは足らないだろう。この点こそ，今シーズンの戦略的妙味を産むと考えている。短期決戦は格より調子である。選手の過去の実績に囚われず，常に今一番調子のよい選手をより分けていく必要があるといってよい。そうななると，オープン戦の戦い方も自ずと変わってくると考える。蓋し，実績のある選手の調整なんて意味がないのである。今一番戦える選手を常に探していくという作業が必要だ。この作業は，過去５年間，いや１０年間蔑ろにされてきた作業といってよい。ことに前任者は全くと言っていいほどそれを無視して，過去の実績のみに拘った。この過ちを，果たして佐々岡が理解出来ているかということも，隠れた論点といってよいだろう。特に練習試合ではまず前任者であれば頑なに起用し続けていたであろう選手の不振が見られたから，それをどう修正するかも見物である。まずは最初の三連戦。内容も結果も求めなければならぬ。相手がどうこうというのはもはや捨象しなければならぬ。ひとことだけ言うならば，セントラルのチームに負けてなんかいられないぞと言うだけである。否，優勝したければ叩き潰すまでだ。内容のある勝ちを積み重ねよ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/02/21

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  これからは「ポストノムラ主義」でいこう。

  昨日は，最初何も書く気がなくて流すつもりだったにもかかわらず，途中でいいたいことが悪魔のように湧き出でてきたために中途半端な終わり方となってしまった。今日はその辺をもっと突っ込んでみたいと思う。前任者に一つだけその治世について問うことをが許されるとするならば，躊躇なく「あなたはいかなる野球を指向していたのか」ということを挙げる。前任者の治世の5年間，それが全く見えなかったからである。唯一見えたものは敢えて言うならば「形式への異常な拘り」だ。あとは呪文のように繰り返された「守り勝つ野球」。この2つですら，接点を見出すことは困難なのだ。しかし，その解を求めることはある意味簡単だ。最初から接点などなかったのだろう。そうすれば矛盾なく説明できるのだ。前者については，はっきり言ってしまえば前任者がおよそ指揮官に向かなかったという証左としか言いようがない。全ては自分の頭の中でしか物事を組み立てることができないということなのである。したがって，想定不能な事態が起きたときに，全ては破綻する。ただそれだけであって，それは前任者の治世の成績が物語っている。而して後者はどうか。私はその中に，「守り勝つ野球」が戦術的に一段優れているのだという誤りというべきパラダイムを見るのである。何故誤りかということは私がすでに弊ブログで繰り返し述べたことだから繰り返さない。しかし，この誤りというべきパラダイムはカープファンの間にも流布しているといわざるを得ない。それは何故だろうか。私はそこに二人の「ノムラ」の影響を見るのである。一人は言うまでもなく野村謙二郎である。彼の絶望的に拙い戦術眼がどれだけカープの復興を妨げたかはもはや言うまでもないのだが，その一方でずいぶんデータに拘った，有り体に言えば「頭を使う」野球を指向した，らしいのである。まあそれは悪いことではないのだが，その一事を持って野村謙二郎をカープ中興の祖と考えるならば頭が悪すぎる。まあそれについて書くと長くなるのでやめるが，野村謙二郎治世の大番頭役も務めた前任者にとって，その影響を多分に受けたであろうことは，想像に固くない。もう一人は，やはり野村克也だろう。もちろんノムさんはカープに直接的にも間接的にも関係ないのであって，その影響が目に見える形で及んではいないだろう。しかし，いわゆる「ノムラの考え」という彼の思考から自由である球人は，案外少ないのではないかと思う。まして野球ファンのノムラ信者の多さは目に余る，もとい驚くほどである。きっと前任者も大なり小なり野村克也イズムの影響を受けていたに違いないと思う。しかし，野村克也イズム，まあそのスローガンをとってID野球と言ってあげてもよいが，その出自はドン・ブラッシングゲームの”Thinking Baseball”にあるというべきだし，それをうまく換骨奪胎した古葉さんの完成した野球，それはすなわち赤ヘル野球の神髄と言ってよいが，の逆パクリと言ってもよいのである。それをいかにもノムさんの発明品のように語り，マスコミに語らせたのは，実はノムさん自身のオリジナリティではないことの引け目があるのではないかとすら思うのである。もうひとつ駄目を押すと，ノムさんは「弱者の兵法」を強調したかったのかもしれないが，それも些か怪しい。ノムさんがスワローズで成功したのは，実は戦力が相対的に整っていたからというべきだ。むしろ1973年の南海ホークスパシフィック制覇のほうが監督として誇るべき成果だと思うのだが，それは多分にブラッシングゲームの力によるものだからノムさん的には言いたくないのだろう。要するに，私に言わせれば「ID野球」はその土台から怪しいのである。だからこそである。カープが他球団を出し抜き，日本一を常時争うチームになるためには，2つのNOMURA-ismから自由にならなければならないのである。それが標題で述べた「ポストノムラ主義」である。今のところ佐々岡がどのような哲学に立って采配を振るうかは分からないが，「守り勝つ野球」などと言い出したら黄色信号であることは，間違いないといえる。強いチームは打ち勝つのだ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/02/18

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  雪花舞う寒空に嘯く

  18:00頃から当地は断続的に雪が降り始め，我が家の近辺は早くも車の屋根やフロントガラスにうっすらと積もりつつある。というわけで，非常に寒い。昨日まではかなり暖かかったのだが，まあ三寒四温とはよく言ったものだ。カープについていうなら，練習試合とはいえ対外試合3連勝だから何もいうことはない。勝ち方がどうこうという向きもあると思うが，何と言っても指揮官が新米であることを忘れてはいけない。やはり指揮官を育てるのも白星だ。いかに白星を積み上げるのかというメソッドを覚えて初めて一人前になるというべきである。だから，これでいいのである。あとは，オープン戦でどれだけの結果が出せるかだろう。練習試合はキャンプの一貫だが，オープン戦となると立派な興行だ。俄然どのチームも勝利と内容を求めることとなる。この段階で，過去3試合と同じように打ち勝つことができれば，まあ立派なものだろう。もちろん，今かなり振れている打線もそのままオープン戦の間調子が維持できることはないだろう。当然下がり目は出る。ただ，そのスパンを短くして3月20日の開幕戦に再び調子を上げてくればよいのである。例年ならこの時期は調子はそこそこでもよかったのだが，今年はそうは行かない。昨日も書いたとおり，いやここ数年書き続けているとおり，野球というものは点取りゲームである以上，点を取る方向に思考をシフトさせないといけないし，打ち勝つことが正義なのである。攻撃陣の出来不出来は開幕ダッシュの可否に大きな影響を及ぼすだろう。守り勝つ野球？あんなものは，点が取れるチームが勝ちを固める最強ツールなんであって，攻撃力の弱いチームが標榜したら野球が難しくなるだけだし，そんなチームの野球はつまらない。今のカープは，打ち勝つ野球を標榜できるだけのタレントは揃っている。だから，しつこいようだが点を取りに行く野球をしなければならない。そうすれば，ファンタスティックでエキサイティングな野球を見せることができる。前任者のやっていた野球は敢えて言うなら禅修行のようなものであって，つまらない上に勝てない。だからあれだけの戦力があって3回しか優勝できなかったし，ポストシーズンでは話にならないような野球しかできなかったのである。今日は更新をサボろうと思ったくらいだったのだが，書いてみると長くなった。でもこのまま書いているとあほうの長談義になりそうなので，今日はこの程度にする。てゆーか，明日は早く起きてまず雪の状況を確かめねばならぬ。そのためには，早く寝ることも大切だ。要するに野村野球はつまらないということ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/02/17

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  今日は打ち勝ったようだけれども

  実は途中までひとくさり文章をものしていたところなのであるが，それを書いている途中で，調べものがあって開いたWEBページでやたらと思い爆弾のようなものを踏んでしまい，PCがフリーズしてしまった。おかげで，きれいさっぱり消え去った。本当に腹が立つが，それをぶつける先もない。まあ，これもまた神様の啓示だと思うこととしよう。要するに練れていない文章で，WEBにアップするに能わないということだったのだろう。ならばもう一度練り直してというところだが，さすがに余計な作業をすると疲れてしまう。よって，もうそれについては書かない。敢えて要点だけ書き起こすとするならば，野球は点取りゲームだから，打ち勝つのが正義である。したがって今日の勝ちぶりは非常によろしい。8点取られたことを咎めるのは能わない。これでいいのではないか。実は，今日の試合はJ-SPORTS2のドラゴンズキャンプ中継でやることは分かっていたけれども，午後一杯所用があって見ることができなかったのである。録画すればいいじゃないかという向きもあるだろうが，そこまでしてチェックしたいとも思わないのである。所詮練習試合だからと云うわけではなく，そもそも私はカープの試合を録画してまでチェックすることをしていないし，その必要性も認めないからだ。ああいうものはライヴで見てなんぼであるし。と，いうわけで，今日はこのくらいにしておきたい。たぶん前述のとおり一度書いた文章は練り込めていない不出来な文章だったのだろう。それが証拠に，ここまで書いてもその要点が思い出せない。ちゃんと考えて書いたものなら，案外要点だけでも覚えているものだが。きっと「あほうの長談義」のようなものだったに違いない。まあそれだけでは愛想がないので，本当は一昨日限りにするはずだった告知を持って締めたい。球春の高まりを期して，旧正月の，いや球界の正月の新年会兼オフ会を開催したいと考えている。興味のある方は問い合わせ窓口PC・スマホ版またはその他窓口までお願い申し上げます。オープン戦でもこれだけ打ってくれればいいけどね。BlogPeopleSIGMA People

  2020/02/16

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  今日くらいの試合ができればね。

  昨日は沖縄市・コザしんきんスタジアムにマリーンズを招いて練習試合をやったところ，今日は宜野座村。かりゆしホテルズボールパーク宜野座に出向いてタイガースとの練習試合。今日は幸いに何もなかったのでskyAで途中まどろみつつではあるが最後まで見させていただいた。昨日の試合は，既に報じられているとおりで満足のいく内容ではなかったようである。今日は，最終スコアは７－１。まあもっと点取れただろうと思うのだが，内容はよかった。アピールすべき選手のよいパフォーマンスも見られた。練習試合と言うことを割り引くとしても満足できる試合だったのではないか。佐々岡がどう思っているかは分からないが。今日は本来帯同予定だった誠也が午前中の練習で足に打球をぶつけて回避したというアクシデントがあったようだが，そのかわりにスターターで出たのが大樹。これがホームランを含め長打2本4打点の大活躍。2番スターター起用の堂林が3安打。捕手でスターター起用の石原貴規が2安打に近本の盗塁阻止。こう言う姿が見られたら本当にわくわくするのである。申し訳ないが攻撃だけで言うならばタイガースなんてカープの足下にも及ばないチームと言うべきだが，今日の結果はその象徴と言ってもよいだろう。もちろん反省すべき点もあって，現在育成登録の横山にヒットは浴びせたものの得点は西川の本塁打の１点のみ。もちろん内容は圧倒してKO寸前まで追い込んでいたのだが，すんでの所でかませ犬になるところだった。特に１回表で先頭の広輔がストレートの四球で出た後の盗塁死。スタートが悪かったのか加速不良だったのかは分からないが，あまりにも残念だ。あれでは１番起用は難しかろう。その後代打から１番に入った野間の覇気も精彩もない打撃内容。誰が１番センターは決まりと言ったんだこのバカタレがいわざるを得ない。投手陣は，今日はよかったのではないか。薮田が若干，というかかなり不安だが。まあ，今日のような試合ができるならば，オープン戦も楽しみだ。例年と違って，今年はオープン戦は早仕上げでないといけないから，２月２２日から然るべき選手が結果を出さねばならないけれども，今の仕上がりならばそれも期待してよいのではないだろうか。一つだけ注文を。佐々岡さん，何が不満か知らないが試合中に仏頂面ばかりというのはいかがなものか。下手をすれば選手のモラールに影響しかねない。どうせなら落合博満のように何があっても動じませんよという余裕の表情で通した方がよいのではないか。あとは継続だよ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/02/15

