ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

[今日のカープ] カテゴリの記事

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  瓢箪から駒　今度は帆足を粉砕

  昨日私は，栗原の代わりにヒューバーが４番を打つことについて，「冗談の域を出ない」と書いた。で，今日のスターターを見て，驚いた。腰が抜けそうになった。そして顔面蒼白になった。そのヒューバーが本当に４番に座っていたから。ついに野村謙二郎の身びいきもここまで来たかと思って，溜息が出た。これではまるで一種の自爆テロではないのか，よくいえば死中に活を求めようとするのかと，半分あきれた。しかも相手の先発は帆足である。この時点で今日の試合，半分諦めた。しかも１回表三者凡退，その裏に大竹がまたお約束のように２失点したからなおさらである。しかし，勝った。しかも相手のお株を奪うような集中打と長打攻勢で帆足を粉砕し，交流戦優勝がかかるライオンズを力でねじ伏せた。分からないものだ。勝因はとにかく前回のファイターズ戦のように大竹が点を取られても結局６回まで逃げ粘ったことにつきるだろうが，一気に試合をひっくり返した５回の集中打には，一昨日のマリーンズ戦，延長１２回表の攻撃の勢いがまだまだ残っていた，あの攻撃がカープ打線に少しでも自信を付ける結果になったからのではないかと思うのである。とにかく，ノーアウトからの３連打で１点を取り，石原のバントで走者を２．３塁にして東出が２点タイムリーで逆転。まさしく願ったり叶ったりの攻撃だったのである。あの回に一気にひっくりかしてしまったことが，逆にライオンズに焦りを生み，帆足を浮き足立たせたというべきなんだろう。そして７回。ともに２試合連弾となる石原と嶋のアーチ。パシフィックの投手成績上位にある帆足から６点取って降板に追い込んだのである。これもまた，一昨日の試合が無駄にならなかったからこそ生まれた勢いなのかもしれない。しかし，今日のヒーローは彼らではないだろう。私に言わせれば今日最大のヒーローは大島だ。７回裏，梅津をワンポイントで挟んでのまさにセットアップでの登板機会。栗山にぶつけはしたがブラウンを併殺打に切って落とし，８回も平尾にヒットこそ打たれはしたが下位打線とはいえしぶといライオンズのバッターを相手に堂々と渡り合い，見事にセットアッパーとしての役割を演じたのである。とにかく深刻な投手不足に泣かされているカープにとって，まさに家貧しうして孝子出ずというべき活躍を見せたのである。もしここで中継ぎ投手ががふらふらしていたら，強力ライオンズ打線のことだから４点リードも危うくなりかねなかったのだ。そこを見事に締めた大島こそ，今日のヒーローにふさわしいと思う。思えば大島。先日の千葉での２連戦，ともに延長になってからマウンドに上がり，２イニングずつしっかり結果を出した。初戦は勝てなかったものの負けを回避したし，２戦目は大島自らに白星が付いてチームが勝ったのである。おそらく，これが相当の自信になったのではないか。思えばここまで９年間遠回りばかりをしていた気がするが，ようやくここで才能が本格開花となれば，カープ投手陣にも一筋の光明が差すというものである。そして今日のピッチングで自信をさらに付けたと，思いたいのである。さて，問題のヒューバーだが，今日は１つだけ４番打者らしいよい仕事をした。２回表，先頭打者としてはなった２塁打，今日の帆足からの初安打である。点を取られた直後だっただけに，流れを再びカープに押し戻し，カープ打線に帆足を打ち込む橋頭堡となった一撃と言うべきだろう。幸いに今日はチャンスで回ってこなかったから，余計に目立ったのかもしれないが。考えてみれば，案外ヒューバー４番というのはベターな選択なのかもしれない。今のカープは中軸から下位打線，下位打線からから上位打線に繋がる攻撃で得点を上げるパターンが多くなっている。下手に６番とか７番においてそのリズムを切られるよりも，打てなかったららしかたがないと割り切って４番に置いておくほうが，今のカープのリズムに合うのかもしれない。幸いに前後を打つ嶋と廣瀬が当たっているので，ヒューバー一人に全力でかかってこられる心配がないのもよい。さて，結果的に反転攻勢の機会を掴めずに終わった，そして投打に次々と離脱者が続出し苦しい戦いになった交流戦も，明日で終わる。なんとか明日こそ有終の美をと言いたいところだが，カープの先発投手がおそらくアルバラードであろうから少しく心許ない。しかも相手は岸が予想される。今日以上に厳しい試合になることは間違いないだろうが，とにかく投打とも総力を上げて，なんとか白星をもぎ取ってほしい。それを切に願う。全体の成績としてはともかく，最後に３連勝で終われれば，来週からのリーグ戦に勢いが付くだろうから。交流戦最終戦こそ総力を上げて撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）旧・広島市民球場の解体に反対する動きが，始まりました。「（旧）広島市民球場フォーラム」ひとりでも多くの方の賛同を得られれば，幸いです。よろしくお願いします。

  2010/06/12

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  緊急事態発生。さあ，どうする首脳陣。

  昨日の試合でも振り返るかと思っていたところに，恐れていたニュースが流れてきた。昨日１回表に大嶺祐太か右手首に死球を受けた栗原が，右尺茎状突起骨折で加療４週間を要するとの診断がくだり，本日登録抹消になった。代わりに登録されるのは，山本芳彦と，あのヒューバーだという（なお，スタルツも登録抹消になるとのことであるが，これは次の登板予定日まで間隔が空くための措置だろう。もちろん，ヨシヒコのテストという意味もあるだろうが）。はっきり言って，まさかヒューバー何ぞ似今さら期待をかけなければならない日が来るとは，思ってもみなかった。言っちゃなんだが，支配下選手登録期限までに新外国人の野手と投手を補強して，彼には途中でお引き取り願いたいと思っていたくらいである。何と言っても，ファームに落ちてさぞかし打っているかと思いきや，一昨日までの成績が打率.217でホームラン3本。ろくにヒットも打てず，まさに「運良くバットに当たればホームラン」という状況なのである。要するに，何かが変わってるとは思えない，およそ全く期待できない状況であるというのが，厳然たる事実である。それでも，運良くバットに当たったときに問答無用でスタンドにたたき込める力を持った唯一の選手であることには違いないのだ。こうなったら，当たるも八卦当たらぬも八卦で，その「万馬券ホームラン」を期待するしかないのである。幸か不幸か，明日からのライオンズ戦は今の規格としてはあまり広いとは言えない西武ドームだから，うまくいけば何かの間違いが起こるかもしれぬ。ところで，そうなると当面の問題は誰が４番を打つかだが，こうなればもう廣瀬しかあるまい。栗原ほどホームランは期待できないが，何しろ高打率を誇っている。消去法で言っても前向きに考えても彼以外に適任は考えられない。嶋はやや打率の面で劣るし，前田智徳はコンディションがどうかという論点があるし，そもそもリーグ戦になったらどうするという問題がある（ただし，少しずつではあるが外野守備練習も開始しているらしい）。フィオやましてやヒューバーなどと言うのは，冗談の域を出ない。いずれにせよ，非常に苦しい打線を余儀なくされることは言うまでもない。まさに首脳陣の手腕が問われるべきところだと思うが，采配なき今の監督にそれができるかどうか。本来なら「切り札」なんだから松田元に掛け合って大型補強を直談判してくれてもよさそうなものだが，どうやら「切り札」というのは松田元に忠実なポチ公という趣旨のようなので，期待はできまい。攻撃陣も大変だが，投手陣はもっと大変だ。ついに昨日横山まで離脱してしまった。これでクローザーが３人続けて壊れるという前代未聞の状況になっている。いったいどういうコンディション作りをさせたのか，どういう起用法の前提にどういう準備を毎日させてたのか，大野豊の責任は重大だ。本来なら進退伺いものである。しかも，そう言う状況であるにもかかわらず，昨日のまさに継投必至となるべき試合に，ほとんど場当たり的に投手を繰り出すというもっとも避けるべき戦力の逐次投入という姿をさらしていたのだから，なおさらだ。特に建さんの起用のされ方はまさにめちゃくちゃで，そのツケは月曜日のオリックス戦や昨日の試合の大量失点となって現れているのである。問題はことリリーフだけではない。だいたい先発陣の頭数も揃っていない。交流戦はそれでもよかったが，リーグ戦再開となるとそうはいくまい。いずれ齊藤が登録になるものと思われるが，さらにアルバラードやソリアーノをだましだまし使わざるを得ないのが現状である。これでは，戦えまい。冗談抜きで今村の早期デビューもあり得るのではないか。現に，大野豊はそれをほのめかすようなコメントをしたらしい。本当に，投打ともこのままでは，全員壊れてしまいかねない。定見なき指揮官の行き当たりばったりな采配の元，選手は本当によく頑張っていると思う。しかし，本当にこのままだと何もかもが崩れ去ってしまいかねない。それだけ，首脳陣，特に野村謙二郎と大野豊の責任はあまりにも重大だろう。本来なら，進退をもって責任を負わねばならぬはずだ。それに相当する成績を，現状十分残しているではないか。もうこれ以上，選手が必死になって頑張っているのを采配で全部だめにするような野球は，見ていられないのだ。とにかく，まずは交流戦締めのライオンズ戦。采配が期待できない分，昨日の試合のように選手の力を結集してなんとか勝ってほしい。３つめのカード勝ち越しがほしい。交流戦最後の所沢でも撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）旧・広島市民球場の解体に反対する動きが，始まりました。「（旧）広島市民球場フォーラム」ひとりでも多くの方の賛同を得られれば，幸いです。よろしくお願いします。

  2010/06/11

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  今日こそ止めた　千葉マリン不敗神話

  とにかく，長かった。１回表からほじくり返していけば，言いたいことは，山ほどある。ついに横山まで壊してしまった投手陣を預かるヘッドコーチの不始末。にもかかわらず，継投必至の今日の試合にあるべき継投の形すら見失い，迷走を重ねた首脳陣。本当に，ベンチの采配は，今日もダメダメだった。しかし，選手が今日も気持ちを切らさずに踏ん張った。８回裏に２点リードを逆に２点ビハインドにされた直後の９回表。東出梵が繋いだあとの，打撃の神・前田智徳の同点タイムリー２塁打。そして２イニングマリンガン打線を封じ込めたベイル。１１回裏に登板し，必死に粘り抜いた大島。そして延長１２回。嶋が，迎が，廣瀬が，赤松が繋ぎ，そしてこれまで絶不調だった天谷が３安打目となる勝ち越しタイムリー。その直後に初球を叩いた石井琢朗の大３塁打。さらに石原にスクイズをさせてまでもぎ取りにいった５点目。ようやく，これぞプロフェッショナルというプレイの連鎖を見せてくれた。とにかく，ベンチはともかく選手はよく頑張った。そういうことにしておこう。とにかく，まだまだ解決しなければならない論点は山ほどある。いったいリリーバーをどう再編成するのか，継投の詰め方をどうするのか。今日は終盤よく頑張ったが，今の必ずしも好調とは言えない打線でどうやって点を取りに行くのか。しかし，今日は勝って連敗を止めた。そしてマリーンズの千葉マリンスタジアム不敗神話を，我がカープがついに止めた。今日はこれでよいのである。まあ，反省は，追い追いやっていこう。明日になったら忘れているかもしれないが。しかし，よく勝った。こういう試合もできるんだ。だったら，残り少ない交流戦，そしてその後のリーグ戦，もっともっと頑張ってもらわねばならない。４位とはいえ，まだまだ上との差は開いているのだから。勝つしかない。勝っていくしかない。今日は疲れたのでショートヴァージョン。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記その１）旧・広島市民球場の解体に反対する動きが，始まりました。「（旧）広島市民球場フォーラム」ひとりでも多くの方の賛同を得られれば，幸いです。よろしくお願いします。（後記その２）本日，弊ブログのアクセス数が２００万アクセスを突破した。これもひとえに，このようなひね者の書き散らしたブログをご愛顧いただいている皆様のおかげである。厚く御礼申し上げるとともに，今後もご愛顧を賜りますよう，よろしくお願い申し上げたい。あ，もちろん，招かれざる客もたくさんいるのは分かってるけどね。

  2010/06/10

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  野村謙二郎，お願いだから辞表出してくれ。

  もう，試合内容を振り返るのも虚しい。前田健太の好投は素晴らしかった。今シーズン１番と言ってもよかった。ただ，９回裏２死から，打たれてしまった。しかし，ここまでの彼の献身的な投球を思うに，どうしてそれが責められるだろうか。もう今日の敗戦の理由は，明白である。野村謙二郎が采配をすれば勝てない。いくら先発が成瀬だからと言って，なぜ現状打率が市外局番なみの迎や，明らかに攻守に精彩を欠いている小窪をスターターで起用しなければならぬ。前田智徳が指名打者でなかったのも解せないが，これはまあコンディション上の問題があったんだろうと善解するほかない。しかし，どう考えても点が取れそうもないオーダーを並べたものだ。本当に野村謙二郎はもう狂ってるとしか言いようがない。そして，その狂気が全開になったのが延長１２回表。廣瀬が二塁打，天谷がストレートのファーボールというおあつらえ向きの勝ち越しのチャンス。バッターは迎のところで代打フィオレンティーノ。なぜフィオを出して送りバントをさせるんじゃ，このバカたれが。これがまだ石井琢朗なら分かる。いや，石井琢朗であればバントと見せかけてヒッティングで最低限進塁打を打つくらいのことはできたはずだ。それを，何を好きこのんでフィオなんかに送りバントをさせねばならぬ。もはや狂気だ。監督としての当事者能力がないと言わざるを得ない。野村謙二郎。もう君の采配など見たくない。今日の試合はカープにとっては敗戦に等しい引き分けなんだ。それなのに勝ちに行くためのベストと思われる策が全く打てず，君の頭の中だけで完結している世界だけで野球をやっている。こんなんじゃ，見せられる方はたまったもんじゃない。速やかに辞表を出してくれ。あるいは，休養願でもいい。もう，野村謙二郎の野球は限界だ。彼のやってる野球では勝てない。これまでもさんざんバカ采配を繰り返してきたが，今日は，いや３連敗した試合もうひっくるめて，もう彼のバカ采配の集大成と言って過言ではないだろう。普通にやればいいことを不必要にこねくり回して，訳の分からん戦術を繰り返している姿は，もうカープの恥だ。彼が監督を務めていると言うこと自体，カープファンにとって恥ずかしいことだ。もう顔も見たくない。ましてやベンチに座って意志自走のように半開きの口でぼんやりとグラウンドを眺めている姿など，金輪際見たくない。もう，野村謙二郎体制は限界だ。いや，限界などという言葉はとっくに通り越している。それでもまだ「優勝を目指す」というのならば，野村謙二郎の更迭からはじめるべきだ。そして，彼を「切り札」と言ってまともな参謀も付けずに無責任に監督に仕立て上げたあの自称オーナー，これまた責任能力なき大馬鹿者である松田元の責任もまた重大である。「切り札」というのは松田元の忠実なる番犬という意味だったのか？もう我々カープファンは勝ちに飢えてるんだ。勝てない監督や勝たせる編成ができない無能経営者に用はないんだ。NO MORE KENJIRO! NO MORE HAJIME!もう野村体制は解体あるのみ。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）旧・広島市民球場の解体に反対する動きが，始まりました。「（旧）広島市民球場フォーラム」ひとりでも多くの方の賛同を得られれば，幸いです。よろしくお願いします。

  2010/06/09

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  GAME-OFF STADIUM by pridegreen

  天使：ちょっと，移動日のたびに出てこなきゃいけないの？これって手抜きじゃない？悪魔：今日は勘弁してやってくれ。管理人が気管支炎と頭痛を患って体調不良なんや。まともな文章を書ける状態じゃないらしい。天使：まあねえ，昨日の試合なんて酷かったもんねえ。そりゃ体調も悪くなるわねえ。悪魔：ひょっとして監督が辞表を出すとか休養願いを出すんじゃないかと期待してたんだが，それもなかったしなあ。天使：でも，明日からは大丈夫よ。なんせマエケンも大竹君もスタちゃんも休養十分で出てくるんだからね！悪魔：この４試合のうち３つを今頼れるエース格でいけるのは確かに大きいなあ。何せＤＨ制やから，純粋に球数で投手交代もできるし，戦術的に投手に代打を出さねばならん展開にならんからなあ。天使：後は５番に神様が出てくるし，攻撃にも厚みが出るわね。悪魔：絶好調の廣瀬を３番に使えるからなあ。それは言えるかもしれん。前回茶化したからかどうかは知らんが，なんか下位打線もそこそこ打ってるからなあ。天使：嶋さんが６番，ジェフリーが７番，石原さんが８番，そして９番が琢朗先生でしょ。これだったら，負けないわよ。悪魔：それでもこれから当たるチームと比べると見劣りするよなあ。それに，サウスポーが先発したらどうなる？天使：えーっと，あのおバカな監督さんのことだから，また迎君とか，小窪君が出てきて・・・うーん，そうなると期待値が下がるわねえ。嶋さんに代わって赤恵比寿様が出てくる分にはいいけど。悪魔：それに，どう組んでも一発長打の怖さがないよなあ。一番期待できるのは廣瀬か？それとも前田智徳か？天使：えーん，これも全部，ヒューバーが悪いのよーっ！そしてそれを連れてきた監督さんも悪いのよーっ！悪魔：そしてそんなもんで戦えると胸を張ったやつの責任は重大やなあ。野村謙二郎もやけど，やっぱり一番罪が重いのは松田元やろうなあ。やっぱりあいつだけは・・・（といいつつ閻魔帳を出す）天使：あーっ，それだけは気をつけたほうがいいわよ。なぜか彼を支持している人が多いんだからね。WEB上で悪口を言っている人がいないか見て回ってるんだから。悪魔：支持？信仰と違うんか。カルト宗教よりたちが悪いなあ。なんまんだぶ，なんまんだぶ・・・天使：分からないのよねえ。なんであんな人をみんな担いでいるのか，理解不能ね。悪魔：それがヒロシマ球界の闇の深さや。だからいつまでたってもチームが強くならん。だいたい，１２年も連続してBクラスでファンの暴動１つ起こらんチームというのはおかしくないか？天使：みんな優しいのよねえ。でもそれで丸く収まってるんだからいいんじゃないの？悪魔：みんな仲良くぼちぼちと，清く正しく美しく，そして弱くってか？天使：えーん，今日だけは口出しもフォローもできないわ，弱いカープが悪いのよ！チームをぼろぼろにした監督とヘッドコーチと，ついでにオーナーが悪いのよーっ・・・（以下同じことの繰り返しになるので省略）とにかく東征シリーズも撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）旧・広島市民球場の解体に反対する動きが，始まりました。「（旧）広島市民球場フォーラム」ひとりでも多くの方の賛同を得られれば，幸いです。よろしくお願いします。

  2010/06/08

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  何もいうべき言葉があるものか。

  今日の数少ない収穫は，アルバラードを金輪際一軍で使ってはいけないことが分かったこと，そして開幕戦からのでたらめ極まりない投手起用により投手陣，特に中継ぎ陣が壊滅の危機に瀕していることが誰の目で見ても分かるようになったことだろう。あとは，こんな腐りきったどうしようもない試合にでも，攻撃陣は戦う姿勢を見せ続けたことだろうか。もう，今日のような試合に何もいう言葉はない。というより，文章にするのがばかばかしい。昨年千葉でやられたときは完敗ペースの試合が何かの間違いでさらに崩れた試合だったから影響は少なかっただろうが，今日は違う。勝てそうな試合を，いやどう見ても勝たないといけない試合を，カープの投手陣の壊滅ぶりでぼろぼろにしてしまったのだ。野村謙二郎。就任時に見得を切ったことと今の野球は違いすぎるではないか。辞表を出してはどうか。いや，辞表を出すべきではないか。君たちのやったことは，前任者の否定と言うことにとらわれた挙げ句，カープというチームを根幹から崩壊させただけじゃないか。それなのに，監督やらヘッドコーチやらの椅子にしがみつかせてたまるものか。いや，最後に１つだけ重要なミッションがある。松田元と差し違えろ。松田元を道連れにしろ。松田元を引きずり下ろせ。それしか，もはや君たちの存在意義はない。現場をぼろぼろにして崩壊させた君たちにできる仕事は，カープという組織をむしばむ癌細胞を自爆テロによって除去することしかないはずだ。とにかく，恥を知れ。この一言しかない。もう野村謙二郎の口から一切の言い訳や愚痴など聞きたくない。聞きたいのは，辞任もしくは休養の宣言だけだ。誰が監督やるかって？誰がやったって一緒だ。いや，松田元さえ無力化すれば，その存在を消し去ることができれば，有為の人材はいくらでもカープに戻ってきてくれる。今は，それに期待するしかないのだ。とにかく今日のような試合は，現状のカープの体制のままではいずれこういう試合ばかり続きますよという野球の神様からの警告と言うべきだ。折しも広島は雨。しかも雷鳴がとどろいている。天帝の怒りというべきだろうか。ばかばかしくて，もう今日はこれ以上のことはかけない。腐っている。本当に腐っている。ついでだから，今日のRCCのリリーフジョッキーを務めた石橋真にイエローカードを出しておく。今日の試合のどこが「壮絶な打ち合い」だ。一方的に叩きのめされているだけじゃないか。目先をそらして論点をすり替えるんじゃない。それでも明日から遠征先でも撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）旧・広島市民球場の解体に反対する動きが，始まりました。「（旧）広島市民球場フォーラム」ひとりでも多くの方の賛同を得られれば，幸いです。よろしくお願いします。

  2010/06/07

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  弱い。本当に弱い。とにかく弱い。

  初先発のソリアーノは，今後に期待が持てる内容だったのではないかと思う。確かに２点取られたが，その責任は９５パーセントくらい東出のまずい守備にある。それがなければ無失点で切り抜けたかもしれない。確かに四球を連発したが，中には球審の東とフィーリングが合わなかった結果によるものもあると思う（事実，今日の東のストライクゾーンは一定していなかった）。むしろ，それでも大崩れしなかったことを今日は評価すべきだろうと思う。次回の登板も，楽しみにしてよいと思う。で，ソリアーノに代打が出された４回裏の攻撃だが，まさにあれこそ今のカープというチームが組織として迷走している証拠であると言っていいのではないか。確かに下位打線から作ったチャンスでどうしても同点にしたかったという点はあるにしても，その次に出るピッチャーがソリアーノ以上のものを出すという可能性は現状では低いのである。はっきり言って，勝負をかけるなら石原に代打を出すべきだったと思うし，そうでなければ，石原にスクイズをさせてでも点を取りに行くべきだったと思うのだが。結果として，木佐貫に全く合っていなかった石原がそのまま打って打球が前に飛ぶどころか空振りの三振では，話にならない。まあ，野村謙二郎はそれほど石原を評価しているのかと，冷ややかな目で見るしかないのだろうか。しかし，そんなことも勝敗の帰趨には影響しなかったのではないかというくらい，オリックスとカープとの力の差があまりにも大きすぎた。とにかく，ピッチャーの投げる球，バッターのスイング，そしてそこから放たれた打球，何もかもオリックスのほうが上回っていたのである。要するに，今のカープはやっぱり投打とも弱すぎる。ということを，あまりにも残酷な形で確認させられたというべきなのである。だから，誰が今日は機能していなかったとか個別のプレイがどうだったかなどということは，全く語る気がしないのである。ただひたすら今のカープは弱い。その言葉ですべてが終わっているのである。だから，今日は長々と論じるには能わないだろう。その解決策は補強しかないのだ。しかも，このチームはそれに目をつぶったまま戦おうとしているのである。これでは，話にならない。今日野村謙二郎は，今季初めて試合後のインタビューを拒否したらしい。見ての通りで何も言うことはないということなのかもしれないが，こういう試合にこそ絞り出すようにしてでも言葉を紡ぐのがプロフェッショナルの監督としての仕事ではないのかといいたくなる。まあ，意地の悪い言い方をすれば，これが私の作り上げたチームの悲しい惨状です。前任者よりその実力を退化させてしまいました。それがこの結果です。どうぞよく御覧ください。でも自分のせいじゃありません。ということかと，妙な納得をしてしまうのであるが。まあ，もう今日は腹立たしい限りである。明日は大竹が先発するんだろうが，これでは大竹がいきなり完封ペースのピッチングをしない限り容易には勝てまい。今の赤ヘル赤貧打線にオリックスの，いやパシフィックのピッチャーを打てということ自体が無理な注文なのかもしれない。また，見るのも辛い，聞くのも悲しい試合になるんだろうか。それでも明日から遠征先でも撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）旧・広島市民球場の解体に反対する動きが，始まりました。「（旧）広島市民球場フォーラム」ひとりでも多くの方の賛同を得られれば，幸いです。よろしくお願いします。

  2010/06/06

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  ただ淡々と，惨憺たる惨敗

  ３回ころまでは，何となく青木高広も粘って投げていたので，ひょっとしたら一泡吹かせられるかと思ったが，やはり甘かった。最終的には攻守，特に攻撃陣の力の差を見せつけられての惨敗となってしまった。はなはだ残念ではある。それにしても青木高広。今日もまた打者二巡目に崩壊してしまった。ここまで同じことが続くと，これはもう何か根本的な修正が必要な要素があるといわざるを得まい。昨日の大隣ではないが，しばらく中継ぎで１，２イニングスを集中して投げさせるという起用法にせざるを得ないのではないか。まさか今からミニキャンプを張ってまた一からフォームをいじることになると，今シーズン中に論点は解決しない恐れが出てくる。とにかく，何が彼にとってベターなのかということを模索していくことで解決策を見いだしていくしかあるまい。あくまで素人目線での一ファンの見解だが，あのプチトルネード投法はやはり体への負荷が大きいのではないかと思う。トルネードの元祖の野茂英雄氏は筋肉の筋繊維の太さが人並み外れて太いというフィジカル面の強さがあったからこそあのフォームで投げ続けられることができたのだ。それと同じことを青木高広に求めるのは，やはり酷ではないかと思う。とすれば，短いイニング限定で使うか，それこそフォームを再修正するか，どちらかしかあるまい。後はまあ岸本である。昨日の今日でこんなピッチングしかできないかねえと嘆きたくもなるが，彼は良くも悪くも一芸職人なのかもしれぬ。いわばプチ永川勝浩といったらいいか。そうすると，火が付いた中に放り込むよりは，火の粉が立たないうちにショートイニングをばっさり切って捨てる方が向いてるような気がするのだが，どうだろう。メンタル面があまり強くなさそうだからかなり取り扱いの難しい投手なのかなというのが今日の感想である。攻撃面は，正直言って，まあこんなもんでしょうとしか言えない。あえて言えば青木高広のバント失敗併殺打が高く付いたのだろうが，もうそれ以前に，ホークスとカープとの打力の差はもう歴然としているのだ。８点リードしたということで途中からごっそり若手に切り替えてきたのだが，残念ながらホークスのレギュラー未満の選手とカープのレギュラーとを比較してもカープのレギュラーのほうが見劣りする。しかも，川崎本田オーティズがあれだけ打ってなお多村松中と揃っているにもかかわらず，このチームはペタジーニを補強したのである。それに比べるとカープは，このような苦しい現状にもかかわらず補強１つしないのである。あまりにも現状の認識が組織としてお粗末であるといわざるを得ない。はっきり言うなら，栗原がまた調子が急降下してとても打てそうにないなどという事実は，現状のカープの論点ではないのだ。苦心惨憺してあれだけ力強さの感じられないオーダーしか組めないことのほうが重大なのだ。まあ，あの下位打線を見たら，少なくともエース格の投手であれば安全牌が４枚揃ってるとしか見えないだろう。それこそ，現状のカープが厳しい立場に置かれている象徴と見るべきなのである。もはや，誰の調子がいいとか誰が打てなかったから負けたということを論じても始まらない。それで調子が上がるのなら，カープは明日からでも廣瀬を４番に据えるべきだろう。現状最強の打者なのであるから。そして，早急に前田智徳に一塁の守備の準備をさせることである。しかし，そのくらいで今のカープの日弱な攻撃が何とかなるとは，とても思えない。前田健太とスタルツがいたおかげで，ホークス戦は勝ち越せずとも２勝２敗でとどめることができた。明日からはオリックス戦である。また打撃勝負になると負けである。しかも，今日のオーダーを見たら，ノムカン君は明日明後日と左で投げる投手をどんどん投入してくるだろう。そして，それがうまくいく確率は非常に高いというべきだろう。明日こそ，おそらくソリアーノの先発が予想されるところである。明後日は大竹。とにかく，先発投手が試合を作って，先に点を取って粘る展開にしないといけないだろう。そして，カープが１つでも上位に上がるためには，カード勝ち越し，すなわち連勝がどうしてもほしいところだ。・・・・・・厳しいことは分かっている。天上の星を竿竹で落としてくれとせがむのと同じようなものであることも。そして重戦車に竹槍で対抗するような戦いになるであろうことも。然れども明日からホームで撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）旧・広島市民球場の解体に反対する動きが，始まりました。「（旧）広島市民球場フォーラム」ひとりでも多くの方の賛同を得られれば，幸いです。よろしくお願いします。

