こんな負け方はよろしくない。
昨日も書いたとおり,全てが上手く機能すれば今のカープなら120勝くらいはできるに違いないが,まあそんなことはあり得ない話なのであって,ある程度歯車が上手くかみ合わないが故の敗北というものは計算のうちになければならない。だから,敗北の結果自体は,やむなしとして受け入れなければならないところである。しかし,今日の負け方においては,やっぱりその結果を素直には受け入れがたいところがある。理由はいろいろあるが,やっぱりああいう攻めきれるところを攻められないような負け方というのは下の下だと思う。さらにいうなら,やっぱりメグが監督じゃ駄目だ,というところにも収斂するのである。先発投手がジョンソン対バリオス。はっきり言って,この時点で負けてはいけないのだ。それが負けたということは,やっぱりどこかにミステイクがあったからということになるだろう。今日に関していえば,ずばり采配ミスという点に尽きるのではなかろうか。結論だけ言うならば,やはり野間をスターターで使うというのは誤りだったと思う。いくら相手が右投手だとは言え,なぜ昨日活躍した堂林じゃいけなかったのか。野間が少しでも打ってくれそうな気配でもあれば良いが,今日見る限りまったくそういうものを感じなかったから,やはり疑問手というべきだっただろう。百歩譲ってその点は措くとしても,8回裏2点ビハインド二死満塁の場面では,右打者を代打に送るべきだったと思われる。そのくせ,9回裏の先頭打者の代打に山崎康晃に対して庄司を代打に使うセンスは,呆れるばかりである。もちろん,野間の守備走塁面での能力の高さは折り紙付きだから,敢えて打撃面を伸ばすためにスターターで辛抱して起用するという選択は,間違いとは言えない。しかし,少なくともこのカードに限っては,そんな甘っちょろいことをいってはいけなかったと思う。なぜか。ホームのベイスターズ戦だからである。昨年苦い思いをさせられた相手であるからである。しかも今明らかに調子が上がらずに苦しんでいるチームであるからである。こういう相手は,たとえ開幕当初だろうと,いや開幕当初だからこそ,あらゆる手段を使って徹底的に叩いておかないといけないのだ。そんなの兵法のイロハのイである。だから,今日の野間起用と終盤砂田に対して代打を送らなかった選択は,やはり下の下と言わざるをえないのである。まあこんなことを言うと野間に全責任を負わせているような感じだが,やっぱり結果論として現れているのだから仕方あるまい。まあ野間は勝敗の責任を負うほどの顔じゃないから野間が悪いという気はないし,ようはメグに人遣いのセンスがないというだけなのであるが,その意味で言うならば今日の選手起用はことごとく裏目というか誤りというか,なんちゅうか本中華である。これについては,また日にちを変えて詳論したい。ひとつだけの光明は,アドゥワの好投である。まだまだ勝ちゲームで投げるほどのものではないだろうが,これだけの内容が出せれば現状では文句なしである。早い段階で一度先発させてみたいくらいである。明日もまた広島は肌寒い一日になるようである。しかし,今日のような中身のない寒い試合は願い下げだ。とにかく明日に引きずらないこと。BlogPeopleSIGMA People(告知)姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。