ろー・ふぁーむ・かるぴお by pridegreen

[今日のカープ] カテゴリの記事

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  結果以上の惨敗

  とにかく，後に残るものはあまりにも大きな敗北感のみである。何と言っても，対ドラゴンズ戦7試合，全く同じような展開の野球をやってあと一押しができずに結局ひとつも勝てていないのである。とにかく，しょせんこいつらはこの程度の野球しかできないのかという喪失感があまりにも強すぎる。今日に関しては，前田健太を責める気にはなれない。８回２失点だからということよりも，ただ１人だけドラゴンズを倒すべく立ち向かっていたから　である。彼を勝ち投手にできなかった，いやチームに白星が付かなかったということは，結局やってる野球が間違っているとしかいえない。昨日のある意味屈辱的な敗北を受けて，今日の試合の野球が何も変われなかったということは，しょせんその程度ということなんだろう。曰く，負け犬根性の塊というべきだ。はっきり今日の試合をぶった切ってしまうならば，今日最大の戦犯は石原である。前回のさんざんな打ち込まれ方の時もそうだったのだが，ほとんどインサイドを使わずにアウトコースの出し入れと緩急というリードしかしてこないため，明らかにドラゴンズのバッターに読み切られて，かつ踏み込まれている。どうせひとつの形にはめ込むしか能のない男だから，どの道修正が聞かないのは自明であるのだが，それでもなんかほかにやりようはないのかと思う。ぜひ前田健太の主戦捕手は倉に変えるべきだと思う。そうすれば，もっと前田健太も生きるのではないか。もう一人，今日の試合で不満が残ったのは梵である。もちろん打つ方ではない。8回表の本塁タッチアウトのあのスライディング。もっとほかにやりようがなかったのか　と言うほかない。はっきり言って，スライディングが甘い。しかに，同一カード6連敗中，しかも全く同じような展開で競り負けているという前提で，１点ビハインドの終盤なのである。真っ正面から滑り込んで谷繁のブロックに吹っ飛ばされていたら世話はない。あの場面，谷繁のレガースを蹴り上げてでも，いやかつてマーティ・ブラウンが東京ドームのジャイアンツ戦でやったように空中ダイブをして谷繁の肩口にフライングアタックを浴びせてでも，ホームをこじ開けなければいけなかったはずだ。そういうところが梵の走塁は，いやカープの選手の走塁は甘い。甘すぎる。あんなお嬢さんスライディングで何がプロ野球かといいたい。だから勝てないのである。これで，明日は非常に絶望的な試合を迎えることになる。青木高広に全てを託さなければいけないのだ。カープのバッターが川井から間違っても点を取れるわけがない。あんな戦う気力のひとつも見えないクズバッターどもに何ができるか。そして何ら抵抗することなく，またひとつ黒星を加えて，淡々と同一カード８連敗になるのは目に見えている。しかし，誰がこんな現実を受け入れてやるもんか。明日の結果いかんでは，徹底的に責任を追及する方向に銃口を向けるつもりだ。悔しかったら勝ってみろ。この負け犬どもが。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/07/11

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  これが勝てないチームの前に聳える高い壁

  いろんな意味で，試合が終わった今，怒り心頭である。一番腹立たしいのは，延長10回にマウンドに上がった林の表情。明らかに，「自分がここで投げていいのか」という泣きとびびりが入っていた。こんなピッチャーは，即刻ファームに落とすべきである。チームにとって有害だ。下位打線相手だということを割り引いても，青木勇人からは意地でも抑えてやるというオーラを感じただけに，余計に林の発していたマイナスのオーラが腹立たしい。もうひとついうなら，相も変わらぬ攻撃陣の工夫のなさである。本当にこれだけはどうしようもない。相手がチェンだったから別にゼロに抑えられてもいいやくらいの感覚だったとしか思えない。まあそれ以前に，ノーアウトのランナーを先に進めない野球は根本的に間違っている。送りバントをしなかったがために石原のヒットが無駄になってしまった７回表。そして，逆にあっさり遅らせ他はよいが代走に木村昇吾を出して揺さぶりひとつかけなかった１０回表。これだけを取ってみても，マーティ・ブラウンの野球が基本的に場当たり主義でばくちと変わらないこと，加えていえばベンチコーチとか打撃コーチが作戦・戦術面において決定的に無能であることの証左である。だから肝心なところで勝ちきれないチームができてしまうのである。もうひとつ。今日の試合の結果を分けたものは，いうまでもない。主軸打者の力の差である。ひと言で行ってしまう。ふざけるな栗原。いい加減に働け。今日の決定的な敗因は栗原である。栗原さえ出ていなければもっとまともな野球ができたのではないか。もはや今日に関してはそこまで言わせてもらう。あんな20打席に1本しかヒットが出ないようなバッターが4番を打っていればそりゃチームはおかしくなるのは当たり前だ。しかも，三振して悲しそうな顔をしてとぼとぼ引き上げてくるから余計に始末が悪い。チームのモチベイションを下げるだけだ。その程度のバッターに，主力選手としての特権はいらない。これで，対ドラゴンズ戦は6連敗となってしまった。あり得ない話である。しかも，今の打線の体たらくでは明日明後日もまた点が取れる保証はない。なんかの間違いでホームランが出たときにだけ局地的な戦果を上げるにとどまるだろう。となると，このシリーズも返り討ちにあって3連敗の可能性は，カープというチームがよほどのパラダイム変換をしない限り非常に高いのではないかと思う。それでいいのか？　何かを変えようという気はないのか？意地でも上の順位に上がりたいという思いはないのか？早い話が，てめえらほんまにやる気あるのか？悔しかったら勝ってみろ。この負け犬どもが。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/07/10

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  店主独白

  カープは明日からはナゴヤで偉大なる復讐戦を戦わなければならぬのであって，それを銃後でサポートする我々も全身全霊をかけて見守らなければならないところであるが，ここに来て少々困ったことが起きている。どうもここにきて，今春に仕事を休んだのと同じ理由で体調がまた思わしくないというのが遠因なのだろうが，早い話がスランプなのである。要するに文章が書けない。特にここ１週間くらいは，思ったように文章が書けず，何となく水割りしてそれなりの分量の仕立て上げるのも四苦八苦という状況である。こうなると，スランプに陥った選手の気持ちがよく分かるのである。おそらくもう自分だけの力ではどうにもならないのだろうと思う。事実，この私は今たかだかこの程度の文章を書くことすらままならないのだ。昨年は恒例だった小ネタが書けなくなったのも同じ理由である。ネタが思い浮かばないのだ。まあ，シーズン序盤からあまりにも無様な試合が続いて書く気になれないような日が続いたというのもあるのだが。それに，面白くないことばかり追い打ちをかける。今年のホーム市民球場での14年振りのオールスターゲームの日，よりによって所要で東京にいなければならないのである。それに8月の第1週，どうやら比較的自由な夜を過ごせそうなのであるが，そういうときに限ってジャイアンツの北海道シリーズに付き合わされたりして，しかも8月4日など旭川でデーゲームである。面白かろう訳がない。これでAクラス圏内にカープがいればまだ浮かばれるのだが，それもままならない。二重に腹立たしい。それを打開するためにも，明日からの尾張の陣，偉大なる復讐戦シリーズに，偉大なる革命的戦果が挙がることを期待するしかない。さあ赤ヘル軍団よ，まさに皇国の荒廃この一戦にありである。頼むから勝ってくれ。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/07/09

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  予定通りの連勝，しかし

  はっきり言って，淡泊な試合だったという印象の方が強い。何となく，新潟連勝伝説にのかかっただけのような気がするのだが，勝って３連勝，しかもまた借金を１まで挽回したのだからまあよかったというしかない。確かに今日のルイスは完全に自分のツボにはめた内容だったけれども，終わってみたら，ほかのチームだったらこんなもんで終わらなかっただろうという感じの方が強い。まあ早い話が相手が弱かったのだと思うが，それをきちんと勝ち取ったことだけでも評価せねばならぬ。昨日の試合と違って，点も取れなかったし，打線の繋がりも欠いていたと思う。昨日に続いて１番を打った赤松が４安打も打って最初の１本しか点に繋がらなかったという時点で何かが間違っているんだろうと思う。しかし，チャンスで４番打者が打てば点になって勝ちに近づくのである。きょうは，本当にただそれだけだろう。残念ながら１打席だけで賞味期限が切れたようだが，この第１打席のフィーリングだけでもナゴヤに持っていってほしいものだ。あとは，もうとにかくルイスである。３回以降パーフェクトと言えば聞こえはいいが，早い話が早いカウントからのボールをただひたすら打ちに出ては沈没するという，石原が何も頭を使わなくていい展開に勝手にはまってくれたからといのが本当のところなのだろうと思うが，それでも完投処理は完投勝利。前回登板の悪い印象も払拭してくれたのではないかと思う。あとは，胸を張ってオールスターに出られるだけの数字を積み上げていただきたい，ただそれだけである。とにもかくにも上位挑戦権の大前提である勝率５割へもう一度手が届くところまで来た。次のカードは，大遠征最後の正念場であるナゴヤでのドラゴンズ戦である。もちろん，広島での屈辱は，何倍にもして返さなければいけない。ここで叩きのめしておけば，今度こそ胸を張って上位に挑戦するとでも何とでも言えるし，それができない限りそれを口にする資格はないのだ。何があろうと，勝つしかない。前進あるのみ。このカードに限っては，栄誉ある撤退など許されない。まだまだ。勝つしかないんだ。とにかく。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/07/08

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  七夕の夜に，雨落ちボールはこぼれる

  正直なところ，スターターを見た時点で，もう試合を見るどころかラジオで聞く意欲すらなくなった。よりによって末永を外して赤松を１番，フィリップスのレフトは頑固に守り抜き，案の定キャッチャーは石原である。思い直して文字列を追えば，ただでくれたチャンスをまたしてもよりによって嶋が壊してその後４回終了までノーヒットである。やっぱりあの石頭にはつける薬はないわいと溜息をついていたところだった。分からないものである。その石原と赤松が２本ずつタイムリーを打ったのである。あのくらいバットが振れてくれれば赤松の１番というのもそれなりに収まりがいいわけだし，攻守に大ブレーキだった石原がバットで結果を出し，今日はインサイドワークでもそれなりにうまく齊藤悠葵をエスコートできていた，ような気がする（それにしてはやっぱりベンチの方ばっかり見すぎだと思うが）。何と言っても相変わらずヒットになる予感すらなかった栗原は論外としてもクリーンアップ３人が無安打で８点取ったのである。これは梵が３安打で攻撃の基点となり，下位打線から上位につなげるという形がうまく作れるようになったからこそなのであるが，今日に関していえばやはりこの言葉に尽きるだろう。バルディレスさんありがとう。こちらにもフィリップスという不安要素がある手前あまり大きなことは言えないのだが，まああの守備力ではかわいそうだ。それに，フィリップスくらい打つのならまだしも（今日はいいところなかったが），たかがあの程度の打力では彼が試合に出ている時点でハンデをしょっているようなものだ。まあ，今日はこれに尽きるだろう。しかもバルディレスひとり悪者にするのは忍びないとばかりに狩野がぽろり，葛城がぽろりといううるわしきチーム愛。ぜひこういうところだけは明日以降も存分に見せていただきたいものだ。カープと手主軸打者がまるっきり不発という要素があったのであんまり大きなことを言えた義理ではないが，とにかく勝ったのである。しかも５回以降の内容は，明らかに賞味期限切れの福原君やその他大勢のリリーフ陣相手だったとはいえ，それなりにまともな野球で点を取っているのだから，攻撃陣はそれなりに上げ潮にあると見ていいのだろう。ただ１人４番目を打っているバッターを除いては。近時在阪プレスの記事の作り方が二言目にはブラゼルブラゼルだから，よほどほかの選手の出来がよくないのだろうと思っていたが，やっぱりそうだったようだ。いや，バルディレスのライトだっていかにも秘密兵器のように持ち上げていたのである。となると，当然明日は負けられない。いや，こんな斜陽老舗球団相手に負けが込むことなどあってはならぬことである。そうでなければ，優勝とかクライマックスシリーズとか，どの口がほざいているのかといわれるだけである。天気も心配だが，試合をやるのであれば意地でも勝たねばならぬ。まだまだ。勝つしかないんだ。とにかく。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/07/07

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  pridegreen的こころその６；巻き返しはなるのか

  （新装なったHARD OFF ECO スタジアム新潟）天使：やっぱりアンディーはすごいわ・・・ものが違うわねえ。これで攻撃陣を立て直して巻き返すのよ！悪魔：打つだけならええけどなあ・・・レフトに打球が飛んだらカープファンがみんな目をつむってるもんなあ。ひょっとして永田が一番先に目を押さえてるんやないんか？天使：ひどーい，今に慣れるわよ，外野の守備にも！悪魔：慣れるまでに失うものの方が多かったらどうする？早いうちに本職の内野を守らせてやったらどうなんや？天使：じゃあ，マクレーンと入れ替えるの？その方が怖いんだけど・・・悪魔：ええやないか。ファーストが本職なんやろ？そのままファーストでええやないか。天使：ちょっと！じゃあ栗原君はどうなるのよ。確かに横浜では全然ヒットにすらなりそうな打球もなかったけど。悪魔：しばらくベンチスタートでええと思うんやけどなあ・・・天使：だめ！栗原君がラインアップから外れるなんてあり得ない！悪魔：・・・根拠は？天使：・・・ない。悪魔：まあええ。あの石頭の頑固親父がそんな真似ができるとは思わん。とにかくレフトにはイージーフライしか飛ばんのを祈るしかないな。天使：大丈夫なの！・・・たぶん。悪魔：それより，キャッチャーはどうなんや。ここのところ倉の方がいい結果出してるやないか。当面倉でええんと違うんか？というより，なんで倉をもっと使わん。天使：だって・・・・・・石原君はキャプテンなんだもん。悪魔：強烈なトートロジーやな。でも，土曜日に前田健太をぶち壊した配球は，どんなんかいなあ。倉やったら大怪我せずに済んだんと違うんか？天使：それは結果論でしょ！それに，石原君の方が投手陣や首脳陣の信頼が厚いんだから。悪魔：で，その信頼の根拠は？天使：・・・・・・うーん，ない。悪魔；特に今度の対戦相手のときの石原のリードには相当疑問符が付くことばっかりやってるぞ。口の悪いファンからは信頼は地の果てに落ちてるとか片八百長じゃないかとまでいわれてるぞ。天使：大丈夫なの！新潟では目下５連勝中なんだから。今回もきっと勝つわよ。悪魔：そりゃ前の鳥屋野球場のときのことやないか。それに二十年近く前の話やろうに。天使：それに，石原君もそれなりに考えてやってるはずよ。まして片八百長なんて，そんなことができるほど頭がよくな・・・あ。悪魔：だからあかんのやないか。もっと自分の意志をださんと，陰では首振り人形とかいわれてるんやからな。天使：ひどーい！・・・でも当たってるかも。悪魔：まあ，今度の相手は５位爆走中やけど，その相手に目下３勝６敗なんやからな。ありえんぞ。もっとしっかりせんと・・・天使：大丈夫だって・・・それに，明日からウェスタンで天谷君がスターターで復活するらしいわね（註・これは本当），天谷君が戻ってきたら打線は万全じゃないの！悪魔：だ，か，らーっ，前も言うたやろ。それまでに成績が落ちたらどうするつもりや・・・（と言ってもやっぱり天使は聞く耳を持たないのでこれにて打ち止め）さて，恒例の（誰が期待してる）「今日のBGM」は，　　　　Ludwig van Beethoven "Symphony No.7 in A major" op.92と，言うことにいたしましょう。勝つしかないんだ。とにかく。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/07/06

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  勝利にこそ意義あり

  試合を通してみれば相も変わらぬドタバタ喜劇で，しかもまたフィリップスがやらかしてしまうという惨劇もあったのだが，終わってみたら勝ったのだからそれでよい。昨日のような無様な負け方をするチームには，試合の内容いかんよりもまず白星を積み重ねて少しでも上を追うしかないのである。しかも相手は断トツ最下位のチーム，本来１つも負けてはいけないシリーズのはずだったのであるから。とにもかくにも青木高広である。昨日の流れがある中で今日は非常に落ち着いて抑え込んでいた。いや，やっぱり今日の試合の陰の立て役者は倉である。とにかく右打者のインサイドを思い切って攻めていたのが，明らかにベイスターズを面食らわせてまともなバッティングをさせなかった要因だと思う。言っては何だが昨日の石原のような外の変化球一辺倒のリードだったら間違いなくこの結果は保証されなかっただろう。投げさせた倉も，思い切って強い気持ちで投げ抜いた青木高広も，揃ってお見事である。その意味では，ローテーションの谷間をうまく拾ったと言えるのだが，一方で攻撃面については極めて不満である。はっきり言って６点しか取れなかったからおかしなことになったのである。それもこれも，全部４番バッターが箸にも棒にもかからない結果しか出さないのが原因なのである。とてもじゃないが，素人目に見ても打てそうな気がしない。その上にバッターボックスでなんか哀しそうに下を向いて野球をやられても見ている方は腹しかたたないから困るのである。今の打順の巡りからいうと，末永東出は上り調子で，フィリップスも明らかに本領を発揮し始めた，そしてマクレーンがそれなりに打ち始めているという現実がある。一方で，フィリップスのレフトの守備はとてもじゃないが見るのが怖い。二日も続けて草野球並みの打球処理をされても困るのであって。やはり本職の内野に戻してやるべきだろうと思う。となると，マクレーンと守備を入れ替えるというのも１つの手だが，マクレーンのレフトもこれまた余計に怖いところがある。そうなるとである。現状に鑑みて１番好ましいのは，フィリップスに本職のファーストを守らせること　である。それが意味するものは，もはや言うまでもあるまい。そのくらいの大手術でもしなければ，今のカープは勝てるチームに，上位を狙うチームに変われない，ただそれだけのことである。誰に４番を打たせるかって？フィリップスで十分務まるのでないか。梵を１番に戻し，末永を３番。これで十分戦えるのではないか。いや，現状の４番打者の内容を見たら，別に嶋でもいいような気がする。なんとかもおだてりゃ空を飛ぶで，案外それ相応のバッティングをしてしまうかもしれない。とにかく，今の４番打者のオーダーよりも何倍も期待ができるラインナップに仕上がるのではないかと考える。今のカープに求められているもの，それは白星のみである。今必要なものは，結果を残せそうな選手を優先して使うということだろうと思う。そうなると，しょせん１０年以上Ｂクラスのチームのレギュラーになんて特権を与えてはいけないだろう。勝利に貢献できないような選手には，そもそもレギュラーで出る資格がないのである。その掟は，誰にでも平等に適用されなければならないと思うのだが，どうだろうか。勝つしかないんだ。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/07/05

