ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

[今日のカープ] カテゴリの記事

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  「格より調子」とはいわせない。

  波乱の結果となった宝塚記念も終わり，本格的に夏競馬モードになってきた今日この頃，全国三千万人（推定）の競馬ファンの皆様は，さぞ夏の上がり馬を見つけんとして小倉に，新潟に，そして函館札幌の模様に目を皿のようにしてご覧になることでしょう。と，全く関係ない前振りをしたことに，特段の意図はない。ただ，よくいわれるのは「夏競馬は格より調子」という格言なのであって，クラシックロードや古馬G1街道に乗り損ねた条件馬が，じっくりと力をためて夏の重賞戦線を賑わしたりすることから用いられるのであるが，少し競馬をかじった方なら御承知のとおり，G1ウィナーとなったり重賞で勝負できるような馬は夏競馬には出てこないのであって，そもそも勝負の土台が違うというところがまさに馬券買いのツボというべきなのであろう。まあ，私はもう競馬から足を洗って10年以上経つから，あまり知ったかぶったようなことは言えないのであるが。で，今日の試合である。カープの先発は前田健太。一応自他共に認める球界のエースのひとりである。一方のスワローズは古野正人。過去3年の成績が4勝6敗なるも今季はすでに4勝負けなしの防御率2点台。スワローズ投手陣の中でも最大の上がり馬と言っていいだろう。万一前田健太が前回登板のような不出来だったら，何が起こってもおかしくない，そう思っていた。試合が始まるまでは。しかし，さすがは前田健太である。前回登板の反省を活かして，とにかく序盤から飛ばした。前半3イニングスをパーフェクト。一方の古野。立ち上がりから全くの不出来。その立ち上がりをカープが捕らえて一気に5点。これで勝負あったである。何のことはない。今日の結果は，ごく当たり前の事象が起こっただけである。あとは，もう何も言うことはない。久々の3連勝ということで大きな白星ではあるのだが，そもそも論として落としてはならぬ試合だったのである。当たり前に起こるべき結果が当たり前に起こった。今日の試合について講釈垂れるならこれで十分なのだ。まあ，蛇足ながら付け加えるとすれば，そもそも古野が下級条件馬からここまでステップアップするきっかけを作ったのは，ほかならぬカープである。５月の神宮球場，先制しながら得点を取り切れずに逆に福井が先に崩れてシリーズ負け越しが決まったあの試合。現在セントラルは未曾有の団子状態にあって，スワローズが先頭を走っているのだが，ここで勝ち抜くためには，いってはなんだが古野クラスの投手に続けて抑えられているようではだめだし，ましてや前田健太を押し立てて負けることなどあり得ない。これは優勝争いの要諦でもある。だから，今日の試合を勝ったことであまり大喜びするのは，まあ違うだろうといいたくもなる。勝つべき試合をそつなくものにした。そのことに意義を見いだすことは出来るけれども。それじゃあ愛想がないのでまあいいところを褒めるとすれば，先制のタイムリーがエルドレッド，だめ押しのタイムリーがシャーホルツであるところだろうか。祖父直なところ，４番を張っている新井の調子が落ち加減である。実際，黒田を押し立てて悔しいサヨナラ負けを喫した火曜日のジャイアンツ戦は，ネイト新井ブラッドが全く仕事をさせてもらえなかった。それを評して「現状において優勝を争うに足りるクリーンアップではない」と書いたが，ネイトとブラッドが打ち始めたら話は別である。とにかく当たれば飛ぶ。そうなるとこれまでではキクマル新井重点マークで事足りていたものが，そうは行かなくなってくる。となると，打線に新たな核融合が生まれる可能性が出てくるのだ。まあ今のところはそれこそ「上がり馬」期待程度でしかないのだが，ゆくゆくは秋の決戦で花開く，というひそかな期待を，少しぐらいは持っていいのかもしれない。1995年の菊花賞，マヤノトップガン＝トウカイパレスで的中させた記憶が甦ってくる。今日はスワローズが敗れ，タイガースもベイスターズに逆転サヨナラ負けを食らったということで，ついに全球団が借金を抱えるという珍事が起こった。一応首位のスワローズと，5位のカープとの差は，0.5。明日勝てば当然ひっくり返って少なくともスワローズの上には立つのである。予告先発はクリス・ジョンソン対石川雅規。ジョンソンの立ち上がりとカープ打線の石川への対応に不安があるが，そんなことはいっていられない。データで紐解くと今季の石川は右打者にも左打者にも被打率が３割を超えている。要するに今のカープの打線の勢いならそこそこ打てるということである。ただし，石川はなんといっても老獪なピッチャーだから，ヒットを打たせても点はやらない術には長けている。そこをどう破るか。鍵を握るのは今日と同じくネイトとブラッドになるだろう。あとは，継投勝負になったときにどうなるか。カープはある程度の得点差を持ってジョンソンからの継投に入りたいだろうし，スワローズは石川が５回を１点リードくらいで凌げばロマンオンドルセクバーネットが控えている。昨日も書いたかもしれないが，明日もまさしく，先手必勝。これしかない。まだまだ，とにかくもう一つ粘れ。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2015/07/03

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  悪い試合にきらりと光る福井優也

  まあ，試合内容だけ見たら，カープが強かったというより，ジャイアンツの試合内容がめちゃくちゃ悪かったのに救われた，といった方が正当かもしれない。なんせどんなにネガティヴに見ようとしても，長野にだけ気をつけておけばいいような攻撃陣では，怖くもなんともないのである。確かに途中追いつかれもしたが，試合を決めたのはやはり1回のシャーホルツの先制ツーランホームランだろう。何のことはない。今のカープはとりあえず3点くらいは取れる野球をやっているが，ジャイアンツは2点取るのが精一杯だからなのが見え見えだからである。まあ，3回の失点だって，坂本の犠牲フライの後阿部亀井で箸にも棒にもかからないのである。まあ，8回2安打だから，福井の方が出来がよかったのは明かなのだが，かつてのジャイアンツは隙を見せたらそれをも打ち砕くだけの力を持っていた。しかし，今日はそんなあだ波さえ起きなかった。そしてこの3連戦初めて中崎が登板しても，それは変わらなかった。先頭打者を出して代走に鈴木尚広を出されても，鈴木を一塁ベースに釘付けにしておしまいである。よほどジャイアンツの出来は悪いのだろう。そう，昨日のカープの野球もいい加減雑だったが，今日のカープの野球の内容は思いっきり悪かった。どこがどう悪かったかはこの試合を観戦された方には自明のことだから書かない。義務教育やってるんじゃないんだから。はっきり言って，こんな悪い野球をやって，よく勝てたものである。しかし，今日はこれでもいいのだ。なぜなら，意味があろうとなかろうと勝つことだけが今日のミッションであったからである。このシリーズ勝ち越してひとつでも上とのゲーム差を詰めることだけでいいのであって，もとより試合内容不問だったである。だからこれでよい。もちろん福井はGJである。彼はそもそも論としてこれだけのポテンシャルを持っているのである。これで，順位こそ5位ではあるけれども，首位スワローズとのゲーム差は1.5。そもそも論として首位の勝率が5割。そしてそのスワローズとカープは相まみえるのである。これはチャンスである。スワローズは勢いに乗っているが，カープも星取りだけならここ2カード4勝1敗だから負けていない。ただし，攻撃に関しては段違いに出来が悪いから，まさに投手陣がすべてを分けるカードになりそうである。明日の予告先発は前田健太対古野正人。すべては前田健太がどれだけ粘れるかにかかってくるだろう。初回からスワローズ打線に簡単に点を与えているようでは終わりである。前田健太が粘っている間に知恵を絞って古野を攻略する術を新米コーチが考えつくかどうかが鍵になりそうだ。そして勝負は早くなくてはならない。ロマンオンドルセクバーネットが出て来たらカープの打線が太刀打ちできるか。それを考えれば，前田健太が序盤から飛ばし，先手を取る。それが唯一というべき必勝法である。土曜日はクリス・ジョンソン対新垣渚，日曜日は読めないのだが野村祐輔対ライアン君が予想される。いずれにせよ洗髪投手が粘って，先に点を取ることに勝機を見いだすことだろう。ドンパチの打ち合いになったら，現場ではとてもかないっこないから。さあ，賽は投げられた。後は下克上の戦いをどう意識して必死になって食らい付くかどうかである。今日の野球も悪い野球とは評したが，必死さは感じられた。それはおそらく敗れたりとはいえ黒田博樹のあの熱投が持ち込んだものに違いないだろうが，動機はこの際何でもいい。今求められているのは，白星のみなのであるから。まだまだ，もう一つ粘れ。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2015/07/02

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  あっぱれ薮田。チームの危機を救った。

  今日は，この言葉のほかには語る言葉は要らないだろう。まあ，立ち上がりはどうなることやらと思ってかなり懐疑的に見ていたのは正直なところだが，長野にストレートを完璧に放り込まれて逆に開き直ったのではないか。その後は変化球を変幻自裁に操り，かつ150km前後のストレートとのコンビネイションでジャイアンツ打線を見事に牛耳った。5回裏のピッチングなどは圧巻の一言に尽きる。1死満塁から阿部亀井を，昨日の9回裏に黒田博樹がほぞをかまされた相手に，まともなバッティングをさせなかったのである。その意味では，昨日の黒田博樹の敵を藪田和樹が取ったのである。そう，ドラフトで指名がかかったときには「なんでこんな奴が2位なんやと言われた男が。結果は5回2失点ではあるが，内容はそれ以上と言っていい。攻撃陣が不出来の杉内攻略にもたついている間を見事に締めたのである。確かに追いつかれた。しかし，追い抜かせなかった。これは立派なスターターの仕事なのである。だからこそ，6回の集中打が生まれたのである。それは即ち薮田のプロ初勝利を確実にする6点となったわけだが，5回裏のピッチングなくして6回表の攻撃なしといってよいだろう。まあ，5回裏と6回表を見るに，ジャイアンツの側に走塁や守備に細かいミスが続発したのがきっかけなんだろうし，今のカープの煮え切らない打線ではそうでもしないと大量得点など取れはしないが，とにかく取ってしまえばなんでも良いのである。これも何もすべて薮田の踏ん張りの賜と思っていればよいのである。まあ10点取ったのだから一応攻撃について触れなければいけないのだろうが，18安打も打って10点しか取れんかというのが正直な思いである。唯一評価すべきは，1回表の菊池のホームランだけである。あとは，丸が序盤にもう一仕事していたら楽な試合展開になっただろうとか，杉内に対してクリーンアップが全く合っていなかったとか，言いたいことは山ほどある。しかし，今日は言わずにおこう。接戦になったからこそ藪田和樹の魂にスイッチが入ったのかもしれないし，大量得点が故に気が緩んで終盤あらあらになるケースだってあるのだ。ただし，明日はそれをちゃんと修正してねとだけは言っておこう。これで，またジャイアンツとの差を1.5に戻した。そしてタイガースとの差も2.5である。その意味では明日の試合が非常に重要になってくる。明日こそまさに内容不問，勝ち負けがすべてなのである。予告先発は福井優也対アーロン・ポレダ。勝負は互角だろう。福井優也が本来のピッチング内容を見せればそれなりの勝ち負けになるし。ポレダに関して言えば100球投げさせればただの人というデータが出ているし，被打率もそんなに低い投手でもない。特に左打者の被打率が高いから，丸，シャーホルツ，田中が鍵を握りそうだ。それと，継投である。今日はカープは余裕の継投だったが，明日はどうするのか。逆に山口，マシソンが出てきたときにカープの攻撃陣がどういう仕掛けを見せるか。ある意味もっともタイトな試合になる可能性すらある。まあ，今日は薮田に勝たせてやりたいというモチベイションと同時に，昨日の試合は黒田博樹に申し訳ないという思いがあったと信じたいところである。そのモチベイション，まず明日にも持ち続けて欲しいところである。あと一踏ん張り。順位を上げるために。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2015/07/01

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  明日の勝利のためには受け入れざるを得ない。

  9回裏に2点取られた黒田博樹を責めることなど，誰もできようがないだろう。それほど，8回までの黒田博樹のピッチング内容は，東京ドームの空気を圧倒していた。黒田と心中したベンチの判断は，間違ってはいないし，それしか解はないだろう。絶対的なクローザーがいない現在のカープのブルペン事情からすれば。今日の試合は，野球の神がカープに与えた啓示だと思う。確かに現在のセントラルは大混戦ではあるけれども，この秋に勝ちきりたかったら絶対的なクローザーをひとり補強しろと。9回表のブルペンの表情がテレビで映されていたが，中崎の目に今からでも行くぞと言う気迫は感じられなかった。きっと自信がなかったんだろう。どんなに強いチームでも年に50敗はするのだから，中には受け入れざるを得ない敗戦という者も残念ながら存在する。ことしのカープについて言うなら，ここまでの敗北は9割方とうてい受け入れられない敗北が多かったし，それが今の新米監督と仮免コーチ陣に対する批判となって現れるのだが，今日の今日だけは仕方がない。今日の黒田で負けたのなら，運が悪かったと思わざるを得ない。まあそもそも論として，今のカープのチーム力で，ソロホームラン一本で勝とうとする了見が間違っているというほかないだろう。それでも敢えて今日の敗因を，勝ちきれなかった原因を探るとすれば，丸のホームランの後，なんか完全にカープの選手が脱力気味に見えたことである。要するに，これで勝ったとぬか喜びするのが早すぎたと言うべきだろう。丸が本塁打を打った後の菊池のバッティング。あまりにもあっさりと打ち上げて流れを切ってしまった。結果的に大きなピンチにはならなかったが，8回裏に黒田が相川に喫したヒットは梵がちゃんと三塁線を詰めていればどうだったか。そして，素人の私が見てもほとんどへろへろのマシソンに手も足も出なかったクリーンアップ。決して気持ちが入っていなかったわけではないだろうが，明らかにスコアレスのときのバッティング内容とは違っていた。まあ，現状のネイト，新井，ブラッドでは，優勝をするチームのクリーンアップとしては物足りぬと言うことである。あくまで現状では。そのためには，あと一人，今からでもサファテ，ミコライオ級の外国人投手を獲得してこないと嘘だろう。はっきり言ってヒースはクローザーとしては完全に不向きだし，ザガースキーはいいときは鬼神の如き球を放るが悪いときは一軍半の投手よりも悪いから，安心して任せられまい。大瀬良は，もしクローザーで使いたいなら一度ファームに落として修業させた方がよい。今のような中途半端な使い方ではいつまで経っても中途半端で終わる。それ以外に，誰に今日のようなしびれる場面でのクローザーが務まるか。敢えて言うとしたら，永川勝浩しかいない。あるいは，それこそ前田健太をクローザーにするかである。それほど，絶対的なクローザーを欠いたままシーズンに突入したツケは重いのである。どうせ丁半博打を打つなら，カープとコネクションがある四国アイランドリーグplusから，藤川球児を格安で引き取ってみるか。まあ，それだけの腹芸があるなら，カープはもうとっくに5回ほど優勝しているだろうが。まあ，今日の試合を引きずっても仕方がない。明日あさってと勝てば最低限のことは出来るのだ。明日の予告先発は薮田和樹と杉内俊哉。非常に厳しいと思われるが，薮田が杉内の胸を借りて5回くらいまで試合を作れば後はなんとでもなるし，まあいかに鈍感で敗北主義の固まりと化しているカープの選手でも，今日の明日で黒田博樹に悪いことをしたという思いはあるだろうから，今度は薮田に勝たせてやりたいという思いで一致結束してかかっていけば，そこそこの勝ち負けになるかもしれない。幸いに，というか，首位のタイガースも負けた。あのチームは大連勝をした後に大連敗を平気でするチームだから，とにかく今は辛抱するしかない。しかし，辛抱だけでは，野球は勝てぬ。今の今から，勝負の後半戦を見据えて，しっかりとした準備をしておかなければならぬ。これは，フロントのお仕事である。ノムカン君もといどんでんさんもとい岡田彰布氏はその著書で，開幕前の準備で優勝は決まると説いているが，まさにそうだろう。だからこそカープは不十分な準備をしたまま開幕に突入したことを反省し，今からでもそれを活かさなければいけないのである。もし，そういう動きが，補強可能期間である7月末日までに何も見えなかったときには，カープファンはカープが優勝できない元凶がどこにあるかと言うことを，とくと思い知ることになるだろう。むろん，心あるカープファンの方々には，とっくに見えてるんだけれどね。こんな敗北の中でも高笑いしているのがいるんだよ。カープ球団の中にBlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2015/06/30

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  緊急特別音楽番組（KAKUMEI version）

  先週末に首尾よくドラゴンズに連勝したカープは，明日からは水道橋でジャイアンツ戦に臨むこととなる。カープは5位，ジャイアンツは2位。しかし，その差は1.5。これをどう見るか。ホームであれば一気にいてまえと景気よく声をかけたいところだが，ここ数年にわたって合口の悪いアウェイ戦というのがまた悩ましいところである。しかも，間違いなく継投が鍵を握る一戦になりそうなだけになおさらである。で，本来であればこの3連戦の展望について主流派カープファンのブロガーさんは書くのだろうが，そこは拗ね者の私のことである。だいたい，書くことなんてローカルニュースやWEB媒体で流れたニュースをなぞるだけである。そんなことをしても，面白くもなんともない。ならばどうするか。先週末のドラゴンズとのシリーズはまさに｢地底人の対決」だと書いた。そしてそれにふさわしいBGMはベートーヴェンの交響曲第5番第一楽章，いわゆる「運命の動機」が望ましいと。その段で行くならば，今週の水道橋の戦いはまさしく下克上の戦いである。で，あるならば，ショスタコーヴィチの交響曲第5番，俗に「革命」（これも日本だけの標題なんだけどね）の第4楽章こそふさわしい。と，いうわけで，今日はショスタコ特集でいきたい。オープニングは誰にするか迷ったが，やはりここは初演も手がけたエフゲニー・ムラヴィンスキーで行きたい。続いては，ウラディーミル・アシュケナージで。そして，エフゲニー・スヴェトラーノフ。ここまで旧ソ連（アシュケナージはちょっと毛色が違うとしても）系の指揮者を並べてみたが，微妙な違いがお分かりになるだろうか。ここでひとつ目先を変えて。レナード・バーンスタインも録音を残している。「運命」では取り上げなかった日本人指揮者編。まずは佐渡裕。そして，やはり「革命」にはふさわしい。「炎のコバケン」こと小林研一郎。路線を旧ソ連系に戻して，ワレリー・ゲルギエフを。トリはやはり私の好みでチョイスさせていただいて，やはりヘルベルト・ケーゲルを。金管が割れるくらい咆吼してます。しかし，いつもの極辛口ケーゲルが突如として「燃える男」に変貌するのが聞き所です。Encoreは，なかなかこれといったものが見つからないので，再びレニーに登場していただこう。1979年のライヴ盤である。1979年を絡めたことに，当然多くの読者の方は意味を見いだしてくれただろう。我ながらこういうやり口はどうかと思うが。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2015/06/29

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  もう少し楽に勝てんかい。

  一回の攻防が終わったときには、楽勝で勝てると思ったし、現にそうならなければ嘘だろう。なんと言っても前田健太を押し立てて、一回裏に４点取ったのであるから。あとは楽逃げあるのみ、そうなるはずだった。それを、前田健太自ら足手まといになっていたら、世話はない。ナニータに打たれたのはまあ失投もあるくらいの話だが、ランナーをためて杉山にプロ初ホームランを喫するなどということは、許されないことだ。あれで試合が完全に固まってしまった。その後を封じ込めたのはまあよかったと言えるかもしれないが、前田健太クラスなら自分のミスは自分で取り返すのはまさにレゾンデートルのようなものであって、当然の仕事だ。むしろこんなのはエースを自認する者にとっては最悪の失態なのであって、大反省してもらわなければならない。まあ、何故か呼ばれたお立ち台で例のTシャツプレゼントをやらなかったのは、さすがにそのくらい分かっているということなんだろう。あとは、本当にいいとこなしだ。攻撃は結局一回と八回だけだし、相変わらず八木を打てないし、今日は結果オーライだったが大瀬良セットアップ起用への異常な拘りも見せつけられたし、中崎も一歩間違えば大炎上だったし、いったいあの北信越シリーズの反省はどこにおいてきたのかと嘆ぜざるを得ない。今日のような地底人対決ではそれでも通用しても、苛烈な順位争いがかかる今後の試合でもこんなことやってたら、いとも簡単に転がされるだろう。本当に、去年の「転落の詩集」をカープはもう忘れてしまったのか。勝ったからいいというものではあるまい。確かに地底人対決である以上勝てばよいとの考えもあるかもしれないが、私はそれには与さない。こう言うときこそ、謙虚に、敗北と失敗に学ぶべきだろう。その点から振り返ると、まさしく今日の試合、監督から現場の末端に至るまで、よーく反省すべきだろう。じゃないと、明日の試合で山井に、また捻られるぞ。今日はモバイル更新なのでこのくらいにしておく。もう眠たくてたまらない。明日の試合とまとめて書きたいと思う。 勝ったからよしというものではない。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2015/06/27

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  祈・必勝　験担ぎ動画集

  昔やっていたような気がするが，スターター予想選手のホームラン画像を順々に貼り付けて必勝祈願をしていたことがあった。折りもよろしく，北信越シリーズでこっぴどく悪い試合をした直後であるので，久々に験担ぎとしてやってみたいと思う。なお，まだスターターは発表されていないので，現時点でのあくまで予想ということでいっていたい。まずは1番・丸。ヤフオク!ドームでの2連発は記憶に新しいところだろう。2番・菊池。これはホームでのサヨナラホームランと行こう。3番・シャーホルツ。現地観戦していた試合の来日初ホームランを。4番・新井。やはり赤ヘル復帰第１号ホームランで行きたい。５番・エルドレッド。これはハマスタで見せた超特大決勝ホームランしかあるまい。６番・（たぶん）田中。マイコラスから打った先頭打者ホームランを。７番・（たぶん）木村。昨年田原誠次から打った東京ドームでのホームラン。８番・（たぶん）會澤。あの５月５日。１イニング１０得点を飾ったスリーランを。９番・前田健太。探したらありました。あの伝説のホームラン。後は一応おまけで。まずはサードスターターが考えられる梵。京セラドームで福くんから打った先制ホームラン，そのほか。そしてスターターでマスクをかぶることも考えられる石原。攝津を攻略してヤフオク!ドームでの連敗を止めたホークス戦での今季第１号。一番最後に出て来ます。おまけ。これで勝ってくれるなら安いもの。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2015/06/27