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  きょうもあめがふったようだけれども

  昨日は，仕事が夜遅くなったために，とてもじゃないが何か文章をと言う体力も気力もなかった。というより，机の前に座ったら２３時４５分。これではその日のうちに更新するのは最初から無理だったのだが。などという事情があったせいで，今日はそもそも非常に疲れていて，眠くてたまらなかった。何とか定時で逃げ帰るぞと思った矢先に急ぎの仕事が持ち込まれて，帰宅時間が若干遅れてしまった。全くもって面白くない。そんなこともあってか，これを書いている今もなんとなく胸が苦しい，ような感じがする。気のせいかもしれないが。今日はカープは2020年シーズン初の他流試合となる練習試合が行われたようであって，結果は白星だったのであるが，内容は満足いくものではなかったらしい。らしいとしかいえないのはもちろん見ていないしリアルタイムでのチェックができなかったからであるが，それにしても滑り出しからよしと言えるほどのものではなかったことは間違いないようだ。しかし，カープは昨年4位である。いかに監督が盆暗で足を引っ張ったという事情があるにせよ，BクラスはBクラスだ。しかも今度の監督は指揮官としての実績はない。ならば，白星の積み重ねこそが今シーズンの躍進の鍵になるともいえる。だから，まずは勝ってよかったということもできよう。ものは考えようでもある。結果云々は，来週に始まるオープン戦で追求すべきであると割り切ってよいかもしれない。オープンせっはたかがオープン戦であるけれどもされど木戸銭を取って見せる立派な興行である。ここではやはり銭の取れる野球をやってもらいたいと思うし，それが出来なきゃ優勝なんて，ともいえるのだ。なので，今日は格別何も言わないこととする。むしろカープ以外で言いたいことがいっぱいあるのだけれど，それもきょうはやめておく。明日暇になったら書いてみることとしたい。と，いうことで，本当は昨日限りにするはずだった告知を持って締めたい。球春の高まりを期して，旧正月の，いや球界の正月の新年会兼オフ会を開催したいと考えている。興味のある方は問い合わせ窓口PC・スマホ版またはその他窓口までお願い申し上げます。さてどこまで補正ができるかな。BlogPeopleSIGMA People

  2020/02/14

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  今日はしっかり反省すればいい。

  日南キャンプ初の紅白戦と言うことで，当然J-SPORTS1の日南キャンプ中継でも時間を割いていたのであるが，残念ながら満足感は薄い。もちろん紅白戦というもの，極端な打撃戦でも極端な投手戦でも，ましてや一方的な試合はなおダメという評価の難しい試合であるから，結果論で語りづらいところがあるのだが，それにしてもこんなんじゃダメなんじゃないかという気がしてならなかった。今日よかったのは投手では樹也と矢崎，野手では宇草と石原の両ルーキーだ。あとは堂林が内容よしというところだろう。樹也は今日解説の達川光男が言うところの「生活感のある」ピッチングだったし，矢崎は何か吹っ切れたような感じだった。宇草はさすがドラフト2巡目指名にかかるだけのものがあるところを見せたし，石原は非常に実戦向きだ。捕手争いに案外するすると食い込んでくるかもしれぬ。そのほかは，まあさすがに會澤や松山は貫禄というべきだし，広輔も今年はやってくれるかというところだったが，そのほかにアピールを見せた選手がほとんどいない。非常に淋しい。上本が打つ方でいいところを見せたものの，まあそのくらいだ。もちろん，日南キャンプに入ってからまだ1日しか休日がない状況で疲労がピークに達していたであろうことは割り引くべきだろう。それにしても，もっと必死になってアピールして欲しい選手にそれが見られなかったことは残念だ。小園，坂倉，奨成，この3人はあまりにも期待外れだった。このままじゃレギュラーどころか一軍も取れんぞ。それと，これもまあ達川の指摘と被ってしまうのだが，序盤3回の表までの試合の流れがあまりにも遅い，というかもたもたしていたのが気にかかる。遠藤と山口の投げるテンポに問題があったのか，捕手のリズムに問題があったのかは分からない。ついでに言うと，全体的に打撃はまあまあだったのだが，守備走塁がもたもたしすぎだ。まあ，初実戦，しかも身内の喧嘩で直すべきところが明確になったのならそれもよしとしなければならない。明日も紅白戦があるようだし，もちろんJ-SPORTS1の中継があるから，録画放送にはなるがしかと見届けたいと思う。今日の試合を受けて佐々岡がどう思ったかは知らないが，きっと選手のモチベイションをあげる方向に指摘をしていくことだろう。それにしても，ドラフトの時点では上位指名を疑問視されていた宇草とそもそも指名自体を疑問視されていた石原が然るべき結果を出すのだから，やっぱり選手の見立てはプロじゃないと分からないというところだろう。明日は本当の意味のアピール合戦がほしい。BlogPeopleSIGMA People

  2020/02/09

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  頑張れコージさん。

  今日はこの一言しかない。というより，くだらない言葉など並べていられない。しかし，キヌさんががんと戦って天に召されたかと思いきや，コージさんもがん，そしてペイさんが白血病。赤ヘルのレジェンドに今何故神は試練を与え給うのかと思うと，何とも言いがたい。きっとキヌさんは，がんと闘っているコージさんに，まだこちらに来るんじゃないよと言って力を与えてくれているに違いないが，是非ここは先に天上界に行ってしまった後輩のツネゴンやキムタクや河野にもコージさんやペイさんに力を与えてくれと祈るほかない。いや，コージさんと言えば，現役時代逆転とかサヨナラとか勝ち越しとかいうチームの流れを変える一打をたくさん打ってきた人だ。きっと病に打ち勝つことが出来ると信じている。監督として，あるいは評論家としてはともかく，少なくともプレイヤーとしての山本浩二は私にとってのかけがえのないヒーローのひとりだ。もちろん天寿には逆らえないとはいえ，こういう病で人生を打ち切られる姿は見たくない。キヌさんはもちろんのこと，親友のセンさんもきっと言ってるだろう。おい，コージ，何しにここに来るんや，まだ早いぞ，俺の真似をするんやない，と。きっとコージさんなら打ち勝てる。BlogPeopleSIGMA People

  2020/02/07

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  まだ結論を出す時期ではないが。

  幸いにして野村祐輔以外離脱者もなく，概ね今のところ順調に進んでいると思われるスプリングキャンプであるが，今日は休日，明日からまた5日間の第2クールとなる。おそらく実戦形式の練習が中心になると思われるが，そこでの篩い分けが見物であることはいうまでもない。既に各ポジション競争が始まっているところであって，特にショートの競争は熾烈である。昨日のシート打撃では田中も小園も結果を出したところなのであって，どちらを使うべきかと言う議論も出て来そうな気配である。しかし，私の結論は既に書いたところであり，それは今も変わらない。すなわち，よほどのことがない限り小園で固定すべきである。理由も書いた。蛇足ながら付け加えると，田中にあって小園にないものは実績に基づく経験値である。一方小園にあって田中にないものは，強肩ももちろんだが，生まれながらにしてのスタア性というものを挙げなければならない。はっきり言って誰しも持ちうるものではないのだ。それでも結果がついてこなければ論外の外なのだが，既に小園は昨年のスプリングキャンプの段階から結果を出しているところだ。だあｋら，もっと早い段階で使ってやらなければいけなかったのである。それをもの知らぬ盆暗監督のせいで，と言う話はまあやめておこう。この後の実戦形式で双方がどのような結果を出すかは分からない。だからまだ最終結論は出せないのであるが，それでも私は小園を依怙贔屓してでも使うべきであると思っている。異論は認めるが，私は与しない。もちろん小園がへばって結果が思うように出せなくなったときは，別の話だ。これは，他のポジションにもいえる。外野だってそうだ。誠也がどんと構えるのは当然だが，もう後の2枠を長野さん，ピレラ，西川，松山で争うようになれば強い。中には西川はもう確定とする向きもあるが，それは早計に過ぎよう。え？野間？相変わらず練習中にバント失敗して白い歯見せてるようじゃ，とてもとても。今に宇草に負けるよ。明日から11日までの残り5日間で，より一軍枠争い，さらにいえばレギュラー争いの大枠が見えてくることだろう。そこに食い込んでくる選手がひとりでも多い方がよいことは，いうまでもない。残念ながらJ-SPORTS1は日南キャンプしか中継してくれないが，その間だけでもじっくり見せていただくことにしたい。結果を出せないものは退場するのみ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/02/06

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  立春の寒空に嘯く。

  今日はいうまでもなく二十四節気の一つ，立春である。いよいよ暦の上からは春となるのであるが，今日の当地はこの冬一番の冷え込みでかつそれが数日続くとのことである。まさに春は名のみの風の寒さや，となるようだが，プロ野球は今年は3月20日開幕であるから，少なくとも日南と沖縄はホットであらまほしきところである。そのスプリングキャンプであるが，今のところ概ね順調と言っていいようだ。過日も書いたところであるが，少なくとも大幅な調整遅れとか体ができていないような選手は見受けられない。今のところはそれでよい。だいたい今プレスが大きく取り上げるような選手は正体不明の秘密兵器，と言って語弊があればまだマークされていないうちに閲兵式のように打ち放っているだけだから，取り上げるに能わない。ただひとり，昨日野村祐輔が離脱し，今日右腓腹筋損傷との診断がなされた。回復までに2～3週間かかりそうな気配なのであって，開幕に間に合うかどうか微妙とのことである。もちろん別にいいというつもりはないし，それなりに穴は大きいというべきではあるが，別に構いはしない。いや，これをチャンスに変えなければいけないのである。いうまでもなく今の先発投手陣は幸いにしてカスカスではない。野村の穴を埋めんとする，いやあわよくばその座を奪おうとしている選手はたくさんいる。昨年までの実績ならアドゥワ，遠藤，山口あたりが挙げられるし，ケムナもその座を食わんとしている。彼らがどこまで一軍に食いつけるかはまだまだ未知数だが，うまく嵌まればそれもまたよいのである。さらにいえば，今年のペナントレースは，いわば前後期制のようなものだ。東京オリンピックの間のブレイクのため，いわば勝ち抜くためには二度開幕ダッシュが必要なのである。そうなると，オリンピックブレイク明けに間に合ってくれればそれでよいという算段も成り立つのだ。詳細はまた書きたいと思うが，いわば前後期で選手をターンオーバーして戦えれば強いといえるし，それに向けて選手層を厚くしておけばそれだけ覇権に近づくというべきなのである。と，いうわけで，よほど離脱者が続出しない限りはどんと構えていればよいと思う。むしろ昨年のように主力選手が故障を隠して低パフォーマンスを見せてしまうことの方を怖れるべきである。これは先日も書いたが，今のカープの戦力はセントラルでは勝るとも劣るものではないし，昨年の不出来は偏に盆暗監督のせいというべきである。あれほど選手をスポイルすることに長けた人は，そうはいない。今年の日南はワンクール5日ということで，明日まで第１クールとなる。そこまでは大幅な戦力低下となるようなインシデントさえなければよいし，そうやらそれはなさそうということでよいのではないか。やはり第２クール，実戦形式が入ってきてから状況を見ていけばよかろう。明日をまた楽しみにしよう。BlogPeopleSIGMA People

