2016カープドラフト会議チャート式解法の手引き その3
さて,二度ばかりうだうだと書いてきたが,ここからは実践編である。今日の新聞では,カープのスカウト会議の様子が報じられていたが,誰でも知っているような1位候補を並べるだけのものとなっている。これは至極当然である。今から入札を厳選して誰それにいきますなどということをながすのはIntelligenceとして下の下である。もちろん野球雑誌のドラフト直前特集号を見てスカウティングしているようないチームならあり得ることなのだが,カープのスカウト部はそこまで莫迦じゃないから,これでいいのである。一番気をつけなければならないのは,いうまでもなく「党中央」がしゃしゃり出て余計なことをしゃべった上にその腰巾着新聞である某デイリーとか某スポニチあたりが余計な記事を書くことであるが。話が逸れそうなので本題に戻すが,まずは第一回入札希望選手,すなわちドラフト1位の第1回入札に入れるべき選手を考察していきたい。しかし,これについては,もう答えが出ていると言っていいだろう。けだし,この3名以外にはない。創価大学・田中正義投手東京ガス・山岡泰輔投手作新学院高・今井達也投手ジャスティス君については昨日述べたところであるので省略する。故障が気がかりだがなんといってもものが違うのである。担当スカウトが強く推薦するのであれば,当然行ってよい。山岡泰輔についてはその身長の低さを不安視する声があるが,投手としての完成度は非常に高い。間違いなく「勝てる」ピッチャーである。3人目には敢えて今井を挙げた。今井はこの夏の選手権で初めて見たのだが,とにかくこんなに素晴らしい投手が眠っていたのかという驚愕と,その完成度の高さにほれぼれとした。間違いなく高校生投手ナンバーワンである。いや,大学・社会人を含めてもトップクラスではないか。一位入札という点で考えれば,田中,山岡と同格とみている。なぜこの3人にこだわるか。何年か前に書いた気もするが,1位指名,ことにその第1回入札の札を入れる選手というのは,まさにそのチームの将来をかける選手,カープでいえば赤ヘル百年の計をかける選手でなければいけないのである。今のカープは,投手陣が不足しているわけではないが,安定して10勝できる投手といえばジョンソンくらいである。今年は野村がブレイクして,そのほかの投手も比較的安定した成績を残したが,来年もそうであるという保証はない。その意味では,まさにカープの今の投手の補強ポイント,赤ヘル百年の計を考えての補強ポイントはエース格になり得る投手なのである。その意味では,今年の第1回目の札を入れる選手としては,この3人に絞られると私は思うのである。当然,この3人は間違いなく抽選となる。抽選は必ず外れるというリスクがある。次回は,そのリスク管理としていかに上位指名を立ち回るかというところを考察したいと思う。数年前に野村謙二郎がやったように,3度も抽選を外して挙げ句チンピラのような態度で高橋大樹を指名したなどというようなことは,あってはならない。第1回選択指名は重みが違うんだ。BlogPeopleSIGMA People(お知らせ)10月21日(金)に「カープ優勝祝賀会 in HIROSHIMA」を開催したいと思います。興味のある方,ご参加希望の方は,例によって専用窓口こちらからメールをお願いいたします。なお,上記窓口からうまくメールが飛ばせない方はこちらから。(告知)姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。