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  雨上がりに嘯けば

  確かに広島市内は今朝から断続的に大雨が降り注いでいたことは確かであるが，本日のカープの試合開始予定時間であった18：00ころには，きれいに晴れ上がっていた。誰がどう考えても試合をやるのは無理だろうというような天候の日でさえ試合開始を強行しようとするカープ球団のことだからさぞや直前まで粘ってと思いきや，15：00過ぎにはあっさりと中止を発表してしまった。これは珍しい。しかし，こういうあれっと思うようなことには，大概裏があると思ってかかった方が良い。現に，天気予報では，今日の予報は夕方から曇りだったのである。グラウンド整備に時間がかかるからというのは理由にならない。現に19：30に試合を開始した例もある。試合開始前のグラウンド練習時間まで雨が降り続いてたからというのも理由にはならないだろう。そのために，カープは12球団でも屈指といえる室内練習場を球場近くに作ったのである。私はその内部に潜入したことがあるので分かるのだが，試合前練習くらいのことであれば，十分まかなえる程度の立派な設備である。これも理由にならないだろう。カープも北信越シリーズでさんざんな試合をやって帰ってきて，ドラゴンズも昨日ホームで勝ち筋の試合をミスをきっかけにスワローズに逆転負けを喫しての当日移動ということで，お互いに出来ればやりたくなかったということも考えられるが，予告先発を見ればカープが積極的にやりたくなかったという理由は考えづらいから，これもあり得ないだろう。もちろん，遠来からのファンのことを慮ってなどという思考回路が，少なくとも松田元の頭の中にあるとは考えられないから，これもないだろう。そうなのである。カープで起こる事象を解析するためには，すべからくハジメの思考回路を分析すれば良いのである。で，今日はどんな日だったか。ただのドラゴンズ戦ではない。あの「赤傘赤耳赤タオル」企画の最終日，ドアラの耳の応援グッズをパクった「赤耳」を配布する日だったのである。これがもし普通通りに試合開始を予定してお客さんを開門時刻に入れてしまえば，万一天気予報が外れたときに配付した赤耳がすべておじゃんになってしまう可能性があるのだ。それは即ち一次的に見れば失費である。そんなもの，出すものは舌でも惜しいハジメが許すはずがない。だから開門時刻よりも早い時間に，喝断続的に強い雨が降っていた時間帯に中止を決め込んだのだろう。そう考えれば，すべて理屈は成り立つ。まあ，カープ的には別に雨で強行する必要はないし，長野で雨どころか雷鳴轟く中で試合をしてしかも5時間以上の中身薄き試合だったことを考えると，少し休養日を入れてあげれば良いだろうとも思う。明日の予告先発はカープはスライドで前田健太，ドラゴンズは武藤祐太。そういえば今日の予告先発もドラゴンズはドラ12年目ルーキーの鈴木翔太だった。てっきり表三枚が繰ると思っていただけに，少し拍子抜けである。何かアクシデントでもあったのか，あるいはよほど信頼に足らぬとして斬り捨てられたのか，それは森繁和の差配であるから分からないが，少しく不気味ではある。こういうときに，カープはよくやられているから，そこまで見透かされているのかもしれぬ。いずれにせよ，これだけは明日になってみないと分からないが。最後に私事にわたることであるが，今日6月26日は私の誕生日である。球界でいうならば先輩に角三男，堀場秀孝，鍋谷道夫，後輩には鳥谷敬，そしてかのデレク・ジーターがいる。歴史を紐解けば奇しくも現行民事訴訟法の公布は1996年のこの日である。などといっていけば尽きないので詳細はWikipediaのページに譲るが，同じ誕生日に伝説の神童ヴァイオリニスト渡辺茂夫氏がいるのがなんとも感慨深いものがある。弱いも46を数え，不惑どころか矩を超えずの年齢に達しようとしているが，そんなものはお構いなし，今のスタンスは変えないままで突き進んでいきたいと思う次第あるので，ぜひ引き続き弊ブログをご贔屓にお願いしたいと存じます。思えば永川が森野に9回表逆転スリーランを浴びて負けた日もあったっけなあ。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2015/06/26

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  緊急特別音楽番組（UNMEI version）

  昨日までの北信越シリーズについては，他のブロガーさんはいろいろ書くのかもしれないが，あまりにも出来の悪いどうしようもない試合だったので一切の論評を割愛する。いや，論評に能わずとは，一昨日に書いたとおりだ。で，明日からのホームゲームは，対ドラゴンズ戦。雨が気になるところだが，守銭奴ハジメは意地でもプレイボールをかけさせるだろう。となると，雨天を強行して突破した試合にろくな試合なしというカープの格言によれば明日は前田健太が雨に散るのかもしれないが，それはさておき。ドラゴンズが今日スワローズに敗れたためなぜかカープは5位に押し上げられてしまった。すなわち，この3連戦はいわゆる「地底人の決戦」となるのである。それだけではない。星取り次第では，さらに上位に上がることが出来るが，ひとつ間違えば奈落の底にまっしぐらという，運命の決戦でもあるのだ。そう，こういうときに日本でよく使われるBGMは，ベートーヴェンの交響曲第5番第1楽章の冒頭のフレーズである。俗に「運命」というが，これはベートーヴェンが付けた名前ではなく，しかも日本において多く用いられている呼称である（ちなみに「英雄」「田園」｢合唱」はベートーヴェンが付けた標題であるということは，まあいうだけ野暮というもんでしょうが）。でも，なんとなくこういう「地底人決戦」の始まりにはこの「運命の動機」が似つかわしい，のかもしれない。天上界のベートーヴェンは嘆いているかもしれないが。すくなくとも，ズッペの「軽騎兵序曲」よりはよっぽどお似合いだろう。と，いうことで，今日は「運命」聞き比べで，お茶を濁すこととしたい。驚くほど，マエストロによって感じが違うことが御理解いただければ幸いである。まずはアルトゥーロ・トスカニーニから。とくれば，次はヴィルヘルム・フルトヴェンクラーとくるのが筋だろう。ならば，やはりヘルベルト・フォン・カラヤンと続くのが常道だろうか。そうなると，アッバード，ラトルと続けたくなるところだが，そこを少し横道に逸れて。セルジュ・チェリビダッケといってみたい。さて，クラシックの世界に古楽というジャンルがあるのを御存知だろうか。その方面からのアプロウチを。まずは，フランス・ブリュッヘン。続くはやはり，ニコラウス・アーノンクール。路線を元に戻して，やはりこの人を忘れるわけにはいかんだろう。レナード・バーンスタイン。ここからはもう私の好みで行きたい。なんといってもオットー・クレンペラーを忘れるわけにはいかない。ウィーン・フィルと残したライブ盤の「運命」は彼の残した録音の中でも白眉といってよいだろう。トリはなんといってもヘルベルト・ケーゲルである。彼がまさに自死を遂げる直前に残したドレスデン・フィルとの東京ライブでの「運命」は，まさに超絶的名演と言って差し支えないだろう。いちおうEncoreもあります。この曲には実はフランツ・リストが編曲したピアノ版がある。それをもって，本日の締めとしたい。ピアノは，グレン・グールド。明日の結果如何ではまたこのシリーズになる可能性もあります。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2015/06/25

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  緊急特別音楽番組（TANPATSU version）

  昨日の試合も，ええ加減酷い試合だったが，今日の試合は，それに輪をかけて酷かった。もはや言葉がない。はっきり言って，この試合のために，野村祐輔はどれだけの準備をして，どれだけの心づもりをして臨んだのか。自分がローテーション投手であることの自覚も自負もないのか。がっかりした。今の野村祐輔なんて，アマチュアの一線級でも使えない。しかし，野村祐輔だけ攻めるのはフェアではない。もっというなら，會澤翼は，この試合に臨むに当たって，いや，昨日の試合の全くなってなかったインサイドワークをどれだけ反省して，どれだけの対策をコーチングスタッフと練ったのか。どれだけ野村祐輔と会話をして臨んだのか。レギュラーの可部といえばたやすいが，その壁を乗り越える努力が足らないと思う。それでも，バッテリーだけを攻めるわけにはいかない。もはや試合途中で映像をも見る気をなくし，音声さえ聞く気を失ったどうしようもない攻撃，まあ実況の石田充の稚拙さがいらいらに輪をかけた部分があるのだが，今日に関していえばまさにベンチに入った者全員の責任である。いや，もはや責任なんていう言葉を負うべき当事者能力を持っている選手がどれだけ今のカープにいるだろうか。自ずとしれている。前振りが長くなった。久々のこのシリーズ。いつもはコンサート仕立てだが，今日は単発で行きたいと思う。横山アキラ師匠のノコギリで，もう十分だろう。と，いいつつアンコールを入れるとすれば，音楽とは離れるがこの一席を。ぜひ思いっきり張扇で喝を入れてやりたいものだ。こんな試合で木戸銭取るな。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2015/06/24

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  論評の価値なし。

  こんなバカ試合，しかも相手が勝ってくださいといわんばかりの試合をむざむざ延長12回引き分けなんて，ふざけるなとしか言いようがない。まだ，どんなに不細工な形でも勝てばまだ救われた。しかし，引き分けは何も残さない。何の意味もない。従って，もう夜も遅いし，貴著な睡眠時間を削ってまで今日の試合について細々書く気はない。敢えて一言だけ認めて，今日は終わりにする。やっぱり緒方孝市が采配を振るうとろくなことがない。やっぱりカープは野球に弱い。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2015/06/23

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  敵は竜虎にあらず

  明日からの北陸シリーズの対タイガース2連戦，そして金曜日からのホームゲームのドラゴンズ戦は，今後の順位争いを考えれば絶対に落とせない知り-図になることは，まあ子どもでも分かることだろう。大勝ちすれば一気に浮上することが出来る反面，もたついたら最下位へまっしぐらの危険性もある。しかし，タイガースも，ドラゴンズも，このシリーズに関しては敵にあらず，である。別に与しやすしというわけではない。もっと怖い敵がいるからである。それは，言うまでもない。梅雨前線である。現時点での天気予報で，間違いなく晴れるといわれているのは24日と28日のみである。まず明日の長野の天気からして怪しい。本降りにはならないだろうがどうやら雨模様らしい。そして26日と27日はまず雨の可能性が高い。問題は，どの程度の雨が降って，それが試合進行上どのような影響を及ぼすかである。なんといってもカープは連勝中であるのと，長野のお客さんのためという大義名分のため，明日はなんとしてでも試合をやるだろう。問題は週末のドラゴンズ戦である。現時点でどのくらいの雨が降るかは未知数なのだが，少々の雨ならば強行突破するのがカープの流儀であるから，無理にでもプレイボールをかけさせる虞がある。そうなると，常に雨に濡れながらの試合ということを念頭に置いて戦う必要があるだろう。まずは明日である。予告先発は黒田博樹対岩田稔。ただでさえ投手戦必至である。となると，本当に先手必勝の戦いになってくる。鍵を握るのは1回の攻防とみる。黒田が貫禄を見せつけてタイガースのバッターを抑え，カープのバッターが岩田から早い段階で点を取りたい。そうしないと，終盤にもつれる展開になると，カープは苦しい。タイガースは安藤福原が安定しているし，まあカープのバッターが呉昇桓を打てたためしがないから，終盤にもつれる展開になったら意地でも点をやらない，そして延長戦までもつれ込ませて最後それこそどんなに珍妙な形でもいいから点を取ってサヨナラに持ち込むしか，方補は合うR米。それだけに，大瀬良中崎はそれなりに今安定しているから，戸田とヒースがいい内容のピッチングをしてくれることを祈るしかない。もちろん，昨日の試合，タイガースとドラゴンズの試合を見る限り，両チームともさほど打者が振れているとは思えないから，今のカープの先発投手陣が本来の力を出すとまあ零点に抑えろとはいわないが，ある程度最小限の点で封じ込める可能性は大だ。ただし，タイガースは福留と今成だけは要注意であるし，ドラゴンズは森野とベンちゃんが帰ってきたことで打線に厚みが増したことは間違いないが。ならば，カープのバッターが如何に相手投手を打つかというところだが，これはもう本当にキクマルが機能するか，ネイトとブラッドが一日一善でいいから大きいのを打ってくれるか，それに尽きる。要するに今のカープにとってはどのチームが相手だから特別な手を打たねばならないと言うことはない。ていうか，そこまでのレベルに達していない。ただし，それができると，とてつもなく大きなうねりを起こす可能性だけはあるということは言えるのだが。いかにタイガースが2位，ドラゴンズが4位であるとはいえ，星取り次第では一気に順位をジャンプアップすることが出来る大事なシリーズである。まずは明日の長野の雨が黒田博樹に影響を及ぼさないことを祈るまでだ。いや，ほかのカープの選手にとっても，いやカープファンにとって，長野オリンピックスタジアムといえばカープにとって非常に苦い思いをしたスタジアムであることくらい，まさか忘れてはいるまい。その必勝祈願もかねて，やはり今日はお約束のこれで締めることとしよう。2014/9/2を忘れるな。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2015/06/22

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  店主謹白　本日雨天中止

  敵前逃亡。この言葉がぴったりくるだろう。試合開始予定時刻は言うまでもなく13：00。「天候不良のために中止」の発表が為されたのが，午前10時15分。そのときには，雨の一滴も落ちていなかったという。それどころか，試合開始直前の時点でも横浜市は雨が落ちていなかったという情報が入っている。確かに横浜地方の天気予報と実際の天気な検証はしていないが，やれば出来たはずだ。しかもお客さんはかなりの人数がが見込まれただろうから，そのお客さんに対しても不義理を働いたことになる。もちろん，どこかのチームのように，少々の雨どころか試合が何度も中断するような雨が見込まれるようなときにでも試合開始を強行することが，必ずしも良いとは言えないだろう。しかし，今日のベイスターズの執った措置は，如何に理由付けをしても正当化は出来ないだろう。まあ，だからといって我々が怒ることではない。試合をやれば負ける可能性だってあったわけだから，連勝のまま北陸シリーズに乗り込めると言うことを考えると，中止にしてくださってありがとう，ということも出来るのだ。こういうことは，実は数十年前まではしょっちゅう見受けられた。特にドーム球場になる前のライオンズやジャイアンツは，しょっちゅうその手を使っていたから，よく「チームコンディション不良による中止」などと揶揄したものだ。きっと中畑清は，それを覚えていたのだろう。野球経営に関してはまだまだ素人のDeNAフロントに口添えをして，天気予報を理由にして中止にすると言うことを吹き込んだ可能性すら疑われる。まあ，プロ野球とはいえしょせんは興業だから，興行主の思惑で看板を裏返されたらそれまでだ。ならば私も本日は雨天中止ということで，看板を裏返せばすむまでだ（いや，現に広島地方は夕方にそこそこの雨が降った）。また読書休暇ではないが，ゆっくり本でも読んで早く寝るとするか。その成果は，適宜ANNEXにて更新していくとしよう。実際，読み途中の本が何冊も積み上がっていているところだったし。北陸シリーズも連勝と行こう。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2015/06/21

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  晴れ時々pridegreen　#038

  天使：やったわね，ヒサトさん。J通算150ゴールをいきなり決めて，そのまま前半のうちにハットトリックなんて，かっこよすぎるわよねえ。これこそまさにスーパーヒーローの証っていうものよねえ。悪魔：やっぱりな。フットボールの神さんはよく見てはるんや。そうじゃないと，こんな粋な計らいをするわけないぞ。まさに広島のレジェンドとしてもっともっと讃えられてええんやと思うけどなあ。天使：埼玉県出身で，サンフレッチェに移籍するまでは広島に縁もゆかりもないのに，今や一番広島人らしい広島人だと言っていいんじゃないかしら。もっと広島人は誇りに思うべきよねえ。悪魔：それが広島人の全然阿寒ところや。そもそも論としてサッカーなんてどうでもええスポーツにしか思ってない連中が多すぎるからや。こんな害虫どもを駆除することから始めんといかんのとちがうか。広島の大掃除は。天使：そうよねえ。カープはいくら首位と3.5ゲーム差と行っても所詮同率最下位でしょ？サンフレッチェは何のかんの言って暫定2位じゃない。セカンドステージ制覇や年間勝ち点1位も十分狙えるんじゃないかしら。悪魔：もちろんやろな。今日の試合もヒサトのハットトリックがあったとは言え５－１やぞ。しかもそのうち1点はアディショナルタイムでのだめ押し点やからな。確実に強くなってきたと言っていいと思うぞ。天使：選手層が厚くなってきたような気がするわ。先日のナビスコカップ予選リーグの最終戦のヴァンフォーレ戦なんか，あれだけ選手を入れ替えてわりかしいい内容のサッカーやってたし，各ポジションに確実に複数の選手がいるって気がするもんねえ。悪魔：そのあたりはどうかな。その試合でGKと1対1の完全フリーですってんころりん転んで点が取れなかった皆川の姿を見たからなあ。後半も押し込まれたところで試合の流れを変えたのはやっぱり千葉ちゃんやったし。ただ，今日は塩谷の代わりを宮原が務めきったようやから，まあよしと言うところかな。天使：それだけサンフレッチェがいい試合をしても，広島のプレスは，やっぱり今日カープが勝ったことからネタにするんでしょうねえ。ずいぶん不細工な試合だったけれどもねえ。悪魔：いやいや，こういう試合が大連敗中のチームには堪えるんやで。勝てそうで勝てない。昨日は井納が粘ったけれども前田健太に封じ込まれ，今日は派手に打ち合いをやったけれども結局打ち負けた。しかも男キヨシの勝負手，モスコーソのセットアップ起用が大外れに終わっただけになあ。天使：結果的には特大のホームランを打ったブラッドさんがヒーローだけれども，影のヒーローは赤松さんよねえ。完全にセットポジションになると球威が落ちるところを見透かして揺さぶりをかけて間髪入れずに盗塁でしょ？そりゃモスコーソさんも心ここにあらずになっちゃうわよねえ。悪魔：とにかくモスコーソが出て来たら何でもいいから塁に出て足を絡める。この形で完全に沈没したんやから男キヨシもさぞかし心穏やかやないやろな。それでも明日もその形にならざるを得ないやろうしな。予告先発は番長だけに，またしても継投勝負になるのは見え見えやからな。天使：となると，やはり番長さんに気持ちよく投げさせちゃいけないということになるわよね。でも，わりとこのところカープのバッターは番長さんを苦手にしている節があるから，そこが勝負の分かれ目になりそうね。一方のカープは福井君かあ。先週は厄落としの日だったから，今週は抑えるわよねえ。悪魔：まさにそのとおりになってくれればええけどな。これだけはなってみんと分からんで。でも，悪い目が出てもらっちゃいかん。そもそものカープの躓きはハマスタでスウィープ食らったのがけちの付けはじめなんやから，それを取り返すにはスウィープを食らわすしかないんや。天使：そうよねえ。福井君の熱投と攻撃陣の奮起に期待しなくちゃね。悪魔：福井は普通に投げたら大丈夫やと思うし，今の勢いやったら先に点を取るか早い段階で追いつくかすれば昨日今日と同じ展開になることは間違いないやろうな。まあ，とにかくまずは1回の攻防がすべてを分けるかもしれん，とだけ今は言うておくか。まだまだぬか喜びするには早すぎる。天使：しかし，ヒーローインタビューでブラッドさんが「赤松さんのおかげ」って言うようなことを言ってたらしいじゃない。それを思えば赤松さんという武器を使えずに負けた試合って，ずいぶん多かったような気がしない？ひょっとして，今の現場監督さんって，実は機動力野球のことをよく知らないんじゃないかしら。悪魔：うーむ，それは・・・みんなだいたい分かってきてる。そういう作戦面を支えるのは迎と永田というのがなあ，頼れいないよなあ。釣りと博打の話しか出来てないんと違う・・・っと，これは言わない約束やった・・・・・・（TENSHI and AKUMA coming soon......）本当に明日もなんとしてでも勝て。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2015/06/20