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  凡ミスひとつが理由じゃない

  まさか，こんなことを書くことになろうとはゆめにも思わなかった。確かに，最大の敗因はあのフィリップスの草野球なみの大凡ミスのように見えるが，それだけではあそこまで流れが変わるものではあるまい。あの６回のベイスターズの集中打の引き金となった下園，そして石川のヒットは，いずれも外よりの変化球で，決して甘く入ったわけではない。しかし，それを痛打されたということは，いうまでもない。読まれていたのである。それは５回のピンチから顕著になったのだが，ピンチになったとたんとにかく外，外，外一辺倒。結局，勝負球は外というのを読まれて踏み込まれた，それがすべてなんだろうと思う。本当に４回まではまあうまくいっていただけに，もう少し外にやりようがなかったかと思う。しかし，石原にそんな器量がないのもまた事実である。もう一つ，今日は継投がめちゃくちゃだった。林を使うなら６回の頭から行かせる手もあっただろうし，少なくともイニングをまたいだ７回の林の目は死んでいた。私に言わせれば，投げさせる方が悪い。完全にマーティ・ブラウンが舞い上がって正常な判断能力を欠いていたという証明である。組織ぐるみで危険予知能力，危機管理能力を欠いていたからこうなったのである。加えて言うなら，今日最大のアンチヒーローは栗原である。１回，そして２回のチャンスで，いずれも箸にも棒にもかからない情けない結果，そして攻撃の基点にもつなぎ役にもポイントゲッターにもなれなかった最悪の内容の５タコ。ジャイアンツ戦でちょっと打ったくらいで舞い上がっていたから昨日今日とクズみたいな結果しか残せないのである。４番バッターがその程度の軽い存在なら，勝てるわけがない。あえて今日の試合の最大の戦犯としてあげさせていただく。最下位のチーム相手に，必ず勝たなければならない展開の試合を落とした，これはもうこのチームが危険水域に入り始めた兆候と言っていいだろう。正直なところ，こんなチームをかばいきれなくなった自分がいる。こんな甘っちょろい野球をやって，どの口がクライマックスシリーズとか言うのか。甘い。甘すぎる。野球も考え方も，現場もフロントも，そしてこのチームを取り巻く人々も。ふざけるんじゃねえ！いつまで噛ませ犬やるつもりなんだ。それでもプロか，このスカポンタンどもがBlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/07/04

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  これでいいんだ。

  今日は，昨日までとは別の意味で，何も言うことはない。大竹が試合を作り，打線がそれに応えて先制中押しだめ押しと点を重ねた，それができたからほぼ楽逃げのような形で勝てたのである。しかもリーグ戦再開後の出塁率の高さを買われてついにマーティが１番に抜擢した末永が４安打２打点。打つ手がこれだけ当たれば最下位のチーム相手に負けるわけがない。こひねがはくば，こういう試合を，毎日といわずとも，３日に２回くらいはやってほしいものである。というわけで，もう今日は取り立てていうことはないのだが（あえて難ずるとすればやはり７回裏。無得点でしのげたはずだ。あのあたりはやはり石原の器量のなさだと思うが），蛇足ながら付け加えると，今日のカープの点の取り方，いろんな意味でいい取り方だったと思う。１点目：１番抜擢の末永の２塁打→今カープファンがもっとも結果を出してほしいと思っている打者ナンバーワンのフィリップスが先制タイムリー。２点目：石原四球→大竹犠打→末永が猛打賞となるタイムリー。３点目：現在のカープファンの期待度3.8パーセント（推定）のマクレーンの特大ホームラン。４点目：大竹のヒット→ボーク→末永が４安打目となるタイムリー，しかもサウスポーの工藤から。。８回の大量点：これまた現在のカープファンの期待度5.5パーセント（推定）の嶋の二塁打が導火線。だめを押したのは石井琢朗横浜凱旋タイムリー。余計な説明はいるまい。非常にいい形が続いたからこそ今日の結果があるのだ。とにかく，リーグ戦再開後だけでも無様な形ばかり続いたのである。今日は良かったが，明日からは元に戻りましたでは困るのだ。明日からも当然今日のような形を作って白星を積み重ねるべくお願いしたいものだ。それにしても末永。10年目の今月今夜こそが，永遠の前田智徳２世からの脱却への第一歩となることを，切に願う。宿痾となったハムストリングスはじめ故障と戦いつつここまで這い上がってきた男を，野球の神様は決して見捨てておられないという証だと信じたい。明日からもこの勢いで続け。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/07/03

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  屈辱的敗戦

  今日の試合は，もうこの一言に尽きる。こう思えないカープファンとは，ともに同じ天を仰ぎたくない。消えてなくなれといいたい。何が屈辱かといって，オビスポに７回まで１失点に抑えられたこと自体，切腹ものの屈辱である。これまでほとんど一軍で長いイニングを投げたこともなく，しかも来日初先発のピッチャーすら，打ち込めなかったのである。これを恥と言わずして何を恥というか。こんな野球しかできないチームに，クライマックスシリーズとかましてや優勝などという資格はない。野球が点取りゲームである以上，それができないチームは端から論外なのだ。あえて言うなら，今日の試合の敗戦の責任をもっとも背負うべきなのは赤松である。５打数ノーヒットだけでなく内容も最低，しかも，明らかにコントロールに難があることが見え見えのオビスポの立ち上がり，初球のボール球を振って凡退したのである。これだけでも万死に値する失態である。いや，はっきり言う。こういう場面で，相手投手をバントで揺さ振るとか球筋をよく見て球数を投げさせるとかすることが，どうして組織としてできないのか。こんなこと，20年前のカープでは当たり前のセオリーだった。だからこそ余計に腹が立つのである。こんなこともできないから，いやこういう野球で勝ってきたことを一部カープファンが評価せず，単にスペクタクルな野球を求めて現場に圧力をかけたからなのだが，カープは弱くなったのである。そして今に至るのである。もう，今日はこれ以上言うことはない。明日からの横浜シリーズも，何も期待できないだろう。ベイスターズの方が得点能力は10倍くらい上回るのである。勝てると思うほうが間違っている。どうやら相当厳しい7月戦線に，今年もなりそうだ。ふざけるんじゃねえ。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/07/02

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  よくも勝ちたり，よくも勝てたり

  僅少差をよく競りぬいたと，言えなくはない。しかし，今日の試合はそんな陳腐な言葉で総括させてはいけないだろう。はっきり言う。今日の最大にして唯一のヒーローは小松である。いや，もう一人，倉をあげなければならない。小松の長所をうまく引き出したリード。完璧と言って過言ではあるまい。まあカープファンの中に根強く存在する偉大なる石原信者の方のために「相性」ということにしておきたいが，まさに今日の小松と倉のコンビネーションはがっちりとかみ合って揺らぐことがなかった。今日勝って連敗を止めたのは，ひとえに非常時における倉と石原との器量の差だったと思う。一方，攻撃陣について言えば，今日もまるでダメダメだ。またしてもマーティの用兵の狂気のみが妖しく光り，いざ試合に入ってみたら相も変わらずそもそも走者を先の塁に進める攻撃ができない始末。僅少差を粘りきったと美しい勝利などと呼ぶ者があればそれは大嘘つきだ。まともな野球をやっていたら高橋尚成は序盤でお引き取り願えたはずだし，終盤も一気呵成に攻められたはずだ。特に９回。あのイニングに点を取れなかったことは大反省すべきである。まあ，なぜか途中から知らないうちに試合に出ていた自称キャプテンの情けないバッティングが全て悪いのだが。まあ，今日はとにかく勝ったということだけにその意義を見いださざるを得ない。それ以上でも以下でもない。その程度のクズ試合である。ただ勝ったから全てが正当化されるだけである。むしろ４連敗もして上との差が開きながらもこんなレベルの低い野球をやって恥ずかしくないのかと，その了見を問いたいくらいである。そこまで言われて悔しかったら，明日勝つことは当たり前なのであって，一気に白星を急ピッチで積み上げるほどの勢いで勝ち進まなければならない。そうでなければ，今日の試合は「ただ勝っただけ」となり，明日からの炭団の串刺しだけが保証されることになるのである。もしそうなりたくないのならば，もっと一球一打に魂を込めて，死に物狂いの闘争心を持って戦え！まだまだ，今日みたいな試合じゃ，物足らんぞ。まだまだ，この程度で満足させてたまるか。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/07/01

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  悔しい，悔しすぎる

  もうここまで来ると，何と言っていいのか分からない。言葉が出ない。どうして齊藤悠葵を責められようか。再三のピンチを凌ぎきっていたのである。どうして横山を責められようか。こうなる可能性があることは交流戦終盤から分かりきっていたことである。結局，相も変わらぬ打力不足。この一言に尽きる。そして，それを今までてこ入れもせず放置してきたチームとしてのリスクマネジメント不足こそ，もっとも責められなければならないと思う。今日だって，結局点を取ったのはホームランだけである。全く打線が繋がっていない。いや，繋がりかけた攻撃を全部フィリップスに切らせることによって，一人の救世主だけの力で簡単に現状が打開できるものではないことを残酷にも勝負の神はお教えになったのである。序盤に東野を崩すチャンスはいくらでもあったはずだ。しかし，相も変わらずバント失敗とか謎の盗塁敢行により全部自らの手で流れを断ち切ってしまった。だから結局敗因は先のドラゴンズ戦と同じ，一球一打への集中力の欠如なのである。こんなことをやってる限り，いつまでたっても白星は得られない。正直言って，今日くらいもっと必死な目をして野球をやってくると思った。しかし，その期待は完全に裏切られた。必死に戦っていたのは，当然モチベイションが高かったであろうフィリップスを除けば，齊藤と末永だけだった。連敗を重ねてなお組織としてのモチベイションが維持できないようなチームはプロじゃない。まあ，明日も同じように負けるだろう。本当にフィリップスが神がかり的に打たない限りは局面を打開することはできまい。誰も自分で打開しようという意志がないのだから。ふざけるな，このチキン野郎ども。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/06/30

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  オールスターファン投票結果に寄する

  本日オールスターゲームのファン投票及び選手間投票の最終結果が発表され，先発投手部門で大竹，捕手部門で石原，一塁手部門で栗原，二塁手部門で東出，そして外野手部門で赤松が選出された。栗原に至っては，セ・リーグ最多得票数だという。しかし，あえてこの5人にかける言葉があるならば，ファン投票でもらった票数が恥ずかしくないほどの野球をまず目先のペナントレースの試合でしっかりやらんかい！記者会見ではずいぶん５人とも笑顔を振りまいていたようなのであって，まあそれは悪い話ではないから当然だが，昨日までの3連戦の結果と内容を見せられると，そんなに笑顔を安売りしている場合かと嫌みのひとつも言いたくなる。特に，マスクを被っていないときは下を向いて泣きそうな顔で野球をやってるキャプテンマークをつけてる約１名。今日の表情を見て，密かなる殺意が湧き上がってきそうになったことを白状しておく。今日は風邪を引いてしまったため頭が回らないため，この程度で短く終わりたい。いや，最後にひと言だけ。負けるなくさるな尾形佳紀！まずは明日から，気合いをいれんかい！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/06/29

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  さあ全てやり直しだ

  今日の結果は，もうこうなることは分かりきっているというような流れだった。それだけに，何も付け加えようがない。意地でも勝たねばならない試合において，絶対に機能しないと分かっているサウスポー相手の嶋起用というマーティ・ブラウンの狂気の爆発。こんなことをやってるチームに，勝負の神様はほほえんでくれまい。ただ，ひとつだけ，本当に時期的にはぎりぎりのところで勝負の神様は教えてくれたのである。今シーズンのここまでのカープの戦略は根本的に間違っていたと言うことを。開幕前から明々白々だった攻撃力，得点力の決定的な欠如を，上位で勝てるチームとの埋めがたい差を示すことにより，教えて下さったのだ。全てのカープファンは感謝しなければならない。特に，「これで攻撃陣は戦えると思う」という「党中央」の妄言を無邪気に信じた連中は。フィリップスがいきなり次のカードから戦列に加わるとの報もあるが，とにかくフィリップスをてこ入れにして根本的にオーダー変更をしなければならないことはもう避けられない現実である。はっきり言えば，代わりに嶋と緒方を登録抹消して血の入れ替えをするくらいのことは必要だろう。特に嶋。今君がいることはチームにとって有害だ。そんなにバットが振れないならファームで存分にスターターで試合に出て調整すべきだろう。そして，ひょっとして今のカープの現状のすべての元凶かもしれない。ふざけるな石原。何がキャプテンだ。てめえには学習能力がないのか。投手陣に土下座して謝れ。はっきり言いたい。読まれてるんだ，君の配球は。だから相手バッターに気持ちよく長打が出るんだ。そのことを，首脳陣はもっと虚心坦懐に受け止めるべきだと思う。しかも，バッターボックスで泣きそうな顔してうつむいて野球やってるのを見せられたら二重に腹が立つ。こういうところから，このチームは変わらなければいけないんだろうと思う。もし，真剣にまだ上位を目指そうという気力が残っているのならば，これまでさんざん巻き散らかされてきたマーティ・ブラウンの狂気を一掃し，選手起用において明らかに目に付いた特定の選手の特権的な地位すら剥奪して，一からチームを作り直さなければならないだろう。そうしないと，このチームには本当に明日はない。ふざけるんじゃねえ。どの口がクライマックスシリーズとかぬかすんじゃ。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/06/28

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  悔しいけれど，野球の質の差

  ほとんど，論点は昨日の試合と同じである。したがって，長くを論じるに及ぶまい。土壇場の一球一打に集中して最大限の結果を出せるドラゴンズと，どんな場面でも散漫かつ適当なプレイしかできないカープとの，本質的な野球の差である。あるいは，これぞ上位で勝てるチームと勝率5割で満足しているチームの歴然とした差と言い換えてもよい。今日の結果なども，結局それ以上でも以下でもない。とにかく，彼我の差を見るに，まず明らかに思い知らされるのは攻撃陣の補強をサボったツケである。とにかく，現状での調子云々ではなく，打力が違いすぎる。機関銃と三八式歩兵銃くらいの差があると言っていいだろう。野球は点取りゲームである以上，その差は必ず勝敗の差へと直結する。だからこそ思う。昨年の年末，「このオーダーで野手は戦えると思う」と曰った自称オーナーと，その言葉を無邪気に信じて未だに拝外主義的言辞を弄する一部カープファンは，直ちに腹を切るべきである。もうひとつ，このカードを見てひしひしと感じるのは，ドラゴンズは明らかにカープを３タテすべくチームを上げて各選手とも全力でつぶしに来ているということである。おそらく，落合博満的には上の２チームはいずれにらみ合いをしながら飛び出しもせずむしろにらみ合いをして停滞したまま相対的に下がってくるとの読みがあるのではないか。そうなると，今のうちにカープを叩きつぶして上との差を縮めて，ついでに差を開いておけば安心して力を蓄えられるという算段があるのだろう。今日の試合など，とにかく何があっても叩きつぶしてやるという執念をひしひしと感じた。それに対して我がカープは，もはや言うまでもない。この試合を意地でも勝つぞ，どんな手を使っても取るぞという執念のようなものを全く感じないどころか，刀を抜く前から小便をちびっているような連中ばかりではないか。もはや，この差を埋めることは，現有戦力では不可能だろう。早ければ次のカードから合流するのではないかと言われているフィリップスの力を，いや現在獲得を検討しいるとされる外国人投手の力を勘定に入れないと厳しいだろう。それが現実である。おそらく，明日はもっと恥ずかしい負け方をするだろう。それを阻止しうるとしたら，ドラゴンズの投手が勝手にこけてくれることだけである。それだって，すでに打線の繋がりという言葉が消えたチームには重荷かもしれない。ふざけるんじゃねえ。どの口がクライマックスシリーズとかぬかすんじゃ。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/06/27

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  ああマーティ迷走劇場

  正直なところ，スターターを見て，失笑した。現状の調子を鑑みたら７番石原なんてあり得ないと思ったから。まさか，それが肝心なところで今日の試合を分ける大きなブレーキになるとは思いもよらなかった。最後に打たれた永川に相応の責任が追わされるのは当たり前だ。しかし，特に今日でた攻撃陣の誰に永川一人に責めを負わせることが許されようか。今日の試合を分けたのは，土壇場で一球に集中して最高のパフォーマンスを見せることができるドラゴンズと，どんな場面でも漫然と散漫なプレイしかできなかったカープとの本質的な野球の違いである。７回裏，栗原の本塁打という最高の点の取り方で勝ち越し点を取った直後，無死１，２塁で，なぜか７番に入っていた石原がバントひとつできないのである。しかもその後の末永がヒット，しかもこの試合２本目となるタイミングの悪さ。今日はもうこれが全てと言っていいだろう。自他共に振れていないことを認めるようなバッターを７番に置いて振れているバッターを断絶させるというマーティの狂気とも言うべき打順編成と，それに応えるどころか考え得る最悪の結果しか残せなかった石原。これがこの試合の全てだと言っていいと思う。いや，７回の喜田剛と末永のヒット以外，誰一人として走者を進める打撃ができなかったのだ。こんなチームが，勝てるわけない。全てにおいて相手とは野球の質が違いすぎたのである。それで負けたのである。今日はもうこのくらいにしておきたい。交流戦が終わると同時にマーティの狂気の采配が復活して，見事に自爆した，ただそれだけのことを，つらつらと書く気力も起こらない。明日以降も，非常に苦戦が予想される。正直なところ，勝利を予感させるような要素は，今のところ見あたらない。キャプテンマークなんてむしり取ってしまえ。ふざけるんじゃねえ。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/06/26

