まだまだ緩めるな,締めていけ。
今夜はゆっくりと,バファローズ対ホークスの試合を見た。もちろん今季滑り出し好調のバファローズの戦いぶりをチェックしたいというのもあったのだが,理由はそれだけではない。この時期の定例企画「KANSAI CLASSIC」を見るためである。緑の縦縞の南海ホークスユニフォームとトリコロールに猛牛マークの近鉄バファローズユニフォームを身にまとって行われる,さながら近鉄対南海の試合。7回には懐かしい「南海ホークスの歌」と「近鉄バファローズの歌」がそれぞれ流れ,懐かしいヒッティングマーチも使われたりして,かつて両チームを愛した私にとっては至福のひとときとなった。試合内容までバファローズ5点リードが9回表にもつれてあわや同点のピンチ(チャンス)が演出されたのは,まあご愛敬というか,ユニフォームがもたらした業というか。それはさておき,まあ今日のカープ,言うことはない。前回完璧にやられた今永に対して,ホームラン3発でマウンドから引きずり下ろし,先発の岡田明丈は完投完封さえ逃したものの,ベイスターズ打線につけいる隙を与えなかった。これで勝てなきゃ,嘘だ。それにしても昨日書いたことが聞こえたのかどうかは分からないが,今日は田中菊池が1回表に2球で2点を奪い,新井さんもほぼだめ押しに近いホームランをバックスクリーンにたたき込んだ。いくら広くなくて打ち下ろしでしかも風の強いハマスタだったとはいえ,ああいう有効打というか,ボディブローのように効いていくパンチを浴びせることが出来たのだから,あとはこれを本当に継続してねと言うほかない。とにかく攻撃陣の不出来さはここ数週間目だっていたから,その流れが変わる分岐点になってくれることを祈るしかない。もっとも,今日の試合,6点で終わっていい試合だったかと言えばそうじゃなかろうと言うほかない。4本塁打,特に4番に座った誠也の2本のアーチは非常によろしきことなのであるが,やはり連打で点が取れなかったというのは反省点だろう。チャンスがなくてそれをホームランで打開したという試合だったわけではない。さらにランナーをためてどかんと言ったらもっと楽な試合になったはずである。まあ,それができるくらいであれば,今頃大独走でセントラルを突っ走っているだろうから,今後の反省となればよいだろうが。そのためには,明日は意地でも勝たねばならぬ。相手の先発は久保康友。カープが比較的苦手にしている投手であることには変わりがない。柳の下の泥鰌を探すがごとく大振りになることは避けなければならないだろう。今日今永を攻略したセンターから逆方向への意識を見せた打球を久保にもたたきつけなければならぬ。とにかく明日こそ意地でも勝って,まずはベイスターズとの星取りを五分にしておかなければなるまい。そして,交流戦までの五月戦線を有利に進めなければならないのだ。今日はよかった。だからこそ明日も継続しなければならぬ。そのためには,明日はもっともっと締めなければなるまい。前回不出来だった九里亜蓮も,そして今日とは組み変わるであろう攻撃陣も。明日はもっといい内容で。BlogPeopleSIGMA People(告知)姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。