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  幸先良きRevenge

  現状最下位にいるのは，すべてはハマスタでの3連敗から始まったのである。リーグ戦再開からオールスターブレイクまでの中盤戦の戦いの幕開けがハマスタでのベイスターズ戦。強い気持ちを持って勝ちに行かなければ，そりゃ嘘だろう。その強い思いをもっとも持っていたのが，やはり前田健太だったと言うことである。前田健太という男はそこまで脳天気ではないから，現状の成績不振が自分の成績が上がらないことが原因の一端であることであることくらい，分かりきっているだろう。やはり前田健太が波の投手と違うところは，それをグラウンドの上のパフォーマンスで存分に発揮できることである。今日は前田健太のピッチングによって勝ったという以上でも以下でもない。これで完封ならなお良かったのだろうが，アウェイ7連敗中というジンクスを抱えていただけにその憑き物が取れただけでもよしとせざるを得まい。そうだ。今日の試合のキーワードは言うまでもなく「連敗」だったのである。言うまでもなくベイスターズは10連敗中，その意味では，1回表に点を取ったことがすべてである。連敗中のチームにとって先にがつんと点を取られることこそきついものはないのである。まあカープの方も二桁安打を打ちながら3点というのはいささか寂しいと言うべきなのだが，井納の内容も良かったし，キクマルがまだ本領を発揮できていないからせっかくシャーホルツが4安打しても大量点への引き金にはならない。ただ，先制，中押し，そして終盤にだめ押しという理想的な形で点を刻んだことから，ベイスターズには全く試合の主導権を渡さなかった。まあ，あの4月の三連敗のときにはシャーホルツはもちろん先制の犠牲フライを打ったブラッドも中押しTタイムリーを打った松山もいなかったから，かえって良かったのかもしれぬ。逆にあの三連戦の初戦で致命的な失策を犯して大瀬良の足を引っ張った木村昇吾など肩に力が入りすぎていたのか少なくとも打つ方はさっぱりだったが。まあ，それでも良いのである。勝ったから。これがなんかの弾みで負けてしまったら目も当てられない状況に陥る可能性もあったのである。なんといっても大連敗中のチームにとって，接戦で負けるのが一番堪えるのである。アアナニヲヤッテモカテナイノカ，そういう負のスパイラルが刷り込まれてしまうのである。ゆめゆめやってはいけないのは，それをいちいち起こしてあげることである。だから明日あさっての試合こそ，非常に大切な2試合になるのである。もちろん，ベイスターズの連敗を。13まで伸ばして差し上げることこそ，カープが生き残る道なのであるから。明日の予告先発はジョンソン対山口俊となった。ジョンソンは先日のホークス戦のようなピッチングをすればまず大崩れすることはあるまい。問題は攻撃陣である。相変わらず得点効率が悪い。まあ，山口俊というピッチャーは出来不出来の激しいピッチャーなので，もし出来がよい山口俊が出て来たら要注意である。そのためには，まあ今日のような雑駁な攻撃をしていたらだめだ。もっとしつこく粘り強く攻め続けなければなるまい。あとは，継投だろう。本当に畝の継投の差配は不安しか残らない。ジョンソンが100球前後で完投してくれたらそれに越したことはないが，なかなかそううまくはいかないだろう。直に中崎に繋ぐ展開であれば良いが，下手に大瀬良を使い潰して試合展開をしっちゃかめっちゃかにしてしまうと，ベイスターズを生き返らせる「まさか」が呼び覚まされる可能性もあるのだ。まあ，勝って良かった。今日はそれでよいのではないか。とにかく明日もなんとしてでも勝て。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2015/06/19

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  晴れ時々pridegreen　#037

  天使：全く管理人は何考えてるのかしら。1か月ぶりに登場と思ったら，いきなり連投？まるで前任者の継投みたいじゃない。悪魔：まあ，わしらはそれで壊れることはないからええやないか。あのあほうは梅津を潰し，今村を潰し，とうとう中田廉も重篤な症状を来したようやし，本当に最悪最低のクラッシャーやからな。天使：でも，そんなこと「変わるしかなかった」には一言も書いてなかったわよ。悪魔：だからあれは全部あのあほうの弁明の書やと管理人が言うてるやないか。都合の悪い話は全部カットしてあるからな。まあ，これ以上はネタバレになるから言わんが。天使：それにしても，管理人は「交流戦の総括とリーグ戦の展望をまとめてやる」とか言ってなかったっけ。まさかそれをやらせようというの？悪魔：まあ，そういうこっちゃ。逃げの一手とも言えるが，まあ新企画と言うことで善解してやってくれ。と，言うわけで交流戦の総括やが，9勝9敗か。よく健闘した部類に入るんやないか。もちろん満足のいく成績やないが。天使：うまく立ち回ってたら勝てた試合が多かったわよねえ。その象徴が，ファイターズとの第1回戦だったような気がするわ。悪魔：あー，あれは絶対に過多な阿寒試合やったな。その試合ほどカープのブルペンの機能不全，いや，「投手総合コーチ」の存在の軽さを示した試合はないと言ってええやろな。天使：本当にあの「投手総合コーチ」さんって，継投が下手ねえ。ただでさえ監督が新米なのに，よくあんな人事が出来たわよねえ。さっさと身をひいた方がいいんじゃない，ね，畝さん。悪魔：あのなあ，せっかく婉曲的に物事を運ぼうとしてるところに，いきなり名前を出したることはないやろ。まあ，もうみんなあいつがおかしいと言うことはよほど意固地なカルト以外のカープファンにとっては共通認識になりつつあるが。天使：だって，おかしいものはおかしいですもんねえ。あのファイターズ戦に戻るけど，9回を締めて然るべきの中崎君がなんかおどおどしながら準備不足をさらけ出してマウンドに上がったのって，今季のカープを象徴するワンショットというべきよ。悪魔：それで何があろうと中崎に任せてやればええものを，中途半端に戸田を出して，園と田がまた非常に不出来だったからな。やっぱり畝に継投は無理なんやな。そう思わざるを得ない。そのくせ，大瀬良リリーフ構想にはまた現場監督ともども意固地になってるからな。中国新聞まで動員して。天使：そもそも大瀬良君のリリーフ起用ってどうなのかしら。その辺がよく分からないわ。悪魔：それが分かるくらいやったらか畝の代わりに雇うてもらえるぞ。大瀬良に思うように価値が付かないからなんとか助けてやろうという親心があると信じたいが，一所懸命首締めてるみたいなもんやさかいなあ。天使：でも，先発投手の頭数は揃ってきたんじゃないの。少なくともセントラルでは1番安定してそうよ。その意味では，この後カープは2連戦が結構あるから，うまく投手陣を差配すれば連勝連勝でいける可能性だってある訳よね。悪魔：可能性があると言うより，そうせなあかん。そうならなあかん。まあ，7月末までに勝率5割を超えてなかったら，まあ現場監督さんを休養させた方がええわ。永遠にあの人じゃ勝てんぞ。天使：で，不安視された攻撃だけれども，なんか良くなってきてない？特にホークス戦で帆足さんやスタンリッジさんを打ち込んだのは，本物と言っていいんじゃないかしら。悪魔：だったらその次に出てきたびっくりドンキーのメニューにありそうな名前の初物を打っとかないと嘘やろ。球数100球投げさせたらハイそれまでヨ，やったのに，スイスイスイダラダッタとばかりに投げさせてしもうてからに。天使。確かにねえ。やっぱりキクマルさんの成績に攻撃の出来不出来が左右されてしまうのよねえ。まだ波が多すぎてあまり信頼は置けないわよねえ。現場監督さんは意地でも二人の並びを外さないけど。悪魔：まあ，後を打つバッターがまだまだこれまた当たるも八卦やからなあ。その意味では今後のペナントレースを攻撃面で鍵を握るのはネイトとブラッド。彼らが打ち出したらそりゃ今のセントラルのピッチャー相手なら簡単にチンジャラジャラと点が入るかもしれん。天使：ホークス戦は欠場していた新井さんが復帰濃厚と言うことらしいから，あとはキクマルさんをどう使うかよねえ。丸さんさえ本当に打ち出したら，広輔君に菊池さんに丸さんに新井さんにシャーホルツさんにエルドレッドさんに，まあ昇吾さんか梵さんが入って，アツ君かうーたんさん，この打線じゃ，結構どことも引けを取らないんじゃない？悪魔：その試金石となるのがまさしく明日からの対ベイスターズ戦や。なんといっても開幕2戦目のカードで手ひどい3連敗を食らった仕返しをせないかんからな。しかもホームラン野鳥だが多発するハマスタや。両外国人にとってはまさに金の埋まった球場と行ってもええからな。そういうプラスのモチベイションをもって欲しいもんや。天使：出もベイスターズさんも考えてるらしいわよ。中継ぎ陣崩壊を受けてモスコーソさんをセットアッパーに配置転換してエレラさん，山崎君と繋ぐ計画のようじゃないの。なんかカープの泥縄継投よりははるかにましなような気がするわ。悪魔：そりゃもう，すべて文句は畝に言うてくれ・・・で，予告先発は明日は前田健太と井納，そのあとはおそらくジョンソン対砂田，福井対三嶋というところかな。井納と三嶋には毎年手ひどくやられているし，砂田は例によって初物やから要注意やぞ。となると，バッティングコーチの差配が重要になってくるんやが・・・天使：そこに座るのがまたまた仮免の迎さんでしょ？ストライクゾーンを高くして打てるボールを積極的に狙っていこうなんて，誰だって言えるわよねえ。悪魔：まあ，そういうことになるな。今季のベイスターズ戦の星取りは例の「ビジターパフォーマンスシートジャック事件」があってかベイスターズのモチベイションが高かったという制もあって苦労してるけど，言うまでもなく今のベイスターズは10連敗中，しかも連敗を引きずったまま4日間のインターバルに入ったわけやからな。これはきついで，ベイスターズにとっても。だから，叩くなら今しかない。逆に今を外してしまうと・・・天使：もう今シーズンのカープは終了，ってなわけね。そんな大事な3連戦の行方が畝さんと迎さんにかかってくると言うこと自体，私は怖いわ。悪魔：・・・・・・コメントは，差し控えとくわ。とにかくまず明日勝てば，道が広がるんやから。前田健太にかかる責任は重大やと言うことだけは，言えるな・・・・・・（TENSHI and AKUMA coming soon......）とにかくなんとしてでも勝て。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2015/06/18

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  晴れ時々pridegreen　#036

  天使：なんか久しぶりねえ。1か月ぶりかしら。こき使うときはこき使うくせに，ねえ。悪魔：まあそれだけ真面目に管理人が改心して真剣に記事を書き始めた，わけやのうて，「緊急特別音楽番組」などという新企画を生み出したからどうしようもない負けの日にはそれで逃げてた，のが真相やからなあ。天使：そうこうしているうちに交流戦もあっという間に終わっちゃったわよねえ。やっぱり18試合って，少なすぎない？悪魔：そこはやなあ。なかなか難しいところであって，これでもまだ妥協案なんやからなあ。特にセントラルのオーナー連中がいかん。まだジャイアンツ戦で食っていこうとしてるからなあ。天使：そういう意味では，やっぱり時代はパリーグ，よねえ。ひとり頭の黒いネズミがいるけど。悪魔：ああ宮内か，って，わしゃ知らんぞ。誘導尋問は証拠能力がないんやからな。天使：だってもうみんな知ってるわよ。宮内君は日経の「私の履歴書」で，まだ1リーグ10球団制を諦めてない，って堂々と書いてたじゃないの。悪魔：まあそうや。ただ今はそういう動きは取れんやろうな。あのときは宮内がべったりと食い込んでいた竹中平蔵まで話を通して，さあ後は小泉純一郎が動けば，といったところで予想外の反対論が興って怖じ気づいたポピュリストの純ちゃんが選手会の肩を持った，それで頓挫したのが真相や。すなわち，純ちゃんの高い人気にすがってたというところがある。天使：そうなると，安倍晋三君の人気にすがって，というには，ちょっと今は危なっかしいわよねえ。悪魔：そのとおり。それが何かはいうだけ野暮やろ。まあ，義務教育やってるんやないからな。これ以上は言わん。天使：案外昨年のオフにあのけちで名高いオリックスが大補強をやったのは，本気で勝ちに行くためじゃなくて，オリックスという会社の当事者能力のなさを見せつけるためだったりしてね。それでしばらくの間低迷をかこって・・・悪魔：来たるべきときにまた合併話か。しかし，もうどこも付いてこんやろ。あのときは実は裏の論点として「ダイエーの破綻処理をどうするか」というのがあった。ところが今やパシフィックの球団でそんなに経営が揺らいでいるところもないし，むしろ地元密着戦略のもとで熱烈なファンに支えられてるからな。天使：案外助け船を出すのはカープだったりしてね。カープとオリックスの合併，なんて噂もあったわよねえ。悪魔：ハジメと宮内はナベツネべったりというところでは共通項があるし，ハジメの阿漕な商法を宮内が真似してるところは確かにあるから，ない話じゃないと思うぞ。でも，それでもパシフィックの結束は崩れんやろうな。インディペンデントリーグを勝ち抜いたチームを加えてかつ入れ替え戦のようなことを考える智恵者がいても不思議じゃないな。天使：それに比べてカープの考えることって，本当にセコいわよねえ。ビジターパフォーマンスシートジャック事件に懲りずに，今度はJALとタイアップして，内野自由席の一部を指定席にするらしいじゃない。何考えてるのかしら，本当に。悪魔：セコいよなあ，全く。今度はJALの航空券をカープが持つのかどうかは知らんが，あり得ん話やなあ。いや，例えば特定のカードのときには自由席を指定席にするということはある話やけれども，特別なご一行様のためにこういう便宜を図るというのは聞いたことがないぞ。天使：あのときは心あるカープファンと他のプロ野球ファンを敵に回したのに，いよいよ自分で敵を増やしてどうするつもりなのかしら。悪魔：そういうときには，何か金の匂いがするということだけ，言うておこか。あの「ビジターパフォーマンスシートジャック事件」のときも，球団関係者は「数千万円の持ち出し」とかなんとかいういてるが，事実はその限りにあらずと言うことは，管理人は握っているらしい。天使：なによ，もったいぶらないで全部言えばいいじゃない。悪魔：そうはいかん。まあ，いずれ明らかにされるやろうから，まあそのときまでのお楽しみにと言うことで・・・・・・（TENSHI and AKUMA coming soon......）闇の中に必ず真実はあり。BlogPeopleSIGMA People（告知）姉妹サイト「ろー・ふぁーむ・かるぴおANNEX」もよろしくお願いします。

  2015/06/17

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  これぞまさしく，「微差は大差」

  別に強がるわけではないが，今日の試合を見て，点差ほどの悪い内容の野球をやっていたとは思わない。結果的に福井が集中打を浴びただけなのであって，どう考えても歯が立たないというような試合内容ではなかったと思う。しかし，結果的にカープは勝てなかった。ではその差はどこにあったのか。答えは簡単だろう。カープは予想通りバンデンハークに対する対応が出来ていなかったのに対して，ホークスは少なくとも福井に対する対策を練ってきたから，これに尽きる。カープのバッターは一所懸命バンデンハークの高めの甘い球を狙っていたが，結果的にことごとく力負けしてしまっていた。実は彼が打たれた球はことごとく低め，だから高めの球を如何に捨てて低めの球に食らいついていうかというのが実は正解手順だったわけだが，最後までその逆をいっていたのだから，そりゃ攻略できるわけがない。まあ，所詮迎なんかが指示を出しているからこんなことになるのであって，だから一軍打撃コーチというのは見習いでは務まらないのである。一方のホークスは，黒田とじょんそんに徹底的に内角を攻められたことを反省して，思い切って踏み込んでアウトサイドの球を狙いに行く戦法に出た。結果的にそれが当たってしまったわけだが，それに感づかない會澤ももっと勉強が必要だろうし，そもそも論としてベンチがその意図に気がついていなかったとおぼしい。もっというなら，この試合，「どれだけ投手を投入しても勝ちに行く」んじゃなかったんでしたっけ，現場監督さん。そうすれば，３回の福井の崩れ方からしたら，４回に福井を続投させる判断はあり得ないという結論に達するのではありませんかねえ。あれだけホークスの攻撃に火が付いた後に出て行かされた戸田はそりゃかわいそうである。しかも，戸田の出来が決して悪くなかったことは５回以降に証明されたことだし，西原や飯田でさえすんなりと抑えていたことを見ると，実はホークスのバッターの調子は昨日までとあまり径庭はないということが推測できる。もし一気に勢いづいたのなら今日の試合など７点ですまなかったはずだ。もちろん４回の頭から戸田を投げさせたらゼロで抑えたという保証は何もなく，ただの結果論なのだが，どれだけ今日の試合を勝つために最善手を尽くしたかということが，全く見えなかったのである。こんな野球をやっていたら，いかに今日セントラルのチームが全滅して首位とのゲーム差４．５のままでリーグ戦再開になったといえども，決して次に繋がらない。攻撃面でいうならば，結果的に２回ノーアウト１，２塁でバッター田中広輔の場面でのバント指示がすべてを分けてしまった。攻撃陣自体はライオンズ戦からいい勢いを持っているのである。ならばあの場面は思い切って田中広輔にフリーで打たせてみるべきではなかったかと思う。本当に今日の試合も２回表のあの場面まではいい流れのままに進んでいたのである。ならば，その勢いを買うというのも，ひとつの戦術ではあるまいか。何か現場監督さんは自分が動いて点を取る形を作ってみたかったようなのであるが，下手な考え休むに似たりという言葉がこれほどぴったり当てはまるシチュエイションもあるまい。どうも今の現場監督さんも前任者とよく似て何でも自分のイニシアティヴでことが進まないと気が済まないという性質をお持ちのようだが，動かざる事も立派な戦術のひとつであることを，もう少し考えられたらよい。結局，交流戦は９勝９敗で終わった。まあよく健闘した部類に入るだろう。しかし，勝てた試合を落とした，しかもベンチワークのミスで落とした試合があったことも，また認めなければならない。本当に惜しむらくはホームでの対ファイタースの初戦である。あれこそまさにカープベンチの機能不全を如実に表した試合はないと言っていい。特に継投で落とした試合，継投そのものが疑問視される試合が多かったことは指摘されざるを得ないだろう。まさにこれは畝の責任である。いや，畝は本来責任能力を負わせるには及ばない，それこそ「畝なんかに何が教えられる」とみんな嘯くほどの小物なのである。そんなのを，投手総合コーチに置いたカープというチームのフロントの責任も，また問われなければなるまい。リーグ戦再開はついに交流戦で１０連敗したベイスターズとの戦いである。今のベイスターズは本当に弱っている。叩くなら今しかない。ましてベイスターズには開幕直後に手ひどくやられた怨念があってしかるべきだ。絶対に手を抜いてはならない。意地でも３タテ，これが上位に食い込むための絶対条件である。それができなければ，例え首位との差がそんなに開いていなくても，しょせんは最下位でしかないリームにとどまるだろう。まさにカープにとっていきなり生死を分けるべき戦いなのである。そのまえに。やっぱりコーチの配置転換しようよ。畝と迎じゃ無理だ。佐々岡と山田でいいじゃないか。そして，そろそろトレード考えようよ。中継ぎ投手陣が余っているチームなんてないだろうけれども，ホークスあたりとはいい商談ができるんじゃないかねえ。想像だけど。いったとおり下手な考え休むに似たりだったじゃない，現場監督さん。BlogPeopleSIGMA People

  2015/06/14

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  勝ったことをもってよしとする。

  昨日と違って，両手を挙げて万歳三唱，というべき勝利では，ないような気がする。しかし，勝ちは勝ちだ。交流戦で絶対的な強さを誇るホークスに連勝して，セントラルの球団で唯一勝ち越しを決めた。いや，そもそもカープがホークスにアウェイで勝ち越したことなどあっただろうか。調べるのがめんどくさいので調べないでおくが，これは歴史的事件であるといってよいだろう。残念ながら今日ドラゴンズが勝ってしまったので交流戦終了時点で未だ最下位であることは確定してしまったが，ジャイアンツとベイスターズの大失速のおかげで首位ジャイアンツとは4.5ゲーム差，そして交流戦明けに直接対決があるベイスターズとは3.5ゲーム差である。ちょっとだけ，面白いことになってきた。今日の試合を振り返ると，21安打も打って9点だからあまり褒められた攻撃ではない。しかし，それはまあ相手もあることだからやむを得ないとだけいっておこう。むしろよかったのは点の取り方である。1回にシャーホルツのホームラン，3回に2氏無走者からブラッドと松山が繋いで誠也のタイムリー，4回に丸の中押しのホームラン。これでスタンリッジをKOすると，6回には乗せるとやっかいなリリーバーの二保をつるべ打ち，8回9回と1点ずつ取って流れを渡さずと，点の取り方が極めて理想型に近かったのである。本来であればもっと点が取れただろうと思うし，チャンスでもう一押し二押しなかったのが極めて残念だが，ホークスの反撃意欲をそぐ点の取り方になったからこそ，終盤ばたばたしても大けがをせずにすんだのである。8回のドタバタ劇についていうならば，なぜここで大瀬良でなければならなかったかということをどう理解するかにもよるだろう。あくまで大瀬良をリリーフとして使いたいというのであれば，当然その作戦はありだ。しかし，結果はうまくいかなかった。それをどう理解するかである。リリーフ転向に伴う初期不良ととT￥ルカ，それとも彼には適性がない，といって語弊があるならば先発適性の方が強いとみるか。これは考え方にもよるだろうからどれが正解というものはないのかもしれない。しかし敢えて私見を述べるとすれば，一見もったいないように見えるが最初は敗戦処理的な起用，あるいは先発投手が早く崩れたときのイニングイーター的な使い方から入る方がよいのではないか。いきなりのセットアップ起用というのは，やはりいささか無理があるのだろうと考える。そこまで緒方孝市と畝が考えてリリーフ待機させているのかどうかは，かなり疑問であるが。とにかく，この2試合の勢いは完全にカープにある。しかし，ホークスというチームはそれで簡単に倒れてくれるほど甘いチームではない。明日の試合は，さらに褌を締めてかかって戦う必要がある。予告先発は福井優也対バンデンハーク。これは要注意である。今季初の一軍登板ではあるが，ファームでは5勝1敗，防御率1.17，特筆すべきは61と3分の2イニングス投げて71奪三振。堂々の奪三振王である。ただでさえ初物に弱いカープである。もちろん同じウェスタンリーグの相手であるからバンデンハークのデータくらいはあるはずだが，スコアラーがこれを咀嚼できているか，選手がそれに対応できるかどうかというところにかかってくる。ある意味今日よりタイトな試合になるかもしれない。やはり鍵を握るのはどちらが先に点を取るかだろう。カープは絶対に先制したい。今日のように1回の表にがつんとやっておけばなおよい。丸菊池が塁に出て，出来れば足でかき回して，シャーホルツとエルドレッドの長打で点を取る展開が出来れば，自ずと3連勝が見えてくる。今日勝ったことで，交流戦を久しぶりに処理津5割以上で終えることは確定した。しかし，9勝9敗と10勝8敗とでは，今後に与える影響が大きく異なってくる。今後の試合のことを考えるならば，当然ここでホークスを3タテしておかねばならないし，それができないと，とてもじゃないが順位争いになんて食い込めない。なに，昨日今日のように現場監督さんや仮免コーチが差配するような試合にならなければよいだけだ。やはり下手な考え休むに似たりだよ。現場監督さん。BlogPeopleSIGMA People