  2010/06/05

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  終わってみれば，スタルツ自作自演劇場

  思えば１回表，それまで１５イニングス連続無失点だったはずのスタルツがいきなり川崎に先頭打者ホームランを許したことが，今日のドタバタ劇の序曲だった。それどころかツーアウトからランナーをためてあろうことか今季初出場の江川にタイムリーを許した，しかし２塁走者の生還は許さなかったことが，この試合をかえってややこしくしたのだろう。その裏，嶋のヒットで広げたチャンスを目下絶不調の栗原がなんとか犠牲フライ。これで，流れを引き戻した。そして４回裏。ツーアウト１塁になってまたダメかと思われたところで，フィオレンティーノの２塁打をきっかけとして石井琢朗の逆転タイムリー，そして，スタルツ自身の２点タイムリー２塁打。これで，一気に流れをたぐり寄せたのである。思えば，どう考えても打てそうな姿が想像できなかった下位打線が紡ぎ出したチャンス。こういう形ができると，やはり点になる可能性が高くなる。逆に言えばそれができなかったからこそ得点力不足に苦しんだとも言えるのであるが。しかし，その直後にスタルツ自身がその流れを相手に手渡しかねないことをやらかしてしまうのである。２死２塁，しかもパシフィック本塁打王のオーティズを抑えた直後の多村への初球。あっけなく放り込まれてしまった。これでスタルツで取った得点をはき出してしまったのである。この時点で，もうダメだと思った。スタルツはずいぶん球数を投げていたし，はっきり言って継投勝負になれば，采配が問われる局面になればカープは劣ることは自明であるから。ところが，ここでスタルツが粘ってしまうのである。６回を抑え，７回２死無走者でオーティズを歩かせるまで，しぶとく粘り抜いた。その思いは，後に続く投手に強い気持ちとなって受け継がれた，といえるかどうかは分からないが，とにかく抑えた。だからこそ勝てた。まあある意味，とんだスタルツの自作自演劇場に一喜一憂させられたものである。しかし，その継投がまたいかにも野村謙二郎らしいと言うか，裏目に出たらそれ見たことがと集中砲火を浴びるようなことをやってしまうのである。何と言っても多村相手に出したのが岸本。先日の札幌の悪夢がまだ記憶に新しいところだったが，初球いきなり顔の高さに投げたのが効いたか，アウトコースのストレートで打ち取った。そして８回はベイル，かと思いきやここのところ不振が続いていた建さん。しかし，松中から始まる中軸打線を３人で打ち取るのである。そして９回は横山が抑えきり，何と野村謙二郎が見事に継投を成功させてしまったのである。毎日こうだと，カープファンは安心なのだが。まあ，本当によく勝ったと思う。ここ一番でタイムリーを打った石井琢朗も素晴らしかったが，結果的にはなんかスタルツがこの試合をコントロールしているかのようだったのである。もちろん，どうせなら投打とも結果を出してのワンマンショウをやってくれればよかったものを，ホークスの助演を仰ぐからおかしなことになってしまった。しかし，今日勝つと負けるとでは大違い，しかもスタルツで負けるとなるとカープのダメージは大きいので，何でもいいから勝ってよかった。今は正直にそう思う。とはいえ，本来ならもっと楽に勝てただろうという気もする。５回裏。陽のコントロールがばらばらになっているのに付け込んで連続四球，と思いきや梵が謎の三盗を試みて失敗。梵の判断かベンチのサインかは知らないが，１つ間違えば相手に流れを渡すプレイだった（意図は分かる。走者を３塁において栗原なら犠牲フライが期待できる。逆に無死１・２塁だとゲッツーの危険性が高いし，現にそれで終わってしまったから）。そして８回。ワンアウト１・３塁でなぜか石井琢朗のところで代打前田智徳の起用。意味不明である。今日タイムリーを打って守備でもよく当たっていた石井琢朗に代える理由が見あたらず，どうせならなぜ次の石原のところで起用しなかったのかと思う。もちろん，そうしたからと言って点が入った保証はないのだが，どうも見ていてすっきりしない。はっきり言えば，今のカープベンチは石井琢朗よりも石原慶幸のほうを高く評価しているからというべきなのだろうか。その当否はあえて問わない。何はともあれ最後は石井琢朗のお立ち台での一言一言に酔い，はっぴぃえんどを迎えることができた。さあ，明日である。ソリアーノの先発が有力視されているが，そうだとしたら今日以上に攻撃陣は頑張らなくてはいけない。とくに，４番目のバッター。何をやっても当たらない「栗原の季節」到来かい？素人が見ても打席の中でへっぴり腰のようにしか見えなかったなあ。とにかく，代わりはいないんだから何とかしてもらわないと。明日も明後日も明明後日も試合は続くんだから。せめてホームゲームのうちに修正して勢いに乗ってもらわないと，ねえ。明日からもまたホームで撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）旧・広島市民球場の解体に反対する動きが，始まりました。「（旧）広島市民球場フォーラム」ひとりでも多くの方の賛同を得られれば，幸いです。よろしくお願いします。

  2010/06/04

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  GAME-OFF STADIUM by pridegreen

  （帰ってきたぞMAZDA ZOOM-ZOOM STADIUM HIROSHIMA）天使：ねえ，もう今年は札幌に行けないの？薄野をまだ，満喫しきってないんだけど・・・悪魔：そうやな。カープとファイターズが頑張って３位以内に入ってクライマックスシリーズを勝ち抜けばあり得るぞ。天使：えーっ，それって，無理だってことじゃない！悪魔：あんたが言うてやるな。まあ，米子といわき，ひたちなかで辛抱するんやな。天使：それより，あたしたち，なんやかんやいってまた引っ張り出されてない？しかも気がついたらタイトルまで変わってるし・・・悪魔：うーん，管理人の気力が切れかけているらしい。どうも今日は仕事で気に入らんことがあったらしいからな。それでわしらがリリーフジョッキー，ちゅうわけや。天使：じゃあ，今後も試合のない日には引っ張り出されるの？悪魔：一部では好評らしい。管理人も「近所のコンビニのお姉ちゃんに評判がよかった」言うてるぞ。天使：ちょっと！マギー司郎じゃないんだから。悪魔：だから，まあ時々はこうやって世間話でもしようと言うことになった訳や。天使：なるほどねえ。特に昨日は残念だったしねえ。勝ってれば気持ちの入り方が違ったんじゃないかしら。悪魔：そうやなあ。今のカープはこんなにダメなんですというところをことごとくさらけ出したからなあ。あんな展開の試合，勝てなきゃ嘘やぞ。本当に今の監督と来たら・・・天使：何なの？一番打ってくれそうな廣瀬君にことごとく送りバントなんて。しかもランナーが赤松君でよ。なんだってできるじゃない。やっぱり野村謙二郎監督って本当におば・・・・・・むぐぐぐぐ。悪魔：（口をふさいで）だから，あんたが言うてやるなと言うてるやろ。ほんまに狂信的主流派カープファンに家に火ぃつけられるで。天使：だって・・・ベンチでの立ち姿がこの前道ばたで見たお地蔵さんにそっくりなんだもん。悪魔：お地蔵さんに怒られるぞ。俺はあんな半開きの口で焦点の合わん目線でぼんやり見つめてないいうて。なんまんだぶ，なんまんだぶ・・・天使：ひどーい。そこまで言ってないじゃない！それに，あれだけ廣瀬君にバントさせたと言うことはジェフリーや石原さんにものすごく期待してるってことでしょ？その感覚がねえ。もう一つ分からないのよねえ。悪魔：そりゃそうや。みんな首かしげてるんやから。あそこまで言ったら期待と言うより信仰の世界やな。天使：それでも，ホームに帰ったら少しは変わるよねえ。一応ファイターズ戦はカード勝ち越しを取ったんだし，いい勢いで４つとも行くのよ！悪魔：うーん，初戦のスタルツと，４つめの大竹はまあよしとして，その間ふたつをどうするんや。天使：ここでソリアーノ君が快刀乱麻を見せるんじゃない！きっとまたドミニカンパワーが球界を驚かせるのよ！悪魔：期待の域を出ん話やなあ。まあピッチャーは徐々によくなってるけど，点取らんことには野球は勝てんぞ。どうするんや。指名打者は使えんぞ。誰が５番を打つんや？天使：うーん。廣瀬君が５番に上がるとして，小窪君，ジェフリー，石原さん・・・なんか，点を取る姿が，思い浮かばないわねえ・・・悪魔：はっきり言って下位打線が弱すぎるわ。ジェフリーの代わりに赤松が入って，小窪の代わりに琢朗先生が入ったところで，大して変わらんしなあ・・・天使：せっかく東出さんにあたりが戻って，少しずつだけで天谷君も打ち出したんだけどなあ・・・なかなか点に結びつかないわねえ。悪魔：そうそう，自称「打点を稼ぐ４番打者」はどうしたんや。このところきっちりチャンスを潰す側に回ってるぞ。打棒上昇モードはもう終わりか？悪い意味での「栗原の季節」到来か？天使：・・・・・・・・・打てない。確かに。悲しいくらい打てない。どうしたらいいの？いったい。悪魔：やはり誰かが生け贄になって，進退で責任を取らなきゃいかんのじゃないか・・・天使：あー，またそーゆーことばっかり。鳩ぽっぽさんとガマガエルさんに引導を渡したのもあなたね？悪魔：残念でした。政治の世界は管轄外や。それにしてもこの時期で借金１０なんて本当にどうしようもなく弱かったとき以来なんやろ？普通は，誰かが進退を問われるぞ。天使：そうなると，やっぱり・・・・・・次の監督は森脇さんがいいな！悪魔：俺は言うてないからな！それに，まだ森脇氏は一応ホークスの禄を食んでおられるんや。天使：（止まらない）そうなるとやっぱり内部昇格かしらね。となると，やっぱり隆造さんあたり？うーん，今ひとつぴんと来ないわねえ。悪魔：（あきれながら）まあ行くところ担当するところ壊してきた赤ヘル最強のクラッシャーやからなあ。天使：それに，どうも隆造さんって，石原さんと同じ感じがするのよねえ・・・悪魔：（天使を制して）みなまで言うな。それはみんな分かってる。だから一昨年マーティ解任騒動があって監督代行をやったときもかえってマーティ待望論すら現れたんやからな。天使：そう言えばこの前知り合いの貧乏神さんに会ったとき，怒られたのよねえ。「石原と一緒にするな」って・・・悪魔：俺は知らん！俺は言うてないからな！聞いてもないからな！（悪魔退散。天使の暴走が止まらないので本日はこれにて打ち止め）明日からホームで撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）旧・広島市民球場の解体に反対する動きが，始まりました。「（旧）広島市民球場フォーラム」ひとりでも多くの方の賛同を得られれば，幸いです。よろしくお願いします。

  2010/06/03

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  よく戦った。でも，勝てなかったかなあ…

  終盤攻撃で押し込んだだけに，どうしてもうあと一押しできなかったのか，その点が恨めしいと言えば恨めしい。しかも，前田健太を押し立てて臨んだのである。勝たなければならなかった。前田健太に白星が付くか付かないかは別としても，チームとしては勝たなければならなかった。そう言う意味では，非常に残念だ。しかし，今日はもう仕方がない。ファイターズの増井は非常に出来がよかった。少なくとも序盤のピッチングは前田健太をも凌駕していたと思う。それを何とか隙を突いて今日スターターを外れた打撃の神・前田智徳のタイムリーでマウンドから引きずり下ろし，その後相手投手の継投の隙を突いて同点までは追いついた。前田健太を押し立てて破れるという最悪の結果だけは回避した。その後は，まあ仕方がない。本当ならば延長に入る前に点を取らなければいけないし，勝てるチームはそれができるのだが，まあそれが現状の赤ヘル打線の弱さであり，泣き所であるというべきなのだろう。しかし，今日は前田健太の後の継投が実にうまくはまった。といっても横山は既定路線だから当然としても，今日の殊勲甲はベイルである。２回と３分の１。実に延長３イニングスをまたいで投げ続け，ファイターズ打線に反撃の糸口すら許さなかった。非常に素晴らしい，というより正直言って驚いた。まだベイルにそんな神通力が残っていたとは。ベイルがこういう投球をしてくれれば，そしてある程度のイニング数も任せられるとなれば，現状の弱体化したリリーバーの柱となり得るのである。今日の戦果は，何とか粘って追いついたことと，ベイルの力投にあると言っていいだろう。まだまだ永川勝浩に不安が残るだけに，横山と組んでダブルクローザーのような役割がもしできるとなると，まんざら捨てたもんじゃありませんぜとも思いたくなるのである。攻撃は，まあ残念でしたというところだろうか。追いついたのは確かによかったのだが，序盤にもっと増井を組織として攻略する糸口を見つけ出すことはできなかったのか，本当に終盤あと一押しのところでやはり一本が出ないのかと思うと，やはり現状の赤ヘル打線の本質的な弱さというものを感じざるを得ないのである。まあ今日は，チャンスに回ってきた栗原と石原がことごとく潰していたような気がするが。特に栗原。得点圏打率の高さを誇っていたものの，交流戦折り返しに入ってそれがめっきり影を潜めているのが心配だ。確か朝日新聞スポーツ面の交流戦の特集記事だったと思うが，その記事の中で栗原が「普段対戦しないピッチャーだけにどうしても球を見たくなってしまう」と言っていたのが気にかかる。３年前，交流戦で歴史的大惨敗を喫したときの総括としての懺悔と，全く同じことを言っているから。今日も何となく精彩を欠いていたというか，素人目にも消極的だったような気がする。とはいえ，やせても枯れても赤ヘル軍団の４番打者なんだから，この期に及んで弱音を吐かれても困るのである。とにかく，少なくともチャンスで一本打ってくれと，念を送るしかない。とにかく，絶対に勝ちたかった試合で，しかも勝つチャンスはいくらでもあった試合だけに，その点では残念だ。しかし，昨日といい今日といい，選手は試合が終わるまで心折らさずによく頑張ってくれていると思う。あの仙台での采配が機能不全に陥っての惨敗を引きずることなく戦い，今年の交流戦で初めてカード勝ち越しを取ることができた。そのことを，まずはよしとしよう。この戦いを次に繋げてくれればいい。まあ，それでも，やっぱり悔しい。勝てなかったけどよかったなどといいたくはない。この借りは，交流戦残り８試合で存分に返していただきたい。とにかく連勝がほしい。カード勝ち越しがほしい。それができないと，順位が上に上がらないから。今度はホームで撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）旧・広島市民球場の解体に反対する動きが，始まりました。「（旧）広島市民球場フォーラム」ひとりでも多くの方の賛同を得られれば，幸いです。よろしくお願いします。

  2010/06/02

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  終わりよければすべてよし。勝てばいいんだ。

  今日の広島市内は，17:30ころから俄にかき曇り，やがて雷を伴ったゲリラ豪雨に見舞われた。その時間帯バスに乗っていた私は，傘も何も持っていなかったので妻に車でバス停近くまで迎えに来てもらったのだが，それでもバスを降りてから軒下を借りるまでの間，思いっきりずぶ濡れになった。今日の試合の立ち上がりも，まさにそうだった。カープはチャンスで栗原前田が打てず，一方大竹はピンチで４番のモナ岡君は抑えたものの，小谷野高橋に連打を喰らって０－３。もう今日の試合は諦めてしまった。もう音声すら聞く気もなかった。大竹の立ち上がりはやっぱりダメか，しかも初登板だしと，今日の敗戦稿を風呂場で着々と練っていたものである。分からないものだ。風呂を上がったら同点になっていた。そして大竹も持ち直した。ズタボロにされる惨敗になるはずの試合が，息詰まる投手戦になった。こうなった時点で，やはり流れはファイターズからカープに来たというべきなんだろうか。そして，勝ち越し点を取った。一番当てにならなさそうなフィオレンティーノが打った。このまま勝っていれば大竹にも復帰初星となってめでたしめでたしになったはずだが，そうならないのが今のカープの困ったところである。８回裏のリリーバーのチョイスが岸本。そこで悪い予感がして，それでも小谷野高橋を抑えてまんざらではないと思った瞬間，岸本がやらかしてしまうのである。確か先発登板したときも打ち込まれた原因になったど真ん中のスライダー。よりによって安全パイの陽にスタンドに運ばれる。これでやっぱりダメかと思った。が，試合の流れは変わっていなかった。今日攻守に絶不調で何で出てきたんかと怒りしか湧かなかった小窪がヒットを打ち，東出がバント失敗，と思いきやランナーが入れ替わる形になって盗塁成功。こんなところまで，今日は流れをつかんでいたのである。そして梵。センターオーバーの大二塁打。これでもう二度と勢いは渡さないと，確信をした。（最後多少揺らいだのは内緒）。終わってみたら，実は赫々たる大戦果になったのである。出来がよくなかったとは言え，すでに６勝しているケッペルを打ち崩し，8回9回の勝ち越し点を打った相手は武田久と宮西。ファイターズの堂々たるセットアッパーである。いわば，相手の勝ちパターン継投に逆ねじ喰らわせて勝ったのであって，きっとこれは今後の勢いを付けるに十分だろうという予感がする。しかも，明日は絶対神たる前田健太である。今年の交流戦初のカード連勝も，十分視野に入ってきた。いや，意地でも明日は勝たねばならぬ。正直なところ，楽天に連敗して，しかも所詮は明白な継投ミス，２戦目も明らかな采配の機能不全で負けたという，選手のモラールが地に落ちるには十分すぎる悪い内容だったのである。しかし，決して格好良くはなかったが，選手は心を折らさずによく戦ったと思う。石原など，２戦目の試合の戦犯と中国新聞にまで名指しされていたところであるが，今日はバットでいい仕事をした（終盤のインサイドワークは，ちょっとねえ。RCC送り実況の解説の新谷博氏も指摘されていたが。）。とにかく，こういう姿を見ると，まだまだ大丈夫かもしれないなどと，思ってしまうのある。相変わらず，采配勝負という局面になると途端におかしくなるのが困りものなのだが。惜しむらくは，大竹寛にやはり白星を付けてやりたかったし，そのチャンスもあったのだが，まあこれで大竹も次回登板から心置きなく投げられることだろう。あとは，明日の肩の調子次第だろう。これで特段コンディションが落ちることがなければ，先発の一角を守ることはできそうだ。当面の間は１００球前後という球数を守ることが必要になるだろうけれども。その意味では，故障明け初登板と言うことに鑑みれば大竹を引っ張りすぎたのではないかとも思えるところだ。まあ，球数自体はそんなに投げていないので大丈夫だろうと思うのだが。とにかく，勝った。今のカープはこれでよいのである。内容は二の次だ。まず貪欲に勝利をもぎ取りに行くことこそ，今カープがもっともやらねばならないことであるから。今度こそ北の大地で撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記その１）旧・広島市民球場の解体に反対する動きが，始まりました。「（旧）広島市民球場フォーラム」ひとりでも多くの方の賛同を得られれば，幸いです。よろしくお願いします。（後記その２）最近，弊ブログにとりついては訳の分からない荒らし書き込みやコメントをいただいた方への意味不明の噛みつきを連発している，読解力もなく日本語もまともに使えないコミュニケイション不全の低脳兄ちゃんがいる。これまでは全部速やかに削除していたのだが，昨日いたずら心を起こして挑発してみたら，まんまと引っかかって，意味不明の文章を書き散らしてくれた。興味のある方は，ぜひ昨日の記事へアクセスいただき，思いっきりぶった切ってあげていただきたい。（なお，今日からはまた見つけ次第速やかに削除するから。いつまでもお遊びはやってられないからね。）

  2010/06/01

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  pridegreen的こころ2010番外編：店主謹白　本日休業

  天使：ちょっと！なんで用もないのに出てこなくちゃいけないのよ！せっかく札幌の夜を満喫しようと思ったのにぃ！悪魔：まあ勘弁してやれ。仙台での２試合の内容があまりにも酷すぎて，管理人ももう文章が書けなくなってしまったらしいんや。天使：まったく，余興の色物みたいな扱いをして・・・でも，確かに仙台での２試合の内容，どうしようもないくらい酷かったわねえ。野村さんや大野さんって本当におバカ？って思ったもん。悪魔：あのなあ，あんたくらいフォローしてやれよ。そうやないと狂信的マツダ信者が家に火ぃ付けに来るぞ。天使：だって，フォローのしようが・・・ああ，ソリアーノ君はよかったわねえ。これでローテーションの一角確定じゃないの！悪魔：まあな，広島版のデイリースポーツの１面は他に書くことなかったからソリアーノやったもんな（註：実話です）。プロの記者が現実逃避をして，しかも中国新聞の「球炎」で名指しで采配批判されたなような試合を見せつけられて，まあ明日からの明るい未来を，なんて書けんもんなあ。天使：しかしねえ，それでも何か書くことを見つけて一生懸命書いてるんじゃないの？他のブロガーさんは。悪魔：それになあ，もう一つ理由があるらしい。忌まわしい５月を忘れようと今日のうちにカープカレンダーをめくったら，６月に載ってた石原と目があったらしくてなあ。それで気が抜けたらしい。天使：それじゃ仕方ないわねえ。確かに石原君って知り合いの貧乏神さんにそっくりなのよねえ・・・って，言っていいのかしら？悪魔：知らんぞ！俺は言うてないからな！天使：まあそれにしても，明日は大竹君が復帰登板を飾って，明後日はマエケンだから，この２試合は期待していいんじゃないの？きっと景気のいい記事が書けるわよ。悪魔：それやったらええんやけどな。天使：大丈夫よ！・・・・・・確信はないけど。悪魔：そういえば，最近このブログを平日の昼間にご丁寧に荒らし回っているやつがおるやろ。わしらのところにまでけち付けて来やがって。天使：あーっ，文章もろくに書けない読解力ナシの助君でしょ！悪魔：ああ。ネット廃人か，コミュニケイション能力のない低脳君らしい。少なくとも言葉の使い方を知らんバカであることは間違いないようやなあ。今どき捨てハンドルネームで荒らすなんて，中学生でもやらんで。天使：本当に，ばっかじゃないの！そうよ，ああいうのを引っ張り込むのはあなたの仕事でしょ！なんとかしなさいよ。悪魔：あかんあかん。あんなの閻魔さんのところに連れて行ったら，「アホはいらんから帰れ！」言われて，こっちが怒られるわ。天使：また明日も来るのかしら？文章の中身も読まないで。悪魔：きっと来よるで。今回は削除せずにさらし者にしようかと考えとるらしいぞ。管理人は。天使：それでコメンテイターの常連さんに総攻撃をかけてもらおうかしら。悪魔：おいおい，あんたがそんなこと言うてどうする。まあ，管理人も思案中らしい。天使：それより，もう蟹は食べ飽きたから，今度はジンギスカンでも食べに行きましょうよ・・・（以下略。薄野の夜は更ける）さて，今日のBGMは，迷った挙げ句，　COMEDY NO.1 "AhonoSakata" by"NANIWA NO MOZART" TARO KIDA ということにいたしましょう。今度こそ北の大地で撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）旧・広島市民球場の解体に反対する動きが，始まります。「（旧）広島市民球場フォーラム」去る５月３０日には，「(旧)広島市民球場宣言　宣言式」が行われました。

