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カテゴリ:なんちゃって星と嵐
土曜日に山歩きをしたときのこと。
大霧山から定峰峠、そのあと白石峠を通って堂平山にたどりつく直前に、堂平山とほぼ同じ標高(867m)の剣が峰というピークがありました。 写真の右の階段を5分くらい登って行けば、でっかい電波塔のある剣が峰のピークをハントすることができるけど、これを登る意義はあるのかな、目の前にあるピークにそっぽを向いて通り過ぎる左の道を行こうかな、どっちにしようか迷いました。 どっちを選択するかは、今後の山歩き人生を占うもののように思われました。 ピークハンターとして生きる道、ピークにこだわらないヤマアルキストの道。さあ、自分はどっちの道を歩むのか。 結局、さほど興味のないピークに登らない道を選択しました。 しばらく歩いて振りかえると、同じように電波塔が建ってました。重大な選択のように思えたことがどうでもよかったように思われました。登りたいと思えば登ればいい、登らなくていいと思えば登らなくていい。 たいていの人生の分岐点は、そんなもんなんだろうな、と思いました。重大な選択も、実はたいしたことのない選択であって、真剣に考えるほどのことじゃない。 人生の中には様々な分岐点があるけれども、どの分岐点も戻って歩き直すことはできない。選んだ道をただ歩けばいい。そんな風に思ったら、また歩くのが楽しくなりました。ひとりで山を歩くって、ほんとに楽しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年02月28日 22時15分55秒
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