  2015/06/13

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  言うことなし。

  さすがは，黒田博樹である。これぞ彼の本領，そう言わざるを得ない。これ以上の余計な言葉は要らないだろう。ていうか，素人講釈を超えた何かが彼の投球にはある。だから，攻撃も繋がる。攝津正の出来が悪かったとはいえども，田中の先制ホームラン，誠也の中押しホームラン，そして石原のだめ押しホームラン。強打ホークスのお株を奪う攻撃ぶりである。しかも見逃せないのはホークスはランナーを出しては併殺網に引っかかったのに対して，カープは当たりが死んだり松田がすってんころんだりして併殺崩れの山。それでカープは2点余計に取ったのだから，攝津正にとってはホームランよりこちらの方が効いたことだろう。そうなのである。今日の試合はまさに黒田博樹がプロデュースしたようなものである。黒田博樹の黒田博樹による黒田博樹のための試合。そのほうが，選手のモチベイションもアップするのかもしれない。そう言えば先週の楽天戦もそうだ。勝負の帰趨に，ベンチワークが関与していたと言うことはなかった。今日もそうだ。まあ，これ以上は敢えて言うまい。新井を社済ませた判断に采配の妙があるなどというお花畑系もイルカもしれないが，ライオンズ戦から新井の状態はよくなかったし，ここまで4番に入って孤軍奮闘フル稼働してきたのだから，一日くらい休養日を作るというのはサルでもできる差配だ。まあぼちぼちとではあるがシャーホルツもエルドレッドも松山も打ち始めてきたのであるから，今日のようなスターターは十分あり得べきものである。まあ，どうでもいい。もはや天敵とでもいうべきホークスに，しかも福岡ヤフオク!ドームで勝った。アウェイでのホークス戦に勝ったのは何年ぶりだろうか。調べる気もないのでほったらかしておくが，ホークススの呪縛，福岡の呪縛を黒田博樹はまさに一振りで打ち破ってみせたのだ。これだけで十分この試合は意義深いものなのである。あとは，何も要らない。問題は，明日あさっていかに戦うかなのである。攻めて1勝1敗，あわよくば連勝に持ち込みたいのである。交流戦終盤になってセントラルのチームがばたばたとパシフィックに負け始めているだけに，もし3連勝でもしようものなら順位は動かなくとも俄然セントラルを動かす力を得ることが出来るのである。それだけのことが出来るということを，我々はもっと喜ばなければならないのである。棚ぼたで転がり込んできたチャンスであるといえども。明日の予告先発はジョンソンとスタンリッジ。ジョンソンは本当にこのところ立ち上がり不安定なだけに，先週のようなピッチングをしていたら早いイニングでホークス打線に潰される。5回100球でいいからとにかくゼロに抑えることを目標にしてもらいたいところである。そうすれば，今のカープの打線ならば，3，4点なら取るだけの力は持っている。打ち合いは絶対にNGだが，競り合いならばチャンスはあるし，ジョンソンが開幕当初に見せた安定感を取り戻すならば，十分に勝ちに持ち込める。とにかく，黒田大明神の力で憑き物はすべて祓われたのである。まさに，積年の仕返しを突きつけるチャンスが来たのである。そして，それは即ち今シーズンのペナントの帰趨を占うということだけ付け加えておきたい。下手な考え休むに似たりだよ。現場監督さん。BlogPeopleSIGMA People

  2015/06/12

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  もはや球運は緒方にないことを思い知れ。

  カープにとって憎たらしいのは，何といっても田代である。あいつがワンアウト１，２塁からおあつらえ向きの併殺コースの打球に当たらなければ，少なくとも９回のサヨナラ負けはなかっただろう。本当に，中田廉にとっては不幸と言うほかないが，これも野球である。やはり敗戦には何らかの理由があるのだ。結局のところ，相も変わらず攻撃の手駒は余したままで，せっかく赤松という切り札を手に入れながら全く使いこなせない緒方孝市の采配能力とそれを補佐するべきコーチングスタッフの無能ぶりが露呈したというべきだろう。何がどう悪いというのではない。とにかく緒方孝市の考えることがことごとく裏目裏目に出ているのである。これは，はっきり言ってもはやこれまでという証拠である。機能の思いつきオーダーがはまって，喜んで今日もと思ったら全然機能しない。それほど丸菊池田中の不振は重篤である。点が取れるようになったのはことごとく丸と菊池が出塁したときであることからも証明されるのである。そして今日はことごとくチャンスで回って3三振した田中。それほどパシフィックのピッチャーは，いや，敢えて言うなら，プロフェッショナルのピッチャーは甘くないということである。しかし，これだけファームで活躍している選手が要るにもかかわらず，しかも一軍は最下位に沈んでいるのに，徹頭徹尾自分の決めたオーダーにこだわるという緒方孝市，もはや頑固を通り越してアホである。そんなものを助けてくれるほど，野球の神様は甘くない。そして，もうお花畑的カープファンですらその存在が批判され始めた畝。仕方があるまい。あんな奴に何が教えられるとばっさりと切って捨てられるほど物笑いの種になっていたのであるから。明日からカープが変わるには，方補は2つである。彼らの頭の中身が変わるか，彼ら自身が身をひくか。個人的な見解でいわせてもらえれば，松田元の忠実なる茶坊主などに用はない。とにかくこのところ緒方や畝から選手に責任転嫁をするような発言が目立つから，なおさらである。我々は別に緒方監督で優勝して欲しいという義理はない。ただ単に強いカープが見たいだけである。だから昨日はまぐれだといっただろ，現場監督さん。BlogPeopleSIGMA People

  2015/06/11

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  アウェイでの延長戦で勝ったことだけ褒めてやる。

  なんでかねえ，もっとすっきりと勝てないものかねえ。勝ちはしたけれど，後味は悪い。とにかくひとつ間違えばすべてを失いかねない試合だった。しかもくだらないミスで。まあ，禍福はあざなえる縄のごとしと思って，開き直っていくしか今のカープには残されていないのだろうか。まずはあきれたのが丸と広輔の配置転換である。とてもじゃないが打てそうになかった丸を１番に置く起用に辟易していたし，実際それ相応の結果しか残さなかったのだが，最後の最後で増田達至から内野安打を打ったのが延長１０回４点のきっかけであるから分からないものである。そして７番に置いた田中の所に２回フルベースのチャンスが回ってきて２度とも３点タイムリーで，これが勝負を決めたのだから，これもまあよかったと言うほかない。結果論でしかないが。そして９回表に會澤がヒットで出たところに代走赤松を送って勝負を賭けて結果は失敗に終わったものの（これはミスではない。間一髪のプレイであったから），まあ仕方なしにマスクをかぶった石原が渡辺直人の送りバントを阻止して併殺に持ち込むビッグプレイである。確かに會澤もバント阻止をひとつ決めているが，くだらないパスボールをやらかしたおかげで同点に持ち込まれたわけだから，今日に関しては石原に代えてよかったということになってしまう。そして鈴木誠也である。あの信じられない落球。いったい何のために自分は起用されているのかということをもう少し考えた方がよい。確かに１０回表に打順が回ってヒットは打った。しかし，そんなもので免罪符にはならない。ただでさえその外野での守備力には疑問符がつき始めているのである。別に赤松のようなプレイを求めはしない。当たり前に出来るプレイは当たり前に出来なければならないということを少しは頭の中に置いた方がよいだろう。で，今日の試合を振り返るには大瀬良大地の中継ぎでの内容を振り返らなければならないのだろうが，私から見たら１試合だけで判断するのは時期尚早だと思っている。しかも，少なくともプロ入りしてからは完全にローテーションを守り，先発としての調整しかしたことがない大瀬良にとって，リリーフで１イニング投げた，無失点に抑えたということはそれだけでも精神的な負担となったに違いない。だから，イニングをまたがせたベンチの判断はどうなん？といわれても仕方ないだろう。少なくとも，いざ出番だろうと思っていたヒースや戸田や中田の気持ちはいかばかりだったか。それが結果的に９回裏の大ピンチに繋がったといわれても，抗弁は立たないだろう。こういうところがカープのベンチは考え方が甘いのである。だからこそ「畝に何が分かる」といわれても仕方がないところだ。そういえば，攻撃前の円陣を組むと気に指示を出しているのが迎のようだが，それこそ彼が何を言っても選手には感銘力がないことだろう。先日は石井琢朗コーチが鬼の形相でなにやら喝を入れていたらしいが，そのぐらいでないと円陣の意味なんてありゃしまい。もう夜も遅いので長々と書くのはやめて今日はこのくらいにしておく。とにかく，勝ったという事実だけは間違いないのである。野球というのは芸術点も技術点も反映されないから，これで一応はよいのである。ただし，本気で優勝ということを考えるのであれば，こんな野球をやってちゃいけない。レイによってパシフィック様々で首位ジャイアンツとの差が５．５ゲームなのであるから，とにかく勝てる試合はまぐれでもいいから勝たなければいけないのである。と，いうところで明日の予告先発が武内久士対岸孝之。ファームでの勢いを買っての起用なのだろうが，強力ライオンズ打線にどこまで立ち向かえるのだろうか。あるいはこの試合こそリリーバー総出で勝ちに行くつもりなのか。なんせ現場監督と仮免コーチ陣のやることは訳が分からないから，なってみないと分からない。今日の勝ち方はまぐれだよ，現場監督さん。BlogPeopleSIGMA People

  2015/06/10

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  緒方が監督じゃカープは勝てない。

  結果的に勝負を分けたのは，前田健太の牽制悪送球だったかもしれない。しかし，全体を見ての敗因は，采配力の差。これに尽きる。やはり現場監督と仮免コーチのヘボトロイカではどうしようもないということだろう。結論から演繹的に問題点を導き出していくならば，あの場面，なぜあんなにセラテリを牽制する必要があったのか。炭谷に黙って送りバントをさせておけば二死二塁で鬼崎。もちろん代打が出たかもしれないしなにかが起こった可能性はないとは言えないが，その危険性は一死満塁で秋山よりは低かっただろう。そうなるとなぜそんなにという所に疑問が映るが，捕手が會澤から石原に変わったからという可能性は，否定できまい。で，捕手が変わったのは8回表に會澤がノーアウトでヒットを打って赤松を代走に送ったからなのだが，そこで取った作戦はノーアウトから送りバント。この時点で，今日の負けと現場監督と新米参謀のヘボぶりを確信した。素直に送らせるのであれば，何も會澤に代走を送る必要はない。赤松を代走に送るということは，当然盗塁ということを相手に意識づけるのであるし，それを前提とした采配でなければならなかった。然るに送りバントなんて，話にもならない。これは本当に現場監督がバカだということを如実に示していると言わざるを得ない。さらに１イニング戻って7回表。ツーアウトながら1，3塁。ここで当たっていた松山を下げての間を代走に出したかと思えば，どう見ても仕事が出来そうな気配がなかった丸をそのまま打たせたのであって，これもまあめちゃくちゃだ。確かに丸は復調してもらわなければならない選手であることには違いないが，だからといってチーム状況が非常に苦しいところに追い込まれてまでなお丸と心中しようとする意味が分からない。これで外野手に人を欠いているというのなら理屈も立つが，実際はそうではないことは言うまでもない。むしろ赤松をスターターで使ってもいいくらいの話である。あるいはファームでは廣瀬が復調気配であるし，下水流が絶好調だ。こういう選手の入れ替えもどうして視野に入れられないのか。結局の所キクマルのニコイチで商売がしたいからじゃないのかといわずにはいられない。さらにそもそも論で書くと，ライオンズのバッターは前田健太に徹底的に対応してきていたが，カープのバッターは十亀に対してまたしても悠々と楽に投げさせていた。そしてまたしても7回になって球がばらつき始めたところをまたしても捕まえきれないというていたらく。これじゃ交流船の旅に勝てないのも当たり前だ。対応力のなさ。これこそカープの攻撃陣の最大の弱点であるのだが，一向に改善されない。まあ，コーチの人事が「党中央」の一存によって決められるようなチームの悲しい性である。明日の予告先発は野村祐輔対野上亮磨である。カープのバッターが野上から点を取る期待値と野村祐輔がライオンズのバッターを抑え込む期待値を比較したら，自ずと勝負は見えるだろう。もし何かが変わるとすれば，中継ぎに回したらしい大瀬良をいかに大事な場面で使えるか，いかにカープのバッターにチャンスを作るだけの工夫があるか，そして「飛び道具」を効果的な場面で使えるか，そのくらいしか思い浮かばない。それにしても，現場監督，いやはっきり言えば緒方孝市，相当頑固と言うだけでなく面の皮も相当厚いのだろう。ここまで前評判が高くて現状のていたらくならば，もう休養へのカウントダウンが始まってもおかしくないのだが，いや，カープファンからはもはや緒方孝市では勝てないという声が上がりつつあるのだが，そういうことには耳を貸さないらしい。しかし，もはやここまで来たら我々に言える言葉はこれだけだ。緒方孝市君。速やかにお辞めなさい。前任者がどれだけ晩節を汚したか，その一部始終を見ているはずだろう。別に我々は緒方孝市が監督じゃなくたっていいのだから。BlogPeopleSIGMA People

  2015/06/09

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  観戦日誌：ひじょう～に，つまらん。

  自腹を切って見に行った負け試合のことを思い出して書くという作業は，それだけでも辛いものがある。ましてや，あんな中身のないぼろぼろの内容の試合を書くことなんて，本当はしたくもないし精神衛生上もよろしくない作業である。しかし，せっかくライブで見てきたのだから，ライブで見てきた感覚を元にぶった切っていこうと思う。結局のところ，土曜日の敗戦は，楽天がジョンソンのことをよく研究していたのに対し，カープがケニー・レイのことを全く研究していなかったということに尽きるだろう。それが如実に表れたのが2回表の結果的に痛すぎる3失点になったわけだが，先頭の中川に簡単に四球を出したのが運の尽き。そのあとにあのペーニャが逆方向におっつけるバッティングを見せて2，3塁。そしてウィーラー。粘られた挙げ句にいとも簡単に甘い球でストライクを取りにいってホームラン。イニングの先頭の四球は点に繋がりやすいとはいえ，ここまで簡単に崩れたらもうこれまでと言わざるを得ない。一方のカープ打線。早いカウントからとにかくあっさりと何を工夫するでもなく相手バッテリーの術中にはまっていれば，それは世話はない。気持ちよくバットを振っていればそれでいいというカープの打線の甘さが出たと言って差し支えあるまい。結局，球数が100球に届くか届かないかでコントロールを乱して交代したのだが，すでに7回裏。遅すぎるのである。まあ先に3点取られて余裕がなくなってしまったのかもしれないが，こんなこと，最初からベンチが指示しておけばなんとでもなったはずなのである。こういう所に迎仮免コーチ補佐の無能さが現れているのである。そして，誰もがこのイニングがターニングポイントになったと思うであろう5回裏。ワンアウト1，2塁で代打シャーホルツを送った場面での謎の重盗。ギャンブルを仕掛けるにしては，展開が悪すぎる。それに，一瞬鈴木誠也のスタートが遅れていたように感じた。誰かがサインを見落としていたのではないかという気がしてならない。まあそれは結果論だからどうしようもないのだが，いずれにしてもその後シャーホルツがタイムリーを打ったのだから泣くに泣けない。さらに加えていうなら，シャーホルツをそのまま引っ込めた采配も謎だ。その後のことを考えたらシャーホルツを残して丸か誠也を外せばよかったような気がする。事実，フリー打撃のときからシャーホルツの内容はよかった。一方，丸は素人目に見ても出来が悪かったから，十分に想定すべきことだっただろうと思う。事実，日曜日の試合では丸をついにスターターから外したのだから，それができるのならなぜもっと早く決断が出来なかったのかという思いがしてならない。これは現場監督と新米参謀の迷走とでもいうべきなのだろうか。その後についていえば，まあエピソードとしては付け足しのようなものだ。6回の今村投入。バカかとしか言わざるを得ない。なけなしの1点を取ってさあ追い上げという場面で，素人目に見てもあれだけ無様に壊れてしまったようなピッチャーを出してどうするかといいたい。本当にこれも人災だ。一部では名伯楽と崇めた手間詰められているらしいが，やっぱり畝は投手総合コーチとしては箸にも棒にもかからん存在だといういうことがよく分かる。まあ，それをぼろぼろにしていたのはテレビの解説でいかにも知ったげに解説していた前監督である訳なのだが。７回のノーアウト満塁で1点しか取れなかったところもしかり。シャーホルツを残していれば楽天も福山というカードを切るタイミングが遅れたかもしれないし，このところ打棒が下降気味の小窪にすべてを託すこともなかっただろう。いずれもればたら論に如かずなのだが，要するに切り札を切る順番と切り方を間違えたらだめだということなのである。確かに，スコアだけ見れば3-5である。しかし，こういう試合を惜敗といってはならない。内容のないぼろ負けに等しい。今のカープの置かれている立場からすれば，勝てそうな相手には必勝を期さなければならないのである。楽天には申し訳ないが，あの試合を落としているようじゃ，カープはまだまだどうしようもないチームだと言うほかない。本当に情けない。その言葉しか，試合終了後には浮かばなかった。それでも大多数のカープファンは「宮島さん」を3回歌えたことで満足している向きが多い。非常に残念だ。それは帰り道の空気からも察せられた。そこでもまた溜息である。こんなていたらくで，明日からのライオンズ戦，そしてホークス戦のいずれもアウェイ戦で勝てるのかと，まあ嘯かずにはいられない。やはり，カープをまず手っ取り早く変えるには，現場監督と仮免コーチ陣の総退陣，これに如くことはないと思った次第である。やはり結果には原因あり。BlogPeopleSIGMA People

  2015/06/08

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  ある鯉党のたはごと2014その６：宿酔の侏儒の言葉

  とにかく，昨日の試合は，何もかもが最低だった。3-5というスコアに惑わされてはいけない。少なくとも逆のスコアで勝てたような試合だった。本当に酷い試合だった。これのどこが現場監督と仮免コーチ陣の目指す野球なのか，さっぱり分からない。まさしく救いがたいような最低の試合だ。と，いう筋で「観戦日記」を書くはずだったのだが，試合後に水沼四郎さんがマスターの「１００円食堂　しろう」でやけ酒をあおり，さらに三次会とばかりに高橋里志さんがオーナーの「Member's高橋」で23：00ころまでやけ酒をあおって帰宅後，悪酔いして気分が悪くなってしまった。そもそも風呂に浸かっている間に2時間ほど眠りこけたのが原因かもしれないが，風呂上がりに結局気分の悪さに堪えかねて嘔吐してしまった。我ながらその行状には反省せざるを得ないが，実は今日は娘の小学校の運動会。どんよりとした宿酔を引きずって半日を過ごしたものである。悪いことは続くもので，思いっきり風邪を引いてしまって運動会終了後に熱を出してしまって横になってしまい。今日の試合も実はブラッドのホームランが出たところまでは記憶にあるのだが，その後は眠りに落ちてしまって試合終了後に目が覚めたから，これまた見てきたようなことを書けないのである。と，いうわけで，心身共に宿酔を引きずっているうえに風邪の初期症状が出ている状況である。これでは，いくらこの私でも昨日の試合をばっさりと斬り捨てるだけの気力がないし，今日の試合と纏めて知った被ったようなことを書くわけにはいかない。これは，明日に回すこととする。書きたいことはぽちぽちと浮かんでくるのだが，それが文章にならない。不肖この私，とにかく弊ブログについても拙文ではあるが「文書を書く」ということにはこだわりたいと思っているから，やはりきちんと整理して中身のある文書を書きたいのである。と，いうわけで，本来なら「本日休業」でもよかったのだが，いつもいつもそればかりじゃ芸がない。やはりそういう中でもそれなりのことをたまには書いてみたい。なので，本来はタダでは書きたくないのであるが，「しろう」と「Member's高橋」で聞き及んだ特選ネタを書いて締めることとしたい。・現在売り出し中の若手の某選手（敢えて名は秘す）がほかの選手数名を連れて焼肉を食べに行ったときのこと。それに気がついたカープファンの女性がサインをもらおうと，もちろん失礼に当たらないように食事が終わったあとの「出待ち」でサインをお願いしたところ，ほかの若手選手は快く応じてくれたのに，某選手は「なんで自分がサインしなきゃいかんのか」とばかりに尊大な態度を取ったとのこと。その女性は当然気を悪くして，「しろう」で思いっきり怒りをぶちまけられたそうな。・今や一部のカルト的カープファンの間では名伯楽と崇められているらしい畝投手総合コーチの親戚の方が「Member's高橋」に来店したときのこと。そのご親戚の方が高橋里志さんに対して曰く，「彼は本当にコーチとしてやっていけるんでしょうか」と本気でご心配なさっていたそうな。やっぱりねえ。バイアスがかかってなくてものが見られる人のいうことは，正鵠を射ているというべきか。やはり酒を呑むときにはちゃんと肴を食さないといけません（反省）。BlogPeopleSIGMA People