  2010/05/31

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  野球の神は，時に残酷なことをする。

  何と言っても，勝てる試合を野村謙二郎と大野豊の乱心采配で落とした翌日である。あまりにも選手がかわいそうで，何とかして意地でも勝ってくれという言葉さえ憚られた。もう，全く見所のないサンドバッグ状態の惨敗でも仕方がないとさえ思っていたのである。しかし，けなげにも赤ヘル戦士は心を折らさずに戦った。その姿が，あまりにも不憫だった。涙が出てきそうになった。確かに青木高広はいいとは言えなかった。確かに４失点した。しかし，岸本が，そして大島が，ピンチを凌ぎきって楽天にそれ以上の点を許さず，ソリアーノは相手の中軸打者を堂々と抑え込んだのである。そして攻撃陣。本当によく１２本もヒットを打った。一時は同点に追いついた。しかし，結果２点しか取れなかった。理由は簡単である。４番と８番が箸にも棒にもかからない打撃を繰り返したから。１回に栗原にヒット１本出ていれば，絶対に流れをつかむことはできたはずだ。そして２回ノーアウト１・３塁で石原。確かに打球はとらえたかもしれないが田中将大にはたき落とされて併殺打である。これが，今日の試合の明暗を分けた。特に石原である。４度の打撃機会に，ことごとくチャンスで回って，併殺打２本で走者を進めもせず返せもせず，まさに最低だった。間違いなくチームの足を引っ張った。はっきり言って，なぜあれだけ打てなかった石原を代えなかったのか。せめて８回表くらい石原に代打を出すくらいの策は打てなかったのかと思うのだが，野球を知らない監督に策を打てということ自体間違っているのかもしれない。要するに，監督になってはいけない人が監督になっているんだと，ただ諦めるしかないのだろう。これで楽天に４連敗というあってはならない結果を残してしまったわけだが，はっきり言ってマーティがそんなに采配が向上していたわけでも，楽天の選手がそんなに優れていたわけでもない。あえて言えばこちらの監督がダメダメすぎるのである。確かにマーティ・ブラウンという人は，奇襲がデフォルトのようなところがあって，それに選手がついて行けなかったり，さらにいえば同胞とお気に入りの選手に甘いという欠点はあるのだが，それにしてもアメリカのマイナーリーグでの指導者経験は確固たるものがあるのであって，監督業のベースであるマネジメントの能力はしっかり持っていたということなんだろう。それに比べて，野村謙二郎。確かにアメリカに武者修行にいっていたようだが別に１年通して勤めたわけでなし，しょせん監督実務を知らない野球評論家上がりに過ぎないからなのかなあと，思わざるを得ないのである。とにもかくにも，負けは負けだ。しかし，繰り返すようだが昨日の今日で選手は本当によく頑張ったと思う。ただ，頑張れなかった選手がひとりでもふたりでもいるとそれが結果にならないという残酷さもまた映し出してしまったのである。今日のラストプレイが，ワンアウト１・３塁から，今日２安打打って奮闘した天谷の打球がライナーになり併殺になったというのを見ると，本当にやりきれない。ついに，借金は１０を超えて１１になってしまった。これまで危険水域で何とか踏みとどまっていたのだが，これで一気に決壊してしまう可能性が高いような気がする。そうなると，その下にいるチームが，間近に迫ってくる。そのチームは，二転三転してついに監督が腹を切らざるを得なくなったチームなのである。もう何度も引用した気がするので気が引けるのだが，かつて南海ホークス黄金時代の監督鶴岡一人氏は，チームがＢクラスに低迷したときに（当時の南海は1946年に鶴岡監督になってからほとんど１位か２位だったのである。だからＢクラスなどというのはあり得ないことだった。最近のファンのために脚注），「指揮官の悪い部隊は全滅する」との名言を残して，自ら休養した。これに発憤した南海の選手は蔭山監督代行のもとよく戦い，順位を２位まで押し上げて，再び鶴岡監督を迎え入れたのである。これが唯一監督が休養した後そのシーズン中に復帰した例である。話がそれた。今の野村謙二郎に，当時の鶴岡親分の心意気が理解できるだろうか。まあ無理かもしれぬ。今日だってきっとチャンスに打てなかった栗原と粘りきれなかった青木高広にすべての責任をなすりつけて文句たらたらかもしれぬ。彼に出処進退の潔さを求めることは，いや，その覚悟をもって監督の任に当たるということを求めることは，無い物ねだりなのだろうか。選手には辛い遠征になっているかもしれないが，明日は北海道に乗り込んで英気を養い，とにかく札幌で心切らさずに戦ってくれることを祈るのみだ。しかし，現状では悲しくて選手にそう祈ることすらも辛い。一将功成らずして万骨枯る，という道をまっしぐらに進んでいるように見えるのは，私だけだろうか。それでも明日から撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）旧・広島市民球場の解体に反対する動きが，始まります。「（旧）広島市民球場フォーラム」今日５月３０日には，「(旧)広島市民球場宣言　宣言式」が行われました。

  2010/05/30

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  野村謙二郎，大野豊，もう辞めてくれ。

  ８回表までは，本当に願ったり叶ったりの試合だったのである。スタルツが抑え，思い切って３番に起用した絶不調の天谷が先制ツーランホームラン。そしてその後も試合は膠着状態でどちらにも勢いが動かずという展開。スタルツの継投は当然として，あの場面でカープの打つべき手は，誰もが納得するような継投をすること，少なくとも流れを相手に起こさせない継投をすることであったはずではないか。しかし，ここで野村謙二郎と大野豊が選んだ手は，林だった。あり得ない。絶対にあり得ない。林には悪いがあり得ない。あるいは，ここまでの防御率0.00というのに目が眩んだのかもしれない。しかし，その内容を紐解けば，前の投手が出した走者を帰したり，ピンチにヒットを打たれたが外野手の好守備で本塁アウトになったりと，決してよくない。少なくとも勝ち試合に安心して送り出せるような内容じゃなかった。そして，この判断がべた凪だったこの試合に楽天有利な波風を立ててしまったのである。バカだ。本当にバカだ。素人なみだ。いや，素人のほうがもっとまともな采配をしたに違いない。監督のくせに，ヘッド兼投手コーチのくせに，勝ち方１つ知らないのである。こんな首脳陣にもう任せておけるか。かわいそうだ。選手がかわいそうだ。それでもカープの選手は９回裏ワンアウト満塁のピンチを一度は栗原の好守備と横山の開き直りで抑えきったのである。でも，延長戦までは，やはり持たなかった。それは１０回表の淡泊な攻撃にもう現れていたと言うべきだろう。確かに延長１０回の永川は出来が悪かったし，ワンアウト１塁から２者連続四球などという最悪なピッチングをしてしまったから，責任は軽くない，いや重大なのだが，それでも，せっかく一軍に呼ばれて，勝ち試合で出番があると意気込んでいたであろうところにそれを野村謙二郎と大野豊のせいで透かされてしまったのである。ある意味，彼らの信頼度では永川は林にも劣るということを示されてしまったのだ。こんな仕打ちを受けて，さあ延長戦なったから出ていって抑えろと言われたって，ちっともモチベイションが上がらないだろう。そういう意味では，あの二人ははっきり言って選手の心理が分かっていないというか，コンピューターゲームかカードゲームなみの選手起用しかできないと言うことを，もう如実に示してしまったのである。仮にである。８回９回を横山と永川で任せて，結果的にどちらかが打たれて追いつかれ，負けたとしても，チームに与えるダメージというのはそれほどないはずである。彼らが投げて負けたなら仕方がない，今度はもっと点を取って楽に投げさせてやろうというプラスのモチベイションにつながるに違いないのである。しかし，今日の敗戦がチームに与えらダメージというのは重大だろう。なんせどう見ても御乱心としか言えない采配でチームを転ばせてしまったのである。しかも，先のホームゲームで連敗を喫した，よりによってカープにとってぜったいに負けられない相手である楽天にまたしてもやられたのである。選手のモラールダウンは，非常に大きなものがあるに違いない。そして，ようやく復帰してきた永川勝浩にも，重い傷を残してしまった。これでリリーバー陣が火の車になるであろうことは，目に見えている。選手が頑張って勝ちの展開に持ち込んだものを，野村謙二郎と大野豊が「采配」を振るったことで狂わせて敗れてしまったのである。こんな監督，そしてこんなヘッドコーチ，もういらない。カープがそこにあるだけでいいカープファンにとってはどうか走らないが，カープの黄金時代をみてきたファンにとっては，みたいのはカープの勝利だけなのである。そのためには，誰が監督で誰がコーチであっても構わないし，経営者が誰であってもいっこうに構いはしない。その意味からすれば，今のカープはあらゆる意味で最低である。もう我慢の限界を超えつつある。たとえ主流派カープファンに何を言われようと，最近弊ブログに出没する狂信的マツダ原理主義者のネット廃人読解力ナシ夫君に何と言われようと知ったことではない。あえて今日は言わせていただく。野村謙二郎監督。大野豊ヘッドコーチ。進退で責任を取ってください。私は，カープを勝たせることができない人には，全く興味がない。今カープにほしいものは，真剣にカープの強化を考えられる経営者と，真剣にカープを勝たせることが考えられる監督はじめ首脳陣のみである。それでも明日から撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）旧・広島市民球場の解体に反対する動きが，始まります。「（旧）広島市民球場フォーラム」明日５月３０日には，「(旧)広島市民球場宣言　宣言式」が行われるようです。

  2010/05/29

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  pridegreen的こころ2010その３：dead? or alive?　RETURNS

  （明日から北伐シリーズ，仙台の陣。名物牛タン屋で気勢を上げる例の二人連れ）天使：交流戦に入ってここまで，よくやってるというべきなのかしら，カープは。悪魔：よくやっているもへったくれもあるかい。５勝７敗やぞ。ただでさえ多かった借金を２つも増やしてるんやぞ。天使：それでもダルビッシュとか岸とか成瀬とかを相手にして勝ってるのよ。悪魔：それはたまたまマエケンとスタルツの先発日に当たったからだけやないか。他の投手の時を見てみい。無惨に打たれてるやないか。天使：（笹かまをつまみながら）それでも，永川さんが帰ってくるのよ。そして大竹寛君も帰ってくるんだから。ソリアーノ君だって使えそうよ。今度こそ先発ローテーションが確立されるんじゃないかしら。悪魔：そのかわりリリーバーがさっぱりやないか。永川もいきなりクローザーで使われるいうのは，ちと酷やないかい？天使：大丈夫よ！ベイルと横山さんもいるんだから。悪魔：先発が６回まで持たんかったらどうするんや。梅津も建さんも調子落としてるし，林じゃ心許ないぞ。天使：持たせるの！何があっても。それで終盤の反撥力に期待するのよ。悪魔：反撥力なあ。今の赤貧打線でどうなるんや。ファームの三冠王にいきなり期待書けなきゃいかんような状況で。天使：今度はアウェイ戦が多いのよ。ということは，指名打者が使えるのよ。そう，神様が鎮座ましますのよ！悪魔：確かになあ。前田智徳がいるといないで，打線の破壊力が雲泥の差やもんなあ。天使：それまで不調だった東出さんも昨日猛打賞だったし，これで打線の繋がりはバッチリよ！悪魔：それにしても，下位打線が弱すぎやせんか。確かに６番で赤松が使えるのはええけど，あと誰をどう並べるんや？小窪も石原も当たってないぞ。天使：いるわよ。今度こそフィオレンティーノが本領を発揮するんだから！悪魔：（白松が最中を口直しに）ああ，あの得点圏だけの男か？速いストレートに手が出ない存在意義の薄い外国人バッターに期待して，何になる。まして明日明後日は岩隈に田中将大やぞ。天使：それを言っちゃダメ！（涙目）みんな分かってて黙ってるんだから・・・悪魔：あんたが言うてやるな。でも指名打者制の場合下位打線から上位打線への繋がりが大事になるからなあ。８番９番の仕事は大事やぞ。小窪と石原で大丈夫か？ここはひとつ石井琢朗大先生を９番サードで使ってみるとか，考えられへんかな。天使：だめよ！全国一千万人の小窪ファンが許さないわよ！これから小窪君の反撃が始まるのよ！石原さんだって，少しずつだけど調子を上げてきてるんだから。悪魔：なんか２試合に１回いい仕事をしますという程度にしか見えんけどなあ。それなら当てにならん外国人を外して天谷を９番というのはどうや？天使：そうねえ・・・それいいかもしれない！悪魔：やっぱりカープの外国人助っ人なんてそんなもんか。監督直々に取ってきたやつはファームでも出番ないもんなあ。普通の組織やったら責任問題やぞ。天使：大丈夫よ。いつか活躍するの！・・・たぶん。きっと。悪魔：やれやれ，希望的観測かいな。カープファンはそんなんでも許してくれるんか？天使：うーん，どこか間違ってるような気がするけど・・・みんなそれでいいって言うのよねえ・・・悪魔：それが諸悪の根源と違うんか。まあええ。打つ方はともかく，投手陣は今度こそほんまに大丈夫なんやろな。天使：大丈夫よ！この４試合はスタちゃんと青木君，大竹君とマエケンで決まりじゃない！青木君のところはソリちゃんでもいいわね。悪魔：不確定要素が多いなあ。頼れるのはマエケンだけやないか。スタルツの場合球数粘られたときが大変やぞ。誰がどうやって繋ぐんや。横山に回るまでに滅多打ちになりゃせんか。天使：そのときは・・・諦めるのよ！すぱっと。悪魔：やれやれ，それが「優勝を目指す」と監督が言ったチームの現状かい。それに，大竹にしろ永川にしろ，いきなり長いイニングや厳しい場面で投げさせて大丈夫か？いくらファームで調整してきたとはいえ。天使：それは・・・大野さんに聞いてえ・・・（赤いハンカチを口にくわえて泣き落としに入る）悪魔：うーん，やっぱりそれが心配の種なんやな。まあしゃあないなあ。行き当たりばったりの思いつき采配で責任は選手になすりつけて，挙げ句の果てには逆ギレ錯乱采配まで披露するもんなあ，困ったもんや。それにしても，なんでこんな組織でカープファンは文句言わんかなあ。わしには分からん・・・（以下独り言が続くが長くなるので省略）さて，今日のBGMは，明日への期待と希望を込めて，　Ludwig van Beethvoen Symphony No.9 in D minor,op.125 "Choral"といきましょう（ちなみに今日の私のお供はFRANS BRUGGEN指揮，ORCHESTRA OF THE 18TH CENTURY）。さあ杜の都にても撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）旧・広島市民球場の解体に反対する動きが，始まります。「（旧）広島市民球場フォーラム」来る５月３０日には，「(旧)広島市民球場宣言　宣言式」が行われるようです。

  2010/05/28

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  神の加護？否，神の力なり。

  とにかく，試合開始前は，前田健太孤立無援の図しか思い浮かばなかった。カープの今日のスターターを見て本当にこの監督は野球をなめとんかと憤り，これで成瀬が打てるのか，前田健太が点を取られるまでに点が取れるのか，本当に不安を通り越して絶望感すら感じたからである。しかし，それは，あまりにも前田健太に失礼だったのかもしれない。昨日はマーフィーの前に点が取れそうなきっかけすら掴めなかった赤ヘル赤貧打線が，２回裏に１安打で１点を取ったのである。そして６回裏は東出の盗塁と好走塁で３塁に走者を置いたがために廣瀬のピッチャー強襲のあたりで点が入ったのである。さらに，８回裏は石原が木村昇吾の送りバントで３塁まで進み，ここまで交流戦苦しんでいた東出の３安打目となるタイムリーを呼んだのである。まさに神がかり，いや神のお導きによる得点としか言いようがない。これまで，私はお約束のように前田健太を「神の子」と評してきたところである。しかし，今日のピッチングしかり，そしてそのピッチングのリズムから紡ぎ出される得点の入り方としかり，これはもう「神の子」などという域をもう超えてしまっていると言うべきだ。もはや前田健太は「絶対神」の領域に達したというべきだろう。もはや前田健太の前を遮るものは何もないといっていい。もしそれがあるとすれば，功を焦る野村謙二郎と大野豊の酷使だけである。今日も，正直球数は多かった。いや，マリーンズのバッターがしぶとくボールを見極めていたからなのであるが，８回のマウンドに立ったときは本当に大丈夫かと思った。しかも先頭の西岡を歩かせた。そして今江。２安打を許していた今江。これを見事に併殺打に切って落としてしまうのである。球数が増えても，全く揺らぐことがなかったその精神力。今日はただそれを称えるのみなのであるが，それにしても今後のことを考えると正直心配なところである。野村謙二郎のことだから前田健太に完投，そして完封をつけたがるのではないかと危惧していたが，裏の攻撃で代打を出してきたときは正直ほっとした。それでも１３０球を超えたのだから少ないとは言えないが，なんとか中５日で北海道で投げられる投げさせても大丈夫ではないかという気がする。その前田健太の力に導かれたからか，今日の横山は完璧だった。全く危なげない，堂々のクローザー仕事である。おそらく東北北海道シリーズ，弊ブログでの通称「北伐の戦い」から永川勝浩が戻ってくる気配なのであるが，これでどうやら後ろはなんとか２枚看板が揃ったといっていいのだろうか。いや，そうなってもらわねば困るのであるが。とにかく，もう今日は余計な言葉はいらないだろう。ただとにかく前田健太に最大級の賛辞を送るのみである。そして，攻撃陣もとても成瀬を打てそうになかったが，少ないヒットに相手のミスや隙のない走塁を絡めて，少ない点で粘りながらじわじわ加点したのである。とにかく，今のカープは先に点を取って粘るしかないのである。それができただけでもよかった。もちろん，それはすべて前田健太が身を挺してマリーンズを止めたからなのであるが。なんとか，最悪のカード連敗だけは避けられた。どう考えても現状のカープは継ぎ接ぎだらけの傷だらけなのであるが，楽天に連敗した以外はよくもまあなんとか１勝１敗で粘ったものである。明後日からは交流戦折り返し，まずは北閥の戦いから始まるのであるが，とにかくホームで痛い目に遭わされた楽天を今度は仙台でたたきつぶすことである。こんどは楽天も２枚看板が出てくるが，そんなことなど構っちゃおれまい。今日のように先に点を取ってしつこく食い下がるしかないのである。今のカープが勝ちたければ，それしかないのだから。今度は北の大地で撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）旧・広島市民球場の解体に反対する動きが，始まります。「（旧）広島市民球場フォーラム」来る５月３０日には，「(旧)広島市民球場宣言　宣言式」が行われるようです。

  2010/05/27

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  そしてすべては崩壊した

  やはり，正視に堪えない試合になってしまった。同じプロフェッショナルとして野球の興業をすること自体，もはや敗退行為としか言いようのない試合だった。もう完全に，何もかも，野球の質の違いを見せつけられて惨敗した。それがすべてである。とにかく，マリーンズのバッターとカープのバッターとを比べて，振りの鋭さも打球の質も違いすぎるのである。だからこそマリーンズのバッターはいとも簡単にスタンドに放り込み，カープのバッター，しかもサウスポーのマーフィー対策で並べたはずの右打者が，廣瀬を除いて見事なまでにバットがくるくる回り走者を置いては併殺打と，ぼろぼろにされてしまったのである。これでは野球にならない。まともに相手と組み合って戦えようもない。もうはっきり言って，誰のせいでこうなったかと言うことを詮索することが無意味であると言えるくらい，個の力も，そして組織の力も何もかも埋めがたい大きな差があったと言うべきなのである。要するに，弱いのである。弱すぎるのである。なんでこうなってしまったのか。確か昨年はマリーンズとのホームゲームでは対等に組み合って戦えたはずなのである。それが今年はもう完全な力負けである。やはり，何かを間違えたからと言わざるを得ない。補強をサボり，育成を怠り，勝利というものに対して貪欲に向かっていくだけの成功体験もなく，これでは勝てようもない。問題は，誰がこのチームをそうしてしまったかである。それに対する不断の問いかけを続けなければ，永遠にこのチームは変わりはしない。とにかく今残るものは，やりきれないまでの無常感である。走攻守，何を取ってもレベルが全然違いすぎるところを見せつけられて，全く言葉が出てこない。カープのピッチャーはバッティングピッチャーのようにぽんぽんと気持ちよく打たれ，カープのバッターはマリーンズの谷間の先発投手に手も足も出ないのである。まったく，この試合が勝てそうな予感がまるでなかった。そして，これがよかったという見所すらなかった。唯一の希望の光はソリアーノくらいのものである。これじゃ，どうしようもない。１－９。この得点差以上に，いかにこのチームはだめで本当にどうしようもないかということをまざまざと見せつけられたのである。それ以上に，なんの言葉があるだろうか。二十数年前に黄金時代を築いたはずのカープというチームは，その貯金を使い果たし，ぼろぞうきんのようにうち捨てられるチームと成り下がったのである。そして，その現状を誰も疑問に思わず，誰も怒りを発しないのである。私はその方が，よっぽど絶望的に思えるのである。しかし，腹立たしい。物狂おしいほど腹立たしい。今日の試合，確かに力の差を見せつけられたとはいえ，抵抗のしようもなかったのか，組織として相手を崩しにいこうというファイティングポーズくらい見えられなかったのかと，本当に腹立たしいのである。これはやはり，選手の差も大きいけれども，首脳陣の器量の差があまりにも違いすぎるといわざるを得ない。無策。あまりにも無策。腹立たしいほど無策。そのくせ責任だけは選手に転嫁して自分は逃げるという「切り札」と言われた監督。「切り札」というのは松田元に忠実な番犬という意味だったのか。そう解釈すれば，すべての辻褄は合う。そして多くのカープファンはこれを受け入れているのだろう。私には信じがたい世界である。明日は前田健太の先発が予想される。結局，前田健太にすべておんぶにだっこという体質はいつまでたっても変わらないのである。しかし，マーフィーにくるくるバットが回った打線が成瀬を打てるだろうか。明日もまた残酷なる光景を見せつけられるに違いない。それでもなお明日からもまた撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）旧・広島市民球場の解体に反対する動きが，始まります。「（旧）広島市民球場フォーラム」来る５月３０日には，「(旧)広島市民球場宣言　宣言式」が行われるようです。

  2010/05/26

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  こういう試合を取らなきゃ。

  先発投手に岸本を起用するという，いわばリスクを取っての結果であるから，ある程度この結果は仕方がない。むしろ，８回裏，よく追い上げたと思う。心を折らさずに戦った選手は，本当に素晴らしかったと思う。しかし，じゃあ負けて仕方がなかったかというと，そう思えない。うまく立ち回れば勝てたかもしれない。そう言う思いが頭の中を巡って消えないのである。もちろんその可能性はきっと高くなかっただろうけれども。素人でも思うくらいであるから，まさか今日のベンチが岸本が先発完投するとか６イニングスをクオリティスタートでまとめてくれるだろうとか言うことは，思っていなかっただろう。だから岸本先発は間違いだと言うつもりはない。ライオンズはまず間違いなくサウスポーを読んでいただろうし，球に力のある岸本をとにかく行けるところまで行かせるという策は，十分成り立つと思う。ただ，悔やまれるところがあるとすれば，首脳陣に，リスクを取ったなりのゲームプランが全くできていなかったということに尽きると思う。要するに，すべてが中途半端に見えて仕方がなかったのである。今日の試合は間違いなく継投になることは分かりきっていたのであるから，リードを取ったらどう繋ぐか，逆にリードを許したらどう繋ぐか，そのくらいのシミュレイションはあって然るべきなのだが，それが見えなかった。ただ中継ぎ投手の単調な並べ詰めにしか見えなかったのである。特に梅津。確かにコントロールもばらばらで出来も悪かったが，こういう場面で使うからというモチベイションを果たして登板前から与えられていたのだろうかと，つい疑問に思ってしまったのである。あくまで結果論に過ぎないかもしれないが，４回と５回を凌ぎきれば，勝てたかもしれないのである。そのあたりが，残念でならない。そして９回表。右打者が多いライオンズの上位打線に，ベイルはどうかなあと思っていたら，案の定になってしまった。あの場面。確かに連投にはなるが本来なら横山で行くべきだったのではないかと思うのである。もう一つ言えば，８回裏の攻撃。先に嶋を出して，相手が星野になったからと行って迎を起用したのだが，これも果たしてどうだったか。結果的に，迎に２回目の打席が回ってきたのだが，投手がシコースキーに替わったのだから，野手全員を使い切るリスクを冒してでも石井琢朗を代打で出すべきじゃなかったのか。もちろんだからといって結果が変わったという保証はないのだが，最初にリスク覚悟で臨んだのなら最後までこれを押し通してほしかった。いわば「毒喰らわば皿まで」と腹をくくることができなかったのかなあと，後付け講釈ではあるが思うのである。それを今の首脳陣に期待するのは，間違っているのだろうか。選手については，みんな心折らさずよく頑張ったくれたからあまりどうこう言いたくないが，あえて言えば石原。今日のリードは全然ダメだった。岸本が中村剛也に打たれた球など，もっとボールでもいいから低めによこせというジェスチャーくらいできなかったかなあ。もちろん岸本の球が甘すぎたから打たれたわけだけれども。梅津と組めば，追い込んでから相変わらず意味のないボール球でカウントを苦しくして，勝負球はすべて外角。これじゃあ，狙われる。さらにいえば，意地でも食らいついてやろうという意識が見え見えの許銘傑に対して，第一打席で不運なあたりの内野安打を打たれたにもかかわらず，次の打席，しかもピンチで迎えた場面でまたアウトコース勝負。あの場面，意地でもインサイドで勝負しなければいけなかったのではないか。途中で変えられたのも仕方がない。そして，ファンが多いことを承知で，あえて心を鬼にして（←くだらん言い訳をするな）言いたい。小窪よ。自分のせいで負けたんだと思うがいい。２回裏。ワンアウト３塁のチャンスで箸にも棒にもかからないポップフライで先制のチャンスを潰し，４回表には意地でもこれ以上点をやりたくない場面で痛恨の送球エラー。これだけで，相手に２点余分に与えたのと同じなのである。そして，それで序盤の流れが決まってしまったのだから，なおさらである。もちろん，７回にはよくタイムリーヒットを打って取り返したが，やはり遅かった。試合の帰趨を決めるところで働くのが真のレギュラーであると，しかと心に刻み込んでほしい。このままでは，まともに打てる新外国人が来ようものなら真っ先に外される。レギュラーを取りたければ，自分が活躍して勝つしかないんだから。明日からも試合が続く。明後日は前田健太だろうが，明日の先発投手がまた流動的である。どうやら篠田かそれとも腹をくくってソリアーノかということになると思われるが，いずれにせよある程度のリスクを取って戦わねばならない試合になることは間違いない。だからこそ，監督とヘッドコーチには，ゲームプランだけはしっかり最初に練り込んでから試合に臨んでほしい。今日のようなドタバタ劇は，もうたくさんだ。それにしても。もし，今日の試合の敗因を，もし全部岸本と梅津に押しつけるようなコメントを野村謙二郎と大野豊がしたとすれば，もうあなた方には将たる資格はないと言って差し上げたい。まあこれは，明日の大本営発表をしかと見届けることとしよう。それでもなお明日からもまた撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）旧・広島市民球場の解体に反対する動きが，始まります。「（旧）広島市民球場フォーラム」来る５月３０日には，「(旧)広島市民球場宣言　宣言式」が行われるようです。

  2010/05/25

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  こうやって粘り抜くしかない。

  分からないものだ。一昨日の試合なんぞを見ていたら，とても想像はできなかった。パシフィックの首位を争うライオンズに対し，堂々のシャットアウト勝ちである。そして，また岸を止めてしまった。これはもう球界の七不思議に入れてもいいかもしれない。パ・リーグでは大いばりのエースで，ジャイアンツはこの岸を徹底的に苦手にしているのである。それなのに，スワローズが真下へ向かって暴走してくれているおかげで堂々の５位のカープがなぜか節目節目で勝ってしまうのである。昨年の交流戦で岸を打って勝って以来，ナイター１４連勝中の夜の帝王を，同じ市民球場で止めてしまったのである。本当に分からない。しかし，勝ったからにはそれ相応の裏付けがある。何と言ってもスタルツ。やはりひとつの白星が勢いに乗せたんだろう。中４日が続くのがどうかと思ったが，アメリカ球界の調整になじんだスタルツにとっては，中４日１００球前後というのがベストなのかもしれない。もしこのまま回ってくれれば，本当にありがたい存在となるだろう。しかも今日はテンポよく投げられたおかげで，７回途中まで引っ張ることができた。リリーバーが苦しい今のカープにとっては，それだけでも大きかったと言うべきだろう。問題のリリーバーも，まあなんとか並べ詰めで勝ちきることができた。林もベイルも横山も少々危なっかしかったが，それでもゼロに抑えたのである。これでいい。この結果が続くことによって，やがて自信につながるだろう。今はそう願うだけである。とにかく，今日の勝因は，今カープにできる唯一の勝ちパターン，先に点を取って粘ることができたことである。膠着状態になるかと思われた３回裏に出た梵英心の先制ツーランホームラン。カープは勇気づけられ，ライオンズの出鼻をくじいたこの一撃で，明らかに風をつかんだ。そして６回。打ち取られたはずのフィオレンティーノの打球がセカンドショートセンターのトライアングルの中に落ちてしまうラッキーなタイムリーヒット。そのフィオが７回表，今度はレフトからドンぴしゃのバックホームで２塁走者をアウトにするビッグプレイ。ブロッキングに一抹の不安があった石原も，よく身を挺して高山を止めた。こういう展開になったら，負けたら嘘だ。今日に関して言えば，自分の形を作って勝った。しかもパシフィック首位のチームを堂々と組み合って，しかもエースの岸から点を取って勝った，これでいいのである。勝ち方も悪くない。いや，とにかく今のカープにとっては勝利こそすべてなのである。一昨日の負け方があまりよくなかったし，打たれた相澤をまたすぐにファームに落とすという選手のモラールダウンを引き起こしかねないことをやった後だけに，とにかく何としてでも，誰が相手でも勝たなければいけなかった。今日はそれができたことで，よしとしていいのではないだろうか。問題は明日である。中６日空いた青木高広の先発が予想されるが，ここ３試合序盤に崩れたところが修正できているか，少々不安でもある。しかし，やってもらわなければいけない。仮にうまく立ち上がれなかったとしても攻撃陣がこれまで青木高広の勝ち星をふいにした借りを返さなければなるまい。そう言う意味でも，明日はもっと熱き魂がぶつかる試合を期待したい。明日からもまた撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）旧・広島市民球場の解体に反対する動きが，始まります。「（旧）広島市民球場フォーラム」来る５月３０日には，「(旧)広島市民球場宣言　宣言式」が行われるようです。