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  ついに補強に動き出した，か

  今朝の中国新聞スポーツ面に大きく載ったのが，ホワイトソックス傘下3Aの内野手，アンディ・フィリップス選手の獲得へ向け身分照会に入ったとの記事である。この段階でここまで名前を出して記事を打ってきたことは，獲得へ向けての内諾くらいは取っているのだろう。とにかく交渉合意になれば，マクレーン獲得に続いての野手，はっきり言えばサードのポイントゲッターの補強だから，珍しく活発に動いていると言える。まあ，このニュースが現時点で中国新聞でだけ報じられているところなど，まさしく大マツダ帝国大本営発表の構造そのものまで見えてしまうのが難点だが，それはさておき，この選手。同姓同名の別人ということがなければ，昨年カープが獲得を目指したとされるメジャー経験も豊富な強打の三塁手である。ドラゴンライト先生の情報によれば外国人移籍金相場としては相当お高く，しかも日本球界には目もくれずにあくまでメジャーを目指してマイナー契約を呑んでいたようなのであるが，おそらくは開幕ロースター漏れの時点から，シーズン途中の獲得に向けて粘り強く調査をして，再び移籍市場に乗ってきたところをうまく交渉の糸口を掴んだというところなんだろうか。そうだとすればどうやら今年は本気で補強というものを考えている証だと思っていいのかもしれない。ただし，若干引っ掛かるのが，メジャーではほとんどがファーストで，セカンド，サード，外野もできるという触れ込みと，今シーズン3Aで思ったほどの数字が出せていないところである（だからこそ移籍市場に乗ったのだろうが）。特に前者。思いっきりシーボルのUSA球界実績と被るのである。「守れる」という言葉に，「プロ野球選手の標準レベルくらいは」という言葉が付いてくることを祈るしかない。とにかく，早く見てみたい。この際守備はどこを守ってもらってもいいから，ポイントゲッターとしてフル回転，マクレーンの尻に火が付きシーボルの顔がますます青くなるくらいの活躍を期待するしか，今はない。ところでカープは，これは今日球団から正式にプレスリリースされたのだが，今シーズン大量失点を喫した試合に非常に功績大だったドーマンをついに解雇した。これも，昨今のカープには見られなかったことである。最近はあれほど大外れの外国人選手がいなかったが，かつてはどんなに使い物にならない選手を取ってきても，決して途中でリリースすることなく（いや一人いた。ジェフ・ボールだ。今頃誰が覚えていようか），すなわち決して過ちを認めず誰も責任を取らずという編成無答責の慣行がまかり通っていた。しかし，今年はまさにばっさりと切った。もちろんその裏には，第３弾，第４弾の外国人補強があると信じたいところだ。別に数合わせだけなら切る必要はないのだから。これから夏場へ向けて，真剣に優勝とかクライマックスシリーズとかを考えているのであれば，まだまだ埋めておかねばならない補強ポイントは残っている。１つは，本来ドーマンに託すはずだったセットアッパー候補である。言うまでもなくシュルツにはコンディション上の不安が，しかも夏場になるとどうしてもつきまとう。昨年のブラウワー程度でいいから，もう一枚置いておきたいところだ。そしてもうひとつ，可能ならば左のポイントゲッターである。いくら喜田剛や末永が頑張っていて岩本の伸びしろにも期待していざとなったら前田智徳が帰って来るはずだとしても，やはり打線構成上左打者が弱いところは否めない。この時期の移籍市場に乗るような選手でそうそういい左打者が残っていないかもしれないが，ぜひ引き続き調査してほしいものだ。とにかく，しょせん勝率５割がやっとの現状４位のチームなのである。上に上がりたければ，積極的な補強は必須である。編成部長は頼りないので期待できないが，ここは連盟勤めで多忙ではあるだろうが球団本部長の手腕に期待するしかない。現状打破には積極的な補強あるのみ。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/06/23

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  まあよく勝った

  とにかく，点の取られ方の悪さは昨日と変わらない。しかし，結果は勝利と出て，なんとか勝率5割で踏みとどまって交流戦をフィニッシュすることができた。昨日と勝負の結果を分けたものは，極めて簡単である。打ったからである。点を取ったからである。先制された直後傷が浅いうちに追いつき，追いつかれた直後に突き放したことである。１点ずつじわじわと序盤に点差が広げられていたところを問答無用とばかりに引きずり下ろした喜田剛のツーランホームラン，不運な当たりもあって追いつかれたいやな空気を切り裂いた梵のツーランホームラン。そして４回。マウンドがジャイアンツ時代に見覚えのある投手が出てきたかどうかは知らないが，下位打線から作った久しぶりの集中打。こんなに攻撃陣が機能したのは今シーズン初めてと言っていいだろう。それで前田健太が吐きだした点を上回る点を取ったのならば，それでいいのである。野球は点取りゲームである。技術点もなければ芸術点もない。ましてや１１年連続Ｂクラスのチームは内容を云々する暇はないのである。これで交流戦は１４勝９敗１分けでフィニッシュして，交流戦開始時，いや交流戦途中の借金最大７をはねのけて勝率５割でリーグ戦再開に備えられることは一応喜ばねばならない。しかし，私から見たら非常に物足らない。今日は珍しく機能したが相変わらず覇気もなく根気もなくタイムリーも長打も欠乏状態の攻撃陣，もうほとんどやけくそと言っていいセットアッパー陣の使い詰め状態，それに反比例するかの如く先発投手に対する狂気的な球数制限。やってることはむしろむちゃくちゃに近いと言うべきで。その割にはよく勝ったという見立てもできようが，そのあたりをきちんと修正してまともに野球をやれればもっと勝てたはずだという思いの方がむしろ強い。まあ，交流戦の総括については，日を改める。いつか「例の二人組」がこの場でぶちまけてくれるはずだ。本来はもっといろいろ突っ込みどころがあるのだろうが，せっかくの日曜日を一日ばたばたしていないので疲れている。従って頭も回らないし，無理に回したら明日朝起きられずに仕事に行きたくなくなるような状態になっては困るので，今日はこの程度にしておきたい。とにかく，勝ってよかった。今日勝つと負けるとでは雲泥の差だったのである。来るべきリーグ戦に向けて刃を研げ。弾を込めよ。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/06/21

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  対ダルビッシュ以前の問題

  今朝の報道を見ると，まさに今日の論点は対ダルビッシュ攻略がすべてであるかのように報じられていたところである。しかし，終わってみれば，はっきり言って同じ土俵に立つこと自体恥というべき惨敗である。この際点差は問題ではない。好調な打線を持ち，なおかつカープ投手陣攻略のために一定の方向にまとまっていたファイターズ。一方，ろくに打てない打線に何の策を弄することなく，ダルビッシュ相手に白兵戦を挑むしか能がなかったカープ。勝てるチームとろくに勝てないチームの選手の意識の相違，さらにいうなら交流戦を貯金を持ってフィニッシュできるか否かという組織としての一大事に何の有効な策をもとることができない，ただフロントの覚えがめでたいという意外に存在意義のない首脳陣をもつチームの悲しさを，これでもかと突きつけられた一線といって良いと思う。繰り返す。今日の試合は組織として戦う能力を持たないことだけを見せつけられた大惨敗である。それ以上でも以下でもない。ましてやダルビッシュだったから仕方ないなどと総括するのは論外の外である。クライマックスシリーズに出るとかましてや優勝を狙うとかいうのならば，相手チームのエース格と毎日相見えなければならないのである。仮に攻略できない日があったとしても，一歩間違えばやられるという姿を見せなければならないのだ。今日のカープが，ダルビッシュに，いやファイターズにそういうプレッシャーを与え得たかといえば，絶対に違うというべきだろう。あまりにも情けなくて腹立たしいので，今日はこれ以上書けない。この次に出てくる言葉は，もうこれしか残っていない。てめえらそれでもプロか！負けて悔しくないんか！ふざけるんじゃねえ。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/06/20

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  大竹の執念が生んだサヨナラ勝利

  終わってみれば，今季初のサヨナラ勝利で連敗を止めた。あの歴史的大惨敗以来の悪い流れを止めるにはこういう苦しみ抜いての勝ち方でもしないと容易には止まらないということなんだろう。とにかくも勝ってよかった。しかも幕切れが石原のサヨナラホームラン。今日も相変わらず打てそうになかったのだが，最後の最後で大仕事。まあ，昨日の記事を読んで発憤したのかもしれない（←ないって，絶対に）。しかし，今日の試合は本当に大竹である。２試合連続で打たれた姿はやはり一瞬の気の迷いだったと言ってよいと思う（それにしては代償が高すぎたが）。序盤は野手のミスのせいで２失点するも要所で粘り，６回７回は完全に連続試合無失点モードが蘇り，８回は走者を出しつつも前半よりかえってストレートの球威が上がるという魔性の姿が蘇った。これだけのピッチングを見せてくれれば，もう完全に自分を取り戻したと言っていいだろう。いや，投げるだけではない。野手が打たないなら自分で何とかしてやるとばかり田中将大に食らいついて打ったタイムリーヒット，同点にはなったものの石原の併殺打によるというしらけかけた空気を一掃した２死無走者から執念の１２球。これぞまさに闘うおのこたるべき姿である。こうやって必死に闘う姿を見せれば，勝利の神様は必ずほほえんでくれるのである。今日の試合の前評判についていえば，連勝中の楽天の先発が田中将大，連敗中のカープの先発がここ２試合ふがいない内容を見せている大竹寛ということで，おそらく多くのファンは苦しい戦いを予想していたのかもしれないが（実はもちろん私だってそうだ），今日に関していえば，大竹の気魄と執念が田中将大を倒したのである。まあ，あとはこれに野手が応えなければ嘘だろうということである。その意味では非常に物足りないものが残るのだが，とにもかくにも勝った，しかもホームで終盤もつれたゲームを取りこぼしたりドローにしたりというのが続いた中での今シーズン初のサヨナラ勝利である。今日は，これでいいのだ，ということにしておこう。とにかく，これで借金を積み上げるという最悪のシナリオだけは回避された。残る交流戦はファイターズとの２試合のみ。この際ダルビッシュが出てくるとか何とかいうのは関係ない。いかなる敵をも殲滅して連勝あるのみだ。クライマックスシリーズとかなんとか言うのならば。まだできるはずだ，もっと死ぬ気で闘え！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/06/18

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  やり場のない怒りと悲しみと

  ひと言で総括させていただく。今日の試合を勝てないようなチームに優勝とかクライマックスシリーズなどとしたり顔で語る資格はない！とにかく，あらゆるものに失望した。相も変わらず走者を置くと何もできない攻撃陣，その現状が分かりきっているのにてこ入れひとつしない首脳陣，いやしたつもりなんだろうが誰がどう見ても冗談としか思えない選手起用。珍しく喜田剛をサウスポー相手にスターターで起用したかと思えば，前の試合で３安打を打った東出を引っ込めるなどと言うなどという考えが，何をどうひっくり返したら出てくるのだろうか。意味不明である。用兵を云々するならば，７回裏２死１，３塁になってから三塁走者廣瀬を木村に替えたという一幕があったが，はっきりいって私はバカですと町中を叫んで走り回っているようなものだ。誰がどう見てもダブルスチールを狙っているというのが見え見えだ。で，またこのカウントでしかやりませんというようなカウントで動かしてウエストされておしまいである。これを正真正銘のバカ采配といわずして何と評する言葉があろうか。だからもうマーティ・ブラウンには将たる資格がないというべきなんだ。いや，マーティばかり責めるのはフェアじゃない。はっきり言って選手から，この試合は意地でも負けてはいけない試合であるというオーラが感じられなかった。これがやはり長く勝っていないチームの哀しい宿命である。絶対に踏ん張らなければ井ポイントというものが理解できないのだろう。あえて特定の選手をやり玉に挙げるとしたら，もはやこれしかない。もうたいがいええ加減にせえよ石原どの面下げてキャプテンマークつけてるんじゃ！特に７回表である。同点となったあと１死１塁でファーストランナーのスチールを読んでウエストしながらとんでもない球を投げてアウトにできず，代打の憲史には外角一辺倒で最後踏み込まれて長打を食らうという有様。どういう訳かマーティはこの石原の起用には頑なまでにこだわるのだが，今日の試合などを見る限りもう意味が分からない。勝率５割ラインというのは，優勝とかクライマックスシリーズとかを口にするならば，死んでも守らなければならない一線である。負けることに慣れてしまってもはや敗北主義的になっている大多数のカープファンには理解してもらえないかもしれないが，それだけ勝率５割を守るというのは上位進出の必要十分条件なのであって，それができないチームはしょせん善戦するだめの負け犬なのだ。交流戦残り３試合，確かにホームなのだが，その前途は非常に悲観的にならざるを得ない。これで明るい明日を語る者があれば，詐欺師か敗北主義者のみである。今日のような試合で，カープファンに何をアピールしようとしているのだろうか。今日の試合を見聞きしている間に頭の中を反復した言葉は，ただこれのみである。ふざけるんじゃねえ，もっと死ぬ気で闘え！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/06/17

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  いざ，起て。

  その危険すぎる才能は，カープファンであるなら，知らぬ者があろう訳がない。バット一閃すればそれはまさしく妖刀の如く，はじかれた打球は昇竜の如く，そしてその極限のスピードは赤い稲妻の如く，スタジアムに轟かせたのである。しかし，その輝きを曇らせたのは，ほかならぬ宿痾の両膝。ことに2005年5月28日，インボイス西武ドーム（当時）で見ていた私の目の前で崩れ落ちた，回復に1年以上を要した大怪我の傷跡は，未だに消えないのだろうか。昨年は，ついに一軍の晴れ舞台に姿を現すことすらままならず，今年も一軍があれだけ攻撃力不足で苦しむ中，ここまでお呼びがかからなかった。しかし，ついにその名を轟かせるべき時が来たのである。陽はまた昇る。これ以上悪いことばかりが続くことはないはずだ。ここまでの苦吟と努力を，きっと野球の神様は御覧になっておられるに違いない。　　　　　　　　　さあ，今こそ立ち上がれ　　　　　　　　　広島の赤い星・尾形佳紀2007年8月24日，あの荒れ試合を一振りで制したサヨナラホームランを，我々はまだ忘れはしない。折しも現状の打線は，繋がらず点が取れずの手詰まり状態にある。マーティ・ブラウンがへそを曲げない限り，いや普通に考えてオーダーを組むならば，おそらくレフトのスターターとして，グラウンドに立つだろう。彼の野球に賭ける一途な思いを，いや野球に賭ける魂をプレイで体現することによって，きっとふがいない打線に苦しむ赤ヘル軍団を再び空を泳げとばかりに天を舞わせ，そして尾形佳紀の赤い閃光のごとき打球がグラウンドを切り裂き，いかなる相手であろうと，いかなる投手であろうとグランドに沈めるに違いない。いざ，出番だ。思う存分暴れ回ってこい。野球ができる喜びを存分にプレイで体現してこい。そうすれば，勝負の神様は，きっと君に，そしてカープに振り向いてくれるに違いない。ホーム４試合，チーム一丸，死ぬ気で闘え！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/06/16

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  ドローの持つ意味

  昨日は体調を崩して昼間から寝込み，断片的に文字列でしか追うことができなかった。夜も早々に寝入ってしまったため，当日中に書くこともままならなかった昨日の試合を，つらつらとなぞってみたい。結果だけ見れば延長12回引き分けである。ドローというのは白星も黒星も積み上がらない，いわば「無」である。もし現在が終盤戦でかつリーグ戦の首位を走っているのであれば，勝利にも等しいと言えるのであるが，カープはやっとこさ勝率5割で下から追う立場なのである。したがって，極めて痛い星を落とした，限りなく黒星に近い痛み分けというべきであること，いうまでもない。しかも，延長10回にいったんリードしたところをクローザーである永川を出して追いつかれたのだ。二重に痛い。私の感覚からすれば，極めて喪失感の強い試合だというべきだろうと思う。もちろん，12回裏，無死満塁の大ピンチを，最後のあがきというべき「５人内野」が奇跡的に機能して７－２－３の併殺打で打ち取って結果ゼロに抑えたという要素はある。しかし，それも結局は延長１２回サヨナラ負けというおそらくはもっとも連敗中のチームに与えるダメージが大きいであろう結果を辛うじて阻止したに過ぎないのだ。こんなもんで勝者面をしてはいけないし，したら確実に連敗は続く。勝てなかったという事実から目を逸らすならば，勝負の神様からの手ひどいしっぺ返しが待っているだろう。さて，おとといが３併殺で自滅した試合と評するなら，昨日はさしずめチャンスで誰も機能しなかった試合というべきなんだろうか。もちろん，８回表マクレーンの起死回生の同点タイムリーと一時は勝ち越しとなる延長１０回の末永のタイムリーは別だが，結局ランナーはためても最後の一押しが誰も押せないという，まさに今シーズンの悪いときのカープに戻りつつあるのが非常に気にかかる。チャンスメイクはすることができても誰もホームに帰すことができないという，非常に悪い形が出はじめている。実際，この東征埼玉の陣，いや千葉から通算して４試合，集中打というべき点の取り方についにお目にかからなかった。１イニングだけでもヒットを連ねて点を重ねるというカープが勢いをつけた勝ちパターンになれていないのだ。しかも，この２試合，選手起用という面でマーティ・ブラウンが迷走を続けているのも気になる。ついに中国新聞「球炎」で木村雅俊記者に名指しで批判されたサウスポー相手に嶋起用という大疑問手に，昨日は相手先発投手を岸と絞り込めなかったか（石井一久の線もあったから）明らかに振れ始めている末永をスターターで起用しきれなかった。このままでは，正直なところ，交流戦残り４試合とも，たとえホームとはいえ，非常に厳しい戦いが予想される。特に相手チームがサウスポーの先発をちらつかせたら明らかに珍妙なオーダーが並ぶのは目に見えている。これまでどんなに出来が悪くても追いつかせなかった永川がついに打たれてしまったのも非常に痛い。おそらくは経費節減からか，本来埼玉に行く前にやっておかなければならないかったファームとの入れ替えをやっとこさ決めたようだが，ドーマン，森，岩本に替えて牧野，青木勇人，そして尾形佳紀の昇格が内定したようだ。正直牧野と青木勇人には敗戦処理以上の役回りは期待できないのだが，ここはひとつ自らの野球生命を賭けて戦う尾形佳紀のひたむきなプレイ（達川曰く「生活感あふれるプレイ」だそうな）に期待したい。今のカープに漂う閉塞感を打破するのは，こういうところからしかないのではないかと思う。まだまだこれから。ホームでは死ぬ気で闘え！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/06/15