  2015/06/07

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  聖地到着

  不細工な試合だけは絶対に許さない。

  2015/06/06

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  結果がすべて。ただそれだけ。

  借金8で最下位に沈んで，3連敗中，しかも肝心の市民球場で7連敗中という情けないチームにとって，勝ち方がどうのこうのとかいう贅沢は言っていられない。勝ったことがすべてなのである。これがどんなに素晴らしい野球をやってても負けたら何の意味もないのである。客観的にみたら突っ込みどころの多い試合だったが，そんなことはいっていられない。無様な連敗を止めた。これがすべてなのである。本来ならこれで筆を置いてもいいくらいなのだが，敢えて言うなら，やっぱりこういう苦しいときはヴェテランの力が頼りになるということなんだろう。黒田博樹の熱投はもちろんだが，ひとつ間違えば試合の流れを渡しかねなかった6回表。ワンアウト2，3塁からの梵のビッグプレイと石原が松井稼頭央をはじき飛ばした執念のブロック。なおも2死満塁からの新井のスーパープレイ。まさに百戦錬磨の技が出た。それを引き出したのは，まさに黒田博樹の魂の投球というべきだろう。これには敵将のデーブも舌を巻いていたようであるが，まあ，これに応えなきゃ，男じゃない。そういう意味ではやっぱりキクマルコンビなどというのは真の意味でのリーダーではないということなんだろう。さて，ファイターズ戦の連敗中はその当事者能力のなさを存分にもせつけた首脳陣を形成するというヘボトロイカ，現場監督と仮免コーチ陣であるが，後手後手ながら今日は動いた。終盤に1点を取りに行くときに絶対に必須のピースである赤松をようやく一軍に登録し，ファイターズ戦ではまるでいいところのなかったシャーホルツを左の辛島が先発ということもあってスターターから外した。で，代わりにスターターに送り込んだ誠也が決勝タイムリーである。それ以外の3打席の内容は問うてはならない。二死満塁カウント3-0から打たせたベンチの蛮勇と，それに応えた誠也の思い切りのよさが勝ちに繋がったのである。明日は右投手でしかも外国人投手であるケニー・レイが予告先発だからまたシャーホルツがメンバーに並ぶか，あるいはどうしても現場監督さんが使いたくてたまらないらしい野間が出る可能性も考えられるが，連敗を止めた流れを買うということで，明日は誠也で押すべきだろうと思う。まあ後気がかりなのは，7回までは先発投手が形を作れるとして，あと2イニングスをどう纏めるかという点だけは課題が残ったことだろう。一応8回をヒース，9回を中崎という戦を基本として，左打者が並ぶ場面で戸田をかませる戦術に出ているのだろうと思うが，ヒースが簡単に藤田一也に高めの球をスタンドに運ばれたりしているのを見えるとまだまだ僅差の試合では怖いものがあるし，あたかも戸田と中崎をニコイチで扱うかの如き戦法は味方の弱みを見せるだけな上に使われる選手のモチベイションにも関わりかねないのでいかがなものかとは思うのだが，当分はそれで押すのだろう。ただし，今日の中崎はよかった。きっと自分の失態で対ファイターズ戦を落としたことの責任を感じて今日は気合十分で投げたのだろうが，あれだけの球が投げられるのであれば，左とか右とかは関係なく普通にクローザーとして使えばいいのではないかと思うが。問題は明日である。楽天は前述の通り予告先発はレイ。カープはもちろんジョンソンである。対右投手ということでまたしてもあの機能しなかったオーダーに戻すのか，それとも何か別の策を打ってくるのか。とにかく見てみなければ分からない。見る限りシャーホルツと並んでブラッドもまた調子が下降気味だから，せっかくバファローズ戦で決勝ホームランを打った松山を起用するとか，ファームで好調の下水流あたりを持ってきて起用するとか，それこそ赤松を惜しみなくスターターで起用するとか，策はありそうなものだが，どうだろう。あの現場監督さんや仮免コーチに，そんな発想があるかな。そこで，というわけではないが，明日は，長く続けている「逆入場」の禁を破って，しかも自腹で，観戦に出向く予定である。ここのところ私が観戦した試合はサンフレッチェにしろカープにしろ非常に勝率はいいので，今回もとにかく選手に念を送り続けたいと思う。そのかわり，無様な体を曝したら，ただじゃおかんぞ。不快だったのはただひとつ。前監督の知ったかぶり解説。BlogPeopleSIGMA People

  2015/06/05

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  緒方孝市君。もはや天命が下ったと知れ。

  1番田中，4打席出塁。4番新井，猛打賞。7番昇吾，猛打賞。これだけ打って，3点しか取れなかったということは，もはや何かが間違っているということに他なるまい。その間違いはまさしく明白な事実として突きつけられているのだ。その理由を知らないとは，もはやいわせない。パフォーマンスシートで踊り狂うことにのみ存在意義を見いだしているカルト信者は知ったことじゃないが。早い話が，2番菊池，3番丸。これがすべてである。彼らが全く機能していないにもかかわらず起用し続けること自体が，完全な誤りなのである。守備の面があるから菊池を外せとはいわない。それにしても，あのバッティング内容で2番を任せ続けることはあり得ない。もっと重篤なのは丸である。二十何打席もノーヒットを継続して要るにもかかわらず，しかも3連敗阻止という絶対命題があるこの試合で，3番に置き続けるという結論は間違っている。確かに結果論だ。しかし，丸クラスの年俸を取っている選手は，もはや結果に責任を負ってもらわなければ困るのである。前年ながら今日の丸のバッティングに，そんな責任感はみじんも感じられなかった。そもそも論として，あれだけ悪い内容の敗戦を続けたにもかかわらず，今日の試合のスターターの変更点が捕手だけだったということ自体がおかしいのである。現状考えられるベストのオーダーを組む，そういう当たり前のことが出来ないのである。今のカープというチームは。こんなチームに，勝利の女神など微笑むわけがない。こんなチームに，勝ち運など転がってくるわけもない。こんなチームが，勝てるわけがない。要するに，緒方孝市政権，しかも畝と永田をチーフ格のコーチで起用するというあり得ない選択が，現状の停滞を生んでいるのである。これはまさに天命である。緒方孝市でカープは勝てない，ただそういう当たり前のことだけを指し示しているのである。しかし，緒方孝市という人は，本当に頑固だ。前任者も頑固だったが，緒方孝市は本当に悪い意味で頑固だ。ことに前任者と共通する気質である，過ちを絶対に認めないという面において顕著である。さあ，これからカープが大どんでん返しで上位を狙うという他球団のファンからは鼻でせせら笑われるようなことをまだ曰おうとするならば，結論はひとつしかない。緒方孝市の休養あるのみだ。本当に，カープ史上に残る暗愚な将軍を追放することである。そして，何の役にも立っていない仮免コーチを合わせて一斉に排除すればよい。何も首を切れとは言わない。本来の持ち場であるスコアラーに戻してやればいいだけのことだ。はっきり言って今のカープであるならばスコアラーは何院いてもいいから，問題はないはずだ。なら代わりはどうするか。新井宏昌さんも石井琢朗さんも将たる器であるとはいいがたい。私は森脇監督であれば今のカープを再生できると思っているのだが，そんなこと体面しか重んじないお花畑的カープファンに受け入れられる話ではないだろう。そこで考えた。最高の劇薬がある。あまりにも毒が強すぎてよほどのカープファンの方でも受け入れかねる方が多いかもしれない。かくいう私も本当にこれはギャンブル以上でも以下でもないと思っている。それは，新井貴浩兼任監督である。根拠はない。もちろん，優秀な参謀が必要だろうが，それこそ東出でもいいじゃないか。いや，それこそここに森脇浩司を当てるのも手かもしれない。何だったらノムカン君でも面白いと思うけどね。もちろん前任者の再登板だけはご勘弁を。BlogPeopleSIGMA People

  2015/06/04

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  自滅，バカ負け。そして「隙あり」。

  言葉が出ない。ここほどまでに「ベンチのアホ」さ加減を見せつけられると，もはや書くべきことがない。本当に選手がかわいそうだ。はっきり言って，７回までは完璧にカープがペースを握っていた。しかし，結果的にみると前田健太が谷口雄也にホームランを打たれてからおかしくなった。単発のホームランだから大勢に影響を及ぼさなかっただろうと思うのは甘い。これでカープのベンチの三バカトリオはおかしくなってしまった。いや，一番おかしかったのは当の前田健太だったかもしれない。ひとつ間違えば展開が変わりかねないところで，マウンドの上で笑みをこぼしていた，というのは野球に興味のない妻の指摘である。本当は９回まで行く気満々だったのに，もうこれであとはリリーフ陣でお願いというようなことを暗に示していたのではないか。それについての間接証拠は，マウンドに上がった中崎の表情に全く覇気がなかったことである。セーブが付くシチュエイションであったから当然登板はあってしかるべきにもかかわらずである。あとは，書くに及ばない。戸田がかわいそうだとだけ書いておく。要するに，あの緒方，永田，畝の考えることは，とにかく行き当たりばったりで「便所の扉」状態であることが，こういうバカ負けという形で露呈してしまったのである。いや，そんなこともう分かりきっていることではあるのだが，在広プレスやお花畑的カープファンのカルト信者は誰もそんなことはいわないものだから，完全に「裸の王様」状態になっているという方が妥当か。馬鹿な大将敵より怖いとはよくいったものである。今日のバカ負けで，心あるカープファンの目が開いてくれることを，心から願う。今日は，バファローズの森脇監督休養のニュースで開けた。確かにこの時点で自力優勝の可能性が消えたほどで，パシフィックの負け越しを一手に背負ってのひとり負け状態だから，当然責任問題に発展することはやむを得ないだろうし，残念ながら森脇びいきを自認する私でもその事実を受け入れなければならない。しかし，そこに一片のやりきれなさを思うには，とてもじゃないが将たる器にあるとは言えない緒方孝市がのうのうと生き延びてしかも今日みたいな腐りきった野球を木戸銭取って見せていることである。休養する順番が違うだろう。ついそう思ってしまうのである。これで，この３連戦の勝ち越しの可能性は極めて薄くなった。明日あさってで連勝できる？そんなご冗談を。大瀬良と野村が完投でもすれば話は別だが，その間にカープの打線がファイターズのピッチャーから点を取らなければなるまい。そういう芸当が，今のカープに出来るか。出来るもんか。天地がひっくり返ったって無理だ。ベンチに緒方トロイカがある限り。とにかく，それでも勝つしかない。BlogPeopleSIGMA People

  2015/06/02

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  ホームでの「北伐の陣」を戦い抜くために

  交流戦で例年鬼門となっている対ファイターズ戦と対楽天戦。特にアウェイ戦はことに合口が悪く，昨年の悪夢の9連敗は札幌ドームからだったことをご記憶の方も多かろう。制度が変わった今年，この２カードはいずれもホームゲームとなった。昨年は逆にホームゲームでは楽天とファイターズを連勝でスウィープしたので，さあ今年もこの勢いで，といいたいところだが，果たしてどうなるか。敢えて分析を試みることとしたい。まずはファイターズ戦。明日の予告先発は前田健太対メンドーサ。そのあとは大瀬良大地対浦野博司，野村祐輔対上沢直之が予想される。問題は水曜日で，天気予報は雨の７０パーセントだが，この日に試合があるかないかで何かしらの展開の動きがあるのではないかと見ている。それはさておき，おそらく出てくるであろう投手は，今のカープの打撃陣であればさほど攻略は苦にしないだろうと思われる。ただし，早いイニングスで攻略の糸口を見つけておかないと，ファイターズの中継ぎ陣は強力だから，それこそ１イニングずつ並べ詰めされるとても足も出ないという可能性も出てくる。先手必勝。この一言に尽きると思われる。と，なると，逆に言えばカープの先発投手の立ち上がりが問われるといった方がよいのかもしれない。何といっても鍵を握るのは１回の攻防と言っても過言ではない。１回表の立ち上がりをファイターズの強力打線にがつんと叩かれればそれまでとなる可能性もあるし，どうにかこうにかゼロに抑えれば，先手を取って守り抜くことも可能になるだろう。と，簡単に書いてはみたものの，ファイターズの打線も，故障者が出て万全とは言えないもののかなり強力だ。要注意は西川，近藤，杉谷，そして岡。そして言うまでもないが市民球場では毎年大当たりする中田翔。大砲といえば中田ぐらいだが，その大砲が規格外であるのと，上位から下位まで切れ目がない打線だけに，最後まで予断を許すまい。それだけに，特に前田健太がカード頭となる明日の試合でどんなピッチングをするかに，すべてがかかってくるだろう。それと，継投である。畝の差配にチームの浮沈がかかっていると言っても過言ではないのである。続いて楽天戦。予想されるマッチアップは黒田博樹対辛島航，クリス・ジョンソン対ケニー・レイ，福井優也対則本昂大となろうか。まず気をつけなければならないのは辛島だろう。今勢いに乗っているピッチャーである。そもそも辛島はカープが自信を付けてやったようなピッチャーなのであって，そのときの印象でカープ与しやすしと思ってかかってこられると苦しいかもしれない。レイはチームの勝ち頭だし，則本も一時期の勢いはなきといえども安定したピッチングを続けている。これまた先手必勝の戦いになることは目に見えている。そして，言うまでもなく絶対的なリリーバー，松井裕樹が控えている。より一層の攻撃陣の奮起が必要だろう。あまり想定したくはないのだが，打ち合いになればカープの攻撃陣の方が現状上回っているし，中継ぎもそんなに強力と言うほどでもないことから，とにかく先に点を取られても諦めずにがつがつと攻撃することが必要になるだろう。逆に要注意選手は松井稼頭央，ペーニャはともかく，先のジャイアンツ戦でサヨナラホームランを打った目下絶好調の中川大志。こういう選手は厳しすぎるくらい厳しく攻めてしかるべきである。と，いうわけで，昨年ホームで連勝したから今年も，と考えると，非常に痛い目に遭う危険性がある。カープで鍵を握るのはまずは継投だろう。現状を見ていると，誰がどこを投げるのか，現状の調子はどうなのかということが選手とコーチとの間で意思疎通ができていないのではないかという気が，しないでもない。見る限り中崎は明らかに調子を上げてきているし，戸田も好調キープだが，ザガースキーがどうもおかしくなってきているし，永川も調子の良し悪しがはっきりしているし，中田廉を挙げてはみたもののの本当に昨年ベースのピッチングが出来るかは未知数である。今日の段階で一二軍の入れ替えの公示はないし。その情報に接してはいないが，ザガースキーを一度ファームで調整させて代わりにファームでは無双の切れを取り戻しているヒースと入れ替えるなどという手はあるようにも思うのだが。攻撃陣でいうならば，確かに交流戦に入ってからの成績は軒並みよいのであるが，どこかひとつのポイントを封鎖されると攻撃が続かないというきらいはある。そうなると，鍵を握る男はひとり。ネイト・シャーホルツである。田中，菊池，丸，新井が繋がれば確実に点が入るかたちになるだろうが，そこを分断されると辛い。４月までは，それが繋がらなかったから僅少差の試合を落とし続けていたのだが，ネイトの覚醒以降，ネイトが広角にしかも長打を打つことが出来るようになったこともあって，得点力アップに繋がっているのである。ましてブラッドがどうやらまた悪いときのブラッドに戻りつつあるために，余計にネイトにかかる比重は重たくなるだろう。あとは，とにかくベンチの采配である。選手をどのように活かして使うかの差配を，攻めてもう少し見える形で表現して欲しいと思う次第である。今のままでは，「緒方孝市の目指す野球」というものが，さっぱり見えてこない。それが見えてこない限り，カープの浮上も，また，ない。とにかく，勝つしかない。BlogPeopleSIGMA People

  2015/06/01

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  こぉひぃぶれぃく　その３

  まあ，正直，カープがこのカードをスウィープすることが出来るとは，金曜日の段階では予想だにしていなかった。昨年まで7連敗という相性の悪さ，そして金子千尋に西勇輝が出てくるというところで，そうそう簡単に点は取れないだろうと思っていたからである。まあ，森脇監督には申し訳ないが，バファローズには昨年はあれだけいい思いをさせてあげたのだから今年くらいカープにいい思いをさせてくれても罰は当たらないだろうというのが，まあ偽らざる思いである。バファローズには残り4カード，セントラルの球団を食いまくってくれたらいいと虫のよい思いを持っているのだが。しかし，今日の試合は，また０－１負けの記録を更新するのではないかと，終盤までは本気で思っていた。それほどまでに西勇輝のピッチング内容はよかったし，それ以前にカープのバッターの対応が全く出来ていなかったからである。思えば金子千尋にもなかなか対応が出来ていなかったから，そういうところは昨年までの試合内容と指して径庭はなかったのである。ならば何が違ったのかというと，やはりシャーホルツの力が大きかったと言わざるを得まい。昨日は同点ホームラン，そして今日も2打席連続三振からの7回表にセンター返しでラッキーバウンドを誘っての3塁打。やはり，メジャーで残した成績は，そしてシュールストロムが評価した目に曇りはなかったというべきだろう。やはり，こういうぎりぎりした展開で長打が打てるバッターこそチームを勢いづけるのである。もし０－１のままだったら，果たして松山が佐藤達也からホームランを打てていたかどうか。しかし，森脇監督からしたら，これほどまでに何をやってもうまくいかなくなるとは思ってもいなかっただろう。その前のカードではセントラル首位のベイスターズに勝ち越して京セラドームに帰ってきたのである。一方のカープはホームでマリーンズ相手に頭こそ取ったものの何もかもちぐはぐで連敗して当日移動で京セラドームに乗り込んできたとあって，きっと森脇監督的にはこのカードもまた例年同様にいただきと思っていたに違いない。昨年のバファローズの躍進にはびしびしと決まる継投によるところが大きかったというべきなのであるが，今年は比嘉がまだ復活してきていないし，今日は佐藤達也が打たれ，昨日は岸田護と平野佳寿が手痛い失点を食らうなど，そもそものバファローズの勝ちパターンが出来ていないことがすべてだったというべきなのだろう。攻撃もいまいちつながりを欠くというか，本当に西野とカラバイヨがいなかったらどうなっていたかという状況だから，こういう結果になってしまったのもある意味やむを得ないのかもしれない。かなり話が脱線した。今日の試合についていうならば，確かにシャーホルツと松山にスポットライトが当たるのはやむを得ないところであるが，この試合を引き締めたのは何といっても福井の熱投である。西勇輝を相手にして一歩も引かず，まさに魂のこもった投球を見せてくれた。この3試合に先発した黒田博樹，クリス・ジョンソンに勝るとも劣らない内容というべきである。惜しむらくは，T-岡田にカウント2-0からストライクを中途半端に取りにいってホームランを打たれたことだが，これはまさに會澤がもっと配球を勉強しなければいけないところだったと思われる。別にあの場面でT-岡田とまともに勝負する必要はなかったのであって，それだけが本当に残念だ。前回登板こそ派手な崩れ方をしたが，もはや立派なカープのエースと言って過言ではあるまい。まあ，あとは中継ぎがどうかと思っていたら，8回裏，ワンアウト1，2塁のピンチで，緒方孝市はいきなり中崎をぶつけるという勝負手に出た。この作戦が誰の発案によるものかは分からない。きっと思考停止に陥ってギャンブル的な勝負手に出たのではないかと推測されるのだが，結果的には吉と出た。中継ぎ投手陣については，とにかく使う方も使われる方も混乱しているに違いないと思っているのだが，昨日といい今日といい，中崎がいい結果を残したから，少なくともカープサイドにとってははっぴぃえんどに終わった，というべきなのだろう。とにかく，これで交流戦の成績を4勝2敗とした。そして，セントラルはほか5球団が総崩れとなったために，カープはほかの全球団との差を1ゲームずつ詰めるという結果を残したのである。交流戦残り12試合，1日でも多くこういう日ができることを，祈らずにはいられない。でも森脇監督の眉間のしわはあまり見たくなかったけれども。BlogPeopleSIGMA People

  2015/05/31

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  コーヒー・ブレイク 　その2

  さすがはエース対決。ぶっつけ本番で打たれたからといってもやはり腐っても金子千尋である。一回表の攻防には、見応えがあった。でも、今日はほんとそれだけ。一回に連続三振食らったシャーホルツとブラッドが、第２打席の結果の半分でも出していたら、試合は決まっていたはずだ。まあそれがちーくんの本領と言えばそれまでなのだが、やはりカープの各打者、勝負がかりの球を打ち砕くという点では、いささかもの足らぬものがある。だからこそこの順位なんだろう。そう思わされた。勝負はやはり継投でついて、カープは永川がカラバイヨに同点のホームランを喫したかと思えば、バファローズも岸田佐藤平野のリレーで失点を重ねるという毎度お馴染みの展開。あまりにも論及するのが私にとっても辛く悲しいので、他のブロガーさんに任せる。明日は福井対西。双方気持ちで投げるタイプだけに、噛み合えば好試合になりそうだが、空回りするとグダグダになる危険性もある。とにかく、立ち上がりだろう。帰宅後再更新。とりあえず投手戦模様もどうなるか。BlogPeopleSIGMA People