  2010/05/24

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  恵みの雨か遣らずの雨か

  午前中の段階では，ひょっとしたら開催を強行するのではないかと言うくらいの雨脚だったが，昼前から本降りになり，現時点でも雨は本降りのままである。したがって，さしものカープも今日は中止にせざるを得なくなった。もちろん，この試合は１０月でなく明後日に回されるため，結果として４連戦になることは変わりがない。しかも，ライオンズマリーンズというパシフィックの首位を争うチームとの対戦であって，いずれにせよホームゲームとはいえ相当の苦戦が予想される。そういう厳しい状況に置かれていることは，一応確認しておかなければならない。どうせ今の首脳陣のことだから，今日の先発は性懲りもなく中４日で青木高広を予定していたのだろう。まあ，雨を計算して最初から誰も準備していなかったのなら立派なものだが，そんな肝の据わったことはできていなかったに違いない。問題は明日からの先発投手だが，青木高広にスタルツ，そして前田健太が中５日で２７日に投げられるとはいえ，２６日，対マリーンズ１回戦の先発投手が現状では決められない。要するに投手のやりくり自体は非常に苦しい状況に追い込まれているのであることには変わりがない。おそらくは齊藤悠葵あたりが登録されるものとは思われるが。ところで，昨日先発した相澤は，さっそく抹消になったようだ。確かに崩れ方はよくなかったが，１回や２回のピッチングには可能性すら感じさせられただけに，ちょっと早いんじゃないかという気がする。しかも，相澤の登板はいかにも苦しい投手陣のやりくりから生まれた産物のようにも報じられて，まあ実際そうなのだが，それにしても，大本営発表その他で相澤が先日の大阪遠征から帯同していずれは先発があることは報じられていたのである。それだけ期待をかけていたような外形を作り出していたのに，１度の失敗であっさり抹消というのはいかがなものかとさえ思う。これでは相澤にとっていい影響を与えないだろうし，組織にとって，特にファームで頑張っている選手にとって重大なモラールダウンを引き起こすだけになるんじゃなかろうか。私にははっきり言って今の首脳陣は究極の無責任体制にしか思えないのだ。有り体に言って，今のカープは投打ともはっきり言って駒不足で，上位を目指して戦っていく体制にあるとはとても思えず，はっきり言ってかなり厳しい状況に追い込まれているのだが，裏返して言えばピンチはチャンスである。調子の出ない主軸打者，そして絶対的に駒数の少ない投手陣。これの穴を埋めるために，どんどん実績の薄い選手を起用して試していくことができるのだ。それがどういう結果になるかは分からないが，もし結果が裏目に出たとしても，これは編成が悪いと言って開き直ることができるくらいなのである。しかし，今の首脳陣，はっきり言ってしまえば野村謙二郎と大野豊なのだが，それを引き受けてどんと構え，失敗してもいいから行ってこいといって選手を送り出す器量すらないようだ。とにかく選手への責任転嫁が目立つ監督のコメントといい，そういうところが目立つことがあまりにも悲しいのである。今日試合が流れたことは，先発投手の駒不足で明らかに疲労が見える青木高広すら容赦なく中４日の登板で追い回している現状に鑑みるならば恵みの雨であるが，首脳陣の器量不足から，いや組織としての問題解決能力のなさからチームに引き込んでいる貧乏神に対する遣らずの雨となっているのではないかと，思わずにはいられない。明日からの４試合。またとても試合を正視できない日々が続くのだろうか。それでも明日から撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）旧・広島市民球場の解体に反対する動きが，始まります。「（旧）広島市民球場フォーラム」来る５月３０日には，「(旧)広島市民球場宣言　宣言式」が行われるようです。

  2010/05/23

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  やっぱりだめだったか

  相澤の立ち上がりは，それなりのピッチングをしていたので，ひょっとしたらそれなりの展開になるかと思って期待はして見ていた。相手が和田だから苦しかろうと思いつつも，それなりに粘ってくれればそれでよいと思っていたし，むしろ先制点はカープが取った。これでいい方に回ってくれるかと思ったのだが，やはり甘かったということだろう。やはり，打順が一回りしたところで打ち込まれてしまった。１点先に入って気持ちが守りに入ったか，それとも早くも白星がちらついて固くなってしまったか，別人のように崩れてしまったのは残念だ。もちろん，チームとしては想定の範囲内だったに違いないが，ああいうところを見せてしまうと，次のチャンスが遠くなることだけは間違いあるまい。打たれてしまったのは，そして負けたのは仕方ないから，なぜこうなったのか，なぜ崩れてしまったかと言うことをよく検証して，次への糧にしてほしい。もちろん，次のチャンスがそうそう簡単に回ってくるかどうかは分からないが，腐らずに頑張ってほしい。それより，今日の試合を結果的に左右してしまったのは，相澤が降板した後の梅津が崩れてしまったことである。おそらく相澤先発という時点で，リリーバーは前倒しで準備していたはずだし，もしそうでなかったとしたらベンチの責任は重大なのだが，あの場面でこれ以上点をやらないために起用されたところを，相澤の作った悪い流れをそのまま増幅して決壊させてもらったのではたまったものではない。まあ，それだけホークスの打線は振れているということだろうし，結果として相澤の降板の仕方もまた悪かったということになるんだろう。攻撃も，やはりいい投手からは早々は打てないと，そしてそれと組み合ってねじ伏せるだけの力がないと総括をせざるを得ないだろう。今日は絶不調に陥っていた天谷をとうとうスターターから外したのだが，根本的に今のカープの打線の並びでは相手に与える怖さがないのだ。だから今日のように重いビハインドを背負ってしまうと，もう反撥力がなくなってしまう。いや，簡単に反撥力が抑えられてしまう。だからこそ，投手陣と同様に今のカープには攻撃陣の，しかも問答無用でスタンドに放り込む力を持つ長打力のある打者の補強が必須なのだ。やっぱり，投手力以上に，打力が弱すぎるのだ。だからこそこういう展開になるとその弊害がもろに出てしまうのだ。今日はもうリスク覚悟で相澤を起用して，そのリスクが出てしまっただけであって，ある意味仕方がない。チームとしてはまあ仕方ないくらいに思って，明日以降悪びれずに開き直って戦うことだろう。もちろん今のカープに負けていい試合などあるはずもないが，今日の敗戦は選手が悪いと言うよりは，組織として有効な補強をしなかった球団と，これだけ誤算が続きながら最低限のリスクマネジメントも持ち得なかった首脳陣が悪いのであって，選手が必要以上に引き受けることはない。明日からは，ホームでライオンズとの２連戦である。おそらくもっともっと厳しい戦いが予想される。今のカープの力からすれば勝つことは簡単ではないだろう。打力の差を，投手力の差を，そして組織としてのチーム力の差を，いやと言うほど見せつけられる試合になるであろうことは目に見えている。ただ，ホームゲームである。せめて赤ヘル軍団の名に恥じぬ戦いをしてくれることを祈るしかない。それでも明日から撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/05/22

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  前田健太，止まらない，止められない。

  ９回裏の１点が非常に悔やまれるが，それでも９回１失点無四球完投。とにかく前田健太，素晴らしいの一言に尽きる。先発も駒不足，リリーバーもクローザーが決まらないという苦しい台所事情の中，交流戦２試合連続一人で投げきって勝ったのである。これぞ大黒柱，これぞエースの仕事である。本当に素晴らしいというほかない。それでも，序盤はどう動くか分からなかった。カープは先制点を取ったものの，続くチャンスで１本が出ず初回１点止まり。前田健太は１，２，３回とたて続けに走者を出しては凌ぐというピッチング。しかし，決して崩れなかった。まさにカープの打撃陣に追加点を取らないとこの試合どうなるか分かりませんよとブラフをかけているがごときだったのである。まさかそんなことはないと思うが，そういう小憎らしささえも感じさせる出来の良さだったのである。そして，それに応えたのは，またしてもPL学園の先輩，小窪哲也というところがまた振るっている。４回表。崩せそうで崩せなかった大隣を打ち砕いた走者一掃の２塁打。そして追加点がほしいところでまたしても６回表に打ったタイムリー。廣瀬のヒットで１塁から３塁へ激走した前田智徳の労を無駄にしなかったという点でも褒められるべきである。そして，小窪が追加点をもたらして以降は今度は前田健太が完璧なピッチング。本当に今日は全てがうまく流れたのである。こういう勝ち方は，本当に見ていて気持ちがいいとしか言いようがない。ちなみに，小窪の青学の先輩である小久保は，ホークスの４番を張ったが３打席無安打２三振。これもまた対照的で，あたかも今日の結果を映し合わせたが如くになっているのである。そして，駄目押しは前田智徳の美しすぎるホームラン。左対左なんて関係ない，ましてや陽耀勲なんてまだ顔じゃないと，その後ろ姿が語っていた。本人は１回のチャンスで打てなかったことが非常にお気に召さなかったらしいが，それもまあいかにも前田智徳らしいと言えば前田智徳らしい。とにかく，今季初めて見せた前田智徳と前田健太の競演。こういう姿が，もっともっと今季たくさん見られれば，それはすなわちカープの反転攻勢に繋がるのである。今日はまさにその礎になるべき試合だと，勝手に総括することとしよう。とにかく，今日はもう何も言うことはない。前田健太素晴らしかった。栗原１回のチャンスでよく打った。さすがは小窪PL学園同窓の絆。そしてやっぱり頼れる前田智徳。これでいいのである。もう，余計な注釈など，必要ないだろう。大黒柱である前田健太が登板した試合をチーム全体の力を尽くして勝った。まずはそれができたことでよいのである。あとは，投手が辛いときには攻撃陣がカバーし，攻撃陣が苦労しているときには投手陣が抑えるという形が作れれば，言うことはないし，それができたときにはカープは確実に上位に向けて進撃をすることだろう。もちろん，それが難しいから今の順位なのであるが。これで，とにかく連勝した。交流戦の借金も１になった。当然明日もこの勢いでと言いたいところだが，カープの先発はおそらくプロ入り初登板となる相澤寿聡が予想されるところである。２００５年高校生ドラフトの高校生投手三羽烏の殿としてマウンドを踏む相澤がどんなピッチングをしてくれるのか，一軍キャンプからオープン戦で手応えを掴み，ファームで結果を出してさらに成長した姿を見せられることができるのか，とにかく明日は楽しみに見守ることにしたいと思う。ホークスの先発は和田が予想されるので，おそらく打撃の援護はあまり期待できないところだが，そこをどう粘り抜くか，そして赤ヘル赤貧打戦がどれだけ和田に襲いかかって点を取ることができるか，注目したいところである。とにかく，今日は久々に左団扇で見られたいい試合だった。明日も，この勢いを，いや一昨日のオリックス戦からの勢いをそのままぶつけて，交流戦ではちと合口の悪い鷹軍団を打ち落としてほしいものだ。なおいっそうこれから撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/05/21

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  よくぞ打った　よくぞ投げ抜いた

  もうはっきり言って，試合開始前の期待値は限りなく低かった。また性懲りもなく中４日でスタルツ。そしてキャッチャーは石原。これだけでテンションが下がってしまったくらいである。家に帰っても，もう映像すら見たくなかった。でもチャンネル権を譲ってくれたから仕方なしに見た，まさしくそんな気持ちだったのである。分からないものだ。その閉塞感を打ち砕いたのは石原だったのである。守ってはスタルツをうまくリードしていたし，打っては先制ホームランに２点タイムリー。まあオリックスの小松が石原が一番打てるところに棒球を投げてくれたからと言えばそれまでなのだが，それでも石原のバットとリードで今日の試合の流れを作ったのである。本当に昨日の弊ブログのコメント欄ではもう石原は疫病神扱いされていたのであるが。ひょっとして読んでいたのだろうか。まさか。とにかく今日のスタルツは本当によかった。確かに変化球も切れていたのだが，とにかくストレートの勢いが過去４度の登板とは比べものにならなかった。ようやくここに来て本領を発揮した，というよりはやっとこさコンディションが上がってきたというべきなんだろう。今日のようなピッチングができるのであれば，ルイスの穴埋めとまでは行かずとも，ローテーションの一角として安定して回せるくらいの期待はできるだろう。それに，今日は緩急の使い方もよかったように思う。石原だって頑張ればこのくらいのリードができるやないかといいたいくらいである。ひょっとして植田コーチあたりからサインが出ていたのかもしれないが。とにかく今日の収穫は，ようやくスタルツの取り扱い方が分かったことである。それまではストレートの力が今ひとつだったこともあってバッテリーが四苦八苦している姿ばかり見られたのであるが，これでバッテリー間で，そしてチーム内での意思統一ができたことだろう。それだけでも大きい。もちろん白星が付いたからなお大きい。まあ，後はとにかくよく打った。今日よかったことは，下位打線でチャンスメイクをして点を取る，そして上位に回してビッグイニングにすることができたことである。その意味では，石原はもちろんだが，影のヒーローはフィオレンティーノである。フィオが基点となり，あるいは繋いだからこそ，大量点のきっかけになったのだから。まあ，それが続かないから信用ならないのであって，正直なところスターターにフィオレンティーノの名前があったときにはよせばいいのにと思ったのだが。あとは，やはり５番指名打者に前田智徳が入ると収まりがいい。今日打った２本のヒットは得点には絡まなかったし，正直言って走る方はほとんど期待できないのだが，やはり中軸に存在感のあるバッターがどんと構えていることにより，カープは打順の流れがよくなり，相手に与える有形無形の影響も絶大なものであることを，本当に実感した。それだけに昨日，先発投手を読み違えたとかで前田智徳を指名打者で使わずじまいだったことが悔やまれる（使ったからといって勝てた保証はないのだが）。前田智徳はサウスポーの変則タイプは苦手なのだが，少々のサウスポーなら苦にしないから，指名打者制が使えるときはもう５番前田で固めるべきであると思う。とにかく昨日の試合は何もかも最低だったが，とにかく今日はいい形で勝つことができたのは何よりである。明後日からのホークス戦はまた苦戦が予想されるが，とにかく前田健太で頭を取りたい。２戦目はどうやら相澤寿聡のようなのであるが，とにかく粘って今日のように打線の援護を待つ展開に持ち込んでほしい。とにかく崩壊状態に貧している先発ローテーションの一角を奪ってほしい。そして今日，ソリアーノの支配下選手登録が発表された。おそらく，ライオンズ戦あたりにいきなり先発デビューもあるのではないかと思っている。今は，とにかく彼らの力に期待したい。そうでもしないと，今のカープに光は射さないのである。とにかくまだ借金９もあるのだから，大きなことは言えない。昨年のように，とにかく連勝を重ねていかないといけない。現状の戦力では困難が伴うが，やるしかない。いや，やってもらうしかない。「優勝を目指す」と一度口にしたのであれば。たとえそれが，鵯越と桶狭間と川中島を併せ行うものであったとしても。なおいっそうこれから撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/05/19

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  この惨敗から何を学ぶか

  もう，スターターを見た時点で，半分心折れ，オリックスの近藤の出来の良さを見て，もうだめだと思った。結果は案の定で，全く悪い期待を裏切られなかった。青木高広を中４日で登板させたのもどうかと思うが，それに輪をかけてキャッチャーが石原である。多分崩れだしたら止まらないだろうと思っていたが，その通りになってしまった。いや，立ち上がりはよかったのである。しかし，大引に三塁打を打たれてからは，もう自滅まっしぐらである。これでは，どうしようもない。何と言っても伝統的に当たり出すと止まらないのがバファローズを名乗るチームの特徴なのである。先に点を取ってなんとか粘る展開に持ち込みたかったけれども，今日はオリックスは守備でも攻守を連発されたものだから，たまったもんではない。はっきり言って，よく２点取れたというくらいの惨敗である。正直なところ，カープは先発投手の駒数もいない，その上にシュルツまで欠けるという投手陣総壊滅の危機なのである。それだったら，腹をくくってファームで結果を出している投手を次から次へ送り込んでものになったら儲けもの，育てたら自分の手柄，うまくいかなくても編成の責任にすり替えられるという，まさに監督にとっては一種のチャンスではないかと思われるのだが，残念ながら野村謙二郎という人には，そして大野豊という人にも，そういう腹をくくる勇気はないようだ。これでは，しばらくの間今日のような展開の試合を見せつけられ続けることは，目に見えている。もちろんこの遠征にすでに相澤寿聡を同行させており，ヤフードームあたりで先発を予定しているようだが，私に言わせれば遅すぎる。こうなったら，明日にでもソリアーノと支配下選手登録をしたほうが良かろう。そして，アルバラードをリリースしてでも外国人投手をもう一人連れてくるべきだ。攻撃も攻撃で，確かに安打性の打球を攻守に阻まれるという不運もあったのだが，それにしても工夫がなさ過ぎる。ただでさえ長打力に欠ける赤貧打線なのに，少しは何か工夫をするくらいのことはできないものなのか。そういう愚痴のひとつも口に出るというものである。まあ，打撃コーチが「ストレートを上から叩け」としかコメントを出せないようでは，仕方ないのかもしれないが。とにかく，今日さらした姿は，投手陣も攻撃陣もまるでだめ，すべての面が悪循環する負のスパイラルにどっぷり浸かっている姿である。このままでは，カープが作ってしまった交流戦のワースト記録を更新しかねない。そのくらい悪い。明日が見えないくらいひどい。何もかもめちゃくちゃになってしまっている。そもそもどうやったら勝てるかが想像できないのだ。とにかく現状を打開するには，もう選手の格とか監督の思い入れなんかすべて取っ払って，調子のよい選手最優先で起用していくしかないのではないか。特に指名打者制を取る場合，下位打線から上位打線への打線の繋がりがものすごく大切になるのだ。どうも現状のカープは，その点が分かってないのではないかと思いたくなる。その意味では，本当に聖域なき選手起用の見直しが必要ではないのだろうか。今日は最後の打席でようやくいい形のヒットが出た東出ですら，それまでのバッティングの内容を見ると，どうして中谷をすぐに落としてしまったのかという思いすら出てくるのである。左投手相手でもないのにスターターに置けないほど信用できない外国人選手は一軍に置いておくくせに。おそらく，野村謙二郎という人はそういう腹をくくれない，自分に任命者責任が降りかかってくるようなことは絶対にできない腰抜けであることはもう十分白日の下にさらしているわけだから，おそらく明日の試合もドラスティックな変革は期待できない。そうなると，ますます明日は正視するのも辛い試合になるだろう。そもそも明日の先発がまたスタルツ中４日という思考停止的起用になるのは目に見えている。スタルツが抑えて，打線が点を取って勝つ姿を，どうしても想像することができない。これで借金もとうとう１０となってしまった。おそらく，そう遠くないうちに２０となる日が来るだろう。先日も引用したが，故鶴岡一人氏の名言「指揮官の悪い部隊は全滅する」というのを，まさに地でいっているではないか。もはや，特攻か万歳突撃を待つしかない状態にまでこのチームは追い詰められているのである。それでも，明日への期待を込めて，よかった点を少しだけ。まずは何と言っても迎祐一郎。とにかくヒット一本が出た。これで明日も使ってもらえるだろう。なんせ今多分野村謙二郎はヒューバーを上げたくてうずうずしているはずなのである。すぐに結果を出さないと，岩本や中谷と同じような目に遭うことは明らかだ。その意味でも，価値あるヒットが出たと言うべきだ。これで迎を起用しない理由がなくなってしまった。そして武内。こういうどうしようもない試合で打たれておいてよかった。どんな大投手でも必ず通る通過儀礼を，こういう試合の結果と関係ないところで経験できたことはよいことだ。現に，ホームランこそ２本打たれたが，打たれた後も悪びれずに向かって行っていた。きっと今日の失敗は無駄にならないだろう。。明日の試合は，本当にどうなるのだろうか。野村謙二郎の器量のなさで，選手がモラールダウンを起こさないかを，真剣に心配している。それでもなおこれから撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/05/18

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  殿，御乱心召されたか。

  弊ブログの昨日の記事に寄せられたコメントを見るに，昨日カープベンチが見せた混乱と迷走，はっきり言ってしまえば野村謙二郎の錯乱とも言うべき醜態への嘆きや怒りの言葉で満ちあふれていた。まあ，せっかく調整途上で上げてきた今井を２回で２点取られただけで交代させ，その代打に出てきたのがサウスポーの武田勝相手に左の中谷。そして今井中谷もろともファーム落ちというのでは，誰がどう見たってめちゃくちゃだ。さすがにこれまで大本営発表の垂れ流しを続けてきた中国新聞も「球炎」でぬるい論調ではあるが現状批判とも言うべきことを書かざるを得なくなったし，広島版デイリースポーツの１面トップは何と２イニング無失点と言うだけの武内である。よほど言いように書くネタがなかったかという証左と言うべきだろう。まあ，はっきり言って，昨日の試合の内容はひどすぎる。点差云々じゃない。監督やヘッドコーチは錯乱の極みでもはや責任能力に疑問符が付き，完全にベンチワークというものが崩壊してしまった姿をさらして敗れたのである。これで，明日からの試合に期待しろと言われても，どだい無理な話だ。そもそも明日は早くもローテーションの谷間にさしかかる。おそらくは今井に変わって登録されるであろう投手になるんだろうが（おそらくは齊藤悠葵か），今のベンチならこの２連戦，青木高広とスタルツを中４日でとか言い出しかねないから怖いのである。それにしても，今井だってピッチャーが足りないからと言うことで急仕上げでここまで持ってきただろうに，監督の気まぐれで「腕が振れてない」とか言われてあっけなくファーム落ちじゃ，彼は混乱するだろう。そして中谷。ファームであれほど打ちまくりながら一軍に呼ばれても出番なく，やっと来た出番があんな使われ方，しかもおそらくは想定外であっただろうサウスポー相手の代打である。これで打てなかったからはい二軍落ちと言われたら，もう明らかに選手たちは，特にファームの選手は，重大なモラールダウンを起こしているのではないかと気にかかるのである。それだけ，昨日の野村謙二郎の乱心采配は罪が重い。しかもである。現時点では未確認情報の域を出ないのだが，中谷の代わりに昇格するのがあのヒューバーであるとの情報も出ている。これまで打点が「万馬券」呼ばわりされるほどの確率であるソロホームラン２本の２点だけ，しかもランナーを置くとからっきし打てないあのヒューバーである。もしこんなことをやったとすれば，多分選手はもうしらけきってしまって今シーズンを投げ出してしまうだろう。言うまでもなく，ヒューバー獲得の経緯に鑑みればである。誰がどう考えても監督のお気に入りだから使われるとしか思えないから。どうも野村謙二郎という人は，昨日のあの錯乱采配を見るにつけ，自分で責任を取る腹をもてない人なんじゃないかと思う。今井を急ごしらえで昇格させたのなら，少なくとも５イニングスくらいは投げさせてどれだけの結果を出すか見てみようという腹がくくれない。中谷を昇格させた，あるいは岩本の時もそうだったのだが，ファームでよかったから推薦があったんだろうに，それを信じて昇格させたその日にスターターで，いや少なくとも代打くらいで使うという腹がくくれない。要するに，自分から動いて局面を打開しようと言うべきところで，いつも尻込みをして，結果責任だけは選手に押しつけているようにしか見えない。そう考えてみれば，今の野村謙二郎体制というもの，究極の無責任体制と言うべきではないのか。言葉が過ぎたかもしれない。しかし，今シーズンここまで見せられた野球の一つ一つに思いを巡らせるに，その言葉しか出てこないのだ。はっきり言って，こんな上司を持った選手がかわいそうだとさえ思う。とにかく，今野村謙二郎監督に望むことは，もっとどんと構えて施主が動きやすいように後押しをしてやること，思い切ってやってこい，その責任は俺にあるんだと言うことを選手に分かりやすく示すことである。そして，もっと激しく動いてベンチの士気を高めてほしい。あんな仏頂面の石地蔵では，ベンチの中が暗くなる一方で，組織が瓦解するのを加速するだけだ。そして，今年のペナントレースの結果がうまくいかなかったときに，はっきり言い放てばよい。なんせあの自称オーナーの松田元のバカが「切り札」だと言ったわけだから，このくらいのことを言う権利はあるだろう。「有効な補強をしてくれなかったから負けました」と。それでもなおこれから撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/05/17