  2020/02/04

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  今日はいわば正月であるからにして。

  今日は2月1日。俗に言われる「球界の正月」である。と，いうわけで，12球団一斉にスプリングキャンプに入った今日，出て来る話としたらまさに御祝儀相場でまあ割り引いて聞かねばならない状況である。よって，この時期のニュースはさして取り上げるに能わない。かくなる私も今日は親族の法事があったため，JSPORTS-1の日南キャンプ中継をライブで見ることができず，これを書いている今再放送で断片的に見たところだ。ということもあって，今日のカープがどうのということは書けないし，前述の事情から今日はまともに書くには能わない。なので，今日はこれで打ち止め，でもいいのだが，それでは味気ないので，一応感想方書いてみたいと思う。とはいっても，今いえることはひとこと。特段の問題なし。このくらいだろうか。今日のトピックといえば日南組の投手のうちKJとフランスアを除く全員がブルペンに入り，誠也と會澤，ピレラ，松山がランチタイム特打に臨んだことだろう。残念ながら後者ははじまってすぐに中継が終了したため特段いえることはないので，明日の中継に期待したい。前者についていうならば，開幕投手内定の大瀬良からルーキー森下，新外国人DJジョンソンにスコットに至るまでよい仕上がりを見せていたようであるため，今後の実践形式の練習に期待したいというところである。本当に今日は，このくらいでよいと思う。ちゃんと2月1日を期してちゃんと動ける体をみんな作ってきたということでよしとすべきだ。なんせ「失われた二十余年」のときは，それすら覚束ない状況であったことは否めないから。今日見た中で継続してチェックしたい選手としては，野手では断然小園だ。完全に一軍選手としての風格が出てきて，田中広輔と見劣りがしなくなった。投手ではケムナと矢崎を挙げておきたい。とにかく，今日は始まりの一日に過ぎぬ。日南での11日間で赤ヘル戦士がどのような変貌を見せるか，見ていきたいと思う。明日をまた楽しみにしよう。BlogPeopleSIGMA People

  2020/02/01

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  今年こそ見せつけてやれBlast!Blast!!Blast!!!Blast!!!!

  昨年の今頃は，来たるべき4連覇に向けて気分を上げるべく気分を盛り上げていこうというところであった。しかし，それは緒方くんという盆暗監督のおかげで潰れてしまった。やはり鶴岡一人親分曰く，「指揮官の悪い部隊は全滅する」を地で行ってしまったのである。それから指揮官の更迭を経て迎えた2020シーズン。必ずしも情勢は明るいものばかりとはいえない。指揮官は替わったといえども，野村緒方の愚将コンビにより余計な低空飛行を強いられた10年間の悪夢を一新すべき指揮官の招聘は，球団上層部によって圧殺されたといっていい。否，およそ昨年までの体制の変革に繋がるものは全て否定された。まあ佐々岡の前評判はあながち悪くないし，少なくとも前任者の過ちを反省してくれるものと期待しているのだが，今のところは淡い期待に過ぎない。ただ，潮目の変化はないかといわれれば，確かにある。まずは球団として当然の仕事とはいえ，FA権取得選手の引き留めに成功し，加えてメジャー移籍市場が芳しくなかったからとはいえ，菊池の残留という結果も得た。これは確かに大きい。もし緒方体制の崩壊から佐々岡体制へと言うことが一番プラスに働いたことと言えば，これかもしれぬ。そして新入団選手や新外国人選手の評価も悪くない。さらに言えば，現有戦力，特にレギュラークラスの選手については，普通にやれば上積みが見込めることも付け加えてよいだろう。それほど昨年は，誤算だらけだったのである。もちろん，それが確たるものになるかどうかは，スプリングキャンプ次第である。それに，やはり佐々岡は指揮官としての能力は未知数だ。特にめぼしい補強は新外国人と新入団選手しかなく，差配の難しい「若手の伸びしろ」にある程度頼らなければならないことも，不安要素となり得る。しかし，そんなものは，放って捨てればよいのだ。あの「失われた二十余年」と比べたら，明らかに今のカープの実力は，相対的に他のセントラルの球団を凌駕しているものがあるというべきなのだ。だから，既製品の物差しで測ることはないし，それでどうこういうことはまさにロマンが足らないというべきなのである。とにかく，我々ファンが「球界の正月」前日に壮大な夢を見ないわけにはいくまい。覇権奪還，日本一奪還，すなわち天下布武を旗印に挙げ，これ以外のことは全て思考から捨象されなければならないのだ。さあ，読売やダメ虎の太鼓持ちに過ぎぬ与太記事などは，破いて捨てよう。そんなものは糞食らえだ。今やるべきこと，それはまさに突破である。力強くペナントレースを突き抜けることである。ネガティヴになるのは，そういう結果が出てからでも遅くない。今はとにかく，More Positiveで行こうではないか。それだけの材料は，今のカープにはあると言ってよいだろう。もう心も体もスタンバってるぜ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/01/31

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  今年もまた推しまくるよ。

  私は一介のライトなカープファンに過ぎないのであるから，別に全選手を平等に取り扱う必要などはもとよりない。当然推しの選手をもって然るべきなのであって，それは私にとっては小園海斗と長野さんである旨，昨年の1月に宣言したところである。当然，その思いは変わらない。小園海斗について言うならば，まだもの知らぬファンはその価値を分かっていないと思う。小園は生まれながらのスタアである。そういう選手はそれ相応の処遇をしなければいけないのだ。しかし，昨年スプリングキャンプからオープン戦にかけて結果を出したにもかかわらず，ファームで鍛えるべきだというアホなことを言う向きが多かったのが残念である。カープファンは野球を見ていない，いや野球を知らない。そう言い切ってよい。もっと言えば長野さんの価値を一部カープファンは全く理解していないと思う。だからセンターは野間でというアホなことを言うファンが未だに生息しているのであるが，噴飯物である。長野さんと野間などそもそも比較対象にすらならない。野間はそもそもレギュラーといえるだけの結果を出していないではないか。一方で長野さんはほんもののスタアである。比較すること自体失礼に当たると言うべきなのだ。何故こんなことが起こるのか。ひと言で言うならば，長らくカープファンは本物のスタアというものを見ていなかったからだろう。裏返して言えば，そういう選手を獲得しなかったからと言ってよい。そりゃそうだろう。そういう選手を意図的にスルーして人件費を安く抑えようとしたハジメの策略にまんまとだまされてしまったからである。まあ，カープファンがいかにものを知らなかったかということに尽きるだろう。だからこそ，私は小園と長野さんを推したいと思うし，こういう選手が活躍してこそ真の王者といえるのだ。というより，黄金時代を作ったチームには必ずコアとなるスタア選手がいたのである。また，そういう選手がいなければ，チームは伸びない。あの緒方くんのような盆暗監督で3連覇という結果が残ったのは，やはり新井さんという存在が大きかったのは誰しも認めるところだろう。昨年の無様な不成績は，丸が抜けたからと言うより新井さんが抜けたことの方が大きかっただろう。その代わりとなることができたのは，私に言わせれば長野さんしかいなかった。彼ならチームの屋台骨となり得ただろうにと思うのである。小園と長野さん，彼らは今のカープの他のどの選手も真似のできない才能を持っているという点で得がたい存在であり，大切にしなければならないTalentなのである。もちろん今のカープには誠也という押しも押されぬスタアがいる。しかし，誠也だけでは足らない。いわば誠也を守るべき存在と，一方で誠也を下から突き上げる存在が必要なのだ。前者に長野さん，後者に小園が当てはまることはいうまでもない。と，いうわけで，今年もこの二人を推しまくりたい。今年こそ見せつけてやれ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/01/30

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  赤ヘルは真の補強の勝者たる乎

  睦月も明日で三十日，あと３日でスプリングキャンプに入るというところで，各球団とも今シーズンを戦う陣容が固まってきたところである。編成もとりあえず一段落するところであるのだが，カープがいかに戦うかという観点から見たらいかに，というところになろう。人の出入りという観点からすれば，非常に地味である。大向こうを張った補強はない。ピレラ，DJジョンソン，スコットとドラフト指名選手くらいだ。その意味では，派手な人の出入りがあった他球団と比べたらどうかという見方もあろう。その一方で，主力選手の流出もなかった。FA権取得選手の引き留めに成功し，メジャー移籍志望だった菊池も結果的に残留した。その意味では今オフ一番の補強に成功したなどとも評されるところである。私から言わせれば，FA権取得選手の引き留めなんて組織防衛として当たり前の仕事なのであって，全く積極的な評価に及ばない。それまでのカープがサボっていただけである。本当ならもうひとサボりしたかったところ，丸の流出で球団上層部が批判に晒されたから渋々やったようなものだ。でも，やらないよりはましだし，會澤など過去の例から見てもかなりよい評価をしたようだから，これでよいのだ。ルーキーと外国人について言うならば，これはやってみないと分からない。だから，今から外国人の残す結果を見込んで編成をしているようなチームは必ずや駄目になるだろう。その意味ではカープについても，ピレラに万一のことがあった場合の野手のスペアがメヒアしかいないのが些か辛いと言わざるを得ない。でも，その点を差し引いても，確かにセントラルの中ではカープが一番ましな編成をしたともいえるかもしれぬ。でも，このオフの最大の補強は，監督の更迭である。佐々岡がどうこうではない。緒方くんを切った，いや緒方くん自身が身をひかざるを得なくなったことが最大のストロングポイントであると思っている。理由？皆まで言わせるつもりかい？てゆーか，もう過去5年間でいやほど書いたことがそのまま証明になってるんだけどね。あんな人を，たかだか3連覇したくらいで名将と褒めそやした向きは，はっきりいて頭が悪いと言うべきだ。いや，あの心底どうしようもない前々任者を赤ヘルの中興の立役者と評価する向きさえあるようだから，本当にこいつらまともに野球を見てないか正真正銘のあほうなんだろうな。と，いうわけで，佐々岡が前任者の反省を踏まえて采配を振るうだけで，たぶんかなりの確率で勝てるだろうとみている。もちろんこればっかりはやってみないと分からない。特に昨年緒方くんが見せた醜態のおかげでカープ組みし易しと思われたら厳しい。その意味では，やはり序盤の闘いが鍵を握るだろうし，それから逆算すればこのスプリングキャンプでどれだけ実質的な競争が出来るかということにかかってくると思う。まあこの話は，明後日に続くということにしておきたい。1月31日。さてどうやって煽ろうかな。まずは日南でのアピール合戦だよ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/01/29

