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カテゴリ:なんちゃって星と嵐
槍沢のキャンプ地で岩に座って朝ごはんを食べていると、下からぽつりぽつりと人が登ってきます。おはようございまーす、なんて挨拶しながら、だんだん僕も早く登りだしたい気分になってきました。まだ朝露で多少濡れているテントをたたんで、6:50分ころに槍ケ岳に向かって出発しました。
今日は、槍沢を北西に向かってどんどんのぼり、宿泊予定のヒュッテ大槍によってザックを降ろし、軽装で槍アタックの計画という計画です。 しばらく進むと、東鎌尾根の左端に、尖った岩が見えてきました。あれ?もしかしたらあれが槍ケ岳山頂ではないだろうか・・・。休憩していた人に聞いてみたら、違うよ、槍はあんなにちっこくない、だそうです。残念。 途中の雪渓は、気温が高いのでアイゼンがなくてもザクザク歩けます。そのつもりでアイゼンなんて持ってきてないし。雪渓はやや涼しいのですが、紫外線はすさまじそうです。サングラスなしの人がたくさんいるのが驚きです。1,2時間おきに日焼け止めクリームも欠かせません。 さっき、あれが槍かどうか聞いた人と、越したり越されたりしながらの登りです。振りかえると左に赤沢山、左に横尾尾根、その間に挟まれた槍沢雪渓。ステキな光景に何度も何度も振り返りながら登りました。 9:00に天狗原分岐。再び山道を歩きます。途中の沢でジャブジャブ顔を洗って、ついでにすくった水を頭にもかけます。あー気持ちいい~っ。あっと言う間に乾いちゃうけどね。 雪渓をトラバースして見上げると、あ、あ、あー、あれこそ槍だっ!始めてみるけど、間違いないよ。ちょうど、さっき聞いた人が追い付いてきたので、あれは本物ですよねー、と確認したところ、はははと笑いながら、うん、本物だよって。 やったー、槍見たー。 彼を含めてほとんどの人は雪渓を直進していきます。僕は北側のお花畑のつづら折り。道は良くないけれど、気持ちが高揚しているから全然へっちゃらです。 ヒュッテ大槍に着いてザックを降ろし、サブザックに水とスケッチブックなどの小物だけ入れて、意気揚々と槍を目差しました。 このルートはいわゆる東鎌尾根の最終パートです。岩だらけのルートを慎重に歩きます。そしてときどき立ち止まっては槍の鋭い穂先を見上げます。ほんとに槍が目の前にあるんだなあ。パブデ感激!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年07月19日 06時35分52秒
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