黒ヂョカ
先週末、うちのかみさんと一緒に、焼酎バー「きっぴす」に行ってきた。「きっぴす」には、焼酎が200種類くらいあって、どれを飲もうかメニューを見ていると決まらない。「飲み易い芋焼酎だったら、魔王なんかいいんじゃない」とお勧めする。 自分はお勧め米焼酎にしてみた。最近のお勧めは「富士の露」だそうな。フルーティー&ナチュラル、これ好きですね。まいうまいう。 かみさんは、次は3種お試しセットにしてみると言う。これはどれでも3種類選んでいいというお得なセットだ。麦、麦、麦でも、森伊蔵,佐藤(黒),ばくだんハナタレでも、なんでも3種OK。結局自分で選べないかみさんは、店主お任せで3種類を選んでもらう。 僕は、原酒不明の「きっぴす」のお湯割りにしてみた。割り水して一晩寝かせたものらしいのだが、それを燗するということか。黒ヂョカで。 黒ヂョカを生で見たのは初めてだった。急須のような土瓶蒸しの土瓶のような・・・平べったいすっぽんのようなやつ。 これがうまい。めちゃめちゃうまい。水と焼酎の驚くべき調和、会合、エマルジョン・・・それが自分の口、喉、食道の粘膜にするするするーっと浸透していくのだ。胃に達する前にすべてが吸収されてしまいそうな親和感なんよ。 手酌でお猪口についで飲む。また飲み干して、ついで、飲む。くーっ、たまんない。 いやー、もう六月だけど、上半期1、2位を争うくらいのうまさだわ、コレ。黒ヂョカも欲しくなっちゃうねえ。 あれ、かみさんが何かしゃべっている。「・・・ねえ、ねえ、それってどう思う?」 へっ?何の話だっけ? 全く聞いてなかったょぅ・・・。