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  どうにも前を向けない日もあって。

  疲れた。本当に疲れた。決してハードワークをしたわけではない。でも疲れた。理由は分からない。夜遅くなった日と比べてもがっつりと疲れた感じがする。ひとつだけ考えられるとしたら，過日のインフルの後遺症くらいだろうか。今回のインフルは思うに若干軽かったような気がするし，比較的すっきりと抜けてくれたような気もするのだが，やはり体力は落ちていたのだろう。その中で柄にもなく気合を入れたりしたから，そこで体力と気力がすり切れてしまったのかもしれぬ。きっと，そこで体にエンジンブレーキがかかったのかもしれぬ。こんなところで気合を入れるなと言う神の啓示であると，勝手に理解することとする。こういう日には，一番いいのは仕事などすっぽかすことなのであるが，なかなか家庭を持つと理由なき休暇というのは取りづらい。そうなると仕事もそこそこに，プライヴェイトもそこそこにということで手を打たざるを得ない。と，いうわけで，今日はさらっと流したい。カープ？ネタなら転がっているが，今日は書く気になれぬ。でもひとことだけ。なー商店主さん。金ならじゃぶじゃぶあって，さらにそれを増やそうとしているんだったら，使うべきところでは使おうで。金は天下の回りもの。投資をケチるような経営者が，成功した試しはありませんぜ。天上界に金は持っていけませんぜ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/01/27

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  ああヒロシマよ君を泣く。その11

  今日は旧正月，といっても別に旧暦を祝う習慣はないのでどうだっていいのだが，一方で来週の今日はスプリングキャンプ初日，いわば「球界の正月」と言ってもいい日である。オフシーズンは終わりを告げ，いよいよプレシーズンに入るのである。その変わり目に近づいたということもあってか，ぽつぽつと主力選手の自主トレ便りが舞い込んできているところである。もちろんこんな時期に悪いことなど出て来るわけはないから，話は半分に聞いておかねばならないし，特にここでネタにするほどのこともない。全てはスプリングキャンプで，いや他流試合で見せていただきましょうというところなのである。それに，順調のように見えてその実故障を隠されていたような例があるから，余計にそうだ。しかし，一方で些かの違和感を感じてしまったこともある。これについては何度も書いたところなのだが，敢えて重複を厭わずに書かせていただく。いずれも今日のWEBニュース，と言うことはスポーツ新聞の記事となったところなのだろうが，を見ての感想である。安部友裕がサードのポジション奪取に向けてこのオフは梵英心のアドヴァイスを受けて自主トレをしているようなのであって，もちろんそれはいいことなのだが，それを報じたある社の記事に喝を入れたくなった。サード争いのライバルがピレラになることを想定したものであるのだが，要は安部が結果を残せばピレラには負けるはずがない，という書きぶりだった。これはもう，ちゃんちゃらおかしい。安部とピレラの実績を比べたら断然ピレラの方が格上だ。安部がフルシーズン結果を残したのは1年のみ。本来なら比較することすら躊躇われるのだ。もちろん負けてたまるかという思いを持ってもらわなきゃ困るのだが，だからといっていかにも安部がそんな大選手であるかのような書きぶりはミスリーディングに過ぎる。きっとこれは，球団上層部に安部を推す向きがあってそのイニシアティヴで書かれたに違いないと考えるのが相当だ。こんなタニマチごっこをやっていたら，間違いなく伸びるものも伸びなくなる。野間がいい例じゃないか。その野間についてだが，在広プレスの持ち上げ方は呆れるくらい気味が悪い。一種の褒め殺しじゃないかと思うくらいであるが，きっと褒め殺しじゃないんだろう。これについては過去に書いたところだから繰り返さない。何かの記事で，誠也が今のカープの若手について，全般的に甘さが見られるというような話をしていたのを読んだが，そりゃそうなるだろう。球団上層部の依怙贔屓を受けているような準主力選手を見たら，目指すところは必ずそこで止まってしまう。どことは言わないが関西に本拠地がある電鉄会社球団が一向に若手のBreakthroughがないのはきっとそのせいだと睨んでいるが，それと同じ轍を踏んでどうするんだと言うことである。幸か不幸か，戦力ダウンがほとんどなかったという非常に相対的な理由で，今シーズンのカープの前評判は高い。しかし，こんなことが起こっているようでは，やがて邯鄲一炊の夢にもなりかねない。その先に待っているものは，「失われた二十余年」だ。燃え落ちるのは一瞬だよ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/01/25

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  醜悪な，あまりにも醜悪なReturns　その7

  さて，今年も繰り広げられるであろうチケット狂騒曲を，昨日はまあ茶化すだけ茶化してみたのであるが，茶化しはすれどもでたらめなことを書いたつもりはない。あれはまさに私の真意である。意地でもチケットを取りたいという向きには申し訳ないが，私とは世界が違うよってにというほかないのだ。よって，正直なところあまり深く突っ込みたくはない。とはいえ，だからこそ書かねばならぬという思いもある。なので，昨日の進行ベースで嘴を突っ込んでみることとする。さて，今回のチケット狂騒曲，最低にして最悪の下手人はカープ球団であることはまあ間違いない。正直言って，何故抽選券の市民球場での配付に拘るのか。全くもって訳が分からない。いくら今年は対策を取りましたといっても，まあ見ればいい，あんなもの屁の突っ張りにもならないから。きっと今年も大混乱を引き起こすこと，請け合う。と，いうのは簡単なのだが，やはりここはもうひと突っ込みする必要があるだろう。あれだけ昨年関係各所からお叱りを受けたとなったら，通例はもっといい知恵を出すか，全く別の方法を考えるはずだ。方法論として事前抽選という方法に拘るのならば，例えば往復はがきを使うとかいくらでも代替措置はある。いや，去年のようなことをもう一度やらかしたら，二度目はもうお叱りでは済まない。だったら，少なくとも去年と同じ方法を取るという結論にはなり得ないのだ。それを性懲りもなくやるというのはいかなることを意味するか。結論から言うなら，きっとそれはカープ球団にとってうまみがある方法であるからに違いあるまい。ならその「うまみ」とはなんぞや。蓋し，カープ球団がチケット狂騒曲に対して対策を取ったポーズを見せることができてかつ支出を最低限に抑えられるということなんだろう。はっきり言ってしまう。カープ球団としてはチケット対策なんて知ったことではないのだ。彼らにとって大切なことは目先の銭をがっぽりと確保すること。それで少々チケットの行き渡り方が公平性を欠こうがどうでもいい話，というよりむしろ望むべきことなのだ。彼らにとって転売屋というのは上客なのである。だから上客には徹底的に奉仕するのであって，年に1枚か2枚しか買わないような客なぞ黙っておれ，それが本音なのである。だから私は言うのである。こんな売主から喜んで商品を買いたいと思いますか？って。昨日も例に出したが，他に安くて旨いものがあまたある中で高いうえに旨いかどうかさえ分からない配給物資に列を作るようなものである。だから，やめませんか？こんな商店主から買うの。と，私が煽りたくなるほど，このチケット狂騒曲の現状は酷いと思う。もうひとつ付け加えるならば，この商売だけには長けた田舎商店主は，プレスはおろか当局まで抑えている可能性が極めて高いというところだろう。だから，仮に今年同じような大混乱が起きたところで怖くないのだろう。普通なら二度同じことをやったら今度は警察からこってり油を絞られるところなのだが，それすらないと踏んでいるからのうのうと同じようなことをやっているとみる。やっぱり，一番いいのはこの狂騒曲に踊らされないことなんだろうけどね。それでも踊りたい人が多いから田舎商店主の思うつぼなんだよね，あーあ。やっぱり最後は兵糧攻めかねえ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/01/23

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  今夜は冷たい雨が降る。

  昨日までの天気予報によると明日いっぱい雨が降り続くはずだったのであるが，これを書いている時点では予報が若干変わって明日の朝5時くらいまで雨が降り，その後土曜日頃までしばらく曇りなんだそうだ。そして梅雨を思わせるようなマークが並び，来週火曜日には雪マークがでているから，ここまで暖冬続きの広島もようやく大寒過ぎて寒の入りが本格化するようだ。とはいえもうすぐ立春なのであるが。いずれにせよ，今晩は冷たい雨が降るようなのであって，外でのお仕事をされる方にとっては非常に辛い夜となりそうだ。今晩帰りが遅い方，明日朝の仕事が早い方にも堪えることだろう。と，いうのはカムフラージュ，といって語弊があれば前振りなのであって。今日カープ球団は突然に，「2月23日の9時から16時の間に，公式券の入場券販売に先立つ抽選券を配布する」旨発表した。別に突然でも前振りがなくてもいいのだが，本当に懲りないねえと言うところである。しかし，こういっちゃなんだが，しょせんは抽選券である。これをもらったからといって買えるかどうかは分からない代物だ。わずかな金に命かけるな，笑うて生きよやというのは今は亡き横山たかし師匠の決め台詞だが，抽選券なんてわずかな金でさえもないのだ。抽選に外れりゃまさに紙切れ。だったらこんなものに命かけたらいかんだろう。それこそ笑うて生きましょうや，ねえ。え？でも抽選券がなきゃチケット買えないって？スタジアムで見られないって？ええやん，見られなければ見られないで。今の市民球場のチケット狂騒曲を明らかに異常なものだと思えば，そんなものに巻き込まれることをおかしいと思わなきゃ。少なくとも，チケット購入が約束されない抽選券を並んでまでもらわなきゃ買えないようなチケットなんて，どこかおかしいんだよね。私に言わせれば，他に安くて旨いものが満ちあふれているのに割高で旨いかどうかすら分からない配給物資に並んでいるのと一緒だよ。それでもきっと，ひょっとしたらもう今日からでも，抽選券のために順番待ちをする向きが出るんだろうな。まあ，縁なき衆生は度し難しということで，とやかく言う気はない。私に言わせればきっとキツネザル並みの脳みそなんだろうなと思うほかないが。これは今年も，「冷暖房完備の私設寝ソベリア」か，然るべき店での観戦になるな。まあ，それはそれでよい。私は今の異常なチケット狂騒曲に巻き込まれたくないし，そんなことに労力使いたくないから，それでよいのだ。それじゃいやだという向きが然るべくあたふたすればよいだけのことである。チケット販売のおかしさについては明日にでも書きたい。BlogPeopleSIGMA People

  2020/01/22

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  ようやく頭も回ってきたのであって。

  インフルエンザを発症してから4日，解熱してから2日経った今日，ようやく体調の方が元に戻ってきた。それでも昨晩というか今朝未明までリンパ腺の通ってる付近がチクチクと痛んでいたから，何とか少しずつ元に戻ってきたかなというところである。とはいえ昨晩も相変わらず睡眠のバランスが悪かっし，昼間も結局テレビを見ながら眠りに落ちていた時間が合ったので，メンタルのバランスがまだ悪いことには変わりないようだ。それだけでもインフルエンザというのは怖いのである。と，いうわけで，今日くらいは何かまとまったことを書こうかなと思っていた矢先に，非常に残念なニュースが飛び込んできた。既にWEBニュースでも報じられているところではあるが，北別府学さんが昨年来成人T細胞白血病に罹患され，かつ昨年11月よりその数値が悪化したと言うことで，しばらく療養に入ると言うことである。これはもう，自分の病なんぞでオタオタしてはいられないと思わせるほどのインパクトである。インフルエンザなどは適切な治療さえしていれば治る病気だし，まあ自らの抱えている病も適切に接していれば一生付き合っていけるものではあるのだが，白血病となるとそうは行かない。最終的な治療となると骨髄移植と言うことになるのだろうが，誰彼でもドナーになれないというのが辛いところである。だから，あまり無責任なコメントはできない。とにかく早期快癒をお祈り申し上げますというだけである。ところでカープであるが，今日球団関係者及び首脳陣が護国神社で必勝祈願を行い，併せてスプリングキャンプの一軍二軍の振り分けを行ったようである。もちろんこれはスタートラインに過ぎないから，まずは日南と沖縄でそれ相応のパフォーマンスを見せていただきたいというほかはない。少なくとも，故障を隠したままプレイしてましたとか，必死さの欠片も見えないプレイだけは願い下げである。それで昨シーズンずいぶん緒方くんが判断を狂わせたことくらい，少なくとも佐々岡は分かっているだろう。まあ，判断を狂わせた緒方くんが指揮官として三流であったことは今さらどうしようもないことなのであるが，佐々岡は当たり前のことを当たり前にやれば名将と呼ばれるかもしれないアドバンテージを持っているのだから，そのあたりよろしく頼むと言いたいところである。球界の正月まであと12日。BlogPeopleSIGMA People

