笑うヨガやってみたい★
《スマヨがステーションより》ハリウッドのセレブをはじめ、世界中の人々が熱中する究極のワークアウト「ヨガ」。現在ニューヨークには200以上ものヨガスタジオがあり、いまやあのスターバックスと並び、町中で最も多く目にする存在となっています。そんなニューヨークで、いま絶大な効果を持つとして新たに注目を集めているのが「laughing yoga(笑うヨガ)」です。その驚くべき効果を紹介します。 Laughing yogaが生まれたのは、ヨガ発祥の地・インド。従来のヨガよりも手軽で、効果的なものを…と医師マダン・カタリアによって1995年に完成されました。以来、その効果の高さにニューヨークをはじめ、世界中に普及、わずか10年でいまでは2500以上のスタジオが開設され、およそ25万人が実践しているといわれています。実際、ニューヨークの地元紙も、「見知らぬ者同士が集まって大笑いする【笑うヨガ】が新たに大ブレークし、最高のエクササイズといわれている」(デイリーニュース)、「笑うヨガは、自由なヨガの形として、だれでも自分だけのエクササイズを作り上げることができる」(ウォールストリートジャーナル)などと、このムーブメントを伝えているほどです。 では、このlaughing yoga、一体どんな効果があるのでしょうか。もともとストレス解消などには高い効果を発揮するヨガ。そこに「笑い」を組み合わせることによって、ただストレスを解消するだけでなく、ポジティブシンキング――「前向きな性格」へと変身させ、さらには顔の筋肉を使うため、たるみを解消し、見た目も若くなるといいます。しかも、「笑うヨガ」が消費するカロリーは1時間あたり400~600キロカロリー。これはボート漕ぎに相当する運動。横隔膜や腹筋を激しく動かすことによって、心肺を強化、さらには血糖値や中性脂肪を低下させ、ダイエットにも効果的なのです。それだけではありません。笑いの最大の効能――それは「免疫力のアップ」。ヒトの体内には病気を防ぐ免疫システムのひとつとして、ガン細胞も殺す力をもつというリンパ球、「NK細胞」が備わっています。しかし、このNK細胞は、ストレスを感じた時、働きが格段に落ちてしまうのです。そんな時、ストレスを解消させる力をもつ「笑い」を取り入れると、その力でNK細胞を活性化させることができます。つまり、病気になりにくい体を作ることができるというのです。笑うヨガのポイントはふたつ。まずは「アイコンタクト」。ひとりでニヤニヤしているのではなく、誰かと目を合わせ、お互いに笑いあうことによって、より笑いやすくなり、効果がアップするのです。ふたつ目は、自由に体を動かすこと。ジッとしているだけでは笑いは生まれません。必ず立って、自由動き回ることで、より感情が高まるのです。ただ生活するだけで1日300~400回は笑うという子供。それに対し、大人は1日わずか15回程度。笑う機会を意識的に増やすことで、子供のような純粋な心と健康な体を手に入れることができる、それがlaughing yogaなのです。