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  これはもう無茶苦茶にござりまするがな

  ラフマニノフのピアノ協奏曲第２番を聴きながら横になっていたら，そのまま３時前まで熟睡してしまった。だから，今日の試合の前半に，何が起こったのかは，正直よく分からない。しかし，文字列をたどっていっても，何かもう正常とは言い難い事態が起こったことは，容易に想像できた。何が分からないといって，先発した今井が，２回表に金子誠に逆転ツーランホームランを打たれただけで，その裏に代打を出されて降板したのである。そして篠田を投入したら，四球連発で１イニングすら持たず，その代わりに出てきたのが岸本。なぜ今井が２回までしか投げなかったかと言うことについては，その後聞いたラジオ実況でも説明がなかった。NHKのテレビ中継（森脇浩司氏の解説，聞きたかったなあ）では何らかの情報があったのかは分からないが。それにしても，２回しか持たない今井も今井だが，試合の立て直しを託されて四球連発でぶち壊した篠田も篠田だ。本当に情けない。いずれにせよ，残った結果は昨日の試合の勢いを一気に消し飛んでしまう惨敗であったことには間違いがない。ファイターズは四球を足がかりに点を積み重ね，カープは５度も先頭打者を出しながらそれがほとんど点にならず，その代わりに３併殺のおまけ付きである。中身が悪すぎる。とてもこんな結果が次につながる試合だと言うことはできないだろう。昨日の試合は前田健太の力投によって覆い被されていた問題点が，すべて露出した試合というべきなんだろうか。打ってはランナーを出すが点にならない。勝負どころでタイムリーがでない，それ以前に長打力の怖さがない。投げては，もう投手陣が総壊滅状態に陥っている。先発で投げさせる投手がいない。ローテーションが回せない。そして今日シュルツの離脱。しかも腰痛とのことで復帰時期未定。こんなチームにまともな野球ができるもんか。これはもう明らかに編成の誤りであり，調整の誤りであり，育成の誤りでもある。まともに打てない，点が取れないのは去年から分かりきっていたことなのだが，それに対する処方箋があのろくに打てない外国人野手２名だったのである。そして，もはや壊滅してしまった投手陣。前田健太以外では勝てそうな気配すらない投手陣。そもそも先発ローテーションというものが崩壊してしまったのである。監督とヘッドコーチの責任は極めて重大であると言うべきだ。これじゃ野球にならない。勝つとか負けるとかいう以前の問題だ。プロの野球チームとして恥ずかしい。これからまだ続く交流戦とリーグ戦の戦いは，このままでは恥の殿堂になることは，もう目に見えている。そして，それをどうしたら改善できるかという処方箋すら，誰も書くことができないのだ。もはやどうしようもない。先のトレードで，カープは選手枠がひとつ空くことになったが，それを使って現状を打破すべく積極的な補強に動くのかと思いきや，どうやらソリアーノの支配下選手登録でお茶を濁す模様のようだ。いや，ソリアーノはファームで結果を出しているので使ってみたい選手の一人であることは間違いないのだが，この期に及んでソリアーノしか手がないのかと言うことを考えると，いささか失望感を覚える。先発投手がいない。クローザーがいない。そして問答無用でスタンドにたたき込めるような中軸打者がいない。これだけないない尽くしでさらに積極的に補強に打って出ようとしないこのチームの体質は，厳しく裁かれなければいけないと思う。このままでは，３年前のように，交流戦で大崩壊してしまうことは目に見えている。点が取れない。点を守れない。そして勝てない。勝っても連勝は夢のまた夢，連敗だけは果てしなく続く。明らかに今のカープは，そういう負のスパイラルに陥っているのだ。そして，その打開策を，野村謙二郎と大野豊に求めることは，もうどだい無理というものだ。あの二人にそんな能力があろうはずもない。本来なら参謀格のコーチを呼んでまず首脳陣からてこ入れしなければいけないだろうが，まあこの時期では無理だろうから（それでも，森脇浩司氏の招聘はぜひ実現させてほしいと思う），こうなれば現場の選手を何とかするしかない。外国人選手の総入れ替え。ヒューバーとアルバラードはリリースでいいだろう。空いた枠で先発投手と問答無用でスタンドにたたき込めるような主軸打者を獲得すべきである。フィオレンティーノだって，もう見切り時だとさえ思う。第２弾，第３弾の積極的なトレード。もはやこの過剰な純血主義で血の煮詰まった赤ヘル軍団の選手に現状打破を期待する方が無理だと思うようになった。主流派カープファンが聞いて泡を吹いて倒れるような思い切った血の入れ替えを望む。このくらいの大なたを振るわないと，赤ヘル軍団再生なんて夢のまた夢だろう。いや，カープが負けても負けても別に構わなくて，そこにカープのお気に入りの選手が存在していさえすればいいカープファンにとっては，余計なことなのかもしれないが。このままでは，地獄の交流戦となることは，目に見えている。もはやまともに試合を正視できないところまで追い詰められていると言うべきだ。それでも，このチームは，甘ったるくてぬるい空気を醸し出すヒロシマ球界は変わらないのだろうか。それでもなおこれから撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/05/16

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  最高の投手戦　最高の結末

  正直なところ，先発投手が前田健太対ダルビッシュ有と出た時点で，あーあと思った。およそカープのバッターがダルビッシュを打つ姿が想像できようもなく，そして前回の西宮での前田健太のピッチングに一抹の不安があったから。よせばいいのに，わざわざ寄りによって大事なエースをダルビッシュ相手にぶつけてもよかろうとしか思えなかったのである。しかし，それはあまりにも前田健太に対して失礼だった。今日の前田健太。本当に最初から最後まで気合いが乗っていた。そして内容もほぼ完璧だった。決してダルビッシュ相手に一歩も引かず，それどころか敵愾心をおのれのパフォーマンスに乗せた見事なピッチング。さすがは前田健太と素直に頭を下げるしかない。もちろん，ダルビッシュもさすがだった。まさに前田健太とダルビッシュの意地と意地との張り合いが，今日の試合のすべてだったといってもいいだろう。前田健太とダルビッシュは２学年違い。同じ関西のボーイズリーグで野球をやっていたはずだが，少なくとも前田健太の世代にとっては２学年上のダルビッシュ有という存在はもう知られた存在であっただろうから，おそらく負けず嫌いの前田健太にとっては，今日の試合，絶対に落としたくなかっただろう。絶対に先にマウンドを降りたくなかっただろう。そしてその思いを，同級生で同期の桜でもある會澤翼がよく引っ張った。その思いは，ダルビッシュを打てこそしなかったものの，他の先輩野手に大いに刺激を与えたに違いない。願わくば，６回裏のワンアウト２・３塁，しかも東出梵のダブルスチールを成功させた時点で点を取ってほしかったのだが。とにかく，打てなければディフェンスで頑張った。再三再四の東出の攻守。６回表，糸井に唯一打たれた長打がフェンス直撃となり，フィオレンティーノがそのクッションボールを処理しかねていたところ，疾風のごとくカバーリングして糸井を三塁で刺した天谷のビッグプレイ。これもすべて，前田健太とダルビッシュとの一歩も引かぬ真剣勝負の緊張感が生み出した賜といってよいだろう。これもまた，今日の試合の大きな勝因といっていい。実際のところ，昨日の試合をベンチの采配ミスで落とした後だったので，今日の試合，ダルビッシュ相手と言うことで選手にモラールダウンが生じるのではないかと恐れていた。しかし，それは杞憂に終わった。点こそ取れなかったが決してダルビッシュ相手に怯むことはなかったように見えた。それが９回裏，おそらくはチームの方針から先にマウンドを降りたダルビッシュと谷元圭介との継投という一瞬のエアポケットに，赤ヘル軍団に勝利を運んできてくれたのだろうと思う。栗原。さすがは４番の仕事。中東。よく転がして走者を三塁に進めた。そして赤松。もう何も言うことはない。好調のときは中軸打者顔負けの仕事をするけれどもそうでなければさっぱりという傾向のある赤松だが，そのバットはいまだ恵比寿様の打ち出の小槌の輝きを失ってなかったと言うことだろう。前田健太は延長になると交代予定のようだったが，見事にチームはサヨナラ勝利で勝利投手をゲットした。こうなると，やはりお約束の呪文を口にせざるを得ない。やっぱり前田健太は神の子だ。いや，もはや立派な「絶対神」だ。この勝利で，沈みつつあった赤ヘル軍団にもようやく浮上の兆しが掴めたのではないかと思う。とりあえずは，まず明日勝つことだ。どんな形でも。そうすれば，昨年の交流戦の結果の再現だってあるに違いない。ところで，最後に一応今日合意に達したとされるオリックスとのトレードについて触れておく。喜田剛・長谷川昌幸対迎祐一郎プラス金銭で合意に達したようだ。一説にはさらに大村直之も獲得との話も出ていたが，さすがにそれはなくなったようだ（ただし，火のないところに何とやらなので，決してガセネタであったとは思わない）。長谷川について言えば，カープではもはやファームでも出番少なくなったようなので，新天地で心機一転という意味でもいいトレードだと思う。喜田剛を出すというのは，正直びっくりしたのだが，左の外野手は余剰気味なので，右打者で，加えて走って守れる選手がほしいということであるように思う。２対１となったのは，大本営発表によるとおそらくはさらなる補強を睨んで，選手枠をひとつ空けておくという意味合いもあるようだ。迎祐一郎は，高校時代から名の売れた存在で，「伊万里のイチロー」と評されていたくらいのバッターである。守備と走塁は折り紙付き。左右に打ち分ける技術も確かなものがあるし，ウエスタンでは本塁打王も獲得している。もっとも，これまでは一軍ではその真価を発揮しているとは言い難いが，カープ移籍で一皮むければ，ポスト緒方孝市になる可能性も十分であるとだけ，今は言っておくことにしたい。長谷川がカープで残した実績は，十分なものがある。喜田剛も，移籍してきてからインパクトのある活躍をしてくれた。ぜひオリックスで，さらなる活躍を期待したい。さあこれから撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/05/15

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  選手はよく頑張った，しかし，負けは負け。

  あまりにも残念だ。しかし，ここまで心を折らさずに戦った選手を，どうして責めることができようか。しかし，それ故にあまりにも痛すぎる敗戦になってしまった。それだけに，あえて強く言いたい。今日の敗北こそ，今のカープにもっとも欠けているものを突きつけられたものに過ぎない。何が試合を分けたか。有無を言わさずスタンドにたたき込む長打力である。明らかにカープに欠けているにもかかわらず全く補強をしようとしなかったこの点こそ，結果的に勝敗を分けてしまったのである。さらに言うなら，もうこの点を強く告発したい。外国人選手の差。別に楽天だってすごくいいわけではないのだが，今日もまたフィリップスにやられてしまった。一体全体このチームのデータ解析はどうなってるのかと言うくらい，同じ過ちを繰り返したのである。それに比べて，全く怖さもなければさっぱり打てそうな気配がないフィオレンティーノ。そして，フィリップスを切ったあとに野村謙二郎の肝いりで獲得した外国人は，クソの役にも立たずにファームで昼寝しているのである。この落差。怒りを禁じ得ない。そして，もう一つあげておく。むしろ今日はこれに対する怒りではち切れそうなのである。またしてもベンチがアホやから負けた。何が悪いといって，なんで今日のような大事な試合に石原を使わねばならないんだ。はっきり言って今日の７失点はすべて石原の責任だと言っていい。長打力のあるバッターに，漫然と真ん中外よりストレートを投げさせるようなリードをされたら，たまったもんではない。そして２回裏，昨日チャンスでブレーキとなった小窪が根性で犠牲フライを打ち上げて同点となり，なお赤松が盗塁してワンアウト２・３塁。高めのクソボール球を大振りして三振。そしてその後何かさばさばとしてベンチに帰ってくる姿を見て，テレビの映像にものを投げたくなった。本当にこいつこそカープの疫病神だと，強く思ったのである。８回裏のしびれる場面で追撃のタイムリーを打った會澤翼の執念を見るに，まだまだディフェンスでは経験が浅くて危なっかしいかもしれないけどこの強い心を持った若者にカープの扇の要を任せるべきではないかという思いを，強くしたのである。はっきり言う。もう石原はいらない。まだ時間はあるだろう。トレードの玉にでもすればいい。今ならいい商談ができるチャンスでもある。これ以上伸ばしたら石原の負の側面が強く出て買いたたかれてしまいかねない。話がそれた。もう一点，ベンチのアホぶりを告発しておかなければならない。言うまでもなく１０回表である。なぜベイルにイニングをまたがせた。どうも，よほどベイルを信頼しているらしい。９回表に投げさせたのもびっくりしたが，これは左打者が続くというのと，相手バッターも軽量級が続くという点で納得できるものがあった。しかし，クリーンアップにつながる局面で，いくら土谷鉄平が先頭打者だからといえ，なんで今のベイルにイニングをまたがせてまで投げさせる必要があったものか。最初から横山，いやシュルツでもよかったくらいなのである。本当に，何を考えているのか全く分からない。もうやってることがめちゃくちゃだ。はっきり言って，野村謙二郎が全否定しているマーティ・ブラウンの戦術のほうがまだまともに見えたくらいだ。それだけ，もうベンチワークのひどさは限界に達しているのだ。もう一つ言えば，昨日打てなかった岩本をさっそくファームに落としてあげてきた中谷。確かに守備には不安があるだろうけれども，あれだけ打撃不振が続いている東出の代わりにスターターで使うくらいの腹がくくれなかったものか。まあ，そんなものを野村謙二郎に期待するだけ無理か。とにかく，選手は本当によく戦ったと思う。最後まで心を折らせずによく頑張った。しかし，あまりにもベンチが足を引っ張りすぎた。１０回裏。ヒット性の打球が２本もファインプレイに阻まれたのも，野球の神様がカープを見放しつつある兆候なのかもしれない。どうやら，もうすぐそこに暗黒が口を開けて待っているようだ。あとは，そこに落ちるのを待つばかりになっている。もしそれを阻止しうるとすれば，野村謙二郎が自らの誤りを認め，編成から用兵，戦術に至るまで聖域なき改革を行うことでしかできまい。即ちそれは，野村謙二郎を「切り札」だといってはばからなかったあの松田元のバカの横っ面を引っぱたくことに他ならない。まだ「優勝を目指す」という看板を下ろさないのであれば，そのくらいやってみやがれと思う。多分，明日も負けるだろう。今日の敗北によるモラールダウンは相当大きいだろう。それ以前に，この長打力に欠ける怖さのない打線などダルビッシュにとってはものの数ではなくねじ伏せてしまうだろう。その姿が見える。何度も言う。選手は本当によく戦った。しかし，一将功成らずして万骨枯る。鶴岡親分が言ったように，指揮官の悪い部隊は全滅するのである。きっと明日は，それをもっともよく分かる形で見せつけられることになるだろう。いや，明日だけではないかもしれない。それでもなお撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/05/14

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  点差以上の力負け

  スコアカードだけ見たら，もう惨敗と言ってもおかしくないくらいだ。楽天の打線もたいがい効率が悪かったので，初回の失点だけで済んだから終盤追い上げてあと一歩のように見えただけである。惜しい試合でもなんでもない。これが，今のカープの実力である。悲しいが，そういうしかない。とにかく，先発の青木高広。悪すぎた。とにかく悪すぎた。どうしようもないくらい悪すぎた。スピードのない球がただ真ん中高めに集まるだけのバッティングピッチャーと化してしまったのである。これでは，どうしようもない。今日はもうこれがすべてである。いきなり打者一巡で４点，直後２点取ったと思ったらまた２点。これで，完全に永井を乗せてしまった。こうなったら，もう赤ヘル赤貧打線では太刀打ちのしようがない。現に２回から７回まではそうなってしまった。もし，今のカープが本当に強いチームであれば，あるいはそれに比類するだけの勢いを持っていたとすれば，楽天が拙攻を重ねている間に主導権を取り返すことができたはずである。しかし，できなかった。今日はただそれだけである。いや，チャンスがあったとすれば，やはり１回裏なのである。天谷の２塁打，栗原のタイムリー，そして赤松の三塁打，というよりはレフト草野のまさに草野球なみの守備で３塁打になった，その直後。チーム状態の悪いときは，状態の悪いバッターのところに，しばしば試合の流れを左右すべきチャンスが巡ってしまうのである。また今日も，小窪が打てなかったことがブレーキになってしまった。いや，その次の打席ではヒットを打って取り返しているのだが，あまりにも遅すぎた。小窪が悪いというのではない。チーム状態が悪いときの巡り合わせなんて，得てしてこんなものだから。調子の上がらないバッターに追い打ちをかけるような仕打ちを野球の神様は与えるのである。悔しかったら，歯を食いしばって明日の試合，第一打席からがんがん打つしかない。とにかく，現状のカープとしては先に点を取って粘るしか勝ち目はないのだ。そういう展開に持ち込めば，マーティが我慢できなくなってもはやセオリーと言うべき奇策を繰り出して自滅してくれたかもしれないのである。しかし，そもそもそんな展開に持ち込めなかった時点で，もう勝負あったである。それだけ，楽天とカープのチーム状態は違いすぎた。その点は率直に認めざるを得ない。もうひとつ。カープにとっては，この試合非常に屈辱的だったことがある。いうまでもない。昨年リリースしたフィリップスに３安打３打点，しかも先制タイムリーと２回のだめ押しタイムリーを喰らったのである。彼をカープがリリースした経緯や判断については知る由もないのだが，内情を知らぬファンにとっては，野村謙二郎がヒューバーを推薦したためにフィリップスを切ったとも取れてしまうのである。ここまで打ち込まれて，しかも一度ファーム落ちまでしてやっとこさ出てきたフィリップスに打たれて負けたことが，カープの選手に重大なモラールダウンを起こさなければよいがと，真剣に危惧している。もう本当のところ，とにかくがっかりした。交流戦でねじを巻き直して戦う姿が見られるかと思ったら，全く何も変わるところがなくただ淡々と野球が流れて敗北する姿を見せつけられてしまった。財津一郎ではないが，ひじょーにきびしーーいっ，である。正直に言って，明日からの試合を正視できる自信がない。カープが勝つ姿が想像できないから。ピッチャーが最少失点で粘り，バッターがたたみかけて点を取る姿が想像できないから。そして，これは本当に杞憂で終わることを祈りたいのだが，追い込まれた野村謙二郎と大野豊は，前田健太を中４日で登板させてくるかもしれないという一抹の危惧を抱いている。それで勝てばいいが，負けでもしたら，すぐそこに暗黒が口を開けて待っている。借金８。明日が見えない。我々カープファンは，そのまた先の明後日を見つめるしかないのだろうか。いや，それに騙され続けてもう２０年近くになるのだ。なんとか，現状打破の一手が出ることを，期待するしかないのだが，それもまた虚しくなるのだろうか。それでもなお撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/05/13

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  pridegreen的こころ2010その２：続・dead? or alive?

  （一足先に呉に先乗りした例の二人連れ。呉冷麺などつつきながら）天使：ねえ，どうしてマエケンが月間MVPじゃないのよ。おかしいじゃない！悪魔：そんなもん俺に聞くな。俺が決めとるんやないわい。天使：でも，あれだけの成績残してるのに，報道関係者って何を見てるのかしら。悪魔：あんなもんはジャイアンツとキャッツのためだけにあるようなもんや。あきらめるこっちゃ。天使：そんないい加減なことでいいの？悪魔：ええ加減なもんや，あいつらは。いつか閻魔さんの前でお裁きをうけにゃいかん連中やないか。天使：まあ，それはいいけど・・・勝てないわね，カープ。悪魔：まあなあ，先発投手の数もいなくて，深刻な打力不足ときたら，よく５位でとどまってるとも言えるぞ。スワローズに勝ち越してるぶんの上積みだけかもしれんが。天使：でも，交流戦では絶対に変わるのよ。見てらっしゃい。マエケンや青木君や今井君やスタちゃんが中４日で投げまくるんだから！悪魔：えーっと，今井はまだ体調万全やないぞ。スタルツはそもそもまだ信用を勝ち取ってないやないか。青木高広もこれだけ球数を投げ続けたのは今年が初めてやろ。ということは，必然的に・・・天使：そうよ！マエケンがフル回転するのよ！悪魔：・・・・・・あんたか。大野豊にインスパイアを与えたのは。それより，そんなことをして数少ない先発ローテーション投手をすり切らせてどうするんや。今に前田健太はへばってまうで。天使：いいの。そのときには齊藤悠葵君も小松君も戻ってくるはずよ。それに，満を持して今村君が出てくるかもしれないし・・・悪魔：全部希望的観測やないか。そんなんでええんか。天使：いいじゃないの。それでしか夢が見られないんだから・・・悪魔：やけに今日は素直やないか。なんか悪いものでも食うたか？それはそうとして，いくらピッチャーが頑張っても，点が取れんとなんにもならんぞ。どうするんや，いったい。天使：大丈夫よ！栗原君が絶好調だし，天谷君だって調子を上げてきているのよ。梵君も相変わらず好調だし，東出さんだって一時の不調を脱したみたいだしね。悪魔：で，それからあとは？もし廣瀬がしばらくスターターで無理となったら，何とする？あの速球が打てないフィオレンティーノに期待するんか？天使：大丈夫よ！いざとなったら神様がいるわ！悪魔：神様？ルイスはもうおらんぞ。それとも前田健太を打者としても使うんか？天使：違うわよ。赤い恵比寿様，赤松大明神様がいるのよ！悪魔：うーん，今は当たってるみたいやけどな。その代わり当たらないとなると徹底的に当たらないから注意が必要やぞ。それに，小窪はどうした。先日のドラゴンズ戦まではよく当たっとったみたいやのに，鯉のぼりの季節からさっぱりやないか。なれないサードを守らされてへたばってるか？それとも・・・（といいつつ閻魔帳を取り出して何か書こうとする）天使：あーっ，小窪君の悪口言うとカープファンの総スカン喰らうわよ！根強い小窪ファンが多いんだからね！そんなことしてたら養殖牡蠣の餌にされるわよ！悪魔：ひえーっ，それはかなわん。これでこらえといてくれ！（と言って，天使の口に何かを入れる）天使：むぐぐぐぐ。あらなに？これ。おいしいわね。もっとちょうだいよ。悪魔：朝から並んでまとめ買いした「福住」のフライケーキや。これで勘弁してくれ。天使：（もぐもぐしながら）でも確かに，小窪君に元気がないのが心配なのよね。琢朗先生に気合い入れてもらったほうがいいのかしら。悪魔：そんなん簡単や。小窪の耳元でささやいてやればええ。「監督はファームでヒューバーが当たっていることに至極ご満悦だ」って。天使：なるほど！監督のお気に入りを引き合いに出す訳ね。確かに，絶対野村監督はヒューバーと心中するはずよ・・・・・・あ。悪魔：言うてへんからな！俺は言うてないからな！天使：だって，絶対そうだとしか思えないもん。なんか選手起用に情実が絡んでるようにしか思えないのよね・・・悪魔：いや，誰かてそんなもんや。監督かて人間なんやから，やっぱり主観が選手起用を左右する側面があることは否定できん。だからこそ，結果を出してアピールせなあかんのやないか。こいつを使わんと自分の首が危ないと思わせることが大事なんや。ほんまに小窪には奮起してほしいんや。ぼやぼやしとったら今に堂林や庄司にも抜かれるで。そのくらいの危機感を持ってくれたら，ええ仕事してくれそうな気がするけどなあ・・・天使：そうよね。マーティだって選手のえり好みは分かりやすかったからねえ。ところで，楽天に言って少しは変わったのかしら？悪魔：変わってないぞ。相も変わらず独断で怪しい采配をやって選手や仙台のファンを困惑させとるらしいぞ。この前，ランナー１・３塁でサードランナーとの間でエンドランをかけたらしいやないか。それが古巣相手と言うことで余計力んでくれたら・・・天使：去年の裏返しが見られるわけね。期待していいのかしら。（以下雨夜の品定めが続くが，時間の都合で省略）さて，恒例の本日のＢＧＭは，　　　TOMASO ALBINONI "Adagio in G minor" conducted by HERBERT KEGELということにいたしましょう。 とにかく，交流戦で現状を打破せよ。撃ちてし止まむ。必勝！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/05/12

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  交流戦をいかに戦うべきかをまじめに考えてみる

  ここまでカープが開幕してからこさえた借金が７。ベイスターズにも差をつけられ，最下位ではないのが不思議なくらいの堂々の5位である。もし野村謙二郎監督が就任時に掲げた「優勝を目指す」ということを真剣に考えるならば，この交流戦でいかに立て直すべきかというのが緊喫の課題となっているのである。そこで，カープファンの端くれとして，たまにはカープはいかに戦うべきかと言うことをまじめに考えてみることとしたい。まず投手陣。どうやら大野豊コーチは先発投手の中４日起用を真剣に考えているようなのである。また実際，それではまってしまいかねないのが怖いところなのである。しかし，病み上がりの今井に中４日は苦しかろうし，青木高広だってこれまで中４日での先発登板経験がないわけだから，そうなると自然と中４日特攻先発となるのは前田健太とスタルツになるのは目に見えている。いや，現状のスタルツの調子から見れば，前田健太のみすり切れるまで酷使される危険性が非常に高いのである。それだけは，絶対に避けねばならない。もし中４日起用にこだわるのであれば，１００球程度の球数を目処に交代させる運用をしておかないと，後々に響く恐れがある。しかし，これはルイスを中４日で回していた昨年までにも見られ，今年も特に前田健太の時によく見られる現象なのだが，それを見越してファウルでしつこく粘られて球数を稼がされるということを考えておかねばならない。すなわち，前田健太が中４日で毎回球数を１３０球程度投げさせられるか，せっかく前田健太を押し立てて５回までしか投げられないという危険性があるのだ。そのことを考えると，球数は１２０球程度，それで中５日，時々中６日で回す運用のほうが望ましいというべきだろう。仮に中４日起用にこだわるならば，リリーバーを厚くして，いわば中継ぎ投手のローテーションを作ってどこにも極端な負荷をかけないようにすべきだろう。そうなるとあとは誰を第５の先発に使うかというところだが，ここはちょっとお疲れ気味の建さんをリフレッシュ休暇に回して，ファームで結果を出している伊東昴大か相澤寿聡を昇格させて，谷間の先発兼リリーフで使うというのが穏当な線ではないかと思う。もちろん，ファームで相手を圧倒するくらいの結果を残せば齊藤悠葵や小松剛を昇格させればいいだけの話である。加えていえば，交流戦の終盤くらいに，今村猛を一軍デビューさせられれば理想的だ。今はその噛ませ犬をどこにするかを慎重に見極めることも大事だろう。かつてカープがダルビッシュの噛ませ犬にされたように（あのときは危うく完封されるピンチだった。そういえばそれを救ったのは木村拓也だったのだ。）。さて，攻撃陣だが，天谷と栗原の調子が上がっているのはいいのだが，いかんせんまだまだ下位打線が弱い。そこそこ打ってはいるが相手にとって恐怖感がないといったらいいのか。その意味では，５番に座って打撃好調だった廣瀬の怪我は痛すぎる。なんとか木曜日までに間に合ってほしいと願うばかりである。いずれにせよ，深刻な打力不足，得点力不足を解消するには，まだ至っていない。はっきり言って，これに対する一番の処方箋は補強である。早急に日本球界の経験のあるスラッガーを獲得すべきである。さもなくば，国内移籍市場に積極的に打って出るべきである。しかし，これは相手があることなので，ここではこれ以上触れない。ただし，現状を打破するにはそれしかないと思われることは付け加えておく。攻撃陣で明らかに問題になっているのは，たまには打つが打てないときはとことん打てないフィオレンティーノと，なれないサードの守りでミスが続いたこともあってか打棒も湿りがちな小窪である。フィオレンティーノは速いストレートに弱いという致命的欠陥をもっているので，パ・リーグの投手相手となると極めて不安である。そして小窪。悩んでいるんだろう。その中で積極性を少しでも見せようとしているんだろう。あせって前掛かりになっている，というよりは前のめりになっているように見えるのである。しかし，現状のファームでそれではフィオレンティーノほど打てるバッターがいるか，小窪を凌ぐ結果を出しているバッターがいるかとなると，答えに窮するところである。しかし，ここは赤ヘル軍団の百年の計として，ひとつ腹をくくるべきときではあるまいか。外野の一角に岩本貴裕を，サードに堂林翔太を起用してある程度の期間結果を見てみたい。何と言っても，二人とも将来の赤ヘル打線の主軸を担ってもらわねばならないのだ。それならば，今から思い切って，この交流戦という機会に起用して，その器量を試してもよいのではないか。とにかく，当たればでかいことは間違いないのである。どのピースをどういじくっても代わり映えしないような赤ヘル赤貧打線に刺激を与えて活性化するには，このくらいの大なたを振るうことは必要ではないかと思うのである。結果が出なかったら，元に戻すかファームで活躍した選手に機会を与えるかすればよい話であるから。さて，ものはついでにキャッチャーについても触れておきたい。これも赤ヘル軍団百年の計に鑑みるならば，今試しておくべきことがあると思われるからである。すなわち，會澤翼と白濱裕太に正捕手を競わせ，それを倉がフォローする態勢を作る。何と言っても，この二人はいずれはカープの扇の要の座を争ってもらわねばならないのだ。會澤の潜在能力の高さは実証済みだし，白濱も今年はファームで攻守とも結果を出している。ならば，思い切ってこの閉塞感を打破するためにこの交流戦を機会にゲームを委ねてみてもいいのではないかと思うが，どうだろう。とにかく，明後日から，しかも因縁深き楽天戦から始まる交流戦。もちろん優勝するほどの成績を残してほしいところだが，少なくとも昨年くらいの結果は残してほしい。そのためには，ちょいと現状を打破する仕掛けをしないと，このチームは前に動かないような気がするのである。もちろん，これらはあくまでも私限りの希望的見解であって，こうあるべきだということを主張したいのではないので，念のため。とにかく，交流戦で現状を打破せよ。でないと勝利への道はない。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/05/11