  2020/01/20

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  続・角を矯めて牛を殺すなかれ。

  昨日はこの時期には珍しく柄にもなく真面目なことを書いたが，今日ももう少し続けたい。きっと明日になったら疲れて書けないかもしれないし。今シーズンのカープの用兵上の論点のひとつには，やはりショートストップが挙げられる。もちろん一体誰にしようかという低いレベルではないことが救いなのではあるが，ひとつ間違うと全部駄目になってしまいかねないところでもある。いうまでもなく，田中広輔と小園海斗をどう使うかというところである。こんなもの，私に言わせれば簡単だ。ショートは小園。田中はショート兼任のサードが望ましい。これ以外の答えはあるまい。カープファンの中には勘違いしている向きも多いかもしれないが，今シーズン必死になってレギュラーを取らなければならないのは小園以上に田中の方である。いかに膝の故障があったにせよ，昨年見せた田中の劣化ぶりは，非常に見ていて辛いものがあった。当然今シーズンは膝の不安を解消してスプリングキャンプに臨むものと思われるが，だから一昨年までのパフォーマンスが期待できますというのは楽観的にもほどがあるというものだ。田中と小園を比較した場合，現状小園が上回っているのはスローイング面くらいで，それ以外はもちろん田中に一日の長があるのだが，問題は今シーズンにおいてそれが確実に出せるかである。それができなければ，ショートストップは赤ヘル百年の計にかけて小園で固定するべきであり，それ以外の選択肢はないと言ってよい。それが覆されるときは，小園になにがしかの問題が発生して，田中が三連覇ベースの攻守を見せたときだけと言ってよい。昨日も書いたところであるが，育成を考えるときには，その選手がどのようなプレイヤーになってほしいかという最終形をベースにしなければならないのである。小園の場合，それは球界を代表する大型ショートストップであることを否定する向きはあるまい。ならば，小園はショートで育成すべきなのである。田中について言うならば，私に言わせればショートとしては限界点にあるような気がする。しかし，伸びしろがまだあるとすれば，打撃と足である。ならば，それを活かす方向でなければならない。そうなると，ショートは小園，田中は今ポジション的には流動的なサードというのが，一番収まりがよく，かつ両者のストロングポイントを活かすと言う点でも最適解であるという結論に至る。その逆は0点だ。小園の才能を殺す上に，万一田中か小園に何らかのアクシデントがあった場合に対処できないのだ。もちろん，この結論の前提は小園が順調に伸びてくれることではある。それについては，スプリングキャンプでのチェックポイントになるだろう。やっぱり育成を標榜するならこのくらい考えようね。BlogPeopleSIGMA People

  2020/01/13

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  角を矯めて牛を殺すなかれ。

  まがりなりにもカープは指揮官に問題があっても三連覇したと言うことは，やはりそれなりのストロングポイントがあったと言うことである。そのひとつに，捕手の層が厚いということをあげてもよいだろう。なんせ他のチームには正捕手にも人材を欠くところがあるのだから，それを思うと，この点はまあちょっとばかり胸を張ってもよいところである。捕手というのは何と言っても代替性のないポジションである。だから不測の事態に備えて然るべきレベルの選手を複数置きたいところであるのだが，その一方で代替性がないが故に一軍枠の食わせ方に頭を悩ませるところでもある。かといってあまり固定してしまってもまずいところがあって，それは過去偉大なる正捕手を誇ったチームがその後の育成に難渋していることからも明らかなのである。現状のカープについて言えば，まず會澤翼が正捕手たる地位に君臨していることは厳然たる事実である。そこにまあ石原慶幸がいて，磯村がいるという構図で，ここに坂倉と中村奨成，ルーキー石原貴規が割り込みたいところということになるだろう。しかし，このままでは坂倉と奨成がなんとなく宙ぶらりんというか，育成が中途半端になっているような気がしてならない。坂倉は昨年から打撃を活かして外野手としての起用もされているところであって，これはまあ適切な措置であると思われるのだが，少なくとも昨年までを見るならば奨成は捕手としての起用に拘られているような気がする。しかし，これではファームでは正捕手は取れても一軍での起用への道が開かれないのではないか。奨成がいわゆる「捕手らしい捕手」であればともかく，どちらかと言えばアスリート型のように見えるからなおさらである。これもまあ佐々岡が現時点でどのような腹案を持っているかはなんとも言えないのだが，敢えて私見を述べるとするならば，このスプリングキャンプ，捕手と同時に外野手，あるいは三塁手としての育成をも図るべきであると思う。坂倉も昨年ベースの外野手との併用を続けるべきことは，当然である。もしこう言う起用ができるようになれば，強力なオプションが増える。まあこれは奨成が一軍に食い込んでこれればという条件付きではあるのだが，坂倉と奨成を野手で起用できれば，會澤に不測の事態があった場合（彼の場合は死球リスクというのがつきまとうところではあるし），あるいは石原慶幸スターター起用で彼に代打を出すべきときに，すぐに彼らに捕手起用をさせて火力を落とさない，あるいは火力を上げる起用をすることができるのだ。将来的なことを言えば，坂倉と奨成をその時の調子や投手との相性に応じて捕手と野手で使い分けて同時起用することだってできる。坂倉にしても奨成にしても，最終形はカープの正捕手であることは間違いはないし，できれば「ツインタワー」として君臨してほしいところである。だからといって，捕手としての起用に拘泥してファームで経験を積ませてというのは下の下である。むしろそのストロングポイントをまず一軍で活かすべきなのである。ファームでの100試合の出場よりも一軍での1試合の出場経験，1本の安打，1本の本塁打が血となり肉となるのである。小園がいい例ではないか。と，いうわけで，来たるべきスプリングキャンプではこの二人がどのように育成されるかということをひとつの注目点としてみたい。その前に奨成は，Athleteでしっかり鍛え上げないとね。育成を標榜するならこのくらい考えようね。BlogPeopleSIGMA People

  2020/01/12

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  いったい誰に対して忖度してるのかねえ。

  さて，今日こそ睦月も十日となり，いよいよ本格的に2020年ペナントレスが動き始めるまで20日を切ったところである。そろそろ今年をいかに戦うべきかということが話題になり始めるところであって，そのキモは如何に選手を起用していくかというところに尽きるところはいうまでもない。カープの，まあ野手について言うならば，故障とかなんとかいうことさえなければ，とりあえず固定されるのはキャッチャー會澤，セカンド菊池，ライト誠也ということになるだろう。いや，キャッチャーについても，もっと流動的な使い方ができるのではないかと思っているところであるが，それは追い追い書いていきたい。まあそれを抜きにしても，論点は多い。サードは？ファーストは？小園と広輔が争うショートは？守備は万能らしいピレラの起用方法は？と，考える余地はたくさんあるだろう。その中でひとつの論点として，センターとレフトの用兵如何がある。去年ベースで言うならば，センターは西川，レフトは長野さんとまあ松山の併用というところになるだろうし，シャビと再契約するかしないかでも変わってくるところと思われる。本来であればここにピレラよりももっとインパクトのある大物選手があらまほしきと思うのだが。ところが，最近一部カープファンがおかしなことを言いだしている。センター野間を強硬に主張する向きがあるようだ。理由は不明だ。というより，私には何故そのような論が出るのかがよく分からない。善解をするならば，一昨年に一時的に見せた輝きを忘れられないのかもしれぬ。しかし，野間の本来持っているポテンシャルからしたらまだまだあれでは物足らない。あの程度で外野のレギュラーでございというのは，Bクラスチームならともかく優勝を狙うというならレベルが低すぎると言わざるを得ない。正直，西川でさえまだまだレギュラー確約と言うには物足らぬところがある。ましてや昨シーズン後半の野間など，一軍に置いておくのも憚られる内容だっただけに。その意味では彼らは本当に野球を真摯に見ているのかと思われるのだが，まあそれは追及するまでもなかろう。はっきり言ってしまえば，彼らは野間を評価しているのではないのだ。野間を評価する姿を見せることによって，球団内部にいる野間を猫かわいがりしている向きとの同一化に恍惚としているのだ。これは広島にいればひしひしと分かるのだが，今の野間は明らかに実績以上の扱いを受けている。それについては過去弊ブログでも取り上げてきたので繰り返さない。そしてこのオフ。はっきり言って，スター扱いだった。おそらく露出度ならば西川と同格かそれ以上と言ってもいいだろう。これはおかしいのではないか。少なくとも私はそう思う。これまで野間を猫かわいがりしているかのごとき起用は緒方くんの意向によるというのが通説だったようだし，それを否定するものではないが，きっとそれだけではないだろう。むしろ，球団上層部，はっきり言えばハジメかそれに近い人物が野間をかわいがっていると推理する。だからこそ，一部カープファン，特にハジメと繋がることでHierarchy上位に座ることを目論んでいる向きは，ことさらに野間を持ち上げるのではないか。そう思うと，バカバカしいったらありゃしない。昨年後半見せた野間の好守に冴えのないパフォーマンスのどこに，昨年ベースの西川や長野さんの実績を差し置いて起用する理由があるというのだろうか。普通に考えれば分かるはずのことである。もちろん，私は野間のポテンシャルを一応信じているから，こんな素人の戯れ言を吹き飛ばすほどの結果を残してくれれば文句はないのだ。3割，20本塁打，50盗塁，このくらいの数字を目指して頑張れと言いたいのである。しかし，今の野間を見ると，心が折れる。はっきり言って，今の成績くらいでファンが甘やかすようなことをしてはいかんだろうと思う。昨年の話を蒸し返すようで恐縮だが，だから足が売り物の選手が二度までも怠慢走塁をするようなことになるのだ。佐々岡がどう考えているかは知らないが，少なくとも準レギュラー待遇で処するのはやめるべきだと思う。まずは大盛や宇草と同じレベルで一軍枠を競争させるのが相当だろう。もしそうでなかったとしたら，私がここで言ったことが裏付けられるまでだ。悔しかったら，結果出して見やがれ。BlogPeopleSIGMA People