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  だからマーティを信用できない

  東征埼玉の陣，相手先発は帆足，石井のサウスポー２枚が先発してくることは，十分に予想された（明日のことはまだ分からないが）。それを踏まえて一番恐れていたことは，交流戦見事なポイントゲッター振りを見せ，明らかに勝ち運を持っている喜田剛の処遇である。結論からいえば，たとえサウスポーが先発で出てこようと喜田剛をスターターから外すことは現状あり得ないと思っていたのだが，残念ながらマーティにはその思いを共有するだけの度量がなかったようだ。正直な話，喜田剛に変えて嶋を使うことだけは一番やってくれるなと思っていた。確かに過去の数字を客観的に見れば左投手を打つのは嶋の方が上なのかもしれないが，およそスポーツは過去の数字ではなく現状の調子で全てが決まるものだ。右投手の時ですら末永や岩本にスターターを譲っているバッターが，どうして対左投手の実績だけで見違えるように打てるものか。残った結果が饒舌に証明しているではないか。こういうことをやるから，将として信用できないのである。今日の試合の最大の敗因は，今日のスターターだといっても過言ではない。いくら相手がサウスポーだからといって目下好調の打者をわざわざスターターから落としてしまうというのは，いかなる用兵論を持っても説明不能だろう。まあ，これだけだと嶋だけが全部悪いように聞こえるかもしれないが，嶋は打てなかった以上の責任はない（ただし，その代償が2併殺というのはあまりにも大きすぎたのだが）。あくまで起用した首脳陣の責任である。いや，さらにいえば攻撃陣全員の責任といっても過言ではない。いくら齊藤悠葵の点の取られ方が悪かったとしても，たかだか４点しか取られていないのだ。もうひとつの敗因，それはおとといの屈辱的な試合を評した中国新聞・木村雅俊記者の「球炎」で喝破しておられたとおり，「野手の惰性」であるというべきだろう。＞日ごろから投手陣に頼りっぱなしの貧打線が、＞四回には一人前にあきらめムードを醸し出していた。＞反発の「は」の字のかけらもなかった。＞一度、緩んだ空気を元に戻せるか。＞その音頭を取れる選手が今は見当たらない。この言葉は，まさしく今日の試合にも当てはまると思う。少々点を取られたくらいで下を向いて野球をやるような覇気のなさ，いったん緩みきってしまうと誰も修正できない，誰も先頭を切って空気を変えようとしない甘い体質，まさにこれぞここ十数年間カープファンが見せつけられてきた屈辱感の基たるものならずや。それだけに，今日の敗戦の内容はおとといの屈辱的な大敗以上に悪いものがあると言ってよいと思う。考えたくもないが，これで明日負けるようなことがあれば，せっかく交流戦になってから作り上げてきた勢いすら，一気に崩壊させる可能性すらあると思う。おそらく，明日ライオンズは石井一久を先発に立ててくるだろう。それが分かっていても，多分マーティ・ブラウンは嶋のスターター起用にこだわるだろう。彼は自分から過ちを認めるような人間ではない。そうなると，前田健太にかかる負荷はあまりにも大きすぎる。その負荷を取り除けるほど点が取れればよいのだが，今日の状況を見る限り厳しいと言わざるを得ない。万一明日負けてまた借金１となると，そこから一気に借金がかさむ危険性すらあるのである。少なくともこの２連戦をキープするために最善の手は何かを考えるのか，それともマーティ・ブラウンのこだわりが全てを思考停止に追い込んでしまうのか，明日の試合は，今シーズンのカープの帰趨を占う一戦となるかもしれない。このくらいで下を向くな，明日からまた撃ちてし止まむ。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/06/13

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  美しき屈辱的大敗

  実は，テレビのチャンネルを奪われた2回表の時点では，カープの勝利を確信してさえいたのである。1回裏２死1，2塁で橋本が２－３からストレート1本に張って変化球で打ち取られたのに対して，２死2，3塁から清水に食い下がってフォークを左中間にはじき飛ばした末永。今日もこれで大丈夫だろうと思っていたものである。しかし，今日も大竹は悪かったようだ。1回裏を見る限りでも，変化球がストライクが思うように取れずストレートが高めに浮くという状況ではあったのだが，騙し騙し行けば何とかなるだろうと思っていたのが間違いだったようだ。石原にそんな芸当ができるわけがない。結局，先のホークス戦と同じことをやらかしてしまった。もちろん二度目だから今度こそ大竹に酌量の余地はないのだが，それにしても前回の登板後首脳陣と石原を交えて修正ポイントを模索するくらいのことはしなかったのだろうか。もしそうだとしたら，やっぱりこの首脳陣はダメダメである。あとは，もう何も言う気がない。私もカープ戦だけに限ってもずいぶん試合を見た記憶があるが，１イニング15失点なんて初めてみたし，1イニング12安打4四死球，ワンアウトからツーアウトになるまで15人繋がったというのもおそらく球史に残るくらいの記録だろう。まあここまで来たら悪いものを全部落としたと思って次の試合から頑張るしかなかろう。いや，ひとつだけマーティ・ブラウンに文句がある。なぜドーマンをあんな展開で使った。すでに今シーズン何度も大量失点の火付け役となっている彼に，何を期待したのだろうか。4安打2四死球でひとつもアウトを取れず引き下がったあのは，決して偶然ではあるまい。もう，彼を一軍に帯同する必要はない。あんなことしかできないのならばほかにもっと上で見てみたいピッチャーはいるのだ。いや，後半戦の戦いを見据えて，コズロースキーとともに契約を解除し，新外国人獲得のために枠を空けるべきだ。今頃は，シュールストロムとのホットラインが毎日繋がっていなければいけないはずだ。しかし，人を見る目がないことでは定評のあった人が編成部長だから期待薄かもしれない。せっかく交流戦初めてカード全勝のチャンスだったが，まあ仕方がない。とにかく切り替えてほしい。それだけである。あと，大竹は今度こそ猛省して，何がどう悪いのかちゃんと首脳陣と石原を交えて突き詰めてから次のマウンドに上がれと言いたい。こんなことしきで挫けるな，撃ちてし止まむ。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/06/11

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  偉大なるスミ２勝利

  何と言っても，あの火付きの悪い湿気た木炭のような打線が，５月５日以来１か月ぶりに１回に点を取ったのである。これで今日は，と期待を持ったら，どうやら今日は木炭ではなくてオガ炭だったらしい。火付きは早いがすぐに消えてしまった。要は相も変わらぬ一日一善打線ということだが，勝てば何でもいいのである。先制しさえすればあとは絶対神ルイス様のお力にひたすらおすがりたまひし，というわけではないだろうが，以後はチャンスは作るが得点の香りなし，むしろルイスの方がフルベース２度に始まって序盤はピンチの連続という有様でどうなることかと思ったが，やはりそこはルイス様である。要所で三振を取って流れを作らせなかったことが大きかったのだろう。それにしても，前々回にも確かそういうことがあったが，５回６回になってようやく本来のピッチングができたということになると，やっぱり登板前の準備はどうなってるのという気も，しなくはない。で，お約束のごとくルイスが100球強で交替した７回，横山が先頭の早坂を歩かせた時点で，先日の札幌ドームが頭をよぎったのだが，今日は早坂が何を焦ったかリードを大きく取り続けたところに必殺の牽制３連発で刺したのが今日の試合を決めたと言ってもいいと思う。あれで，マリーンズの勢いを明らかに消し去ったと言っていいのではないか。まあ９回裏も怪しい空気が流れかけたが，あれこそまさに永川大明神様のクローザー芸のうちである。何があっても追いつかせないというクローザーの任務は果たし続けているのだ。調子がいいときに凄い球を投げて抑え込むだけなら誰でもできる。いかに苦しい状態に追い込まれても，まさにヴェルトシュメルツを背負いながらクローザーとしての任務を遂行するという点に我々は永川大明神様の神々しさを見なければいけないのである。攻撃について言えば，本当に１回は繋がってよかったねと言うしかないのであるが，やはり３番赤松，４番栗原，５番マクレーン，６番喜田剛というのがいい形になっていると言うことは言えると思う。あとはこれで下位打線から繋ぐ形を作ることができればと思うのだが，今日のオーダーは完全に不発だったようだ。ちなみに，１番が梵でなくて石井琢朗だったのを最初に見たときは泡を吹きかけたが，練習中に膝に違和感を感じたから大事を取ったとのことをマーティ自らコメントで出したのは，ようやくこの人にも説明責任というものが理解できるようになったかと思ったのは私だけだろうか。昨年こそ勝ち越したものの，その前３年の交流戦では２勝ずつしかできなかった東征シリーズの初戦を取って，連勝を伸ばし貯金も積み重ねたことは，内容はともかく十分評価してよいだろう。いや，内容なんかはあとで付いてくるものであって，今はとにかく勝利こそ全てであり，ただ勝利のみが美しいのである。そういえば，昨年千葉で喫した東征シリーズ唯一の黒星は渡辺俊介に喫した完封負けだったのだから，彼を倒してしまえばもう恐るるものはないと言える。もちろん明日も勝たねばならない。交流戦優勝とか何とか言う前に，まずは貯金を積み上げることが，リーグ戦の戦いで大きくものを言うのであるから。東征なお続く，撃ちてし止まむ。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/06/10

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  pridegreen的こころその４；遅ればせながら交流戦前半総括

  （昨日の尾道市内某所，この二人も炉端焼きなどつつく）天使：♪きょうも勝ったよ，また勝った，赤ヘル音頭で，ヨヨイノヨイ・・・悪魔：またずいぶんと古い歌で浮かれとるなあ。これも今密かに話題になってる「それ行けカープ」「燃える赤ヘルぼくらのカープ」「ゴーゴーカープ」との４曲カップリングアレンジCDの影響かい？天使：もちろん！「CARP BOSSA.box」で聞いてるもーん！悪魔：でもなあ，この歌はあんまり縁起がよくないぞ。これを歌ってた人は２年前に選挙に負けたんやさかいに，勝負事にはどうかな・・・天使：でも，歌ってる人はともかく，歌には罪はないわ。悪魔：まあええ。俺は「PIANO.box」の方を買うたら，まあアレンジが・・・ピアノコンチェルトのようなもん期待してたのに・・・それはさておき，まあよう連勝したよなあ。天使：なんたって交流戦優勝を狙うんだから！当たり前でしょ。悪魔：その優勝を争う相手とはもう対戦なくなった上に負け越したやないか。天使：いいの！ほかのチームが助けてくれるんだから・・・たぶん。悪魔：しかしなあ，ほかのチームがホークスに勝ってくれる言うことは，対戦相手のセ・リーグのチームの白星も増えるいうことになるぞ。なんのための交流戦や。一人勝ちして順位を詰める方が先と違うんか。天使：うーん，そのあたりは・・・考えてなかったわ。悪魔：無理もない。これは「交流戦のパラドックス」いうて，今ゲーム理論の研究者がさかんに議論してるらしい。（註・ネタですからね。念のため）それより，次の関東遠征は大丈夫なんかいな。去年こそ勝ち越したけどそれまでは千葉と所沢ではぼろぼろにやられ取ったやろうが。天使：そんなものは去年で切れたの！だいいち，日本一のチームにカープは勝ち越して，しかもアウェイで絞り上げたんだから！悪魔：どこぞの監督も同じようなこと言うてたな。天使：それに，ホームでは４連勝よ，４連勝。今度もぐうの音がでないほど叩きのめすのよ！悪魔：甘いなあ。今度は指名打者制になるんやぞ。特に下位打線の厚みは違うてくるぞ。どちらのチームも。天使：カープだって・・・マックが５番指名打者でどっかと座って打ちまくるのよ。サードはタクローさんと小窪君で下位からつなげる攻撃を作るのよ！悪魔：マック，ねえ・・・どこぞのブログでは「マグレーン」とか言われてるぞ。まあそれはええとして，確かに下位打線からの攻撃の厚みは出てきたかな。あとはやっぱり・・・天使：あーっ，どうせ栗原君が打てないって言いたいんでしょ！確かにごくたまーにしかヒットを打たないし，打線が繋がるときはいつもファーボールだし，ポップフライやなでるようなゴロも多かったし・・・あ。悪魔：頼むから俺の台詞を取らんといてくれ！天使：でも，赤松君に当たりが出はじめたし，後ろが喜田剛にマックでしょ，前後が好調な打者だと栗原君への配球も変わってくるはずよ！悪魔：オリックスのキャッチャーみたいに真っ正直に来てくれればええけどな。でも，今年はどちらのチームもキャッチャーはぴりっとしてないからええかもしれん。でもそれにしたって今の栗原はなあ・・・あと嶋と。ヒットの気配を感じんぞ。ここはやっぱり，えーっと（といって恒例の閻魔帳を取り出す）天使：あーっ，またそういうレッテルを貼ろうとして・・・（といって取り上げようとするも今回は悪魔がさっと隠して天使の手に渡らず）悪魔：俺の商売道具に何をしようるんや！まったくいっつもいっつも・・・天使：だってそれが仕事だもーん！悪魔：しゃあない奴やなあ。それでも，次のマリーンズ戦は期待してええんやないか。ナベシュンと清水やから左打者，特に喜田剛の起用が生きるやろう。問題はイシピンと帆足のサウスポー２枚が予想されるライオンズ戦やないか？天使：確かにそうねえ・・・あの頑固で頭の固い監督さんなら喜田剛はスターターはないかも・・・そうなると嶋さんが・・・うーん，辛くなるかも・・・悪魔：だから俺の台詞を取るなーーっ（以後，酔いが回って会話が徐々に成立しづらくなってきたので今日はこれにて打ち止め。）なお，BGMは，　　PIOTR Ilyitch Tchaikovski Conserto pour piano No.1　op.23といたしましょう。そうそう，ピアノはMarta ARGERICHIとしますか。いざ東征，撃ちてし止まむ。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/06/09

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  苦吟呻吟貯金1

  結果的には，カード連勝を取ったことにより，貯金1として次の難関・千葉埼玉平定の東征に出ることができたのだから，めでたしめでたしである。しかし，そこに至るまで道のりを，まあなんと自分で苦しくしてしまったことか。普通なら，緒方孝市1500安打記念の２点タイムリーが出た時点で流れは収束するものだが，もうひとつの演目・永川サスペンス劇場の力はやはり偉大であるとつまらぬところで感心してしまった。いや，別に永川の悪口を言っているのではない。点は取られても追いつかせないというクローザーの任務はちゃんと遂行している。あれは彼にしかできない無形文化財・クローザー芸なのだから，文句を言うには当たるまい。ところで，先の京セラドームでのリベンジ登板となるはずだった前田健太だが，確かによく粘っていたようだが，２点リードを取ってもらった直後にすぐその点をはき出すというのはやっぱりいただけない。素人目に見る限り，あまりにもストレートで勝負しすぎである。大阪近鉄バファローズの遺伝子を持つチームは，少々のコースを狙ったストレートやスライダーは思いっきりしばき上げることが出来るのである。もっとカーブやチェンジアップを混ぜればよかろうにと思ったのだが，カーブの調子がよくなかったのだろう。もっとも，石原もいつもの不動の構えではなく，途中から内外に思いっきり広く構えを取って的を狙いやすくするという進歩が見られたことの方が大きいと思う。これは偉大なる進化である。明後日まで忘れていなければ，彼のリードに本当に幅ができるのではないかと思う。さて，攻撃陣で言えば，どうやらマクレーンが本当に打ち始めたようであること，尻すぼみ気味だった赤松がまた振れ始めたこと，などもあって，昨日は一度しかなかった集中攻撃が今日は２回合ったからこそ，白星に結びつけることができた。案の定５番喜田剛を外して嶋を使ってきたのが機能しなかったから言わんこっちゃないと思ったのだが，５番マクレーンが今日も存在感を発揮し，４回は今日岩本に変わって出た廣瀬の２点タイムリー，そして８回は，いよいよ「代打の神」復活ののろしか祝・緒方孝市１５００本安打達成で，駄目押し点となったのである。結果的に決勝点となったのは想定外だったが。まあ，こういう日替わりヒーローがでること自体は，悪いことではない。あとは，本当に，４番打者の復活待ち　である。これで，久々の貯金1，しかも貯金1を持って次のカードに臨めるというところまでたどり着いた。明後日からは，これまた交流戦の恒例になった試練の東征が始まる。ホームでのカードではいずれも連勝したとはいえ，指名打者制になると両チームともオフェンスの威力が変わってくるので，ホームでの戦いと全く同じというわけには行くまい。そのためには，それに負けないほど攻撃陣に働いてもらわねばなるまい。まだまだ。もっともっとたたみ込め！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/06/08

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  あたかも湿気た木炭のような

  このところのカープの勝ちパターンはほとんどこうなりつつあるのだが，今日もまたそれを打破するには及ばなかった。すなわち，くすぶり続けて火付きが遅く，確かに火が付いたら一気呵成に燃え上がるが，同時に燃え尽きるのも早い，残った熾火を消さぬために一生懸命ふいごで空気を送って最後まで持たせるという，毎度毎度繰り返される消耗戦である。従って，白星を得てもその後口がどうもすっきりしないのだ。そして，今日もまたそうである。例によってカープのバッターは平野を打ちあぐね，一方齊藤悠葵は塁上に走者を賑わせながらそこは4連敗中のオリックスということであと一押しがないのに助けられ，そこで出たのがマクレーンの先制ホームランである。ところがその１点を5回表2死無走者から追いつかれてしまったと思えば，今度は齊藤のヒットから連打が続いて一気呵成の攻撃で５点取ってしまう。それで落ち着くかと思えば今度はその直後に齊藤が無死から２者連続四球で引きずり下ろされ，林横山シュルツ永川の連日開演豪華オールスターキャストを送らなければならない始末である。一方で，７回裏には無死１・２塁から１死満塁のとどめのチャンスを掴みながら連続三振で流れを手放してしまう。ここでとどめを刺せなかったばっかりに，すっきりとしないものが残るのである。まあ結果としては打つべき人が打って勝った，連敗をすることなくまた勝率５割に戻したんだから悪くはないはずなのだが，それにしてもその打つべき人が打つのが１試合に１度あるかないかではやはり困る。５回の集中打は見事だっただけに，昨日までの試合を含めてそれまでにはどうにかならなかったのかという恨み言のひとつもいいたくなるのである。まあ，いいことだけを取り上げるならば，伝統的に野球がアバウトなオリックス（というよりはバファローズ，なんだが合併の経緯が許せないのであえてバファローズとは呼んでやらない）相手ということで，マクレーンの起用が３安打３打点という形で結実したこと，ずいぶんと久しぶりに赤松がチャンスでヒット，しかも長打を打ったこと，５番喜田剛がチャンスで活躍していることになるだろうか。あとは，その継続を望むだけである。明日の先発はカープは前田健太だけに当然負けられないし，前回京セラドームの仕返しをしてもらわねばならないのだが，オリックスの先発が予想されるのも奇しくも前回前田健太登板の時の先発の山本省吾である。前回はまさにしてやられたわけだが，今回も今のような攻撃陣の一瞬だけの一気呵成攻撃しか期待できないようでは苦しむかもしれない。さらにいえば，その打線の繋がりに貢献している５番・喜田剛を我慢して使えるかという用兵の問題もある。しかし，相手は４連敗中。しかも今日の試合を見ても何もかもうまく回っていない状況にある。従って，何があっても落とすことなど許されない。勝って，貯金を１にして，次のアウェイ戦，千葉埼玉平定の東征に臨まなければいけないのである。昨日は，オリックスのチャンステーマの歌詞を引用したら１イニングとはいえ集中打が出た。それならということで，今度は集中だが序盤中盤駄目押しと続くことを祈願して，旧大阪近鉄バファローズ応援歌チャンステーマ５（これは今は使われていないようだ）を捧げることとしたい。　　　♪　突撃打者一巡二巡　パンチ効いた打線エグい　　　　　　　　確変止まることなく　スタンド熱気でパニック状態！　　　　　　　　　　　打ち倒せ！　なぎ倒せ！　た・た・み・込・め！まだまだ。打って打って打ちまくれ！BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/06/07