  2015/05/31

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  Coffee Break　その１

  交流戦のカープとバファローズの対戦は，私にとってはつかの間の息抜きのようなものだ。カープが勝てば，それはそれでよい。バファローズが勝ったら勝ったで，バファローズファンでもある私にとってよろしきことである。したがって，どう転んでも私的にはいいことだ。まあそれでもできることならば，どちらが勝っても負けても両チームのいいところがたくさん見られる試合であることこそあらまほしきことである。その意味では，今日の試合は，少しく残念だったと言わざるを得ない。両チームの課題が明白に表れたのが認められたからである。バファローズから見れば，期待のドラ１ルーキー福くんがまたしても残念な結果となったことだろう。彼が勝てないだけならそれでよいのだが，昨年フル稼働したリリーバーの主力が離脱中である。勝っても負けても，毎日同じような顔ぶれが並ぶというのは，やはり見ていて辛いものがある。塚原，海田，マエストリ。ほとんど毎日のように顔を出している。もちろん平野佳寿が帰ってきたという好材料はあるのだが，それでも万全とは言えまい。貧すれば鈍するで，投手陣が崩れたら攻撃陣も元気をなくしてしまっているのか，あの豪打いてまえ猛牛打線の影も潜めている。やはりかつての大阪近鉄バファローズのミラクル打線を知る者にとっては，寂しいばかりである。カープはカープで，やはり継投がいけない。4点リードでザガースキーがT-岡田に打たれたのがけちの付けはじめでずるずると塁を埋め，最後は永川がわざわざフルベースにしてしかもカウント２－０にしてからやっとこさヒカルを抑えたかと思うと，9回に出てきた中崎は簡単にツーアウトを取りながら宇宙人にバックスクリーンにたたき込まれる始末。そのあとカラバイヨを力でねじ伏せるだけの球を投げられるのに，どうして中途半端にフォークを連投したのかとは，RCC送りのABC野球解説有田修三氏のお言葉であるが，まさにそれ以上でも以下でもないだろう。で，なぜ今日の結果になったかというのは，もう言うだけ野暮だろう。キクマルが機能したからである。黒田博樹が2点のリードをはき出した直後の5回表にまさに2死無走者から菊池が出て丸がホームランというのが，この試合の唯一の日本専売公社，もといハイライトだといってよいのかもしれない。逆に言えば，いかにこれまでキクマルが機能しなかったから負け続けてきたかということも裏打ちしたようなもので，一応ヒーローインタビューに呼ばれた丸が殊勝にも語っていたところから，まあ自覚はあるのだろうというだけでも安心した。しかし，緒方と畝の顔を見ると何か見せられる方の気分も悪くなるし，一方で森脇監督が眉間にしわを寄せている姿を見るとやりきれない思いになる。いっそのこと今から監督と投手コーチを両球団の間でトレードしてみたらどうだろうか。そんな妄想に駆られた自分がいたのも事実である。まあ昨年は森脇監督がカープ戦でいい思いをしたのだから，今年はその分を返してもらってもいいのかなと勝手に自分で自分を納得させている。あとは，全く関係のないことだが，今日のRCC送りの実況を務めていたABCの小縣裕介。ちょうど私が京都で遊んでいた年に同じくスポーツアナを務める清水次郎とともにルーキーアナとして入ってきたのだが，あれから22年。もう立派なABCのエースになった。今やスポーツアナの中でも5本の指に入るのではないか。それに比べて，RCCを筆頭とする在広局のアナウンサーの貧弱なこと。本当に情けなくなる。まあABCのスポーツアナはまず夏の甲子園の周辺取材から修業を積んで，夏の甲子園の中継ではフル回転しているわけだから，鍛え込み方が違うといえばそれまでなのだが。今日も立派に「RCCカープナイター」の実況をそつなくこなしていたのはお見事。さて，明日はデーゲームで，ジョンソン対ちーくんである。あのバファローズのバッターが今日醸し出していた淡泊さからすれば，かなりバファローズは苦労するだろう。問題はちーくんの方である。復帰即先発ではかなり痛い目に遭っていたが，果たしてどこまで元に戻っているのか。それいかんでは，投手戦になるか今日のような試合になってしまうかが左右されると見てよいだろう。あとは，ジョンソンが何イニングまで投げられるか。僅差での継投となるとどちらも不安を抱えているだけに，ゲーム終盤になって思わぬ大どんでん返し，なんてことが，あるかもしれない。余談ながら，最近IEの調子が悪いからブラウザをGoogle Chromeに変えて書いていたのは先日振れたところだが，今度は何が気に入らないのかそれすら機嫌が悪くなってしまった。そこで，今日からしばらくは国産ブラウザであるSleipnirで運用する。これが実にサクサクと気持ちよく動くし，タブをいくら立ち上げても実に軽い。IEの不具合に堪えかねている皆様には，結構お勧めである。明日はゆっくりテレビで見られないのでありきたりの感想文（スマホ更新）となる予定。BlogPeopleSIGMA People

  2015/05/29

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  緒方孝市君。そろそろ監督の座を辞してはどうか。

  こんな小学生でも分かる試合の流れを読み間違えるような人に，監督なんか任してはおけない。結果論と言わば言え。所詮野球などと言うのは結果論の積み重ねなのである。結果に責任を取らざるチームはいつまで経っても負け犬なのである。6回表。クルーズにホームランを打たれてなお2死2塁で，バッター田村。はっきり言って，なんで安易に歩かせたのか。マリーンズベンチ，少なくとも伊東勤と落合英二の現時点での唐川に対する期待値からすれば，代打を送ってくる確率が極めて高かった。理由は簡単だ。1点でも多く点を重ねておけば連投にこそなるが大谷，カルロス・ロサ，西野で逃げ切れる公算は極めて高い。デスパイネを欠く打線だけに，あの場面は一気に大量得点を取りに行くチャンスだったのだ。それを，智将伊東勤はきちんと読んでいた。一方の緒方孝市。呆然として策も打たず。見事に野村祐輔と心中してしまった。いや，心中と言えば聞こえはいいが，あれは体よく晒し者にしているようなものだ。確かに，そうしておけば打たれた野村祐輔が悪いように責任をなすりつけられるしねえ。確かに，6回裏の攻撃は8番からだったから，交代投手を出すのを躊躇したのかもしれない。しかし，今日は梵が攻守に精彩を欠いていたから，そこに党首を置いてサードを交代させる戦法でよかったはずだ。木村昇吾でよし，別にこの際堂林でもよし。いずれにせよ，全くといっていいほどの無策。怒りを通り越してあきれた。いや，もはやあきれたでは済ませられない領域にまで沈み込んだといった方がいいのかもしれない。8回にカープが一気に7点を挙げるという寸足らずの攻撃をしたために結果的に目立つことになってしまったのが，7回と8回の失点である。はっきり言って今の今井や今村が投げる姿を見て，パシフィックの強打者を押さえられるイメージがよく湧いたものだ。小林幹英の推薦だったのか畝の差配だったのかは定かではないが，どうしてよくもまあ悪いピッチャーから順番に並べていったものだ。本当にこの試合を諦めないという気持ちを見せるのであれば，本来なら先発要員に回したいほど安定している戸田を一刻も早く投入すべきだっただろう。そもそも論として，野村祐輔がマリーンズ打線にどこまで持つかということが心配されていただけに，野村にこだわって引っ張り続けた意図が分からない。まあ，野村祐輔だけを責めるのはフェアではないだろう。やはり問題は石原の方にあるというべきかもしれぬ。もちろん會澤が最初から受けていれば違う結果が出たかは定かではない。しかし，リードが素人にでも読めるんだよねえ，石原さん。それに加えて，野村祐輔のスライダーやカーブといった得意球を集中して狙われていたのだから，野村祐輔があっぷあっぷになるのも理由が分かる。ならばどうするかと言うことを，ベンチで会話をしたりしないのかねえ。畝の解析力ってなーに？植田ってそもそも交流戦要員で呼ばれたんじゃなかったっけ。なんとなくベンチの中のコミュニケイション不全がうかがわれていやになるのである。はっきり言う。今日の試合で結果的に2点差まで詰めたことは，明日以降の試合に全然繋がらない。だいたいサヨナラ勝ちとか大逆転勝ちをした次の日に限ってよく負けるのがカープというチームの残念な現状である。こんなサヨナラ勝ちの期待さえ持つことができなかった試合のあとなんて，選手に残るのは徒労感だけだろう。明日は当日移動で京セラドームでのオリックス戦である。現在7連敗中。確かに現在森脇バファローズは成績が上がっていないが，交流戦になるととタンに別のスイッチが入るチームである。このままの流れで行くと，非常に危ない。もはや，現状打破は，現体制では極めて困難である。緒方孝市は，やはり昨年の就任当初から心配していたとおり，やはり監督の器ではないのだろう。もちろんそれは緒方孝市の責任ではない。緒方孝市を起用したものの責任なのである。もう実態すら不明確な「緒方野球」なるものに，カープファンが振り回されるのも，限界が来ている。今日のような試合は，まさにいい潮時ではないのか。われわれが見たいのは，善意のファンが喜んで「宮島さん」を歌っている姿ではない。カープが勝ち続けて一気に上位に進出することを願うのみだ。それができるというなら，まず明日からの3連戦で見せてみろ。出来ないようならば，もはや進退という形で責任を取るべき時期に，さしかかっているのだよ。勝つために何が必要か，今まさに真剣に考えるとき。BlogPeopleSIGMA People

  2015/05/28

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  あり得ない敗北

  はっきり言うが，今日の敗北を受け入れるということは，まさに敗北主義の権化ともいうべきものであり，とうてい優勝を願うカープファンの心情とは相容れないものである。それほどまでに，今日の敗北は痛い。勝たなければいけない試合だったし，十分勝つことは可能だった。しかし負けた。それはどこにあるかをまずは厳しく原因追及しなければいけない。打たれました。点取れませんでした。次頑張りますでは，何も残らないのだ。まずは大瀬良大地。不出来だったし，不用意な球があまりにも多すぎた。その象徴が2回に先頭のデスパイネに投じた初球だったと言うべきだろう。いや，大瀬良だけを責めるのは酷と言うべきか。それをエスコートする會澤のリードもどうだったのかという評価も可能だろう。だいいち，同じバッターに同じように打たれすぎる。今日は今江にさんざんにやられたのだが，今江は交流戦で過去何度も手合わせをしているバッターではないか。それに対して同じようにやられると言うことは，今度はベンチワークとしてどれほどマリーンズのバッターのことを研究してたのかと言うところに論及せざるを得ない。要するに，すべてにおいて甘いのだ。たかが借金６を抱えた最下位球団のくせに，研究が足りなさすぎるのだ。だから二十何年も優勝できないのだ。攻撃について言うなら，単発。そして肝心なところでは不発。形の上ではイ・デウンを先に打ち崩した形にはなったが，しょせん単発の攻撃で連打で打ち崩したものではない。そして予想されたとおり大谷，カルロス・ロサ，西野といったところには勝負がかりで手も足も出ず。要するに完敗である。相も変わらずパシフィックの一線級の投手にはからっきし打てないことをまたしても露呈してしまったのである。もしこれが本当に今在広プレスが盛んに煽るように主軸がしっかりしてきた，長打力も遜色を取らなくなったというのなら，今日の試合，勝ってるよ。絶対に。要するに，今日見えてきたものは，昨年までのカープの，しかも悪いときの姿から一歩も抜け出ていない姿である。いや，昨日だってたいして変わらなかったのだ。昨日勝てたのは前田健太が序盤踏ん張って最少失点で抑えたのと，丸のグランドスラムが出たからであって，今日やった野球と径庭はないと言っていいだろう。今日は大瀬良が余計なランナーを出しては勝負どころで長打を打たれたから負けたのであって，同じ事象の陰と陽が出たに過ぎない。だからである。今のカープが本当に優勝できるチームになるのであれば，まず元から変えなければならないのである。新米監督を支える仮免コーチの群れ，しかも「球団の内部人事異動」で選ばれたコーチに，何ができるか，何が教えられるというのか，どうやって勝つすべを伝授できるというのか。すべての元凶はまずここから来るのである。今日の試合などまさに総力戦でかかっていかなければいけないはずだったが，代打要員として松山を余し，6連勝中には大当たりしていた鈴木誠也を余し，木村昇吾も当たっているのにもっぱらの役回りはファーストの守備固め。要するに選手の使い回しが全くといっていいほどうまくいっていない。最近ずっとこんな試合ばっかりだ。そういうのを見せられるから，ストレスはたまる一方になるのである。明日の予告先発は野村祐輔対唐川侑己。まさに今日のような試合展開が予想される。問題はカープの継投だろう。今や誰を当ててもうまくいっていない終盤の継投。よいうより，いったい何を見てブルペンに送り込んでいるのかとも思いたくなるくらいのチーフコーチの差配の拙さ。これを思う存分突きつけられる試合になることは，間違いあるまい。おそらく不快指数が非常に高くなることも。え？カープの勝ち負けには興味がない？目の前の応援が楽しければそれでいいって？いけませんなあ，そういう敗北主義的思想がカープを弱くしていることを，もっと理解した方がいい・・・って，言うだけ無駄か。勝つために何が必要か，今まさに真剣に考えるとき。BlogPeopleSIGMA People

  2015/05/27

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  これで勝てなきゃこの世の終わり。

  とにかく勝ってよかった。その一言に尽きる。何といっても未だカープは今日勝ったところで借金が６．ようやく20勝に到達しましたというていたらくなので，今日の白星をあまり積極的に捉えることが出来ない。しかも今日はセントラルが優勢で試合を進めていったからなおさらである。もう他のブロガーさんが一生懸命書くだろうからあえて屋上屋を架すことはしたくないのだが，今日の試合。1失点で勝ち抜ける方があらまほしきことだったはずだ。それだけに8回と9回の失点は余計である。余計どころか，マリーンスに隙を見せたようなものである。永川はそれでもなお大けがをしなかったが，中崎は本当にどうしたのか。先々週のベイスターズ戦では気迫あふれるピッチングを見せていたのに，一昨日のベンチの差配のミス以来何かそれを引きずっているような気がする。それだけに，本当にリリーバー再編のときが来ていると言っていいだろう。攻撃陣はそれに引き替えよく頑張ったと言っていいのかもしれない。本来なら涌井をもっと早い段階で引きずり下ろせるくらいでなきゃだめだと思うのだが，まあそれは腐っても鯛ということで涌井によく粘られたと言っていいのだろう。少なくとも，新井，シャーホルツ，エルドレッド，梵の中軸から下位へ向けての打線は非常に状態がよいようだ。だからこそ，菊池と丸が攻撃の鍵を握っていると言っても過言ではないのである。今日は菊池が2点目のタイムリー，丸は今日もだめかと思ったら最後の最後でだめ押しのグランドスラム。一日一善でも働けば，こんなに攻撃は楽になるのである。逆に言えば，いかにこれまでキクマルコンビで攻撃の流れを止めてきたかということの証左でもあるわけだが。とにかく，交流戦の頭を取ったということは，今のカープにとっては大きい白星であることには違いない。連敗中，単独最下位独走中というどう見たって交流戦で勝負を賭けなければいけない，即ちほかのセントラルのチームが負けてくれることを祈りながら目先の試合を勝つということしか活路を見いだせないチームにとって，今日勝つと負けるとではえらい違いなのである。交流戦を18試合の短期決戦と見るならば，これはまさに先手必勝，開幕ダッシュがすべてである。だからこそ，なお一層「去年のカープとは違う」というところを見せなければいけないのだ。その意味では，返す返すも8回と9回の失点がまずいのである。これが普段は投げてこないようなピッチャーが投げて追い上げられたというのならまだ救い甲斐はあるが，いうまでもなくそうではない。後ろを投げるピッチャーが固まらないと，当然相手チームからは組み易しと見られるのが落ちである。今日は前田健太の出来が非常によく長いイニングを投げていたからピンチは未然に防ぐことが出来たが，6回くらいから，はては5回持たずに先発投手がへばってしまった場合，さてなんとする。それに対する答えは，非常に難しいものになるに違いない。それに似合うだけの正当手筋を見つけるのは，現状の戦力ではなかなか困難を極めるだろう。しかし，やはり問題はそれなりに根深い。下手をするとその正解手順を見つけられないまま18試合が終わってしまうこととだってあり得るのだ。それに加えていうならば，問題は攻撃力である。今日は涌井の出来が非常に不出来で助かった面もあるのだが，明日の予告先発は大瀬良大地対イ・デウン。大瀬良はここのところ勝ち運がなかった上に先日の豊橋の試合で大崩れしてしまったところが心配の種である。一方のイ・デウンは防御率こそ芳しくないものの5勝1敗。しかも150kmの球速を誇るといいながら被打率が右打者にも左打者にもよろしくないということは，それ相応の裏付けがあるというべきだろう。ただでさえカープのバッターは速い球を投げるピッチャーが苦手なのだから，数字だけ見て与し易というわけには行くまい。とにかくカープとしては今日のように先手必勝がすべてである。マリーンズの継投が今年はうまくいっていないことは今日の試合だけでも証明済みだろうから，そういう形に持っていくことがすべてである。勝ちパターン継投，カルロス・ロサや大谷，西野と繋がれたらまず99パーセント逃げ切られる。逆にカープのディフェンスということを考えるならば，早い回のうちに何点でも取っておくにこしたことはない。ぎりぎりとした鉄火場で投げきれるだけのクローザーやセットアッパーが，いないことも残念ながら事実である。先のスワローズ戦は劇的なサヨナラ勝ちのあと2試合があまりにもさんざんな試合をしてくれただけに，今日のような勝ち方をしても，それが明日に繋がってさあ連勝とポジティヴにはとても考えることはできない。しかし，勝ってよかった。負けたら本当にジ・エンドだっただろう。それゆえに，本当に大切なのは明日あさってである。2連勝すれば見込みあり，1勝1敗ならまあまあでしょう。2敗なら，即ち虚しくなる。勝つために何が必要か，今まさに考えるとき。BlogPeopleSIGMA People

  2015/05/26

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  悪夢の交流戦を突破せよ。

  交流戦までの成績，19勝26敗，最下位。待緒方孝市体制であればこのままのんべんだらりと野球をやっていればそのうちまた大連敗を食らってジ・エンドとなることは目に見えている。それが過去の交流戦でのていたらくだったから。しかし，仮にもまだ本気で優勝することを諦めていないというつもりならば，この交流戦こそチャンスなのである。何といっても田の5球団がことごとく負け続けてくれてカープが勝ち続けていけば，とんだボーナスステージになる可能性だってあるのである。今年から18試合に減ったが，それを最大限に活用しない手はない。それではどうするか。答えはひとつ。交流戦で一度頭をリセットして，違うリーグ戦が始まると考えるしかない。更にいうならば，こうとも言える。「「交流戦男」を探せ！」である。すなわち，交流戦では活躍しそうな選手を探すのである。それではどうしたそのような選手を探すか。もちろん緊急トレードという手もある。しかし，それがはまった例というのはそうそうあるわけではない。それではどうする。幸運の青い鳥は，得てして自分のそばにいるものである。これまで一軍で活躍してなくても，ファームで結果を出している選手を呼んで上げてくると言う手がある。更にいえば，ここまで機能していない，かみ合わせの悪いオフェンスとディフェンスにちょっとばかり劇薬を加える必要もあるというべきだろうか。以下は，あくまで私見ではあるが，交流戦をいかに戦うべきかというところを探ってみたいと思う。まずオフェンス。ここは理由ははっきりしている。菊池と丸の不振。この二人が攻撃を完全に断ち切っていることは間違いない。ここはばっさり二人纏めて外すべきといいたいところだが，菊池のディフェンス能力は捨てがたいので，攻守ともにさえがない丸を外す手が考えられよう。緒方孝市は頑としてキクマルの並びにこだわっているが，それでどれだけ勝てる試合を落としたんだといってやりたいくらいである。しかし，それでは誰にセンターを守らせるか。となるとこれがなかなか難しい。外野手でファームで結果を出しているのが下水流と鈴木将光くらいだ。岩本がせっかくシーズン始めに好調だったのを緒方がその旬を見逃してしまったが故にファームでもさえない成績である。そうなると，天谷を抹消した判断は果たして正しかったのかという所に行き着くわけなのだが，それなら丸を起用することを前提で赤松を一軍に登録すべきである。いや，赤松ならば現状の丸の成績よりいい仕事をしそうなものだが。ファームでの成績を見ると，今一番乗っているのは美間だ。しかし，美間はサードかファーストでの起用となると，梵や新井と被ってしまう。しかし，少なくとも現状であれば堂林よりはよっぽどあてになりそうなので，対左投手が想定される場合には敢えてサードでスターター起用があっていいのではないか。思いっきりぶんぶん振り回すところがまたよい。いかに梵が現状当たっているといえども。とにかく田中，新井貴浩，ネイト，ブラッド，梵があたりを見せているだけに，本当にキクマル次第なのである。それだけキクマルがチームの現状にとってよい影響を与えていないかというところが見えてくるのである。バッターボックスでの姿を見て素人目にも打ちそうな気配がないのである。これじゃあ，だめだ。ディフェンスについていうならば，とにかくピッチャーの駒だけは昨年よりは揃っている，はずだったのが，緒方孝市とその腰巾着である畝龍実がめちゃくちゃな使い方をしてくれたおかげで，だんだんとチーム同様CATASTROPHEを来し始めてきている。特に後ろを投げるピッチャー，深刻である。ましてやパシフィックのバッターはとにかくぶんぶんと強くバットを振ってくるので，中途半端が一番いけない。明日の予告先発は前田健太と涌井。となると前田健太，大瀬良，野村，黒田，ジョンソン，福井で回し，ザガースキー，永川，中崎で逃げ切りを図るつもりなのだろうが，それで先日のスワローズ戦はまんまと失敗してしまった。そこで，敢えてこれに異を唱えたい。けだし，先発に今村と戸田を回し，福井をリリーバーに回し，クローザーは大瀬良という手があるのではないか。戸田はファームでは7戦6勝無敗，防御率1.66だから先発でこそ生きる投手だと考える。逆に福井や大瀬良は，短いイニングならば連投するスタミナのあるピッチャーである。大瀬良は先発でツキにも恵まれていないし，福井もいいときと悪いときの落差がはっきりしている。むしろ短いイニングを全力でぴしゃりと抑え込ませた方がいいような気がするのだが。そんな差配，畝には無理か。こんなのが投手起用の全権を握っているというから悲しい話である。とにかく，明日から泣いても笑っても交流戦に突入するのである。泣き言など言っておられない。今大切なことは，現有の戦力のベストを尽くして戦い抜くことである。そのためには，「緒方好み」の野球をまずは捨てなければならないだろう。どうもこの2試合，緒方と畝の人災で負けたような試合が続いているだけに，選手の力をここいらで最大限に活かさなければいけないだろう。「起用するにふさわしいかどうか，私は常に正しい判断をする必要がある。あくまでも勝つことが最優先。勝つということから逆算して，その確率の高い選手のみが残っていく。」（森脇浩司「微差は大差」より）「イノベーションの戦略の一歩は，古いもの，死につつあるもの，陳腐化したものを計画的勝つ体系的に捨てることである。イノベーションを行う組織は，昨日を守るために時間と至言を使わない。機能を捨ててこそ，至言，特に人材という貴重な資源を新しいもののために解放できる。」（P.F.ドラッカー「マネジメント」［エッセンシャル版］より）勝つために何が必要か，今まさに考えるとき。BlogPeopleSIGMA People

  2015/05/25

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  緊急特別音楽番組（CATASTROPHE version）