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  至極残念　あまりにも無念

  先発投手の力関係その他諸般の事情を考慮して，決して負けてはいけない試合だった。必ず勝つべき試合だった。しかし，それを落としてしまった。そのことに対する失望感があまりにも強い。試合内容は決して悪いとは言えなかったのだが。結果的にいえば，ブラゼル一人のために負けてしまったという印象が強い。しかし，それに至る過程を見ると，あまりにも腑に落ちないのである。すなわち，あまりにも簡単に打たれすぎなのである。ほかのバッターはほぼ手玉に取っていたにもかかわらず。首脳陣は何を思って前田健太と石原とのバッテリーに固執するのか分からないが，今日は完全に裏目に出たといっていいだろう。というより，石原の配球傾向というものがもう完全に読まれているのではないか。勝負はアウトコース，そして粘っていれば必ず真ん中にストレートが来ると。ブラゼルの2本目のホームランとか，マートンのタイムリーの打たれ方を見て，その思いを強くした。とにかく，どうひいき目に見ても今年の石原はリードも打撃も何もかも精彩がない。石原との相性云々なのかもしれないが，前田健太のプロ入り初完封の時の捕手は倉なのである。ここまで倉をメインで使ってある程度結果が出ていたにもかかわらず，前田健太の時に限って石原というのは合点がいかない。ここまでは前田健太のエースとしての貫禄で勝ち続けてきたが，今日まさにその不安が的中してしまったとの思いが強い。打つ方も打つ方で，まだこれまで最長１イニングしか投げたことのない初先発の鶴を捕らえきることができなかった。確かに初物に弱い傾向があるのは昔からだけれども，こと今日に至ってはあまりにもひどすぎる。本当に対応力が完全に欠如している。これが赤ヘル赤貧打戦たる所以であるというべきだ。要するにおととい昨日の外国人投手やリリーフで出てくる虚構の速球投手のように自滅してくれないと打てないということを如実に表してしまった。これでは点が取れないし，何より勝てるはずがない。いや，一度だけ今日の試合のターニングポイントになったかもしれない場面があったのである。栗原がタイムリーを打って同点にした後ツーアウト１・２塁でバッター小窪の場面。ここで勝負をかけないで，いつ勝負どころが来ると思っていたのか。はっきり言って前の打席でもチャンスで打てなかったし，こんなことをいうと根強い小窪ファンに何をいわれるか分からないが，とてもあの場面で小窪が打てる雰囲気がなかった。ならどうするか。答えは自ずと１つに定まるであろう。あの場面こそ代打の神・前田智徳の出番ではなかったか。アウェイでの試合で，先生されてようやく追いついた。そこで止まってしまったら流れは絶対に相手に渡ってしまうのである。あの場面こそ，意地でも流れをカープに引き寄せるべく，勝ち越しへ向けてなりふり構わず行かなければいけないのではなかったか。こういうところをみると，やっぱり野村謙二郎と大野豊が仕事をしなければならない展開で勝つのは苦しいといわざるを得ないのである。これでカープは，借金７の５位で交流戦に突入することになった。一時は借金２にまで詰め寄ったことを考えると，これはあまりにも大きな退歩であるというべきである。いや，昨年と比べても何一つ進歩がないのだ。これは，もうはっきり言って人災である。首脳陣の手腕のなさがもたらしたものである。もしかしたらルイスと大竹がいない中でよく頑張っているなどという向きがあるかもしれないが，間違っている。そんなことは少なくとも事前に分かっていたことであるから。だからこそ，投手陣をどうやりくりするか。先発ローテーションと見込む投手をどう調整させるか，駒数が足らないとなるとフロントが動いてどう補強をするか，それがまさに首脳陣とフロントのなすべき仕事ではあるまいか。結局それに対する処方箋を何も書けなかった，何も手を打てなかったということこそ，厳しく追及されなければならないのである。少なくとも野村謙二郎と大野豊の責任は重大であるというべきだろう。こうなれば，とにかく交流戦で持ち直して追いすがるしか道は残されていない。ひょっとしたらジャイアンツやキャッツが交流戦で大負けして相対的に順位が押し上がるかもしれないのである。今はそんなことでも期待していないとやってられないのである。とにかく，今日の試合はがっかりした。まさにカープの構造的腐敗の全部をさらけ出して崩壊したようなものだからである。まあ，昨日の試合後に野村謙二郎は「選手は野球をなめてる」とか言ったようだが，その言葉はまさに天に唾するようなものだということを思い知るがいい。あるいは，今日思うように選手が動かなかったのは，その言葉で特に野手陣に重大なモラールダウンを引き起こしたからではないかとさえ思うのである。長さんじゃないが，だめだこりゃ。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/05/09

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  心を折らさず，よく戦った。

  正直なところ，昨日の負け方があまりにもひどすぎたので，今日の試合，しかもナイターからデーゲームになったこの試合の行く末については，極めて悲観的になっていた。選手が一体となってミスを取り返して土壇場でひっくり返した試合を最低のベンチワークが故に叩きのめされた後だけに，選手のモラールの低下が，何より心配だったのである。しかし，選手の心は，決して折れていなかったようだ。むしろそんなものどこ吹く風とばかり序盤から押しまくった。オッしてキャッツの先発スタンリッジを１回表からきりきりと締め上げて，常に先手先手を取って点を積み重ねた。東出が，梵が，天谷が，そしてフィオレンティーノが，赤松が，激しくスタンリッジを攻め立てて攻略に成功したのである。これこそまさしく今日の勝因といって間違いあるまい。流れを常に手元に引き寄せることに成功したからである。３回裏に今井が崩れて一時は逆転されても，この流れがあったからこそ，すぐに流れをたぐり寄せて，逆に突き放すことができた。東出の２塁打を基点に，ようやくキャッツがスタンリッジを諦めて出してきたリリーフの川崎を，まだこんなの骨のある相手にあらずと天谷が，栗原が，そしてフィオレンティーノが長短打を連ね，簡単にマウンドから引きずり下ろすことに成功した。この時点で，９割方勝負あったと言ってよいだろう。実際，その後マウンドに上がった篠田も不安定どころか４回裏は１死２・３塁，５回表は１死１・２塁のピンチに立たされながら，ともに併殺で切り抜けることに成功したのである。特に４回裏は大きかった。鳥谷の打球がサード小窪のグラブめがけて飛んでくれたのである。そして目の前にサードベースが空いていたのである。これぞまさに天が我がカープに味方したものと言わずして，何と評せられようか。あとは，７回８回と筒井が火祭りの生け贄となる姿を見ていればよかったのである。特に栗原。昨日ヒーローになり損ねた栗原。替わり端をセンターへ叩き込む２試合連続のホームラン。格好の起爆剤となった。そして８回裏のとどめのタイムリーも打って，連続マルチ安打を継続した上に猛打賞。このくらい打てるんだったら今まで何をやっていたんだと恨み言の１つもいいたくなるが，４番打者が４番打者の働きをしたら，カープだってこのくらいの試合はできるということなんだろう。いや，天谷もフィオレンティーノもマルチヒットで天谷２打点，フィオ３打点である。このくらい打ってくれれば，悪いがキャッツなんぞに負けるはずがない。もちろん，裏返していえばいかにクリーンアップが機能しなかったかということが赤ヘル咳貧打戦の原因だったというべきなのであるが。これで終わればめでたしめでたしだったのであるが，９回裏にシュルツを出したら案外不出来で３失点してしまったことが悔やまれる。確かに今日のシュルツ。追い込んでからの球がことごとく高かったし，コントロールも安定していなかった。どうも思うに，６点差が付いて今日も出番はないだろうと高を括っていたところにマウンドに送られ，気持ちの整理が付かない打ちに打たれてしまったような気もする。そうだとすれば，やっぱり昨日に引き続いてベンチワークには問題ありといわざるを得ない。はっきり言って武内でよかったと思うのだが。そして，もしシュルツの登板間隔が空くことを危惧したのであれば，なんで昨日の試合の８回裏の頭から出せないかということを，蒸し返さざるを得ないのである。もっともその９回裏，心優しきキャッツのジョーさんはカープファンにも手土産を持たせてくれたのである。代打で出てきた「５億円おぢさん」がシュルツの球に押されて力なく打ち上げざるを得なかった哀れな姿。そして１点取られてなおワンアウト満塁という場面で出てきた球界のキツネザル君が，ことごとくボールゾーンのアウトコースの変化球にくるくるバットが回って三球三振した姿。本当に溜飲を下げさせてもらった。その後小宮山とかいう雑魚に打たれた２塁打は，まあ不運な事故のようなものである。と言うより赤松がいくら何でも前に守りすぎていた。定位置だったらただのフライアウトで終わっただろうに。打者に応じて守備位置を変えていたのが災いした結果なのだろうが，あれだけは余計だった。とにかく，連敗を止めた。首脳陣の不始末を選手が一丸となって取り返した。この姿がある限り，まだまだ戦えるだろうと思う。そして，それまでばらばらだった打線が，ここに来てようやく繋がり始めた。クリーンアップが機能し始めた。今頃遅いわいといってやりたいくらいだが，それでも繋がらずに苦労するよりはよい。天谷も栗原も，そしてフィオレンティーノも今度こそはこれをきっかけに勢いを取り戻してもらいたい。そのためには，まず明日である。キャッツはまた鶴とかいう雑魚が出てくるようだが，ならば前田健太を立てる以上は負けることは許されない。というより，これ以上「神の子」に試練を与えなくてもよいだろう。たまには早いうちに点取って楽に投げさせてやらにゃあいかんだろう。明日も，今日のような選手一丸となって戦う試合が見たい。ベンチワークの機能不全なんか吹っ飛ばすようなすっきりした勝ち方が見たい。野村謙二郎や大野豊に仕事をさせないような試合が見たい。とにかく，今日はよかった。まだまだ。明日勝ってこそ本物。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/05/08

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  ベンチがアホやから負けた。

  どうせならこっそりと負けてくれればよかったものを，中途半端に終盤勝ち越したりしたものだから，余計に今日は怒りが増幅して脳内を駆け巡っている。ここまでその予兆はさんざん見せつけられたところではあったが，今日はついにそれがもっとも目に見える形で決壊した。はっきり言う。もう野村謙二郎と大野豊には任せておけない。本当に，何を考えて采配をやっているのかよく分からない。否，この二人には試合の流れとか戦況とか空気というものが読めているのか。彼らのやってる野球は，コンピューターゲームの，いやサイコロを転がして結果を出すシミュレイションゲームの野球カードゲーム（昔，熱闘１２球団ペナントレースという名作カードゲームがあったが。）の采配と同じだ。いや，それ以下だ。多分野球ゲームの監督の方がよっぽどよく考えて采配を振るっているだろう。まず８回表。栗原がようやく４番打者らしい仕事をした逆転ホームランが出て，なおワンアウト２，３塁。打席は倉。確かにフォッサムからヒットは打っているが，この場面，どうして石にかじりついてでも追加点を取ろうとする手を打たなかったのか。それこそピッチャーが鈍重な久保田でしかも一・三塁の守備は穴だらけなのである。そこをなぜただ漫然と打たせたのか。意地でも転がす打球を打てと指示しなかったのか。あの場面でスクイズは考えられなかったのか。確かハマスタでこの監督さんは２回表に，しかも打率３割オーバーの赤松にスクイズを命じたはずだ。要するにあれは思いつき各地から出任せの類の戦術で，確固たる勝利への意志を持ってのものではなかったのか。そういうところまで疑ってしまいたくなる。そして，問題の８回裏。もう建さんは限界に近づいています。ほかの手は打てなかったのですか。確かに梅津と篠田はここで投げると３連投になるところではあったが，１日休みが入ったわけだし，使えなくはなかったはずだ。いや，ファームでの実績を買って思いきって武内に委ねるという手もあったはずだ。それをセットアッパーは建さんなんだというくだらない決めごとに縛られて自爆してしまったのである。もちろん打たれた建さんの責任が免責されるわけではないが，この失点の重大なる責任は野村謙二郎と大野豊にあるというべきだ。加えていえば，ここのところ建さんは水道橋では谷にグランドスラムを打たれ，先日のホームゲームでも森野に同点ホームランを許し，先のハマスタでも井手にサヨナラヒットを打たれてしまっているのである。こういう状態に入った場合，通常は楽な場面での登板で調整するか，思い切って休ませるかでリフレッシュさせるのが常道というべきだろう。しかし，野村謙二郎と大野豊にはそんな考えはなかったんだろうか。素人でも考えつきそうなことなのに。せっかく，今後へ向けてものすごくいい弾みになりそうな白星が手に入りそうだったところなのに，本当にベンチのアホ振りのおかげで取りこぼしてしまった。いや，取りこぼしたなんていう甘いもんじゃない。最高の勝利が一転最悪の敗戦になってしまった。これで，ついに借金は今季最多となってしまった。このままではいずれスワローズに抜かれることは確実だろう。すぐそこに暗黒が口を開けて待っている。このままではその中にすっぽりと呑み込まれて出てこられなくなることは間違いない。もう一度はっきり言っておく。もう今の首脳陣では戦えない。監督は確固たる理念も信念もなく，ヘッドコーチは全く参謀としての機能を果たしていないことが明らかになったのである。今から首脳陣の新規採用は難しいかもしれないが，とにかくこのチームに必要なのは野球をよく知っている参謀の存在だろう。大下剛史は劇薬に過ぎるかもしれないが，木下富雄あたりは呼べないのか。いや，石井琢朗兼任コーチはどうか。私はぜひ監督代行を任せたいとさえ思っているのだが。疲れた。ほんの数十分の間に怒りが増幅してしまって，もう怒り疲れた。いや，ベンチのアホ振りが故に勝てないような試合をこれで３つも続けてみせられたから，余計に疲れた。今日の試合，明日の大本営発表ではどう報じるのだろうか。先だってはようやく現体制批判をゆるゆるながらも書き連ねた「球炎」は，どう分析するだろうか。今は，それが唯一の楽しみである。明日明後日の試合については，想像する気にもなれない。いっそ前田健太をジョーカーとして残しておいて，勝てそうになったら３回とか４回あたりから投げ切らせてみてはどうだろうなどと非現実的なことを思ってみたりもする（ただし，これはかつて古葉監督の時代に江夏豊や小林誠二をこの手で使って成功しているのだが）。今日は，選手はよく頑張ったと思う。それだけに，参謀なきはだかの王様と参謀の役に立たない迷参謀がチームを迷走させていることを，哀しく思うのである。このままじゃ勝てない。抜本的変革を強く求む。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/05/07

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  そうか。やっぱり勝てないのか。

  試合終了となる栗原の併殺打を見た瞬間，呆然とするでもなく，悔しいとかましてや怒りが湧いてくることもなく，さも当然のように受け入れてしまった自分がいた。とにかく，１点ビハインドで終盤にチャンスを作っても，それをものにできるようにはとうてい思えなかったからである。今日の試合も結局昨日の試合のリプレイのようになった。ツーアウトからことごとく打たれて５失点したスタルツ。そして単発の攻撃でしか追い上げられず，追撃のあと一押しがなかった攻撃陣。なんといっても，１１安打も打って得点圏で打ったのは倉だけだというのが，現状のカープの深刻な打力不足を物語っている。敗因はこれしかない。２安打の栗原は得点圏打率が高いことを誇る割には終盤のチャンスでことごとく箸にも棒にもかからない結果を残し，猛打賞の廣瀬も一番打ってほしい場面で打ってくれなかったのである。このような攻撃の非効率こそ，カープの打力の貧困さの象徴というべきなのである。否，惜しいチャンスにあと一押しないということこそ，チームの打撃としてもう終わっていることを表していることを思い知らねばなるまい。はっきり言ってしまう。こんな状態では戦えません。とにかく今のカープに必要なことは，なぜこのような打力不足を招いたのか，その責任は誰に帰すべきなのか，それをどう打開していくのかを，早急に突き詰めて解決するしかない。いや，最初の二つについては分かりきっているだろう。攻撃陣の補強をサボったフロントと，その筆頭に位置する松田元のバカが諸悪の根源であること，そして現場の指揮官たる野村謙二郎監督が未だ有効な処方箋を見いだせないこと，これに尽きることはいうまでもあるまい。昨年５位に沈んで１２年連続Ｂクラスになりながらこと打撃陣だけではなくチーム全体の根本的な変革となるべき補強をサボった松田元が万死に値するのは当然だが，とにかく今からでも遅くない。国内移籍や外国人補強を問わず緊急補強に乗り出すべきだろう。とにかく，これほどまでに抜本的に補強をしたチームとそれをサボったチームとの戦力差，野球の質の差を思い知らされた以上，合言葉は一つ。「ベイスターズに学べ」である。現場のほうにも，注文がないわけではない。今日の試合で象徴的にいうならば，７回と９回，それぞれ先頭の東出が出塁した後の梵の打席。７回の牛田はストレートの四球だったわけだし，９回の山口だって球はばらばらだった。そのような状況で，判で押したように初球送りバント。もちろん十分送りバントはあり得べき展開だったのだが，それにしてもコントロールを乱して苦しんでいるピッチャーの初球を簡単に送りバントである。東出と梵のコンビネーションだったら，わざと球数を投げさせて揺さ振ることだって十分可能だっただろうに。そして昨日の９回表の小窪と今日の栗原。苦しんでいる山口を助けた早打ち。要するに，自分のやりたい野球しか頭になく，相手の状況が見えていない。だからいつまでたっても現状の打力不足が打開できないんだと思う。はっきり言って今のカープは，清く正しく美しく，真っ向勝負でいつも負けましたという状態なのである。これではいけない。どんな手を使ってでも，徹底的に相手を組み伏せるべく勝負する。かつての赤ヘル軍団のお家芸をもう一度取り戻すことである。かつては，故三村敏之氏とか木下富雄氏のように，相手の嫌がることならなんでもするような選手が必ずいたのだ。今のカープには，それが足りない。もっとも，最近の主流派カープファンはそういう野球を忌避して明るく楽しくときどき勝てる野球を指向していたようなので，チームがそれに染まってしまうのもやむを得なかったのだろうか。その意味では，１２年連続Ｂクラスに代表される失われた２０年の責任の一端はカープファンにある，いや立派な共謀共同正犯であると思うのだが，どうだろう。とにかく，ゴールデンウィーク９連戦。４勝５敗と負け越し。しかも今年はベイスターズにはまともに勝てそうにないという手土産だけが付いてきたのだ。言い方は悪いが，はっきり言って労多くして実りなき９試合だったと言ってよいだろう。この後西宮で３連戦の後交流戦に入るわけだが，正直にいって，これからの戦いで明るい未来が開けそうには，とても見えない。もし，本気で今シーズン優勝を狙うというのであれば，松田元のバカを軟禁してでも，主流派カープファンが腰を抜かして口から泡を吹くような抜本的な戦力見直しと徹底的な補強が必要だろう。それがない限り，まあとうてい勝てないだろう。未だに大本営発表の甘言を真に受けている方々には理解してもらえないかもしれないが。このままじゃ勝てない。抜本的変革を求む。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/05/05

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  勝てなかったかなあ

  今日も映像を見ることができず，しかも朝から農作業をして昼酒飲んで寝込んでしまったため，試合の音声も途中からしか聞いていないのだが，その時の手応えは，これは勝てる，と思っていた。いや，こういう試合を勝てないと上位にはあがれない，と言う方が正しいか。でも，そうならなかった。非常に残念である。客観的に見て，敗因は簡単である。４回，６回，８回，９回と，１点を取ったあとにチャンスをつかみながら，ことごとく逃したことである。こんなことをやっていたら，結局最後は相手に流れを渡してしまうのである。それ以上でも以下でもない。もちろん，だからといって２死から炎上して５点取られた齊藤悠葵や，９回裏に自分のミスから崩れた建さんの責任が免責されるわけではないが，それでも相手よりたくさん点を取ることは可能だったというべきである。４回と６回は，それでも嶋，前田智徳という代打の切り札を切った結果であるから，ある意味仕方ない面がある。打てなかった，それに尽きるのであって，これをどうこう言うことはできない。問題は，８回と９回の攻撃である。まず８回。１点取ってなおノーアウト１，３塁。そして倉のところで代打石井琢朗を送ったのだが，そのまま打たせてショートゴロ本塁封殺という最悪の結果に終わってしまった。論点は二つあると思う。なぜ倉のところで代打を出したのか，そして，どうして何も仕掛けなかったのか。昨日の試合，２回表にスクイズで追加点を取りに行ったくらいなら，どうして石にかじりついてでも１点ほしいところで仕掛けなかったのか。石井琢朗を切ったことで，ただ打つだけということが見え見えになって相手にとってノープレッシャーになったのである。何でもできた場面だけに，あまりにもにもベンチの無策が悲しいのである。そして９回。山口を攻めてフルベースからフィオレンティーノの今日猛打賞となるタイムリーで同点に追いついて，なおワンアウトフルベース。バッターは小窪。結果論と言われるかもしれないが，どうしてもぼやきたくなるのである。あの場面で，初球を打つかなあ。はっきり言って山口はもうあっぷあっぷになっていたのである。追い込んでも投げる球がなくて簡単に打たれていたのである。なのに，初球のスライダーを簡単に打ってしまって最悪の併殺打。思いっきり打つのはいいのだが，あの場面，もっと空気を読んでほしかった。少々ストライクを先行されても怖くない，そこまで追い詰めていたのであるから。加えて言えば，栗原も初球２球とスライダーだったから，ストレートを待って思いっきり振ったと言うんだったら，あまりにも智恵がなさ過ぎる。それが今の小窪の限界かもしれないし，その程度の智恵を授ける存在がベンチに誰もいなかったのかということまでも恨めしくなるのである。いや，この試合の敗因について言えば，この点を指摘しておかねばならない。８回表の３塁走者フィオレンティーノの走塁。石井琢朗の打球は併殺を捕るのは難しい打球だったようだから，スタートを切ったとしても本来コーチが止めなければならない。仮にホームに投げてくれたとしたら，挟殺プレイで時間稼ぎをして進塁打になるのである。あの走塁判断は，最悪だったと言わざるを得ない。そして９回表のフィオレンティーノのヒットでの２塁走者赤松の走塁。コーチはもう外野手の守備位置を見て相当早くストップの指示をしたようなのであるが，この打球をライトはジャッグルしていたのである。赤松の足を考えると，全力で２塁から走っていればホームへの生還も可能だったかもしれない。それにしても，コーチのストップの判断が速すぎる。あの場面，外野手が捕球してバックホームの体勢を取った時点で止めても遅くはなかったはずなのである。いや，それがむしろ定石ではないか。しっかり働け高信二。この壊れた信号機，いや田んぼの案山子野郎。いったい，どれだけ彼の判断ミスで負けたら気が済むのか。どうして彼をサードベースコーチに起き続けるのか。あまりにも走塁勘が悪すぎるというほかない。今からでも遅くないから，１塁と３塁のベースコーチを入れ替えるべきである。もちろん緒方孝市になったからと言って改善されるとは限らないのであるが，どちらにしてもこのチームの首脳陣の構成の構造的欠陥と言わざるを得ない。とにかく，あまりにも残念だ。こういう試合を落とすというのはあまりにも痛すぎる。しかもまた１１残塁。また恥の上塗りをしてしまったのである。今となっては，今日の敗戦がチームのモラールダウンを来して，明日の試合に影響しないことを祈るのみである。明日で連戦は最後。とにかく，死んでも激しく戦え。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/05/04

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  よくぞ粘った　よくぞ凌いだ

  今日は映像を見ることができず，音声に接したのも途中からだったのだが，とにかくその間防戦一方で毎回毎回綱渡り的に凌いでいたという印象が強い。しかし，点こそ許したが決して追いつかせなかった。終わってみれば先に点を取って粘るという，深刻な打力不足のカープにとってはまさにこれしかないという必勝パターンで逃げ切った。とにかく，今日勝つと負けるとでは天と地の差であったのだから，まずはよく凌いで勝ったことをよしとすべきだろう。それにしても，前田健太の粘りは見事だった。決して調子はよくはなかったであろうことは球数からも，終始攻められ続けたその内容からも見て取れたのだが，それでも決して崩れず追いつかせず，本当によく粘り抜いた。これぞまさにエースたる風格十分である。いや，まさに自他共に認める赤ヘル投手陣の大黒柱と言うべきだろう。内容は悪くとも決して相手に先に点をやらない，追いつかせないのがエースの仕事である。多分今日などランドルフのほうが出来はよかったくらいかもしれないが，これがまさにエースと勝てないピッチャーの違いだと言うことをまざまざと見せつけてくれたのである。今日はもう本当にそのくらいである。あとあえて言うなら，相変わらず打てないねえ，点取れないねえと嘆くほかない。明日明後日のことを考えると，今日はよかったけれどもその点は非常に不安である。さすがに今日は，２回に廣瀬の２塁打を足がかりに小窪が送って，序盤にもかかわらず赤松にスクイズをさせて追加点を取りに行くという開き直り的リアリズム采配を見せ，久しぶりに采配らしい采配を見たような気がするのだが，それにしても，終盤のチャンスの場面でいくらでも代打の神・前田智徳を起用するチャンスがありながら，結局出せずじまいで終わったことはどうかと思う。この試合の重要性に鑑みるならば１点を取るためにもっと血眼になってもらわないと困るのだが，そのあたりがあまりにもあっさりと終わったことが少々残念である。今日はここまで勝てていないランドルフ相手だったからうまくいったけれども，明日明後日，寺原と清水相手に同じようなことができるか，序盤から点を取っていく展開に持ち込めるかどうかは，今日の試合を見る限りはいささか不安に思う。しかし，とかく前田健太を立てて絶対に落とせない試合を勝った。確か先週のホームゲームでもここまでは幸先よいスタートを切ったように思うのだが，今度こそは勢いに乗ってもらいたい。何と言っても，あのドラゴンズ３タテ以来，久方ぶりに連勝したのである。今度こそはベイスターズの思うようにはにさせないぞというところを見せてほしいと思う。それにしても前田健太。これまで思うように点が取れなかった赤ヘル極貧打線が梵英心の「ハマスタホームラン」で先制し，２回にも追加点を取るという展開になぜかなったのである。そして，本調子でなくとも粘り抜いたピッチングも見事ながら，マウンドを横山，そして建さんに託すと，昨日不安定なピッチングを見せた横山と同点弾を打たれた建さんがまるで嘘のように，横山は内川村田を危なげなく切って落とし，建さんはスレッジを三球三振である。そして９回表。ベイスターズが守護神候補として期待しているブーチェックがとても打てそうになかった天谷にぶつけてくれたことに付け込み，栗原のヒット廣瀬のバントと繋いで小窪が追い込まれてから打っただめ押しのタイムリー。あれほどまで機能しなかった打線が嘘のように繋がり，そしてベイスターズが期待しているブーチェックをまずは叩いておくという最高の展開。こうなると，いつものお約束の呪文を唱えずにはいられない。そう，やっぱり前田健太は「神の子」だ。いや，もはや「神の子」ではなく，着々と「絶対神」への階段を歩んでいるようにも思える。とにかく，前田健太が投げればチームは勝てるんだという空気がチームの中に出てきはじめたら，しめたものである。とにかく，今日は勝ってよかった。問題は明日である。今度こそ寺原を打ち込んで点を取らなければいけないのである。先週の無様な大惨敗のリベンジに選手が燃えているであろうことを期待したい。いや，そうでなければ困るのだが。まだ連戦は続く。とにかく，死んでも激しく戦え。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/05/03