  2020/01/10

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  歳末吉例小ネタ特集・恒例年越しの宴

  （今年もやってきた天上界CARPOB会の年に一度の年越しの宴）石本秀一氏（初代監督）：しかしカッちゃん，今年もとうとうこの日が来たんよのう。毎年毎年盛況になって，ありがたい限りよのう。白石勝巳氏（第2代監督）：そうですねえ。しかし今年は優勝どころか4年ぶりのBクラスですからねえ。ちょっと盛り上がりに欠けますか。石本氏：そうよのう。せっかくまがりなりにも三連覇じゃ言うとったんが，一気に堕ちるところまで堕ちたんじゃなあ。何とも情けなあで。白石氏：それはもう御大の仰るとおりでございます。ただ，さしもの気楽な向きもこれじゃあいけんと理解したのであれば，まあ来年へ向けてのいい薬になったんではないかと。長谷川良平氏（第5代監督）：でも両御大に口を挟んで恐縮ですが，どこまで彼らが分かってますかねえ。なんとなく監督が替わりました，ドラフト1位で森下が取れましたで，これで変わりますと思ってるんじゃないかと。根本陸夫氏（第6代監督）：確かに緒方は指揮官としては失格だったよ。だけどね，緒方が代わればすべてが変わると考えるのは本来おかしいんだよね。佐々岡になったら全てが解決するというような風潮があるけど，ちょっとねえ。別当薫氏（第7代監督）：でもなあ，私は緒方が3回も優勝しただけでうらやましいんや。「優勝経験のない1000勝監督」だけに。たとえ人格がどうこういわれても。なあ，ミム。三村敏之氏（第13代監督）：うーん，もはや何とも申し上げようがありません。ちょっと甘やかしすぎましたかねえ。そんなように育てたつもりはないんですが。長谷川氏：まあ，ミムがかわいがったことと緒方の今の品格は繋がる話じゃないから。でも，やっぱりこの御時世，選手に手を上げたらやっぱりいかんよねえ。根本氏：それを言い出したら古葉ちゃんなんかどうなるんだい？やっぱり，時代なんかねえ。それともやられた野間がひ弱なんかねえ。別当氏：やっぱりなあ，我々のような戦前世代には理解できないんとちゃうかなあ。これはやっぱり若い世代の意見を聞いてみようや。おーい，ものどもやー。津田恒実氏：ちょっと別当さん，ひとくくりで呼ばないでくださいよ。少なくとも僕は他の二人と世代が違うんですから。木村拓也氏：そんなに変わりはしないじゃないですか。確かに僕と河野はちょっとばかり早く来ましたけど。河野昌人氏：そうですよ。でも，古葉さんってそんなにすごかったんですか？津田さん。津田氏：僕は毎日ベンチにいたわけじゃないけど，結構ベンチ裏で厳しかったよ。そりゃあ手も出る足も出る・・・三村氏：おいおい，あんまり脚色するんじゃない。そのうち古葉さんがこっちに来たらどうする。津田氏：すみません。木村氏：でも，それだけ厳しかったわりにそれがきっかけでチームが空中分解したなんてことはなかったですよね。やっぱり，信頼関係なんですかね。寺岡孝氏：なんなんだろうね。古葉ちゃんはやっぱり人の心を掴むのがうまかったんだろうかね。それに今地上界ではやりの言葉でいえば一騎当千の強者どもが「ワンチーム」になっていたし，それをまた私やらゴジさんやら田中尊さんやらで支えてたようなものだから。河野氏：でも，最近の若い子だったら，耐えられないかもしれませんねえ。特に野間なんて今の若い者の代表みたいな子ですから，衣笠祥雄氏：うーん，野間をフォローするわけじゃないけど，やっぱり時代なんだよね。たぶん今古葉さんのやり方でやったら，チームはやっぱり分解してしまうんじゃないかと思いますよ。特にあのときのカープは，もちろん根本さんやジョーの作った礎があったけれども，やっぱり古葉さんが作り上げたチームのようなもんだったしねえ。石本氏：なるほどなあ。わしのような大正世代には理解できんけどなあ。根本氏：なあ若いもん，君らは石本御大をいいおじいちゃんと思ってるかもしれないけど，この方も若い頃は草創期のタイガースの監督としてブイブイ言わせた人だから。確か門限を破った主力選手を投げ飛ばしたりしたんでしたっけ（註：実話です）。石本氏：そがいな昔のことはええが。まあ，呑もうや。今年の司会は誰や？木村氏：はい，僭越ながら私めが。それでは新入会員の紹介から参りましょう。今年は特別会員として有馬三恵子さんが入会されましたので，是非御挨拶を賜りたいと思います。有馬三恵子氏：「それ行けカープ」のおかげで，私もカープ同人の一員として認知していただいたようでございます。もちろんこの席にも佐々木久子さんなど「広島カープを優勝させる会」のメンバーだった大先輩方がいらっしゃいますので，是非これを機会に旧交を温めさせていただければと思います（一同拍手）。石本氏：これはこれはよう来んさった。ここへ来たらみんな仲間じゃ。楽しんでいってつかあさい。佐々木久子氏（名誉会員）：「それ行けカープ」を生み出しただけで，カープにとってあなたの功績は大よ。是非大きな顔押して上席に座ってちょうだい。木村氏：そして今年のゲストは，府中市出身の平参平さんの縁で，吉本オールスターズです。新喜劇は平参平さんに花紀京さん，岡八朗さん，原哲夫さん，井上竜夫さん，そして新加入の木村進さん，山田スミ子さんのラインアップ，漫才のWヤングなど豪華ラインアップです。河野氏：それでは参りましょう。まずは「暫定師弟どつき漫才」，横山やすし・たかしのご両人から！（そして今年も盛り上がりのもと宴は続く）来年こそ正真正銘よい年になりますように。BlogPeopleSIGMA People

  2019/12/30

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  ある鯉党のたはごと2019最終章後編；「にわかファン」の視点こそ大事に。

  今年はラグビーワールドカップの盛り上がりもあって，空前とも言うべきラグビーのブームが来たと言ってよい。それを読み解くキーワードの一つに，「にわかファン」が挙げられる。ワールドカップをきっかけにラグビーの面白さを知った層が自称し，広く肯定的な意味合いで使われたようである。これはある意味当然なことで，どんなものであろうと一番最初は「にわかファン」から始まるのだ。まさか生まれた頃からDNAにそのファンであることが書き込まれている人などいるわけがない。誰だって何らかの影響で，それが内在的な外在的かは別として，そのものを好きになる「事始め」があるべき事象があるはずなのである。だから，本来この言葉は価値中立的なもののはずなのであって，ネガティヴに使うこと自体が誤りと言うべきである。まあそれはともかくとして，もうひとつ，ファンの有り様を読む視座としては，「Core／Light」の二分法が挙げられると思う。ただし，これも難しい。何を持ってCoreなファンというかの定義が自明ではないのだ。単にファン歴が長ければいいというものではないだろう。敢えて私を俎上に挙げれば，まあ自分などいっちょかみの塊のようなものであって，およそ興味のあるもの全てその端くれをかじったようなものだ。だから何かについて深く語ることができない。ただし，長く生きているからそれなりにいろんなもののファンを長くやっているということだけは間違いないのだ。ラグビーでいうならばかつても書いたがあの松尾雄治と平尾誠二が対決した新日本製鐵釜石V7の日本選手権以来だからまあ相当長いが，じゃあラグビーについて一節語れるかと言われれば，そんな自信はない。まあ永遠にLightなファンのようなものだ。じゃあカープはどうかって？はっきり言うならば，今の私は決してCoreなファンではない。敢えて言えば学生時代は頭の中の半分以上はカープのことだったからまあCoreなファンの端くれだったかもしれないが，今はそうではない。私の中では高橋慶彦がこちらに駆け抜けてくるかのごとき表紙の「月刊カープファン」を手に取ったときの感性のままでいたいと思っているところである。否，「Coreなファン」であることなど糞食らえだとさえ思っている。私が常々思っているのは，そしてこれは自ら戒めていることなのでもあるが，「素朴な疑問」を大事にしなければならぬと言うことである。なんでもそうだがファンとしての付き合いが長くなるとその有り様すべてが当たり前に見えてしまうというきらいがある。やがてそれはseinにしか過ぎないものがsollenに見えてくると言うことに繋がるのだ。そういう目でしか見られなくなると，やがて思考は停止する。それでは，いかんだろうと思う。しかし，残念ながら「Coreなファン」であることを自認しているような層に，そういう向きが多いと思う。そしてそういう向きに限って，「にわかファン」を小馬鹿にするような言動をして憚らない。全くバカバカしいことだ。もっと残念ながらこのことはカープファンには顕著であると思う（よそのチームのファンがそうではないというつもりはない。単に知らないだけだ。）。一昨年のこのシリーズ前編で，私は「愛することを学ぶのに」と題して，ファンというもの如何を問うた。そこで私はこう申し述べたところである。少し長いが引用させていただく。「こういうことになる理由は様々だろうが，そのひとつには，自分こそはもっともその対象が大好きで自分こそが第一のサポーターだという思い込み，といって悪ければ「無批判な献身性」によるものがあるのではないかと思う。私に言わせればその「無批判な献身性」のもっともたるものがカルトではないかと思うのだが，当の本人はそういうことに気がつかないらしい。もっとも，私のような拗ね者からすれば，そういう向きは縁なき衆生と思うのみであって，まあ好きにやってればという以上でも以下でもない。で，済めばよいのだが，時にそういう向きの中にやたらと声が大きいものがいたりして，自分の信じる「愛」の形を絶対的な規範として振り回してくるのである。中には徒党を組んで来るものもいる。そうなると，ことは個別的，主観的な営みという範疇外のことになってしまって，ここにカオスが生じるのである。」こうならないためにはどうすればよいか。やはり，目の前の事象について生ずる「素朴な疑問」を大事にすることに他ならないと思うのだ。その視点は，やはり心の中のどこかに「にわかファン」のそれを持っておかなければ出てこないものと考える。少々長くなったが，このことはカープファンの有り様やサンフレッチェファン・サポーターの迷走を見るにつけ強く思ったことであり，かつ毎日駄文を物すものとして厳しく自戒しなければならぬと思って認めさせていただいた。それが自分にできていたかどうかは分からない。ひょっとしたらおまえこそ何を言うかと言われるかもしれない。しかし今日の文章はそれに対する自己批判も兼ねているものとして御容赦願いたい。素直に目の前の事象を見よう。そして考えてみよう。BlogPeopleSIGMA People

  2019/12/29

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  ある鯉党のたはごと2019最終章前編；やっぱり私の読みは正しかった。