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  これもまた恵みの雨

  昨日はカープに勝利をもたらしてくれた天気の神様は，今日もまた降雨コールドゲームにすることでカープを救ってくれたのである。１０点ビハインドで何を言うかといわれそうだが，この試合がこれ以上ぼろぼろの展開になることを阻止し，リリーバーの無駄遣いをすることをも阻止してくれたのである。だからカープファンは天気の神様に感謝しなければならない。ちなみにこの雨，台風かスコールかというくらいの強烈な雨が一時的に降ったものだったから，願わくば５回裏終了までにと思うのは人情だが，そんなことを言うと罰が当たる。いかなる展開であろうと粘りぬいて攻撃の時間を費やすような野球をしなかったカープが悪いのであって，責任は無様な醜態を曝した攻撃陣が全て負うべきものである。さて，こういう試合を作った最大の原因である大竹だが，彼一人に全ての原因を負わせ，だから大竹はやっぱりだめなんだというのはあまりにもアンフェアである。どんな投手でも年に１回くらいどの球種もコントロールも球威もないという日くらいはあるのだ。今日はたまたまそれに当たってしまっただけの話である。もちろん試合をぶち壊した責任は負ってもらわなければいけないが，それに乗じて大竹の存在意義を否定するなどというのはファンとしてあるまじき言動であると，あえて厳しく認めておきたい。大竹についていうなら，今日の試合を受けて，何がどう悪かったのか，次はどうすればいいのかを担当コーチがケアしておくことが必要だろうと思う。しかし，伝統的にそういうことができないような人ばかりがコーチになっているから，いつまでたってもカープは勝てないんだといいたい。まあ，後は何もいうことがない。またしても初見の相手になんの対策も取れず無様に沈没したということである。本当にこのチームのベンチワークは，組織としてそう相手を攻略するかということについてはとにかくだめだ。特に二人いる打撃コーチはやっぱり全くダメであることを証明する形になった。同じフィールドコーチ，たとえば永田や高はどう考えて何か腹案があるのか聞いてみたい気がするが，どうもこの組織にはかつての大日本帝国海軍のごとく列外の者発言すべからずという悪しき伝統が根付いているようだから，これまたどうにもならない。負け方はとにかく無様だったが，明日も明後日も試合があるのだから下ばかり向いていられない。大竹が打たれたんなら仕方がないというのは間違いないし，降雨コールドのおかげでリリーバーはことごとく休むことができた。あとは，切り替えて明日出てくるピッチャーから，何でもいいから塁に出ろ，何でもいいから点を取れということだけである。特に４番目を打っているバッターには厳しく申しつけたいところである。明日からの相手であるオリックスのチャンステーマに，大阪近鉄バファローズの時代から使われている名曲がある。その歌詞を，今のカープの攻撃陣に逆に捧げたい。　　♪　勢いだ繋げ続け　ヤマを張りイチかバチか　　　　そこだ打て　手を出せ　バット振ったらボールは飛ぶ！この程度でくじけるな。血を吐くまで食い下がれ。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/06/06

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  まだ運は残っている　絶対に手放すなかれ

  結果的には７回表終了降雨コールドで勝って，まさに恵みの雨となったわけだが，そのタイミングはまさにカープを一方的に利するものになってくれた。確かにコントロールできない天の神様の差配ではあるが，こういうツキは大事にしなければならない。小松が初回１失点で粘るも攻撃陣が大場を打てそうな気配なく５回終了。もしこの段階で時間を食ってしまっていれば，このタイミングでの雨天コールドによる敗戦もあり得たのである。しかし，６回まで進んだことで，６回裏，まさに市民球場名物１イニングだけの一気攻撃が出てしまったのである。そして７回，林が走者をためてまたしてもシュルツ前倒し起用で凌いだ時点で雨が強くなってコールドゲームである。おかげでシュルツはイニングを跨ぐどころか１球で川崎を片付けてしまったので，明日連投となってもまず大丈夫だろうし，連勝中は使い詰めだった永川も使うことなく終わったためこれで３日間の休養ができたことになるし，一昨日悪い崩れ方をした横山も休ませることができた。本当に見事な天の神様の差配で勝たせていただいたのだと思う。まだツキは残っているのだ。だからこそ，明日以降交流戦後半戦も絶対に手放してはならないのだ。リリーバーと言えば，やっぱりというべきか昨年痛めた箇所に不安が出て梅津が抹消されて代わりにドーマンと森跳二が登録されたわけだが，６回表無死一塁，まさにこれまでなら梅津が起用された場面で，ドーマンではなく森跳二を起用したのが当たった形となった。これまでのマーティイズムであれば間違いなくドーマンを出してきた場面だと思うけれども，ファームでの内容の良さがちゃんと首脳陣に報告されていたか，これまた非常にまっとうにファームで結果を出した選手を即登用したのがよい結果を生んだのである。そして森跳二，プロ入り初勝利である。おそらくは背水の陣となる年限である大卒５年目，森もうれしいだろうがチームにとっても大きい。これで自信をつけてくれれば，梅津が戻るまでの間その地位をキープしてくれるのではないかという期待さえ持てるのである。いや，かつて近藤が，片瀬が，望月が，リリーフでの初勝利をきっかけに一気に主力投手への階段を駆け上がった例がある。期待してよいのではないか。ただし，攻撃陣について言えば，これまでの論点を裏打ちしたに過ぎない。主軸打者が，早い話が４番の栗原がチャンスで打ちさえすれば点が取れることを見事に証明したのである。それまで苦労したのは彼が５試合に１回くらいしかヒットを打てなかったことが大きいのであって，あとは何でもいいから残り試合打ちまくってもらわねばいけないのだ。先の北伐札幌の陣では，打席で悩んでるんですと言うことを稲葉に相談したそうだが，頼むからそういう情けないことだけはやめてほしいと思う。とりあえず，福岡で連敗したこのカードの初戦を制した。明日は大竹。となると絶対に負けられない。今回の彼の登板，特に立ち上がりには一抹の不安があるのだが，仮に何があっても今度は攻撃陣が大竹をフォローする番だ。いずれにせよ，連勝あるのみだ。少なくとも勝率５割前後をうろちょろしている状態を早く抜け出さなければなるまい。森跳二と言えば，彼のプロ入り初登板初先発の試合，2005年5月29日西武ドームでの試合を私は観戦していた。経験を積んだら必ず使える投手になると思ってみていたが，あれから4年。ルーキーイヤーの首脳陣の無定見な起用法で遠回りをしてしまったが，今こそ「外大の大魔神」の本領を発揮するときが来た。今日の白星で悪い憑き物は落ちただろう。頑張れ！これから連勝街道リスタート。血を吐くまで食い下がれ。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記その１）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。（後記その2）試合中断中，ホークス応援団が懐かしい南海ホークスのヒッティングマーチをやってくれていた。多分関西の応援団がメインだったからだろうと思うのだが，思わず口ずさんでしまった。私の中からやはり呪われた南海ファンの血はまだ消えていないようだ。

  2009/06/05

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  連勝ストップいきなり正念場

  ほとんど神の見えざる手のお導きとしか言えないようなここ数日の試合振りで連勝を続けてきたのだから，それが止まる原因はひとつしかない。そう，自らその勢いを手放してしまうことである。残念ながら，今日のカープは，それをやってしまった。８回裏は，相も変わらず頑なまでに１００球で変えたがるマーティのこだわりに始まりそこで出てきた横山がまさに自作自演，助演梅津で起こした大炎上劇はまあ論外だが，それにしてもこれまで続けてきた形がうまくいかなかっただけだという面はある。むしろ，問題は６回裏だろう。やらずもがなの死球がきっかけでワンアウト２塁，バッターは糸井。ここで漫然となんの問題意識もなく勝負した石原，いやベンチの配球指示こそ責められねばならないと思う。その後の小谷野ヒメネスはルイスとあまりタイミングが合っていなかったようだから，わざわざ振れている糸井に正面から勝負を切るバカがどこにいるかといいたいのだが，まああれが石原の対応力のなさだといえばそれまでだ。結果的には，むしろこの１点の方が重くカープにはのしかかったのである。６回表の点の取り方があまりにも中途半端に終わったことに鑑みると，もっと慎重に行かねばならなかったところだろうと思うが，あれで流れを完全にファイターズに渡してしまったといって過言ではないと思う。さて，この数試合，クリーンアップがほとんどヒットを打っていないのに勝つという神がかり的な野球をやってきたわけだが，今日はクリーンアップがほとんどヒットを打っていないという事実だけが残り，チームは負けた。しかもうまく立ち回れば勝てたかもしれない試合を，である。この事実だけでも，今日負けたのはただ連勝が止まっただけではないということは明白だろう。はっきりいってこうなっている原因は栗原である。ヒットが出ないどころかヒットになりそうな打球すら出ないのである。いや，昨日にしろ今日にしろ，ファイターズバッテリーに彼は完全に舐められていた。怖がられていないのである。だからヒットになるようなところにボールが来ないのである。もはや彼の処遇が今後のチームの浮沈を分けるとさえ言えるのだ。かといってほかに栗原の代わりはいないから結局彼が自己変革してくれるのを待つしかないわけだが，今日のラジオの解説で白井一幸氏が言っておられたが，上半身と下半身がばらばらにしか動かないと悩むくらいなら，開き直ってセンターから右方向だけを狙って強く叩いたらどうかと素人目には思うのである。今の栗原は，黙々と下を向いてただ同じように抑えられているだけである。言うまでもなく主軸打者としては落第である。昔川上哲治氏がジャイアンツの監督をしていたときに，相手投手が江夏だったか平松だったか，長嶋茂雄が凡退して帰ってきてつい「今日は調子いいよ，あれじゃ打てないよ」と口走った瞬間，「それを打つために高い給料払ってるんだ！」とベンチの中で即座に一喝したと言うが，あんまりにもこんな状況が続くようなら，下を向いて凡退してかえってきたときにでもマーティが，あるいは内田順三でもいい，厳しく栗原を叱責することも必要ではないかとさえ思うのである。これで交流戦の前半戦が終わり，数字だけ見れば８勝４敗という結果で終わった。もちろん悪くないが，７連勝した割にはあまりにも悪い内容の試合が多すぎたと思う。それを総括できないと，特にここ数試合ほとんど投手陣におんぶにだっこで仕事ができなかった攻撃陣が反省できていないと，とんでもない逆ねじを食らわされる可能性もあることだけは指摘しておきたい。７連勝で喜んではいても，所詮はたかが勝率５割にも満たないチームなのである。私に言わせれば，まだまだひとつの白星に対する貪欲さが足りない。いや，足りなすぎる。今日勝って広島に帰るのと，負けて帰るのとでは，雲泥の差だったのである。なのに，なんとなく７連勝，勝率５割，３位，パ・リーグ首位のファイターズ戦の初戦を取ったということで，何となくチーム全体が弛緩してしまったように見えるのが，気に入らないのである。はっきり言う。うまく立ち回れば勝てた試合だったのである。それが返す返すも悔しい。この悔しさを共有できない者は，私に言わせれば敗北主義者にほかならないのであって，同じ天を仰ぎたくないとさえ思う。まだまだ甘い。血を吐くまで食い下がれ。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/06/03

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  撃ちして止まむ　今のうちに勝ってしまえ

  ついに北伐札幌の陣の初戦も制して，７連勝，勝率を５割に戻してしまった。未だに何がどういう化学変化を起こしたのか全くよく分からない。福岡で情けなくただただ悲惨な戦いを繰り返したチームと，どこがどう違うのか，いや，どこも違ってなさそうだから余計に分からないのである。しかし，勝ちは勝ち，７連勝は７連勝である。ようやくこれから胸を張って，見てろスワローズ待ってろジャイアンツという資格ができたのである。あえていうなら，この数試合，明らかにカープは何かを掴んだというか，見てるほうもよく分からない勢いというものを持っているのは確かだと思う。なんといってもこの北伐の陣，３番と４番が全く機能していないのに勝っているのである。それが下位打線で繋がり，下位打線がチャンスメイクして調子を上げてきた梵に繋ぎ，あるいは下位打線で点を取って勝っているのである。こういう勝ち方は，１試合だけなら巡り合わせだが３試合も続くとこれはまぐれでも何ともない。本当に勝てるチームの野球を今やっているのである。だから，もう何も恐れることはない。少なくとも今のカープについてはそう思う。そうそう，今日の試合についていうなら，やはりお約束の呪文を唱えなければならぬ。やっぱり前田健太は神の子だ。もう，自信なげにマウンドに上がっていた姿はない。先日の白星で明らかに自分の力への自信を取り戻したといっていいだろう。一方で５回ワンアウトまでヒットどころかパーフェクトに抑えられていた打線が，嶋の四球をきっかけに，チーム初安打となるタイムリーがおそらくもっともチームに勢いをつけるであろう打者に出たのである。そう，珍しく辛抱して使い続けた岩本貴裕にタイムリーが，しかも長打で出たのである。これを神の子の神通力のなせる業と言わずして，なんと評せようか。岩本のプロ初長打初打点初得点初マルチ安打で，赤松の賞味期限切れとか栗原が実はこのところ全く打てそうな気配がないとかマクレーンが相変わらず打率２割にすら乗らないなどという本来なら大きな論点すら塗り潰して些末なことにしてしまうのである。すなわち，連敗中はクリーンアップが機能しないというネガティヴな論点になっていたのが，今やどこからでも点が取れるんだというストロングポイントにすらなっているのである。とにかく，今は細かい問題点はどうでもよい。現在の勢いを大事にしなければならないのだ。７連勝，勝率５割という言葉に踊らされて満足してしまえば連勝前の状況に逆戻りになってしまいかねない。まず北伐札幌の陣の残り１試合を確実に絶対神ルイス様で勝ち抜いて白星先行で広島に戻ってこなければならない。いや，野球の神様があきれてもうこのあたりでたいがいにせいと言われるまで，もっともっと白星を貪欲に積み上げて行かねばならない。たとえ試合内容がこの３試合とほとんど同じであっても。今の勢いこそ，絶対に手放すまじけれ。まだまだ上がある。なお勝ち続けるべし。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/06/02

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  嗚呼長谷部君ありがとう

  少なくとも４回までは，どちらかといえば楽天の方が押し込んでいたような気がする。カープは３回に２死から小窪梵の連打でチャンスを作っただけで，攻撃の形としてはまあ全くなっていなかった。齊藤悠葵のエンジンがいつまで持つかとひやひやしながら聞いていたものである。しかし，５回表に，一気にその空気が変わってしまった。変えてくれたのは２年前のカープの恋人・長谷部君である。そう，マクレーンに初球から高めにストレートを投げてくれたのだ。まさにマクレーンに長打を打って下さいといわんばかりの配球に，彼は見事に応えた。来日初戦以来１か月ぶりの第２号というのが情けない限りなのだが，とにもかくにも先制点の取り方が最近揺らぎつつあったマクレーンのレゾンデートルを一気に回復させてくれた形となったのである。だからこそ，そのイニングの２死から，今日の打順変更のキーパーソンとなった小窪がヒットで出て，石井琢朗のエッセンスが注入されつつあるのか１番定着後絶好調の梵がタイムリーで返すという非常に美しい形の追加点となり，楽天にとどめを刺したのである。まさしく今日の試合は長谷部さまさまなのであって，そういう巡り合わせを握って離さなくなっただけカープは成長したといっていいのだろう。まあ，今日の試合の総括はこんなもんでいいんじゃないだろうか。確かにもっと点が取れただろうと思うし，何をまたリリーバーの起用であれほどドタバタせねばならぬのかと思う。もっとも今日は横山がきっちり締め上げたのでよかったが，これまたひとつ間違うとまたまた針山の上の綱渡りをバランスも取らずに前がかりで突っ込んでいくようなことにもなりかねないのである。いや，永川がそうなりかけたじゃないかという向きもあるかもしれないが，あれは彼のクローザー芸のうちだからいいのだ。まあ，それも全て勝ったことで正当化されるのである。どんな危ない綱渡りも渡りきってしまえば勝ちなのだ。これで６連勝。久しく記憶にないと思ったのは当たり前で，2004年4月，西宮でキャッツに3連勝し，返す刀でホームでジャイアンツに3連勝して以来約５年２か月ぶりだという。だからたいして順位も上がらなかったのも宜なることなのだが，とにもかくにも借金７だったのを１まで持ってきてしまった。ホームでの４連勝を，毎年煮え湯を飲まされ続けてきた仙台での北伐戦の連勝につなげたという意味でも大きい。順位もどうやら３位になったらしい。こうなれば，北伐札幌の陣，意地でも連勝するしかない。仙台から札幌の当日移動は確かに日程的に過酷だと思うが，まさかバスとフェリーを乗り継いで札幌入りするのではあるまい。むしろ，今日の試合のおかげでススキノの夜が一日短くなった怒りを，グラウンドの上で思いっきりぶつければいい。ファイターズは確かにパリーグの首位だが，今そんなに調子がいいかといわれれば決してそうでもない。しかもローテーション的にはダルビッシュも藤井も武田勝も出てこない。前回のカードで蘇った神の子前田健太と絶対神ルイス様の力を持ってすれば，カード連勝，北伐完全制覇というのも，あながちあり得ない話ではない。いや，そのくらいのことはやらなければならない。クライマックスシリーズとかましてや優勝とかいうのならば，勝率５割に乗せてなお勝ち込まなければいけないのである。今，そういう体質に変化するチャンスなのである。こういうものこそ，ゆめゆめ離すまじけれ。北伐札幌の陣。なお勝ち続けるべし。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/06/01