  はっきり言って，もはや昨日のにしろ今日にしろ，言葉がない。昨日は百歩譲ってまだこんな試合もあると開き直ることも出来るが，今日の今日に至っては，もはやありえない。はっきり言って人災だ。馬鹿な大将敵より怖い。一将功成らずして万骨枯る。もう弊ブログで使い古した言葉を何度もリプレイのように繰り返すほかない。と，いうわけで，もはや緊急でも何でもなくなった弊ブログ特別編を行きたいと思う。まずは，Chopin3連発で。何か既出曲ばかりで飽きさせてはいけないので，最後にはまあなんというか定番曲を持ってきたが，まさに現状のカープのおかれている心象風景そのものだろう。ちょっと毛色を替えて，こういう曲のチョイスもよいのではないか。で，今日は徹底的にChopinで押す，というわけではないが，またしても2曲続けてどうぞ。むしろ気分を変えるには，この方がふさわしかろう。そうである。今のカープに必要なものは「革命」である。となると，弊シリーズでおなじみの「革命三部作」を持ってくるのが，当然の流れというべきだろう。と，いつものお約束が出たところで，唐突にEncoreを持ってくる。まずはこれから。最後は，文字通りこの曲で締めたい。まさに題名通りだ。昨日書いたとおりになっただろ。結果あるところに必ず原因あり。BlogPeopleSIGMA People

  2015/05/24

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  だから緒方じゃだめなんだ。退け！

  だいたいカープというチームは，この「失われた25年」の間，サヨナラ勝ちとかいう劇的な試合のあとの試合には必ずろくでもない試合をやっていたから，昨日もまあ半信半疑で見ていた自分がいる。その面からいえば，やっぱりね，それ見たことかと言わざるを得ない。これがふつーの8－12という負け方であれば。ジョンソンだって神でも仏でもないのであるから当然こんな日だってあるし，得てして片方に大量点が入るような試合はなんとなく気が緩んで負けた方のチームもそこそこ点を取ることも，ままあることであるから。しかし，昨日の試合だけは，許せない。負け方が酷すぎる。いや，負けへのプロセスが悪すぎる。これが先制されて立て続けに点を積み重ねられて最終的に12点取られたけれども負けじと8点取り返したというなら，まあこんな日もあるかですむ話だ。しかし，スワローズが得点を取ったのは2回表の4点と6回表の8点。それだけ前半のジョンソンはよく粘っていたのであって，まあ最後力尽きたんだろうが，その後結果的に試合を壊した今村を晒し者状態にして投げさせ続けた緒方孝市と畝龍実を，私は許すことが出来ない。そりゃ確かに誰が出ていっても難しい局面であったに違いない。しかし，確かに実績はあるとはいえども，3連投でしかも昨日白星が付いたとはいえ内容は紙一重であった今村を，本当に晒し者のようにマウンドに放置させる意味があるのか。そんなものはないだろう。誰を投げさせても同じ結果になりそうな展開であったことは確かだとしても，ならば投手の心身のダメージを最小限にするリスクマネジメントが本来求められるのではないのか。緒方孝市も，そして投手陣を差配しているであろう畝龍実も，そんなことすら分かっちゃいないのだ。「真摯さを絶対視して，初めてまともな組織と言える。それはまず，人事に関わる決定において象徴的に表れる。真摯さは，とってつけるわけにはいかない。すでに身につけていなければならない。ごまかしがきかない。ともに働く者，特に部下に対しては，真摯であるかどうかは二，三週間で分かる。無知や無能，態度の悪さや頼りなさには，寛大たり得る。だが，真摯さの欠如は許さない。決して許さない。彼らはそのような者をマネジャーに選ぶことを許さない。　真摯さの定義は難しい。だが，マネジャーとして失格とすべき真摯さの欠如を定義することは難しくない。　１　強みよりも弱みに目を向ける者をマネジャーに任命してはならない。出来ないことに気付いても，出来ることに目の行かないものは，やがて組織の維持を低下させる。　２　何が正しいかよりも，誰が正しいかに関心を持つ者をマネジャーに任命してはならない。仕事よりも人を重視することは，一種の堕落であり，やがては組織全体を堕落させる。　３　真摯さよりも，頭のよさを重視する者をマネジャーに任命してはならない。そのような者は人として未熟であって，しかもその未熟さは通常なおらない。　４　部下に脅威を感じるものを昇進させてはならない。そのような者は人間として弱い。　５　自らの仕事に高い基準を設定しない者もマネジャーに任命してはならない。そのような者をマネジャーにすることは，やがてマネジメントと仕事に対するあなどりを生む。　知識もまるでなく，仕事ぶりもお粗末であって判断力や行動力が欠如していても，マネジャーとして無害なことがある。しかし，いかに知識があり，聡明であって上手に仕事をこなしても，真摯さに欠けていては組織を破壊する。組織にとって最も重要な資源である人間を破壊する。組織の精神を損ない，業績を低下させる。」（Peter.F.Drucker「【エッセンシャル版】マネジメント　基本と原則」より）こんな試合は絶対に今日に繋がらないから。BlogPeopleSIGMA People

  2015/05/23

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  神話を破った。呪縛を引き裂いた。

  試合内容についていいたいことを挙げるならば，そりゃ山ほどある。本来であれば，黒田博樹に勝ち星を付け，ライアン君に黒星を付けて勝つことがもっとも望ましいといえるだろう。それをふいにした，そうとも取れる。しかし，今日に限っては，これでよいのだ。延長戦６戦６敗のカープ。対するスワローズは延長戦６戦６勝。しかもカープの中継ぎ投手陣には未だ白星が付いていない，即ち終盤で競り勝った試合がないという現状。その中で１-０を７回に追いつかれた後は，非常に重苦しかった。正直に言って，勝てる形が思い浮かばなかった。せめて延長１１回のスワローズの攻撃を凌ぎきって，新井貴浩とシャーホルツの長打力で何とか打開できればと考えていた。それも仕方あるまい。敵将真中満はロマン，オンドルセクと繋いでバーネットか，あるいは久古健太郎かというところで，徳山武陽を持ってきたのである。これはもう完全にメンタリティではスワローズの方が上回っていると思ったものである。確かに当日移動の昨日の試合で救援６人を総動員して延長で勝ってきたからとはいえ，徳山で大丈夫だろうと思わせる何かがあったのだろう。事実，徳山の前に２者連続見逃しの三振を喫したところで，バッターは菊池。あの東海シリーズを筆頭に，この３カードの菊池の打撃内容から見て，誰がこんなところでホームランを打つと思うだろうか。菊池には悪いが，私にいわせればまさかのまさかである。実を言うと，９回が終わった時点で風呂に浸かっていて，今村が自作自演のピンチを凌いだところをラジオで聴き届け，さあ早く着替えてテレビを見ようと思っていたところだった。ところが，中東と田中があっけなく見逃しの三振に終わったもんだから，あーあと思っていたところで，気を抜いていたところで，あの勝てそうな試合でも勝てないように聞こえる石田充がなにやら騒ぎ出したから何事と思ったらサヨナラホームランである。そんな芸当が出来るのならば，６連勝五の３カードでどこか一本打っていれば流れは変わっていたかもしれないのである。ましてや一昨日などは市内某所で非常に贅沢なパブリックビューイングを堪能していたのに，それを菊池（と丸）の淡泊なバッティングでぼろぼろにされた，ましてや今村に至っては決勝のホームランを打たれたという恨み言のひとつもいいたいところを，ここまで辛抱していたのである。もちろん結果的に勝ち投手も今村。それだけの粘りをどうしてこれまで見せられなかったのかとさえ思ってしまう。真中満監督が果たしてこの試合でどのような算盤勘定をしていたかは知るよしもないが，延長戦に入ったところで勝ちを確信したのではないだろうか。なんせ延長戦不敗神話があったのである。今日もこの勢いに乗って流れのままで行こうと思ったところに，僅かな隙があったのかもしれない。会から始まる打順，しかも今の当たってないキクマルなら徳山で十分。出来れば徳山を引っ張って万一シャーホルツまで回れば久古を出して，最後はバーネットという計算まで出来ていたはずである。一方のカープ。完全にリリーバーの計算が立たない状況で，とにかく後攻の有利で先にいい投手をつぎ込むという鉄則に一応従って永川を，中崎を，そして今村をつぎ込んだ。もし１１回以降に回れば，残っていたのはザガースキーと今井，飯田，戸田。ザガースキーはともかく投げてみないと分からない投手揃いである。これで勝ち筋を読める方が，どうかしている。そんな中で，徳山が菊池に投じてしまったチェンジアップが甘く入った失投。きっと真中満監督にとっては痛恨のミスであるに違いない。などとごたごたと書いてきたが，要するに今日の勝利は，延長戦で勝ったこと，スワローズの延長戦不敗神話をも止めたこと，当たりが出ていない菊池がサヨナラホームランを打ったこと，いや，まっとうなサヨナラ勝ちを初めて演じたことに意義があるのだ。これできっとカープの選手の心の奥底に残っていた終盤の競り合いでの苦手意識が消え去り，明日以降何かが変わるきっかけになる可能性が出来たのである。そう，まだ現時点では「可能性」である。そのためには，まず明日勝たねばならない。予告先発はクリス・ジョンソン対石川雅規。また今日のようにぎりぎりとした試合が予想される。おそらく明日からはブラッドが６番あたりに座ることが考えられるが，これがカープの攻撃にどういう影響を及ぼすかはまだまだ分からない。しかし，カープの選手にとっては今日の勝利がきっと勇気になるだろうし，スワローズの選手にとっては当日移動の試合で延長戦を，しかも不敗神話を誇っていた延長戦で落とし，明日はデーゲームである。今度は，カープがかさにかかって攻めていく番なのである。試合内容は，今日は問わない。順位争いに食いついていくためには，こういう白星をも拾っていかなければだめなのである。今日はそれができた。これでいいのだ，ということにしておきたい。当然ここまで来たらあとの２試合もいただかなければなるまい。BlogPeopleSIGMA People

  2015/05/22

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  緊急特別音楽番組（BEBETA version）

  昨日の試合について何か書こうと思ったが，結局やめた。要するにどう考えても救いようのない試合を更につつき回したって労多くして気分が悪くなるばかりだからである。何でも昨日の試合の咎もあって一岡とロサリオと天谷が登録を外れるようだが，代わりに誰が登録されるのかすらも分からない。どうやらロサリオの代わりはブラッドのようだが，なんせ昨年のことがあるのでジキルとでるかハイドと出るかが全く分からないから当てにしづらい。一岡はまあ抹消されても仕方のない投球内容だったが，天谷を抹消して誰を上げてくるのか，そもそも中継ぎ陣をどのように再編したいのかが全く見えてこない現状で，なにを語るのも無粋な話だ。というわけで，カープの無様な試合のせいでちっとも緊急でも何でもなくなったこの企画，始めます。まずは2曲連続で。続いて。心あるカープファンならきっとそう思っているだろう。もうええか。でも，せっかくジュリーを出すのならば，この曲も挙げておきたい。そろそろ，ここらで大ネタを挟まねばなるまい。まずはこれから。中締めはどうしようかと思ったけれども，やはりここまで来たら大ネタ中の大ネタを持ってきたい。ブルックナーの交響曲第８番。この曲をセレクトした意味は，分かる方にはお分かりいただけるだろう。うれしいことに私の好きなチェリビダッケの東京ライブ盤がアップされている。呼ばれもしないのにEncoreにお応えして。まずはまたしてもジュリーから。おそらく心あるカープファンは昨日おとといの試合を見てきっとこう思っていることだろう。最後は，やっぱり今年のカープの行く末を暗示しているかのようなこの曲で。３日続いたりしてね。BlogPeopleSIGMA People

  2015/05/21

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  題知らず。

  今日のカープの試合を，積極的に，ポジティヴに語れる人は，まさかいるまい。いるとしたら，きっと頭の中が本当にお花畑状態で思考停止に陥っているに違いない。たぶん今日の試合に関して，多くの人が多くのことを語るだろう。しかし，今日の試合を見せつけられた感想はただひとつ。その一言をもって，すべてに替えたい。もう夜も遅いから。全部6回裏の丸の凡ミスが悪いんや!!!これで単独最下位か。なぜか怒りはない。むしろいい気味だと思う自分が，ここにいる。やはりカープは無気力球団だ。BlogPeopleSIGMA People

  2015/05/20

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  ああ「金色夜叉」の夜は更けて

  弱い。本当に弱い。情けないほど弱い。どうしようもないほど弱い。言葉に言い表せないほど弱い。およそ木戸銭取ってみせられる野球じゃないくらい弱い。瀕死の子鹿のごとく弱い。とにかく弱い。やっぱり弱い。結論：弱い。まあこの辺でええか。あんまり真似すると尾崎紅葉先生に怒られる。それに今日の舞台は熱海の海岸ではなくてまあいうなら浜名湖の湖畔だ。だいいち，ここまで書いてきて，書いてる本人が全くもって何を書いているか意味が分からない。要するに，それくらい，怒りが沸き上がっているのだ。まず前田健太。もはやエース失格だ。8回3失点で胸を張られたらそれこそ困りものだ。先制しては追いつかれ，自分のバットで勝ち越し点を取ったのにそれを自分ではき出すという無様さ。歴代のカープのエースでこんなにだらしのない醜態をさらしているピッチャーはそうはいない。前田健太はひょっとしたら得点力不足の攻撃陣に不満たらたらなのかもしれないが，ゼロに抑えていたら負けることはないのである。それがエースの矜恃では，ないのかい？そしてキクマル。一昨日見ていてこのプレイぶりは確実にイエローカードものだと思ってみていたが，今日もまたそれから何の進歩もない。いや，本来なら起用されるべきではないのかもしれないだろう。それほど内容が悪い。そして今日一番がっかりだったのが新井貴浩を4番で起用したベンチの判断。そもそもあれだけの故障をしてなぜファームで療養しないのだろうかと疑問に思っていたのだが，ある視点を座標軸において考えると。すべてが腑に落ちる。それは，その選手が球団にとって銭になるかどうか，である。ここでいう「銭になる」というのはいわゆる「銭の取れる」選手とは似て非なるものであることに留意されなければなるまい。蓋し，「銭になる」選手とは，起用され続けることが球団のグッズなどの販促にかなう，いわゆる「球団に利益をもたらすか否か」で判断されるものなのである。そう考えると，黒田博樹の強行先発や，新井貴浩を抹消せず，小窪も誠也もいるような段階で敢えて代打でl起用し続けたり，堂林が起爆剤にもならず全く宙ぶらりんでいるにもかかわらずファームに落とされることがなかったりすることも，すべてが一本の線で繋がるのである。そうすると，いったいカープという球団は何のために存立しているのかという根源的な疑問に行き着くといっても誤りではないだろう。野球会社である以上勝つためではあるまいか。「企業とは何かを問われると，たいていの企業人は利益を得るための組織と答える。たいていの経済学者も同じように答える。この答えは間違いなだけでない。的外れである。」（P.F.Drucker "The Practice of Management"より）「利益が重要でないということではない。利益は企業や事業の目的ではなく，条件である。利益は，事業における行為やS意志決定の理由，原因，根拠ではなく，妥当性の尺度である。」（同上）「企業の目標として利益を強調することは，事業の存続を危うくするところまでマネジメントを誤らせる。今日の利益のために明日を犠牲にする。売りやすい製品に力を入れ，明日のための製品をないがしろにする。」（同上）やはりカープは無気力球団か。BlogPeopleSIGMA People

  2015/05/19

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  緊急特別音楽番組（RAINY version）

  まだ，首筋と左腕が痛い。さすがに，久しぶりのデーゲーム，しかも外野席の前から6番目という絶好の席であったがゆえに，ジリジリとした灼熱の太陽の光もまた一身に受けてしまったからである。これで試合も熱く盛り上がってくれていればよいけれど，どちらかといえば攻撃はお寒い内容で，大砲2発で逃げ切ったようなもの。そのギャップが，なんとも言えない後味の悪さを醸し出す。昨日の記事では書かなかったが，ヒーローインタビューのアナウンサーの効いていることがまさにアホ丸出しであったから，余計にがっかり繰る。まあお笑いマンが道場擬きのことをやってる自称エースも大概だと思うが。と，いうわけで，またまたこのシリーズを引っ張り出してきた。まずは，いきなりこれから行きたい。1回裏の攻撃のときに，カープの応援団のペットが奏でるこれを聞いて，悲しくなった。ここはひとつ，本物中の本物を出してこなければならぬ。更にいうならば，まさにカープの戦いぶりというもの，まさにこの曲に合わせてみると，ぴったりするものを感じる。この曲の真意を知る人であれば，きっと膝を打ってくれるであろう。加えて少し風変わりなマエストロを選んでみた（私は一番これが大好きなんだけどね）。そして，やがてこうなってしまうのではないか。有名な第4楽章をどーぞ。しかし，そうなってしまっては困るのであって，明日からのシリーズ，反攻の狼煙としてもらわなければなるまい。やはり何といっても今のカープに必要なものは大砲である。となると，これしかあるまい。これをもって中締め，即ちトリとしたい。Encoreは軽く。まずは，私の子どものころのヒーローだったジュリーから。心あるカープファンなら，この曲にうまく心象風景を載せてくれることでしょう。最後は，やっぱりこれですかねえ。歌詞そのまんまというのか何というのか。これからの5試合はまさに本当の勝負だぞ。BlogPeopleSIGMA People

  2015/05/18

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  観戦日誌：やればできるじゃないか。

  私が観戦した試合の中には，なぜか「プロ初本塁打」とか「来日初本塁打」とかいう肩書付き本塁打を見たケースが，結構ある。一番最初は88年5月の大阪球場での南海対日本ハム戦でホークスのバナザードが来日初本塁打を打ったものだが，その後もウェイド・ロードン，松井隆昌，アレッサンドロ・ケサダ，伊与田一範のホームランを見届けた。中には初めて市民球場に見に行った試合でセシル・フィルダーの逆転スリーランなどというのもあるのだが。そのほかにも，前田智徳の開幕戦先頭打者初球ホームランや水上のサヨナラヒット，はては球史に残る「忍者男」事件の日にも観戦に行っている。そうそう，倉の満塁ホームランなどというのもあった。話が脱線しかけたので元に戻すと，今日の試合，実はさる筋からいただいた券であったのでまあ普段貫いている「逆入場」の禁を破って見に行ったのであるが，いただいた席はまさに私が外野席で試合を見るには絶好の場所，しかもライトフィルダーが目の前にいるのである。そこにいたのは，カープではもちろんネイト・シャーホルツ。ひとつここは念じ続ければ何かが起こるのではないかと思って見ていたのである。起こったのである。4回裏，シャーホルツの第2打席。後でテレビ映像を見たらアウトコース甘めの変化球ではあったのだが，以前のシャーホルツであればそれを空振りするか手が出ないか手を出しても逆方向の凡ゴロかポップフライというていたらくだったのである。しかし，今日は違った。それを完璧に捉えた。あれをきれいな放物線でバックスクリーン横の深いところまで見事に飛ばしたのである。これがメジャー通算52本塁打，2013年にはシカゴ・カブスで21本塁打した実力というものなんだろう。あんな打球を飛ばせる打者は，日本人打者ではそうそういない。その意味では，あのホームランは千金の価値があるのである。次の打席は三振したが，これまでの三振と違ってバットを強く降りにいって粘った結果であるから，内容が伴うものといっていい。森脇監督の言ではないが，シャーホルツにはこれに「味をしめて」欲しいのである。自分は打てる，日本の野球に適合できるという自信が芽生えれば，きっと救世主になり得るのではないかと，つらつらと思ったものである。もちろん，先制本塁打を打ったロサリオも褒めなければなるまい。きっとホームランが打てず打率も上がらないことで焦りがあったに違いないが，ファームでエルドレッドが特大の本塁打を打ったとかグスマンも調子を少しずつ上げてきているとか言う情報を知らないわけがないだろうから，そろそろ尻に火が付いていたと考えてもおかしくはあるまい。攻撃についていうならば，これで以上，その余省略でもよい。田中が1回裏先頭でヒットを打つなど3安打したが，それを後に続けるような戦術がなかった。しかし，それは今に始まったことではないので繰り返さない。8回裏に代打新井貴浩が例によって出てきて球場を盛り上げようとしていたのだが，あの故障以降の新井貴浩のバッティングは明らかに出来が悪いし，そのパフォーマンスの悪さを「男気」という吹けば飛ぶよなふた文字で糊塗しようとするハジメ商法には反吐が出そうである。どう考えても野間とか鈴木誠也を使っていけばいいものを。野間は昨日は暴走こそあったが井納の変化球を唯一捉えて長打にしていたのであるし，誠也も6連勝中はかなり当たっていたから，ふつーのチームであれば使われているはずなのであるが，なぜかカープにはそれがない。要するに戦術も戦略もなかったのである。それが緒方カープの今の姿だ。しかし，一方で投手陣は非常によかった。まずは福井。コントロウルには苦しんでいたようだが，それでも全く逃げず，ベイスターズの誇る3枚看板である石川，筒香，ロペスを見事に封じ込めに成功した。まさに福井優也ここに有りという真の意味での「男気」を感じたのである。ザガースキーはタイムリーすら打たれたものの安定したピッチングを続け，今日はMAX153kmを計時。このままいけば当分左の中継ぎは彼で大丈夫である。永川もいきなり先頭を歩かしたのを除いてはいつものとおりとばかり後続は簡単に仕留めた。そして，中崎である。いきなりヒットを打たれた。バントで送られて不運なあたりの内野安打を打たれて1死1，3塁。代打荒波，そして1番石川。いずれも３－２間で行きながら，ウィニングショットは闘魂が籠もったストレートで切って落とした。まさにクローザー中崎ここに有りとばかりの役者ぶりである。今日投げた4投手は花丸ものであるが，投手交代の差配という所を見ると，何かばたばたしているところを感じたのである。きっと緒方孝市と畝龍実との間で何か磁場を狂わせるような相互作用があるのだろう。今日の試合だけを見て判断することは出来ないが，何か大きな変化が起こる予感はするものの，現状はなお波高しといったところだろうか。はっきり言って今日のような試合が出来るなら3連勝できていた試合である。それを，ベンチの判断ミスや攻撃にせよ投手起用にせよ疑問符だらけの差配によって，1勝2敗という結果に終わってしまった。むろん，ベイスターズが今年カープに対して抱いている「特別な感情」がその一因であることは言うを俟たない。今日のビジターパフォーマンスシート，ぎっしりとお客さんが，もちろん全国から来たであろうベイスターズファンによって埋め尽くされていた。まあそれはさておき，今日の試合を見ても，松山にはそうそうに守備固めを出したにもかかわらず，ロサリオとシャーホルツには守備固めを最後まで送らないという疑問手があった。どう考えてもこれは1点かっている場面での中崎のピッチングを信用していないということに他ならないし，それがもう見えてしまう（もし9回裏があったら3番の丸から。すなわち，少なくともシャーホルツに，あわよくばロサリオに回る可能性が高い）。こんなもので，選手のモラールが上がるだろうか。そして，新米監督と仮免コーチのリーダーシップが寛容されるだろうか。かのPeter F.Druckerはかくの如く語る。「部下の弱みに目を向けることは，間違っているばかりか無責任である。上司たるものは，組織に対して，部下ひとりひとりの強みを可能な限り活かす責任がある。そしてそれ以上に，部下に対して，彼らの強みを最大限に活かす責任がある。」（「経営者の条件」より）「人のマネジメントに関わる能力，例えば議長役や面接の能力を学ぶことは出来る。管理体制，昇進制度，報奨制度を通じて人材育成に有効な方策を講ずることも出来る。田がそれだけでは十分ではない。スキルの向上や仕事の理解では補うことの出来ない根本的な資質が必要である。真摯さである。」（「マネジメント［エッセンシャル版］より）来週の5試合はまさに勝負の賭けどころ。BlogPeopleSIGMA People

