ぶつかりあって まわれDesire
今日もなんやかんやでオールスターゲームを流していたのだが,やはりテレビ朝日の制作実況というのが残念と言わざるを得ない。もう何もかも食傷気味だ。テレビは途中で諦めてラジオにしたのだが,こちらは制作ABC,解説福本豊翁,ゲスト解説掛布雅之翁だから,もう面白くないわけがない。野球実況かくあるべきと思うのだが,残念ながらそう思ってくれる向きが少ないのが残念だ。もうひとつ残念なのは,やはり雨だ。リーグ戦の舞台ならばそんなことは言っておれないだろうが,やはりオールスターとなると怪我への恐怖が頭をかすめるのかどうかは分からないが,なんとなくピッチャーにとってはかわいそうだったような気がする。今日の結果が,雨によって演出されてしまったことは否めないだろう。もちろん,活躍した選手の輝きを全く損ねるものではないが。さて,今日はタイガース勢の活躍もあってオールセントラルが久し振りに勝ったとのことであるが,これに一番ほっとしているのは緒方くんだろう。自分がオールセントラルの采配を振るうようになって3年目,その間全く勝っていないというのは,いかに監督の采配如何が問われない舞台とはいえ,気持ちのいいものではなかっただろう。昨年までなら雑音にもならなかっただろうが,今年は自ら率いるカープが残した数字が数字である。このまま勝てなければきっと彼にとって面白くなかったに違いないが,それもまあ一段落ついた。もっとも,勝利監督インタビューは相変わらず拙い。人前でしゃべると言うことが下手くそ,と言うより自己表現の仕方が分からないのだろうか。そんなところが,采配にも出ているといえば穿ち過ぎか。ところで,今日の最終スコアは11-3。まさに打力で圧倒したのである。なんとも野球の神様は憎い差配をするものだ。もはや勝ち方というものを忘れた憐れな緒方くんに,勝ち方を教えてあげたようなものだ。野球は打って,点取ってなんぼだということを,こんなにわかりやすく教えてくれているのである。緒方くんも,もうこの勢いに乗るしかないのではないか。守り勝つ野球?まだそんなこと言ってるのかい?そう,実際のベンチの中まではもちろん知ったことではないが,緒方くんのやりたい野球がもし存分に交流戦期間中や11連敗中も展開されていたのだとすれば,なんとなく分かるのである。とにかく傍目から見ても重苦しかったのである。緒方くんの一挙手一頭足にそれを醸し出すものがあるといえばいいのだろうか。要するに緒方くんが動けば動くほど勝てそうな気がしなかったのである。動くたびにいいようのない締め付け感を感じたのである。さあ,緒方くん。ここまで野球の神様に嫌われてなお緒方くんの「理想のオーダー」なるものに拘るかい?もう「緒方的なるもの」は否定されたんだよ。この閉塞感を打開するためには,やっぱり「打ち勝つ」しかないんだと思うよ。別に難しいことじゃない。今一番旬の選手を使えばいいんだよ。それに,今日のバッティング見てたら誠也だって菊池だって決して悪い状態じゃないよ。なんやかんやで締め付けるから余計なこと考え出すんだよ。わかる?とにかく,今カープに必要なものは個々の選手のパッションのぶつかりだ。それが,沈滞した歯車をもう一度回す起爆剤になるだろうと思う。さあ,今こそ星の欠片を掴め。そして,必ず星を掴もう。Get up get up get up,burning heart.BlogPeopleSIGMA People