  さて，毎年手を変え品を変え書き連ねている恒例のシリーズ，今年の前編はやっぱり思いの丈をぶちまけるプロットで行きたい。というわけで，昨年同様緑色マシンガン乱れ撃ち，と行く。特に赤い帽子の野球チームには。などと書きつつ昨日と同様の手を使って恐縮であるが，昨年の「前編」では，「三連覇くらいで喜んでるんじゃねーよ。」と題して，今そこに見えていた危機をあぶり出してみたところである。而してその結果はどうなったか。もはやいうまでもない。私が書いたこの言葉のとおりになってしまった。「とにかく，今年のポストシーズンに見えてきたものは，かつて「失われた二十余年」の時代に繰り返されてきたスラップスティックと，なんの径庭もない。これじゃあ駄目だ。三連覇？そんなもんでだまくらかすんじゃねーよ。だいたいポストシーズンゲームになったらぺしゃんこにされてしまってるじゃないか。胸なんか張れねえんだよ。悔しくねーのか。」昨年ポストシーズンに私が見た「危機」は，決して幻でも枯れ尾花でもないという確信があった。しかし，もの知らぬ向きというのは怖いもので，かつて「失われた二十余年」の間カープが突き進んできた誤った道でそのままセントラルを勝てると思い込んでいたようだ。その結果が，今年のザマであるとしかいいようがない。どこが誤っていたのか。それは昨年のポストシーズンに唱道された「若手の伸びしろ」という悪魔の合言葉に酔い痴れてしまったからに他ならない。この言葉を口にするチームは，間違いなく駄目になる。そしてかつてのカープは勝てもしないくせにその言葉で補強をサボる口実にしていたのである。弱いのに補強をしないチームが勝てるわけないのは子どもでも分かる道理なのだが，おおかたのカープファンはそれに騙された。まあ，私に言わせれば，騙されたほうが己の不明を恥じよと言うだけのことであるが。それでは何故三連覇できたか。答えは簡単。適切な補強をしたからである。黒田博樹という特大補強もあったし，最初は懐疑的に見られていた新井さんだって今や三連覇の大貢献者であることを疑う者はいないだろう。もちろんある程度地盤ができていたこともあるのだが，やはりそれに上積みがあったからこそ栄光があったと言うべきなのだ。しかし，単に補強をサボったことだけが今年の失敗の原因であるとも思えない。もうひとつの要因，実はそれが最大の要因だったのかもしれないが，これを昨年の読みに加えて付け加えなければならない。蓋し，鶴岡一人親分の言われたとおり，「指揮官の悪い部隊は全滅する。」はっきり言って，ろくに補強をしないというディスアドヴァンテージのあったカープであるが，じゃあ優勝したジャイアンツとそれほど実力差があったかといわれればそうではあるまい。むしろカープの場合，はっきり言えばこの10年間ずっと，とんでもない「指揮官リスク」を抱えていたと言うべきである。なんせ兵術の素人が兵隊としての過去の栄光だけでは指揮官やっているようなものだから，うまく行くはずがないのだ。その点で言えば，私は新監督が佐々岡ということには，未だに納得していない。もっとも，緒方くんが佐賀の頑固一徹もんの上に前任者の悪いところを全部吸収してしまっていたのにたいし，佐々岡は緒方くんの治世をおそらくは客観的に，かつ批判的に見ていたであろうことに期待をしたい。あとは，本当にもうひと補強である。菊池涼介の残留は喜ばしいことだが，どうせならMLBからもうひとりくらい，獲得したこと自体にインパクトがある選手がほしい。「若手の伸びしろ」に期待するならば，若手選手が伸びるための鏡となる，そして試金石となる存在が必要なのである。単に若手選手を我慢して使うだけが能ではないのだ。来たるべき2020年は，栄光を取り戻すチャンスである。そしてひとたび取り戻せば，それをまた長期的に保持することができるだろう。それをまた手放せば，「失われた二十余年」の二の舞だ。なんせその暗黒時代と同じようなことやってるんだから。とにかく，昔のイチローのコマーシャルではないが，変わらなきゃ。後編は若干趣を変えていきたい。BlogPeopleSIGMA People

  2019/12/28

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  ああヒロシマよ君を泣く。その10

  いろいろあった2019年もいよいよ押し詰まり，いわゆる営業日ベースでは残り5日となった。今年の総括などという悠長なことをいっておられるのもそれだけ時間が少なくなったと言うことでもある。さて，赤い帽子の野球チームについていうならば，今年のあり得ない不成績を大反省して来シーズンに覇権奪回に臨む，というには，あまりにも歩みが遅い。ひと言で言うならば，変革への意欲が感じられないのである。監督の首だけすげ替えてこれで十分ですと居直っているようにも見える。カープの今シーズンが終わったのが9月30日，それから3か月経過したわけであるが，その間のカープの動きを見ると，一体何をやっておるのかと思わざるを得ない。要するに，補強のペースが遅すぎるのである。よそのチームはそれなりに編成という目に見える形で結果を出しているのに対して，カープは新外国人3人と大盛の支配下登録のみである。それこそ森下の獲得ですべてが変わるとでも言いたげなやる気のない編成と言って過言ではない。もちろん，今のカープの選手層がセントラルの他のチームと比して劣るとは思っていないし，今シーズンも優勝できる，いやしなければいけないだけの戦力だったと考えている。結局今のところよそのチームも外国人頼みのようなものであって，外国人枠がある現状ではカープを脅かすものとはいえないと考える。しかし，カープと手今の戦力では今年のペナントレースを勝ちきれず，そもそも対パシフィックとの闘い，特に短期決戦では話にならない成績しか残せていないのも確かなのである。この現状に鑑みるならば，もっと手を打たなければならない。こういうと，もの知らぬあほうどもが二言目にいう悪魔の世迷い言が出て来るのである。そう，「若手の伸びしろ」。ほんとうにバッカじゃなかろかと思う。「伸びしろ」を当てにするのは，畢竟希望的観測に過ぎないのだ。もちろんどんな補強も希望的観測のようなところはあるが，若手の伸びしろにきたいするということは，ある意味ローリスク，そこそこのリターンを求めているようなものであって，チームを大きく変革するには足らないのだ。カープの若手選手は，確かに他のセントラルのチームと比べてもTalentが揃っていると思う。しかし，足らないものがあるととすればもっと高いレベルでの競争，さらにいうならば若手の模範となりかつ「関所番」となるべき選手が足らない。そうでないと，結局角を矯めて牛を殺すこととなってしまわないだろうか。もし若手の「伸びしろ」に期待するのであれば，若手を甘やかしてはいけない。むしろ若手に持っていない財産を持っている選手を揃えて競争させることが大事である。その意味では，今のカープの編成では非常に不安だ。もっと心配なのはもの知らぬカープファンに危機感が全くないことだ。結局そういう向きが甘やかして駄目にしたのが「失われた二十余年」だからなおさらである。守銭奴とその腰巾着をのさばらしちゃダメダメ。BlogPeopleSIGMA People

  2019/12/20

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  あへていまとしのせにうれひをはらはむ

  師走の雑事に紛れてるからかもしれないが，時の経つのは早く，2週間後の応当日は2020年の元日である。それこそ雑事にかまけていたら今年の反省をする間もなく新年を迎えてしまう。それもまたあじきなきことであるので，やはり今のうちに今年の憂いを払っておきたいと思う。となると，やっぱり赤い帽子の野球チームが2019年に見せたスラップスティックを俎上に乗せざるを得ないのである。いや，もっとはっきり言うならば緒方くんのこの５年間の治世について書かなくてはなるまい。これはもう結論からズバリと言うなら，やっぱり緒方くんは指揮官としては不適格，もっと言えば凡そ人の上に立つべからざる人だったと総括せざるを得ない。理由？今年の結果が雄弁に物語っている。そうすると３連覇したじゃないかと言う向きも出てきそうだが，私に言わせればこれは過大に評価してはならない。敢えて言うなら大学生が小学生のテストで高得点取ったようなものである。え？最近の大学生は分数もできないし漢字も読めないって？それは安倍晋三が悪い。話を戻すと，2016年からのセントラル三連覇は，よっぽどのアンポンタンでなければ勝てたくらいの楽な闘いだったのである。何もしなくても勝てたといってよい。問題はポストシーズンである。さすがにここでは動かないと勝てないのだが，そうなると緒方くんの手には処方箋がないからパニックになるのである。結果は三年続けての惨敗である。だから指揮官としては評価できないのだ。今シーズンの緒方くんの采配ぶりについて敷衍させるならば，一昨日書いたとおりやはり丸が抜けたという事実に対して無理矢理現有戦力の中から「ポスト丸」を育てようとしたことがやはり大きな失敗だったと思う。過ちを認めるに憚ることのないような人ならばきっと素早い変わり身を見せたに違いないのだが，緒方くんという人はもう極めつきの頑固者だから，そこが分からないのだ。さらにいえば，せっかく球団のファインプレイで獲得した長野さんという手駒を何故か嫌った。緒方くんが一流の戦術家でありかつ演出家的センスを持っていたならば，きっとオープニングゲームのジャイアンツ戦に調整の照準を合わせるように長野さんに指示をして，かつスターターで起用したことだろう。それができなかったということは，そういうセンスもない，もっというならば人遣いが下手くそということに尽きるのだ。さらにいうならば，緒方くんにはカリスマ性もなければ人の上に立つべき者が有する「徳」がないのだと思う。その象徴があの｢野間殴打事件」のあとのチームの大崩壊であると考える。正直なところ，この問題がこれほどまでに大事になったのは，偏に緒方くんの人徳のなさに尽きると思う。というより，あんな理由で手など上げてはいけなかった。干せばいいだけのことだから。もちろん，緒方くんを弁護するならば，指導者としてのキャリアがそんなにあるわけではないばかりか，指導者として着いていた指揮官がとんでもない稀代の愚将であったという不幸につきまとわれたという点は酌まなければならない。その意味では緒方くんひとりの責任と言うよりはカープという野球会社全体の責任だと断ぜざるを得ない。しかし，情状酌量の余地はあっても，罪を消す事由には，もちろんならないのだが。やはり指揮官のよろしきを得ることは大事。BlogPeopleSIGMA People

  2019/12/18

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  ある鯉党のたはごと2019その９；あまりにもくちをし。

  腰という字はにくづきに要と書くが，実は「要」という字がそもそも「こし」の意味なんだそうである。転じて「要」が「かなめ」の意味に用いられ，それと区別するため「こし」を表す字にはにくづきがついたんだそうである。いずれにせよ，古来「こし」が人間にとって非常に重要であることが意識されていたということは間違いない。ところでこの私，またやってしまった。昨年もこの時期に腰を痛めて難渋したのであるが，今年もまた，しかも時期まで同じくして痛み出したのである。結局今日整形外科医に駆け込んで然るべき薬の投与と治療を受けたのだが，まったくもって情けない限りである。しかし結局のところ慢性の疼痛以上でも以下でもなさそうなので（そうでなかったらそのほうが恐ろしいのだが），対処療法を続けるしかないのだろう。まあ，長期戦かもしれぬ。ところで。今シーズンのカープの不成績の一端は，まさに「要」であった「三番センター」をどう再構築するかという処方箋を間違えたというところにあることはもはやいうまでもあるまい。少なくとも，誰かを出ていった人の代わりにそのまま擬するというのは戦術的にも戦略的にもまずかったと思う。しかし，カープはそれに固執した。畢竟それは野間をその代わりにという願いが込められてたからと言うべきなのである。そして，身体能力だけなら前任者を上回っていることもまた確かなのである。しかし，緒方くんは，いやこの野球会社は野間に拘りすぎた。そのことについてはもはや自明なので敢えてか書かない。ところで，去る11月30日の記事では，2019年の野間を憂えた上で，このように締めくくったところである。＞佐々岡が来シーズンの外野手の布陣をどう考えているのかはわからないが，＞少なくともレギュラー候補，一軍枠確約のような起用はしてほしくない。＞彼に足りない「命がけの必死さ」を引き出すような差配をしてほしいと思う。＞それよりなにより。まずは野間自身が，今オフは映像やイベントから消えて，＞必死になって鍛錬してほしい。このままじゃ，今に宇草にさえ抜かれるよ。佐々岡の差配については来年の話だし，野間がこれからどんな鍛練を積むかは知ったことではないが，ことこのオフについていうならば，何故か野間はイベントに引っ張りだこである。これをどう思うかは，受け取り方次第だからなんともいえないが，私は残念でならない。むしろ，このオフだけでいいからしっかり消えてほしかった，然るべき実績を残してから大手を振って出てきてほしいという思いがしてならないのだ。どうもこういうところを見ると，野間が重用されたのは緒方くんの好き嫌いだけだったとは思えないのだ。てゆーか，在広プレスの与太記事を丹念に読めば，やたら野間讃美が多いのである。まあこれ以上は憶測にしかならないけど。本当に残念だとしかいえない。BlogPeopleSIGMA People