  2015/05/17

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  これぞ野球の神の天罰と言うべし。

  いうまでもなく，今日の試合こそ，カープという球団の傲慢ぶりの象徴である試合であることは，もはや私も何度も書いていることであるし，心あるカープファンの方であれば先刻御承知のことであるので繰り返さない。今日の試合など，まさにその天罰とも言うべき試合だった。というより，いかにカープというチームのベンチが機能していないか，前任者以上に戦術も戦略もない無能ぶりをさらけ出していたという方が正しいか。その典型のような試合が，まさにビジターファンを蔑ろにする企画の試合で，ベイスターズファンの溜飲を下げる結果で終わったということこそ，野球の神の峻厳な差配を感じ取らなければいけないのである。はっきり言って，今日の試合は勝たなければいけなかったし，十分勝てる試合だった。はっきり言って落とすこと自体が有り得ない試合だった。それではなぜ落としたか。ベイスターズはジョンソンの唯一と言っていい失投をものにしたのに対し，カープは井納に対しまさにのうのうと投げさせ続けたのである。試合中のコメントで仮免打撃コーチ補佐が「甘い球があるから早いカウントでカウントを取る球を狙おう」というようなことを言っていたが，狙っていたのはことごとくストレート。それを察したベイスターズバッテリーはすかさずスライダー系統の球でカウントを取りにいっていたのであるが，結局最後までカープのバッターはカウント球はストレートだと信じて疑わなかったものである。おかげで，最後まで攻撃は単発。RCCラジオの解説をしていた横山竜士はかなりはっきりとその点を指摘していたが，新米監督と仮免コーチ陣にはそういう気づきがなかったようである。当たり前のことだが，今日の試合は，いや，もうこの失われた二十余年の象徴というべきであろう。要するに，美しくないのである。試合内容が美しいかどうかは関係ない。不細工な勝ちの積み重ねは美しいのであり，きれいに見える敗北は美とは言えないのである。「美は人を沈黙させるとはよくいわれることだが，このことを徹底して考えている人は，意外に少いものである。優れた芸術作品は，必ず言うに言われぬ或るものを表現していて，これに対しては学問上の言語も，実生活上の言葉も為す所を知らず，僕等はやむなく口を噤むのであるが，一方，この沈黙は空虚ではなく感動に満ちているから，なにかを語ろうとする衝動を抑え難く，而も，口を開けば嘘になるという意識を眠らせてはならぬ。そういう沈黙を創り出すには大手腕を要し，そういう沈黙に堪えるには作品に対する痛切な愛情を必要とする。美というものは，現実に或一つの抗し難い力であって，妙な言い方をする様だが，普通一般に考えられるよりも実は遙かに美しくもなく愉快でもない者である。　美と呼ぼうが思想と呼ぼうが，要するに優れた芸術作品が表現する一種言いがたい或るものは，その作品固有の様式と離す事が出来ない。これも亦凡そ芸術を語るものの常識であり，あらゆる芸術に通ずる原理だと言えるのだが，この原理が，現代に於いて，どのような危険に曝されているかに注意する人も意外に少い。注意しても無駄だと言う事になって了ったのかもしれない。」（小林秀雄「モオツァルト」より）明日は市民球場に気合を付けに行く。BlogPeopleSIGMA People

  2015/05/16

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  緊急特別音楽番組（ANGER version）

  はっきり言って，怒り心頭である。いや，怒りを通り越してあきれたといった方が正しい。今日みたいな試合，勝てなければ嘘である。それを簡単に負けたということは，要するに勝つ気がないということである。ハジメ一座の勝負度外視金儲け興業に過ぎないのである。そう思うしかない。敗因は簡単である。セットアッパーを一岡にこだわったことである。どう見てもこのところの一岡，素人目に見ても危なっかしいピッチングが続いていた。いつかカタストロフィを起こすぞと危惧していたら案の定である。そんなこと分かるはずだろうが，畝がバカなのか緒方孝市が頑固なのかはしらないが，こういう見え透いた結果を生んだのである，アホらしくて仕方がない。と，いうわけで，今日も生の怒りを押し殺すために，敢えてこの特別番組でお送りする。まずは，今の心あるカープファンの心象風景からいってみよう。続いて。一番最後まで聞きましょう。そうすれば，お分かりいただけるはず。やはり中締め，即ちトリは本格的なものを置きたい。この曲をチョイスした理由は，分かる人には分かっていただけると思う。Encoreもまず最初は軽ーく。でも，「あの決めぜりふ」を，そのままカープファンの心象風景に置き換えてみれば・・・最後はやっぱり。そうは言ってもそろそろええ加減にせえの意味を込めて。明日は雨で流れてしまえ。BlogPeopleSIGMA People

  2015/05/15

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  結局格落ちのピッチャーしか打てないということなのかねえ。

  全く，カープにも困ったもんだ。試合を見ずに後でランニングスコアだけ見たらナイスゲームと思うのだろうが，昨日おとといの試合をむせられた後で，今日のような試合をして胸張られても，かえって昨日までの試合は何だったんやという打ち返しをしたいくらいである。勝ち方はよかったけれども，後口は非常によくない。要するに，今日の試合はマイコラスが格落ちのピッチャーだったということに尽きるのだろうと思う。確かにストレートは速かったし，ロサリオが完璧に捉えても外野手の守備範囲にしか飛ばなかったということもあった。しかし，変化球はことごとく甘かった。田中広輔の先頭打者ホームランなどその典型である。なんせ，いっちゃあ何だが石原が２本ヒット打ったくらいなのである。その程度のピッチャーだったんでしょう，という総括にしかならない。事実，５点取ってからは結局点が取れなかったわけで，この試合を勝ったからといってまたカープの打線が目を覚ますということを考えるのは，早計に過ぎるだろう。まあ，それでもやはりホームランは野球の華だ。田中広輔の先制弾，そしてチームの勢いが沈没しかねないところを救った松山竜平の必殺アンパンチ。今日の勝利は，野村祐輔の粘投もあるが，やはりこの２本のアーチがチームを明るくしたことも大きいだろう。いかに相手がマイコラスだからといっても。このように嫌事をいうのも訳がある。昨日の試合ぶりを見て私は間違いなく(野村祐輔には悪いが）負けてスウィープされると思っていた。それを前提としたネタを，いわゆる「緊急特別企画」であるのだが，繰っていたのである。結果として今日のところはそれはお蔵入りになった。こういうことで勝ってくれるのであれば，私はいつでもそういう路線のネタを用意しておく。もちろん，それがお蔵入りのままになることを切に願うのだが，いつかはそれを出さなければいけなくなるのだろうな。明日からのベイスターズ戦なんてかなり怪しいだろうな。そう，あさってはおそらくベイスターズ戦士が意地になってかかってくる日だ。と，いうくらい，今日の試合はカープファンが大喜びするほどのものではない。むしろ凡庸な試合なのであって，勝ったことだけに意味があるというべき試合である。だから，これ以上はこの試合については触れない。それは他のブロガーさんが一生懸命書いてくれるだろうので，それに譲る。これで終わったらあまりにもあまりにもなので，少しネタの方向を変える。ただし，岩下敬輔はもうネタにしない。所詮彼は常習累犯暴力行為プレイヤーであるから，もう更生可能性はない。あの選手のことについてこれ以上突っ込んでも何の意味も持たない。ちなみにガンバ大阪からのメールの返事は，一切ないことも付言しておく。今日は久しぶりに，書評を書いてみたいと思う。Amazonからお節介なお勧めメールが来たのでちょっと興味を示して買ってみたのがこれである。　広島東洋カープ読本これを買ってみようという決め手になったのは，ほかならぬ洋泉社から発行されていているところだ。非常にunique（敢えてカタカナが気にしていない点に注意のこと）な路線の出版が多いのである。あの旧市民球場(こんな言い方は絶対にしたくないのだが）メモリアルムックでも，洋泉社版の方がベースボールマガジン社のものより何倍もよかった。というわけで，中身も読まずにギャンブルで買ってみたのだが，感想は期待を裏切らなかった。ただ，「超濃厚」というのは看板に偽りありと思うが。ただ，凡百のカープ本に比べれば相対的に濃厚な味わいがすることは確かだ。それに，単なるミーハー的礼賛本ではなく，批評という観点があるのがよい。どこがどうかというのはネタバレになるからいわないが，必ずしも口当たりのよいことばかりを書いていないところが評価できる。また，評論家になって１８０度イメージが変わった前田智徳についての論考もあって，やはりここでもuniqueな前田本をものしている堀治喜氏の「空前絶後の”逆説のスター”」がよく効いている。データも充実しているので，カープファン初心者の方はもちろんコアなカープファンの方でも十分満足できる内容であると言える。Amazonレヴュー的にいうなら星４つは付けられるだろう。星ひとつ減らしたのは，残念ながら校正ミスとおぼしき箇所がざっくり読んだだけでも何箇所か見られたことである。この手の本にこういうものが出てくると，少しがっかりとする。それに，明らかな事実誤認を１箇所見つけてしまった。これは非常に残念だ。それにまあ，敢えて言うならば，表紙の右下にとってつけたような「「苦しまずして栄光なし」いざ，悲願のVへ」というフレーズがあるが，これも企画当初はなかったのだろう。なぜかそれが非常に違和感をもって目立つのである。まあ，これはカープというチームがだらしないせいであるので仕方ないのであるが。明日はまずは天気が心配。黒田博樹に無理をさせるなかれ。BlogPeopleSIGMA People

  2015/05/14

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  結局ミスしたら負ける。

  今日のカープの敗北については，特段の感想はない。ミスをしたから負けた。その一言に尽きる。ミスというと，決勝点になった前田健太のワイルドピッチを上げる向きも多いと思うが，確かにそれはひとつのエピソードであったかもしれないが，決定的なミスではない。ある意味，今日のカープはミスだらけだった。だから負けた。ミスが多いといって語弊があるならば，あまりにも野球ががさつだった。その一言に尽きる。相手は菅野智之なのである。1点取られたら危ない，2点取られたら負け。そのくらいの覚悟で臨まなければいけなかったところを，何か連署気分で浮かれたまま調子がどん底のタイガース相手に通用した野球で勝とうと思って大けがをした。それが総括である。それ以上でも以下でもない。これだけでは愛想がないので，あまりやりたくはないが今日のカープのがさつさを摘示していくと，まずは1回ノーアウト1，3塁で点が取れなかったことに尽きるだろう。もう足で揺さぶるにはもってこいの場面だったのに，それをせずに結果丸は箸にも棒にもかからないポップフライ。そしてロサリオのライトへの痛烈なライナーで飛び出してしまった田中の走塁ミス。タッチアップの体制を取っていれば先制点だったのである。だいいち，あんなものヒットを確認してから走ってもホームには余裕で間に合うのであって，飛び出した意味が全く分からない。こういうところが，カープのだめなところなのである。そのほかも，まあ摘示していけばきりがない。一番意味が分からないのはベンチワークだろう。まあ今回は前田健太が完投したおかげで，珍妙な継投は見られずに済んだが，選手起用は相変わらず謎が多い。9回表，松山が先頭でヒットで出たときの代走が今季当たっている木村昇吾。ベンチには現状代走の切り札格で使える中東が残っていたにもかかわらずである。その後梵に送らせたのは百歩譲って認めるとして，今日ヒット1本打っているとはいえ野間に代打を送らなかったことが最大の疑問である。あの場面は，とにかく黙って小窪ではなかったか。まあ結果論なのでこれ以上は言わない。まあ，今のカープのチーム力でそうそう大型連勝が続けられるほどのものではなかったということだ。要するにやっぱり弱いのである。だから負ける。当然の摂理である。明日の先発は大瀬良大地対大竹寛。普通にやったら，負けてはいけない。ただし，今日みたいながさつな攻撃をやっていたらだめだ。6連勝ということで，何かベンチも選手も重大な勘違いを犯しているようにしか感じなかったというのが，今日の総括ならざる総括である。明日負けたら知らんぞ。BlogPeopleSIGMA People

  2015/05/12

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  晴れ時々pridegreen　#035

  天使：ねえねえ，ちょっと見たあ？初日に白鵬さんが負けたわよ。しかも，逸ノ城さんに力でねじ伏せられちゃって。悪魔：まあな。力でねじ伏せたというよりは苦し紛れに差し手を抜いて小手に振っただけなんやが，それでねじ伏せるというのがまさに逸ノ城恐るべし，やな。今場所の台風の目になるかもしれんな。天使：もうひとりの台風の目と言われた照ノ富士さんは負けちゃって。でも，これってみんなモンゴル出身力士なのよねえ。そろそろ日本人力士さんが頑張ってくれないかしら。悪魔：うーむ，現状では稀勢の里に期待するしかないがなあ。ただ，十両に上がりたてか十両をうかがう位置にいる力士に，有望株が多いから，好角家はぜひ１時からのBS放送を要チェック，いうて，NHKの回し者やないけどな。天使：だから今日サンフレッチェは負けちゃったのね。今日は番狂わせが起こる日だったのかしら。悪魔：そんな言い方したらガンバに失礼やろ。むしろサンフレッチェの方がチャレンジャーなんやから。でも，今日の試合，惜しいというにはあまりにも痛すぎる負け方やったな。なんせピンチらしいピンチはただの１回だけ。それが遠藤のFKのこぼれ球が岩下に流れて，それがまた絶妙のラストパスを出してフリーのリンスに繋がったという，まさに不運の産物やっただけになあ。天使：一方でサンフレッチェのシュートといえば，開始早々の寿人さんのシュートがクロスバーを叩いたのを筆頭に，ことごとく決定的なシュートを東口さんに止められてしまったんだからねえ。これも運だったのかしら。悪魔：仕方ない。今日はこういう日やったんやろ。まあ，５連勝しただけでも立派やということにしとこう。これでちょっとステージ優勝は厳しくなったかな。でも，まだ諦めたらあかん。ガンバがこのまま勝ち続ける保証はないし，レッズかて終盤失速病が再発しないとも限らないからな。なんせ，また「仙台の呪い」発動で４点取って引き分けたらしいやないか。これは吉兆かもしれんぞ。天使：とにかく連戦が続いたからゆっくり選手たちにはリフレッシュして欲しいわよね。次のリーグ戦の相手はアウェイでのアントラーズさんで，また気が抜けないからねえ。悪魔：とにかく次勝てばまだまだチャンスはあるで。残念ながら自力で優勝することはできんけど，目の前の一戦一戦を勝ち続ければ，必ず勝負の神さんは見ててくれるからな。最悪でも，３位以内には入れるんと違うかな。そうすれば，とりあえず年間チャンピオンを決めるシリーズに出場する権利ができるんやから。天使：きっとサンフレッチェの選手ならば胸の二つ星にかけて必死になってやってくれるわよねえ。また，それだけのモチベイションを持ち続けてくれることと信じてるわ。で，例によって赤い帽子の野球チームだけど，どうしちゃったの？６連勝って。しかもジャイアンツさんとタイガースさんを相手でしょ？草創期だったら提灯行列ものじゃないかしら。悪魔：それは何でもオーバーやろ。ただ，ジャイアンツ戦の初戦のあの珍妙なサヨナラ勝ちから運が向き始めて，さらに聖フランシスコ様のお導きで勝たせてもらったのが大きかったんやろな。明らかに選手が自信満々で野球やってる。それを何で開幕からできんのかということが，カープが重々に反省すべきところやろう。天使：今日の試合なんて，明らかにタイガースさんをもてあそんで転がしたようなもんですものねえ。先制点を取って，同点までにはさせてあげて勝ち越し点はほんの僅かのタイミングでの併殺崩れ，そこからダブルスチールとお家芸の機動力を存分に見せつけて，最後はアツくんのホームランでメッセンジャーさんを攻略してはいおしまい，でしょ？悪魔：まあ，はっきり言ってタイガース，正直に言うならば弱かったな。何といっても藤浪能見メッセンジャーを押し立ててホームで３連敗を食らうというのは想定外のことやったやろうしな。一方でジョンソンはともかく戸田と福井にまでいいようにしてやられてるんやからな。さぞかしがっくりきてることやろう。天使：その意味では，言い方は悪いけど踏み台にさせてもらったのよねえ。今後のタイガース戦のことを考えても大きい３連勝になったんじゃないかしら。悪魔：ただ，試合内容はといえば，果たしてどうかなという点もあるからな。リリーバーをどういう使い方をしたいのかというところがまだ決まっていない，というより迷走しているみたいやし，終盤の攻撃が雑になっているところがあるしな。どんなに大差を付けても貪欲に点を取りに行くことが優勝できるチームの絶対条件やからな。その意味では今のカープは，まだまだかな。天使：そう言えば次のカードはアウェイでのジャイアンツ戦なのよねえ。東京ドームというのがちょっといやよねえ。何か起こりそうな気がするのよねえ，あそこは。悪魔：何といっても両翼は100メートルあると言うてるが実測は若干短いらしいし，何といっても右中間と左中間のサイズは常打ち球場の中では短い方や。だからこすったようなあたりがホームランになりかねんのやなあ。しかもドーム球場輩エアコンを効かせているということで空気は乾燥してるからボールもよく伸びるしなあ。天使：その意味では，やはり投手力が鍵を握るということになるのよね。カープはホームで3連勝したときのメンバーが裏返しでおそらくそのまま並んで出てきて，ジャイアンツはどうなるのかしら。菅野君が出てくるのは分かるけれどもあとはポレダさんと小山君かしら。そうなると投手戦では優位に立てそうねえ。悪魔：さあどうかな。なんせカープも大概初物に弱いからポレダには苦労するやろうし，小山にも去年痛い目に遭ってるやないか。おそらく初戦に出てくると思われる菅野をきちんと打ち返すことが大前提やろ。これを落とすと，一気に突っ走ってきたのが無になる可能性かてある訳やし，逆にひょっとしたらひょっとしてこの週末が首位攻防戦になる可能性も，ないわけではないしな。天使：そういう意味では，当たっていた新井さんが出られそうにないのが痛いわよねえ。ロサリオさんも頑張っているんだけど，今日何か見てるとまだまだ力んでるのかなという気がするし。悪魔：詳細は広島の病院で調べると言うてるが，まあこの時期から無理する必要はないやろな。ただ，昨年はジャイアンツ戦に強かったロサリオが，今年はかなり研究されているようなのがちょっと気になるな。その意味では，ひとつ起爆剤が必要になるやろう。まあ，松山が絶好調やからまだ救われる部分はあるけど，ここはひとつ救世主が欲しいところやな。天使：そういえば，シャーホルツさんがついに独立リーグとの練習試合でホームランを打ったそうじゃない。ファームの試合で少しずつヒットは出てるらしいし，ここはひとつ1億4000万円さんに賭けるのも有りなんじゃないかしら。悪魔：うーむ，菅野相手にはやめといた方がええやろな。ポレダが出てきたときがチャンスかもしれん。しかし，緊急昇格させられたときはアウトコースの球の見極めが全然できていなかったけれども，ファームで打席に立たせて少しはましになったんかいな。天使：確か最初の触れ込みでは「広角に打てる」ってことだったけど，よく見たらとにかく引っ張ってばっかりだし，しかも引っ張ったあたりが逆方向に飛んで打ち取られるという打席が続いていたけどねえ。でも，使うなら，今でしょ。悪魔：まあそうかもな。ただ，これだけは実際にファームの試合を見た人に聞いてみるしかないしなあ。管理人が見た5月1日の試合ではとてもじゃないが上で打てそうにもないと言うてたが。天使：そうよ，今こそ救世主が現れるのよ。サードとファーストが守れて，しかも守備力があって大きいのが打てる。中村紀洋さんを緊急獲得したらいいんじゃないの？悪魔：・・・・・・絶対に，ないな。ハジメが嫌う。緒方が嫌う。そしてカープファンがああいう個性の強い選手を嫌う。でも，今のカープのチーム的には，ありやと思うぞ。ノリが今頃どんな調整をしてどんな準備をしてるんかは知らんが。天使：あーあ，どうもカープっていい子ちゃんばっかり好むのよねえ。だから調子がいいときはいいけれど，悪くなるとみんな一斉にシュンとなっちゃう。それを打ち破るような選手が一人くらいいても，いいんじゃないかと思うんだけどなあ。悪魔：・・・・・・それならわしやのうて，縮景園近くの邸宅に押しかけて言うてくれ・・・・・・（TENSHI and AKUMA coming soon......）カープもサンフレも何でもいいから勝ってくれ。BlogPeopleSIGMA People

  2015/05/10

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