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  勢いを断ち，勢いで勝った。

  何とも総括に困る試合だが，とにかく９回裏にサヨナラ勝ちで，またしても浅尾を打ち込んで決勝点を取ったのである。まずは，そのこと自体が非情に意義深いことといわざるを得ない。なんといっても昨日のどうしようもない敗戦を考えると，その勢いを今日に持ち込まれることが１番まずいのである。しかし，今井が踏ん張った。ファームでもまだまだ調整途上と見られていたにもかかわらず，５回１失点。もちろんそれで９０球というのはまだまだ調整が完璧でない証拠なのだろうが，今井というピッチャー，思うに実に実戦向きな投手だと思う。練習よりも実戦，ファームより一軍，中継ぎより先発でより結果を出しているように思われる。今日も，立ち上がりを１つ間違えば昨日の二の舞の虞もあったにもかかわらず，うまく立ち上がり，よく試合を作った。そしてドラゴンズに流れを渡さなかった。ただし和田に打たれてしまったホームランだけは残念だが。十分防ぎ得たであろうから。もう１つ。やはり１回裏にチャンスを作り，４番打者のタイムリーで先制したことを挙げなければなるまい。やはり昨日の試合のことを考えると，先制点を取られると昨日の延長のような試合にしてしまう危険性があったにもかかわらず，まずは先制点を取った，しかも梵が出塁して盗塁し，栗原のタイムリーで点を取るという理想的な形を作ったことが，やはりドラゴンズに流れを渡さなかった大きな要因といっていいだろう。ただし，これも惜しむらくはその後の１死１・３塁で点が取れなかったことである。ここで追加点が取れれば，おそらくはもっと楽に勝てただろうが。とにかく，先に点を取って粘るという形が作れたことが，今日の大きな勝因といっていいだろう。そのために，昨日のドラゴンズの勢いが消え，一昨日の試合の，いや前のホームゲームで３連勝したときの流れが戻ってきたのである。相変わらず打線がうまく機能しなかったからまとまった点こそ取れなかったが，それでも２度先手を取ったのである。そして確かに２度追いつかれたが，決して抜かせなかったのである。いや，実はドラゴンズは昨日に続いて毎回走者を出していたのである。しかし，そこは倉の腹の据わったリードで連打を許さず，逆に一昨日と同様ドラゴンズから３併殺を奪ったのである。この時点で，サヨナラ勝ちは必然の流れだったのかもしれない。９回裏のカープの攻撃は，実に美しかった。石井琢朗執念の一撃は荒木のエラーを誘い，倉はしっかり犠打で送る。そして途中から９番に入って打順が回ってきた赤松恵比寿様は見事な繋ぎのヒットでドラゴンズを追い込み，浅尾がやけくそのストレート勝負に出てきたところ，３球目が甘く入ったのを見逃さなかった東出。なんの無駄もなく，全て一発で的確な結果を出してサヨナラ勝ちに結びつけたのである。これは明らかに，一昨日のドラゴンズ戦と同じ流れである。投手陣が粘り，常に先手を取るという展開を作り出しただけで，これほどまでに流れは変わるものなのである。付け加えておけば，先制タイムリーと勝ち越し本塁打が昨日のアンチヒーローである栗原だったということも，明らかに流れが変わっていた証左というべきだろう。とにかく，いろんな意味で今日勝ったことは大きい。ゴールデンウィーク９連戦の星勘定も五分に戻したこと，何より先のベイスターズ戦でのどうしようもない悪い流れをとにかくも断ち切ったということ，そしてもはやドラゴンズは警戒は必要だが恐れるに足らない相手であることを結果で証明したこと。少なくとも，昨年のようには行かないぞということを刷り込ませただけでも大きいのである。浅尾を出して２度もサヨナラで負けることなど，ドラゴンズにとっては考えられもしなかっただろう。明日からは，今度は横浜に場所を移してのベイスターズ戦である。ホームでの２戦目３戦目での惨敗の借りは，当然返さなければいけないだろう。一昨日のような試合はそうそうできないにしても，今日のように先に点を取って粘る展開には十分できるはずだ。とにかく，仕返しあるのみである。まだ連戦は続く。とにかく，死んでも激しく戦え。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/05/02

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  ああ被弾王小松　明日へと響く最悪の黒星

  ２回裏終了時点で４－０となったときには，これはもう昨日の勢いがそのまま続いているなと思った。明らかに，風はまだ赤ヘル軍団に吹いていたのである。しかし，一抹の不安があった。いうまでもなくマウンドに立っている被弾王こと小松である。初回と２回のピンチは腹をくくって倉がフォークやスライダーを思い切って使ったことが功を奏して無失点で切り抜けたのであるが，点を取ったことで帰って守りのピッチングに入ってしまって自分を見失うのではないかと，その点だけが不安だったのである。そして，その不安は的中してしまった。３回からの小松は，もうびくびくしておっかなびっくり投げていたような感じだったのである。とにかく球が全部真ん中へ真ん中へ入ってくる。これでははっきり言って勝負にならぬ。３回に和田に打たれた時点で危険水域，４回にヒットと自らのバント処理ミスで無死１・２塁となった時点で，もう強制終了させてもよかったのではないかと思う。おそらく落合博満ならそうしただろうと思う。しかし，そのあたり野村謙二郎も大野豊もまだ非情になまでに勝利に対して貪欲になれなかったのか，あるいは何とかして勝ち投手を付けてやろうと情けをかけてしまったか，いずれにせよ小松を引っ張るという判断は今日一番の悪手になってしまった。あとは，もういうまでもないし，触れたくもない。とにかく小松についていうなら，はっきり言ってマウンドの上で抑えるイメージが自分の中にないのだと思う。白星こそ１つあるが今季初登板のホームでのジャイアンツ戦から，いやオープン戦で何度も与えられた先発としての登板機会から，ただの一度としてまともに抑えた試合がないのだ。本来なら一軍で先発させるような状況ではないはずなのだが，いうまでもなく先発投手が一人抜け，また一人抜けという状況で，結果云々を度外視してマウンドに上げざるを得ない現状があるといっていい。いわば今シーズンのカープ首脳陣が犯した最大の失敗である先発投手陣のキャンプオープン戦での調整ミス，見通しの甘さが全ての原因なのであって，ある意味小松はその被害者であるとも言えるのだ。とにかく，今日のような試合をやってしまったショックは非常に大きいだろう。幸いにしてファームは一時のどん底を脱して一気に連勝が続き，最下位から一転首位に立っているという状況があるのだ。はっきり言って，ファームで好投を見せている投手と入れ替えたほうがよいのではないか。彼に必要なものは，ファームででもいいから一度自分の中で納得のいく球が投げられてゼロに抑えるという結果を出すことである。このままずるずると一軍においても，言ってはなんだが「被弾王」の汚名を重ね着するばかりである。もちろん，ファームで抑えているからといって即一軍の先発として使える訳じゃないといわれるかもしれない。しかし，ファームでそれなりに結果を出した投手を使って打たれる分には，まだチームとしても見ているほうも納得がいくのだ。むしろこのまま明らかに調整がうまくいっていないピッチャーがずるずると投げ続けては打たれることを繰り返すほうが，組織としてのモラールダウンに繋がると思う。明日の先発は今井が予想され，すでに一軍に帯同しているようであるが，今井との入れ替えの対象となる選手は小松になるべきだと思う。それでは先発の駒が足らない状況が変わらないじゃないかといわれるかもしれないが，そこはファームで結果を出した投手を試す枠にするというスタンスでいいのではないか。最終的には６－１２というとんでもないダブルスコアの試合になってしまった。点を取られたこと自体はもう仕方がないのだが，やはり一番怖いのはこれまで積み上げてきた対ドラゴンズ戦の勝つイメージが一気に壊れ去ることである。一歩間違うと，この試合が昨年の６月２６日のドラゴンズ戦と同じ意味を持ってしまう危険性すら，十分にあるのだ。そのためには，明日はなんとしても勝たねばならぬ。それだけ重い意味を持つ試合になると思う。その意味では，６点取ったとはいえやはり現状の打力不足はあまりにも心許ない。いや，それが白星に結びついたかどうかは別として，本来もっともっと点が取れるべき試合だったはずだ。今日はあえて昨日のスターターを並べて昨日のいいイメージで戦おうとしたようだが，はっきり言って廣瀬が４安打した以外は総崩れになってしまった。そして，相も変わらず打てない３番と４番。やっぱり再昇格は時期尚早だったと思われる外国人。このままでは，まともなピッチャーが出てきたらまたゼロを積み上げる結果になるであろうことは目に見えている。その意味では，攻撃陣も聖域なき配置の見直しがあってしかるべきである。もちろん，ファームで結果を出している選手との入れ替えも視野に入れた方がいいだろう。昨日は，まあいっちゃ悪いがカープに勝てない小笠原だったから点が取れただけで，それ以外のピッチャーだったらそうそううまくはいかないと思うべきである。どうも野村謙二郎監督はラインアップの固定にこだわりたいようだが，これだけ調子の悪い選手が揃っている現状でそれをやることは自分の首を絞めるのと同じだと，懼れながら申し上げ奉りたい。明日は，家族で大和ミュージアムに行く計画が起てられているので，映像はもちろん音声に接することもできないかもしれぬ。とにかく明日は携帯片手にやきもきすることになりそうだ。それにしても，昨日の試合の観戦後，帰り際に球界革命戦争を戦うべき心だけは市民球場においてきたはずだったのだが。まだ連戦は続く。とにかく，死んでも激しく戦え。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/05/01

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  観戦日誌：「風」を掴んだ勝利

  正直なところ，１回表の青木高広のピッチングからは，今日の結果は想像できなかった。いい球はあるのだが，一方で甘く入ったところを井端とブランコにヒットを打たれて迎えた和田。その打球が飛んだ瞬間，もうだめだと思った。しかし，和田の打球は，レフトフェンスではなく赤松のグラブめがけて一直線に飛んでくれたのである。これで初回のピンチを断ち切った。その裏，カープの攻撃は簡単にツーアウトになり，バッターは言うまでもなく絶不調の天谷。カウント２－３になったので，なんとか歩いてくれないかと思った途端に，今シーズン初めてと言ってもいい完璧な打球が，美しいまでにライトスタンドに突き刺さったのである。それだけではない。なぜかカープに勝てないことでは定評のあるドラゴンズ先発の小笠原は，これに動揺したか勝手に崩れてしまい，押し出しの四球でもう１点ちょうだいしてしまったのである。これで，試合の主導権を半分ばかし握ったのである。とはいえ，２回の青木高広のピッチングも褒められたものではなく，ワンアウト１・２塁，しかも谷繁にはストライクとボールがはっきりとして歩かせてしまった直後。バッターはその小笠原。初球バントの構えから，やってしまった。見事にピッチャー青木の目の前にフライを上げてくれたのである。このイニングスを結局ゼロに抑えて，しかもドラゴンズに流れを渡さなかったことが，今日の勝因と言っても過言ではないと思う。そして３回。青木は三者凡退で抑え，迎えた３回裏。ワンアウトから廣瀬ヒット，小窪二塁打，赤松死球と，まさに今日の試合を意地でも取るために並べた小笠原対策の右打者３人がお膳立てして，バッターボックスは石原の攻守にわたる不振からスターターを勝ち取った倉。しかし前の打席は満塁で三振している。その倉が，追い込まれてから見事に小笠原の球を捉えた。左中間深くに叩き込んだグランドスラム。これで試合は事実上決した。そして，さらに梵が右中間深くに打ち込んだ追い打ちのホームラン。これでドラゴンズの心を折った。そして４回表，青木高広はドラゴンズを三者三振に打ち取り，もう野球の神はこれまでなかなか勝てずに不遇を託ってきながらも，けなげに投げ続けた青木高広に力を貸し与える一方となったのである。まさに，この一連の攻撃と守備の流れが，カープに風を呼んだと言っていいだろう。もうひとつ。「風」というならば，３回裏。それまで試合開始からは風の影響があまりなかった市民球場であるが，このイニングだけ，かなり強いバッターフォローの風が吹いていたのである。もちろん，倉の打球も梵の打球も完璧に小笠原の球を捉えものではあったけれども，果たしてこの風がなければスタンドまでボールは飛んでいったかどうか。もちろんフェンスダイレクトくらいにはなったと思うのだが，それにしてもスタンドに叩き込むのとそうでないのとでは，相手に与えるインパクトはやはり違うだろう。その意味でも，うまく「風」を捉えた価値あるホームランと言っていいだろうと思う。まあ，欲を言うならもっと駄目押しの駄目押し点が取れていただろうと思う。しかし，今日の青木高広には十分すぎる援護だったのだろう。なんせドラゴンズはその後ランナーを出す度に併殺地獄に追い込まれてしまい，気が付けば三塁も踏めぬ完敗となったのである。およそ試合当初の青木の調子から見れば信じられない結果と言っては叱られるかもしれないが，まあ今日はこれまで青木高広が打線の援護なくとも心折れることなく一生懸命投げ続けてきたことへの野球の神様からのご褒美の白星だったのだろう。まあ加えて言うならば，少々打てないくらいでは尻に火が付かないカープの攻撃陣も，さすがにおととい昨日の大惨敗には思うところあったようである。とにかく，何とかしようという気持ちは，確かにスタンドに伝わってきたのである。こういうメンタリティでなぜいつも野球ができぬと思うとかえって腹立たしいのだが，まあいつまでもそうならないよりはよい。願わくば，この気持ちを少なくともゴールデンウィークの間だけでも忘れないでほしいというところである。さらに付け加えるならば，昨日の試合限りでヒューバーを二軍に落としたことも今日の結果を生んだ要因として挙げてよいと思われる。多分その起用のされ方からして野村謙二郎監督が自ら推薦して取ってきた外国人選手だからほとんど情実で起用されているんだろうとおそらくはほかの野手全員が思っていたに違いないけれども，今日見事にすっぱり切ったことによって，選手にはかえって言い影響を与えたのではないかと，邪推したくもなるのである。とにかく，買ってよかった。しかも序盤に大量点が入ったから，もう左うちわで観戦できたのである。しかも三本のホームランはスタンドを熱く燃え上がらせるに十分だった。こういう試合をいつもやってくれればと，本当に思う。それほどケチのつけようがない試合で，まあカープファンとしても，そして家族サービス上もうまくいったと思って，胸をなで下ろしているところである。ただし，１つだけ苦言を呈しておきたい。６回裏。先頭打者栗原がドラゴンズの清水昭信からまたしてもブラッシュボールまがいの球でぶつけられ，しばらく倒れ込むシーンがあった。いうまでもなく，先のドラゴンズ戦で，梵が矢地から限りなく故意に近い頭部付近への死球を受けているところである。そして今日またひとつ間違えば危ない死球である。勝っていた試合だから矛を収めたのかもしれないが，ここまで続けてやられたら，もう谷繁は限りなく確定的故意をもってぶつけに来ていると事実認定してよいだろう。どうしてベンチからもっとコーチや選手が飛び出してきて，谷繁に詰め寄ることくらいできなかったのか。このままでは，また谷繁にやられる。その前に，グラウンドの上でガツンと谷繁を締め上げておく必要があったのではないか。それだけは残念である。まあ，その点は別としても今日の勝ち方は非常に美しかったというほかない。そして天谷，倉，梵の三本のホームランは本当に十分すぎるくらい美しかった。そして青木高広はプロ初完投，初完封で今季初勝利。きっと，５月戦線では大車輪の働きをしてくれることだろう。まあ，明日である。先のベイスターズ戦のように２戦目で無様な試合をしてしまったら尾を引いてそのままずるずると３つめも落としかねないのである。先発は赤ヘルの被弾王小松であるから非常に不安なのだが，取られた点は取り返して逆に打ちのめすくらいの強い気持ちのこもった試合を期待したい。この勢いをぜひ明日も明後日も。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/04/30

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  そしてすべては崩壊した

  正直なところ，スターターを見た時点で，唖然とし，呆然とその情報を眺めるしかなかった。昨日の試合，７安打７盗塁１４残塁で１点しか取れずに負けたという，ある意味どうしようもないくらい手ひどい惨敗を喫した翌日である。ここで現状打破のために何か必ず手を打ってくるだろう，いや打ってほしいと思っていたのだが，その思いは無残に野村謙二郎によって打ち砕かれた。野村謙二郎がこの期において取った勝負手とは，全てを開幕戦のオーダーに戻す（打順の入れ替えはあるにせよ），あれほど機能しないことが明々白々だったオーダーに戻すことだったのである。ある意味，究極の思考停止と言っても差し支えないだろう。この時点で，今日起こるであろう結果を全て悟って，疲れてもいたのでふて寝した。一応枕元にラジオだけは付けて。そして，全く想像通りのことが次々と起こっていった。カープの打線は全く機能せず，ベイスターズの清水に翻弄され続け，カープ先発のスタルツがその清水にタイムリーヒットを打たれてしまったところで，今日の試合は終わってしまった。もしカープが勝つ見込みがあるとすれば一昨日の前田健太のように終盤までゼロに抑えて粘り抜くしかないだろうと思っていただけに，先に点を取られた時点で今日の試合は全てが終わったも同然だったのである。終盤に梅津がタイムリーを浴び，上野が崩壊したことは，試合を決すべくものではなく，ただどうしようもない敗戦のエピローグに過ぎなかったのである。とにかく，もはや言葉がない。先週の西宮水道橋シリーズ以来，打線が全く機能していないことは誰が見ても明らかなのである。しかし，野村謙二郎はそれに対して何か有効な策を取るどころか，最後は究極の思考停止をもってチームを崩壊へと導きつつあるのだ。一時は２にまで縮めた借金もついに６になり，開幕直後の７連敗当時の水準に戻ってしまいつつある。これはもう本当に，この後のペナントレースで壊滅的な結果を呼ぶであろうことは想像に難くない。そこまでカープは落ちぶれているのだ。いや，あえて直截的な表現をさせていただく。「カープは死んだ。」野球は点取りゲームである以上，打てない，点が取れないと言う時点でそれはチームとしての存在意義を失わしめるものなのだ。これはもう投手陣がどうこう言う以前の問題である。それに対して，なんの反撥力も見せず，何らの有効な策も打てないということは，もうカープというチームは組織として終わっていることを意味するのだ。本当に，もはや今の赤ヘル軍団は玉砕寸前である。そこからしぶとくゲリラとなって最後の一兵まで敵を悩ませるべく立ち上がるのか，究極の思考停止の極地である万歳突撃をかけて自ら崩壊の道を歩むのか，まさにそこまで追い込まれていると言うべきだ。とにかく，この３連戦で見せつけられたものは，先の水道橋シリーズでの大惨敗と全く同じなのだ。そこまで追い詰められながら，何の策も打てず，なんの打開策も提示し得ない今の赤ヘル首脳陣を，本当に恨めしく思う。いつまで我々カープファンは，現状のヘボ打線が機能せずに負けていく姿を見せられなければいけないのか。いつまで中軸打者が不発のまま凡退する姿を見せられなければいけないのか。いつまで肝心後ころで点が取れないにもかかわらずへらへらと笑いながらベンチに戻る選手の姿を見せられなければならないのか。いつになったら，真に戦うをのこのますらおぶりを見ることができるのか。いつになったら，赤ヘル軍団の優勝を争う進撃を見ることができるのか。もう，我々の忍耐は，とっくに極点に達しているのである。今さら忍耐とか辛抱とか言う言葉に，耳を貸して受け入れる気などさらさらない。ただ勝利という結果だけを求めているのだ。それを，選手には噛みしめてほしい。野村謙二郎監督には分かってほしい。松田元のバカを筆頭とするフロントに突きつけてやりたい。今必要なものは，聖域なき打順の組み替えとメンバーの入れ替え，そして外国人中軸打者の緊急補強である。現状のままでは，ボロ雑巾のようにうち捨てられ，ただひたすら他の５球団から置いて行かれて自力で歩けもしない状態に追い込まれて最下位に沈むのが目に見えている。それを，選手と，監督と，フロントと，そしてカープファンの共有認識としていかなければ，カープに明日はないだろう。明日は，家族３人で，市民球場にドラゴンズ戦の観戦に出かける。とにかくカープが勝つ期待値というのは地に落ちているので足は重いのだが，スタジアムグルメを楽しみにしている妻子のために，自分も試合内容がどうこうというよりは，そちらを楽しみにすることに片足をおいて，ライトスタンドからのんびり戦況を見守りたいと思う。もちろん，戦況よからぬことになれば，思いっきり気合いを付けるつもりだ。ちょっと外野指定席からでは遠いのだが。明日こんな無様な試合をしたら承知しない。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/04/29

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  この腐りきったクズ打線をなんとかせい

  訳あって，試合序盤から中盤は断片的な文字列でしか見るほかなかったのだが，その間，十分なほどいらいらさせていただいた。なぜ点が取れぬ，なぜ打ち崩せぬと。途中から，ようやく音声で聞くことができたが，かえって精神衛生上良くなかった。そのフラストレイションはまさに試合終了と同時に頂点に達してしまったからである。確かに，先に点を取られた齊藤悠葵が悪いといえばそれまでだ。しかも余計な四球が絡んで左打者に打たれたのであるから，言い訳ができないところではある。しかし，それでも６回２失点なのである。確かに昨日の前田健太は８回までゼロを並べて白星をもぎ取ったが，本来そんな展開でしか勝てないチームというのは，絶対に何かが狂っているのだ。狂っている。はっきり言って狂っている。よりによって７安打でしかも１４残塁である。どういう了見で野球をやったらこういう試合ができるのか，いっぺん聞いてみたいくらいだ。ええかげんにせい，このクズ打線どもが。本当に腐っているとしかいいようがない。先日の西宮水道橋での試合から，いや昨日の試合を含めて，どうやってもまともに点が取れないような状況になっているのである。まさに今日の試合などは打線のヘボ振りを満座に示してしまったようなものだ。本当に情けない。特に中軸打者がほとんど打てないという理由がはっきり分かっているからこそ余計に情けない。いや，こうなると，責任を打線だけに負わせてはいけないだろう。ここまで機能しない打線にこだわってなんの手も打たない首脳陣にこそ，真の責任があるというべきだ。しっかりしろ，監督たる野村謙二郎。やっぱり君の野球には采配がない。もう今の打線が機能していないことは分かりきっているのだ。なのに，どうしてそれに固執して期待もできないバッターと心中しようというのだ。確かに監督たる者，現場の総司令官である以上自分の思い描くとおりに兵を動かす専権を持っているのだが，現状の赤ヘル打線のような明らかな無理心中というべき戦術は論外だ。こんなのプロ野球の采配じゃない。素人の野球ゲームの用兵と大して変わらないではないか。いや，そのほうがもっと独創的なアイデアが出るかもしれぬ。それほど現状のカープの攻撃陣には，閉塞感ばかりが漂って前が見えない状況に追い詰められているのである。もうこんな野球は，とても正視できないし，もう忍耐の限界を超えた。このまま野村謙二郎が現状の機能していない打線と無理心中しようというのなら，勝手にすればいい。ファームで当たっているバッターをフルに上げて現状の閉塞感を打破しようという試みなど，彼の頭の中にはないのだろう。そんなに頭の固い頑迷な男だとは思わなかった。そのかわり，もしこのまま最下位を独走するような事態になれば，速やかに辞表を出すべきである。現場の指揮官に兵を動かす専権があるといえども，それは常に結果責任と表裏一体のものである。それをゆめゆめお忘れ召されるなといいたい。もうあきれた。本当に無様だ。こんな野球をやって無抵抗で負けるチームはもっと無様だ。情けない。本当に情けない。腐ってる。何かが腐ってる。そういうしかない。要するにベンチがアホやから勝てない。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/04/28

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  緊迫の逆首位攻防戦を制する

  はっきり言って，今日も前田健太孤立無援の巻かと，試合開始前から予測が付いた。今日のスターターを見て，正直あきれ果ててしまった。いったい，東京ドームでの無様な３連敗をいったい何だと心得るのかと思ったくらいである。確かに，監督は戦場においては当然全権が委ねられているのであって，どういう策を取るかというのは監督の専権事項である。しかし，あれだけ無様な敗戦を続けておいて，今日のスターターはないだろうと思う。これでは完全に無理心中ものだ。はっきり言って，当たれば万馬券呼ばわりするような外国人を使うくらいなら，ファームから岩本なり堂林なりを上げてこいと思う。そして，もう完全に貧乏神が取り憑いているとしか思えない石原。そして見事に序盤のチャンスをこの二人で潰してしまい，後はゼロ行進。それだけに，本当に今日は最後まで悲観的だった。前田健太がゼロを重ねている姿を見て，痛々しさと申し訳なさを感じたくらいである。しかし，それでも勝ってしまったのである。それも前田健太に白星を付けるという最高の形で。これだけは，同じように好投していても，白星が付かず勝ち運に恵まれないランドルフと，しぶとく白星を重ねてきた前田健太の違いが出たというべきだろう。８回裏，前田健太に代打を送ったそのイニングに，美しいまでの決勝点である。もうこうなれば，いつものお約束の呪文を唱えずにはいられない。そう，やっぱり前田健太は神の子だ。何がすごいかといって，８回裏の攻撃はあり得ない展開の連続だったのである。先頭打者がヒューバーという時点でまずだめだと思われたのだが，現状彼にできる最高の仕事である四球を選んで塁に出たのである。しかし，ここで貧乏神石原がバントを失敗してしまい，しぼみかけたチャンス。しかし，前回も前田健太をバットで救った小窪が代打で繋いだ。このPLコンビの固い契りに神が惚れ込んだかのだろう，東出にタイムリー３塁打をもたらせたのである。しかし，今度は追加点を取りに行ってスクイズ失敗，これで終わりかと思いきや梵がヒットで出て，天谷が歩いて作ったチャンスに，先週一週間はチャンスにブレーキとなり続けて特に東京ドーム３連敗に多大なる貢献をした栗原。今日もとてもランドルフなど打てそうになかったのだが，投手が桑原謙太朗に変わってくれたのが幸いしたか，本当に久方ぶりにタイムリーヒットを打ってしまったのである。惜しむらくはその後廣瀬がぶつけられて満塁になったチャンスで，どうして代打前田智徳で勝負をかけなかったのかと思うが，それにしても，攻撃でこれだけミスの連鎖を重ねながら３点取ってしまったのである。これを神がかりの力と言わずして，何と評すればよいだろうか。まあいい，とにかく勝って連敗を止めた。５にまで膨らんだ借金をなんとか１つ返した。ゴールデンウィークの試練の９連戦。せめてホームゲームでくらいましな野球をやってほしいと願うばかりだったのだが，とにかく内容はともかく勝った。もうこうなったら，江戸の敵を何とやらではないが，この３連戦でなんとか盛り返して，５月以降の反転攻勢につなげてほしいものである。いや，なんとかそうなってほしい。まぐれといわれようがたまたまといわれようが勝ってしまえばそれでいいのである。とにかく，今はそれを祈っている。この３０日，久方ぶりに家族で市民球場に観戦に出かける。それだけに，とにかく何かを期待させるような結果をそれまでに残してほしい。もちろん，スタジアムではしっかり気合いを付けてくるつもりだ。とにかく反転攻勢へ向けて舵を切れ。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/04/27