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  続・天国と地獄

  外形だけ見れば，先発の大竹寛が６回２失点，打線は岩隈を攻略し４回で５点取ってノックアウト，その後リリーバーはドタバタしたが最後は永川大明神様が貫禄の３人切り，だから，美しいとは言えまいがちゃんと勝てる形になって勝っているのである。そういう試合ができるようになったことをまずはよしとしなければならないのかもしれない。しかし，いうまでもなく大竹寛には大記録がかかっており，それが結局６回２死無走者から山崎武司にホームランを浴びて連続イニングス無失点は４３イニングスと３分の２でストップし，それで済まずにやらずもがなの連打でもう１点取られたという流れ。７回から出てきた横山が３連打を浴びて１失点，慌ててでてきたシュルツもイニングスを跨いだ８回に２死無走者から１失点。もし，この過程に万が一のことがあれば，本当にどうなるか分からなかった。想像したくもないが，この一連の流れから見て，万一追いつかれ追い越されるようなことがあると，カープというチームは根底から崩れ去る可能性すらあったのである。北伐どころか北に落ち延びる義経と弁慶になっていたかもしれない。それを凌いだのは，１点リードなら本気モードとばかりに永川が完璧に９回裏を封じ込めたのが大きいのだが，やはり，ベテラン小坂のあり得ない走塁の大ボーンヘッドに助けられたというべきだろう。最初はトリックプレイかと思ったが，どうもそうではなかったようだ。この大事な北伐シリーズの第１戦，こちらも大竹を押し立てる以上誰が出てきても負けることなど許されなかったのであるが，それにしてもいくら岩隈の出来が悪かったとはいえ４回で引きずり下ろしたのである。決して今の攻撃陣の個の力が秀でているとも思えず，中軸打者が大当たりしているわけでもなく，案の定というかなんというか３番赤松の賞味期限も切れ加減という現状で，よくそれだけの先制攻撃がかけられたものである。まあだからこそ中盤から終盤にかけて二の矢三の矢が注げずに苦労したわけであるが，それでも勝ったのだから立派なものである。そして，もういつ以来だったか思い出せないくらい久しぶりの５連勝である。しかも，その５連勝の間に炭団をつけた投手を並べると，西口岸唐川コバヒロ岩隈とこれまたそうそうたるメンバーである（現状の調子はこの際考慮しない）。それだけ，今の攻撃陣の編成が打順を含めて理にかなっているからなんだろうと勝手に考えるしかないが，とにかく機能して点を取っていることは確かなのである。でももっと点を取れたはずだろうとも思えるのだが。だから毎日薄氷を踏む思いの試合になっているんだろうけれども。まあ，５連勝といってもまだそれまでの不始末のツケ払いが終わりきっていないので，まだ借金が残されているが，それでも２まで減らすことができた。明日の試合いかんでは，北伐シリーズでの借金完済のめどすら立つのである。今日のようにまず先制点を取って優位に進めるか，先制点を取られても粘り抜いて相手のほころびを付いて一気呵成にひっくり返すか，この連勝中にできていることを，明日もそのままやってくれるに越したことはない。そうすれば，連勝を伸ばすことも難しくはないだろう。ここまで来たら試合内容云々ではない。まさに勝てば官軍，白星こそ最高の正当化事由なのである。たとえまぐれといわれようが悪運が強いといわれようが，知ったことではないのだ。まぐれも３回続けば実力のうちである。この北伐シリーズは明後日札幌への当日移動という過酷な日程になったが，とにかく強い気持ちで戦い抜いてほしい。今思うのはそれだけである。それにしても。大竹の記録は惜しくも止まったが，そこに名前を載せている投手は約１名を除いて金田正一氏とか藤本英雄氏とか野口二郎氏とか杉浦忠氏とか，球史に燦然と名を残す大投手ばかりである。さらに大竹は５月だけで３４イニングスと３分の１を無失点ということで，月間の連続イニングス無失点のリーグ記録をも更新したのだが，それ以前のレコードホルダーは39年前に樹立した村山実氏である。要するに，球史に燦然と名を残す先達と肩を並べたわけだから，記録は止まったとてもう大竹寛には何も恐れるものはない。ただ前に進むのみで相手は勝手にひれ伏してくれるであろう。と，思いたいのだが，次の登板はどういうピッチングをするか見物だろうと思う。もちろん，私が間違ってました，申し訳ありませんと大竹寛の前に無条件で頭を垂れなければならないような快投を相変わらず自然体でやってのけてくれることを信じているが。北伐は続く。なお勝ち続けるべし。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/05/31

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  天国と地獄

  考えたくもないが，９回表にもし万が一のことがあったら，連勝ムードなんて一気に吹っ飛んで全てが瓦解してしまう可能性すらあったと思う。リリーバーを総動員，しかも珍しく前倒し前倒しでつぎ込んできた中で，シュルツにアクシデントがあって永川が２イニングス，積極的といえば聞こえがいいが針山の上を前に突っ込みながら綱渡りしているようなものだったからである。しかし，渡りきってしまえばこっちのものなのであって，ルイスに白星が付いての逆転勝利，しかも岩本プロ初安打のおまけ付きという美しい形となった。しかし，ルイスの立ち上がりを見たときには，本当にどうなることかと思った。しかし，これで２試合連続立ち上がりがうまくいかなかったことになる。ラジオの解説で安仁屋宗八氏が指摘されていたが，どうも登板前のフィジカル面の準備に若干問題があるんじゃないかという気がする。走り込み不足か，投げ込みの絶対数が少ないのか，素人目には分かる由もないが，あのてんでばらばらの立ち上がりと５回表の投球内容があまりにも違いすぎたのを見ると，やはりそう思わざるをえない。まあ，それでも白星が付いたから次は変わる，というよりもとの絶対神に戻ってくれるものと信じるしかないだろう。このあたりは小林幹英のお仕事のはずだが，次こそは何とかしてほしい。それにしても，アグレッシブに前倒しでリリーフをつぎ込んだというか，ある意味後先を見ていないとも取れる大胆な継投をやったものだと思う。確かに明日は移動日で，仙台の天気予報があまりよくないことまで捕らぬ狸の何とやらで勘定に入れているんじゃないかとも思ったくらいである。それにしても，シュルツがちょっと心配ではあるが。慣れない球場で足元を滑らせただけの一過性のものであることを祈るばかりだ。永川の2イニングスは大丈夫だろう。攻撃面は，まあ言い方は悪いが最初から最後まで雑駁であまり点になりそうな予感がなかったのだが，それにしても５回である。喜田梵東出で１点を取ってん，さあ一気呵成にというところで赤松が肝心なところで三振し，栗原もだめかというところで出たマリーンズのエラー。しかもそれが二つ重なったことで得た２・３塁のチャンスで嶋の内野安打で勝ち越し。こういう奇跡的な流れは大事にしなければいけない。たとえ相手からのプレゼントであったとしても。とにもかくにも４連勝で，借金もなんとか３まで持ち直した。しかし，それをゼロにしないことには上位争いなんて言っていられない。そのためには，たとえ悪運と言われようとまぐれと言われようと，今の勢いを絶対に手放してはいけないのだ。とにかく，白星あるのみである。この土曜日からは，恒例の仙台札幌アウェイシリーズ，そう北伐の戦いを勝ち抜かなければならない。何と言ってもパ・リーグの１位２位との対戦なので，かんたんな相手ではないのは百も承知としても，勝たなければならないし，勝てない相手でもないはずだ。岸の連勝を止め唐川に煮え湯を飲ませたんだ。攻撃陣は誰が出てこようとも恐れず攻めていってほしい。それを切に願う。さあ北伐だ。なお勝ち続けるべし。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/05/28

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  赤松様のお通りだい

  昨日改めて唐川のデータを見たときに。正直なところ今日はだめだろうと思った。前田健太がどうこうというよりまず唐川は打てまいと思ったからである。で，３回まではパーフェクトに抑えられたわけだから，この時点でほぼ諦めかけた。今日はテレビはもちろん，もうラジオも聞かんででよかろうとすら思ったくらいである。しかし，その空気を一気に変えてしまったのが，またしても３番・赤松真人である。追撃の一打はタイムリー３塁打となって，それが今や魔の打順とさえ評されていた５・６・７番から，嶋の同点タイムリーマクレーンの追撃ヒットで２・３塁，そして長らくヒットのなかった喜田剛の勝ち越しタイムリーまで呼んだのである。おそらく，マウンドの上で唐川は何が今起こっているのかすら分からなかったのではないだろうか。よほど３番という打順が見ずにあっているのかは分からないが，まさに赤松おそるべしである。いや，唐川にもうひとつ手土産とばかりにホームランまで叩き込んだんだから，今や堂々のポイントゲッターである。それにしても，ようやくゼロワンばかりが続く極貧打線も，まあ何とか形になってきたかという気がする。つい先週の土曜日にはホークスの二線級すらろくに打てなかった打線が，一昨日は１２連勝中の岸を陥落させ，今日は唐川を一気呵成に葬ったのだから，これもひとえに日曜日の西口様のおかげである。さて，前田健太だが，初回を見る限りはまたかと思ったが，悪い言い方だが何かを修正しようとしているけれども石原とうまくかみ合っていないような感じがした。ただ，今日に関していえば２回からなにくそとばかりもっと強い気持ちでマリーンズのバッターをぐいぐい攻めていたような印象を受けた。少なくとも先週や先々週に見せた，勝負球が球が甘く入って打たれては心に弱りが出てどこに投げても甘く入るという姿は見られなかった。もうこれで，スランプは脱したと考えていいんじゃなかろうか。お立ち台でのはじけ振りから，もう憑き物は落としたぞというはち切れんばかりの歓喜が感じられたし，次回登板からはまた「神の子」降臨となるだろうと固く信じている。今日に関していえば，攻撃陣が一気呵成に攻め込んで前田健太を助けたという一幕であったわけだが，前田健太の勢いにミソをつけたのはあの神宮球場での０－１敗戦だったわけだから，これでようやく前田健太に借りの半分くらいは返せたかというところだろう。でも，これまで何ともうまくかみ合わなかった前田健太と攻撃陣が，おそらくは今年初めてといっていいくらいがっちりとかみ合ったのである。この勢いが続けば，まだまだ交流戦の間に星を伸ばす期待を，少しは持っていいのではないかと思う。とにもかくにも，今季２度目の３連勝で，やっとこさ借金も４まで減らした。もうこれ以上の交替は許されない。当然明日も勝たねばならぬ。カープはおそらくルイスだろうし，多分前回のような悪い内容のピッチングはないだろうと信じているが，たとえ立ち上がりがうまくいかなかったとしても，今日のようにまた一気呵成に点を積み上げてルイスを援護しなければならない。だいたいこれまで本当におんぶにだっこ状態だったのだから。明日も疾風怒濤。勝ち続けるべし。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/05/27

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  打倒岸成る

  まるで６０年安保闘争のようだが，今日の試合に臨むカープのスローガンはまさしくその一言だったのである。いうまでもなく，こちらはドクターゼロ・大竹寛を押し立てるのである。従って敗戦は許されない。しかし，相手先発の岸は今季早くも６勝０敗，しかも昨年からの連勝を継続中とあっては，まず攻撃陣が岸を打倒しなければ今日の試合はどうにもならなかったのである。大竹に万一のことがあって先に点を取られたらそれで終わってしまう可能性もあったのである。で，事実，そうなりかけた。しかも前回登板と同様立ち上がりでばたついた。いや，始終走者を置いて投げていたような気がする。去年までの大竹ならどうなっていたかわからないが，今年は違うとばかりに，また７イニングスゼロを積み上げた。これで３８イニングス連続無失点。本当に悪魔に魂を売ったのではないかと思いたくなるような快投振りである。もう余計な言葉はいるまい。金田正一氏の不滅の記録・６４イニングス３分の１に達するにはまだまだ道は遠いが，なんか今の大竹ならやりそうな気さえするのだ。ちなみに，その金田正一氏の連続イニング無失点を止めたのが，カープのゴジさんこと藤井弘氏のホームランという因縁もある（←何の関係があるんじゃ）。さて，打倒・岸を果たすべく並べたオーダーは，珍しく昨日と同じだった。ほとんどやけくそというべき赤松３番で押してきた。で，１回裏を見る限りではだから言わんこっちゃないだったが，試合を決めた栗原の２試合連続本塁打の足がかりを作ったのは間違いなく２死からの赤松の２塁打である。多分いびつなチーム構成が生んだ結果だと思うのだが，それでも結果が出ている以上当分はそれで押すしかあるまい。いや，打倒・岸ののろしを上げたのは，昨日の試合で５番で思うように結果が出ず（犠牲フライはあったけれども）だから言わんこっちゃないといわれた嶋重宣である。先頭打者でヒットを打ち，ワイルドピッチで２塁へ，そしてマクレーンと末永が連続三振をするやなんと三盗を決め，訳の分からないうちに慌てて勝負してくれた岸を石原が打って先制点としたからである。そういう意味では，明らかにいびつなオーダーではあるが，それが現状打線として昨日している以上はそれで勝負すべきなのかなという気もする。これで，カープは何と５月になってから初めてカード勝ち越しを取った。まあこれだけ情けない結果しか出ていないから当然であるし，いまだ借金５というのは，開幕連勝スタートであったことに鑑みればいまだ恥ずべき数字である。パ・リーグ４位のライオンズ相手にホームで連勝したのであれば，同５位でしかも決して交流戦で勢いをつけているわけではないマリーンズには当然連勝しなければならない。それができれば，まあ言の端に巻き返しなる言葉を載せてもいいだろう。すべては，それからである。もしカープがこれから優勝とかクライマックスシリーズがどうたらとかいうのなら，交流戦で借金５を完済しておつりが来なければいけないのだ。とにかく形はどうでもいい，勝ち続けるしかない。現状ではまだまだ福岡でつけたミソを払拭しただけなんだから。まだまだ。こんなもんじゃ足らんぞ。勝ち続けるべし。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/05/25

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  神様仏様西口様

  なんといっても，これで４試合連続序盤に大量失点という醜態を演じてしまったのである。これでまた攻撃陣もぼちぼち点だけ取ってお茶を濁す，という黄金の沈没パターンにはまることは，ほぼ間違いない情勢だったと言っても過言ではない。そのようなカープの窮状に見かねて義侠心を起こしてくれたかどうかは知らないが，それを救ってくれたのが，ライオンズ先発の西口だった。ボール先行でストライクが打ち頃の高さに甘く入るという百戦錬磨のヴェテランとは思えぬ投球で我がカープを助けてくれたのである。本当に彼には当分カープの選手は足を向けては寝られまい。まあ冗談はさておき，というより試合自体が冗談としか思えないような試合だったのだが，結果的にこの試合でカープが得たものは大きい。打線が繋がって得点を積み上げたこと，なんといっても昨日試合をぶち壊した，いや交流戦に入ってから全く打てなかった栗原が決勝打を，しかもホームランを打ったこと，３番赤松というこれもまた冗談のような采配が赤松の猛打賞という形で結実したこと，１週間前の痛恨のリリーフ失敗を払拭する機会もないままマウンドに上がった永川が貫禄のピッチングでセーブの球団新記録を達成したこと，そして何と言っても小松剛にプロ入り初白星が付いたことである。攻撃面について言うなら，やはり打つべき者が打てば打線はきちんと繋がるというだけである。従ってそれ以上でも以下でもない。本当に西口に助けられたというか，まあ攻撃陣も明らかに自らの不始末のせいでチームの借金がかさんでゆく姿が明白になっていることくらい理解したのだろうということにしておきたい。さて，小松である。内容は先週の登板に遠く及ばないが，今彼に必要なものは白星である。白星に結びつかない好投が続いても，全く意味がないどころか，むしろその後に足音を忍ばせて死神さんがやってくることの方が多いのである。その意味では，たとえ5回5失点，しかも1回表にいきなり3点取られようが，白星を得たことが最高の厄払いになるのである。まあ，これが今日だけで終わってしまったら，単なるまぐれで終わってしまう。本当に今日のような試合を勝ったことを勢いにするには，やはり明日の試合である。ライオンズも多分岸が背の発で来るだろうから今日みたいに打線が簡単に繋がるとは思えないが，それでもクライマックスシリーズとか何とか言うためには打って点を取らねばならないのである。いいピッチャーだからやっぱり打てませんでしたでは困るのだ。とにかく，まだ借金は6もあるのだから，まさに一戦必勝，カード連勝を常に狙い続けてもらわねばなるない。その意味では，本当にカープの選手，特に攻撃陣には，今日の試合のフィーリングを絶対に忘れるな！と思うばかりである。まだまだ。こんなもんじゃ足らんぞ。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/05/24

