NZ文部省補助の音楽教室
国から教育補助金を受けているので、格安(年間$80)でこちらの小学3年生から中学3年生まで音楽教室を任意で受けることができます。音楽の基礎が何もない子供は、まず、リコーダーを1年。そこで、音符CDE, F#など、(こっちではドレミではなくコードで音符を教えます)。音符の読み方、記号の読み方などといっしょにグループ(7人まで)で毎週土曜日の午前中に45分。教室の雰囲気はヤマハ音楽教室といった感じでしょうか。1年のリコーダーかキーボード(本人持参)が終われば、バイオリン、チェロ、クラリネット、フルート、ドラム、サックス、トランペットの中から習いたい楽器を選べます。このクラスに入ると、グループレッスンの後、オーケストラの練習にも出るようになります。1年目のリコーダー、キーボード、1&2年目の各楽器のクラスがジュニアとよばれます。各楽器を習って、3&4年目のクラスがシニアと呼ばれ、このチームでもオーケストラを組みます。うちの子は今年初めてこの音楽教室に通い始めました。今日はその最後の日、コンサートでした。リコーダーだけで3クラスあるので、クラスごとの発表、全体の連奏など披露しました。わが子クラスはWe wish you a merry Chrismasを演奏。送りに行ったらみんな赤いサンタハットをかぶってたのであわてて自宅にとりに帰ったというハプニングがありましたが(^^;無事に終了!リコーダー隊は音もずれずにハーモニーになってったし上出来だったと思います。地元の中学校を借りて音楽教室をしているのですが、体育館のステージにリコーダーのクラスの子供たち、ステージの下にオーケストラをセット(父兄のボランテイァでイスやスタンドなどセットアップします)向かい合って客席、といった様子です。わたしはこの父兄ボランティアを手配する役員を引き受けてしまってから、はやり前よりお手伝いすることが多くなりました。今回はそれで、息子(ジュニアクラス)のあとのシニアの発表会も聞いたのですが、オーケストラ上手でびっくりしました!ジュニアはやはり初めて習う楽器なので、オーケストラ演奏じつはかなりずれてるなぁ、といった感じでしたが(一生懸命さは伝わってきます!)でも、音はまだまだ・・・それが、3年、4年目のクラスとなるとこうも違うのか!と一人前の音を聞かせてました。ジャズアンサンブルもあり。表彰式などもあり、子供たちの態度も違いました。演奏会を終えて思ったこと。この音楽教室、中学生を卒業するとやりたくても入れなくなります。この演奏をみてNZは中学3年まではまだ子ども扱いで国から補助がでるけど、高校からは大人として扱われるんだなぁ、という印象を受けました。このオーケストラからオークランドフィルハーモニーなどに入った子供たちもいるようです。子供のときから一人前扱い(しめるとこはしめて)環境が育てる面を見た気がします。また、卒業生でプロとして演奏している人をゲストプレイヤーとして招いたりもしています。運営は全員父兄ボランテイィア15年以上歴史があるとか・・ちなみにわが子は来年チェロを所望。どうなることか・・でも楽しみです!来週の土曜日は各楽器の先生方(といっても多くはここの卒業生などの若い学生さんなのですが)や役員、会場を貸してくださっている中学校の校長先生をお呼びしてのクリスマスランチ会です。このケイタリングもわたしの仕事の一部になってたのですが、手配は完了。あとは当日いかんせんかな(^^)/楽しみです。ホームページセレクトニュージーランドにも是非遊びにきてくださいね。海外(NZ)で暮らす、働く(モンテソーリプレスクールで働いています)、NZの学校教育など、暮らし全般を気ままに書いている、「ニュージーランド気ままエッセイ」などもあります。