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  淡々と敗北　また悲しからずや

  私は，今日の試合内容については，語る資格を持たない。昨日来風邪気味だということもあって，とにかく昼寝を決め込んだ。いや，少しでも期待が持てそうであればラジオくらい付けたのだが，先発投手とスターターを見た途端に，今日の試合展開はこうなって結果こうなるだろうということが予測できてしまった。なので，小林愛美の奏でるピアノ曲など聞きながら，眠り込んでしまった。途中目が覚めたときに一度文字列を確認したが，まさに予想通りだった。完全に目を醒ましたのは試合終了後だったが，それから何も変わっていない姿を見て，ああやっぱりと思った。あまりにも悲しすぎて怒りすら湧いてこなかった。自分の予感が当たったことのシニカルさを味わうしかなかったのである。どんなに強いチームでも，必ず年に何回かは，試合当初から劣勢を覚悟しなければならない試合というものはあるのだ。それをどうやって白星に結びつけるかが勝てるチームとそうでないチームとの差だと思うのだが，まさしく今日のカープなど，もう試合当初から劣勢であることは容易に想像が付いたのである。本来なら，少しは反撥心をもって目にものいわせてくれるような戦いを期待したかったところだが，やはりそうならないのが今のカープの悲しいところである。やはり，おととい昨日の試合で少しは粘ったといっても，結局は力でねじ伏せられたというところからは，決していい内容の野球をやっていたわけではないのであって，その流れからすれば今日の劣勢を跳ね返すことはどだい無理だったのだろう。いや，少しくらいは意地を見せたのだろうか。２回表の攻撃，無死満塁からの小窪の同点タイムリー２塁打。いかにも負けん気の強い小窪らしい仕事だと思うが，それが後に繋がらなかった。投手の小松になんとか打ってくれというのは酷だとしても，せめて石原がそれをさらにチャンス拡大する仕事を，否，一人でもランナーを返す仕事をしてくれていればひょっとしたらひょっとしたのかもしれないが，そんなことが期待できないのはおととい昨日の試合で実証しているところである。第一，それができていればその両試合とも勝てていたはずだ。とにかく，今日は何もない。先週のホーム6連戦で積み上げたものが，全て無になってしまった。しかも，その理由は明白である。相も変わらぬ得点力不足。春先のこの時期に貧打拙攻で点にならずに敗れる試合を積み重ねることを，いったい何年続けてやれば気が済むのか。昨年までは明らかにキャンプでの調整不足だろうと思っていたのだが，今年見る限りではそうでもなく，結局のところ構造的な打力不足が全てだといわざるを得ない。それを残酷にも示して，善意のカープファンにも分かりように説明してくれたことに，我々は感謝しなければならないのかもしれぬ。これで，同一カード６連敗という惨状を満座に見せつけてしまった。もちろん，1983年のように開幕からジャイアンツに６連敗しても上位に食らいついた例があるので（このときは２連敗×３。市民球場での北別府魂の投球とプロ入り初安打となる堀場のサヨナラヒットで連敗を止めた。），あまりそれだけを取り上げて悲観するには及ばないが，それでも気分のよいものではない。でも，ペナントレースはまだ続くのであって，次にジャイアンツと当たるまでに反転攻勢の体制を整えればいいだけの話である。現場レベルで見れば，根本的な選手の入れ替え，起用方法の見直しが必要だろう。４番打者が打てない，５番打者がもっと打てない，外国人は故障と当たれば万馬券呼ばわりでは，そりゃ点が取れないに決まっている。当然，編成の観点から見れば，現有の外国人の何名かをリリースする腹を決めて，緊急補強に乗り出さざるを得ないだろう。まさか未だにヒューバーとフィオレンティーノが揃って爆発してくれることを帰隊しているんではあるまい。ようやく９月になって打ち始めました。でもそのときにはチームは最下位でした，と言うので良ければ構わないが，それは「切り札」野村謙二郎を投入し「優勝を目指す」といったことと整合性が付かないだろう。少なくとも羊頭狗肉と誹られても返す言葉がないだろう。あくまで個人的な好みであって，それが果たして得策かどうかは分からないのであるが，この閉塞状況を打開する切り札は，もう堂林翔太しかあり得ないだろうと思っている。思い切ってスタメンサードで起用してみても良いのではないか。案外大舞台になればなるほど実力を発揮するのではないかと思うのである。それで打てなければ，またファームで修行させればいいだけの話だ。そのときは，岩本貴裕を起用するもよし，ファームで打撃絶好調の中谷翼を起用するもよし。このあたりの戦力の流動化を図らないと，今赤ヘル軍団を取り囲んでいる閉塞感は簡単には解消されないのではないかと思うのである。最後に，野村謙二郎監督へ。どうもあなたの采配はあなたが全否定しようとしている前任者のそれと変わらなくなってきているようです。自分が思うようにやれないのは分かりますが，せめて現状でのベストを尽くしてください。少なくとも，ベンチの中では戦っている姿を見せてください。過日ベンチの中で見せた，口を半開きにして目がうつろに泳いでいる姿など，見たくありません。この３連戦で相見えた敵将・原辰徳の姿を少しは見習ってください。鈴木清明本部長へ。昨年ドーマンを思い切ってリリースしたように，今年もまた大胆な外国人編成を望みます。とにかく，打てそうな外国人を連れてきてください。レイズに戻ったダン･ジョンソン当たりは取れないもんでしょうか。あるいはマクレーンをもう一度呼び戻すということは考えられないでしょうか。期限ぎりぎりまで補強に精を出してください。そして，自称オーナーの方へ。全ててめえが悪いんじゃ。てめえがカープを駄目にしてるんじゃ。このくされ外道が。ホームゲームこそ死んでも勝て。戦えない奴には要はない。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/04/25

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  続・悔しくないのか。同じチームにカモられて。

  確かに，今日は，建さんが大誤算だった。あそこまで出来が良くないとは思わなかった。いわば一人で試合を壊してしまったことになる。その結果責任は，負ってもらわなければならない。でも，本当にそれだけだろうか。この試合の敗因。はっきり言ってしまう。打てよ。点取れよ。このヘボ打線どもが。攻撃の二の矢三の矢がない。チャンスを作ってもそれを返す打者がいない。だから点が取れない。はっきり言って，今日のような試合展開，ジャイアンツに取られた点以上の点が取れてないと嘘だ。要するに，何かがおかしいから，何かが機能していないから，こういう展開になっただけの話だ。だから，今日の敗因は，全てこのヘボ打線と，それに対する処方箋１つ作れない首脳陣とまたしても補強をサボったフロントである。それにしても，まずスターターからしてあきれた。最初は先発投手の読み違えかと思ったくらいだ。なぜか５番だと打てない廣瀬。なぜかスターターだと打てない赤松。その傾向と対策さえ頭に入っていれば，こんなオーダーを組むはずはなかっただろう。何と言っても，唯一５番で結果を出して昨日も代打ホームランを打った嶋を使っていないのである。この時点で，もう終わったと思った。やっぱり野村謙二郎には采配もなければ戦術も戦略もない。してみれば，案の定である。1回表の攻撃を尻すぼみにし，中盤に巡ってきたチャンスも壊し，６回に巡ってきたチャンスも壊してしまった。本当に，選手を見る眼がない監督やコーチがいるというのは困ったものである。しかも，嶋は代打で出たものの山口に変わって引っ込められるというざまである。あの場面，確かに會澤はいい仕事をしたが，当たっているバッターを一度も使わずに引っ込めてしまった愚のほうが責められるべきなのである。あとは，もう言うまい。今日は，言うまでもなく木村拓也追悼試合だったのである。確かにジャイアンツのコーチとして斃れたとはいえ，赤ヘル戦士の熱い魂をもってグラウンドを泥だらけになりながら駆け巡った男なのである。その心意気に報いた選手は，東出だけだった。本当に悲しむべきことである。そして，とうとうジャイアンツに５連敗してしまった。この調子でいけば，明日勝てるとはとうてい思えない。何と言っても先発予想は被弾王の小松なのである。今の赤ヘル極貧ヘボ打線でどうやって太刀打ちできるというのか。しかも，石地蔵のような監督と全く機能しないベンチワークで。本当に，悲しむべきベンチのアホぶりと選手の負けん気のなさである。こんなチームで，よくもまあ優勝を目指すなどといったものだ。どの口がそんなふざけたことを言ってるのかと言ってやりたい。もう，現状のカープなど，解体してしまえばいい。外国人選手３人解雇してでももっと打てそうな外国人選手を雇うべきだ。打率２割そこそこでチャンスにも打てなくなったバッターなど４番から外せばいい。それならば，まだ堂林翔太を４番に据えた方がましだ。それで勝てなくても，よほどすっきりする。そのくらいの，思考のコペルニクス的転回がなければ，こんなヘボチームが勝てるわけがない。本当に哀しく思う。同じチームに負け続けて恥ずかしくないのか。ジャイアンツ戦だったら負けてもファンは許してくれると勘違いしているのか。キャッツ戦だったら優しいカープファンの目は外道どもに打たれて負けても許してくれるとでも思っているのか。ドラゴンズにホームで３連勝したからもうファンは忘れてくれているとでも思っているのか。ふざけるなてめえら。この負け犬野郎どもが。ここまで言われて悔しかったら，明日石にかじりついてでも勝ってみろ。それができなかったら，市民球場の敷居を跨ぐな。広島に帰ってこなくてもいい。明日こそ死んでも勝て。戦えない奴には要はない。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/04/24

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  悔しくないのか。同じチームにカモられて。

  はっきり言って，まだ怒りが治まらない。良く粘ったようにも見えるが，全体を通してみれば中身は最低だ。それほど，無様な試合だったと思う。決してよく頑張ったなどとは，彼らをプロフェッショナルと認めているからこそ，口が裂けても言いたくない。スタルツは良く投げたと思う。何せ途中来日でファームで1試合投げただけでぶっつけ本番に近い状態だったのである。確かに最後は不運な当たりもあって崩れてしまったが，これで十分にローテーションの一角を任せられると言っていいだろう。後は，本当にキャッチャーとのコミュニケイションだと思う。今日の石原との組み合わせがうまくいったとは，とうてい思えない。さて，今日の試合を評するならば，やはりこの言葉を突きつけてやりたくなる。そこには采配がなく，ただ淡々と野球ばかりが目の前を流れているのみ。特に序盤はひどかった。ただ単に漫然と東野を打つだけ。バントもなければエンドランもなく，ランナー一塁でポップフライを気持ちよく打ち上げる姿ばかりが目立ったのである。とにかく先に点を取って粘ることに活路を見いださなければならないカープにとって，こんなことをやっていたら勝てるわけがない。その意味では，今日の野村謙二郎の采配はまた落第点である。そもそも，スターターからして意味不明である。一昨日の試合の流れを重視するならば，5番は嶋でなければいけなかったはずだ。あえて最近の調子を買って末永を起用したんだろうが，チャンスにことごとくブレーキとなるというチャンスブローカー振りを発揮してしまった。その意味でも，野村謙二郎は野球が見えていないんじゃないかと思いたくなる。それでも野球の格好が少しでも付いたのは，東出の５年ぶりのホームランが出たのと，スタルツ自らタイムリーヒットを打ったのと，８回に嶋が同点ホームランを打ったからである。なんのことはない。局面を打開して取った点ではなくて，空中戦と不確定要素のラッキーパンチで点を取っただけなのである。これでは，勝てない。唯一勝負をかけるチャンスがあったとすれば，やはり７回表２死満塁の頂き物のチャンス。バッターはこの試合さっぱり当たっていなかった末永。どうしてここで勝負手が切れない。前田智徳しかあり得ないだろう。先週のホームでのシリーズは，それができていたはずなのだ。ところが，前回の西宮２連戦以降，勝負どころのポイントが分かっているのかと言いたくなるような場面にばかり出くわす。だから本当にもどかしい。見ていてすっきりしないのだ。それでも勝ってくれればいいのだが，こうやって淡々と負ける姿を見せられると，怒りばかりが先に立って仕方がない。序盤でなぜもっと食い下がれなかったのか。試合当初からなぜもっとしつこく攻めなかったのか，本当に今日の野村謙二郎は疑問手だらけだ。こんなことをやられたんでは，どの口が「優勝を目指す」と言うんじゃとしか言いようがない。これで，ジャイアンツには４連敗。ちょうど去年と逆である。去年はそれが止まって以来ジャイアンツには手ひどい目にあって最終的にはボコボコにやられてしまったのだが，今シーズンは勝つチャンスすらなく徹底的に叩きのめされそうな予感である。まあ，それなりに人も使い頭も使い有能な参謀がいるジャイアンツと，戦力もないのにろくな補強もせず，意味不明な疑問手を連発した挙げ句それを修正できる参謀もいないはだかの王様の野村謙二郎体制との違いだと言えばそれまでだが，あまりにもひどすぎる。正直に言って，明日明後日，カープが勝てる予感がしない。多分あっさりと点を取られてあっさりと白旗を揚げてまた３連敗して広島に帰ってくるのは目に見えている。悔しくないのか。恥ずかしくないのか。燃えたぎる思いはないのか。あまりにも情けない。何をどう足掻いても力負けするのが目に見えているのである。そしてそうはさせ時と食い下がる姿が見えてこないのである。しかも４番バッターは大ブレーキで，一人でチームの足を引っ張っているし。打点にはこだわりたい，得点圏打率はいいんですなどとへらへら笑っていたら，案の定チャンスでも打てなくなり，当然チャンスの基点にもなれなくなった。本当に非常によく効くブレーキである。リコールで揺れるトヨタに縁起物として贈ってあげたいくらいだ。もはや顔を見るだけで腹が立つ。今日もきっちり，チャンスをことごとく潰してくれたのである。とにかく，本当に今日の野球には失望した。勝てるなら今日しかないと思っていたから余計に失望した。今日の試合なんぞは，言っては悪いが少年野球の野球ごっこみたいなもんである。最後に。この一言だけ付け加えておく。野村謙二郎監督。あなたが今やっている野球は，あなたが躍起になって否定している前任者の采配の末期症状と全く同じです。このままでは，あなたの存在自体がカープの最大のブレーキになっているのではないかと，疑わざるを得ません，と。明日こそ死んでも勝て。戦えない奴には要はない。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/04/23

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  西宮での反省と水道橋への展望

  昨日の前田健太の神々しいまでのピッチングと，小窪の劇的な一打の余韻がまだ残っているところではあるが，しかしたかが１勝，それもやっとこさキャッツに勝った初白星に過ぎないのである。そう言いたくなるほど，全体としての試合内容はよろしくない。いや，火曜日なんぞはひどすぎた。あの先週のホーム６連戦，ことにドラゴンズを３タテした勢いは何だったのかと恨み言の１つも言いたくなる。この２連戦を総括してひと言で言うと，こうなるのではないかと思われる。そこには采配がなく，ただ淡々と試合が流れていくのみ。とにかく，何かを仕掛けようとする姿も，何とかして局面を打開して白星への扉をこじ開けようとする姿も見られなかった。要するに監督をはじめとする首脳陣のお仕事が見えてこなかったのである。この状態のまま水道橋に乗り込むと，きっと前のホーム３連戦よりも手ひどい結果が待っていることは，論を俟たないだろう。攻撃陣で言うなら，東出梵の１・２番と栗原が機能しなかったことが大きい。攻撃の起点と中軸の存在感が薄れているのである。栗原は火曜日に２本ヒットを打ったじゃないかと言われそうだが，その代わり日曜日からチャンスに打席が回ってきてことごとく潰しているのである。いくら打点をたくさん稼いでいるからといって，この現状は，ちょっと辛い。さらに西宮ではもっと存在感がなかった1・２番コンビ。特に梵が心配である。あのドラゴンズの殺人行為の後遺症がやはり有形無形に残っているのではないかと思うと，非常に心配である。ただ，どんなにぼてぼてでもいいからヒット１本でたら変わってくれると思う。そのためには，もっとセーフティバントで揺さ振る，そしてバントヒットを狙うような攻撃をもっと見せなければだめなんだろうと思う。調子が悪いから打てませんでしただったらそんな監督コーチはいらない。いかに局面を打開するか，どうやって得点への扉をこじ開けるか，その処方箋を示すことこそ采配というものだと思うのだが。幸いなことに，末永や廣瀬，嶋といったところは当たっている。スターターでは駄目だったが，赤松恵比寿様の打ち出の小槌もまだ健在だ，と信じたい。そして，一発勝負どころになれば前田智徳という神が控えているのである。うまく繋いでいけば，そして４番バッターがちゃんと仕事をしてくれれば，必ず点に結びつけることができると信じているし，そうならないと苦しい。一方の投手陣。おそらく先発が予想されるのは小松，青木高広とスタルツになるものと思われる。小松は勝ち運だけは強いが安定感のない被弾王，青木高広はしっかりゲームを造って登板機会チーム３連奏だが勝ち運なしと対照的なのだが，とにかく，この３連戦だけは打線とかみ合ってもらわないと困るのである。とにかく粘り。連打を，そして不用意な長打を許さない粘りが求められる。そうすれば，先週の再現だって，あながち不可能ではないのだ。相手だってそんなに手が付けられないほど調子がいいわけではない。とにかく，試合を作ってくれ，粘ってくれと祈るしかない。そうなると，この３試合を含めて４日間十分に休息を取ったセットアップ陣が，きっといい試合にしてくれるだろうと思うのである。あとは，スタルツがどれだけのものを見せてくれるかである。これだけは見てみないと何とも言えない。まあ，ルイスと同様の期待をかけるのは酷かなと個人的には思っているのだが。ところで，今日付けの公示で，林と喜田剛の抹消が発表された。林はおそらくスタルツとの入れ替えになることで間違いないだろう。喜田剛の変わりは，おそらく天谷ではないかという気もするのだが，正直な話。もう少しファームの実戦で慣らせてからでいいのではないかという気もするのだ。特に抹消前の打撃のバイオリズムが非常に悪かっただけに，ファームでヒットを積み重ねて，打撃に自信を再び付けてから戻しても遅くないだろうという気がする。なんのことはない。せめて水道橋での３連戦だけでもいいから帯同させて，使ってほしい男がいるのだ。それは，堂林翔太。すでにファームでホームラン３本（チームトップ）である。ただでさえ長打力に欠ける現状の赤ヘル打線，特に右打者の控えが決定的に欠乏している状態なのである。結果が出るかでないかは別として，せめてトップの試合の空気を吸わせるだけでもいいから，ぜひ昇格を検討してほしいと思う。大舞台になればなるほど打棒が冴えることは昨年夏の甲子園で実証済みである。きっと，カープファンを，いや野球ファンを驚かせるような結果を出すのではないかと，密かに思っているのだが。とにかく，意地でも勝つしかないんだ。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/04/22

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  ○PL学園（奇蹟の粘り）関大一高●

  昨日の試合内容が試合内容だったので，もう正視できる自信がなかったので今日は映像を見なかった。そして音声も断った。文字列もあまりにも不憫で追えなかった。それではなんで把握できたかというと，実はTwitterである。それでも把握できるところが，WEB2.0時代の良いところである。正直に言って，とにかく前田健太になんとかゼロで抑えてくれと願うしかなかった。１点取られれば危ない，２点取られれば負け。これはかつて故長谷川良平氏が国鉄のエース・金田正一氏と合言葉のように誓い合ったいた言葉なのであるが，まさしくそういう展開になるだろうとしか思えなかったのである。現にそうなった。そして，よりによって先に１点取られてしまった。この時点で，８割方諦めてしまった。２死無走者から打者二回り目になった途端に３連打で失点するという，最悪の展開。また通謀利敵男の朝貢リードかいと，溜息を付いたものである。そして，あいかわらず久保にあしらわれてチャンスも作れず，チャンスを作ってもものにできないじれったい攻撃結果が，ツイートからも読み取ることができたのである。しかし，さすがはメンタリティの強い前田健太である。１点ビハインドのまま粘り抜いた。それはまさにかつてPL学園高校時代投げて打って走って躍動した甲子園球場を，我が庭にしているが如くだったのである。そして，それに応えて，ついに７回表，廣瀬が猛打賞となるタイムリーを打って同点としたのである。しかし，まだまだ疑念が残った。ここで一気に突き放さないと，まだ雲行きは怪しい。流れがどうなるか分からないと。案の定，８回裏，先頭のマートンを歩かせ，代打で出てきた「５億円おぢさん」にまた例によって通謀利敵男の朝貢リードが実ったかヒットを打たせてしまい，内野ゴロとキツネザルを敬遠で１死満塁，続くは「返品おぢさん」にブラゼルという高利付くような展開になってしまったのである。この段階で，私も，半分諦めかけてしまった。しかし，やはり前田健太は役者が違った。いや，違いすぎた。キャッツの返品商品や払い下げ物品などものの数ではないとばかりに，連続三振に切って落としてしまうのである。ライブで見てもいないし映像も見ていないし音声にも接していなかったのだが，もう鳥肌が立った。それでも９回表は反撃の糸口などなさそうだったのであるが，２死無走者から，PLの先輩である小窪が打った。前の打席で勝ち越しの走者を送れなかった小窪が打った。西宮の下品なファンを一瞬にして黙らせる勝ち越しホームランである。本当にしびれた。ようやくホームでのドラゴンズ３連戦で見せた勢いが戻ってきた。そして，最後はシュルツのクローザー仕事，キャッツの若造やロートルなどものの数ではないと切って落とした姿を，ただ味わえば良かったのである。まさに，PL学園の先輩後輩が紡ぎ出した，勝利への熱き魂。そして「奇蹟のPL」のDNA。まさにその前に，関大一高で甲子園を湧かせた久保をひれ伏させたのである。さあ，こうなると，お約束のこの呪文を唱えずにはいられない。やっぱり前田健太は神の子だ。とにかく，勝った。ここまで無様な試合展開を続けて負け続けたキャッツにようやく勝った。もちろん，赤ヘル軍団の大黒柱である前田健太を押し立てた以上負けることなど許されないのだが，そんなことすら消し飛んでしまうがごとき悪い流れが群雲のようにかかっていたのである。それをようやく突破しただけでも，価値があるのである。いや，キャッツだって昨日の試合を見る限りたいしてすごい野球をやっているわけではなかったのだが，なんかものすごく強いチームのようにプレスによって情報操作されていたところを，ようやくその皮を引きはがしたと言って過言ではないのである。さあ，もう恐れるものはない。明日の天気は微妙だが，仮に試合が行われたとしても，今日のような強い気持ちを少しでも多くの選手が見せられたら，きっと負けることはない。いや，雨にかこつけてキャッツのほうが敵前逃亡してくれるんじゃないだろうか。昨日の負け方の内容はあまりにもひどかったし，とにかく何もかも悪かった。先発投手のできも，キャッチャーのリードも，いっこうに繋がらない攻撃も，そしていっこうに動かそうとしない，まるで石地蔵のように固まってしまった監督も。それを，少しは吹き飛ばしてくれただろう。この勢いが続くことを，今は祈るしかない。とにかく，勝つしかないんだ。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/04/21

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  何たる無様　見所なき最悪の試合

  この私，今シーズン初めて，試合途中で見ていた映像を切り，音声も付けなかった。それほど，もう怒りしか湧かない最低の試合だった。無様である。本当に無様である。全てのケチの付けはじめは，２回表にある。１死１・３塁で打者齊藤。そりゃ打ってくれるに越したことはないしスクイズを仕掛けても良いような場面だが，せめて１塁走者を送る送りバントを試みるとか，何らかの手を打つべき場面だったと思う。しかし，齊藤は本当に中途半端にバットに当てて，前進守備の内野手も正面に転がすという最悪のバッティングをしてしまった。これだったら，まだ長打狙いの大空振りで三振するか，打つ素振りだけして全部見逃して三振してくれたほうが，まだすっきりする。たとえ東出が打てなかったとしても，巡り合わせが悪かった，仕方がないで済ませることができたからである。この場面，齊藤になんの指示もなされていなかったのだろうか。そうだとしたら首脳陣の怠慢だと言わざるを得ない。そして４回表。先頭の小窪を歩かしてくれた直後の末永の打席。ただ漫然と打ちに行って併殺打。仕掛けようとする意図すら感じられない，最低にして最悪の打撃結果。動けよ。謙二郎。お前は石地蔵か。もう，これでがっかりした。そして今日の結果が極めて悪いものになるだろうことが予測できたのである。そして，案の定，その裏に，見事に自爆してしまった。この場面については，この一言で済ませることにしたい。ふざけるな石原。このスパイ野郎。キツネザルに打たれた二塁打は彼が一番大好きなコース。そしてツーアウトになってブラゼルを歩かせた後の桜井への初球。漫然と真ん中低め。そして狩野。また漫然と真ん中低め。彼らのバットが気持ちよく振り抜けるコース。もちろん，そこにこれまた漫然と甘く投げ込んだ齊藤が一番悪いのだが，これじゃまるで打ってくださいと言ってるのと同じではないか。今日の試合を見て痛感した。もう石原はキャッツ戦には金輪際起用すべきではない。別に倉でなくとも良い。まだ會澤のほうがましだ。いや，白濱でももっとまともなリードをするだろう。とにかく，あんな通謀利敵行為を見せられたら腹だけが立って収まりが付かない。もう石原の正捕手特権を剥奪すべきだと思う。とにかく腹が立った。あとは，もう何を取り上げても無様な試合のエピローグに過ぎない。東出のセンターオーバーの打球がマートンの草野球並みの守備で３塁打になったとか，１死２・３塁からのサードゴロの挟殺プレイが草野球よりもひどかったとか，たいがいキャッツだってろくな野球をやっていないのだが，そんなものはあの下柳のロートルをはじめとするリレーに無得点に抑えられたという事実の前には何の意味も持たない。全く，明日への繋がりとか言うものすら見えないのである。あえて言えば，あまりにも悲惨な試合だったが故に建さんをはじめとするセットアッパーを使わずにすんだどころかおそらく臨戦態勢にすらさせずに済んだことくらいだろう。情けない。あまりにも情けない。同じチームにこれだけ無様な野球を続けて反撥力の１つも見せないこのチームがふがいない。やっぱり，先週のホームゲームの星勘定は，何かの間違いだったのだろうか。溜息しか出てこない。最後に。今日一番腹立たしかったこと。カープが一気に敗戦への道を転がり込んだ時点で，カープベンチの映像に映し出された，野村謙二郎の半分口を開けて目が泳いでいた表情。見ていて哀しかった。それが「優勝を目指す」と言った監督の顔か！明日は，また前田健太孤立無援の巻かな。ああ情けなや。同じチームに，しかも過去の経緯からして絶対に負けることなど許されない相手に全く無気力無抵抗で敗れ去るとは。本当に，虚しい。ふざけるんじゃねえ。反撥心はないのか。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。

  2010/04/20

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