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  暗闇の中にいまだ光見えず

  今日の試合を，1点差まで迫ったことを持って，チーム状態が少しずつでも上向いてきていると思うなら，大間違いだろうと思う。はっきりいって，昨日までと何も変わっちゃいない。特にこのところやたらに目立つのが，得点形態として内野ゴロアウトの間に点が入るという者である。こんなものでしか点が取れない限りは，チーム状態なんて上向きになることはあり得ないだろう。すなわち，点が入っておしまいでちっとも後に繋がらないから　である。で，こうなっている理由といえば，結局これしかない。中軸打者のブレーキである。ヒットでも四球でもいい，繋ぐバッティングができないからこういうことになるんだということに尽きる。なぜか広島ではカープファンの耳に触れないように注意深く報道統制されていたが，20日のオリックス戦まで，過去5試合の打率が21打数1安打という中軸打者がいた。だから勝てないわけだが，それは実は栗原健太の数字である。昨日はヒット2本打ったとはいえ2回先頭打者と9回表5点ビハインドのワンアウトランナー1塁であったのだが，それはしょせんプレッシャーがかからない場面だったからということを今日４度のチャンスブレイクで自ら証明してしまった。今日の試合はもちろん，この３連敗，借金７とかさんだ現実の責任を彼は一身に受ける義務があるのである。とにかく，昨日や今日，いや日曜日あたりの負け方は，実は非常に最悪の負け方なのであって，大型連敗を予感させる負け方といって過言ではない。先に点が取れない。取られて取り返してもあと一歩及ばないような試合が続く，経験則上これは大連敗を呼び込む前兆といっても過言ではない。昨日は，ルイスが先に打たれたから仕方がないと責任を転嫁する余地もあった。しかし，今日は齊藤悠葵が３回裏に一気に４点取られたことが敗因とはいえ，その前に２度も先制点，しかもまとまった点を取るチャンスすらあったのである。それだけ栗原の罪は重いことはいうまでもないが，打線もよく頑張ったなどとは死んでも思ってはいけないのである。そこで考え違いを起こすと，早々に白旗を揚げなければならないような結果に繋がることだけは指摘しておきたい。あとは，もう本当に書くことすら億劫だ。敗因から解決すべき論点からそのために何が足らないかどこに問題があるかまで，今シーズンが始まって以来全く同じでそれを改善しようとしない組織の姿を見せつけられると，強烈な敗北感を覚えずにはいられない。これで，とうとう後ろには監督さんが休養したチームしかいなくなってしまった。そのチームはなんか招かれざる客の体をなしていた前任者からオバＱさんに引き継がれた途端憑き物が落ちたがごとく選手の目の色が変わっているようだ。このままではさらにその順位が入れ替わることも遠からざる時期にあり得べきことだろう。そのときに，今監督を名乗って自らチームとともに迷走している人とか，結果的にその人の責任を昨年オフに不問とした球団首脳のえらいさんとかは，どう出処進退を明らかにされるのだろうか。まあ，最初からそんなことは期待しちゃいないが。現状について責任のある者の説明を乞いたい。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである

  2009/05/23

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  積み上がる赤恥と借金の山

  不肖この私，2回表の攻撃が終わった時点で，もうテレビを見る気をなくし，その後一切ラジオすら聞かなかった。理由は簡単である。間違ってもこの試合は勝てないと思ったから。結果的にカープのバッターは和田に対してほとんど手も足も出ないどころかろくな打球が飛んでいなかったのを見せつけられた上に，ホークスのバッターである。いかに今日のルイスは自他共に認めるほど出来が悪かったとはいえ，スゥイングの強さ，打球の鋭さ，あまりにも違いすぎる。役力士と幕下力士ほど力の違いがあるのを見せつけられたら，もはや語るべき言葉がない。和田が引っ込んでから3点取ったようだが，私に言わせればこんなもの吹けば飛んでいくくらい限りなく軽くて意味の薄いものだと思う。だいいち，０－６の７回表ノーアウトフルベースで内野ゴロの間の１点しか取れないという時点でもう終わっている。これが大量点の足がかりにもならないような打撃陣なんてクズも同然だ。だいたいにおいて，先週の土曜日，カープの攻撃陣は見事にルイスを見殺しにしているのである。確かに序盤の５点は痛かったかもしれないが，いつまでもルイスにおんぶにだっこではなくて今日こそは自分たちの力でルイスを救ってやろうという義侠心を持った男はカープには存在しないのかと，哀しく思う。まあ，それ以前に和田のボールにかすりもせずに三振と赤恥を積み上げて恥ずかしいとも思わない彼らに何をいっても無駄なのかもしれない。これで，見事借金６になった。この攻撃陣の様子からすれば，これが１０や２０になるのはあっという間だろう。確かこの球団のオーナーを自称する人は昨年末に「攻撃陣は現状で戦える戦力が整っている」とかなんとか曰われたようだが，それでは現状をどう説明するのかと逆ねじを食らわせたい気分である。先日取り上げた中国新聞の「球炎」ではないが，スターターを見てがっかり，序盤の攻撃を見てなおがっかりという構図が，あまりにも続きすぎている。もっとも疑問に感じるのは，それにもかかわらず首脳陣は手を打つどころか相手球団からみたら笑いものになるようなスターターを組んでしかも動かすでなし揺さ振るでなし，ただ打つだけ，いや当てるだけのバッティングをのうのうと眺めているだけである点である。まあ，ウィトゲンシュタイン先生ではないが，今日の試合の中身を見ていない以上，語り得ぬことについては沈黙せねばならぬ，はずだが，ひと言ふた言だけ畏れ多くも申し上げたい。もっと野球を勉強しろ内田順三。　そして，働け小早川。現状について責任のある者の説明を乞いたい。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/05/22

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  結局何も変わらない

  負けた原因は分かりきってるし，相手のツボにはまったから仕方がないと割り切ることも出来る負け方だと言えるかもしれない。しかし，問題は，本当に敗因を避けることが出来なかったか，この点に尽きると思う。まず前田健太。明らかにストレートの精度が低く，チェンジアップも高めに浮いてしまったのはここ数試合の打たれ方と同じである。しかし，今日見る限り，なぜそうなったのかを組織として研究した形跡がないのが残念だ。ローテーションに余裕のある交流戦だけに，一度登板機会を飛ばして走り込みを中心としたミニキャンプでも張ればいいのにと思っていたのだが，すぐに相手の裏をかいて喜びたがるマーティ・ブラウンのせいで逆に齊藤の登板機会を飛ばして中５日起用となったのが，結果として裏目に出たと思ったのは私だけだろうか。もうひとつ。これは石原の対応力のなさを嘆くべきか，あまりにも硬直しきったベンチからの配球の差配のまずさを嘆くべきか，特に今日打ち込まれたラロッカと下山には，勝負は全て外と決め打ちされて強くボールを叩かれたという印象が残る。とにかく，バファローズと名の付くチームのバッターには気持ちよくフルスイングさせたら何が起こるかわからないというのが伝統である（逆に，昔からストレートとフォークだけというようなピッチャーにはからっきし弱い。金石がファイターズで再生したのはこの手で近鉄戦で荒稼ぎしたからである。）。誰もそれが頭に入ってなかったのか，それともそんなことも考えられないくらい組織として硬直しているのかは，知る由もない。攻撃面でいえば，今日のスターターを見て，もうだめだと思った。打てないとかチームの勢いが上がらないとかいっている割に，一番打てそうにない３人を選んでクリーンアップに並べているようでは，もうおしまいだ。とにかく栗原の現状の調子は底を打っていて，とてもまともなピッチャーは打てそうにないのだが，しかし栗原４番を替えることはできない。となれば，少しでも調子のいい，もしくは勢いのあるバッターを前後に使うのが鉄則なのだが，それに輪をかけて悪いバッターを並べているようでは話にならぬ。ともかく，現状で３番シーボルなんて話にもならない。まだ左対左でも末永３番の方が期待が持てる。今日の試合で，結果的に得点は鞘師の２本の２塁打が基点になったというのは，格とか実績にこだわるマーティに対する野球の神様の粋な皮肉なんだと思う。確かひと月ほど前この人は記者にファームとの入れ替えによる打線てこ入れの可能性を聞かれて逆ギレしたはずだが，今日の結果をこの人はどう思うのだろうか。はっきり言って，昨日の勝利はあくまでも大竹の力だけによるものであることが明らかになってしまった。つまり，チームの構造的な論点は何も解決されないままであるということである。すなわち，今日の敗因は十分に回避可能であったはずだ。それに気が付かないで地雷を踏み続けるこのチームの首脳陣の存在意義ってなーにと，改めて思う次第である。なんのことはない。昨日の結果は単なるまぐれだったのだ。それをカープファンに理解させるためにマーティ・ブラウンという人は自作自演の醜悪なスラップスティックを演じたと思えば，まあ今日は諦めが付く。真剣に勝ちに行くためにはこの人たちでは無理だということを自ら証明してくれているわけでもあるし。ふざけるんじゃねえ。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/05/20

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  いったいどちらがバファローズやら

  今日はあえて映像は見ずに音声だけで観戦していたのだが，正直なところ，立ち上がりでもうだめだと思った。交流戦で風向きが変わるかと思いきや，相も変わらぬべた凪で動きがありそうになかったからである。また大竹孤立無援でというシナリオが頭の中をよぎった。しかし，わからぬものである。近藤に手も足も出ないかと思われた３回，石原が，チーム初安打を，実に１０試合，９１イニングスぶりのホームランで２点先制し，それでもチームの勢いが変わらないかと思われた５回，今度は赤松のチーム２本目のヒットがまたホームランで２点追加である。しかもここまで，上位打線は悲しいくらいヒットの予感すらなかったにもかかわらず，なぜか２安打の極貧状態にもかかわらず５回で試合を事実上決してしまったのである。そして１点返された９回。西宮キャッツ時代はいつも肝心なところで崩れてくれたボーグルソンを見て安心したか，今日の目玉３番末永を基点に５番マクレーンまでの３連打で１点，これまた実に３４イニングスぶりのタイムリーヒットが生まれ，仕上げは赤松のグランドスラムで大団円である。こんな芸当が出来るならもっと早くせんかいとかえって歯ぎしりしたくなるのだが，バファローズを僭称するオリックス相手に，まさに「いてまえ打線」が乗り移ったかのような点の取り方　をしたのである。いや，私だって交流戦が出来る前の年までは大阪近鉄バファローズファンの端くれだった。今でも大村や北側のヒッティングマーチなどを聞くと血湧き肉躍るという遺伝子がまだあるのだ。野球会社としてのオリックスは末代まで許さないが監督や選手はその限りに非ず，なんで，いまだにこんな戯言を言うことはお許しを。とにかく，途中経過はともかくとして，最終形としてはいい結果で勝ったのである。とにかく今のカープは，目先の白星を拾って積み上げていかなければ優勝だとかクライマックスシリーズなどと言うことは口が裂けても言えない立場なんだから，とにかく今日の結果を明日に，いや交流戦序盤の勢いにつなげてほしいと，ただ思うのみである。そうそう，これに触れなければならぬ。序盤メロメロのばたばたでも勝つことが出来たのは，ひとえに彼のおかげである。　　　　もうフロックだとは言わせない　　　　ドクター・ゼロ，大竹寛オリックスは真のバファローズではなくていてまえ打線の片鱗ももはやなしというわけではないだろうが，立ち上がり固くなったかばたついた以外は，軽くひねってしまった。ついに佐々岡真司氏の持つ連続イニングス無失点の球団記録を軽く塗り替えてしまった。防御率も余裕の零点台である。金田正一氏の持つ連続イニングス無失点日本記録，いや村山実氏以来のシーズン防御率零点台すら視界に捉えたんじゃないかという妄想にすら駆られる。とにかく今年の大竹寛はもう間違いなくルイスと並ぶ大黒柱である。この交流戦，きっと投げまくって勝ちまくってくれるだろう。そう信じたい。まあ，最終形としては辻褄を合わせていい勝ち方をしたのである。だからこそ，明日は意地でも打線が爆発して齊藤を援護して勝たねばならぬ。そうすれば，交流戦で嵐を起こして一気に浮上するチャンスも，まだ少しは残されているのだから。とにかく今日の勢いを明日以降に。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/05/19

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  pridegreen的こころその３；交流戦前夜の大反省会？

  （急遽大阪に変わったカープ選手の宿舎，時節柄この2人？もマスク着用で）悪魔：（テレビニュースを見ながら）そうか。ベイスターズはそう出るか。まあ仕方ないよなあ，あの成績じゃ。天使：まあこの時点で借金11じゃねえ。仕方ないんじゃないの？どうせよそさんのことやしぃ（語尾あげる）。悪魔：なんや，こっちに来たらしゃべり方まで関西テイストかい。それに，これは人ごとか？天使：何よ！ひょっとしてマーティを休養に追い込もうとしてるんじゃないの？天谷君に怪我をさせたのもあなたのせいだったのね！許せなーい！悪魔：そやかてなあ。開幕シリーズが貯金２でいま借金5やぞ。差し引きマイナス７やないか。天使：それは・・・交流戦になったら流れが変わるのよ！見てよ，防御率2点台の鉄壁の投手陣！ローテーションには余裕が出るからただでさえ楽できるのに小松君まで入ってきたのよ！悪魔：うーん，そのかわりシュルツとか横山とか梅津とか毎日見てるような気がするけどなあ。最近は林までフル稼働やさかいなあ。天使：いいじゃないの，それが今のカープの野球なんだから。悪魔：勝っとればええわい。なんか最近ほとんど無駄遣いやってるだけにしかみえへんぞ。天使：仕方ないでしょ！僅少差の競り合いが多いんだから。辛抱してしっかり守ってれば勝機はいつでもあるのよ！悪魔：そりゃええけど，点取らんと勝てんぞ。天使：今は仕方ないの！偶然バイオリズムが悪いだけなんだから。なんか最近特定のバッターに対する風当たりが強いけど，今に彼らが目にもの見せてくれるのよ！悪魔：そう言い続けてはやひと月半経ってるんやぞ。ここまで来たらやっぱりおかしいと思わなああかんやろ，えーっと（といってまたまた閻魔帳を取り出す）。天使：あーっ，またそうやって悪いレッテルを貼ろうとするーっ！こんなもの，えいっ！（といって道頓堀川に投げ捨てようとする。が，かに道楽の看板のカニの足に引っ掛かって難を逃れる）悪魔：こらーっ，俺の商売道具になにすんねん！天使：どうせまた特定の選手ばっかりいじめるネタにするんでしょ！シーボルとかマクレーンとか梵君とか嶋君とか梵君とか嶋君とか石原君とか嶋君とか・・・悪魔：さすが！ズバリ賞でナショナルの家電製品一式をプレゼント，といいたいところやけれども，やっぱり甘いなあ。天使：どうして？ほかには・・・確かに赤松君はすぐにポップフライ打ち上げたりバントが出来なかったりするし，廣瀬君も相変わらずチャンスでは打ててない上に昨日はとんでもないエラーをするし・・・悪魔：うーん，三万円五万円十万円運命の分かれ道！天使：ちょっと，茶化さないでよ，ほかに誰がどうだって言うの？悪魔：だからなあ，個々の選手がどうこうというレベルじゃないんや。組織として機能してないのが分からんかい？意地でも塁に出る，ひとつでも先の塁に進める，ランナーを意地でも返す。そういうもんは攻撃が組織として機能してないと出来るもんじゃないんや。それが出来てないからこうなるんやないか・・・・・・・・・あー，我ながらええこと言うなあ。神様あーーっ（もちろんBGMは"Zigeunerweisen"）天使：最後まで聞かないからね。じゃあ何？カープは組織として土台が怪しいってこと？悪魔：おー，ついに分かってくれたか。会社としてのカープまでなんて大きなことは言わんが，とにかく今のチームはやっぱり何かが変わらんといかん。たとえばファームとの選手のてこ入れだけでも違うんじゃないか？天使：でも，ファームだってそんな凄い数字を残してる人っていないのよね・・・悪魔：甘いなあ。こういう時は格より調子じゃ。今一番勢いが付いてる選手を上げてくればええだけやないか。あとは，井生とか尾形とか，まさに目先の一投一打に勝負がかかる奴かな。そう言う選手は土壇場でも強いんじゃ。天使：それは分かるんだけどね・・・悪魔：まあな，みなまで言うな。あの頑固一徹のマーティ・ブラウンが自分の選んだレギュラーをそう簡単に替えたりせんのは分かるわい。だからこそ，ここはやっぱり彼を休養に追い込んで・・・天使：ちょっと！そんなに簡単に言わないでよね！みんな心の中ではそう思ってるんだから・・・あ。悪魔：頼むから俺の出番を取らんといてくれ！それになあ，もうひとつ問題があるんや。ベイスターズは代わりにオバQさんだからまあ監督代行やっても見栄えがするかもしれんけど，カープの場合誰がどうするんや？天使：・・・・・・・・・・・・朝山君？それとも浅井さん？悪魔：うーん，やっぱり今のスタッフは天使にも信用されていないんかいな・・・それとも，ついに熱でも出したか？まあええ，時節柄人混みに長居は禁物じゃ，帰るで。（以下なぜか連れだってミナミの夜の街に消える）　なお，本日のBGMは，　　　　Frederic CHOPIN Piano Sonata No.2 in B-flat minor,Op.35　より 第３楽章　Lento ということにいたしましょう。お遊びはこれまで。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/05/18

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  誰か闇夜に一灯を灯さまほし

  なぜ今日の試合も負けたのか，いやどうしてカープはここまで落ち込んでしまったのかを，極めてよく表したプレイが，９回表にあった。いうまでもない，廣瀬が阿部の打球を後逸して３塁まで行かせたあのプレイである。あの場面。１死無走者だから無理をせずに単打で抑えておくという選択肢も十分あり得ただろうに，廣瀬はフライアウトを取りに行くのか無理をせずに深追いしないのか，全く中途半端なままグラブを差し出して，打球をみすみす後ろにそらせてしまった。マクレーンならともかく，廣瀬であれば絶対にやってはいけない類の最低のプレイであって，今日の敗戦の責任は全て廣瀬が負わなければならぬと言っても過言ではない。しかし，廣瀬だけがどうこうという問題ではあるまい。野手は全員自分で勝負をかけるのが怖くて縮み上がっているのである。だからこんな無様な試合しかできないんだと言っておきたい。いや，それ以上今日の試合について語ることは悲しすぎる。小松剛がどんなピンチに立たされても粘り抜いて最後は尻上がりに調子を上げてジャイアンツ打線を翻弄していただけに，余計に悲しい。これで，３連敗，借金５で交流戦に突入するという最悪の結果となってしまった。しかも，攻撃陣が機能していないというのは開幕当初から自明であったにもかかわらず，それに対して何ら有効な手を打つことなく漫然とここまで来てしまったのが最大の敗因であることは言うまでもない。しかも，ここ数試合になって慌てて手を打ち始めたものの，もっと早くに危険信号は鳴り続けていたのである。それに耳を塞ぎ続けたマーティ・ブラウンという人の責任はやはり万死に値すると言うべきだろう。いや，戦術という面になると全くダメだと言うことを証明した打撃コーチ両名もまた同罪である。まあ，私なんぞが現状のカープの論点に振れなくとも，一昨日，昨日の中国新聞「球炎」で，木村雅俊記者がばっさりと切り捨てておられる。まあよくぞそこまで書いて同じく現状に目を塞ぐカープファンを啓蒙していただきましたと思う。＞悠然とはできないが、必要以上の焦りが募る。それはどこに起因するのかと探れば、＞硬直化したベンチワークにたどりついた。それを１１日ぶりの地元試合が物語った。＞試合開始前のスタメンで落胆させられた上に、試合進行とともに＞最近の腹の立つ記憶をよみがえらせるからたちが悪い。＞シーズンの３０試合を過ぎれば、選手の見極めとともに、頑固さも見切る時である。＞不調の選手を使い続けるから失望感を大きくしているのだ。＞末永のようにムードを変えそうな若手はいるではないか。（以上，09/05/16）＞今更、貧打、貧打と嘆いたところで事態は好転しないだろうが、＞それが歴史的な惨状となると話は違う。＞１２度も攻撃して３安打の結果、チーム打率は２割２分５厘。＞今がシーズン半ばとしても、１９７３年の最終成績以来、３６年ぶりの低率である。＞近代野球でも極めて珍しい極貧打線は補強失敗か、キャンプの調整ミスか。＞はたまた３年間のツケと、その複合要素か。＞原因はいろいろあるとしても、今すべきことは明日への改善である。（以上，09/05/17）もう，私の書きたいことはすでにこれで出尽くしている。これを，なぜかマーティ・ブラウン原理主義者の多い主流派カープファンはどう読むか，聞いてみたいものだ。ああ，もうあまりの絶望の淵の深さに，流す涙もなくなった。少なくとも，今日この日に，今日の試合の，いやこれまでの総括をする気が起こらない。　　　　　　　♪　勝てなくなって　初めて知った　　　　　　　　　海より深い　鯉心　　　　　　　　　こんなに彼らを　愛してるなんて　　　　　　　　　ああ　ああ　マーティには　わかりはしない　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（Original Lyric by TAKAO SAEKI）てめえらしゃんとせい。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/05/17