  2019/12/16

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  さわぐあはうにたへかねて。

  杞国に，人の天地崩墜して，身の寄る所亡きを憂へて，寝食を廃する者有り。又彼の憂ふるところあるを憂ふる者有り。因りて往きて之を暁して曰はく，「天は積気耳。処として気亡きは亡し。屈伸呼吸の若きは，終日天中に在りて行止するなり。奈何ぞ崩墜するを憂へん乎。」と。其の人曰はく，「天果たして積気なりとも，日月星宿は当に墜つべからざるか。」と。之を暁す者曰はく，「日月星宿も，亦積気中の光耀有る者なり。只使ひ墜つるも，亦中傷するところ有る能はず。」と。其の人曰はく，「地の壊るるを奈何せむ。」と。暁す者曰はく，「地は積塊耳。四虚に充塞し，処として塊亡きは亡し。躇歩跐蹈の若きは，終日地上に在りて行止するなり。奈何ぞその壊るるを憂へんや。」と。其の人舍然として大いに喜ぶ。之を暁す者も亦舍然として大いに喜ぶ。（『列子』天瑞編）いっそのこと白文で押したいところだったし，そのほうが面白かったかもしれないが，めんどくさかったのでやめた。長々と書き下し文を展開したが，いうまでもなくこれは「杞憂」の語源となった文章である。この文章の示すとおり，そもそも「杞憂」というのはいい意味で使われるべき言葉ではなく，どちらかといえばNegativeなニュアンスを持った言葉である，などということは賢明なる弊ブログの読者諸兄には言わずもがなだろう。こんなことを書きたくなったのは，最近カープファンの一部がそれこそ天がいつ崩墜するか，地がいつ壊るるかを嘆いているようだからである。全くバカバカしい限りだ。先日鈴木誠也が元新体操選手でキャスターの畠山愛理さんと結婚したことが発表された。これはもう掛け値なしにめでたい話なのであるが，それで誠也が東京にマンションを買ったとかなんとかいう流言が飛び交い，果てはこれでFA権取得の暁にはジャイアンツに移籍するだろうと言うことを本気で思っている向きがいるらしいのである。まったく，アホかというほかない。本当にどうしようもない取り越し苦労というべきだ。さらに蛇足ながら付け加えるならば，誠也のFA権の帰趨を心配するならば，それまでにカープ球団がいかに誠也に対して高値で処遇するかを見守ることに尽きるのだ。平たく言えば，誠也の年俸を抑えにかあかるような真似を許さなければよい。何故それに思いをいたさないのか。本当にアホとしか言いようがない。え？まさか「カープには金がない」というハジメが流布している言説を信じてるのかい？はっはっは。くたばっちまえ。心あるカープファンの方々は，その欺瞞性にとうに気がついておられるはずだが，まだこんなデマゴーグを信じている愚か者が多いことは悲しまなければ，否，それを憎まなければならない。要するにそういう連中はハジメの手兵であるも同然なのである。これは唾棄すべき存在と言わざらんや。いつまであほうどもが騒ぐのかはしらないが，こういう事象は徹底的に批判しなければならない。物笑いの種にするだけでは足らぬ。それは畢竟傍観しているに等しいからだ。許せないものは許せない。BlogPeopleSIGMA People

  2019/12/13

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  ある鯉党のたはごと2019その８；No more "失われた二十余年"

  昨日の文章にもこっそり紛れ込ませたのだが，転落への種はこっそりとやって来て，まさに知らんふりして通り過ぎるのである。昨日は城福浩監督を俎上にあげたが，況やカープをや。幸いにして，かどうかはわからないが，カープは監督が交代した。ハジメ的には5年間で一応の区切りという体裁を取りたいのかもしれないが，今年に関して言えば緒方体制の終焉を，自らその崩壊を招くという形で現していたから，いかなることがあろうと続投というのはありえなかった。否，あってはならなかったのである。要するに道理を外すことはしてはならないのだ。本来であればここで緒方くんの功罪を論じてもよいのだが，これはもう少し先延ばしする。ひとことだけ前振りするならば，少なくとも今年は，明らかに緒方体制では勝てないということが明らかになったということである。そして昨日書いたとおり，それが明白になった以上，続投はあってはならないのである。佐々岡が後任として適任かどうかはまた別問題であるが，緒方くんの「罪」の面を埋めることが求められていると言うことだけは言えるだろう。もの知らぬファンは今年の4位という結果をどれだけ重大に受け取っているかは分からないが，重大に受け取るべき事案であると思う。3連覇したチームが，いとも簡単に崩壊したのである。その理由をギリギリ詰めないと，本当に暗黒時代がやってくるよ。まさか，それでいいと思っている向きは，ハジメとその手下の番犬以外にはいるまい。築き上げるには長い時間がかかるが，崩壊は一瞬である。少なくとも私は「失われた二十余年」を経験してそれをまざまざと感じたところである。そうなった要因はいろいろ挙げられるのだが，主犯がハジメであることはいうまでもない。しかし，その犯行を容易ならしめた理由は，多くのファンの無関心にあったと断じて良い。北村透谷先生ではないが，熱意なきところに真摯はないと言ってよい。不作為は一種の犯罪なのである。はっきり言って，たかが連覇が途切れただけではないのである。心あるファンは，ここに転落への危うい要素を見なければいけないのだ。それを感じ取るのは，すなわちファンのの熱意にあらざらんや。全ての情感の底に「熱意」あり。BlogPeopleSIGMA People

  2019/12/09

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  もういくつ寝ると，には気が早いが。

  しかしながら，気候の変化があまりにも急だ。ほんの1月前まではややもすれば昼間は汗ばむくらいだったのに，今は歳末を通り越して年明けくらいの気候だという。まったく日本の季節感はどうなってしまったのかと言いたいところだが，私の場合はそれに加えてこんな急な気候変動は体調に極めて強い影響を及ぼしかねないから，困りものなのである。本当に一昨日の戯れ言ではないが仕事なんかほっぽり投げたいくらいだ。弊ブログもそろそろ歳末モードへと移行しつつあるのであって，当然「年末シリーズ」の大筋を書く段取りとなっている。今年は久し振りに28，29，30にこれをまとめて大晦日に最後のご挨拶ができそうなのであるが，それはさておき。これに向かって，書くべきことを練り込もうとしている最中なのであるが，なんか今の思いを書こうとするとそれと抵触してしまう，と言ってオーバーなら手駒がないのでそれを守りに入りたいという気持ちになってしまう。と，いうわけで，いきおいしばらくは雑ネタモードに入ってしまう。まあ，それを膨らませるのもまた楽しみではあるのだが。どうでもいい話が長くなったが，要するにそういうことなのである。しかし，なんともしんどい。だから今日もこのくらいでフェイドアウトしてもよいのだが，ちょっとだけカープがらみのお話しを。今日は，晴れて「前監督」となった緒方くんが，故郷の鳥栖で野球教室をやったらしい。もちろんユニフォームを脱いだからというわけではなく，現役時代から続けている行事のようだ。例年楽しんでやっておられることだろうが，今年は特に楽しかったかもしれない。緒方「監督」についての評価は，今月中に，かつ気力があるときに書いてみたいと思うが，彼の指揮官としての欠点の一つは，肩に力が入りすぎたことなのかもしれない。いや，性格的に肩に力が入ってしまうのだろうという気がしてならない。もっと自然体で人と接し，自然体で采配を振るうことができたら，五連覇してまあ2回くらいは日本一になれたのではないかと思ってしまうのだ。その｢肩に力が入る」所以はなんなのか。もちろんそんなことは緒方くん本人でなければ分からないことなので何を言っても仮説にしかならない。だから分かったようなことを言うわけにはいかないが，敢えて言うなら，これはやっぱり師匠譲り，彼が背番号の禅譲を受けたミムさんの悪いところが似たのかもしれないと思っている。ひと言で言えば，我が強いのだろうと思う。いや，この点も師匠譲りかもしれない。きっと緒方くんは，「前任者」の失敗を間近で見て，自分はそうはならないという思いが強かったのではないか。そう考えると合点がいくところが，いくつかあるのだ。これから先の話は，しばらく後に取っておきたいと思う。ほらね，話をちゃんと一周回して元に収めた。これぞ輪廻転生，無から有を生じる哲学的営みなのである（だから嘘）。お楽しみはもう少し先に。BlogPeopleSIGMA People

  2019/12/07

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  帰ってきた「契約論ノオト」

  この時期のSNSネタとしては主力選手の契約更改情報がお約束となっているところであるが，弊ブログにおいては人の懐具合はネタにしないという不文律（と言うほどオーバーなものか）があるため，意図的にスルーしてきたところである。しかし，きょうはそのお約束を一部変更して，ちょっとばかし契約の話について書いてみたいと思う。本日田中広輔の来シーズン契約交渉が行われ，推定3000万円ダウンの1億5000万円で更改したようである。中堅選手一人分（ちなみに西川龍馬の今季推定年俸が3100万円）であるし，17パーセントダウンという数字は，決して少ないものではない。しかし，正直なところ，もっと減らされると思っていた。弊ブログで何度も強調しているとおり，年俸1億円を超えるような選手は，もはやチームの勝ち負けに責任を負うべき選手である。今シーズンのカープの不始末はいうまでもないところであって，主力選手の来季契約にはその点も加味されるべきであろうと考える。これがまあ誠也のように獅子奮迅結果を出した選手ならまだしも，今年の田中の成績不振は敢えて数字を上げるまでもないから，もっとがっつり減らされても言い訳できないだろうなと思う。本来なら。その意味では，ある意味この3000万円減という数字は温情に近いものがあると言ってよいかもしれない。膝のけがを抱えていたことは事実だし，それで試合に出され続けていたことも汲むべき情状としてある。しかし，これが一番大きいのかもしれないが，カープの場合，1年程度の不成績では主力選手の年俸を大きく下げないという不文律があるようだ。今回の数字には，そういう意味合いも込められているというべきだろう。しかし，果たしてそれが本当にいいのだろうか。一方で，田中が戦列を外れたあとショートの座を守った小園は，推定200万円アップの1000万円で更改している。同じショートのライバルの根尾が減俸になってなおこの小園の数字より多いということでWEBニュースのネタになったりもした。正直，この小園の来季年俸は私に言わせれば不当だ。倍増くらいでもよかった気がする。しかし，これまたカープの不文律として1年程度活躍したくらいでは思い切って上げないと言うことがあるようだ。これは，果たして組織としてモチベイションをあげることができるのだろうか。個々の選手のモラールを保てるのだろうか。私には疑問である。こういう査定をしている理由はいろいろ考えられるし，きっと反論もあるところだと思われるが，私が提起しているのはあくまでも組織論として考えればどうかという問題である。正直な話，今カープがやってることは結局のところ総年俸抑制のためだけではないか。それで丸は出ていったのだと思う。まあ，彼の場合はもっと別の事情があるけれども。なので思う。もう，こんなことやめた方がいいんじゃない？だって，金ならカープの金庫の中にいやほどあるんだから。はっきり言って，こんなの，ハジメの蓄財に利用されてるだけなんだよ。え？これが「カープらしさ」だって？ははははは，まだ騙されてんのかい？バッカじゃなかろか。常識なるものを疑おう。BlogPeopleSIGMA People

  2019/12/03

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