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  ふざけるなマーティ。やる気あるのか

  もうあきれた。書きたいことは山ほどあるが，書けない。怒りで手が動かない。これだけ攻撃陣がどん底の状態にありながら，なんの手も打とうとしない。いや意地でも自分の選んだ主軸選手にこだわって前が見えなくなっている姿。はっきり言って５月３日以来，ずっとこんな試合ばかり見せられている。これだけ同じような負け方をして借金を膨らませているのにもかかわらず，なんのてこ入れもしようとしない首脳陣。今の政局ではないが，てめえらいったん解散しろ。それで一から人選をやり直せ。といいたくなる。いや，少なくとも，これだけは言えるだろう。MARTY,GET OUT！そして，打てなくても打てなくても守備で足を引っ張ってもなぜか起用してもらえるシーボルと嶋に。どうでもいい場面で点に繋がらないヒットを打って，いざチャンスになれば絶望的なほど打てないような奴に，この非常時に試合に出る資格はない！腹立ちついでのとどめを刺す。青木高広。何度も言うようだが，本当にお前には失望した。特にラミレスにホームランを打たれた後のコメントが情けない。「初球から振ってくるのが分かっているバッターに甘く入ってしまった」と。だからいつまでたってもてめえは勝てないんだよ！甘い。本当に精神面が甘い。そんなことを言ってまだ許してもらえると思っているところが腹が立つ。こいつもまたこの非常時には不要である。こんなどうしようもないでたらめな試合での闇夜の一灯は，やはり末永と廣瀬である。とにかくこんな時期だからこそ，この真っ暗な雰囲気に染まっていない連中の出番だろう。それを野球の神様は教えてくれているんだと思う。しかし，自分だけの深い闇の中に入ってしまったマーティ・ブラウンの耳には聞こえないだろう。これせ，ついに借金４となってしまった。もう現状のカープにはこれを持ちこたえる力すらないだろう。いや，それはすでにこれまでの戦いで証明されているのだが，マーティ・ブラウンが何もしないからである。現状を打破するためには，変革への強い意志が必要である。変革は，破壊と表裏一体の関係にある。いや，破壊こそ創造の母なのである。マーティ・ブラウンのもとで現状打破が出来ないならば，次はマーティ・ブラウンを打倒せねばならぬ。今日もまたその思いを強くしたところである。もうあんな人にはまかせられない。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/05/15

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  どうだマーティ，思い知ったか

  天谷骨折による緊急離脱で，いったいどんなオーダーを組むか，ひとつの見物だった。こういうときこそ，将たる者の器量がもっとも問われるのであるから。しかし，やっぱりマーティのやることである。彼は自分の殻に閉じこもってとうとう目先のことすら見えなくなってしまった。案の定，彼は頑なまでに自分の信ずるレギュラー選手に固執し，変革を拒んだのである。その結果が，今日の試合結果そのものだと思っている。予想通りオーダーに入ったマクレーン。打つ方でも当てにならないのに，今日は二度も守備でチームの足を引っ張ってしまった。普通に捕れるレフトフライを頭の上を抜かれて3塁打にされたのは論外だが，それより２回裏，結果的に犠牲フライとなった赤星の打球処理の姿。草野球並みである。もうレフトでの起用は限界だろう。あんなんじゃ１試合に３本ずつホームランを打ってくれないと割に合わない。それどころか，それで攻撃にも悪影響を及ぼしているのであればもっとあり得ない話である。ほかには，３番シーボルもなかなか彼への偏執狂的こだわりが垣間見えて笑うしかないのであるが，やはりというかなんというか，昨日スーパープレイを演じた廣瀬，昇格以来スターター起用がない松本と同様，末永に登録即先発の機会すら回さなかった。彼はよほど今のファームの選手がいくら試合で結果を出しても信用できないらしい。多分，誰が上がってきても結果は同じだったのだろう。マーティ・ブラウンの固執するレギュラーの座を犯すことは許されないのだ。そのレギュラーの出している結果が悲惨極まりないために，かえって余計に意固地になっているのだろう。本当に困った人だ。今日の試合については，何もない。あんな澱みきったヘドロのような野球など，金を取って見せてはいけない。ただそれだけである。そんなに一同揃って死んだ目をしてだるそうに野球をやるんだったら消えてなくなれということくらいしか付け加えるほかはないだろう。これ以上何をいっても無駄だから，客観的な数字を示して，いかに今のカープはどうしようもないかと言うことを書き連ねて今日はもう終わらせたい。というより，怒りで震える手ではまともなことなど書けはしない。５月２日以降だけに絞って◎　カープのランニングスコア　　10100412X/000200000/011100000/110000000/000011000/000101010/000013000/000010000/000000000/0000000101/000000001。見事に0と1ばかりである。◎　現在継続中の記録　40イニングスゼロ・ワン得点，同じく一打撃機会での複数得点なし。58イニングス連続本塁打なし。これを見て，何かが間違ってると思わない人がいたら，はっきり言うがカープファンなど名乗る資格はない。しかもこの流れは開幕戦以降ずっと続いているのである。これぞまさにマーティ・ブラウンのこだわりが誤りであることを野球の神様が証明させ給ひしものに非ざらむか。奇しくも昨年のこの時期，まさしく交流戦序盤のカープとの試合前日に，オリックスはコリンズを解任し，大石大二郎監督代行（現監督）となったのである。今年は，我がカープの番でいいじゃないか。本当に今シーズン勝ち抜く気があるのならば，もはやマーティ・ブラウンはその器量ではないことを，もう十分すぎるくらい示し続けているのだ。監督代行？現有の一軍コーチングスタッフ及び二軍監督は論外。じゃあ誰がいるかって？あえて言えば阿部か浅井か朝山だが，緒方孝市プレイイングマネージャーでいいじゃないか。もうあんな人にはまかせられない。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/05/14

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  ああうるわしき恥の祭典

  本当に，昨日に負けず劣らずカープはどうしようもない恥さらしの試合をやってしまった。しかし，それでも今日は勝った。内容は最低だが，結果最悪よりはよい。いや，ひとつだけ今日の試合の勝負を決したスーパープレイをスルーするわけにはいかない。言うまでもない。最後のアウトを取った廣瀬のダイビングキャッチだ。あれこそがまさにプロフェッショナルと呼ばれるべきプレイなのである。とにかく，ポジショニング，ジャンピング，ハンドリングの全てがパーフェクトだった。さすがは廣瀬である。いや，これだって，ファームで結果を残して戦列に戻って即ホームランを打ちながら，まさにそれを無視するがごとき冷や飯を食わせ続けたマーティ・ブラウンの仕打ちに負けず，いつでも出られるように万全の準備をしていたからこそ，痺れるような場面で最高のパフォーマンスが出せたのだと思う。今日の試合の唯一の白眉はこれしかない。それに引き替えである。もういちいち摘示するのも悲しくなるのだが，攻撃陣どもの不甲斐なさたるや，もはや涙も出ない。無死１・３塁が２度，無死満塁が１度，これで点を取ったのが押し出し四球での１点だけなんて，はっきり言ってふざけている。とにかく，厳しい言い方だが，組織として意地でも点を取って勝つという態勢になっていない。だからこそ，しょうもないミスばっかりするのである。結果的に二度の無死１，３塁のチャンスを壊すことになってしまった天谷の不可解な走塁ミス（これで言えることは，両ベースコーチはやっぱり無能だから腹を切れと言うことであるが）もひどいが，もっとあきれたのは９回表無死一塁からの石原と赤松の連続バント失敗である。いや，失敗したことだけを云々するつもりはない。問題はその後の二人の態度である。石原は，なんとか併殺だけは防いだことを確認した後，よしとばかりに拳を突き上げていた。赤松は，昨日に引き続いて同じような形でバント失敗をしたにもかかわらず，ベンチに戻るときに一瞬へらへらと締まらない表情を見せかけた。どういう了見でてめえら野球やってるんだ　との怒りを禁じ得なかった。だから，点が取れないのである。あえて嫌みな数字をあげるが，決勝点となる栗原のタイムリーヒットは実に３１イニングスぶりのタイムリーである。いやそれ以前に２０イニングス連続無得点では話にならない。もっといえば先週土曜日の６回表に３点取って以来，またまた３１イニングス連続ゼロ・ワン得点を継続中である。もうこのくらいにしといてやるが，これで５０イニングス連続本塁打がない。それでもマーティ・ブラウンは何も変えようとしない。まさしく，不協和音があちこちに軋んでいるにもかかわらずマーティ・ブラウンの世界観だけが滔々と披瀝される恥の祭典状態なのである。こんなんで明日は何とかなると思えと言う方が間違いだろう。ただし，客観的に見るなら，実は相手の一番痛いところを破って勝っていることは確かなのだ。いうまでもない。ミッチェル・レポート以来別人のように精彩を欠いているウィリアムスと，体調万全ならずファームへの隠退を余儀なくされて戻ってきたばかりの藤川である。明日以降のことを考えると，この点は大きいだろう。サンテレビ専属かと思っていたらなぜかABCラジオに顔を出した伊藤文隆はもう藤川は万全であるかのような空手形を切っていたが，ストレートで空振りが取れずにしかもコントロールがアバウトで，変化球もすっぽ抜けが目立つような状態でしかなかったのは明々白々である。今日のようなピッチングしかできないのならばもう必要以上に恐れる必要など何もない。だからこそ，明日である。明日勝たないと何の意味もないのである。勝ったけど何かが間違っている。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/05/13

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  あわれ大竹・・・やり場のない怒り

  大竹寛は素晴らしかった。もう誰が何と言おうと赤ヘル投手陣の屋台骨を支えるに余りある力であることはもう十分証明できただろう。それだけに，勝たせてやりたかった。今日こそ，大きく胸を張っていっていいだろう。マーティ・ブラウンのせいで負けた。今日のスターターを見た時点で，この人は中国新聞の5月11日朝刊の「球炎」を根に持って，頑なまでに自らの正統性を主張したいんだなということがよく分かった。そうでなければ，特に最後の段に書いてあることに徹底的に逆らうようなことをするわけがない。その結果証明されたのは，やっぱり今の用兵戦術は絶対にどこか間違ってるということだけである。まあ，老兵下柳に2安打完封負けという結果を出してしまった時点で，打撃コーチは辞表を書くべきだと思うが，それ以前に，５月に入ってからろくに点が取れず，やっとこさ３点４点取るのがやっとのような状況で，結局今日もまた意固地になって何の手も打たなかった時点で，もうおしまいである。それだけならまだしも，またしても意固地になってしまったのは大竹の交代のタイミングである。意味が分からない。しかもここのところ明らかに調子を落としている横山を最初に出して時点でもっと謎である。どうせこれまたマーティが狂信的にこだわる球数による交代なんだろうし，それ自体納得いかないのだが，さらに言うなら，これまでの通例であればあの場面はまずシュルツが出てきたはずである。松山でのスワローズ戦の継投でも疑問を持ったのだが，どうもシュルツに何かアクシデントがあったのではないかとの疑いがある。特に昨年も球団とプレスが結託して横山のアクシデントをひた隠しに隠そうとした前例があるだけに，その疑いを強く持っている。そのくらいしか，もう言うことがない。試合内容について触れるのは悲しすぎる。これでついに借金３。それまでなんとか２で踏みとどまってきたのが，ついに一気に決壊しそうな気配である。しかも，状況が昨年の７連敗の時と酷似している。あの時も，マーティ・ブラウンが負ければ負けるほど意固地になってオーダーの組み替えとか戦術の変更とかファームからのてこ入れとか言うことを一切拒み，同胞の外国人選手には最大限の甘さを見せて，なすすべもなく崩れきったのである。あの時のチーム状況が，不気味にシンクロしてくるのだ。そうなると，この状況はちょっとやそっとでは打開できないことは間違いあるまい。マーティ・ブラウンある限り。哀れマーティ・ブラウン。私の目に映るのは，周りに諫言する者もなく聞く耳も持たない哀れなはだかの王様が老醜をさらしている姿のみである。　　　　　　　　　　MARTY,your game is over.　　　　　　　　　　You SHALL retire to private life.自分の信念とカープの勝利とどちらが大事なんだ。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。（後記の後記）ひとつだけ言い忘れてた。石原よ。君には学習能力があるのか？それより，相手チームの特定打者に対する邪念はないか？？？

  2009/05/12

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  悲しき言い訳と論理の破綻

  昨日のゲームでマーティ・ブラウンが構成した珍妙なるスターターについては，やはり言い訳をしなければならないという判断に当局が達したのかは知らないが，一斉にその理由が大マツダ報道報国会傘下のスポーツ紙から流れてきた。曰く，「昨年度の館山との相性でどうしても梵と嶋を使いたかった」。その上で，東出と赤松をなぜか休養させなければいけなかったそうなのである。普段は相性とか格とか調子とかいう言葉を極端なまでに嫌うくせに，こういう都合のいいときだけ持ってくるなといいたいところであるが，それにしても，この理由付けは悲しいくらいダメダメである。というより，前提からして論理が破綻しているのだ。嶋と梵の対館山の対戦成績は，いずれも昨年のものである。いうまでもなく，こういう力関係などというものは１年経てばばったり変わるのが通例というものである。したがって，当年度の相性を当該年度に考慮するのであればまだしも，去年のデータでそれをやるというのは愚の骨頂である。いや，百歩譲ってその点は認めてあげるとしよう。しかし，それにしても，いくらこの二人を使うからといって，直ちに東出と赤松を休養させ，あんな珍妙なオーダーを組ということはならないはずである。いや，はっきり言ってしまう。ショート梵，サード石井琢朗が常道であるはずだ。何せサードを守っている人はポイントゲッターとして期待されながら近時は全くそれに足る結果を残しておられないのである。よって，本来であれば休養すべきはこの人である。しかしながら，あえてその点をスルーしたのであれば，マーティ・ブラウンの中ではサードシーボルは神聖不可侵であることを見事に自白したのに等しいのだ。それじゃセカンドはどうするかって？それじゃなんのために松本高明を上げてきたんだと言う話になる。まさか松本は求めている職分は代走のみ，余計なことをしてはならないという秀逸なギャグを言ってくれるわけではあるまい。もっとも，広島という土壌はヒエラルキィを重んじる，ある意味カースト制度のようなものであるから，それが洒落にならないのが恐ろしいのではあるが。ということになると，明日からの西宮でのシリーズも，どういうラインナップが並んでどういう野球をやるかと言うことは，容易に想像が付く。そう，現状維持の徹底的な墨守　に他ならない。もちろん，そんなに簡単にトレードや外国人移籍がまとまろう訳もなく，一番手っ取り早いのはファームとの入れ替えであることは，弊ブログにお寄せいただいているコメントの中でも渦巻いているところである。しかし，少なくとも明日はあり得ないだろう。多分ホームに戻るまではないだろう。これは，カープのファームが参加している社会人野球広島大会で，カープが準決勝に進出してしまったからである。その準決勝と決勝は１２日。すなわち明日。ウェスタンの試合と違って，こういう大会の場合はあらかじめ出場すべき選手が登録されているはずであって，もしファームの主力が一軍に上がって一軍の選手が代わりに下がってきたときに，大会に出られない可能性が高い（もし違っていたらご勘弁を）。となれば，今ファームでスターターででるようなバッターは，間違いなく明日まではそちらに専念させられる。したがって，間違いなく西宮のシリーズまでは現有メンバーでお茶を濁される可能性が極めて高いのだ。このままでは，カープの浮上は当面無理だ。結果を出せなくてもなんとか理由をつけて使ってもらえる選手がいるということ自体，組織としての士気を低下させるだけだ。唯一の期待は，今朝の中国新聞朝刊「球炎」で，木村雅俊記者が我々の声を代弁してくれたがごとく（そんなはずはないだろうが）珍しくストレートにだめ出しをしたことである。こういう後には，意外に何か動きがあることが多いので，とりあえず明日のお手並み拝見である。＞真剣勝負の優先事項を今季の調子ではなく、昨年の相性としたベンチワークの失敗だろう。＞最優先されるのは今の調子であるべきだ。＞選手起用は今年も不可解である。最近不振の東出が休養し、１カ月も不調のシーボルに休養はない。＞米国マイナー通算１６６８試合出場のマクレーンは外野経験がわずか４試合で、本職は三塁手という。＞慣れない守備位置から打撃を崩している可能性もある。策士が動くならここではないか。本当に動くには今しかない。BlogPeople↑ポチッと，クリックしていただけると励みになります。よろしくお願いします。（後記）こちらも引き続きご尽力をお願いしたい。現行広島市民球場を「登録有形文化財」として保存しよう！（URLは「http://www.shomei.tv/project-773.html」）の署名プロジェクトである。

  2009/05/11

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